JP2009024581A - 動弁装置におけるラッシュアジャスタ - Google Patents

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Yoshinobu Akamatsu
良信 赤松
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Abstract

【課題】アジャストスクリュの抵抗の低減化を図ることができるようにしたラッシュアジャスタを提供することである。
【解決手段】円筒状のボディ21の開口端部の内周に鋸歯状の雌ねじ22を形成し、その雌ねじ22にアジャストスクリュ23の外周に形成された鋸歯状の雄ねじ24をねじ係合する。ボディ21の内部にアジャストスクリュ23を外方に向けて付勢するコイルばね25を組込み、そのコイルばね25の端部に形成された小径のコイル端部25aとアジャストスクリュ23の対向部間にボール26を組込み、そのボール26をアジャストスクリュ23の下面に点接触させるようにして、アジャストスクリュ23の回転抵抗の低減化を図る。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関における動弁装置のバルブクリアランスを自動調整するラッシュアジャスタに関する。
カムの回転によって吸気バルブあるいは排気バルブ(以下、単にバルブという)を開閉させるアーム式動弁装置にはスイングアーム式(エンドピボット式)とロッカーアーム式とが存在する。スイングアーム式の動弁装置においては、カムの下方に配置されたアームの端部をピボットで支持し、そのアームをカムの回転によりピボットを中心に揺動させ、その揺動側の端部でバルブステムを押し下げてバルブを開放させるようにしている。一方、ロッカーアーム式動弁装置においては、カムの上方に設けられたロッカーシャフトを中心にしてアームを揺動自在に支持し、上記カムの回転によりアームの一端部を押し上げ、アームの他端部でバルブステムを押し下げてバルブを開放させるようにしている。
上記いずれのアーム式動弁装置においても、ラッシュアジャスタの組込みによってバルブクリアランスを自動調整している。
上記ラッシュアジャスタとして、筒状のボディに形成された鋸歯状の雌ねじにアジャストスクリュの外周に設けられた鋸歯状の雄ねじをねじ係合し、そのアジャストスクリュを上記ボディの内部に組込まれたコイルばねにより外方向に向けて付勢するようにした機械式ラッシュアジャスタが従来から知られている(特許文献1参照)。
特開2005−248912号公報
ところで、上記ラッシュアジャスタにおいては、アジャストスクリュの後端面にコイルばねの端部を接触させた構成であるため、アジャストスクリュの回転抵抗が大きく、その回転抵抗によってアジャストスクリュの回転運動が阻害され、アジャストスクリュを軸方向に移動させることができず、バルブクリアランスを自動調整することができない可能性がある。
この発明の課題は、アジャストスクリュの回転抵抗の低減化を図り、アジャストスクリュを円滑に回転させることができるようにしたラッシュアジャスタを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、開口端部の内周に雌ねじが形成された閉塞端を有する筒状のボディと、そのボディの雌ねじにねじ係合される雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、ボディ内部に組込まれてアジャストスクリュを外方に向けて付勢するコイルばねとからなり、前記雌ねじと雄ねじのねじ山を、アジャストスクリュに負荷される軸方向の押込み荷重を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状とした動弁装置におけるラッシュアジャスタにおいて、前記アジャストスクリュと前記コイルばねの対向部間にボールを組込んだ構成を採用したのである。
この発明に係るラッシュアジャスタにおいて、コイルばねは小径のコイル端部を有する円筒コイルばねであってもよく、あるいは、円すいコイルばねからなるものであってもよい。いずれのコイルばねも小径端のコイル端部でボールを支持する組込みとする。
ここで、ボールとして、玉軸受のボールを採用することにより、そのボールは入手が容易であり、ラッシュアジャスタのコストの低減を図ることができると共に、上記ボールは真球度、面粗度に優れているため、アジャストスクリュの回転抵抗をより低減させることができ、機能性に優れたラッシュアジャスタを提供することができる。
また、アジャストスクリュは、ボディの外部に臨む先端部に半球状のピボット部を有するスイングアーム式のものであってもよく、あるいは、ボディの外部に臨む先端にバルブステム押圧用の球面を有するロッカアーム式のものであってもよい。
上記のように、この発明においては、アジャストスクリュとコイルばねの対向端部間にボールを組込んだことにより、アジャストスクリュはボールに対して点接触する状態で回転するため、その回転抵抗は極めて小さく、アジャストスクリュをスムーズに回転させることができ、ラッシュアジャスタの機能を充分に発揮させることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係るラッシュアジャスタAを示し、図2は、そのラッシュアジャスタAが組込まれたスイングアーム式動弁装置を示す。スイングアーム式動弁装置においては、シリンダヘッド1に形成された嵌合孔2にラッシュアジャスタAを組込み、そのラッシュアジャスタAによって一端部が支持された揺動可能なスイングアーム3の中途にローラ4を回転自在に支持し、そのローラ4をカムシャフト5に設けられたカム6の回転により押し下げてスイングアーム3を揺動させ、そのスイングアーム3の他端部でバルブステム7を押し下げて、バルブステム7の下端に設けられたバルブ8を開放させるようにしている。
ここで、バルブステム7は、上端にスプリングリテナ9を有し、そのスプリングリテナ9に負荷されるバルブスプリング10の押圧力によってバルブステム7は下端のバルブ8がバルブシート11に密着する方向に付勢されている。また、スイングアーム3の一端部の下面には半球状の球面座12が形成されている。
図1に示すように、ラッシュアジャスタAは、嵌合孔2に嵌合される円筒状のボディ21を有している。ボディ21は下部が閉塞し、上部が開口している。その開口端部の内周には雌ねじ22が形成され、その雌ねじ22にアジャストスクリュ23の外周に形成された雄ねじ24がねじ係合されている。
ボディ21の内部にはアジャストスクリュ23をボディ21の上端開口から突出する方向に向けて付勢するコイルばね25が組込まれている。コイルばね25は円筒コイルばねからなる。この円筒コイルばね25は一端に小径のコイル端部25aを有し、そのコイル端部25aがアジャストスクリュ23の平坦な下面と対向する組込みとされ、その対向部間に組込まれたボール26はアジャストスクリュ23の平坦な下面の中央に点接触している。
ここで、ボール26として、入手が容易な玉軸受のボールを採用することにより、ラッシュアジャスタのコストの低減を図ることができると共に、上記ボール26は真球度、面粗度に優れているため、アジャストスクリュ23の回転抵抗をより低減させることができる。
ボディ21に形成された雌ねじ22とアジャストスクリュ23の外周に形成された雄ねじ24は、アジャストスクリュ23に負荷される押込み力を受ける圧力側フランク27のフランク角が遊び側フランク28のフランク角より大きい鋸歯状とされ、その鋸歯状ねじ山にコイルばね25の押圧によってアジャストスクリュ23が回転しつつ軸方向に移動するリード角が設けられている。
アジャストスクリュ23のボディ21の上端から外部に位置する上端には球面状のピボット部29が形成され、そのピボット部29によってスイングアーム3の一端部に形成された球面座12が支持されている。
実施の形態で示すラッシュアジャスタAは上記の構造からなり、そのラッシュアジャスタAが組込まれたスイングアーム式動弁装置において、シリンダヘッド1の熱膨張によってバルブステム7とアジャストスクリュ23間にバルブクリアランスが生じると、円筒コイルばね25の押圧によりアジャストスクリュ23が遊び側フランク28に沿って回転しつつ突出する方向に移動してバルブクリアランスを吸収する。
また、アジャストスクリュ23がバルブステム7によって押し込み力を受けると、雌ねじ22とアジャストスクリュ23の雄ねじ24のねじ係合部に形成された軸方向のねじ隙間を詰めるまでアジャストスクリュ23が軸方向に移動する。さらに押し込み力が負荷されると、互いに圧接する圧力側フランク27により上記押し込み力を受け、アジャストスクリュ23が回転しつつボディ21内に没入する方向に向けて移動するのを防止する。
反対に、バルブシート11の摩耗等によりバルブステム7の上端とカム6間の距離が縮まると、アジャストスクリュ23はバルブステム7から負荷される軸方向の変動荷重により徐々に押し込まれて回転しつつボディ21内に没入する方向に向けて移動し、カム6のベース円6aがローラ4と接触するバルブ閉鎖時にバルブ8が不完全に閉鎖するのを防止する。このとき、アジャストスクリュ23は前記軸方向の変動荷重の最小値が0となる位置からさらにねじ隙間分だけ押し込まれ、それ以上は後退しない。
一方、バルブクリアランスの調整が必要のない定常的な運転状態のときは、アジャストスクリュ23は殆ど回転せず、雌ねじ22とアジャストスクリュ23の雄ねじ24のねじ係合部間に形成された軸方向のねじ隙間の範囲内で軸方向変位を繰り返す。
ラッシュアジャスタAにおいては、上述のように、アジャストスクリュ23の回転による軸方向への移動によってバルブクリアランスを吸収する構成であるため、アジャストスクリュ23と円筒コイルばね25の接触部での摩擦トルクが大きいと、アジャストスクリュ23の回転運動が阻害され、アジャストスクリュ23を軸方向にスムーズに移動させることができず、バルブクリアランスを自動調整することができない。
しかし、実施の形態で示すラッシュアジャスタAにおいては、アジャストスクリュ23と円筒コイルばね25の対向部間にボール26を組込み、そのボール26をアジャストスクリュ23の平坦な下面の中央に点接触させた構成であるため、アジャストスクリュ23に負荷される回転抵抗は極めて小さい。このため、バルブクリアランスの発生時、アジャストスクリュ23はスムーズに回転して、そのバルブクリアランスを直ちに吸収することになる。
図3は、この発明に係るラッシュアジャスタの他の実施の形態を示し、図4はそのラッシュアジャスタAが組込まれたロッカアーム式動弁装置を示す。ロッカアーム式動弁装置においては、ロッカシャフト40を中心にして揺動自在に支持されたロッカアーム41の一端部にカム42に接触されるローラ43を回転自在に支持し、ロッカアーム41の他端部に形成された嵌合孔44にラッシュアジャスタAを嵌合し、上記カム42の回転によりロッカシャフト40を中心にロッカアーム41を揺動させ、上記ラッシュアジャスタAを介してバルブステム45を押し下げて、バルブ46を開放させるようにしている。
図3に示すように、ロッカアーム式動弁装置用のラッシュアジャスタAは、上部が閉塞し、下部が開口する円筒状のボデイ50の開口端部の内周に鋸歯状の雌ねじ51を形成し、その雌ねじ51にアジャストスクリュ52の外周に形成された鋸歯状の雄ねじ53をねじ係合し、そのアジャストスクリュ52をボディ50の内部に組込まれたコイルばね54によってボディ50の開口端から突出する方向に向けて付勢している。
ここで、アジャストスクリュ52のバルブステム45の上端と対向する下面は球面55とされている。また、コイルばね54は円すいコイルばねからなり、この円すいコイルばね54は、小径のコイル端部54aがアジャストスクリュ52の平坦な上面と対向する組込みとされ、その対向部間に組込まれたボール56はアジャストスクリュ52の平坦な上面中央に点接触している。
上記のように、アジャストスクリュ52の平坦な上面中央にボール56を点接触させることによって、アジャストスクリュ52に負荷される回転抵抗の低減化を図ることができる。このため、図1に示すラッシュアジャスタAと同様に、アジャストスクリュ52をスムーズに回転させることができ、ラッシュアジャスタの機能を充分に発揮させることができる。
この発明に係るラッシュアジャスタの実施の形態を示す縦断正面図 図1に示すラッシュアジャスタが組込まれたスイングアーム式動弁装置の縦断正面図 この発明に係るラッシュアジャスタの他の実施の形態を示す縦断正面図 図3に示すラッシュアジャスタが組込まれたロッカアーム式動弁装置の縦断正面図
符号の説明
21 ボディ
22 雌ねじ
23 アジャストスクリュ
24 雄ねじ
25 円筒コイルばね
25a コイル端部
26 ボール
27 圧力側フランク
28 遊び側フランク
29 ピボット部
50 ボディ
51 雌ねじ
52 アジャストスクリュ
53 雄ねじ
54 円すいコイルばね
54a コイル端部
55 球面
56 ボール

Claims (6)

  1. 開口端部の内周に雌ねじが形成された閉塞端を有する筒状のボディと、そのボディの雌ねじにねじ係合される雄ねじを外周に有するアジャストスクリュと、ボディ内部に組込まれてアジャストスクリュを外方に向けて付勢するコイルばねとからなり、前記雌ねじと雄ねじのねじ山を、アジャストスクリュに負荷される軸方向の押込み荷重を受ける圧力側フランクのフランク角が遊び側フランクのフランク角より大きい鋸歯状とした動弁装置におけるラッシュアジャスタにおいて、
    前記アジャストスクリュと前記コイルばねの対向部間にボールを組込んだことを特徴とする動弁装置におけるラッシュアジャスタ。
  2. 前記コイルばねが、小径のコイル端部を有する円筒コイルばねからなり、その円筒コイルばねを小径のコイル端部でボールを支持する組込みとした請求項1に記載の動弁装置におけるラッシュアジャスタ。
  3. 前記コイルばねが、円すいコイルばねからなり、その円すいコイルばねを小径端のコイル端部でボールを支持する組込みとした請求項1に記載の動弁装置におけるラッシュアジャスタ。
  4. 前記ボールが、玉軸受のボールである請求項1乃至3のいずれかの項に記載の動弁装置におけるラッシュアジャスタ。
  5. 前記アジャストスクリュが、前記ボディの外部に臨む先端部に半球状のピボット部を有するスイングアーム式のものからなる請求項1乃至4のいずれかの項に記載の動弁装置におけるラッシュアジャスタ。
  6. 前記アジャストスクリュが、前記ボディの外部に臨む先端にバルブステム押圧用の球面を有するロッカアーム式のものからなる請求項1乃至4のいずれかの項に記載の動弁装置におけるラッシュアジャスタ。
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