JP2009168771A - エアマイクロメータ用較正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エアマイクロメータ用較正装置91を、小径のマスタ穴95と、大径のマスタ穴96と、計測ヘッド先端部43が小径のマスタ穴95に挿入されたときには計測ヘッド先端部43の軸芯と小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、計測ヘッド先端部43が大径のマスタ穴96に挿入されたときには計測ヘッド先端部43の軸芯と大径のマスタ穴96の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなる構成とし、且つ、前記位置決め手段は、圧油供給路98と、クランピングスリーブ93と、このクランピングスリーブ93の周囲を囲む油圧室97とを有してなり、クランピングスリーブ93が、圧油供給路98から油圧室97へ供給される圧油の圧力によって計測ヘッド本体部42(ケース46)をクランプする構成とする。
【選択図】図8
Description
(2) スタイラス3が折れ易く、このスタイラス3の折損を防止するために主軸を低速度で動作させる必要があるため、計測に時間がかかる。
(3) スタイラス3の故障等により計測ヘッド2を交換する度にダイヤルゲージによる較正が必要であるため、計測に時間がかかる。
小径のマスタ穴と、
大径のマスタ穴と、
前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなることを特徴とする。
小径のマスタ穴と、
大径のマスタ穴と、
前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなることを特徴とする。
前記位置決め手段は、圧油供給路と、クランピングスリーブと、このクランピングスリーブの周囲を囲む油圧室とを有してなり、前記クランピングスリーブが、前記圧油供給路から前記油圧室へ供給される圧油の圧力によって前記計測ヘッド本体部をクランプすることより、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯を一致させ、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる構成であることを特徴とする。
前記クランピングスリーブと前記小径のマスタ穴と前記大径のマスタ穴が直列に配設され、前記クランピングスリーブの軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯が一致した構成であることを特徴とする。
ΔY=(ΔY1−ΔY2)÷2 ・・・(1)
ΔX=(ΔX1−ΔX2)÷2 ・・・(1)
第1の偏芯量算出方法は、次の(3),(4)の連立方程式を解くことによって偏芯量ΔX,ΔYを求める方法である。
ΔX=ΔX0−ΔX1−R(1−cos(sin-1(ΔY/R)) ・・・(3)
ΔY=ΔY0−ΔY1−R(1−cos(sin-1(ΔX/R)) ・・・(4)
ΔY=ΔY0−ΔY1 ・・・(5)
しかし、X軸方向については、実際には偏芯していないが、図17(b)に示すようにΔYの影響により、第2計測用エアノズル51Bで計測されるX軸方向のギャップ値が、ΔX´だけ変化して、初期値からΔX1となる。そこで、このΔYの影響によるX軸方向のギャップの変化量ΔX´を考慮した場合、X軸方向の偏芯量ΔXは、次の(6)式から求めることができる。図17(b)の場合には(6)式から、偏芯量ΔXは0となる。
ΔX=ΔX0−ΔX1−ΔX´ ・・・(6)
そして、図17(c)に示すとおり、変化量ΔX´は次の(7)式によって求めることができる。従って、この(7)式を(6)式に代入すれば(3)式が得られる。 ΔX´=R−Rcosθ
=R(1−cos(sin-1(ΔY/R)) ・・・(7)
ΔY=ΔY0−ΔY1−ΔY´ ・・・(8)
そして、変化量ΔY´は次の(9)式よって求めることができるため、この(9)式を(8)式に代入すれば(4)式が得られる。
ΔY´=R−Rcosθ
=R(1−cos(sin-1(ΔX/R)) ・・・(9)
第2の偏芯量算出方法は、上記の変化量ΔX´,ΔY´を無視して、次の(10),(11)式によって偏芯量ΔX,ΔYを求める方法である。
ΔX=ΔX0−ΔX1 ・・・(10)
ΔY=ΔY0−ΔY1 ・・・(11)
22 ベッド
23 ワークテーブル
24 コラム
25 主軸ヘッド
26 主軸
27 ブッシュ取付具
27a 水平部
27b 垂直部
28,29,30 レール
31 ブッシュ
31a ブッシュ穴
31b 内周面
32 穴開け工具
41 計測ヘッド
42 計測ヘッド本体部
43 計測ヘッド先端部
43a 外周面
45 接続部
46 ケース
46a 内周面
47 ねじ
48 インロー嵌合部
49,50 テーパ面
51A 第1計測用エアノズル(計測用エアノズル)
51B 第2計測用エアノズル
51C 第3計測用エアノズル
51D 第4計測用エアノズル
51A−1,51B−1,51C−1,51D−1 噴き出し口
52A,52B,52C,52D エアブロー用ノズル
52A−1,52B−1,52C−1,52D−1 噴き出し口
53A 第1計測用エア供給路,計測用エア供給路
53B 第2計測用エア供給路
53C 第3計測用エア供給路
53D 第4計測用エア供給路
54 基端側部材
55A 第1計測用エア供給路,計測用エア供給路
55B 第2計測用エア供給路
55C 第3計測用エア供給路
55D 第4計測用エア供給路
56 エアブロー用エア供給路
58 長穴
59 基端部
60 軸部
61 先端部
62 基端側端板
62a 穴
63A 第1計測用エア供給路
63B 第2計測用エア供給路
63C 第3計測用エア供給路
63D 第4計測用エア供給路
64A,64B,64C,64D ホース
65 エアブロー用エア供給路
66 空間部
67 ロータリジョイント
68A 第1計測用エア供給路
68B 第2計測用エア供給路
69A 第1カプラ
69B 第2カプラ
69C 第3カプラ
69D 第4カプラ
70A 第1計測用エア供給路
70B 第2計測用エア供給路
71 ロータリジョイント
72 エアブロー用エア供給路
73 エアブロー用エア供給路
74 コイルばね
75 エアブロー用エア供給路
76A 第1計測用エア供給源
76B 第2計測用エア供給源
76C 第3計測用エア供給源
76D 第4計測用エア供給源
77A 第1A/D変換機
77B 第2A/D変換機
77C 第3A/D変換機
77D 第4A/D変換機
78 NC装置
79 エアブロー用エア供給源
80 シーケンサ
81 制御装置
91 エアマイクロメータ用較正装置
92 格納穴
93 クランピングスリーブ
93a 内周面
94 計測ヘッド進入穴
95 小径のマスタ穴
95a 内周面
96 大径のマスタ穴
96a 内周面
97 油圧室
98 圧油供給路
99 ホース
Claims (4)
- 計測用エア供給路が形成された計測ヘッド本体部と、この計測ヘッド本体部の先端に設けられ且つ前記計測用エア供給路から供給された計測用エアを外周面の噴き出し口から噴き出すための計測用エアノズルが形成された計測ヘッド先端部とを有してなるエアマイクロメータの計測ヘッドを較正するためのエアマイクロメータ用較正装置であって、
小径のマスタ穴と、
大径のマスタ穴と、
前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。 - 計測時に工作機械の主軸に装着され、前記工作機械のワークテーブルに取り付けられたブッシュのブッシュ穴に挿入されて、前記ブッシュ穴と前記主軸の偏芯量を計測するための計測ヘッドであって、計測ヘッド本体部と、この計測ヘッド本体部の先端に設けられて計測時に前記ブッシュ穴に挿入される計測ヘッド先端部とを有し、前記計測ヘッド先端部には計測時に前記計測ヘッド先端部の外周面の噴き出し口から同外周面と前記ブッシュ穴の内周面との間のギャップに計測用エアを噴き出すための1つの又は複数の計測用エアノズルが形成される一方、前記計測ヘッド本体部には各計測用エアノズルに対応した個別の計測用エア供給路が形成されており、各計測用エアノズルに対してそれぞれ個別の計測用エア供給路から計測用エアが供給される構成としたエアマイクロメータの計測ヘッドを較正するためのエアマイクロメータ用較正装置であって、
小径のマスタ穴と、
大径のマスタ穴と、
前記計測ヘッド先端部が前記小径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯とを一致させ、前記計測ヘッド先端部が前記大径のマスタ穴に挿入されたときには前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる位置決め手段とを有してなることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。 - 請求項1又は2に記載するエアマイクロメータ用較正装置において、
前記位置決め手段は、圧油供給路と、クランピングスリーブと、このクランピングスリーブの周囲を囲む油圧室とを有してなり、前記クランピングスリーブが、前記圧油供給路から前記油圧室へ供給される圧油の圧力によって前記計測ヘッド本体部をクランプすることより、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯を一致させ、前記計測ヘッド先端部の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯とを一致させる構成であることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。 - 請求項3に記載するエアマイクロメータ用較正装置において、
前記クランピングスリーブと前記小径のマスタ穴と前記大径のマスタ穴が直列に配設され、前記クランピングスリーブの軸芯と前記小径のマスタ穴の軸芯と前記大径のマスタ穴の軸芯が一致した構成であることを特徴とするエアマイクロメータ用較正装置。
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