JPS6038168Y2 - 孔位置測定装置 - Google Patents

孔位置測定装置

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JPS6038168Y2
JPS6038168Y2 JP11333181U JP11333181U JPS6038168Y2 JP S6038168 Y2 JPS6038168 Y2 JP S6038168Y2 JP 11333181 U JP11333181 U JP 11333181U JP 11333181 U JP11333181 U JP 11333181U JP S6038168 Y2 JPS6038168 Y2 JP S6038168Y2
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JP
Japan
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hole
shaft
air
measuring tool
measured
Prior art date
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JP11333181U
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English (en)
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JPS5819209U (ja
Inventor
秋一 宇都宮
Original Assignee
マツダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ワークに設けた孔の位置ずれを容易に測定し
得るようにした孔位置測定装置に関するものである。
一般に、ワークに設けた孔の位置ずれを測定しようとす
る場合には、ダイヤルゲージやシリンダゲージを用いて
孔の両端の位置を基準面から各々測定した後、この測定
値に基づいて孔中心位置算出して、基準孔位置と比較す
ることが行われている。
しかしながら、上記従来のものでは、孔両端の位置を正
確に測定する必要があるとともに、測定後は計算に依っ
て孔中心位置を算出しなければならないため、位置ずれ
測定が煩雑であるとともに、−測定に長時間を要すると
いう欠点がある。
また、従来、この種の測定装置として実開昭57−12
0201号公報に示されるものがある。
しかし、この従来のものではカム機構を必要とするため
、該カム機構の摩耗による測定精度の低下を生じるとい
う欠点もある。
本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので、ワークを位
置決めして載置する治具台を設け、該治具台に、ワーク
に設けた孔の位置ずれを測定するための基準となる基準
孔を形成した測定具支持台を配設し、該測定具支持台の
基準孔に、エアマイクロメータに接続された測定具を挿
入し、該測定具の先端をワークに設けた孔に挿入したの
ち該孔内で回転させることによって孔の位置ずれ量を上
記エアマイクロメータに直接表示させるようにすること
により、従来の如き煩雑な測定や計算等を要することな
く、簡単で且つ短時間でもって孔の位置ずれを容易に測
定しかつ機構上の摩耗を少なくし得るようにした孔位置
測定装置を提供せんとするものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る孔位置測定装置Aを示し、1は上
面が平坦面1aに形成された治具台であって、該治具台
1側部(図では右側部)の平坦面1a上には、該平坦面
1a上に突設された位置決めピン1b・・・・・・を介
して、被測定物として軸孔が設けられたワークWがその
加工孔Wa (軸孔等)を治具台1中央部に向けて位置
決めされて載置されている。
また、上記治具台1の中央部には平坦面1aに対して直
立する測定具支持台2が設けられ、該測定具支持台2の
平坦面1aから上方に所定距離だけ隔てた位置には、上
記ワークWの加工孔Waの位置ずれを測定する際の基準
となる基準孔3が穿設されているとともに、該基準孔3
には上記ワークWの加工孔Wa内に嵌挿される測定具4
が回転自在に挿入されている。
上記測定具4は、上記支持台2の基準孔3に回転自在に
嵌合する軸状本体5を有し、該軸状本体5の後部外周に
は、ワークWの反耐側(図では治具台1の右側端部)に
配設したエアマイクロメータ6からのエア導管6aが接
続されている一方、該軸状本体5の前部には小径の直径
方向の孔7が穿設されている。
該直径方向孔7には一端面が斜面8a、8’aに形成さ
れ、他端面が半球面8b、8’bに形成された一対の測
定子8,8′が、一端の斜面8a、8’aを対向せしめ
て且つ他端の半球面8b、8’bを軸状本体5の側方に
突出せしめて摺動自在に嵌合配置されている。
また、上記直径方向孔7には、上記軸状本体5の軸心部
に穿設した軸方向の孔9が連通し、該軸方向孔9には先
端にテーバ部10aを有するブツシュロッド10が軸方
向に配置されている。
該ブツシュロッド10は、該ブツシュロッド10後部に
設けたカラー11と、軸方向孔9の端部に設けたリング
状の支持部材12との間に縮装されたスプリング13に
よって軸方向前方(図では左方向)に付勢すして、テー
バ部10 aのテーバ面10bを上記一対の測定子8,
8′の斜面8a、8’aに摺接せしめて両測定千8,8
′を互いに離反せしめるようにするとともに、該ブツシ
ュロッド10の後端部は上記リング状支持部材12に嵌
合支持されており、よって、該ブツシュロッド10は前
後端部をそれぞれ一対の測定子8,8′および支持部材
12で支持された状態で軸方向孔9内の空間に位置して
、上記軸状本体5がワークWの位置ずれした加工孔Wa
内に嵌挿された際に上記一対の測定子8,8′が共に位
置ずれ方向に移動するのに伴って、その移動方向と同方
向に移動するように構成されている。
さらに、上記軸方向孔9外周の所定の位置には、該軸方
向孔9と平行なエア通路14が穿設され、該エア通路1
4の一端には上記エアマイクロメータ本体6からのエア
導管6aに連通ずるエア導入孔14aが形成されている
一方、該エア通路14の他端には、上記ブツシュロッド
10のテーパ部10a後部側面に対向して直径方向孔7
と同じ向きで軸方向孔9に開口する絞り孔14bが形成
されており、該絞り孔14b開口部とブツシュロッド1
0側面とで形成されるエア絞り通路15の通路面積を、
測定子8,8′の移動に伴うブツシュロッド10の直径
方向への移動によって大小変化させることにより、エア
マイクロメータ本体6からのエア量を増減変化せしめて
、エアマイクロメータ本体6にワークWの加工孔Waの
位置ずれ量を表示させるように構成されている。
尚、16は上記軸方向孔9に連通ずる大気開放孔であっ
て、上記エア通路14の絞り孔14bから軸方向孔9に
導入された空気を大気に放出するものである。
また、17はブツシュロッド10のテーパ部lea後部
に上記直径方向孔7と同一方向に設けた軸方向に長い長
R10cに嵌挿されたピンであって、ブツシュロッド1
0の上記直径方向孔7と直角方向(図では紙面に対し垂
直方向)への移動を規制するものである。
さらに、18.18は上記一対の測定子8,8′の側面
に設けた長溝8c、8’cに嵌挿された測定子8゜8′
抜は出し防止用のピンである。
次に、上記実施例の作動について説明すると、まず、測
定具4を支持台2の基準孔3の内壁に沿って移動させ、
測定子8,8′を上記基準孔3の内壁に摺接させて、ブ
ツシュロッド10を軸方向孔9の軸心上に位置せしめた
状態でエアマイクロメータ本体6の零点調整を行う。
その後、測定具4をワークWの加工孔Waに嵌挿させ、
測定子8.8′を上記ワークWの加工孔Waの内壁に摺
接させて、該ワークWの孔の位置ずれ測定が開始される
今、ワークW(被測定物)の加工孔Wa(被測定孔)が
治具台1の平坦面1aから上方に所定距離だけ隔てた正
規の位置に穿設されている場合には、測定子8,8′は
共に軸状本体5の軸中心に向かって等しい距離だけ押し
下げられて被測定物Wの被測定孔Waの内壁に当接して
いるため、該測定子8,8′により、ブツシュロッド1
0はスプリング13の付勢力に抗して軸方向に押圧され
て後方(図では右方向)に移動するのみであって、測定
具4を回転操作してもエア絞り通路15の通路面積は変
化せず、したがって、エアマイクロメータ本体6からの
エア量は零点調整時のエア量と同量であり、よって、エ
アマイクロメータ本体6は孔の位置ずれ量に零に表示し
たままである。
これに対し、例えば、被測定物Wの被測定孔Waが正規
の位置より下方にδだけずれて穿設されている場合には
、測定具4を回転操作して一対の測定子8,8′を被測
定孔Waの内壁に沿って摺接させると、第3図に示すよ
うに、一方の測定子8が被測定孔Waの最上部に達した
時には、該測定子8と被測定孔Waとの当接によって該
測定子8が内方に押し下げられて下方にδだけ移動する
とともに、他の測定子8′は上記測定子8によって下方
に押圧されて被測定孔Wa内にδだけ突出して被測定孔
Waの内壁に当接する。
それに伴って、ブツシュロッド10が軸方向および位置
ずれ方向(下方)に押圧されてスプリング13の付勢力
に抗して後方(図では右方向)に移動しながら下方にδ
だけ移動する。
このことにより、エア絞り通路15の通路面積は、上記
ブツシュロッド10が下方へδだけ移動した分だけ拡大
して、エアマイクロメータ本体6からのエア量が増加す
ることになり、その結果、エアマイクロメータ本体6は
被測定孔Waの位置ずれ量δを拡大表示する。
また、被測定孔Waの水平方向の位置ずれについては、
軸状本体5を90°回転させることによって前記と同様
に測定することができる。
よって、孔の位置ずれ測定時には、被測定物Wの被測定
孔Wa内に軸状本体5を嵌挿したのち、測定具4を回転
操作するだけで、上記被測定孔Waの位置ずれ量が自動
的にエアマイクロメータ本体6に表示されるので、従来
の如く煩雑な測定や計算等をすることなく、孔の位置ず
れ測定を簡単に且つ短時間で行うことができる。
また、測定子8,8′の移動がブツシュロッド10に直
接伝達されるので、従来のカム機構は不要となり、それ
だけ機構上の摩耗が少ないものとなる。
第2図は測定具4の変形例を示し、測定子8゜8′の動
きに伴うブツシュロッド10の該測定子8.8′移動方
向と同方向の動きをガイドするようにしたものであり、
軸状本体5の軸方向孔9′に配置したブツシュロッド1
0′を、直径方向孔7と同方向に移動可能なスライド部
材19の中心部に摺動自在に嵌挿し、かつ該スライド部
材19の一端にビス20によって固定したスプリング2
1により前方(図では左方向)に付勢せしめてテーパ部
10′aのテーパ面10′bを測定子8゜8′の斜面8
a、8’aに押圧状態に摺接させることにより、両測定
千8,8′の動きに伴い、ブツシュロッド10′が該測
定子8,8′の移動方向と同方向に移動する際、スライ
ド部材19を介してスムーズに移動するこことができ、
よってブツシュロッド10′の軸部10′d側面と絞り
孔14b開口部とで形成されるエア絞り通路15′の通
路面積の大小変化を一層正確に制御できるようにしたも
のである。
その他の構成は上記実施例と同じであり、上記実施例と
同様の作用効果を奏するものである。
以上説明したように、本考案の孔位置測定装置によれば
、孔の位置ずれ測定を簡単にかつ短時間で行うことがで
き、かつ機構上の摩耗が少ないため測定精度を長期間正
確に維持できるので、位置ずれ測定の能率化を図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は一実施例を
示す一部を切開した側面図、第2図は測定具の変形例を
示す要部縦断面図、第3図は作動説明図である。 1・・・・・・治具台、W・・・・・・ワーク(被測定
物)、Wa・・・・・・加工孔(被測定孔)、2・・・
・・・測定具支持台、3・・・・・・基準孔、4・・・
・・・測定具、5・・・・・・軸状本体、6・・・・・
・エアマイクロメータ本体、6a・・・・・・エア導管
、7・・・・・・直径方向孔、8,8′・・・・・・測
定子、8at 8’a・・・・・・斜面、9,9′・
・・・・・軸方向孔、10.10’・・・・・・ブツシ
ュロッド、10a、10’a・・・・・・テーパ部、1
4・・・・・・エア通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定物を位置決めして載置する治具台と、該治具台上
    に設けられ基準孔が形成された測定具支持台と、該支持
    台の基準孔に回転自在に挿入され先端が上記被測定物の
    孔に嵌挿される測定具とからなり、上記測定具は、上記
    支持台の基準孔に回転自在に嵌合する軸状本体と、該軸
    状本体にエア導管を介して接続されたエアマイクロメー
    タ本体と、上記軸状本体の前部に形成した直径方向の孔
    に摺動自在に配置され、互いに対向する端面が斜面に形
    成された一対の測定子と、先端に上記両測定子の斜面に
    摺接するテーパ部を有し、上記軸状本体の直径方向孔に
    開口した軸方向の孔に上記測定子の移動方向と同方向に
    移動可能に配置され、かつスプリングにより両測定子を
    互いに離反せしめる方向に付勢されたブツシュロッドと
    、一端が上記エアマイクロメータ本体からのエア導管に
    連通し、他端が上記軸状本体の軸方向孔に対して上記軸
    状本体の直径方向孔と同じ向きで開口したエア通路とで
    構成されていることを特徴とする孔位置測定装置。
JP11333181U 1981-07-29 1981-07-29 孔位置測定装置 Expired JPS6038168Y2 (ja)

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JP11333181U JPS6038168Y2 (ja) 1981-07-29 1981-07-29 孔位置測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS5819209U JPS5819209U (ja) 1983-02-05
JPS6038168Y2 true JPS6038168Y2 (ja) 1985-11-14

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ID=29907635

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4950087B2 (ja) * 2008-01-21 2012-06-13 三菱重工業株式会社 エアマイクロメータ用較正装置
JP5010487B2 (ja) 2008-01-21 2012-08-29 三菱重工業株式会社 エアマイクロメータの計測ヘッド

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JPS5819209U (ja) 1983-02-05

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