JP2009165799A - インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド - Google Patents

インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド Download PDF

Info

Publication number
JP2009165799A
JP2009165799A JP2008038627A JP2008038627A JP2009165799A JP 2009165799 A JP2009165799 A JP 2009165799A JP 2008038627 A JP2008038627 A JP 2008038627A JP 2008038627 A JP2008038627 A JP 2008038627A JP 2009165799 A JP2009165799 A JP 2009165799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
implant
guide
handpiece
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008038627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5467726B2 (ja
Inventor
Han-Joon Kim
漢俊 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imagnosis Inc
Original Assignee
Imagnosis Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Imagnosis Inc filed Critical Imagnosis Inc
Priority to JP2008038627A priority Critical patent/JP5467726B2/ja
Priority to CA2695735A priority patent/CA2695735A1/en
Priority to PCT/JP2008/063779 priority patent/WO2009034788A1/ja
Priority to US12/733,472 priority patent/US20100185201A1/en
Priority to EP08791994.0A priority patent/EP2189130A4/en
Priority to KR1020107005376A priority patent/KR20100066506A/ko
Publication of JP2009165799A publication Critical patent/JP2009165799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5467726B2 publication Critical patent/JP5467726B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/082Positioning or guiding, e.g. of drills
    • A61C1/084Positioning or guiding, e.g. of drills of implanting tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/10Straight hand-pieces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/12Angle hand-pieces

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】インプラント植立用の孔を形成する際に、正確に孔をあけられるインプラント用ハンドピースおよびこのハンドピースをガイドするサージカルガイドが望まれていた。
【解決手段】インプラント用ハンドピース12は、ヘッド14の外形が、ドリルバー17の中心軸と同心で、かつ、ドリルバー17の軸方向に所定の長さH1 〜H3 の円周面部20を有している。サージカルガイド11は、ヘッド14の円周面部20に対向する円形の内周面部を有するガイド孔13を備えている。
【効果】ヘッド14をガイド孔13に適合させるようにしてドリリングができるので、ヘッド14を画一的に、かつ、確実に案内でき、所望のインプラント用植立孔を形成できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、インプラント植立用の穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイドに関する。
まず、この発明が対象としているインプラント用ハンドピースについて説明をする。
一般に、歯科用切削器具として、圧縮した空気の力で高速回転させるタービンタイプと、電動モータで回転させるハンドピースとが存在する。タービン(エアタービン)タイプは、主として歯を削る際に使用される。一方、インプラント植立時には、顎骨に孔をあける際の発熱を避けるため、低速でかつ安定したトルクでドリルを回転させることが要求される。タービンは、回転数の調整および安定したトルクの供給が困難であるため、インプラント用には、電動モータ式のハンドピースが使用されているという現状である。
この発明が対象としているインプラント用ハンドピースとは、この電動モータ式のハンドピースである。加えて、インプラント用ハンドピースは、生理食塩水または滅菌水をドリリング時の冷却水として供給する必要があり、ヘッド上面に注水用のラインを取り付けられる構造(注水用の孔のあいた構造)を有していることが特徴である。
ちなみに、歯科治療用チェアに付随しているハンドピースには、外部から注水用のラインを取り付けられる構造は備わっていない。
エアタービンの場合は、エアで回転させる関係のためと思われるが、ヘッドの外形が円筒状に近いものが見受けられる。しかし、インプラント用ハンドピースは、電動モータ式であり、ギヤ等によってモータの回転力がドリルに伝達される構造のため、ヘッドの外形は、ドリルバーの先端方向に向かって細くなるようにテーパが付与されているのが一般的である。また、ヘッドが小さくされていて、小さなものではネックと同じ幅にまで小さくしたものも存在する。
このような従来のインプラント用ハンドピースは、以下に説明するように、ヘッドの外形がドリル軸を中心に同心に形成された平行な円筒面を有する形状にはされていないので、本願発明は、ここに解決課題を見いだしたものである。
歯科分野では、歯の欠損部位の修復治療として、人工歯根、すなわち、インプラント治療が多用されている。インプラント治療に際しては、対合歯との良好な咬合の構築、審美的な歯の位置や形態の達成、安全で安定した予後を図るために、インプラントを顎骨内の適正位置に植えることが重要である。インプラントの植立位置が悪いと、インプラントに支えられた人工歯と対合歯との良好な咬合を構築することが困難である。また、人工歯の大きさ、位置が周囲の歯の位置や形態と不調和な状態の修復を強いられる。
ところで、インプラント植立のために、顎骨に孔をあけるが、顎骨内には、神経や血管があり、診断により決定した位置に正確に孔をあける必要がある。孔は、通常、歯科用ハンドピースと呼ばれる器具を用い、歯科用ハンドピースの先端のヘッドにドリルバーを取り付けて、ドリリングをすることにより行われる。ドリリング位置を迷ったり、ドリリングを繰り返したり、孔を修正したり、ドリリングの際に手振れが生じたりすると、植立するインプラントよりも孔が大きくなり、骨とインプラントとの適合がルーズになって、十分な初期固定が得られず、植立そのものが失敗することもある。
このように、インプラントの植立においては、診断により決定した顎骨内の植立位置に、正確に孔を形成すること、すなわち正確なドリリングを行うことが重要である。
従来、インプラントの植立位置は、CT撮影データを元に診断決定され、決定された位置および方向を反映した植立用のガイド(一般にアクリルレジンで作成された入れ歯様の床)を用いてドリリングを行う。より詳しくは、このガイドを患者の口腔内の歯や顎堤に適合して固定し、ガイドに沿ってドリリングを行う。ガイドには、ドリルバーを挿入するガイド孔やガイド表示が形成されている。ガイド孔は、高速回転しているドリルバーが当たらないように、ドリルバーの直径に比べてかなり大きなものにされている。また、ガイド表示は、ドリリングをする位置と角度とを単に知らせる断面半円形の溝の場合が多い。

つまり、従来の歯科用穿孔器具を用いて、患者の顎骨内にインプラント植立用の孔をあけようとした場合、たとえガイドを用いても、結局のところ、歯科用ハンドピースによってほぼフリーハンドに近い状態でドリリングをすることになる。つまり、ガイドは目安にはなるが、診断した位置および向きに正確にドリルバーを案内することができず(そもそもガイドにドリルバーが接触すると、ガイドが大きく振動したり、破損したりすることになり、ドリルバーとガイドとは接触するようには構成されていない)、より正確にインプラント植立用の孔をあけるためのインプラント用穿孔器具の登場が望まれていた。
特開2001−212158号公報 特表2005−518834号公報 特表2004−500164号公報
この発明は、このような背景のもとになされたもので、特有の形状を有するヘッドを備えたインプラント用ハンドピースと、そのインプラント用ハンドピースのヘッドを案内するガイド孔を有するサージカルガイドとを含むインプラント植立用穿孔器具を提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、インプラント植立用のサージカルガイドに適合可能な、特有の形状を有するヘッドを備えたインプラント用ハンドピースまたはハンドピースのためのアダプタを提供することを他の目的とする。
この発明は、さらに、上記特有の形状を有するヘッドを備えたインプラント用ハンドピースのためのサージカルガイドを提供することをさらに他の目的とする。
請求項1記載の発明は、インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるヘッドの外形が、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さの円周面部を有しているインプラント用ハンドピースと、患者の口腔内に装着するサージカルガイドであって、前記インプラント用ハンドピースのヘッドを前記ドリルバーの軸方向へスライド移動させるのを案内するために、前記ヘッドの円周面部に対向する円弧状の内周面部を含み、この内周面部に沿って前記ヘッドがドリルバーの軸方向へ移動するように案内するガイド孔が形成されているサージカルガイドと、を含むことを特徴とするインプラント植立用穿孔器具である。
請求項2記載の発明は、前記インプラント用ハンドピースは、前記ヘッドが先端に備えられたネックを有し、前記ネックの先端はヘッドの外周面と接合されていて、ヘッドの外周面の直径に比べ、ネック先端の幅は小さいことを特徴とする、請求項1記載のインプラント植立用穿孔器具である。
請求項3記載の発明は、前記サージカルガイドのガイド孔には、前記ネックの先端が挿入可能な開放部が形成されており、この開放部は、前記ガイド孔の中心に対して180°未満の開度を有することを特徴とする、インプラント植立用穿孔器具である。
請求項4記載の発明は、前記ヘッドの外周面または前記ガイド孔の内周面のいずれか一方には、冷却水の戻り水が通過し得る通水溝が形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のインプラント植立用穿孔器具である。
請求項5記載の発明は、インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるためのヘッドを有し、ヘッドの外形は、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さ以上の長さの円周面部を有していることを特徴とする、インプラント用ハンドピースである。
請求項6記載の発明は、インプラント植立用に使用するサージカルガイドであって、インプラント用ハンドピースのドリルバーが取り付けられたヘッドを案内するためのガイド孔を有し、このガイド孔は、インプラント用ハンドピースのヘッドを、ドリルバーの軸方向へスライド移動させるために、円弧状の内周面部を含み、この内周面部に沿ってヘッドの外周面をスライドさせることのできる孔であることを特徴とする、インプラント植立用のサージカルガイドである。
請求項7記載の発明は、インプラント植立用に使用するサージカルガイドであって、患者の口腔中に装着されるガイド本体と、前記ガイド本体に形成された取付孔と、前記取付孔に取り付けられた円筒状体であって、その外面が前記取付穴の内面に接合されており、ハンドピースのヘッドの外面をその内面に沿ってスライドさせることができ、前記円筒状体の一部は、ハンドピースのネック部分が通るように180°未満の範囲で軸方向に切除されるか、または切除可能な形態を有するガイド穴形成体と、を含むことを特徴とする、インプラント植立用サージカルガイドである。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のガイド本体の前記取付穴に取り付けるガイド穴形成体であって、ハンドピースのヘッドの外面に対応するように規格化された180°以上の円弧状の内周面部を備える円筒状体と、前記円筒状体に形成され、ハンドピースのヘッドが前記内周面部に沿ってスライドする際に、ハンドピースのネック部分が通れるように180°未満の範囲で軸方向に切除された切除領域と、前記切除領域の一部をつないでおり、後にその部分を削除することでハンドピースのネック部分が通れるようにするための削除用帯部と、を含むことを特徴とするガイド穴形成体である。
請求項9記載の発明は、前記ガイド穴形成体は、樹脂もしくは金属またはそれらの組み合わせにより構成されていることを特徴とする、請求項8記載のガイド穴形成体である。
請求項10記載の発明は、前記内周面部には、多数個の小球体が回転自在に埋設されており、各小球体は、その一部が前記内周面部からわずかに突出しており、ハンドピースのヘッドを内周面部に沿ってスライドさせる際に、ヘッド外面に当接して回転するように配列されていることを特徴とする、請求項8または9記載のガイド穴形成体である。
請求項11記載の発明は、インプラント用ハンドピースのヘッドに装着するアダプタであって、前記ヘッドの周囲を覆うように取り付けられ、装着状態で、その外表面に、ヘッドに取り付けられたドリルバーと同心の円弧状をした円周面部を備えることを特徴とする、インプラント用ハンドピースのアダプタである。
請求項12記載の発明は、前記アダプタの前記円周面部には、多数個の小球体が、小球体の一部が円周面部からわずかに出る状態で、回転自在に埋設されていることを特徴とする、請求項8記載のインプラント用ハンドピースのアダプタである。
請求項13記載の発明は、インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるヘッドの外形が、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さの正多角形周面部を有しているインプラント用ハンドピースと、患者の口腔内に装着するサージカルガイドであって、前記インプラント用ハンドピースのヘッドを前記ドリルバーの軸方向へスライド移動させるのを案内するために、前記ヘッドの正多角形周面部に対向する正多角形状の内周面部を含み、この内周面部に沿って前記ヘッドがドリルバーの軸方向へ移動するように案内するガイド孔が形成されているサージカルガイドと、を含むことを特徴とするインプラント植立用穿孔器具である。
請求項14記載の発明は、インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるヘッドの外形が、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さの円周面部を有し、前記中心軸を中心に前記円周面部から外方へ突出する係合突部を備えるインプラント用ハンドピースと、患者の口腔内に装着するサージカルガイドであって、前記インプラント用ハンドピースのヘッドを前記ドリルバーの軸方向へスライド移動させるのを案内するために、前記ヘッドの円周面部に対向する円弧状の内周面部であって、当該内周面部には、前記軸方向に延び、前記係合突起と係合し得る複数の係合溝が形成されていて、この内周面部に沿って前記ヘッドがドリルバーの軸方向へ移動するように案内するガイド孔を有しているサージカルガイドと、を含むことを特徴とするインプラント植立用穿孔器具である。
請求項1記載の発明によれば、インプラント用ハンドピースは、ヘッドの外形が、ドリルバーの中心軸と同心で、ドリルバーの軸方向に所定長さ以上の長さの円周面部を有して
いる。このため、インプラント用ハンドピースを、ヘッドの円周面部に沿ってドリルバーの軸方向に移動させるようにすれば、ヘッドの円周面部を基準にしてドリルバーを所望の角度および方向にスライドさせることができ、ドリルバーによって所望の角度および方向の孔を正確にあけることができる。
インプラント用ハンドピースを案内するサージカルガイドは、従来のように、ドリルバーを案内するガイド孔ではなく、インプラント用ハンドピースのヘッドを案内するためのガイド孔を有している。ヘッドを案内するという考え方は従来にはなく、ドリルバーではなくヘッドを案内するために、このガイド孔は、ヘッドの円周面部に対向する円弧状の内周面部を含んでいる。よって、ヘッドの円周面部を、内周面部に沿ってドリルバーの軸方向へ移動させることにより、正確なドリリングが可能になる。
このように、この発明のインプラント植立用穿孔器具は、従来は全く想定されていなかったインプラント用ハンドピースのヘッドをサージカルガイドの孔によって案内するという着想に基づいてなされており、そのために、インプラント用ハンドピースは、そのヘッド部の外形が、請求項1記載の特有の形状を有している。また、サージカルガイドは、ガイド孔が特有の形状のヘッドを案内可能な形状の孔となっている。
請求項2記載の発明では、インプラント用ハンドピースのヘッドが取り付けられるネックが、ヘッドの大きさに比べて細くされている。ヘッドの大きさに比べてネック先端を細くすることにより、サージカルガイドのガイド孔内でヘッドを所望の方向へ回動させることが可能である。
特に、サージカルガイドのガイド孔が、請求項3記載のように、180°未満の開度の開放部を有するガイド孔の場合、この開放部をネック先端が通り、ガイド孔内でヘッドは内周面部からずれることなく軸方向を中心に回動するとともに、軸方向にスライド移動することが可能である。
ドリルバーによるドリリングによって患者の顎骨内にインプラント植立用の孔を形成する場合、ドリリング時に生じる摩擦熱によって顎骨内等に悪影響が生じないように、冷却用の水を供給しながらドリリングを行うのが一般的である。請求項4記載の発明には、ヘッドの外周面またはガイド孔の内周面のいずれか一方に、供給された冷却水の戻り水を通過させるための通水溝が形成されているから、インプラント用ハンドピースのヘッドは正しくサージカルガイドの孔に沿って案内されながら、必要な冷却水が通水(冷却水の供給および供給された冷却水の排出)が可能である。
請求項5記載の発明によれば、請求項1において説明したインプラント植立用に使用する新規な形状のインプラント用ハンドピースを得ることができる。
また、請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の新規な形状のインプラント用ハンドピースのガイドに適合したインプラント植立用サージカルガイドを得ることができる。
請求項7記載の発明によれば、インプラント植立用サージカルガイドは、ハンドピースのヘッドを案内するためのガイド孔が、専用のガイド孔形成体により構成されている。ガイド孔形成体により構成されたガイド孔の内面は円弧状で、その内面に沿ってハンドピースのヘッドの外面をスライドさせることができる。また、円筒状体の一部は、ハンドピースのネック部分が通れるように180°未満の範囲で軸方向に切除されているか、または切除可能な形態を有するので、使用時にはハンドピースのネック部が邪魔になることはなく、ハンドピースのヘッドは良好にガイド穴形成体の内面に沿ってスライドさせることができる。
また、ガイド穴形成体の少なくとも内周面をフッ素樹脂で構成することにより、摩擦抵抗が少なく、ハンドピースのヘッドをスムーズに案内できる構成とすることができる。フ
ッ素樹脂は、好ましくはテフロン(登録商標)を用いることができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載のガイド本体の取付穴に取り付けるためのガイド穴形成体を、特有の構成をした部品として提供することができる。請求項8記載のガイド穴形成体は、ハンドピースのネック部分が通れるように180°未満の範囲で軸方向に切除された切除領域の一部が削除用帯部によってつながれている。従って、ガイド穴形成体単体の状態では、削除用帯部により円筒状体の円筒形が歪まないようにされており、ガイド穴形成体の内径の寸法精度を維持することができる。そして、ガイド穴形成体をガイド本体の取付穴に接合した後、削除用帯部を切り離すことによって、ハンドピースのネック部分が通るための切除領域を容易に作成、加工することができる。
請求項9記載の発明によれば、ガイド穴形成体は、樹脂もしくは金属またはそれらの組み合わせにより構成されており、必要な強度、必要な内周面部の摩擦係数を有するガイド穴形成体を作ることができる。樹脂としては、アクリル樹脂またはフッ素樹脂を例示でき、金属としてはアルミニウムを例示できる。
請求項10記載の発明によれば、ガイド穴形成体の内周面部に小球体が配列されているから、ガイド穴形成体の内周面部にハンドピースのヘッドが挿入された際、ヘッドの外面は小球体と接し、小球体が回転することによって案内されるから、摩擦抵抗が少なく、ハンドピースのヘッドをスムーズにスライドさせることができる。
請求項11記載の発明によれば、インプラント用ハンドピースのヘッドにアダプタを装着することにより、ハンドピースのヘッドをこの発明に係るサージカルガイドにより案内され得る形状とすることができ、従来使用されているインプラント用ハンドピースであっても、この発明に係るサージカルガイドを利用することができ、正確なドリリングを行うことができる。
請求項12記載の発明によれば、アダプタの円周面部には小球体が回転自在に埋設されており、小球体がサージカルガイドのガイド孔の内周面部と接触するため、摩擦抵抗が少なく、ガイド孔内をハンドピースのヘッドをスムーズにスライドさせることができる。
請求項13または14記載の発明によれば、サージカルガイドのガイド孔にヘッドが挿入されたインプラント用ハンドピースは、ヘッドがガイド孔の内周面部に沿ってドリルバーの軸方向へスライド移動するため、ドリルバーが軸方向と交差方向にずれることなく、正確にインプラント用の穿孔を形成することができる。
また、サージカルガイドのガイド孔に、インプラント用ハンドピースのネックの先端が挿入可能な開放部が形成されていても、当該開放部によるガイド孔内での遊びを減らすことができ、ヘッドをガイド孔に沿ってスライド移動させる時に、ヘッドがぶれたりがたついたりすることのほとんどないインプラント植立用穿孔器具とすることができる。
なお、上述のようにヘッドがガイド孔内で遊びが少ない構成である反面、ガイド孔内に挿入したヘッドを、ガイド孔内で回動させることはできないが、ヘッドをガイド孔から一旦抜き出し、ヘッドを回動させた後、再度ガイド孔へ挿入し直すことで使用でき、ドリルバーにより所望のインプラント植立孔を正しく形成することができる。
請求項13記載の発明における正多角形は、たとえば正3角形〜正12角形程度の多角形であることが好ましい。
また、請求項14記載の構成では、係合突起は、中心軸を中心に、円周面部から対称に外方へ突出し、中心軸方向に延びる少なくとも2つの係合突起を有していることが望ましい。一方、係合突起と係合し得る複数の係合溝は、内周面に、等しい角度間隔で、軸方向に延びる複数個(たとえば4〜16個)の溝とされているのが好ましい。
請求項13の発明では、インプラント用ハンドピースのヘッド自体を正多角形周面部を有するヘッドとしたが、インプラント用ハンドピースのヘッドに正多角形周面部を有するアダプタを装着する構成としてもよい。
また、サージカルガイドのガイド孔も、サージカルガイドに予め円柱状の孔を形成し、その孔の内周面に、正多角形状の内周面部を有するガイド孔形成体を取り付ける構成としてもよい。
請求項14記載の発明においても、請求項13記載の発明と同様、インプラント用ハンドピースのヘッドに、係合突起を有するアダプタを装着する構成としてもよい。また、サージカルガイドのガイド孔は、サージカルガイド自体に係合溝を有するガイド孔を形成するのに代えて、サージカルガイドに円筒状の孔を形成し、その孔にガイド孔形成体を取り付ける構成としてもよい。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この発明の一実施形態に係るインプラント植立用穿孔器具を用いてインプラント植立のための孔を患者の顎骨にあける様子を表わす図解図である。また、図2は、従来の歯科用ハンドピースおよびサージカルガイドを用いて、患者の顎骨にインプラント植立用の孔をあける様子を表わす図解図である。
まず、図2を参照して、従来のインプラント植立用孔の形成の仕方について説明をする。
従来用いられているサージカルガイド1は、ドリルバー5を案内するためのガイド孔2が形成されたものである。サージカルガイド1が患者の口腔内に装着されると、サージカルガイド1に形成されたガイド孔2は、インプラントを植立すべき位置をドリリングする際に、ドリルバー5を案内する位置および角度になっている。歯科医師は、歯科用ハンドピース3を把持して操作し、ハンドピース3のヘッド4に装着されたドリルバー5を回転させながら、ガイド孔2に沿って下方へ移動させ、患者の顎骨にインプラント植立用の孔をあける。その際、ガイド孔2はドリルバー5を案内するための孔であるが、回転するドリルバー5がガイド孔2の内周面等に接触すると、サージカルガイド1に衝撃が加わり、時にはガイド孔2の周囲に亀裂が生じたりする。このため、ガイド孔2はドリルバー5の直径(外径)に比べてかなり大きな直径(内径)の孔となっており、ガイド孔2にドリルバー5を挿入する際に、ドリルバー5がガイド孔2の内周面等に接触しないようにする。歯科医師は、目視により、ドリルバー5の挿入方向や位置を調整して、ガイド孔2の中心
にドリルバー5を挿入するように注意を払い、インプラント植立孔の形成を行っている。また、従来の歯科用ハンドピース3のヘッド4は、通常、下方に向かって細る形状にされており、ドリルバー5を視認し易い形状になっている。
一方、この発明の一実施形態に係るインプラント植立用穿孔器具は、図1に示すように、患者の口腔内に装着されるサージカルガイド11と、インプラント用ハンドピース12とを含んでいる。サージカルガイド11には、インプラント植立用の孔をあける際に、孔をあける位置および角度を案内するためのガイド孔13が形成されている。この実施形態の特徴の1つは、ガイド孔13が、従来のようにドリルバーを案内するための孔ではなく、インプラント用ハンドピース12のヘッド14を案内する孔になっていることである。そのために、ガイド孔13は、その直径(内径)が、ヘッド14の外周面と接触して、外周面を案内可能な直径を有する円柱状の孔となっており、かつ、インプラント用ハンドピース12のネック15を受け入れるための開放部16が形成されている。
この実施形態に係るサージカルガイド11およびインプラント用ハンドピース12を用いると、歯科医師は、インプラント用ハンドピース12を把持してドリリング操作をする際、ヘッド14をガイド孔13に適合させ、ヘッド14をガイド孔13に沿って下方へスライドさせる。これにより、ヘッド14の下面から突出するドリルバー17によって、患者の顎骨内の所定の位置に、所定の向きのインプラント植立用の孔をあけることができる。ヘッド14は、ドリルバー17のように回転をしていないから、ヘッド14をガイド孔13に適合させ、その内周面に沿ってスムーズに下方へ移動させることができる。ガイド孔13の内周面とヘッド14の外周面との間に許容値以上の隙間がなければ、ヘッド14はガイド孔13が規定する位置および方向に一律にスライド移動し、それによってドリルバー17により、予め診断されて決められた位置に確実に孔をあけることができる。
ヘッド14はネック15の先端に接合されているので、ヘッド14が下方へ移動する際、ネック15が通るための隙間が必要である。ガイド孔13には開放部16が形成されており、ネック15はこの開放部15を通ることにより、ヘッド14がガイド孔13に沿って下方へ移動する際の妨げとはならない。
この実施形態では、上述したように、サージカルガイド11に形成されたガイド孔13が、ドリルバー17のためのガイド孔ではなく、ヘッド14のためのガイド孔13とされている。そして、ヘッド14は、後述するように、ガイド孔13に沿って画一的に移動し得る形状とされており、これによって、従来のように目視でドリリング位置を調整したりする必要はなく、サージカルガイド11に沿ってインプラント用ハンドピース12を操作することにより、正確にインプラント用の孔をあけることができる。
図3は、この発明の実施形態に係るインプラント用ハンドピースのヘッド14の形状の例を表わす図である。
図3(A1)は一例としてのヘッド14の斜視図、(B1)はそのヘッド14の底面図である。(A1)(B1)に示すように、ヘッド14は、円柱状ヘッドとすることができる。より具体的には、ヘッド14の下端面18には、その中心にドリルバー17が取り付けられるようになっている。ヘッド14の外形は、取り付けられたドリルバー17の中心軸と同心で、かつ、ドリルバー17の軸方向に所定の長さH1 の円周面部20を有している。ヘッド14は、その上端面21が直径Rの真円形状で、その下端面18も、直径Rの真円形状をしており、円周面部20は、上端面21の外周縁と下端面18の外周縁との間をつないでおり、直径はRで、その長さが上述したようにH1 である。
なお、ヘッド14の上端面21中央には、ドリリング時、ドリルバー17に対してに水または生理用食塩水を冷却水として供給するための給水孔22が形成されている。
ヘッド4には、ネック15が接合されている。ネック15は、ヘッド14に接合された
先端部の幅(図3(B1)に示される水平方向に見たネック15先端部の寸法)Wが、W<R(Rはヘッド14の直径)とされている。
この結果、ヘッド14は、角度θ0 (θ0 >180°)であって、その長さがH1 の円周面部20を備えている。なお、歯科医師がインプラント用ハンドピースを操作する際、円周面部20を認識し易いように、円周面部20に着色や印が付されていてもよい。
図3(A2)(B2)は、別の実施形態に係るヘッド14の斜視図および底面図である。
図3(A2)(B2)に示すヘッド14の特徴は、下端面18側の外周面部が、下端面に向かって直径が細められていることである。しかし、このヘッド14には、長さH2 の円周面部20が備えられている。その他の構成は、図3(A1)(B1)のヘッド14と同様であり、同一部分には同一番号を付して重複した説明については省略する。
図3(A3)(B3)は、さらに他の実施形態に係るヘッド4の斜視図および底面図である。(A3)(B3)に示すヘッド4の特徴は、(A1)(B1)(A2)(B2)の構成とは異なり、ヘッド14の上端面にネック15が接合されていることである。これにより、ヘッド14は、下端面18の周縁部から上方へ延びる長さH3 の円周面部20を有している。
図3(A3)(B3)の構成では、ネック15の幅Wは、円周面部20の直径Rよりも小さくてもよい(寸法W′)し、直径Rと等しい寸法Wか、直径Rよりも大きくても構わない。
図4は、サージカルガイド11に形成されたガイド孔13にインプラント用ハンドピース12のヘッド14が案内される様子を示す図解的な断面図である。サージカルガイド11に形成されたガイド孔13は、円柱状の孔である。このガイド孔13にたとえば図3(A1)(B1)に示すヘッド14が適合されると、図4(A)に示すように、ヘッド14の円周面部20がガイド孔13の内周面に対向するように係合される。よって、ヘッド14はガイド孔13に案内されて上下にスライド移動し、その移動方向がぶれたりずれたりすることがない。従って、ヘッド14の下端面18に取り付けられたドリルバー17によって、所定の位置かつ所定の方向へ孔をあけることができる。
図3(A2)(B2)に示す形状のヘッド14がサージカルガイド11のガイド孔13に適合された場合は、図4(B)に示す状態となる。ヘッド4は、その下方部が下方に向かって直径が細くされた形状になっているが、ヘッド14には長さH2 の円周面部20が備えられている。従って、この円周面部20がガイド孔13と係合した状態では、ヘッド4はガイド孔13に沿って上下に移動し、ドリルバー17のドリリング方向がぶれたりずれたりすることはない。
図3(A3)(B3)に示すヘッド14の場合は、図4(C)に示すようにサージカルガイド11のガイド孔13と適合される。このヘッド14の場合は、図4(A)に示す場合とほぼ同様であるが、ヘッド4の上端面からネック15が延びているため、ヘッド14がガイド孔13へ挿入された際の、挿入深さをネック15によって規制することが可能である。
いずれの場合も、ヘッド14には、上下方向に所定寸法H1 〜H3 の円周面部20が備えられているから、この円周面部20がガイド孔13の内周面に対向し、ヘッド14はぶれたりずれたりすることなく、ガイド孔13に沿って上下にスライド移動させることができる。
なお、ヘッド4の円周面部20の直径(外径)Rと、ガイド孔13の内径R1 との関係は、
R1 =R+α
(但し、αはヘッド14がガイド孔13に沿ってスライド移動し得るのに必要な微小な
余裕寸法(微小マージン)である。)
となる。
図5は、平面視におけるサージカルガイド11に形成されたガイド孔13とインプラント用ハンドピース12のヘッド14およびネック15との関係を説明するための図である。図5を参照して、ガイド孔13には開放部16が形成されている。ガイド孔13は、平面視で直径(内径)がR1 の真円の孔であり、その一部が軸方向に切除されて開放部16として開放されている。ガイド孔13における円弧状で軸方向へ延びたの内周面部は角度θ1 を有している。ここに、θ1 >180°である。換言すれば、開放部16の開度θ2 は、θ2 <180°である。この結果、開放部16の幅Dは、ガイド孔13の直径R1 よりも狭いため、開放部16を通ってガイド孔13内に挿入されたヘッド14が外れたり、外へ抜け出ることはない。
一方、ネック15の幅Wは、ヘッド14の直径Rよりも狭いため、ネック5の両側には、開放部16が存在する。このため、ネック15は開放部16の範囲内において、ヘッド14を中心に回動させることができる。
このような構成であれば、図6に示すように、患者Pの口腔内においてヘッド14をサージカルガイド11のガイド孔13に適合した際、ネック15を所望の方向に回動させることができる。よって、インプラント用ハンドピース12の操作性が良いという利点がある。
また、図5に示すように、ヘッド14はガイド孔13から開放部16を通って外れることがなく、ヘッド14の円周面部20は、180°を超えてガイド孔13の内周面部に当接されているから、ガイド孔13内でヘッド14ががたついたりぐらついたりすることはない。表現を変えれば、ガイド孔13内にヘッド14が適合されたときに、ヘッド14はガイド孔13の内周面部によって抱き抱えられた状態となり、ガイド孔13の内周面部に沿ってのみスライド移動することができる。
図7は、サージカルガイド11の変形例を示す図であり、ガイド孔13に通水溝31が形成された例を示す図である。
インプラント用ハンドピース12を使用し、ドリルバー17によって患者の顎骨内に孔を形成する際、ドリルバー17の回転によって顎骨との間に摩擦熱が生じる。この熱は顎骨の組織等に良い影響を与えないため、通常は、摩擦熱を除去するために冷却水が供給される。冷却水は、ヘッド14の上端面21の中央に形成された給水孔22からヘッド14内に設けられた水路を通って下端面18からドリルバー17の周囲へ供給される。冷却水としては、生理用食塩水を用いるのが好ましい。この冷却水の戻り水を排出するため、ガイド孔13には、図7に示すように通水溝31が形成されている。通水溝31を形成することにより、余分な冷却水(冷却に使用した後の戻り水)がサージカルガイド11の上部から排出される。よって、ドリリング時に、ヘッド14は冷却水の抵抗を受けることなく、スムーズにガイド孔13に沿って下方へスライド移動させることができる。
また、通水溝31は、供給されて溜まった冷却水により、サージカルガイド11自体が、患者の口腔内で装着位置から起き上がったりするのを防止する作用もある。
通水溝31は、円柱状のガイド孔13の内周面部に、軸方向に延びるように一定の間隔をあけて形成されており、ガイド孔13の内周面部がヘッド14を案内する妨げになったり、案内するヘッド14をがたつかせたりする虞れはない。
図8は、インプラント用ハンドピース12のヘッド14の変形例を示す斜視図である。
図8に示すヘッド14には、その円周面部20に通水溝32が形成されている。ヘッド14によってドリルバー17を回転させる際、上述したように、給水孔22から冷却水が供給されるが、その冷却水を排出するための通水溝を、図7に示すようにガイド孔13の内周面部に形成するのではなく、ヘッド14の円周面部20に形成してもよい。この場合においても、通水溝32は、一定の間隔をあけて円周面部20に、上下方向に延びるように形成されており、円周面部20がガイド孔13に適合された際に、通水溝32の存在がガイド孔13内でヘッド14ががたついたりぐらついたりする原因にはならない。
図9は、この発明の他の実施形態に係るサージカルガイド41の構成を示す部分斜視図である。このサージカルガイド41は、たとえばアクリルレジンで形成されたガイド本体42と、摩擦抵抗の少ない樹脂、たとえばフッ素樹脂、より具体的にはテフロン(登録商標)で構成されたガイド孔形成体43とを有している。ガイド本体42は、図1を参照して説明したサージカルガイド11と同様、患者の口腔内の所定の位置に装着できるように、その下面側には患者の口腔内の歯と対応した凹凸が形成された入れ歯様の床であり、インプラントの植立位置に対応づけて取付孔44が形成されている。図示では、描写の簡略化のために取付孔44が1つだけ形成されたガイド本体42が示されているが、取付孔44は必要に応じて2個以上形成されていてもよい。
ガイド孔形成体43は、取付孔44に取り付けられている。ガイド孔形成体43は円筒状体であり、その一部が軸方向に切除された形態をしており、切除された部分によって切欠部45が形成されている。切欠部45は、インプラント用ハンドピースのネック先端が通ることのできる開放部を構成している。ガイド孔形成体43の内周面部46は円弧状で軸方向に延びており、ハンドピースのヘッドの外面をスライドさせながら案内することができる。内周面部46は、平面視において真円形状である。
組立て時には、ガイド本体43の取付孔44に対し、ガイド孔形成体43が挿入されて位置が調整され、ガイド孔形成体43の外面と取付孔44の内面との間が接着され、ガイド本体42に対してガイド孔形成体43が固定された状態とされている。
なお、取付孔44とガイド孔形成体43との接着状態をより強固に保つため、取付孔44の内面および/またはガイド孔形成体43の外面に嵌合用の凹凸が形成されていてもよい。
また、図9では、ガイド孔形成体43の高さ(上下方向寸法)は、ガイド本体42の高さ(上下方向寸法)よりも長くされており、ガイド孔形成体43の下端面はガイド本体42の下端面と一致されているが、その上部はガイド本体42の上面から上方へ突出した形態となっている。このため、ガイド本体42の高さ(上下方向寸法)が薄い場合でも、ガイド孔形成体43の内周面部46は上下方向に長く延びているため、より良好にサージカルガイドのヘッドを案内することが可能である。
もっとも、ガイド孔形成体43の上下方向寸法が、ガイド本体42の上下方向寸法と等しい寸法とされていてもよい。つまり、ガイド孔形成体43の上部がガイド本体42の上面から上方へ突出していない構成であってもよい。
図10は、この発明のさらに他の実施形態に係るサージカルガイド51の要部構成を示す部分斜視図である。図10に示すサージカルガイド51が、図9で説明したサージカルガイド41と異なる点は、ガイド孔形成体43aの構成である。サージカルガイド51のガイド孔形成体43aは、円筒状体をし、その一部が軸方向に切除されて切欠部45が形成されているが、ガイド孔形成体43aは、その上端部および下端部において接続部52、53が残されている。従って、ガイド孔形成体43aは、その下端部および上端部では、円筒形状をしている。
ガイド孔形成体43aを図10のような形状にした場合、ガイド穴形成体43aの切欠部45が広がったりせず、つまり、取り付けるまでの状態において、ガイド孔形成体43が歪みにくく、その内周面部46が平面視で真円状態を確実に保つという利点がある。また、ガイド本体42の取付孔44にガイド孔形成体43aを取り付ける際に取り付け易いという利点がある。
このサージカルガイド51は、使用時において、上方の接続部52および必要があれば下方の接続部53も切除すればよい。接続部52、53を切除すれば、図9に示すサージカルガイド41と同様の構成となり、接続部52、53がインプラント用ハンドピースのネックが通過する妨げになることはない。
図10に示すサージカルガイド51も、ガイド孔形成体43aは摩擦抵抗の少ない樹脂、たとえばテフロン(登録商標)で形成するのがよい。
図11は、ガイド孔形成体の変形例を示す斜視図である。図11に示すガイド孔形成体43bは、たとえばテフロン(登録商標)で形成された内周面部材54と、たとえばアルミニウム等の金属で形成された外周面部材55との2層構造を有している。かかる構成にすることにより、ガイド孔形成体43bの内周面部46の真円性(平面視における真円性)をより確実に担保することができ、内周面部46によってハンドピースのヘッドをより良好に案内することができる。また、このガイド孔形成体43bをガイド本体42(図9または図10参照)に対して着脱可能な構成とすることにより、ガイド孔形成体43bを消毒、滅菌して、再利用することが可能になる。
上述した図9〜図11に示す各ガイド穴形成体43、43a、43bにおいて、その内周面部に多数個の小球体が回転自在に埋設された構成としてもよい。多数個の小球体は、内周面部に、たとえば軸方向に延びる溝が等間隔で複数本形成され、これら溝内に複数個の小球体が回転自在に嵌め込まれた構成とすることができる。かかる構成とした場合、ハンドピースのヘッドが内周面部に挿入された際、内周面部が直接ヘッドの外周面に接するのではなく、内周面部に埋設された多数の小球体の突出部がヘッドの外周面に回転自在に接するから、ヘッドを内周面内でスライドさせる際に、摩擦抵抗が少なく、ヘッドをスムーズにスライドさせることができる。
図12は、この発明の一実施形態に係るハンドピース用アダプタが装着されたインプラント用ハンドピースのヘッド部分の斜視図である。
図12を参照して、歯科用ハンドピースのネック60の先端にはヘッド61が備えられている。ヘッド61の外周面形状がこの発明に係るヘッドのように円周面部を備えていない場合に、この発明の一実施形態に係るアダプタ62が装着される。アダプタ62は、ヘッド61の周面を覆うように取り付けられ、装着状態において、その外表面に、ヘッド61に取り付けられたドリルバー63と同心の円弧状または円形をした円周面部64を備えている。このようなアダプタ62をヘッド61に装着することによって、インプラント用ハンドピースのヘッド61の外周面形状を、円周面部64を有する形状とすることができ、この発明に係るサージカルガイドを利用できる形態とすることができる。
アダプタ62にはネック61の先端部を嵌めるための嵌合凹部65が形成されており、ヘッド61と所定の当接圧によって装着される。
アダプタ62は金属や樹脂で形成することができ、樹脂で形成する場合、テフロン(登録商標)で形成すれば、円周面部64の摩擦抵抗が小さくなり有利である。
図13は、他の実施形態に係るアダプタ66を説明するための斜視図である。アダプタ66も図12に示すアダプタ62と同様、インプラント用ハンドピースのヘッド60に装着され、ネック60の先端が嵌合する嵌合凹部65を備えている。アダプタ66もその外表面に円周面部64を有している。さらに、円周面部64からわずかに突出するように、
多数個の小球体67が、回転自在に埋設されている。多数個の小球体67は、円周面部64に、軸方向に延びる溝68が等間隔で複数本形成されており、これら溝68内に複数個の小球体67が嵌め込まれている。
このような構成であれば、アダプタ66を装着したヘッド61をこの発明に係るサージカルガイドで案内する際に、アダプタ66の円周面部64がサージカルガイドのガイド孔に触れず、小球体67がガイド孔の内周面に接触して回転するため、摩擦抵抗が少なく、アダプタ66を装着したヘッド61はサージカルガイドによって良好に案内される。
図14は、この発明のさらに他の実施形態に係るアダプタ70を説明するための斜視図である。アダプタ70は、中心面に対して面対称形状をした第1カバー70aおよび第2カバー70bに分割可能な構成をしている。第1カバー70aは、円弧状の周面部71と、周面部71の上下に備えられた端面部72、73を備えている。第2カバー70bも、同様に、周面部71および2つの端面部72、73を備えている。第1カバー70aおよび第2カバー70bは、開口同士が対向するように組み合わされ、組み合わされたときに、インプラント用ハンドピースのヘッド74の外周面、上面および下面の各一部を覆うように、ヘッド74の外側に密着される。そして当接された周面部72、73が嵌め合わされて、第1カバー70a、第2カバー70bが割れないようにするロック部材75が嵌められることによって、アダプタ70のヘッド74への装着が完了する。
アダプタ70は、ヘッド74に装着された状態において、その周面部71の外周面が真円の円筒面部を形成する。よって、このアダプタ70を用いても、ヘッド74の外周面を、インプラント植立用のサージカルガイドによって案内可能な円筒の外周面部を有する形状にすることができる。
なお、アダプタ70は、たとえばテフロン(登録商標)で形成することにより、その外周面の摩擦抵抗が少なくなり、サージカルガイドのガイド穴内を良好にスライドさせることができる。
図15は、本願の請求項13に係る発明の一実施形態を説明するための斜視図である。
実施形態に係るインプラント用ハンドピース80は、ネック81の先端に平面視正8角形状のヘッド82を有している。ヘッド82は、その中心にドリルバー83を取り付けることができる。ヘッド82の外周面は、取り付けたドリルバー83の中心軸と同心で、かつ、ドリルバー83の軸方向に所定の長さHの正8角形周面部84を有している。なお、ヘッド82の上面中央の孔85は、ドリリング時に冷却水を供給するための給水孔である。
このインプラント用ハンドピース80によりインプラント植立孔をドリリングする際のサージカルガイド86には、ガイド孔87が形成されている。ガイド孔87は、サージカルガイド86を上下方向に貫通する孔で、平面視が正8角形状の角柱状の孔である。ガイド孔87は、インプラント用ハンドピース80のヘッド82を上方から挿入することができ、ヘッド82を、そのドリルバー83の軸方向へスライド移動させるのを案内するための孔である。当該孔87には、インプラント用ハンドピース80のネック81の根元部が上下に移動し得るように形成された開放部88が含まれている。
インプラント用ハンドピース80およびサージカルガイド86を、図15に示すような構成とすると、ヘッド82をガイド孔87に上方から挿入し、ガイド孔87に沿ってヘッド82を上下にスライド移動させる際の遊びを減らすことができる。よって、ガイド孔87内で、スライド移動させるヘッド82のがたつきやぐらつきがほとんどなく、ヘッド82をスムーズにかつ画一的に軸方向に移動させることができる。そしてそれにより、診断等により得られたインプラントを植立すべき正しい位置に、植立孔をあけることができる。
上述の実施形態では、ヘッド82の平面視の形状は、正8角形とし、ガイド孔87の平面視の形状も、ヘッド82に合わせて正8角形とした例を示したが、ヘッド82の平面視形状は、正8角形以外に、たとえば正3角形、正方形、正5角形、正6角形等の正多角形とすることができる。また、ヘッド82の平面視形状を、所定の正多角形とした場合には、サージカルガイド86のガイド孔87の平面視形状を、その正多角形と対応した正多角形のガイド孔とすればよい。
さらに、この実施形態では、ヘッド82の外形自身が、正8角形の周面部84を備えた例を説明したが、正多角形の周面部84は、ヘッド82自体により形成されているのではなく、図12〜図14で説明したような、ヘッド82に装着するアダプタにより形成されたものとしてもよい。
同様に、サージカルガイド86に形成するガイド孔87は、サージカルガイド86自身に直接形成することもできるし、図9〜図11を参照して説明したように、サージカルガイド86に取り付け孔を形成し、その取り付け孔に正8角形状の内周面を有するガイド孔形成体を取り付けることによって、図15に示すようなガイド孔87を有するサージカルガイド86とすることも可能である。
図16は、請求項14に係る発明の一実施形態を示す斜視図である。
図16(1)は、請求項14に係る発明の一実施形態に係るインプラント用ハンドピース90の要部の斜視図およびそのインプラント用ハンドピース90と一緒に使用されるサージカルガイド91の要部の斜視図を示している。
インプラント用ハンドピース90は、ネック92の先端にヘッド93を有している。ヘッド93は、平面視の外形が円形をし、その円形の外形から放射状に突出するたとえば8つの係合突起94を備えている。ヘッド93は、基本形状が円柱体であり、その下面中央から下方へ突出するようにドリルバー95が装着される。ヘッド93の円柱状周面部96は、ドリルバー95の軸方向に所定長さHを有し、周面部96が後述するガイド孔により案内される被ガイド面となっている。
係合突起94は、ドリルバー95の中心軸(すなわちヘッド93の中心軸)を中心に、放射状に周面部96から突出しており、周面部96の長さ方向に突出した突条である。係合突起94は、平面視において、互いに等しい角度間隔で突出している。
一方、サージカルガイド91に形成されたガイド孔97は、平面視円形の孔であり、その内周面には、孔97の軸方向に延びるたとえば8つの係合溝98が形成されている。係合溝98は、平面視において、等しい角度間隔で配置されている。より具体的には、ガイド孔97は、インプラント用ハンドピース90のヘッド93を上方から挿入でき、挿入されたヘッド93が上下方向にスライド移動するのを案内するための孔であり、ヘッド93に備えられた複数の係合突起94が係合するように、係合溝98が形成されている。
このような構成にすると、図15で説明したインプラント用ハンドピース80およびサージカルガイド86と同様に、ガイド孔97に開放部101が形成されていても、ヘッド93をガイド孔97内でスライド移動させる際に、遊びが少なくなる。よって、ガイド孔97内でヘッド93がぶれたり、ずれたり、がたついたりすることのない構成とすることができる。
図16(2)は、ヘッド93の変形例を示しており、係合突起94が、たとえばヘッド93の中心軸を中心に、180°隔たる位置にそれぞれ設けられた、2つの係合突起94を備えた実施形態である。ヘッド93の形状を、図16(2)のような形状としても、図16(1)に示すサージカルガイド91のガイド孔97に案内させることができ、ガイド孔97内で遊びが少なく、上下にスライド移動し得る。
図16に示すサージカルガイド91の外観構成は、ヘッド93自体の形状を、周面部96および係合突起94を有する構成としたが、これに代えて、図12〜14で説明したように、ヘッドにアダプタをセットすることによって、ヘッドの外観形状を、周面部96および複数の係合突起94を備える構成とすることも可能である。
また、サージカルガイド91において、ガイド孔97を、サージカルガイド91自体に直接形成してもよいし、サージカルガイド91に取り付け孔99を形成し、その取り付け孔99にガイド孔形成体100を取り付けることによって形成してもよい。
図16の実施形態では、係合突起94を8つまたは2つとしたインプラント用ハンドピースを示すとともに、係合溝98を8つ有するガイド孔97を例示したが、係合突起94は複数あればよく、また、係合溝98も複数あればよく、例示の数に限定されるものではない。
この発明は、以上の各実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係るインプラント植立用穿孔器具を用いてインプラント植立のための孔を患者の顎骨にあける様子を表わす図解図である。 従来の歯科用ハンドピースおよびサージカルガイドを用いて、患者の顎骨にインプラント植立用の孔をあける様子を表わす図解図である。 この発明の実施形態に係るインプラント用ハンドピースのヘッド14の形状の例を表わす図である。 サージカルガイド11に形成されたガイド孔13にインプラント用ハンドピース12のヘッド14が案内される様子を示す図解的な断面図である。 平面視におけるサージカルガイド11に形成されたガイド孔13とインプラント用ハンドピース12のヘッド14およびネック15との関係を説明するための図である。 患者の口腔内にインプラント植立用の孔を形成する操作を説明するための図解図である。 サージカルガイド11の変形例を示す図である。 インプラント用ハンドピース12のヘッド14の変形例を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態に係るサージカルガイド41の構成を説明するための部分斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るサージカルガイド51の構成を説明するための部分斜視図であ。 この発明の他の実施形態に係るガイド孔形成体43′の構成を説明するための斜視図である。 この発明の一実施形態に係るハンドピース用アダプタ62の構成を説明するための斜視図である。 この発明の他の実施形態に係るハンドピース用アダプタ66の構成を説明するための斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るハンドピース用アダプタ70の構成を説明するための斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るインプラント用ハンドピースおよびサージカルガイドの構成を説明するための斜視図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るインプラント用ハンドピースおよびサージカルガイドの構成を説明するための斜視図である。
符号の説明
11、41、51 サージカルガイド
12 インプラント用ハンドピース
13 ガイド孔
14 ヘッド
15 ネック
16 開放部
17 ドリルバー
20 円周面部
31、32 通水溝
42 ガイド本体
43、43′ ガイド孔形成体
46 内周面部
62、66 アダプタ
67 小球体

Claims (14)

  1. インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるヘッドの外形が、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さの円周面部を有しているインプラント用ハンドピースと、
    患者の口腔内に装着するサージカルガイドであって、前記インプラント用ハンドピースのヘッドを前記ドリルバーの軸方向へスライド移動させるのを案内するために、前記ヘッドの円周面部に対向する円弧状の内周面部を含み、この内周面部に沿って前記ヘッドがドリルバーの軸方向へ移動するように案内するガイド孔が形成されているサージカルガイドと、
    を含むことを特徴とするインプラント植立用穿孔器具。
  2. 前記インプラント用ハンドピースは、前記ヘッドが先端に備えられたネックを有し、
    前記ネックの先端はヘッドの外周面と接合されていて、ヘッドの外周面の直径に比べ、ネック先端の幅は小さいことを特徴とする、請求項1記載のインプラント植立用穿孔器具。
  3. 前記サージカルガイドのガイド孔には、前記ネックの先端が挿入可能な開放部が形成されており、
    この開放部は、前記ガイド孔の中心に対して180°未満の開度を有することを特徴とする、インプラント植立用穿孔器具。
  4. 前記ヘッドの外周面または前記ガイド孔の内周面のいずれか一方には、冷却水の戻り水が通過し得る通水溝が形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のインプラント植立用穿孔器具。
  5. インプラント用ハンドピースであって、
    ドリルバーを取り付けるためのヘッドを有し、
    ヘッドの外形は、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さ以上の長さの円周面部を有していることを特徴とする、インプラント用ハンドピース。
  6. インプラント植立用に使用するサージカルガイドであって、
    インプラント用ハンドピースのドリルバーが取り付けられたヘッドを案内するためのガイド孔を有し、
    このガイド孔は、インプラント用ハンドピースのヘッドを、ドリルバーの軸方向へスライド移動させるために、円弧状の内周面部を含み、この内周面部に沿ってヘッドの外周面をスライドさせることのできる孔であることを特徴とする、インプラント植立用のサージカルガイド。
  7. インプラント植立用に使用するサージカルガイドであって、
    患者の口腔中に装着されるガイド本体と、
    前記ガイド本体に形成された取付孔と、
    前記取付孔に取り付けられた円筒状体であって、その外面が前記取付穴の内面に接合されており、ハンドピースのヘッドの外面をその内面に沿ってスライドさせることができ、前記円筒状体の一部は、ハンドピースのネック部分が通るように180°未満の範囲で軸方向に切除されるか、または切除可能な形態を有するガイド穴形成体と、
    を含むことを特徴とする、インプラント植立用サージカルガイド。
  8. 請求項7記載のガイド本体の前記取付穴に取り付けるガイド穴形成体であって、
    ハンドピースのヘッドの外面に対応するように規格化された180°以上の円弧状の内周面部を備える円筒状体と、
    前記円筒状体に形成され、ハンドピースのヘッドが前記内周面部に沿ってスライドする際に、ハンドピースのネック部分が通れるように180°未満の範囲で軸方向に切除された切除領域と、
    前記切除領域の一部をつないでおり、後にその部分を削除することでハンドピースのネック部分が通れるようにするための削除用帯部と、
    を含むことを特徴とするガイド穴形成体。
  9. 前記ガイド穴形成体は、樹脂もしくは金属またはそれらの組み合わせにより構成されていることを特徴とする、請求項8記載のガイド穴形成体。
  10. 前記内周面部には、多数個の小球体が回転自在に埋設されており、各小球体は、その一部が前記内周面部からわずかに突出しており、ハンドピースのヘッドを内周面部に沿ってスライドさせる際に、ヘッド外面に当接して回転するように配列されていることを特徴とする、請求項8または9記載のガイド穴形成体。
  11. インプラント用ハンドピースのヘッドに装着するアダプタであって、
    前記ヘッドの周囲を覆うように取り付けられ、装着状態で、その外表面に、ヘッドに取り付けられたドリルバーと同心の円弧状をした円周面部を備えることを特徴とする、インプラント用ハンドピースのアダプタ。
  12. 前記アダプタの前記円周面部には、多数個の小球体が、小球体の一部が円周面部からわずかに出る状態で、回転自在に埋設されていることを特徴とする、請求項8記載のインプラント用ハンドピースのアダプタ。
  13. インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるヘッドの外形が、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さの正多角形周面部を有しているインプラント用ハンドピースと、
    患者の口腔内に装着するサージカルガイドであって、前記インプラント用ハンドピースのヘッドを前記ドリルバーの軸方向へスライド移動させるのを案内するために、前記ヘッドの正多角形周面部に対向する正多角形状の内周面部を含み、この内周面部に沿って前記ヘッドがドリルバーの軸方向へ移動するように案内するガイド孔が形成されているサージカルガイドと、
    を含むことを特徴とするインプラント植立用穿孔器具。
  14. インプラント用ハンドピースであって、ドリルバーを取り付けるヘッドの外形が、取り付けたドリルバーの中心軸と同心で、かつ、ドリルバーの軸方向に所定の長さの円周面部を有し、前記中心軸を中心に前記円周面部から外方へ突出する係合突部を備えるインプラント用ハンドピースと、
    患者の口腔内に装着するサージカルガイドであって、前記インプラント用ハンドピースのヘッドを前記ドリルバーの軸方向へスライド移動させるのを案内するために、前記ヘッドの円周面部に対向する円弧状の内周面部であって、当該内周面部には、前記軸方向に延び、前記係合突起と係合し得る複数の係合溝が形成されていて、この内周面部に沿って前記ヘッドがドリルバーの軸方向へ移動するように案内するガイド孔を有しているサージカルガイドと、
    を含むことを特徴とするインプラント植立用穿孔器具。
JP2008038627A 2007-09-12 2008-02-20 インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド Expired - Fee Related JP5467726B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008038627A JP5467726B2 (ja) 2007-09-12 2008-02-20 インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド
CA2695735A CA2695735A1 (en) 2007-09-12 2008-07-31 Implant erecting drill tool, hand-piece, adapter for the hand-piece, and surgical guide
PCT/JP2008/063779 WO2009034788A1 (ja) 2007-09-12 2008-07-31 インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド
US12/733,472 US20100185201A1 (en) 2007-09-12 2008-07-31 Implant erecting drill toll, hand-piece, adaptor for the hand-piece, and surgical guide
EP08791994.0A EP2189130A4 (en) 2007-09-12 2008-07-31 IMPLANT PLACEMENT DRILLING TOOL, HANDPIECE, HANDPIECE ADAPTER AND SURGICAL GUIDE
KR1020107005376A KR20100066506A (ko) 2007-09-12 2008-07-31 임플란트 식립용 천공기구, 핸드피스, 핸드피스용 어댑터 및 서지컬 가이드

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007236978 2007-09-12
JP2007236978 2007-09-12
JP2007324976 2007-12-17
JP2007324976 2007-12-17
JP2008038627A JP5467726B2 (ja) 2007-09-12 2008-02-20 インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009165799A true JP2009165799A (ja) 2009-07-30
JP5467726B2 JP5467726B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=40451800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008038627A Expired - Fee Related JP5467726B2 (ja) 2007-09-12 2008-02-20 インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20100185201A1 (ja)
EP (1) EP2189130A4 (ja)
JP (1) JP5467726B2 (ja)
KR (1) KR20100066506A (ja)
CA (1) CA2695735A1 (ja)
WO (1) WO2009034788A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027689A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 Akutsu Isao インプラント用器具及びインプラント用器具のガイドシステム
US20110238071A1 (en) * 2010-03-24 2011-09-29 Alain Fernandez-Scoma Drill assistance kit for implant hole in a bone structure
JP2014168553A (ja) * 2013-03-02 2014-09-18 Implantdent Co Ltd 歯科用インプラント埋設穴形成補助装置及びシステム
JP2017508595A (ja) * 2014-03-19 2017-03-30 ジーアールエス ガイド システム インコーポレイテッドGrs Guide System,Inc. 外科用穿孔装置の位置決めおよび装着、並びに関連する装置およびシステム
JP2018537256A (ja) * 2015-12-14 2018-12-20 2インギス エス.アー. 歯科外科手術ガイドシステム

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8585402B2 (en) 2008-08-29 2013-11-19 Zimmer Dental, Inc. Dental drill guide system
US20100192375A1 (en) 2009-02-02 2010-08-05 Remedent Nv Method for producing a dentist tool
US8640338B2 (en) 2009-02-02 2014-02-04 Viax Dental Technologies, LLC Method of preparation for restoring tooth structure
DE102011003561A1 (de) * 2011-02-03 2012-08-09 Sirona Dental Systems Gmbh Abdruck, Bohrschablone und Verfahren zur Bereitstellung einer Lagebeziehung und zur Erstellung einer Bohrschablone
BR112013030235B1 (pt) 2011-05-26 2021-02-02 Viax Dental Technologies, LLC revestimento dental, e, sistema dental
ITFI20110130A1 (it) * 2011-07-01 2013-01-02 Leone Spa Sistema di guida chirurgica per implantologia dentale e procedimento per la realizzazione di guide chirurgiche per implantologia dentale.
US10603049B2 (en) 2011-09-02 2020-03-31 Episurf Ip-Management Ab Implant specific drill bit in surgical kit for cartilage repair
US11000387B2 (en) 2011-09-02 2021-05-11 Episurf Ip-Management Ab Implant for cartilage repair
EP2564792A1 (en) * 2011-09-02 2013-03-06 Episurf Medical AB Modular surgical kit for cartilage repair
ES2425695B1 (es) * 2012-04-11 2014-08-05 Software Nemotec, S.L. Guía quirúrgica monobloque
ITRM20130095A1 (it) * 2013-02-19 2014-08-20 Uni Degli Studi I Roma La Sapienza Dispositivo guida accoppiabile alla testa di un manipolo impiantologico.
US9155548B2 (en) * 2013-03-12 2015-10-13 Hsieh-Hsing Lin Positioning device for bone drilling
US9801699B2 (en) * 2013-03-14 2017-10-31 Devin Okay Paired templates for placing dental implants and enhancing registration for denture prosthetics attached to the implants
CN103142320B (zh) * 2013-03-20 2015-10-14 福州大学 牙种植系统孔钻的手术引导装置及其制作、使用方法
WO2015137537A1 (ko) * 2014-03-14 2015-09-17 안경숙 버 유도부재를 가지는 핸드피스
KR101536288B1 (ko) * 2014-03-21 2015-07-14 황동환 임플란트 시술용 드릴링 가이드 장치
US20170172744A1 (en) 2014-07-09 2017-06-22 Episurf Ip-Management Ab Surgical joint implant and a bone-mountable rig
WO2016004991A1 (en) 2014-07-09 2016-01-14 Episurf Ip-Management Ab Customized implant for cartilage repair and corresponding method of design
US9585729B2 (en) * 2014-12-04 2017-03-07 Hsieh-Hsing Lin Drill guide device for dental implant
KR101658458B1 (ko) * 2015-02-26 2016-09-21 오스템임플란트 주식회사 임플란트 수술 가이드 장치 세트
US20170128156A1 (en) * 2015-11-06 2017-05-11 Hsieh-Hsing Lin Positioning device for dental drilling
CN105852997B (zh) * 2016-06-03 2018-07-20 福州大学 数字化牙种植手术引导装置
DE102017202817B3 (de) * 2017-02-22 2018-02-08 Frank Zastrow Vorrichtung zum Führen einer dentalchirurgischen Hohlfräse
US11007035B2 (en) 2017-03-16 2021-05-18 Viax Dental Technologies Llc System for preparing teeth for the placement of veneers
KR101963696B1 (ko) * 2017-07-24 2019-03-29 (주) 예스바이오테크 치과 시술용 가이드링
CN107837116B (zh) * 2017-10-26 2023-06-23 上海杰达齿科制作有限公司 齿科种植导板、钻头及其应用方法
CN108371562B (zh) * 2018-02-12 2023-08-08 佛山科学技术学院 一种牙科种植导板
JP6607583B2 (ja) * 2018-03-14 2019-11-20 株式会社DentalBank 歯科用切削器具を用いるための案内器具
KR101959774B1 (ko) * 2018-11-29 2019-03-19 김용서 외부 주수 장치를 구비하는 치아 임플란트 시술용 서지컬 가이드 시스템
JP2022516330A (ja) * 2019-01-04 2022-02-25 ヴァイアックス・デンタル・テクノロジーズ,リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 三次元の動きを制限するための横方向プロングを有する歯調製システム
KR102006303B1 (ko) * 2019-03-11 2019-08-01 김용서 디지털 임플란트 수술에 사용하는 서지컬 가이드용 고압 냉각 장치
CN110226979B (zh) * 2019-05-30 2024-04-02 杭州六维齿科医疗技术有限公司 一种带有自导航钻套的种植备孔钻系统
TWI705800B (zh) * 2019-07-23 2020-10-01 巧藝國際有限公司 植牙導引工具組及其植牙導引套
EP3928732A3 (en) * 2020-06-23 2022-02-16 Chen, Chun-Leon Dental hand piece with measuring scale
KR102554062B1 (ko) * 2021-04-08 2023-07-18 오스템임플란트 주식회사 주수를 고려한 수술용 가이드 및 수술용 가이드 디자인 방법
CN113598991B (zh) * 2021-07-30 2023-04-07 儒蓉(成都)医疗科技有限公司 一种种植辅助引导装置及其制备和使用方法
WO2024080765A1 (ko) * 2022-10-14 2024-04-18 오스템임플란트 주식회사 임플란트 시술 가이드 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0159113U (ja) * 1987-10-07 1989-04-13
JPH09294750A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Morihiro Hattori 骨穿孔装置
JP2003144445A (ja) * 2001-11-12 2003-05-20 Sayuri Nakayama 手ぶれ防止ガイド付インプラントエンジン
JP2005518868A (ja) * 2002-03-04 2005-06-30 カーミカエル,ロバート,ピー. インプラントの位置決め装置およびその方法
JP2006341067A (ja) * 2005-05-09 2006-12-21 Icat:Kk 医療用ガイド部材

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07102215B2 (ja) * 1987-03-06 1995-11-08 株式会社ニコン 顎骨穿孔用ガイド装置
DE3730055A1 (de) * 1987-09-08 1989-03-16 Heinrich Dr Winkel Vorrichtung zum durchfuehren von knochenfraesungen mit einem zahnaerztlichen bohraggregat
DE3802789A1 (de) * 1988-01-29 1989-08-10 Lauks Nikola Bohrvorrichtung fuer kieferchirurgische implantatkavitaeten und verfahren zur herstellung einer bohrbuchsenschablone fuer implantatkavitaeten
US5320529A (en) * 1992-09-09 1994-06-14 Howard C. Weitzman Method and apparatus for locating an ideal site for a dental implant and for the precise surgical placement of that implant
US5641287A (en) * 1994-10-25 1997-06-24 Gittleman; Neal B. Dental tool guidance template and method
US5741133A (en) * 1995-12-07 1998-04-21 Gordils; Antonio Jose Apparatuses and process for parallel placement of bone-integrated cylindrical type implants in dentistry
US5989258A (en) * 1997-09-16 1999-11-23 Hattori; Morihiro Apparatus for and method of bone drilling
DE19948393C1 (de) * 1999-10-06 2001-03-22 Ulrich Wennemann Vorrichtung zum Bearbeiten der Nachbarzähne einer Zahnlücke für das Einsetzen einer Zahnbrücke
CA2426211A1 (en) 1999-11-10 2001-05-17 Henning Lehmann Bastian Instrument for the parallel installation of dental implants
JP4291485B2 (ja) 2000-02-07 2009-07-08 圭司 小柳 インプラント窩形成用ガイド
FR2836372B1 (fr) 2002-02-28 2004-06-04 Obl Procede et dispositif pour la mise en place d'implants dentaires

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0159113U (ja) * 1987-10-07 1989-04-13
JPH09294750A (ja) * 1996-05-02 1997-11-18 Morihiro Hattori 骨穿孔装置
JP2003144445A (ja) * 2001-11-12 2003-05-20 Sayuri Nakayama 手ぶれ防止ガイド付インプラントエンジン
JP2005518868A (ja) * 2002-03-04 2005-06-30 カーミカエル,ロバート,ピー. インプラントの位置決め装置およびその方法
JP2006341067A (ja) * 2005-05-09 2006-12-21 Icat:Kk 医療用ガイド部材

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027689A1 (ja) * 2009-09-01 2011-03-10 Akutsu Isao インプラント用器具及びインプラント用器具のガイドシステム
JP4852183B2 (ja) * 2009-09-01 2012-01-11 株式会社インプラントデント インプラント用器具及びインプラント用器具のガイドシステム
US20110238071A1 (en) * 2010-03-24 2011-09-29 Alain Fernandez-Scoma Drill assistance kit for implant hole in a bone structure
JP2014168553A (ja) * 2013-03-02 2014-09-18 Implantdent Co Ltd 歯科用インプラント埋設穴形成補助装置及びシステム
JP2017508595A (ja) * 2014-03-19 2017-03-30 ジーアールエス ガイド システム インコーポレイテッドGrs Guide System,Inc. 外科用穿孔装置の位置決めおよび装着、並びに関連する装置およびシステム
JP2018537256A (ja) * 2015-12-14 2018-12-20 2インギス エス.アー. 歯科外科手術ガイドシステム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009034788A1 (ja) 2009-03-19
EP2189130A4 (en) 2013-11-27
KR20100066506A (ko) 2010-06-17
CA2695735A1 (en) 2009-03-19
JP5467726B2 (ja) 2014-04-09
EP2189130A1 (en) 2010-05-26
US20100185201A1 (en) 2010-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5467726B2 (ja) インプラント植立用穿孔器具、ハンドピース、ハンドピース用アダプタおよびサージカルガイド
JP4852183B2 (ja) インプラント用器具及びインプラント用器具のガイドシステム
JP5621958B2 (ja) 歯科用ドリルのためのドリルスリーブ
JP3149000U (ja) 歯科用穿孔アセンブリ
ES2881468T3 (es) Posicionamiento e instalación de dispositivos de taladrado quirúrgicos y dispositivos y sistemas relacionados
US9039413B2 (en) Dental tools for guided surgery
KR102174426B1 (ko) 치과 임플란트용 드릴
KR101501236B1 (ko) 치과 임플란트용 드릴의 가이드 장치
JP5914137B2 (ja) 歯科インプラント用治具及びそのセット並びにドリル用バー及びそのセット
KR200482232Y1 (ko) 치아 임플란트 시술용 서지컬 가이드
KR101566456B1 (ko) 임플란트용 드릴 및 이를 구비하는 임플란트용 드릴 장치
US20140322665A1 (en) Guiding template for dental implantology
JP5855378B2 (ja) 歯科用穿孔ドリルキット
JP6383958B2 (ja) フィクスチャー、アバットメント、インプラントクラウン、インプラント用ドライバー、インプラント
JP6534559B2 (ja) 歯科用ドリル
JP2009207688A (ja) インプラント植立用穿孔器具およびインプラント用ハンドピース
TWM612955U (zh) 機頭限位導引筒狀結構及其工具組
JP2008104700A (ja) 歯肉厚測定器付き回転式歯肉切除器
KR20110106573A (ko) 핸드피스 가이드 스텐트
JP2016026559A (ja) インプラント用骨平面形成具
KR102619856B1 (ko) 임플란트 시술 툴 세트
JP5616738B2 (ja) サージカルガイド及び埋入孔穿孔具
GB2578426A (en) Dental surgery apparatus
JP5770887B1 (ja) 医療用ドリル
KR20210033211A (ko) 치과 임플란트용 드릴

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120830

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130325

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130416

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5467726

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees