JP5616738B2 - サージカルガイド及び埋入孔穿孔具 - Google Patents

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Description

本発明は、インプラントのフィクスチャーを埋入するための埋入孔を患者の歯槽骨にドリルで穿孔する際に、ドリルを所定の位置及び方向へガイドするためのサージカルガイド、及び埋入孔穿孔具に関する。
インプラント治療に使用されるデンタルインプラント(以下単に「インプラント」という。)は、歯を喪失した歯槽骨に埋入されるフィクスチャー(インプラント体、例えばチタン製)と、フィクスチャーに接続されて支台となるアバットメントと、アバットメントに装着される上部構造(人工歯冠)とによって構成されている。このインプラントを使用するインプラント治療においては、フィクスチャーを埋入するための埋入孔を歯槽骨の所定の位置及び方向へ正確に穿孔することが肝要となっている(例えば,特許文献1参照)。
インプラント治療には、補綴主導型(トップダウントリートメント)と外科主導型の2種類があるが、前者の補綴主導型は、患者の歯及び顎のモックアップ(実寸大の石膏模型)を作製し、対合歯との咬合関係や歯列の状態から判断して、補綴的(機能的・審美的)に最適と思われる上部構造の形態及び配置を決め、これに基づいて、フィクスチャーの埋入位置及び埋入方向を決定するものである。後者の外科主導型は、患者の歯槽骨の形状(歯槽骨の幅、厚みや密度及び神経の走行等)から判断して、外科的(解剖学的)に最適と思われる所にフィクスチャーの埋入位置及び埋入方向を決定するものである。
現在、フィクスチャーの埋入位置及び埋入方向については、CT(コンピュータ断層撮影装置)画像データとシミュレーションソフトを使用することにより、補綴と外科の両面から検討を加えることで、補綴的(機能的・審美的)にも外科的(解剖学的)にも妥当なフィクスチャーの埋入位置及び埋入方向を決定することが可能である。また、CT撮影時に造影剤入りのテンプレートを使用することにより、シミュレーションソフトのCT画面上で決定したフィクスチャーの埋入位置及び埋入方向を、モックアップ上に植立したワイヤの植立位置及び植立方向で表示することも可能である。
しかし、フィクスチャーを埋入する埋入孔を患者の歯槽骨にドリルで穿孔するには、患者の口腔内でのドリルの3次元的な位置決めが必要となるため、CT画面やモックアップを見ながら、フリーハンドで歯槽骨の所定の位置及び方向へ正確に埋入孔を穿孔することは極めて困難である。このため様々な治具、すなわちサージカルガイドが考案されている。
その代表的なものは、埋入孔を穿孔すべき所定の位置及び方向へドリルをガイドするための案内孔を有する金属製のガイドリングを使用したサージカルガイドである。このガイドリングの案内孔にドリルを通し、案内孔に倣ってドリルを進入させることで、歯槽骨の所定の位置及び方向へ正確に埋入孔を穿孔することが可能となる。
特開2001−170080号公報
しかしながら、上述の、ガイドリングを使用したサージカルガイドには、以下のような問題があった。
(1)術野がサージカルガイドで覆われて見えないため、ドリルの先端が歯槽骨を切削している部分を目で確認することができないので術者が不安になる、
(2)ドリルとガイドリングの案内孔との間には、わずかな間隙(遊び)が必要であるが、埋入孔の深さに比べ、ガイドリングの厚さが薄いため、この間隙(遊び)によってドリルの穿孔(進行)方向に誤差を生じ、埋入孔が所定の位置及び方向から少なからずズレてしまうおそれがある、
(3)切削中の歯槽骨が、ガイドリング、及びこれを保持する周縁部によって覆われ、さらにドリルによってガイドリングの案内孔が塞がれて、歯槽骨周辺には閉空間が形成されるため、切削中の歯槽骨に対して、冷却水を十分に供給することが困難となり、骨火傷を起こしてしまうおそれがある、
(4)フィクスチャーを埋入する埋入孔を穿孔するには、直径が小さなパイロットドリルから始まって、段階的に直径がより大きな数種類のドリルを使用することになるため、それぞれのドリルの直径に合わせたガイドリングを設けた数種類のサージカルガイドが必要となり、その分、コストがかさむ、
という問題があった。
そこで、本発明は、簡単な構成でありながら、
(1)切削中のドリルの先端を目視することができ、
(2)ドリルの穿孔(進行)方向に誤差を生じにくく、
(3)また、冷却水を十分に供給することが可能で骨火傷を起こしにくく、
(4)しかも、1つで直径の異なる数種類のドリルに対応することができるサージカルガイド及び埋入孔穿孔具(サージカルガイドとドリルとからなる埋入孔穿孔具)を提供するものである。
請求項1に係る発明は、デンタルインプラントのフィクスチャーの埋入位置及び埋入方向を、患者の口腔内を模したモックアップ上に植立したワイヤの植立位置及び植立方向で表示したうえで、前記フィクスチャーを埋入するための埋入孔を患者の歯槽骨にドリルで穿孔する際に、口腔内でドリルを前記ワイヤと同一の位置及び方向へガイドするために使用されるサージカルガイドにおいて、前記モックアップの歯部、及び前記モックアップの歯部に対応する患者の歯部に嵌合される着脱自在なガイド部材と、前記ワイヤにおける、前記モックアップから突出している部分である突出部の基端部の位置を指し示す第1位置決め孔を有する第1指示部材と、基端部が前記ガイド部材の表面に固定され、先端部における前記ワイヤの前記突出部の先端に対応する部位に、前記ワイヤの植立方向へ向けて穿設された第2位置決め孔を有する第2指示部材と、回転軸に沿って穿設された中心孔を有する前記ドリルの前記中心孔に挿入されるガイドピンと、を備え、ハンドピースに装着された前記ドリルの先端を、前記第1指示部材の前記第1位置決め孔に基づいて患者の皮質骨に形成された位置決め窩に係合させ、これと並行して前記ガイドピンを前記第2指示部材の前記第2位置決め孔に通してから前記ドリルの前記中心孔に挿入することにより、前記ドリルの穿孔方向を位置決めする、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るサージカルガイドにおいて、前記ワイヤの前記突出部の長さが、前記ドリルの長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜の厚さを差し引いた長さである、ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係るサージカルガイドにおいて、前記ガイドピンの直径は、前記ガイドピンが前記ドリルの前記中心孔に挿入された際に、自重では抜けない程度の嵌め合い状態を保持する大きさに設定されている、ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に係るサージカルガイドにおいて、前記ガイドピンは、前記第2位置決め孔に通された際に、前記第2指示部材に当接することで、前記ガイドピンのそれ以上の移動を禁止するストッパをその基端部に有する、ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に係るサージカルガイドにおいて、前記第1指示部材は、前記ガイド部材と一体に形成されている、ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に係るサージカルガイドにおいて、前記第1指示部材は、前記ガイド部材とは別のガイド部材と一体に形成されていて、全体として位置決め窩形成用ステントを構成している、ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、回転軸に沿った中心孔が、基端部から先端付近まで穿設されているドリルと、前記ドリルをガイドするサージカルガイドとを備えた埋入孔穿孔具おいて、前記サージカルガイドが、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のサージカルガイドである、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る埋入孔穿孔具において、前記ドリルは、他の部分より直径の大きなストッパが、その先端から前記埋入孔の所定の深さと同じ長さだけ離れた長軸方向の中間部に設けられている、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ガイドピンが挿入されたドリルは、ドリルの先端が第1指示部材の第1位置決め孔に基づいて患者の皮質骨に形成された位置決め窩によって位置決めされ、かつ、ガイドピンの基端部が第2指示部材の第2位置決め孔によって位置決めされるので、つまり、ガイドリングを使用したサージカルガイドと比べ、はるかに距離のある2点で位置決め(方向づけ)されるので、穿孔開始時においてドリルの穿孔方向に誤差を生じにくい。さらに、このガイドピンが挿入されたドリルは、穿孔(進行)過程においてもドリルの切削部(外周面)とガイドピンの基端部が、位置決め窩周囲の硬い皮質骨(内周壁)と第2位置決め孔の2点でそれぞれ位置決めされつづけるので、たとえ海綿骨の骨密度が不均一であってもドリルの先端が方向ズレすることなく、患者の口腔内で、モックアップに植立されたワイヤと同一の位置及び方向へ正確にフィクスチャーの埋入孔を穿孔することができる。
すなわち、簡単な構成でありながら、
(1)サージカルガイドが術野を覆わないため切削中のドリルの先端を目視することができ、
(2)ドリルの穿孔(進行)方向に誤差を生じにくく、
(3)また、冷却水を十分に供給することが可能で骨火傷を起こしにくく、
(4)しかも、1つのサージカルガイドで直径の異なる数種類のドリルに対応することができ、
(5)さらに、海綿骨の骨密度が不均一であることに由来するドリルの方向ズレを起こさない。
請求項2の発明によれば、ワイヤの長さに基づいて設計されるサージカルガイド全体のサイズを必要最小限にして、患者が術中に大きな口をあけ続ける負担を軽減することができる。
請求項3の発明によれば、サージカルガイドを患者に装着した場合に、サージカルガイドの向きにかかわらず、ガイドピンがドリルの中心孔から抜け落ちることを防止することができる。
請求項4の発明によれば、第2位置決め孔に通されたガイドピンが、ドリルの進行(穿孔)に伴って第2位置決め孔から外れることを防止することができる。
請求項5の発明によれば、第1指示部材は、ガイド部材と一体に形成されているので、その作製が容易である。
請求項6の発明によれば、第1指示部材は、第2指示部材が固定されたガイド部材とは別個に取り外しが可能となるので、ドリルによる埋入孔の穿孔に際して作業の邪魔にならない。
請求項7の発明によれば、上述のサージカルガイドと、これによってガイドされるドリルとを組み合わせて、埋入孔穿孔具を構成することができ、この埋入孔穿孔具によって、上述の請求項1〜6の効果と同様の効果を奏することができる。
請求項8の発明によれば、ドリルにより埋入孔を穿孔する際に、ストッパが皮質骨に当接することにより、ドリルが所定の深さより深く穿孔するのを防止することができる。
モックアップ(石膏模型)30の歯部にサージカルガイド10を嵌合させた状態を示す斜視図である。 モックアップ(石膏模型)30の歯部にサージカルガイド10を嵌合させた状態を模式的に示す、ワイヤ31,32を通る平面に沿っての縦断面図である。 第2指示部材22の先端部近傍を、図1,図2中の上方から見た模式図である。 患者の歯部にサージカルガイド10を嵌合させ、ドリル41で歯槽骨62に埋入孔の穿孔開始時の状態を模式的に示す、ガイドピン51を通る平面に沿っての縦断面図である。 患者の歯部にサージカルガイド10を嵌合させ、ドリル41で歯槽骨62に埋入孔の穿孔中の状態を模式的に示す、ガイドピン51を通る平面に沿っての縦断面図である。 インプラント70を説明する縦断面図である。 患者の歯部にサージカルガイド10(第1指示部材切除済)を嵌合させ、ハンドピースに装着したドリル41で歯槽骨62に埋入孔を穿孔している状態を示す斜視図である。 ドリル41及びガイドピン51の縦断面図である。 第1指示部材22が、ガイド部材21とは別のガイド部材24と一体に形成された、位置決め窩形成用ステント11を構成している場合の、位置決め窩形成用ステント11の形状を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はA方向から見た図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。なお、各図面において、同じ符号を付した部材等は、同一又は類似の構成のものであり、これらについての重複説明は適宜省略するものとする。また、各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。
<実施形態1>
図1〜図9を参照して、本発明を適用した実施形態1に係るサージカルガイド10及び埋入孔穿孔具について説明する。なお、埋入孔穿孔具は、サージカルガイド10とドリル41とによって構成されている。ここで、図1は、モックアップ(石膏模型)30の歯部にサージカルガイド10を嵌合させた状態を示す斜視図である。図2は、モックアップ(石膏模型)30の歯部にサージカルガイド10を嵌合させた状態を模式的に示す、ワイヤ31,32を通る平面に沿っての縦断面図である。図3は、第2指示部材12の先端部近傍を、図1,図2中の上方から見た模式図である。図4は、患者の歯部にサージカルガイド10を嵌合させ、ドリル41で歯槽骨62に埋入孔を穿孔する際の穿孔開始時の状態を模式的に示す、ガイドピン51を通る平面に沿っての縦断面図である。図5は、同じく穿孔中の状態を模式的に示す、ガイドピン51を通る平面に沿っての縦断面図である。図6は、インプラント70を説明する縦断面図である。図7は、患者の歯部にサージカルガイド10(第1指示部材切除済)を嵌合させ、ハンドピースに装着したドリル41で歯槽骨62に埋入孔を穿孔している状態を示す斜視図である。図8は、ドリル41及びガイドピン51の縦断面図である。
なお、以下の説明では、患者の右上の奥歯(大臼歯)2本がかつてあった部位に、インプラント治療を施す場合を例に説明する。図9は、第1指示部材22が、ガイド部材21とは別のガイド部材24と一体に形成された、位置決め窩形成用ステント11を構成している場合の、位置決め窩形成用ステント11の形状を示す図であり、(a)は斜視図、(b)はA方向から見た図である。
I 概要
まず、図6を参照して、インプラント70について説明する。歯(不図示)が抜けた後には、柔らかい海面骨60と硬い皮質骨61とからなる歯槽骨62と、これを覆う粘膜(歯肉)63とが残る。インプラント70は、歯槽骨62に埋入孔を穿孔して埋入したフィクスチャー71と、フィクスチャー71に接続されて支台となるアバットメント72と、アバットメント72に装着される上部構造73とによって構成されている。
図1,図2に示すモックアップ30は、患者の口腔内から型取り(印象)して作られた上顎の実寸大の石膏模型である。同図に示す例では、右上の奥歯2本が抜けた状態を示している。奥歯2本が抜けた部分には、各奥歯のほぼ中心に対応する部位にそれぞれワイヤ31,32が植立されている。
これらのワイヤ31,32は、それぞれインプラント治療を行う際の、フィクスチャー71(図6参照)の埋入位置及び埋入方向を示すものである。また、図1,図2に示すワイヤ31,32における突出部(モックアップ30から突出している部分)31a,32aの長さ、すなわち、それぞれの基端部31b,32bから先端31c,32cまでの長さは、埋入孔穿孔用のドリル(パイロットドリル)41の長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜63の厚さを差し引いた長さに設定されている。これにより、ワイヤ31,32の長さを必要最小限として、後述のように、このワイヤ31,32の長さに基づいて設計されるサージカルガイド10全体のサイズも必要最小限にすることで、患者が術中に大きな口をあけ続ける負担を軽減することできる。なお、同図においては、2本のワイヤ31,32は、相互に平行になるように図示されているが、2つの埋入孔の方向によっては、必ずしも平行になるとは限らない。
上述のワイヤ31,32の植立位置及び植立方向は、例えば、以下のようにして決定される。
(1)まず、CT画像データとシミュレーションソフトによって決定されたフィクスチャー71(図5参照)の埋入位置及び埋入方向と、造影剤入りのCT撮影用テンプレートとの相互の3次元的位置関係をCT画面上で計測する。
(2)次に、この計測値を基に造影剤入りのCT撮影用テンプレートにフィクスチャー71の埋入位置及び埋入方向を3次元的に特定するマークを付けてモックアップ30に装着する。
(3)つづいて、このマークをガイドとしてモックアップ30上に直径1mm程度、深さ10mm程度の孔を2個開け、それぞれにワイヤ31,32を植立する。
これにより、シミュレーションソフトにより決定されたフィクスチャー71の埋入位置及び埋入方向をモックアップ30上のワイヤ31,32の植立位置及び植立方向として表示することができる。言い換えると、患者の口腔内で、これらワイヤ31,32と同一の位置及び方向へ向けて、ハンドピースに装着したドリル41によって患者の歯槽骨62に埋入孔を穿孔すればよいことになる。
II 構造
次に、サージカルガイド10及び埋入孔穿孔具の構造について説明する。図1に示すサージカルガイド10は、ガイド部材21と、第1指示部材22と、第2指示部材12と、ガイドピン51とを備えて構成され、さらに、埋入孔穿孔具は、サージカルガイド10に、図8に示す埋入孔穿孔用のドリル41を組み合わせて構成されている。
i) ガイド部材21は、レジンやポリカーボネイトを材料として、モックアップ30の歯部30a〜30dに合わせて形成されている。ガイド部材21は、モックアップ30の歯部30a〜30dに対して着脱自在であり、装着された際には嵌合されて、モックアップ30の歯部30a〜30dに対する後述の第2指示部材12の位置を決定すること、言い換えれば、モックアップ30の歯部を第2指示部材12の固定源とすることができる。また、ガイド部材21は、モックアップ30の歯部30a〜30dに対応した、患者の歯部64a〜64dに対しても着脱自在であり、装着された際には嵌合されて、患者の歯部64a〜64dに対する第2指示部材12の位置を決定すること、言い換えれば、患者の歯部を第2指示部材12の固定源とすることができる。
ii) 第1指示部材22は、モックアップ30における、ワイヤ31,32が植立されている部位周囲の(粘膜面を模した)石膏面の形状に合わせてレジンやポリカーボネイトを材料としてガイド部材21と一体に形成されている。第1指示部材22における、ワイヤ31,32の基端部31b,32bに対応する部位には、図3に示す第1位置決め孔22a,22bが穿設されている。第1指示部材22は、モックアップ30に植立された2本のワイヤ31,32の基端部31b,32bの位置を、患者の口腔内に転記する(マークする)ための部材、すなわち、後述するドリル41によって、患者の歯槽骨62にフィクスチャー71の埋入孔を穿孔開始する際のドリル41の先端41aの係合位置(起始点)を特定するための部材である。
iii) 第2指示部材12は、例えば、一辺2mm程度の金属製の角棒を屈曲させることによって形成されている。第2指示部材12は、その基端部12aが即時重合レジン23によってガイド部材21の表面に固定され、基端部12aから中間部12bが屈曲されて垂直に立ち上がり、さらに、中間部12bから先端部12cが屈曲されて水平方向へ延びている。図1,図2に示すように、第2指示部材12の先端部12cにおける、ワイヤ31,32の先端31c,32cに対応する部位には、それぞれ第2位置決め孔12g,12hが穿設されている。これら第2位置決め孔12g,12hは、ワイヤ31,32の植立方向に向けて穿孔(貫通)されており、その直径は、後述するガイドピン51が挿入できるように、ガイドピン51の直径よりもわずかに大きく設定されている。これら第2位置決め孔12g,12hは、ガイドピン51の基端部51dの位置決めをするためのものである。なお、第2指示部材12は、図2,図4に示す例では、中間部12bと先端部12cとの間に補強用のステー12dが設けられているが、これは第2指示部材12の剛性を高めるためのもので、剛性が十分であれば無くてもよい。
第2指示部材12は、その基端部12aが上述のように、即時重合レジン23によってガイド部材21の表面に固定されているが、その手順は、前以って先端部12cに第2位置決め孔12g,12hを穿設した後に固定するとよい。すなわち、
(1)まず、第2指示部材12の基端部12a、中間部12b、先端部12cをほぼ直角に屈曲させる。
(2)次に、先端部12cを、ワイヤ31,32の先端31c,32cに当てて印を付け、その印の部位に2つの第2位置決め孔12g,12hを穿孔する。
(3)つづいて、これら第2位置決め孔12g,12にワイヤ31,32の先端31c,32cを係合させてテープで固定する。
(4)この状態を維持したまま、基端部12aを即時重合レジン23でガイド部材21の表面に固定する。
ワイヤ31,32が2本の場合には、この方法により、比較的容易に、ガイド部材21の表面に固定された第2指示部材12の第2位置決め孔12g,12hの部位を、2本のワイヤ31,32の先端31c,32cと合致させることができる。なお、1度に3箇所以上の埋入孔を穿孔する場合には、モックアップ30に3本以上のワイヤを植立させる必要があるが、3本以上のワイヤの先端は、ほとんどの場合1直線上には並ばない。このような場合には、これらのワイヤの先端に合わせて、第2指示部材12の先端部12cを屈曲させることで対応可能である。
iv) ドリル41は、フィクスチャーの埋入孔穿孔用のドリルであるが、図8に示すように、その回転軸に沿って、後述のガイドピン51が挿入される、直径0.8mm程度の中心孔41dが、基端部41bから先端41a付近まで(貫通しないで)穿設されている。また、長軸方向の中間部には、他の部分より直径の大きなストッパ41cが設けられており、ストッパ41cと先端41aとの間には螺旋状の刃が形成された切削部41eが設けられている。切削部41eの長さ、すなわち先端41aからストッパ41cの下端(先端41aよりの端)までの長さは穿孔予定の埋入孔の所定の深さに合わせて設定されている。ストッパ41cは、ドリル41により埋入孔を穿孔する際に、皮質骨61に当接することで、ドリル41が切削部41eの長さ、すなわち所定の深さより深く穿孔するのを防止するためのものである。ドリル41は、基端部41bをハンドピースのコントラヘッド40に挿入した後にロックすることにより、ハンドピースに装着される。
v) ガイドピン51は、金属製もしくはセラミック製で、図8に示すように、基端部51dから先端51bまでの長さが、ドリル41の中心孔41dの長さ(深さ)Lとほぼ同じ長さに設定されている。また、ガイドピン51の直径dは、ドリル41の中心孔41dの直径dに対し、ガイドピン51がその自重により中心孔41dから抜け落ちることなく、かつ、ドリル41に対して、ガイドピン51を積極的に移動させる場合には、比較的容易に移動できる程度の嵌め合い状態を保持する大きさに設定されている。これにより、サージカルガイド10を患者に装着した場合に、サージカルガイド10の向きにかかわらず、ガイドピン51がドリル41の中心孔41dから抜け落ちることを防止することができる。また、基端部51dには直径が第2位置決め孔12g,12hよりも大きなストッパ(頭部)51aが設けてある。これにより、第2位置決め孔12g,12hに通されたガイドピン51が、ドリル41の進行(穿孔)に伴って、第2位置決め孔12g,12hから外れることを防止することができる。
III 手順
つづいて、上述構成のサージカルガイド10及び埋入孔穿孔具の使用手順について説明する。
(1)まず、ガイド部材21を患者の歯部に嵌合させ、ガイド部材21と一体の第1指示部材22を患者の口腔内におけるインプラント埋入予定部位の粘膜63に密着させ、粘膜63上の第1位置決め孔22a,22bの中心に対応する部位に電気メス(不図示)によって印を付ける。
(2)次に、ガイド部材21と一体の第1指示部材22を取り外し、電気メスで印を付けた部位を中心として、その周囲の粘膜63をパンチングにより取り除き、図4に示す円筒状の孔63a,63bを粘膜63に穿設する。
(3)つづいて、この円筒状の孔63a,63bの中心に対応する皮質骨61の骨面にマーキングバーで位置決め窩61a,61bを形成する。
(4)ここで、その後の作業の邪魔になるので、第1指示部材22をガイド部材21から切除する。
位置決め窩61a,61bは、ドリル41によって患者の歯槽骨62にフィクスチャー71の埋入孔を穿孔開始する際のドリル41の先端41aの係合位置(起始点)となる。
なお、上述では、フラップレス法による場合について述べたが、フラップ法により粘膜63を剥離する場合には、(1)において電気メスで付けた2つの印を結ぶ直線に沿って粘膜63に切開線を入れ、頬側の粘膜63のみを剥離した時点で、2つの印の直下に対応する皮質骨61の骨面にマーキングバーで位置決め窩61a,61bを形成する。しかる後に口蓋側の粘膜63を剥離する。
(5)次に、ハンドピースにドリル41を装着し、ドリル41の先端41aを位置決め窩61aの中心に係合させ、これに並行して、ドリル41の基端部41bにある中心孔41dの入口が第2指示部材12の第2位置決め孔12gの直下にくる様にハンドピースの傾きを調節する。この状態を維持したままで、ガイドピン51を第2位置決め孔12gに通してからドリル41の中心孔41dに挿入し、ガイドピン51の基端部51dに設けられたストッパ51a(頭部)が第2指示部材12に当接するまでガイドピン51を押し込む(図4,図7参照)。
このとき、ガイドピン51が挿入されたドリル41は、その先端(ドリル41の先端41a)が位置決め窩61aによって、他端(ガイドピン51の基端部51d)が第2位置決め孔12gによってそれぞれ位置決めされている。そしてこれらの2点は、モックアップ30に植立されたワイヤ31の基端部31bと先端31cとにそれぞれ対応しているので、これら2点を結ぶ位置及び方向は患者の口腔内における、モックアップ30上のワイヤ31の植立位置及び植立方向、すなわちフィクスチャー71の埋入位置及び埋入方向と一致している。言い換えれば、ガイドピン51が挿入されたドリル41の位置及び方向は、患者の口腔内におけるフィクスチャー71の所定の埋入位置及び埋入方向を忠実に再現している。
以上で、ドリル41による埋入孔の穿孔開始準備が完了する。
(6)次に、ハンドピースのスイッチを入れてドリル41を回転させ、埋入孔の穿孔を開始する。ドリル41を、冷却水の注水下で毎分800回転以下で回転させつつ、ガイドピン51に沿ってスライドさせながら、ストッパ41cが皮質骨61に当接するまでドリル41を徐々に穿孔(進行)させる。これにより、骨火傷を起こすおそれなく、所定の深さの埋入孔を穿孔することができる。この際、ガイドピン51が挿入されたドリル41は、位置決め窩61aからその下方の海綿骨60を切削しながら徐々に穿孔を進めていくが、その過程においてもドリル41の切削部41e外周面とガイドピン51の基端部51dが、位置決め窩61a周囲の硬い皮質骨61内周壁と第2位置決め孔12gの2点によってそれぞれ位置決めされつづけるので、ドリル41の穿孔(進行)方向はこれら2点を結ぶ方向のみに限定される。したがって、たとえ海綿骨60の骨密度が不均一であっても穿孔(進行)方向にズレを生じることなく、フィクスチャー71の埋入孔を、所定の位置及び方向へ正確に穿孔することができる。これは、ガイドピン51が挿入されたドリル41を1つの装置と捉えると、この装置の可動範囲は長軸方向への伸縮のみに限られるため、ガイドピン51の基端部51dとドリル41の切削部41eの2箇所をそれぞれ遊びのない保持孔で位置決めすると、この装置の可動範囲は、これら2箇所を結ぶ直線方向への伸縮のみに限定されるからである。
(7)つづいて、使用するドリル41の直径を段階的に大きくして、所定の直径の埋入孔を穿孔する。なお、すでにあけた埋入孔が、より大きな埋入孔を穿孔する際のガイド孔となるので、海綿骨60の骨密度が著しく不均一でない限り、必ずしもすべての大きさの埋入孔穿孔にサージカルガイド10を使用する必要はない。
(8)引きつづいて、以上の操作を、別の埋入孔(図4中では、位置決め窩61bに対応する埋入孔)に対しても同様に行う。
こうして所定数の埋入孔をすべて、所定の位置及び方向へ所定の深さ及び所定の直径で穿孔することができる。
IV 利点
以上説明したように、本実施形態に係るサージカルガイド10及び埋入孔穿孔具は、ドリル41を、モックアップ30に植立されたワイヤ31と同一の位置及び方向へ、患者の口腔内で的確にガイドすることができるので、フィクスチャー71の埋入孔を所定の位置及び方向へ正確に穿孔することができる。
さらに、サージカルガイド10及び埋入孔穿孔具には従来のサージカルガイドと比べ、以下のような利点があると考えられる。
(1)術野を覆わないためサージカルガイドが手術の邪魔にならず、切削中のドリルの先端を目視することができるので術者が不安にならずにすむ。
(2)ガイドリングを使用したサージカルガイドと比べ、はるかに距離のある2点で位置決め(方向づけ)されるので、ドリル41の穿孔(進行)方向に誤差を生じにくい。
(3)切削中の歯槽骨62に対し冷却水を十分に供給することが可能なので、骨火傷を起こしにくい。
(4)1つサージカルガイドで直径の異なる数種類のドリルに対応することが可能なので、その分コストを抑制できる。
(5)海綿骨60の骨密度が不均一であることに由来するドリル41の方向ズレを起こさない。
(6)粘膜63を剥離して骨面を大きく露出させるフラップ法、パンチングによりフィクスチャー71が入るだけの円筒状の孔63a、63bを粘膜63に穿設するフラップレス法の両方に対応している。しかも、フラップ法の場合には、従来のサージカルガイドではガイド全体を骨面に密着させるために周囲の粘膜63を大きく剥離する必要があったが、このようなことがない。また、フラップレス法の場合には、従来のサージカルガイドでは麻酔による粘膜63の腫脹のため(とりわけ遊離端欠損の症例において)ガイドが安定しないことがあったが、このようなことがない。
(7)ガイドリングを使用したサージカルガイドでは、ドリル41の外周がガイドリングの案内孔と接触するため、ドリル41の振動によってガイドがガタついたり、はずれ易かったりしたが、このようなことがない。
(8)ガイドリングを使用したサージカルガイドでは、ドリルをリングの上から挿入する際、患者が大きな口をあける必要があったが、このようなことがない。
(9)構造が簡単なため、容易かつ安価で作製できる。
なお、上述では、第1指示部材22がガイド部材21と一体に形成されている場合を例に説明したが、これに代えて、第1指示部材22が上記のガイド部材21とは別のガイド部材24と一体に形成されていて、全体として位置決め窩形成用ステント11を構成しているようにすることも可能である。この場合の位置決め窩形成用ステント11の形状を図9(a),(b)に示す。この場合には、位置決め窩61a,62bを形成した後に、第1指示部材22をガイド部材21から切除する必要がないので、その分手間が省ける。
10 サージカルガイド
12 第2指示部材
12a 基端部
12c 先端部
12g,12h 第2位置決め孔
21 ガイド部材
22 第1指示部材
30 モックアップ
30a〜30d モックアップの歯部
31,32 ワイヤ
31a,32a 突出部
31b,32b 突出部の基端部
31c,32c 突出部の先端
40 ハンドピースのコントラヘッド
41 ドリル
41aドリルの先端
41bドリルの基端部
41cドリルのストッパ
41dドリルの中心孔
41eドリルの切削部
51ガイドピン
51aガイドピンのストッパ(頭部)
51bガイドピンの先端
51dガイドピンの基端部
64a〜64d 患者の歯部
60 海綿骨
61 皮質骨
61a,61b 位置決め窩
63 粘膜
71 フィクスチャー

Claims (8)

  1. デンタルインプラントのフィクスチャーの埋入位置及び埋入方向を、患者の口腔内を模したモックアップ上に植立したワイヤの植立位置及び植立方向で表示したうえで、前記フィクスチャーを埋入するための埋入孔を患者の歯槽骨にドリルで穿孔する際に、口腔内でドリルを前記ワイヤと同一の位置及び方向へガイドするために使用されるサージカルガイドにおいて、
    前記モックアップの歯部、及び前記モックアップの歯部に対応する患者の歯部に嵌合される着脱自在なガイド部材と、
    前記ワイヤにおける、前記モックアップから突出している部分である突出部の基端部の位置を指し示す第1位置決め孔を有する第1指示部材と、
    基端部が前記ガイド部材の表面に固定され、先端部における前記ワイヤの前記突出部の先端に対応する部位に、前記ワイヤの植立方向へ向けて穿設された第2位置決め孔を有する第2指示部材と、
    回転軸に沿って穿設された中心孔を有する前記ドリルの前記中心孔に挿入されるガイドピンと、を備え、
    ハンドピースに装着された前記ドリルの先端を、前記第1指示部材の前記第1位置決め孔に基づいて患者の皮質骨に形成された位置決め窩に係合させ、これと並行して前記ガイドピンを前記第2指示部材の前記第2位置決め孔に通してから前記ドリルの前記中心孔に挿入することにより、前記ドリルの穿孔方向を位置決めする、
    ことを特徴とするサージカルガイド。
  2. 前記ワイヤの前記突出部の長さが、前記ドリルの長さから、CT画面から計測したこの部位における粘膜の厚さを差し引いた長さである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサージカルガイド。
  3. 前記ガイドピンの直径は、前記ガイドピンが前記ドリルの前記中心孔に挿入された際に、自重では抜けない程度の嵌め合い状態を保持する大きさに設定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のサージカルガイド。
  4. 前記ガイドピンは、前記第2位置決め孔に通された際に、前記第2指示部材に当接することで、前記ガイドピンのそれ以上の移動を禁止するストッパをその基端部に有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のサージカルガイド。
  5. 前記第1指示部材は、前記ガイド部材と一体に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサージカルガイド。
  6. 前記第1指示部材は、前記ガイド部材とは別のガイド部材と一体に形成されていて、全体として位置決め窩形成用ステントを構成している、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサージカルガイド。
  7. 回転軸に沿った中心孔が、基端部から先端付近まで穿設されているドリルと、前記ドリルをガイドするサージカルガイドとを備えた埋入孔穿孔具おいて、
    前記サージカルガイドが、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のサージカルガイドである、
    ことを特徴とする埋入孔穿孔具。
  8. 前記ドリルは、他の部分より直径の大きなストッパが、その先端から前記埋入孔の所定の深さと同じ長さだけ離れた長軸方向の中間部に設けられている、
    ことを特徴とする請求項7に記載の埋入孔穿孔具。

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