JP2009156413A - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

無段変速機の油圧制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シーブ圧過大フェール時のライン圧の過上昇を好適に抑制することのできる無段変速機の油圧制御装置を提供する。
【解決手段】制御元圧となるライン圧Plを調圧して第1シーブ圧Pinを作り出す第1シーブ圧調整バルブ17と、第1シーブ圧Pinと同第1シーブ圧Pinの過大フェール時にドライブプーリ21に印加されるフェールセーフ用油圧(第2シーブ圧Pout)とのいずれかを選択してドライブプーリ21に出力するフェールセーフバルブ19とを設ける。そしてライン圧Plを調整する第1レギュレータバルブ12及び第2レギュレータバルブ13を、ドライブプーリ21側の油圧としてフェールセーフバルブ19の出力圧Psfをフィードバックしてライン圧Plを調整するように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いにベルトが架け渡されたドライブプーリ及びドリブンプーリのそれぞれに印加されるシーブ圧に応じてそれらプーリのベルト巻き架け半径を変更して変速を行うベルト式無段変速機に適用されて、前記シーブ圧の調整に係る油圧制御を行う無段変速機の油圧制御装置に関する。
周知のように、車載等の変速機として、ベルト式無段変速機が実用されている。こうした無段変速機では、図5に示すように、プーリ幅をそれぞれ変更可能に構成されたドライブプーリ100及びドリブンプーリ101と、これらプーリ間に架け渡される金属製のベルト102とを備えて構成されている。そしてドライブプーリ100及びドリブンプーリ101のプーリ幅を変更し、それらにおけるベルト102の巻き架け半径を変更することで、無段階に変速を行うようにしている。
こうしたベルト式無段変速機におけるドライブプーリ100及びドリブンプーリ101のプーリ幅の変更は、それらプーリのそれぞれに印加される油圧(第1シーブ圧Pin,第2シーブ圧Pout)の調整を通じて行われる。そのため、ベルト式無段変速機には、シーブ圧の調整に係る油圧制御を行うための油圧制御装置が設けられている。
同図5に示すように、こうしたベルト式無段変速機の油圧制御装置では、ポンプから供給される作動油を、第1レギュレータバルブ111及び第2レギュレータバルブ112にて調圧し、制御元圧となるライン圧Plを作り出している。またこのライン圧Plをモジュレータバルブ113にて減圧することで、一定のモジュレータ圧Pmを作り出してもいる。
モジュレータバルブ113の出力するモジュレータ圧Pmは、第1ソレノイドバルブ114及び第2ソレノイドバルブ115にそれぞれ供給される。第1ソレノイドバルブ114及び第2ソレノイドバルブ115は、内蔵されたリニアソレノイドに対する通電制御を通じてモジュレータ圧Pmを調整して、所望の第1ソレノイド圧Pslp及び第2ソレノイド圧Pslsをそれぞれ作り出して出力する。
第1ソレノイドバルブ114の出力した第1ソレノイド圧Pslpは、第1シーブ圧調整バルブ116に送られる。そして第1シーブ圧調整バルブ116は、この第1ソレノイド圧Pslpに応じてライン圧Plを調整し、ドライブプーリ100に印加される第1シーブ圧Pinを作り出す。一方、第2ソレノイドバルブ115の出力した第2ソレノイド圧Pslsは、第2シーブ圧調整バルブ117に送られる。そして第2シーブ圧調整バルブ117は、この第2ソレノイド圧Pslsに応じてライン圧Plを調整し、ドリブンプーリ101に印加される第2シーブ圧Poutを作り出す。このように、この油圧制御装置では、第1ソレノイドバルブ114及び第2ソレノイドバルブ115のリニアソレノイドの通電制御を通じてドライブプーリ100及びドリブンプーリ101のそれぞれに印加される第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutを制御して、それらのプーリ幅を可変設定することで、変速機の変速制御を行うようにしている。
さて、こうした無段変速機の油圧制御装置では、そのライン圧Plが高くなると、オイルポンプの駆動負荷が高まり、ひいては燃費の悪化を招いてしまうようになる。そのため、こうした油圧制御装置では、上記第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutに応じてライン圧Plをフィードバック調整することで、ライン圧Plの必要以上の上昇を抑えるようにしている。
図5に示した油圧制御装置は、こうしたライン圧Plのフィードバック調整を行うように構成されている。この油圧制御装置では、第1シーブ圧調整バルブ116及び第2シーブ圧調整バルブ117の出力する第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutは、上記第2レギュレータバルブ112にも送られる。そして第2レギュレータバルブ112は、供給された第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutのうち、より高い方の圧力を選択するとともに、その選択された圧力に応じてライン圧調整油圧Psrvを作り出す。このライン圧調整油圧Psrvは、第1レギュレータバルブ111に送られる。そして第1レギュレータバルブ111は、その供給されたライン圧調整油圧Psrvに応じてライン圧Plを調整する。こうした態様で調整されるライン圧Plは、図6に示されるように、そのときの第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutのうちの、より高圧側の圧力よりも若干高い圧力とされている。
ところで、上記のような第1シーブ圧調整バルブ116及び第2シーブ圧調整バルブ117が、例えば異物の噛み込みなどによって、その出力するシーブ圧がより高くなるように故障することが考えられる。こうした故障、すなわちシーブ圧の過大フェールが発生すると、シーブ圧の上昇に応じて、そのシーブ圧のフィードバックを通じて調整されるライン圧Plも上昇するようになる。そしてライン圧の上昇に応じてシーブ圧が更に上昇し、そのシーブ圧の上昇に応じてライン圧が更に上昇する、といった悪循環が発生して、シーブ圧が上昇し続けてしまい、ベルト102の耐久性が損なわれてしまう虞がある。またライン圧Plの過上昇により、オイルポンプの耐久性が低下してしまうようにもなる。
そこで従来、例えば特許文献1に見られるように、上記のようなシーブ圧過大フェール時におけるプーリ印加油圧の過上昇を回避するためのフェールセーフバルブを備えた無段変速機の油圧制御装置が提案されている。この油圧制御装置では、図7に示すように、第1シーブ圧調整バルブ116とドライブプーリ100との間に、フェールセーフバルブ120が設置されている。このフェールセーフバルブ120は、通常は、第1シーブ圧調整バルブ116の出力する第1シーブ圧Pinをドライブプーリ100に出力する一方、第1シーブ圧Pinの過大フェール時には、第2シーブ圧調整バルブ117の出力する第2シーブ圧Poutをドライブプーリ100に出力するように構成されている。
特開2005−163869号公報
こうしたフェールセーフバルブ120を設けるようにすれば、第1シーブ圧Pinの過大フェール時にも、ドライブプーリ100には過大な油圧が印加されないようになり、ベルト102の耐久性の低下を回避することが可能にはなる。しかしながら、こうしたフェールセーフバルブ120を設けたとしても、上記のような悪循環によるライン圧Plの過上昇までは防止できず、それに伴うオイルポンプの耐久性の低下等の不具合は避けられないものとなっている。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであって、その解決しようとする課題は、シーブ圧過大フェール時のライン圧の過上昇を好適に抑制することのできる無段変速機の油圧制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、互いにベルトの架け渡されたドライブプーリ及びドリブンプーリを備え、それらプーリのそれぞれに印加される油圧に応じてそれらプーリのベルト巻き架け半径を変更して変速を行うベルト式無段変速機に適用されて、前記プーリ作動圧の調整に係る油圧制御を行う無段変速機の油圧制御装置において、制御元圧となるライン圧を調整してシーブ圧を作り出すシーブ圧調整バルブと、前記シーブ圧調整バルブの出力する前記シーブ圧と同シーブ圧の過大フェール時に前記プーリに印加されるフェールセーフ用油圧とのいずれかを選択して前記プーリの一方に出力するフェールセーフバルブと、前記フェールセーフバルブの出力圧に応じて前記ライン圧を調整するライン圧調整手段と、を備えることをその要旨としている。
上記構成では、シーブ圧調整バルブがライン圧を調圧することでシーブ圧が作り出される。そして通常は、フェールセーフバルブによってそのシーブ圧がプーリに出力され、同シーブ圧の過大フェール時には、フェールセーフバルブによってフェールセーフ用油圧がプーリに出力されるようになる。そしてこれにより、シーブ圧過大フェール時のプーリの印加油圧の過上昇によるベルトやプーリのシリンダ等の耐久性の低下を回避するようにしている。
また上記構成では、こうしたフェールセーフバルブの出力圧に応じてライン圧調整手段によるライン圧の調整が行われるようになっている。そのため、シーブ圧が過大となっても、それに連動してライン圧までもが過大となることを防止して、上述したような悪循環によるシーブ圧及びライン圧の過上昇を回避することができるようになる。したがって本実施の形態によれば、シーブ圧過大フェール時のライン圧の過上昇を好適に抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無段変速機の油圧制御装置において、前記フェールセーフバルブと前記プーリの一方との間の油路には、オリフィスが設けられてなり、前記ライン圧調整手段は、前記油路における前記オリフィスの前記フェールセーフバルブ側の油圧に応じて前記ライン圧を調整するよう構成されてなることをその要旨としている。
上記構成では、フェールセーフバルブとプーリ一方との間の油路にオリフィスが設置されている。こうした場合、ライン圧の調整に供されるフェールセーフバルブの出力圧として、上記油路におけるオリフィスのフェールセーフバルブ側の油圧(オリフィス前の出力圧)と、同油路におけるオリフィスのプーリ側の油圧(オリフィス後の出力圧)とのいずれかを選択して使用することができるようになる。
ここで上記構成では、上記オリフィス前の出力圧に応じてライン圧が調整されるようにしている。こうしたオリフィス前の出力圧は、上記オリフィス後の出力圧に比して、シーブ圧の変化に対してより速やかに追従する。よって急アップシフト(無段変速機の変速比の増速側への変更)時のシーブ圧の上昇に対して、より速やかにライン圧を上昇させることが可能となり、変速速度を向上させることができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の無段変速機の油圧制御装置において、前記フェールセーフバルブと前記プーリの一方との間の油路には、オリフィスが設けられてなり、前記ライン圧調整手段は、前記油路における前記オリフィスの前記プーリ側の油圧に応じて前記ライン圧を調整するよう構成されてなることをその要旨としている。
上記構成では、上記オリフィス後の出力圧に応じてライン圧が調整されるようになっている。こうしたオリフィス後の出力圧は、オリフィス前の出力圧よりも、実際にプーリに印加される油圧により近いものとなる。よって、こうしたオリフィス後の出力圧をフィードバックしてライン圧を調整することとすれば、ライン圧を実際に必要とされる油圧により近づけることが可能となり、プーリの印加油圧に対するライン圧の差圧精度を向上することが可能となる。そのため、ライン圧を必要最小限の油圧のより近くに制御することが可能となり、その分、ライン圧をより低くすることができるようになる。そしてひいては、オイルポンプの作動を抑えて、燃費を向上することができるようになる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の無段変速機の油圧制御装置を具体化した第1の実施の形態を、図1及び図2を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る無段変速機の油圧制御装置は、車載されたベルト式無段変速機の油圧制御を行う装置として構成されている。
図1に、こうした本実施の形態の無段変速機の油圧制御装置の構成を示す。この油圧回路装置には、不純物を取り除くためのストレーナ10を介してオイルポンプ11の汲み出した作動油を調圧して、制御元圧となるライン圧Plを作り出す第1レギュレータバルブ12が設けられている。なお第1レギュレータバルブ12は、オイルポンプ11の汲み出した作動油を調圧して図示しない別のレギュレータバルブに送り出し、そのレギュレータバルブによってトルクコンバータや前進後退切替機構の作動油圧Psecが作り出されるようになっている。
またこの油圧制御装置には、ライン圧Plを減圧して、一定のモジュレータ圧Pmを作り出すモジュレータバルブ14が設けられている。モジュレータバルブ14の出力するモジュレータ圧Pmは、第1ソレノイドバルブ15及び第2ソレノイドバルブ16に供給される。第1ソレノイドバルブ15及び第2ソレノイドバルブ16は、内蔵されたリニアソレノイドに対する通電制御を通じてモジュレータ圧Pmを調圧し、所望の第1ソレノイド圧Pslp及び第2ソレノイド圧Pslsをそれぞれ作り出す。
第1ソレノイドバルブ15により作り出された第1ソレノイド圧Pslpは、第1シーブ圧調整バルブ17に送られる。第1シーブ圧調整バルブ17は、この第1ソレノイド圧Pslpに応じてライン圧Plを調圧して、第1シーブ圧Pinを作り出す。ここでの第1ソレノイド圧Pslpと第1シーブ圧Pinとの関係は、下式(1)に示される通りとなる。下式(1)の「α1」は、第1シーブ圧調整バルブ17における第1ソレノイド圧Pslpに対する第1シーブ圧Pinのゲインを、「β1」は定数をそれぞれ示している。これらゲインα1や定数β1の値は、第1シーブ圧調整バルブ17の機械的構成や寸法、スプリング荷重等により決定されるものとなっている。

Pin=α1×Pslp+β1 …(1)

一方、第2ソレノイドバルブ16により作り出された第2ソレノイド圧Pslsは、第2シーブ圧調整バルブ18に送られる。第2シーブ圧調整バルブ18は、この第2ソレノイド圧Pslsに応じてライン圧Plを調圧して、第2シーブ圧Poutを作り出す。ここでの第2ソレノイド圧Pslsと第2シーブ圧Poutとの関係は、下式(2)に示される通りとなる。下式(2)の「α2」は、第2シーブ圧調整バルブ18における第2ソレノイド圧Pslsに対する第2シーブ圧Poutのゲインを、「β2」は定数をそれぞれ示している。これらゲインα2や定数β2の値は、第2シーブ圧調整バルブ18の機械的構成や寸法、スプリング荷重等により決定されるものとなっている。なお本実施の形態の油圧制御装置では、この第2シーブ圧調整バルブ18のゲインα2は、第1シーブ圧調整バルブ17のゲインα1と等しくされている。

Pout=α2×Psls+β2 …(2)

第1シーブ圧調整バルブ17により作り出された第1シーブ圧Pinは、フェールセーフバルブ19を介してドライブプーリ21に送られる。そしてドライブプーリ21は、第1シーブ圧Pinの印加に応じてそのプーリ幅が変化されるようになっている。一方、第2シーブ圧調整バルブ18により作り出された第2シーブ圧Poutは直接、ドリブンプーリ22に送られる。そしてドリブンプーリ22は、第2シーブ圧Poutの印加に応じてそのプーリ幅が変化されるようになっている。
こうしたドライブプーリ21及びドリブンプーリ22のプーリ幅の変化によっては、これらに互いに巻き架けられた金属製のベルト23の巻き掛け半径が変化する。そしてこれにより、ベルト23を通じて連動するこれらドライブプーリ21及びドリブンプーリ22の回転速度の比、すなわち当該無段変速機の変速比が変更されるようになっている。具体的には、第1シーブ圧Pinを高めてドライブプーリ21のプーリ幅を狭め、そのベルト巻き架け半径を増大させるとともに、第2シーブ圧Poutを低めてドリブンプーリ22のプーリ幅を広げ、そのベルト巻き架け半径を縮小させることで、無段変速機の変速比を増速側に変更するようにしている。また第1シーブ圧Pinを低めてドライブプーリ21のプーリ幅を広げ、そのベルト巻き架け半径を縮小させるとともに、第2シーブ圧Poutを高めてドリブンプーリ22のプーリ幅を狭め、そのベルト巻き架け半径を増大させることで、無段変速機の変速比を減速側に変更するようにしている。
ところで、上述したように第1シーブ圧調整バルブ17とドライブプーリ21との間には、フェールセーフバルブ19が介設されている。このフェールセーフバルブ19に設けられた2つの入力ポートには、第1シーブ圧調整バルブ17の出力する第1シーブ圧Pinと第2シーブ圧調整バルブ18の出力する第2シーブ圧Poutとがそれぞれ導入されるようになっている。そしてフェールセーフバルブ19は、ON−OFF電磁弁20による作動圧の印加に応じて動作する弁体の位置により、第1シーブ圧Pin導入側の入力ポートと第2シーブ圧Pout導入側の入力ポートとのいずれかが選択的にその出力ポートに連通されるように構成されている。具体的には、ON−OFF電磁弁20が「OFF」とされ、弁体に作動圧が印加されていない状態(NORMAL)では、第1シーブ圧Pin導入側の入力ポートが出力ポートに連通されるようになっている。一方、ON−OFF電磁弁20が「ON」とされ、弁体に作動圧が印加された状態(FAIL)では、第2シーブ圧Pout導入側の入力ポートが出力ポートに連通されるようになっている。したがって、フェールセーフバルブ19は、第1シーブ圧Pinと第2シーブ圧Poutとのいずれかを選択してドライブプーリ21に出力するように構成されている。
なお、ON−OFF電磁弁20は、次のいずれかの状況において「ON」とされる。すなわち、第1シーブ圧Pinが不足して無段変速機の変速比が急激に減速側に変化してしまう虞があるときと、第1シーブ圧調整バルブ17での異物の噛み込み等により第1シーブ圧Pinが過上昇したとき(第1シーブ圧Pinの過大フェール時)と、である。第1シーブ圧Pinが不足して無段変速機の変速比が急激に減速側に変化すると、機関回転速度が急上昇してオーバーレブが発生したり、車両がロックしたりする虞がある。また第1シーブ圧Pinが過上昇してドライブプーリ21の印加油圧が過大となると、ベルト23やドライブプーリ21の油圧シリンダの耐久性が低下する虞がある。
そのため、この油圧制御装置では、これらの不具合を回避すべく、上記状況では、ON−OFF電磁弁20を「ON」として、フェールセーフバルブ19からドライブプーリ21に、第1シーブ圧Pinに代えて、本来はドリブンプーリ22に印加されるべき第2シーブ圧Poutを出力するようにしている。そしてこれにより、フェールセーフバルブ19は、第1シーブ圧Pin低下時の急減速の防止と、第1シーブ圧Pinの過大フェール時のドライブプーリ21に対する過大油圧印加の防止との2つの役割を担うようになっている。なおこうした本実施の形態の油圧制御装置では、フェールセーフバルブ19は、通常は第1シーブ圧Pinをドライブプーリ21に印加し、第1シーブ圧Pinの過大フェール時には、フェールセーフ用油圧として第2シーブ圧Poutをドライブプーリ21に印加するように構成されている。
ところで、こうしたフェールセーフバルブ19の出力ポートとドライブプーリ21とを繋ぐ油路24には、オリフィス25が設置されている。このオリフィス25は、第1シーブ圧調整バルブ17或いは第1ソレノイドバルブ15が故障して第1シーブ圧Pinが不足した時、或いはフェールセーフバルブ19による第1シーブ圧Pinから第2シーブ圧Poutへの出力圧Psfの切替時に、ドライブプーリ21への印加油圧が急減してベルト23の滑りが発生することを防止する目的で設けられている。
さて、こうした本実施の形態に係る無段変速機の油圧制御装置では、ライン圧Plを必要最小限に保つべく、ライン圧Plのフィードバック調整を行うようにしている。本実施の形態では、ドライブプーリ21側からはフェールセーフバルブ19の出力圧Psfを、ドリブンプーリ22側からは第2ソレノイドバルブ16の出力する第2ソレノイド圧Pslsを、それぞれフィードバックしてライン圧Plの調整を行うようにしている。
こうしたライン圧Plのフィードバック調整を行うための具体的な構成は、以下の通りとなっている。すなわち、本実施の形態の油圧制御装置では、フェールセーフバルブ19の出力圧Psf、しかもここでは上記油路24におけるオリフィス25のフェールセーフバルブ19側の油圧と、第2ソレノイドバルブ16の出力する第2ソレノイド圧Pslsとを、第2レギュレータバルブ13に送るようにしている。したがって、第2レギュレータバルブ13には、ドライブプーリ21側の油圧としてフェールセーフバルブ19の出力圧Psfが、ドリブンプーリ22側の油圧として第2ソレノイド圧Pslsが、それぞれフィードバックされるようになっている。そして第2レギュレータバルブ13は、これら出力圧Psfと第2ソレノイド圧Pslsとに応じてモジュレータ圧Pmを調圧し、ライン圧調整油圧Psrvを作り出す。このライン圧調整油圧Psrvは、上記第1レギュレータバルブ12に送られ、その第1レギュレータバルブ12でのライン圧Plの調整に供される。このように本実施の形態では、フェールセーフバルブ19の出力圧Psfに応じてライン圧Plが調整されるようになっている。
なお、こうした第2レギュレータバルブ13でのライン圧調整油圧Psrvと出力圧Psf及び第2ソレノイド圧Pslsとの関係は、下式(3)にて示される通りとなっている。下式(3)の「ν」は所定のゲインを、「ΔP」は所定の定数をそれぞれ示している。また下式(3)における「α2」は、上述したように、第2シーブ圧調整バルブ18における第2ソレノイド圧Pslsに対する第2シーブ圧Poutのゲインを示している。これらゲインνや定数ΔPの値は、第2レギュレータバルブ13の機械的構成や寸法、スプリング荷重等により決定されるものとなっている。

Psrv=MAX(0,ν×(MAX(Psf/α2,Psls)−ΔP)) …(3)

一方、第1レギュレータバルブ12でのライン圧Plとライン圧調整油圧Psrvとの関係は、下式(4)にて示される通りとなっている。下式(4)の「α」は、所定のゲインであり、上記ゲインα1,α2と等しくされている(α=α1=α2)。また下式(4)の「β」は、所定の定数であり、その値は、上記定数β1,β2よりも大きくされている(β>β1,β2)。なお下式(4)に示されるように、第1レギュレータバルブ12でのライン圧Plに対するライン圧調整油圧Psrvのゲインは、「α/ν」とされている。こうした第1レギュレータバルブ12のゲイン「α/ν」や定数βの値は、同第1レギュレータバルブ12の機械的構成や寸法、スプリング荷重等により決定されるものとなっている。

Pl=α/ν×Psrv+β
=α×MAX(0,MAX(Psf/α2,Psls)−ΔP)+β …(4)

ここで、上記のように通常時のフェールセーフバルブ19の出力圧Psfは、第1シーブ圧Pinとなっている。また第2ソレノイド圧Pslsとゲインα(=α2)との乗算値(α×Psls)は、「β2<<Pout」により、第2シーブ圧Poutとほぼ等しくなる(α×Psls≒Pout)。したがって、通常時のライン圧Plは、第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutのうちのより高い方よりも若干高い油圧に調整されるようになる。
一方、第1シーブ圧Pinが過大となると、ON−OFF電磁弁20が「ON」となり、フェールセーフバルブ19の出力圧Psfが第1シーブ圧Pinから第2シーブ圧Poutへと切り替えられる。そして第2レギュレータバルブ13には、この第2シーブ圧Poutとなったフェールセーフバルブ19の出力圧Psfが、ドライブプーリ21側の油圧としてフィードバックされるようになる。そのため、このときのライン圧Plは、第2シーブ圧Poutよりも若干高い圧力となり、第1シーブ圧Pinの過大フェールに連動してライン圧Plまで過大となることが回避されるようになる。したがって、こうした本実施の形態の無段変速機の油圧制御装置では、第1シーブ圧Pinの過大フェール時のライン圧Plの過上昇が好適に抑制されるようになる。
ところで、上記第1レギュレータバルブ12、第2レギュレータバルブ13、モジュレータバルブ14及び第2シーブ圧調整バルブ18の各バルブには、自身の出力圧がフィードバック圧として供給されるようになっている。そしてこれらバルブは、フィードバック圧として供給された自身の出力圧と指令圧との比較に応じて、出力圧をフィードバック調整するように構成されている。例えば第2ソレノイド圧Pslsを指令圧として受け取り、第2シーブ圧Poutを出力圧として出力する第2シーブ圧調整バルブ18では、指令圧である第2ソレノイド圧Pslsとゲインα2との乗算値(α2×Psls)に対する、出力圧である第2シーブ圧Poutの差圧(Pout−α2×Psls)に応じた力がその弁体に作用するように構成されている。そしてその差圧が小さくなるように弁体が動作され、出力圧である第2シーブ圧Poutが指令圧である第2ソレノイド圧Pslsに応じた値となるように、第2シーブ圧Poutがフィードバック調整されるようになっている。
一方、第1シーブ圧調整バルブ17についても、基本的には同様の出力圧のフィードバック調整が行われるように構成されている。ただし、第1シーブ圧調整バルブ17の場合には、自身の出力圧である第1シーブ圧Pinそのものではなく、上記油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧がフィードバック圧として供給されるようになっている。
第1シーブ圧調整バルブ17を、敢えてこのような構成とした理由は、次の通りである。上記のように第1シーブ圧調整バルブ17は、第1ソレノイド圧Pslpを指令圧とし、第1シーブ圧Pinを出力圧とし、更に上記油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧(以下、この油圧を「オリフィス後の出力圧Psf」と記載する)をフィードバック圧とするように構成されている。図2は、第1ソレノイド圧Pslpを増減させたときの、第1シーブ圧Pin及び上記オリフィス後の出力圧Psfの変化の態様を示している。同図に示すように、第1ソレノイド圧Pslpの増減に対して第1シーブ圧Pinは、要求圧力「α1×Pslp+β1」に一定の遅れをもって追従するように変化する。一方、上記オリフィス後の出力圧Psfは、フェールセーフバルブ19やオリフィス25が介在する分、第1シーブ圧Pinよりも更に大きい遅れをもって上記要求圧力に追従するようになる。ここで第1シーブ圧調整バルブ17の弁体には、上記要求圧力に対するフィードバック圧との差圧に応じた力が作用し、同弁体は、その力に応じて動作する。よって第1シーブ圧Pinをフィードバック圧として用いるよりも、上記オリフィス後の出力圧Psfをフィードバック圧として用いた方が、上記差圧が大きくなることになり、第1シーブ圧調整バルブ17の応答性を高くすることができる。また第1シーブ圧Pinよりも上記オリフィス後の出力圧Psfの方が、実際にドライブプーリ21に印加される油圧により近いものとなる。そのため、ドライブプーリ21への印加油圧をより精度良く制御することが可能となり、無段変速機の目標変速比に対する実変速比の追従性をより高くすることが可能にもなる。
なお、こうした本実施の形態では、第1レギュレータバルブ12及び第2レギュレータバルブ13によって、制御元圧となるライン圧を調整するライン圧調整手段が構成されている。また本実施の形態では、ドライブプーリ21が上記「前記プーリの一方」に対応し、第1シーブ圧調整バルブ17が上記「ライン圧を調圧してシーブ圧を作り出すシーブ圧調整バルブ」に相当する構成となっている。更に本実施の形態では、第1シーブ圧Pinが、シーブ圧調整バルブがライン圧を調圧して作り出すシーブ圧に対応したものとなっている。
以上説明した本実施の形態の無段変速機の油圧制御装置によれば、次の効果を奏することができるようになる。
(1)本実施の形態に係る油圧制御装置には、ライン圧Plを調圧して第1シーブ圧Pinを作り出す第1シーブ圧調整バルブ17と、フェールセーフバルブ19とが設けられている。ここでフェールセーフバルブ19は、第1シーブ圧Pinと同第1シーブ圧Pinの過大フェール時にドライブプーリ21に印加されるフェールセーフ用油圧(第2シーブ圧Pout)とのいずれかを選択してドライブプーリ21に出力するものとなっている。そして、第1レギュレータバルブ12及び第2レギュレータバルブ13は、ドライブプーリ21側の油圧としてフェールセーフバルブ19の出力圧Psfをフィードバックしてライン圧Plを調整するようにしている。こうした本実施の形態では、第1シーブ圧Pinの過大フェール時には、フェールセーフバルブ19は、その過大となった第1シーブ圧Pinに代えて、フェールセーフ用油圧である第2シーブ圧Poutをその出力圧Psfとして出力するようになる。これにより、ドライブプーリ21の印加油圧の過上昇によるベルト23やドライブプーリ21のシリンダ等の耐久性の低下を回避するようにしている。そしてこのときのライン圧Plは、そうした第2シーブ圧Poutとなったフェールセーフバルブ19の出力圧Psfを、ドライブプーリ21側の油圧としてフィードバック調整されるようになる。そのため、第1シーブ圧Pinが過大となっても、それに連動してライン圧Plまでもが過大となることを防止して、上述したような悪循環による第1シーブ圧Pin及びライン圧Plの過上昇を回避することができるようになる。したがって本実施の形態によれば、第1シーブ圧Pinの過大フェール時のライン圧Plの過上昇を好適に抑制することができるようになる。
(2)本実施の形態では、第1レギュレータバルブ12及び第2レギュレータバルブ13は、フェールセーフバルブ19とドライブプーリ21との間の油路24におけるオリフィス25のフェールセーフバルブ19側の油圧(以下、この油圧を「オリフィス前の出力圧Psf」と記載する)に応じてライン圧Plを調整するようにしている。こうしたオリフィス前の出力圧Psfは、上述のオリフィス後の出力圧Psf(油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧)に比して、第1シーブ圧Pinの変化に対してより速やかに追従する。よって急アップシフト(無段変速機の変速比の増速側への変更)時の第1シーブ圧Pinの上昇に対して、より速やかにライン圧Plを上昇させることが可能となり、変速速度を向上させることができるようになる。
(3)本実施の形態では、第1シーブ圧調整バルブ17に、油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧(オリフィス後の出力圧Psf)をフィードバック圧として供給するようにしている。上記オリフィス後の出力圧Psfは、フェールセーフバルブ19やオリフィス25が介在する分、第1ソレノイド圧Pslpの増減に対して第1シーブ圧Pinよりも大きい遅れをもって追従する。ここで第1シーブ圧調整バルブ17の弁体には、上記要求圧力に対するフィードバック圧との差圧に応じた力が作用し、同弁体は、その力に応じて動作する。よって第1シーブ圧Pinをフィードバック圧として用いるよりも、上記オリフィス後の出力圧Psfをフィードバック圧として用いた方が、上記差圧が大きくなることになり、第1シーブ圧調整バルブ17の応答性を高くすることができる。また第1シーブ圧Pinよりも上記オリフィス後の出力圧Psfの方が、実際にドライブプーリ21に印加される油圧により近いものとなる。そのため、ドライブプーリ21への印加油圧をより精度良く制御することが可能となり、無段変速機の目標変速比に対する実変速比の追従性をより高くすることが可能にもなる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の無段変速機の油圧制御装置を具体化した第2の実施の形態を、図3を併せ参照して、上記実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施の形態及び以下の実施の形態において、上述の実施の形態のものと同等又はそれに順じた構成については、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
第1の実施の形態では、ドライブプーリ21側の油圧として、油路24のオリフィス25のフェールセーフバルブ19側の油圧(オリフィス前の出力圧Psf)を、第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにしていた。本実施の形態では、図3に示すように、油路24のオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧(オリフィス後の出力圧Psf)を、ドライブプーリ21側の油圧として第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにしている。すなわち、本実施の形態では、第1レギュレータバルブ12及び第2レギュレータバルブ13は、油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧(オリフィス後の出力圧Psf)に応じてライン圧Plを調整するよう構成されている。
こうしたオリフィス後の出力圧Psfは、オリフィス前の出力圧Psf(油路24のオリフィス25のフェールセーフバルブ19側の油圧)よりも、実際にドライブプーリ21に印加される油圧により近いものとなる。よって、こうしたオリフィス後の出力圧Psfをフィードバックしてライン圧Plを調整することとすれば、ライン圧Plを実際に必要とされる油圧により近づけることが可能となり、ドライブプーリ21の印加油圧に対するライン圧Plの差圧精度を向上することが可能となる。そのため、ライン圧Plを必要最小限の油圧のより近くに制御することが可能となり、その分、ライン圧Plをより低くすることができるようになる。そしてひいては、オイルポンプ11の作動を抑えて、燃費を向上することができるようになる。
(第3の実施の形態)
続いて、本発明の無段変速機の油圧制御装置を具体化した第3の実施の形態を、図4を併せ参照して、上記実施の形態と異なる点を中心に説明する。
上記実施の形態では、ドライブプーリ21側にのみ、フェールセーフバルブ19が設けられ、第1シーブ圧Pinの過大フェールに対処するようにしていた。これに対して本実施の形態では、第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutの双方の過大フェールに対して対処可能にフェールセーフバルブを構成するようにしている。
図4は、こうした本実施の形態の無段変速機の油圧制御装置における、フェールセーフバルブ30及びその周辺の油圧回路構成を示している。同図に示すように、このフェールセーフバルブ30には、4つの入力ポートと2つの出力ポートとが設けられている。こうしたフェールセーフバルブ30の入力ポートのうちの2つには、第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutがそれぞれ導入され、残りの2つには、シーブ圧の過大フェール時にドライブプーリ21及びドリブンプーリ22にそれぞれ印加されるフェールセーフ用油圧としてモジュレータ圧Pmがそれぞれ導入されるようになっている。またフェールセーフバルブ30の2つの出力ポートは、それぞれドライブプーリ21及びドリブンプーリ22(図1等参照)に接続されている。
こうしたフェールセーフバルブ30の弁体は、ON−OFF電磁弁31による作動圧の印加の有無に応じて動作するようになっている。そしてフェールセーフバルブ19は、ON−OFF電磁弁31の「OFF」時には、2つの出力ポートからそれぞれ第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutを出力し、ON−OFF電磁弁31の「ON」時には、2つの出力ポートからモジュレータ圧Pmを出力するように構成されている。
こうしたフェールセーフバルブ30の両出力ポートからの出力圧Psf1,Psf2は、第2レギュレータバルブ32(切替弁)にも送られるようになっている。そして第2レギュレータバルブ32は、これら出力圧Psf1,Psf2のうち、より高い方の油圧を、ライン圧調整油圧Psrvとして出力するように構成されている。
こうしたライン圧調整油圧Psrvは、第1レギュレータバルブ33に送られる。そして第1レギュレータバルブ33は、このライン圧調整油圧Psrvに応じて、オイルポンプ34の汲み出した作動油を調圧し、ライン圧Plを作り出すように構成されている。
こうした本実施の形態に係る油圧制御装置では、通常時には、ON−OFF電磁弁31は「OFF」とされ、フェールセーフバルブ30からドライブプーリ21及びドリブンプーリ22には、それぞれ第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutが供給されるようになる。このときの第2レギュレータバルブ32(切替弁)には、第1シーブ圧Pinと第2シーブ圧Poutとが入力され、それらのうちのより高い方の油圧が、ライン圧調整油圧Psrvとして出力される。そして第1レギュレータバルブ33によって、より高い方の油圧(MAX(Pin,Pout))よりも若干高くなるようにライン圧Plが調整されるようになる。
一方、第1シーブ圧Pin又は第2シーブ圧Poutの過大フェール時には、ON−OFF電磁弁31は「ON」とされ、フェールセーフバルブ30からドライブプーリ21及びドリブンプーリ22には、それぞれフェールセーフ用油圧としてモジュレータ圧Pmが供給されるようになる。このときの第2レギュレータバルブ32(切替弁)には、モジュレータ圧Pmのみが入力され、そのモジュレータ圧Pmがライン圧調整油圧Psrvとして出力されるようになる。よって第1シーブ圧Pin、第2シーブ圧Poutのいずれかが過大となっても、ライン圧Plは過大とならないようになり、本実施の形態においても、シーブ圧過大フェール時のライン圧Plの過上昇は、好適に抑制されるようになる。
以上説明した各実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・第1及び第2の実施の形態では、第1シーブ圧Pinの過大フェール時のフェールセーフ用油圧として第2シーブ圧Poutを用いるようにしていた。もっとも、フェールセーフ用油圧として第2シーブ圧Pout以外の油圧、例えばモジュレータ圧Pm等を用いるようにしても良い。また第3の実施の形態では、第1シーブ圧Pin及び第2シーブ圧Poutの過大フェール時のフェールセーフ用油圧としてモジュレータ圧Pmを用いるようにしていたが、フェールセーフ用油圧としてこれ以外の油圧を用いるようにしても良い。
・第1及び第2の実施の形態では、第1シーブ圧調整バルブ17に、油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧をフィードバック圧として供給することで、その応答性を高めるようにしていた。もっとも、あえてそうした構成とせずとも、第1シーブ圧調整バルブ17の応答性が十分に確保されている場合等には、第1シーブ圧調整バルブ17の出力した第1シーブ圧Pinをそのままフィードバックするようにしても良い。
・第1及び第2の実施の形態では、ドリブンプーリ22側の油圧として、第2ソレノイド圧Pslsを第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにしていた。そして第2レギュレータバルブ13では、フェールセーフバルブ19の出力圧Psfと第2ソレノイド圧Pslsとの対比のもとにライン圧調整油圧Psrvを設定し、第1レギュレータバルブ12に出力するようにしていた。もっとも、ライン圧Plの差圧精度をより向上したい場合等には、第2ソレノイド圧Pslsに代えて第2シーブ圧Poutを第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにしても良い。こうした場合にも、ドライブプーリ21側の油圧としてフェールセーフバルブ19の出力圧Psfを第2レギュレータバルブ13にフィードバックすることとすれば、第1シーブ圧Pinの過大フェール時のライン圧Plの過上昇を好適に抑制することができるようになる。またドリブンプーリ22側にも同様のフェールセーフバルブを設け、ドリブンプーリ22側の油圧としてその出力圧を第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにすれば、第2シーブ圧Poutの過大フェール時におけるライン圧Plの過上昇についても好適に抑制することが可能となる。
・第1及び第2の実施の形態では、ドライブプーリ21側にフェールセーフバルブ19を設置し、その出力圧Psfをドライブプーリ21側の油圧として第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにしていた。こうした油圧制御装置のドライブプーリ21側とドリブンプーリ22側の構成を入れ替えて実施することも可能である。すなわち、ドリブンプーリ22側にフェールセーフバルブを設置し、その出力圧をドリブンプーリ22側の油圧として第2レギュレータバルブ13にフィードバックするようにする。こうした場合には、第2シーブ圧Poutの過大フェール時におけるライン圧Plの過上昇を好適に抑制することが可能となる。
・上記実施の形態では、第1レギュレータバルブ12,33及び第2レギュレータバルブ13,32の2つのレギュレータバルブによりライン圧Plを調整するようにしていた。こうしたライン圧Plの調整に係る構成は、これに限らず適宜に変更するようにしても良い。要は、フェールセーフバルブ19の出力圧Psfに応じてライン圧Plを調整するようにライン圧調整手段が構成されていれば、シーブ圧の過大フェール時におけるライン圧の過上昇を好適に抑制することができるようになる。
・第1及び第2の実施の形態では、フェールセーフバルブ19の出力圧Psfに応じてライン圧Plを調整するようにしていた。もっとも、こうした態様でのライン圧調整を行わずとも、フェールセーフバルブ19とドライブプーリ21との間の油路24におけるオリフィス25のドライブプーリ21側の油圧をフィードバック圧として第1シーブ圧調整バルブ17に供給するようにしていれば、その応答性の向上や目標変速比に対する追従性の向上を図ることが可能となる。
・以下の如く油圧制御装置を構成すれば、第2シーブ圧調整バルブ18の応答性を高めて、無段変速機の目標変速比に対する追従性を向上することが可能となる。すなわち、第2シーブ圧調整バルブ18とドリブンプーリ22との間にフェールセーフバルブを設置し、そのフェールセーフバルブとドリブンプーリとの間の油路にオリフィスを設置する。そして同油路におけるオリフィスのドリブンプーリ側の油圧を、フィードバック圧として第2シーブ圧調整バルブ18に供給する。
・第1及び第2の実施の形態では、フェールセーフバルブ19とドライブプーリ21との間の油路24にオリフィス25を設けるようにしていた。もっとも、第1シーブ圧調整バルブ17或いは第1ソレノイドバルブ15の故障による第1シーブ圧Pinの急減や、フェールセーフバルブ19による油圧の切替時のドライブプーリ21への印加油圧の急減によるベルト23の滑りの発生を防止する必要がないのであれば、オリフィス25を割愛するようにしても良い。
・上記実施の形態では、車載されたベルト式無段変速機に本発明に係る油圧制御装置を適用した場合を説明した。もっとも本発明は、互いにベルトの架け渡されたドライブプーリ及びドリブンプーリを備え、それらプーリの一方に印加される油圧に応じてそのプーリのベルト巻き架け半径を変更して変速を行うベルト式無段変速機であれば、車載以外の無段変速機にも同様に適用することができる。
本発明の第1実施形態についてその油圧制御装置の構成を模式的に示す略図。 同実施形態の無段変速機の油圧制御装置における変速時の各油圧の推移を示すタイムチャート。 本発明の第2実施形態についてその油圧制御装置のフェールセーフバルブ及びその周辺の油圧回路構成を示す略図。 本発明の第3実施形態についてその油圧回路装置のフェールセーフバルブ及びその周辺の油圧回路構成を示すブロック図。 従来の無段変速機の油圧制御装置の一例についてその全体構成を模式的に示すブロック図。 同じく従来の無段変速機の油圧制御装置の一例についてその第1及び第2シーブ圧とライン圧との関係を示すグラフ。 フェールセーフバルブを備える従来の無段変速機の油圧回路装置についてその全体構成を模式的に示すブロック図。
符号の説明
10…ストレーナ、11…オイルポンプ、12…第1レギュレータバルブ(ライン圧調整手段)、13…第2レギュレータバルブ(ライン圧調整手段)、14…モジュレータバルブ、15…第1ソレノイドバルブ、16…第2ソレノイドバルブ、17…第1シーブ圧調整バルブ、18…第2シーブ圧調整バルブ、19…フェールセーフバルブ、20…ON−OFF電磁弁、21…ドライブプーリ、22…ドリブンプーリ、23…ベルト、24…油路、25…オリフィス、30…フェールセーフバルブ、31…ON−OFF電磁弁、32…第2レギュレータバルブ、33…第1レギュレータバルブ、34…オイルポンプ。

Claims (3)

  1. 互いにベルトの架け渡されたドライブプーリ及びドリブンプーリを備え、それらプーリのそれぞれに印加される油圧に応じてそれらプーリのベルト巻き架け半径を変更して変速を行うベルト式無段変速機に適用されて、前記プーリに印加する油圧の調整に係る油圧制御を行う無段変速機の油圧制御装置において、
    制御元圧となるライン圧を調圧してシーブ圧を作り出すシーブ圧調整バルブと、
    前記シーブ圧調整バルブの出力する前記シーブ圧と同シーブ圧の過大フェール時に前記プーリに印加されるフェールセーフ用油圧とのいずれかを選択して前記プーリの一方に出力するフェールセーフバルブと、
    前記フェールセーフバルブの出力圧に応じて前記ライン圧を調整するライン圧調整手段と、
    を備えることを特徴とする無段変速機の油圧制御装置。
  2. 前記フェールセーフバルブと前記プーリの一方との間の油路には、オリフィスが設けられてなり、
    前記ライン圧調整手段は、前記油路における前記オリフィスの前記フェールセーフバルブ側の油圧に応じて前記ライン圧を調整するよう構成されてなる
    請求項1に記載の無段変速機の油圧制御装置。
  3. 前記フェールセーフバルブと前記プーリの一方との間の油路には、オリフィスが設けられてなり、
    前記ライン圧調整手段は、前記油路における前記オリフィスの前記プーリ側の油圧に応じて前記ライン圧を調整するよう構成されてなる
    請求項1に記載の無段変速機の油圧制御装置。
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