JP2009155913A - トンネル用避難扉 - Google Patents

トンネル用避難扉 Download PDF

Info

Publication number
JP2009155913A
JP2009155913A JP2007335494A JP2007335494A JP2009155913A JP 2009155913 A JP2009155913 A JP 2009155913A JP 2007335494 A JP2007335494 A JP 2007335494A JP 2007335494 A JP2007335494 A JP 2007335494A JP 2009155913 A JP2009155913 A JP 2009155913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door body
evacuation
tunnel
passage
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007335494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5096909B2 (ja
Inventor
Hirokazu Ishikawa
博一 石川
Kaku Nakahara
格 中原
Kenji Fujii
健司 藤井
Takeshi Nishiura
武 西浦
Masaki Matsuura
正樹 松浦
Masataka Sawahata
正厳 澤畠
Tsutomu Hasegawa
勉 長谷川
Masao Nonaga
正夫 野永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORIENTAL CONSULTANTS KK
Sanwa Shutter Corp
Metropolitan Expressway Co Ltd
Oriental Consultants Co Ltd
Original Assignee
ORIENTAL CONSULTANTS KK
Sanwa Shutter Corp
Metropolitan Expressway Co Ltd
Oriental Consultants Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ORIENTAL CONSULTANTS KK, Sanwa Shutter Corp, Metropolitan Expressway Co Ltd, Oriental Consultants Co Ltd filed Critical ORIENTAL CONSULTANTS KK
Priority to JP2007335494A priority Critical patent/JP5096909B2/ja
Publication of JP2009155913A publication Critical patent/JP2009155913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5096909B2 publication Critical patent/JP5096909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)

Abstract

【課題】トンネル内に本通路と避難通路とが形成されたものにおいて、本通路から避難通路へのあいだの避難経路に設けられる扉体を操作性よく開放できる構成とする。
【解決手段】トンネル1内を仕切り壁3を介して上下に仕切り、上側に車道(本通路)4と立上がり体5とを形成し、下側に避難通路6を形成する一方、前記立上がり体5の一部に切り欠き部5cを形成し、該切り欠き部5cに対向する仕切り壁3に、避難通路6に続く避難口3cを切り欠き形成するにあたり、前記立上がり体5の切り欠き部5cには、立上がり体5に続く上片部7eと側片部7dとを備え、跳ね上げ式に切り欠き部5cを開閉する外側扉体7を設け、仕切り壁3の避難口3cには、仕切り壁3に沿ってスライド式に避難口3cを開閉する内側扉体12を設ける構成とする
【選択図】図7

Description

本発明は、車道や鉄道等の交通機関が通行するためのトンネル用避難扉の技術分野に属するものである。
近年、土木建築技術の発達に伴い、長い全長を有したトンネルが建設されている。このような長いトンネルにおいては、避難トンネル通路(避難通路)を本トンネル通路(本通路、例えば車道)とは別に設け、火災等の非常時に避難トンネル通路を用いることでトンネルの外に避難できるようにしている。この場合では、避難トンネル通路と本トンネル通路とのあいだに設けられる連絡路(例えば階段等)への入口部(避難口)を形成し、該入口部に、開閉式の扉体を設けることがになるが、該入口部の扉体を開放したままにすると、本トンネル通路内に発生した火煙や有毒ガスが避難トンネル通路側に侵入してしまうため、扉体を開放後に自動的に閉鎖する自閉式にすることが要求されている。
これに対し、近年、トンネル空間を円形状とし、該トンネル内を仕切り壁により上下に仕切り、上側に車両が通行する本通路と該本通路の側部に位置し本通路より高位となる立ち上がり体とを形成し、下側に避難トンネル通路を形成する構成としたものが提唱されている。このような場合では、立ち上がり体の一部に切り欠き部を設け、該切り欠き部に対向する仕切り壁に避難トンネル通路に続く連絡路への入口部を形成し、前記立ち上がり体の切り欠き部に、立ち上がり体に続く上片部と側片部とを備えた扉体をスライド開閉自在に設け、該扉体の開放で避難口から連絡路を経由して避難通路側に避難できるように構成し、前記扉体を自動的に閉鎖する自閉式に構成したものが知られている。
特許登録第2538828号
ところが、前記特許文献1のものは、自閉式に構成される扉体が、立ち上がり体に続く上片部と側片部とを備えて構成されるが故に、大型になるばかりでなく重量体となるため、自閉式にするための構成部品が大がかりなものになって、コスト高になるという問題がある。
また、扉体は手動操作で開放するように構成されているため、緊急を要し避難者がパニック状態になっていることを想定すると、さらなる操作性の改善が望まれ、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、トンネル内を仕切り壁を介して上下に仕切り、上側に本通路と該本通路の側部に位置し本通路より高位となる立ち上がり体とを形成し、下側に避難通路を形成し、前記立ち上がり体の一部に切り欠き部を形成し、該切り欠き部に対向する仕切り壁に、避難通路に続く避難口を形成するにあたり、前記立ち上がり体の切り欠き部には、立ち上がり体に続く上片部と側片部とを備え、跳ね上げ式に切り欠き部を開閉する外側扉体が設けられ、仕切り壁の避難口には、仕切り壁に沿ってスライド式に避難口を開閉する内側扉体が設けられているトンネル用避難扉である。
請求項2の発明は、外側扉体は、立ち上がり体に設けた操作具の操作に伴い切り欠き部を開放するように構成されている請求項1に記載のトンネル用避難扉である。
請求項3の発明は、内側扉体は、開放作動した後に自動的に閉鎖する自閉式に構成されている請求項1または2に記載のトンネル用避難扉である。
請求項4の発明は、外側扉体は、側片部の下端縁に本通路側に延出する延出片部が一体に形成されており、仕切り壁に形成される避難口は、前記延出片部対向部位にまで延出形成できるように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載のトンネル用避難扉である。
請求項5の発明は、内側扉体と外側扉体とのあいだには連繋手段が設けられ、外側扉体の開放作動に連動して内側扉体が開放作動するよう構成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載のトンネル用避難扉である。
請求項6の発明は、内側扉体は、外側扉体が全開姿勢になることに伴い連繋手段が解除され、手動による開閉操作ができるように構成されている請求項5に記載のトンネル用避難扉である。
請求項1の発明とすることにより、外側扉体が開放されたままであっても内側扉体を閉鎖すれば本通路側と避難通路とが連通することがないようにでき、重量体である外側扉体をいちいち閉鎖する必要がないようにできる。
請求項2の発明とすることにより、大型の外側扉体を手動操作することなく、簡単な操作で開放することができ、操作性に優れる。
請求項3の発明とすることにより、内側扉体は開放した後に自動的に閉鎖するようにしたので、自閉装置の小型化を図れる。
請求項4の発明とすることにより、トンネルの径を大きくすることなく避難口を大きく確保でき、コスト削減を図れる。
請求項5の発明とすることにより、外側扉体の開放操作で内側扉体を開放することができて、操作性が一層優れ、迅速な開放操作を行なえる。
請求項6の発明とすることにより、内側扉体が全開姿勢となった後に、内側扉体を自由に手動開閉させることができ、本通路と避難通路とを有効に遮断し、しかも、円滑な避難を実現できる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図面において、1はトンネル(坑道)であって、該トンネル1は地中を円形状に刳り抜いて円環状の外壁2を備えて構成されており、円形状空間となったトンネル1内空間は、水平方向を向く仕切り壁3を介して上下二層に区画形成されている。そして、トンネル1内の仕切り壁3の上側部位は、車両や鉄道等交通手段が通行するための空間となっており、仕切り壁3の中央部が車道(本発明の本通路に相当する)4として用いられ、該車道4の左右方向外方にはそれぞれ立ち上がり体5が形成されている。
一方、仕切り壁3の下側部位には、火災等の非常時に人がトンネル1の外に避難するときに通行するための避難通路6が形成されており、さらに、避難通路6の左右には、上下に仕切る仕切り壁6aにより仕切られて、電線等のケーブルの配線スペースにする等、適宜利用することができる多目的通路6bがそれぞれ区画形成されている。
前記左右の立ち上がり体5は、図1、2に示すように、それぞれ車道4の左右側部から起立する垂直壁5aと、トンネル1を構成する円環状の外壁2から車道4側に延出する水平壁5bとを備えて構成されており、水平壁5bの位置は、車道4より高位に位置するように形成されている。尚、立ち上がり体5は、車道4を通行する車両から外壁2を保護するための防護体として機能するように構成されているが、立ち上がり体5の水平壁5b上を監視員が通行することにより、照明器具や通気装置等、トンネル1内に配設される諸設備の点検、補修や、路面状況の監視を行なう監査路として使用することも可能である。
さらに、車道4の左右側部に形成される路肩には、車道4の走行面よりも上方に膨出する地覆4aが、それぞれ左右の立ち上がり体5の垂直壁5a下端部に接する状態で形成されている。
そして、前記左右の立ち上がり体5には、それぞれ車道4の走行方向において適宜間隔を存して切り欠き部5cが形成されている。これら切り欠き部5cは、後述するように、上側の車道4から下側の避難通路6に避難するための入口部を構成しており、各切り欠き部5cにはそれぞれ外側扉体7が開閉自在に設けられ、平常時では切り欠き部5cを閉鎖するように構成されている。
尚前記切り欠き部5cは、外側扉体7の走行方向における長さよりも長い範囲で切り欠かれており、外側扉体7の走行方向両側に切り欠かれた切り欠き部5cは、入口部に設けられる外側扉体7、後述する内側扉体12の両者をそれぞれ開閉作動するために必要な部材装置の配設スペースとなっている。これら配設スペースは立ち上がり体5として機能するよう、垂直壁5a、水平壁5bに相当する側板5a、5bにより覆蓋されている。
前記外側扉体7は、図4、8に示すように、切り欠き部5cを閉鎖する全閉姿勢において、水平方向を向く水平フレーム材7aと垂直方向を向く垂直フレーム材7bとを枠組みしたものに面板7cを組み込むことにより、立ち上がり体5の垂直壁(側板)5aに続く側片部7dと、水平壁(側板)5bに続く上片部位7eとが形成されている。さらに、外側扉体7は、側片部7dの下端縁から車道4側に延出し、車道4の側部に形成される地覆4aに続く地覆相当片部(本発明の延出片部に相当する)7fとが形成されており、これによって、側面視で略Z字形状に形成されている。そして、扉体7の上片部7eの左右方向外側端部であって、トンネル1の外壁2側となる端縁部には、筒状の回転支軸7gが一体的に固定されている。前記回転支軸7gの筒軸方向(車両の走行方向)両端部は、躯体(仕切り壁3あるいは外壁2)側に一体的に支持された支持片7hにそれぞれ回転自在に軸承されている。これによって、外側扉体7は、回転支軸7gの軸芯部を回転中心として回転作動することにより上下動する跳ね上げ式に構成されており、平常時の姿勢であって、上片部7e、側片部7dが立ち上がり体切り欠き部5cを閉鎖し、地覆相当片部7fが車道4に形成される地覆4aに隣接する全閉姿勢と、非常時の姿勢であって、上片部7e、側片部7d、地覆相当片部7fとが一体に上動して(跳ね上げられて)、上片部7eがトンネル外壁2に近接し、地覆相当片部7fが上方を向いて立ち上がり体切り欠き部5cを開放する全開姿勢とに揺動変姿するように構成されている。
さらに、前記回転支軸7gの外周面には、外側扉体7の前記全閉姿勢において左右方向外方(トンネル外壁2側)に向けて突出する作動アーム7iが一体的に固定されいるが、該作動アーム7iは、回転支軸7gの筒軸方向に所定間隙を存して複数箇所(本実施の形態では四箇所)位置して設けられている。一方、8はウエイト体であって、該ウエイト体8は、回転支軸7gの筒軸方向(車両の走行方向)に長尺状に形成されており、下端部が複数の作動アーム7iに対し、枢軸8aを介して枢支連結されている。これによって、ウエイト体8の全荷重は、作動アーム7iを下動させる方向に作用するように構成されており、その荷重の大きさは、作動アーム7iに連結される外側扉体7を上動可能な大きさに設定されている。
尚、8bはウエイト体8の前方を覆うように設けられるカバー体である。
一方、9は外側扉体7に連動連結される開閉機であって、該開閉機9は、回転支軸7gの筒軸方向(走行方向)一端部側となる仕切り壁3に一体的に固定されている。前記開閉機9は、図示しない調速装置、ブレーキ装置を内装して構成されており、開閉機9の出力軸9aは、仕切り壁3に回転自在に軸承される複数のスプロケット9b、チェーン9c、回転軸9dからなる動力伝動機構を介して回転支軸7gの一端部に連動連結されており、回転支軸7gには、開閉機9の出力が減速された状態で入力されるように構成されている。そして、外側扉体7は、平常時の使用状態では、ウエイト体8の荷重に抗して全閉姿勢となるように設定されており、この状態において、開閉機9のブレーキ装置が作動することにより回転支軸7gの回転規制がなされ、外側扉体7の全閉姿勢が保持されるように構成されている。
そして、前記開閉機9にはブレーキ装置に連繋するブレーキ解除レバー9eが設けられており、該ブレーキ解除レバー9eは、外側扉体7に隣接する立ち上がり体5の垂直壁5aに設けられた操作具10に連繋されている。そして、非常時に避難者が操作具10を操作することにより、ブレーキ解除レバー9eがブレーキ装置を解除するように構成されており、該ブレーキ装置の解除状態となると、回転支軸7gが回転規制状態から自由状態となり、これによって、作動アーム7iがウエイト8の荷重を受けて下動することにより回転支軸7gが回転せしめられ、外側扉体7が跳ね上げ式に上動して切り欠き部5cを全開姿勢に揺動変姿するように構成されている。このとき、開閉機9は調速装置が機能することにより、外側扉体7が急激に跳ね上げられるようなことがなく、好適な一定の速度で上動するように構成されている。
このように、外側扉体7は、操作具10の操作で開放する構成となっているが、前記操作具10操作によるブレーキ解除レバー9eの解除操作は電気的になされるものではないので、非常事態で停電が発生したとしても外側扉体7を開放作動させることができるように構成されている。
一方、外側扉体7が開放することにより露出する仕切り壁3は、車道4の路面より下位となるよう段差面3aを介して段差状部3bに形成されており、該段差状部3bに、トンネル1の下方空間に形成される避難通路6の側部に形成される多目的通路6bに連通する避難口3cが切り欠き形成されており、該避難口3cに、避難者が多目的通路6bから避難通路6に移動するための手段となる連絡路11が設けらている。因みに、本実施の形態では、連絡路11として円環状の外壁2に沿って湾曲状に形成された滑り台が設置されている。
前記避難口3cの走行方向一端側の一端側部位3dと他端側の他端側部位3eでは車道側4における切り欠き位置が異なり、他端側部位3eの方が一層車道4側に突出して(延出して)切り欠かれている。つまり、他端側部位3eにおける車道4側の切り欠き位置は、全閉姿勢の外側扉体7の側片部7d対向部位よりも車道4側に位置しており、避難口3cが外側扉体7の地覆相当片部7fにより覆われる部位にまで延出形成されている。これによって、円環状の外壁2に沿って湾曲状に形成される連絡路11(滑り台)を移動する避難者の上方におけるスペース(避難スペース)が大きく確保されるように構成されている。
そして、前記避難口3cには、図5に示すように、該避難口3cを開閉する内側扉体12がスライド移動自在に設けられており、内側扉体12を開放することにより連絡路11にアクセスできるように構成されている。前記内側扉体12は、後述するように外側扉体7の開放作動に連動して開放するように構成されているが、該開放操作がなされた後は自動的に閉鎖する自閉式に構成されている。
前記内側扉体12は水平状の平板形状で、避難口3cの形状に対応して戸先側となる一端側部位12aは幅狭に、戸尻側となる他端側部位12bは幅広状に形成されており、幅広状の他端側部位12bの左右両側縁部には複数の走行ローラ12cが設けられている。一方、避難口3cの他端側部位3eにおける左右の孔縁となる仕切り壁3の段差面3a部位には、内側扉体12の走行ローラ12cおよびガイド片12dを移動自在に案内支持するガイドレール13が設けられている。そして、内側扉体12は、ガイドレール13に沿ってスライド移動することにより、平常時の姿勢であって、避難口3cを覆蓋する全閉姿勢と、非常時の姿勢であって、戸尻側に移動して避難口3cを開放する全開姿勢とに変姿するように構成されている。
さらに、図6に示すように、内側扉体12の他端側の端面(戸尻側の端面)には、左右方向中間部に位置して戸尻側に突出する連結片12eが設けられており、該連結片12eと外側扉体7とのあいだに本発明の連繋手段に相当する連結ワイヤ14が設けられている。前記連結ワイヤ14の先端部は、外側扉体7の上片部7e下面の他端側(内側扉体12の戸尻側)に一体的に連結されており、基端部はジョイント部材14aを介して内側扉体12の連結片12eに連結されている。前記連結ワイヤ14は、複数のプーリ14bを介して外側扉体7と内側扉体12とのあいだを連結しており、両扉体7、12が全閉姿勢の状態で緊張状態に張設されている。そして、図7に示すように、外側扉体7が上動して全開姿勢となることにより連結ワイヤ14が上方変位することにより、内側扉体12を戸尻側にスライド移動させるように構成されている。
また、内側扉体12の連結片12eには、係合アーム12fが下方に突出する状態で設けられており、該係合アーム12fは、戸尻側の仕切り壁3の段差状部3bに設けたストッパ片3fに当接するように構成され、外側扉体7に連動して開放作動がなされた場合に、係合アーム12fがストッパ片3fに当接することで内側扉体12が全開姿勢となり、該全開姿勢を越える内側扉体12の開放がないように構成されている。
一方、外側扉体7が全開姿勢に変姿するのに対応して変位する連結ワイヤ14の変位ストロークと、内側扉体12が全開姿勢に変姿するのに対応して変位する連結ワイヤ14の変位ストロークとはそれぞれ異なるように設定されており、本実施の形態では、外側扉体7が全開姿勢への変姿途中で内側扉体12が全開姿勢となるように設定されている。そして、内側扉体12の係合アーム12fがストッパ片3fに当接して内側扉体12の開放が規制されると、連結ワイヤ14に連結されるジョイント部材14aは、内側扉体12の連結片12eから脱落して外側扉体7と内側扉体12との連結を解除し、該脱落後は、遊端状となったジョイント部材14aを変位させる状態で外側扉体7が全開姿勢に変姿するように構成されている。これによって、内側扉体12は、全開姿勢になった後は外側扉体7との連動が解除されるように構成されている。
尚、連結片12eとジョイント部材14aとのあいだに設けられる連結手段としては、例えばマグネット構造とすることができ、この場合では、所定の一体化力(内側扉体12の荷重)を越える負荷が作用することで連結片12eとジョイント部材14aとを離間させる構成とすることができる。また、連結手段としては、係合アーム12fがストッパ片3fに当接することにより脱落するフック構造とすることもできる。
さらに、図7に示すように、内側扉体12の係合アーム12fには、内側扉体12を自閉するための自閉装置15が連繋されている。
前記自閉装置15は、公知の構成のものが用いられている。つまり、自閉装置15は、内側扉体12の係合アーム12fに干渉する作動片15aが連結された作動ワイヤ15bを備えて構成されている。前記作動ワイヤ15bは、全開姿勢の内側扉体12の戸尻側に配設されたメインユニット15cに設けられる巻き取り装置15dから引き出され、全閉姿勢の内側扉体12の係合アーム12fよりも戸先側に設けられた補助プーリ15eを巻回してメインユニット15cの戸尻側に配設された巻き取りプーリ15fに巻き取られるように構成されている。そして、作動ワイヤ15bに連結される作動片15aは、補助プーリ15eと巻き取りプーリ15fとのあいだに設けられ、内側扉体12の全閉姿勢において、係合アーム12fに対して戸尻側から当接するように設けられている。ここで、巻き取り装置15dの付勢力は、内側扉体12を閉鎖作動させるのに必要な大きさに設定される一方、巻き取りプーリ15fの付勢力は、作動ワイヤ15bを緊張させるのに必要な大きさに設定されている。これによって、平常時では、作動片15aが内側扉体12を閉鎖方向に押圧することにより内側扉体12を全閉姿勢に維持するとともに、作動ワイヤ15bの緊張状態を維持するように構成されている。
そして、外側扉体7の開放がなされると、内側扉体12は、係合アーム12fが作動片15aを戸尻側に押圧する状態となり、図8に示すように、作動ワイヤ15bは巻き取り装置15dの付勢力に抗して巻き出されて戸尻側に強制移送されるように設定されている。このとき、自閉装置15のメインユニット15cには、遅延機構を構成する機械式のタイマ装置が内装されており、内側扉体12の開放作動により作動ワイヤ15bが巻き出されると、前記タイマ装置が作動開始するように設定されている。さらに、メインユニット15には、前記遅延機構に連動する巻き取り装置規制手段が設けられており、内側扉体12の開放作動(作動ワイヤ15bの巻き取り装置15dからの巻き出し作動)が開始すると、巻き取り装置15dの巻き取り方向(内側扉体12が閉鎖させる方向)の回転を規制し、前記タイマ装置に基づくタイマ時間が経過することに伴い巻き取り装置15dの回転規制を解除して、巻き取り装置15dの付勢力に基づいて作動ワイヤ15bを巻き取るように構成されており、この状態になると、作動片15aが係合アーム12f(内側扉体12)を戸先側に押しやるように構成されている。
このように構成された内側扉体12は、外側扉体7の開放作動に連動して全開姿勢となると、連結片12eから連結ワイヤ14のジョイント部材14aが脱落して外側扉体7と内側扉体12との連結が解除され、開放方向への引っ張り力が解除される状態となっているが、この状態において、自閉装置15は巻き取り装置規制手段により巻き取り装置15dの巻き取り方向の回転規制をしているため、内側扉体12が作動片15aに押圧されて閉鎖方向に作動することはなく、遅延機構のタイマ時間が経過した後に閉鎖作動を開始するように設定されている。これによって、一旦全開姿勢となった内側扉体12は、外側扉体7と連繋することなく内側扉体12だけがタイマ時間経過した後に自動的に閉鎖作動して、外側扉体7が立ち上がり体切り欠き部5cを開放している状態で内側扉体12が全閉姿勢となって、車道4と避難通路6とのあいだに形成される避難口3cを閉鎖するように構成されている。
尚、内側扉体12は、全開姿勢に変姿した後、自閉装置15により閉鎖作動途中、または、自閉装置15により全閉姿勢の状態に変姿した後においても手動で開閉作動することが可能であり、これによって、後続の避難者が内側扉体12を開放して連絡路11にアクセスすることができるようになっている。尚、手動により内側扉体12を開放操作した場合でも、内側扉体12は所定タイマ時間経過後に閉鎖して、車道4側の上側空間と避難通路6側の下側空間とが長時間にわたって連通状態にならないように構成されている。
このように、内側扉体12は、全開姿勢に変姿した状態で所定時間経過後に自閉装置15による自閉がなされるように構成され、これによって、多数の避難者を続けて避難通路6側に移動させることが可能でありながら、内側扉体12が全開姿勢のままとなって、仕切り壁3の上下が連通して上方空間の車道4側において発生した火煙や有毒ガスが下方空間の避難通路6側に流入するのを防止することができるように構成されている。
また、自閉装置15は電気を用いて作動する機構ではなく、機械的な機構となっているため、非常事態で停電が発生したとしても内側扉体12を自動的に閉鎖作動させることができるように構成されている。
尚、全閉姿勢の外側扉体7は、地覆相当片部7fが車道4側に突出した状態となり、内側扉体12により閉鎖された避難口3cを覆蓋するように構成されている。そして、避難口3cの溝幅が狭い一端側部位3d側の地覆相当片部7fの下面には受け金具7jが設けられ、該受け金具7jは、避難口一端側部位3dの車道4側の孔縁に支持されるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、トンネル1内は上下に仕切る仕切り壁3を基準として、上方の空間には車道4が形成され、下方の空間には避難通路6が形成され、火災等の非常時には、車道4を通行する人たちが避難通路6側に移動することでトンネル1の外部に避難することができるが、車道4から避難通路6に至る避難路には、車道4の左右両側部に形成される立ち上がり体5の一部を切り欠いて形成された切り欠き部(入り口部)5cを閉鎖する外側扉体7と、切り欠き部5cを開放することで露出する仕切り壁3に形成された避難口3cを閉鎖する内側扉体12とが設けられて二重扉構造となっている。この場合に、外側扉体7は跳ね上げ式に形成され、内側扉体12はスライド式に形成されており、外側扉体7が開放されたままであっても内側扉体12を閉鎖すれば車道4側の火煙や有毒ガスが避難通路6側に流出することがないようにでき、重い外側扉体7をいちいち閉鎖する必要がなくなる。
しかも、この場合に、外側扉体7を開放したままにすることによって、立ち上がり体5の切り欠き部5cが露出された状態となり、後続の避難者が避難路を確認するのが容易になって、一層円滑な避難を期待できる。
さらに、本発明が実施されたものにあっては、外側扉体7は、立ち上がり体5の側片部5aに設けられた操作具10を操作することにより、自動的に開放させることができて、大型の外側扉体7を手動操作する必要がなくなって、非常時であっても外側扉体7を簡単に開放することが可能となり、操作性に優れる。
しかも、このものでは、外側扉体に比べて軽量の内側扉体12に自閉装置15を設けて、開放した後に自動的に閉鎖するようにしたので、自閉装置15を小型化できるものでありながら、車道4側と避難通路6側とが連通状態のままになってしまうことがない。
また、このものでは、外側扉体7に、車道4の地覆4aに連続するよう車道4側に延出する地覆相当片部7fを設けて、外側扉体7で覆われる仕切り壁3の左右幅を大きくすることにより、仕切り壁3に形成される避難口3cの左右幅(避難スペース)を大きく確保できるようにしたので、連絡路11を介して避難通路6側へ移動する際に、避難者の頭が仕切り壁3にあたってしまうような不具合を防止することができる。この結果、トンネルの径を大きくすることなく避難スペースを大きく確保でき、コスト削減を果すことが可能となる。
そのうえ、このものでは、外側扉体7と内側扉体12とは連繋手段である連結ワイヤ14により連結されて、外側扉体7の開放作動に連動して内側扉体12が開放するように構成されているので、操作具10の操作をすれば外側扉体7と内側扉体12との両者を開放することができて、操作性が一層優れ、迅速な開放操作を行なうことができる。
また、このものでは、外側扉体7が全開姿勢となると、内側扉体12との連繋が解除されるので、内側扉体12を一旦全開姿勢とした後は、外側扉体7を全開姿勢としたままの状態であっても内側扉体12のみを自由に開閉作動させることができ、車道4と避難通路6とのあいだを有効に遮断し、しかも、円滑な避難を実現することができる。
尚、前記実施の形態において、トンネルの本通路は車両が通行することを想定して記載しているが、鉄道や人等が通行するものとして採用することも勿論可能である。
トンネルに設けた避難経路を説明する概略斜視図である。 トンネルに設けた避難経路を説明する斜視図である。 トンネルに設けた避難経路を説明する正面図である。 図3におけるA−A断面図である。 図3におけるB−B断面図である。 外側扉体と内側扉体との連動状態を説明する説明図である。 図4におけるA−A断面図である。 図3におけるC−C断面図である。
符号の説明
1 トンネル
2 外壁
3 仕切り壁
3c 避難口
4 車道
5 立ち上がり体
5c 切り欠き部
6 避難通路
7 外側扉体
7d 側片部
7e 上片部
7f 地覆相当片部
7g 回転支軸
8 ウエイト体
9 開閉機
9e ブレーキ解除レバー
10 操作具
11 連絡路
12 内側扉体
14 連結ワイヤ
14a ジョイント部材
15 自閉装置

Claims (6)

  1. トンネル内を仕切り壁を介して上下に仕切り、上側に本通路と該本通路の側部に位置し本通路より高位となる立ち上がり体とを形成し、下側に避難通路を形成し、前記立ち上がり体の一部に切り欠き部を形成し、該切り欠き部に対向する仕切り壁に、避難通路に続く避難口を形成するにあたり、前記立ち上がり体の切り欠き部には、立ち上がり体に続く上片部と側片部とを備え、跳ね上げ式に切り欠き部を開閉する外側扉体が設けられ、仕切り壁の避難口には、仕切り壁に沿ってスライド式に避難口を開閉する内側扉体が設けられているトンネル用避難扉。
  2. 外側扉体は、立ち上がり体に設けた操作具の操作に伴い切り欠き部を開放するように構成されている請求項1に記載のトンネル用避難扉。
  3. 内側扉体は、開放作動した後に自動的に閉鎖する自閉式に構成されている請求項1または2に記載のトンネル用避難扉。
  4. 外側扉体は、側片部の下端縁に本通路側に延出する延出片部が一体に形成されており、仕切り壁に形成される避難口は、前記延出片部対向部位にまで延出形成できるように構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載のトンネル用避難扉。
  5. 内側扉体と外側扉体とのあいだには連繋手段が設けられ、外側扉体の開放作動に連動して内側扉体が開放作動するよう構成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載のトンネル用避難扉。
  6. 内側扉体は、外側扉体が全開姿勢になることに伴い連繋手段が解除され、手動による開閉操作ができるように構成されている請求項5に記載のトンネル用避難扉。
JP2007335494A 2007-12-27 2007-12-27 トンネル用避難扉 Active JP5096909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335494A JP5096909B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 トンネル用避難扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007335494A JP5096909B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 トンネル用避難扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009155913A true JP2009155913A (ja) 2009-07-16
JP5096909B2 JP5096909B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=40960212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335494A Active JP5096909B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 トンネル用避難扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5096909B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006888A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Sanwa Shutter Corp トンネル用避難扉
JP2016089408A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用避難装置
JP2016211339A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 鹿島建設株式会社 シールドトンネルの内部構造
JP2018062759A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用の避難扉
JP2018162663A (ja) * 2018-06-28 2018-10-18 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用避難装置
JP2020109249A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 三和シヤッター工業株式会社 避難扉

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6905898B2 (ja) * 2017-08-31 2021-07-21 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用の避難装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06167199A (ja) * 1992-12-01 1994-06-14 Sanwa Shutter Corp トンネル用避難扉
JP2538828B2 (ja) * 1992-12-01 1996-10-02 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用避難扉

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06167199A (ja) * 1992-12-01 1994-06-14 Sanwa Shutter Corp トンネル用避難扉
JP2538828B2 (ja) * 1992-12-01 1996-10-02 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用避難扉

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006888A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Sanwa Shutter Corp トンネル用避難扉
JP2016089408A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用避難装置
JP2016211339A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 鹿島建設株式会社 シールドトンネルの内部構造
JP2018062759A (ja) * 2016-10-12 2018-04-19 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用の避難扉
JP2018162663A (ja) * 2018-06-28 2018-10-18 三和シヤッター工業株式会社 トンネル用避難装置
JP2020109249A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 三和シヤッター工業株式会社 避難扉
JP7359691B2 (ja) 2018-12-28 2023-10-11 三和シヤッター工業株式会社 避難扉

Also Published As

Publication number Publication date
JP5096909B2 (ja) 2012-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5096909B2 (ja) トンネル用避難扉
JP6764730B2 (ja) シャッター装置の電源切替方法及びそのシャッター装置
JP5294481B2 (ja) トンネル用避難扉
US6615894B1 (en) Self-closing single-sided accordion fire door
KR101218205B1 (ko) 비상 통로의 피난용 갱문
US20080169069A1 (en) Lateral restraint for a moveable partition, moveable partitions incorporating same and related methods
KR102150060B1 (ko) 건축물용 방화문
JP6362509B2 (ja) トンネル用避難装置
KR101203392B1 (ko) 피난문 연동 방화셔터 구동시스템
JP3955233B2 (ja) 防水扉装置
US20150361703A1 (en) Wind resistant door assembly
JP2019163642A (ja) トンネル用の避難装置
JP6905898B2 (ja) トンネル用の避難装置
JPH06167198A (ja) トンネル用避難扉
KR101090902B1 (ko) 피난 사다리장치용 감속기
JP7200545B2 (ja) 道路用消火栓
JP2009091820A (ja) 扉用滑走装置
JP5076648B2 (ja) シャッター装置及びシャッター本体下降停止装置
JP6817016B2 (ja) トンネル用の避難扉
KR101871770B1 (ko) 터널 내 연기확산 지연장치
JP2016097035A (ja) 地上脱出用の避難扉装置
JP6524315B2 (ja) トンネル用避難装置
JPH08121059A (ja) 手動式重量シャッターの巻上げ方法及び巻上げ装置
KR101151032B1 (ko) 상부도어의 개별 닫힘이 가능한 피난 사다리 장치
JP2009281130A (ja) 避難用両袖扉の同時連動シャッター閉鎖装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5096909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250