JP2016211339A - シールドトンネルの内部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 床面2は第1及び第2プレキャストコンクリートブロック3、4を含んで構成される。トンネル幅方向端部側のブロック4は、床版部41と、床版部41の下面に沿ってトンネル軸方向に延びる根太部42A、42Bと、トンネル軸方向に間隔をあけて配置され根太部42A、42Bを介して床版部41を支持する少なくとも2つの支柱(支持部)43A、43Bと、を備える。前記2つの支柱の間(43A、43A間及び43B、43B間)が、トンネル幅方向に通行可能な通路部44を構成する。床版部41は第1開口部11を有し、第1開口部11から通路部44へアクセス可能である。トンネル幅方向中央部側のブロック3は第2開口部12を有し、第2開口部12を介して通路部44からブロック3の中空部6へアクセス可能である。
【選択図】 図3
Description
前記プレキャストコンクリートブロックは、その側壁に第2開口部を有し、前記第2開口部は、前記通路部と連通していて、前記第2開口部を介して前記通路部から前記プレキャストコンクリートブロック内の中空部へアクセス可能であるとよい。
また、床版部の上から下の通路部へのアクセスも可能とすることができ、更に、通路部からトンネル幅方向中央部にある中空部(非常時の避難通路として利用可能)へのアクセスも容易とすることができる。
従って、有事の際に有効に利用できるようになる。
図1は本発明の一実施形態として示すシールドトンネルの断面図である。
尚、第1及び第2プレキャストコンクリートブロック3、4は、セグメントと同様、トンネル軸方向に所定の長さに分割されて並設され、トンネル軸方向の寸法は、通常、セグメントのトンネル軸方向の寸法(1リングの幅;例えば1〜2m)と一致している。プレキャストコンクリートブロック3、4のトンネル軸方向の寸法と、セグメント幅寸法が一致している場合、または、いずれかの寸法の倍数が他方の寸法と一致している場合は、プレキャストコンクリートブロック3、4の設置は、セグメントの組立の作業サイクルに合わせて実施することが可能となり、作業効率の点で好適である。ただし、必ずしも一致している必要はない。
第2プレキャストコンクリートブロック4は、トンネル軸方向に延びる中空部7を有し、扇型の断面形状をしている。
流動化処理土には、例えば現地で大量に発生するトンネル掘削土にセメント、水、流動化剤などを入れて攪拌混合したものを用いることができる。
尚、本実施形態では、床面2の一部を盛土構造体5としたが、ここに第2プレキャストコンクリートブロック4と同様(対称形)の第3プレキャストコンクリートブロックを設置してもよい。
路床8は、砕石類を敷設したり、コンクリートを所定の厚さに打設したり、あるいはプレキャストコンクリート版を敷設したりする等、トンネル内の利用目的に応じた方法によって構築することができる。従って、路床8構築前の第1及び第2プレキャストコンクリートブロック3、4、及び、盛土構造体5は、多少の段差を有していてもよい。
路床面8aが道路となるが、そのトンネル幅方向端部には、仕切壁(ガード壁)9により隔てて、緊急時あるいは点検時用の歩道10が設定される。
第1開口部11は、トンネル軸方向に長く開口されており、トンネル軸方向に並ぶ例えば5つのアクセス用第2ブロック4に跨がって形成される。
また、補強用の凸条(リブ)を設けた上で、根太部として、鋼製部材を用いるようにすることもできる。
また、前記支柱43Bについても同様で、トンネル軸方向に所定の間隔をあけて設けられ、トンネル軸方向の前後の支柱43B、43B間にトンネル幅方向に通行(横断)可能な通路部44が形成される。
このようにした例を図8に示す。図8は図2のB−B断面図に相当する図で、図4とは異なり、根太部42Aの端部を壁体端部45で支持している。
支持部を支柱にした場合、床版部に加わる荷重に対する座屈等を注意する必要があるが、壁体端部とした場合、座屈等のおそれは低減できる。
尚、第1開口部11には、図示は省略したが、トンネル軸方向に降りていくことができる階段あるいは滑り台を設置する。
第2開口部12は、前記通路部44と連通していて、前記通路部44から前記第2開口部12を介してアクセス用第1ブロック3内の中空部6へアクセス可能である。
アクセス用第1ブロック3の根太部32及び支柱33は、アクセス用第2ブロック4の根太部42A、42B及び支柱43A、43Bと同様に形成すればよい。
但し、第2開口部12は、人が通り抜けることができればよいので、1〜複数のアクセス用ブロック3に個別に形成してもよい。このようにする場合、第2開口部12の1つ1つの大きさは小さいので、補強の重要度は低くなる。
2 床面
3 第1プレキャストコンクリートブロック(アクセス用第1ブロック)
4 第2プレキャストコンクリートブロック(アクセス用第2ブロック)
5 盛土構造体
6 中空部(避難通路)
7 中空部(ライフライン敷設空間)
8 路床
8a 路床面
9 仕切壁(ガード壁)
10 歩道
11 第1開口部
12 第2開口部
32 根太部
33 支柱
41 床版部
42A、42B 根太部(鋼製部材)
42’A、42’B 根太部(凸条)
43A、43B 支柱(支持部)
44 通路部
45 壁体端部
50 連結用部材
Claims (5)
- シールドトンネル内で床面を形成する床版部と、この床版部の下面に沿って該下面と一体又は別体でトンネル軸方向に延びる根太部と、トンネル軸方向に間隔をあけて配置され前記根太部を介して前記床版部を支持する少なくとも2つの支持部と、を備え、
前記2つの支持部の間が、トンネル幅方向に通行可能な通路部を構成することを特徴とする、シールドトンネルの内部構造。 - 前記床版部は、トンネル幅方向端部の床面に第1開口部を有し、
前記第1開口部は、前記通路部と連通していて、前記第1開口部から前記通路部へアクセス可能であることを特徴とする、請求項1記載のシールドトンネルの内部構造。 - シールドトンネル内のトンネル幅方向中央部に、トンネル軸方向に延びる中空部を有するプレキャストコンクリートブロックが設置されて、このブロックの上面が中央部の床面を形成し、この中央部の床面が前記床版部により形成される床面とトンネル幅方向につながる構造であり、
前記プレキャストコンクリートブロックは、その側壁に第2開口部を有し、
前記第2開口部は、前記通路部と連通していて、前記第2開口部を介して前記通路部から前記プレキャストコンクリートブロック内の中空部へアクセス可能であることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のシールドトンネルの内部構造。 - 前記根太部は、トンネル軸方向に延びる鋼材により形成され、該鋼材はトンネル軸方向に複数に分割されていて、連結用部材を介して連結されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシールドトンネルの内部構造。
- 前記支持部は、鋼製の支柱であり、前記床版部のトンネル幅方向の両端部のそれぞれに、トンネル軸方向に間隔をあけて複数配置されることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のシールドトンネルの内部構造。
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