JPH06167199A - トンネル用避難扉 - Google Patents
トンネル用避難扉Info
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- JPH06167199A JPH06167199A JP34531992A JP34531992A JPH06167199A JP H06167199 A JPH06167199 A JP H06167199A JP 34531992 A JP34531992 A JP 34531992A JP 34531992 A JP34531992 A JP 34531992A JP H06167199 A JPH06167199 A JP H06167199A
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- passage
- tunnel
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- door body
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- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
に、避難通路への出入口となる避難扉を設けるにあた
り、監視員や清掃車が切欠き部を容易に通過できるよう
にする。 【構成】 避難扉6を自閉扉とし、該自閉扉を断面略逆
L字形で、その上基端縁部がトンネル側壁1aに上下揺
動自在に枢支され、かつコーナー部が折曲自在に形成さ
れた上下開放型のものとして、閉鎖状態で監視員通路切
欠き部4aを閉鎖し、開放状態で二つ折り状態に折畳ま
れてトンネル側壁に起立状に収納される戸体7で構成し
た。
Description
関が通るためのトンネル用避難扉に関するものである。
木建築技術の発達に伴い、トンネルも全長の長いものが
建設され、この様な長いトンネルにおいては、避難トン
ネル通路を本トンネル通路とは別に設け、火災等の非常
時に、避難トンネル通路を通つてトンネル外に避難する
ようになつている。そしてこの様なものでは、本トンネ
ル内に発生した火煙や有毒ガスが避難用トンネルに侵入
しないようにする必要があり、連絡路の入口(避難口)
に、開け放つたままの扉体が自動的に閉鎖するように設
定した自閉扉が設けられることが提唱される。
監視員が見回りをするための監視員通路が車両通過道の
端に段差状に高く形成されていて、照明器具や通気装置
等のトンネル内の諸設備の点検や、道路点検をすること
になるが、さらに監視員通路には、これら諸設備の清掃
等の各種のメンテナンスを行うべく製造された特殊な清
掃車が走行できるようになつていて、これらメンテナン
スを、道路封鎖を全面的あるいは部分的に行うことなく
できるようすることが好ましい。そして、この様な監視
員通路は、前記避難口部分では、避難者優先の考えから
切欠かなければならなず、そのため、監視員は、この切
欠き部をいちいち昇り降りして監視作業をしなければな
らないうえに、清掃車が避難口部分を通過するには、避
難口部分を跨ぐ様にして別途補助通路を形成しなければ
ならないという問題があり、作業性が著しく劣るという
問題がある。
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるトンネル
用避難扉を提供することを目的として創案されたもので
あつて、トンネル内に、車両が通行するための車道と、
該車道の下方に位置する避難通路と、車道の脇に段差状
に高い監視員通路と、該監視員通路の一部の切欠き部
と、該切欠き部から避難通路に通じる連絡路とを設ける
と共に、さらに、前記連絡路の入口の開閉をするための
避難扉を、開放したものが自動的に閉鎖する自閉扉と
し、該自閉扉を断面略逆L字形で、その上基端縁部がト
ンネル側壁側に上下揺動自在に枢支され、かつコーナー
部が折曲自在に形成された上下開放型のものとして、閉
鎖状態で前記切欠き部の上面および側面を閉鎖し、開放
状態で二つ折り状態に折畳まれてトンネル側壁に起立状
に収納される戸体で構成したことを特徴とするものであ
る。
扉が監視員通路に形成される切欠き部を常時閉鎖するよ
うにして、監視員および清掃車の切欠き部の通過を容易
にできるようにしたものである。
明する。図面において、1はトンネル(坑道)であつ
て、該トンネル1は、車両や鉄道等の交通手段が通行す
るための車道2が上側に、火災等の非常時に人がトンネ
ル1外に避難するときに通行するための避難通路3が下
側にそれぞれ区画形成された上下二層構造となつてい
る。尚、トンネル1下側に区画形成される部位には、避
難通路3の他に二つの通路が区画形成されており、これ
らに電線等のケーブルを配線する等、適宜の通路に利用
できるものである。
して段差状に高くなつた監視員通路4が形成されてい
て、監視員が照明器具や通気装置等のトンネル1内の諸
設備の点検や路面状況の監視を行う場合に通行できるよ
うになつているが、この監視員通路4は、これら諸設備
の清掃等の各種メンテナンスを行うべく製造された特殊
な清掃車も充分走行できる強度に設定されている。さら
に、監視員通路4には、適宜間隔を存して切欠き部4a
が形成されており、この切欠き部4aに、上側の車道2
から下側の避難通路3に避難するための避難口5が形成
され、火災等の非常時に、この避難口5から連絡路(例
えば階段状や下り坂状になつている)5aを通つて避難
通路3に退避できるようになつている。
て、該避難扉6は、上板7aと側板7bとから形成され
る戸体7で構成されている。つまり、上板7aは、基端
縁部に設けた支軸8がトンネル側壁1aに形成された凹
部1bに上下揺動自在に枢支されていて、上板7aの上
面が凹部1bの側面に接当して上動規制されて起立状と
なる上動姿勢から、上板7aの下面が凹部1bの下面に
接当して下動規制されて水平状となる下動姿勢まで上下
揺動できるようになつており、また側板7bは、上板7
aの先端部下面に揺動自在に軸承されている。そして戸
体7は、上板7aの下動姿勢では、側板7bが上板7a
先端縁部から略逆L字形となるよう垂下してその下端が
車道2路面に接地し、これによつて前記監視員通路4の
切欠き部4aの上面および側面を閉鎖するようになつて
おり、一方、上板7aの上動姿勢では、側板7bは上板
7a先端部から垂れ下がつて上板7aに対して二つ折り
状態に折り畳まれた状態となつて凹部1bに起立状に収
納され、これによつて切欠き部4aを開放するように構
成されている。
上げて上板7aを上動姿勢にすれば良いが、この場合
に、上動姿勢となつた戸体7の重心位置は、上板7aの
揺動支軸8に対して下方回動側に位置するように設定さ
れており、而して前記開放した戸体7から手を離すと、
戸体7は自重によつて自動的に閉鎖するように構成され
ているが、さらに、前記支軸8には、常時上板7aを上
動側に向けて付勢するスプリング9が巻装されている。
そして、戸体7は、下動姿勢に近づくほど下方回動モー
メントが増大することになるが、スプリング9は下動す
る上板7aによつて逆に蓄勢されて前記増大する下方回
動モーメントを相殺するようになつており、これによつ
て戸体7は、その重量が重いものであつても、緩やかに
下動すると共に、戸体7を開放する場合においても、人
が簡単に開放操作し得るよう僅かな力で開放できる設定
になつている。
いて、監視員通路切欠き部4aから非難通路3に通じる
避難口5には避難扉6が設けられることになるが、この
避難扉6を構成する戸体7は開放したものが自動的に閉
鎖する自閉扉であり、そして、該戸体7は、平時は閉鎖
状態となつていて、避難口5を形成するためにどうして
も必要となる監視員通路4の切欠き部4aを閉鎖してい
る。この様な状態で、火災等の非常事態が発生した場合
に、トンネル1内にいる人間は、前記閉鎖している戸体
7を手で開けて監視員通路4に設けた切欠き部4aの開
放をし、ここから避難口5を通つて避難通路3に退避で
きる。しかも、開放された戸体7は、二つ折り状態に自
動的に折畳まれてトンネル側面1aの凹部1bに起立し
て収納されるから、監視員通路切欠き部4aの側面を閉
鎖する戸体側板7bが、戸体の開放時に、上方において
張り出し状態となつてしまうことがなく、この結果、側
板7bが退避の際の邪魔になつて退避する人の頭がぶつ
かつたりする惧れが全くなく、速やかに退避できること
になる。一方、前記開放した戸体7は自動的に閉鎖する
から、車道2内に発生した火煙が避難通路3内に浸入し
てしまうことを確実に防止できることになる。この様
に、本発明が実施されたものでは、避難口5に自閉扉方
式の戸体7が設けられるものであるが、この戸体7は、
切欠き部4aの開閉をするものであつて、平時は切欠き
部4aの閉鎖をしている。この結果、監視員が監視員通
路4を通つて監視作業する場合に、いちいち切欠き部4
aでの昇り降り作業が全く不要になつて作業性が著しく
向上する。しかも、清掃車が監視員通路4を走行する場
合においても、切欠き部4a部位においても何ら支障な
く走行できることになり、清掃車によるメンテナンス作
業を能率良く行えることになる。
勢に近づくほど下方回動モーメントが増大するが、スプ
リング9は下動する上板7aによつて逆に蓄勢されて前
記増大する下方回動モーメントを相殺することになり、
この結果、戸体7は、重量の重いものであつても緩やか
に下動することになつて、安全性を確保できると共に、
戸体7を開放する場合においても、僅かな力で開放でき
るようになつている。
れたものであるから、監視員通路の切欠き部から非難通
路に通じる連絡路の入口には避難扉が設けられることに
なるが、この避難扉を構成する戸体は開放したものが自
動的に閉鎖する自閉扉であつて、平時は閉鎖状態となつ
ていて、監視員通路切欠き部を閉鎖していることにな
る。この結果、監視員が監視員通路を通つて監視作業す
る場合に、いちいち切欠き部での昇り降り作業が全く不
要になつて作業性が著しく向上する許りか、清掃車が監
視員通路を走行する場合にも何ら支障なく切欠き部を通
過できることになつて、清掃車によるメンテナンス作業
を能率良く行えることになる。一方、火災等の非常事態
が発生した場合には、トンネル内にいる人間は、前記閉
鎖している戸体を開放して切欠き部の開放をし、ここか
ら連絡路を通つて避難通路に退避できることになるが、
この場合に、開放状態となつた戸体は、二つ折り状態に
自動的に折畳まれた状態になつてトンネル側壁に起立し
て収納されるから、監視員通路切欠き部側面を閉鎖する
戸体部位が、戸体の起立開口時、上方において張り出し
状態となつてしまうことがなく、この結果、戸体該部位
が退避の際の邪魔になつて退避する人の頭がぶつかつた
りする惧れが全くなく、速やかに退避できることにな
る。しかも、前記開放した戸体は自動的に閉鎖するか
ら、車道内に発生した火煙や有毒ガスが避難通路内に浸
入してしまうことを確実に防止できることになつて、安
全性の向上を計ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 トンネル内に、車両が通行するための車
道と、該車道の下方に位置する避難通路と、車道の脇に
段差状に高い監視員通路と、該監視員通路の一部の切欠
き部と、該切欠き部から避難通路に通じる連絡路とを設
けると共に、さらに、前記連絡路の入口の開閉をするた
めの避難扉を、開放したものが自動的に閉鎖する自閉扉
とし、該自閉扉を断面略逆L字形で、その上基端縁部が
トンネル側壁側に上下揺動自在に枢支され、かつコーナ
ー部が折曲自在に形成された上下開放型のものとして、
閉鎖状態で前記切欠き部の上面および側面を閉鎖し、開
放状態で二つ折り状態に折畳まれてトンネル側壁に起立
状に収納される戸体で構成したことを特徴とするトンネ
ル用避難扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4345319A JP2541898B2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | トンネル用避難扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4345319A JP2541898B2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | トンネル用避難扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06167199A true JPH06167199A (ja) | 1994-06-14 |
JP2541898B2 JP2541898B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=18375793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4345319A Expired - Fee Related JP2541898B2 (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | トンネル用避難扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541898B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0495104A1 (en) * | 1989-10-02 | 1992-07-22 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Management system for construction machines |
JP2009155913A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Metropolitan Expressway Co Ltd | トンネル用避難扉 |
CN103867227A (zh) * | 2012-12-13 | 2014-06-18 | 上海隧道工程股份有限公司 | 用于公路隧道的人员逃生通道结构 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP4345319A patent/JP2541898B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0495104A1 (en) * | 1989-10-02 | 1992-07-22 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Management system for construction machines |
EP0495104B1 (en) * | 1989-10-02 | 1996-09-11 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Management system for construction machines |
JP2009155913A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Metropolitan Expressway Co Ltd | トンネル用避難扉 |
CN103867227A (zh) * | 2012-12-13 | 2014-06-18 | 上海隧道工程股份有限公司 | 用于公路隧道的人员逃生通道结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2541898B2 (ja) | 1996-10-09 |
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