JP2003170826A - プラットホームの保護装置 - Google Patents

プラットホームの保護装置

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JP2003170826A
JP2003170826A JP2001373507A JP2001373507A JP2003170826A JP 2003170826 A JP2003170826 A JP 2003170826A JP 2001373507 A JP2001373507 A JP 2001373507A JP 2001373507 A JP2001373507 A JP 2001373507A JP 2003170826 A JP2003170826 A JP 2003170826A
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door
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passengers
movable fence
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JP2001373507A
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Toshio Atsuta
稔雄 熱田
Tomohira Kobayashi
朋平 小林
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラットホーム空間と列車が通過する軌道空
間とを簡便な手段で遮断することにより、利用客等が線
路上へ転落、または進入してきた車両と接触する等の危
険を防止することを目的とする。 【解決手段】 プラットホーム52の軌道側に設けられ
たプラットホーム52と軌道とを遮る保護装置であっ
て、該保護装置は、プラットホーム52上に設けられた
屋根構造体の長手方向に揺動自在に設けられた可動柵部
1と、前記可動柵部1を開閉駆動する駆動手段5とより
なるプラットホームの保護装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットホームの
軌道側に設けて、利用客等が線路上へ転落、または進入
してきた車両と接触する等の危険を防止するための、プ
ラットホームの保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラットホームの軌道側には全域
に黄色のライン等による領域表示が施されており、車両
通過予定前には利用客等に対して構内アナウンスによる
注意喚起を行うことが事故防止の主要手段となってい
る。また、一部の駅や新交通システムの駅では、プラッ
トホームに開閉可能なドアを含む遮蔽構造体等が設置さ
れている。
【0003】例えば、特開2000−108889号公
報には、鉄道のプラットホームに設置される衝立上の戸
袋と、この戸袋に出入り自在に収納される引き戸式のド
アとからなるプラットホーム用開閉柵において、前記戸
袋を前記ドアの出入り方向と平行に移動可能に設置した
プラットホーム用開閉柵が開示されている。
【0004】また、特開平6−255476号公報に
は、プラットホームにおける安全柵設置位置の真下に形
成された格納部と、該格納部内に枠組みされた架台と、
該架台に設けられ、前記安全柵を搭載してその安全柵を
前記格納部に対して出し入れする上下動手段とからなる
安全柵の格納装置が開示されている。
【0005】さらに、本出願人等による特開2000−
142383号公報には、プラットホーム床構造体の軌
道寄りの側部に、プラットホーム空間と軌道とを仕切る
保護柵が設けられ、この保護柵は、停車する軌道車両の
昇降範囲に開閉自在に設けられる可動柵部と、この可動
柵部の前記昇降範囲を除く残余の領域に設けられる固定
柵部とを有し、可動柵部は、前記停車した軌道車両の昇
降範囲に連続して一列に配置される複数の柵体からな
り、各柵体のうち、前記昇降範囲内で所定の昇降位置か
ら開放するための移動方向下流側に配置される1又は複
数の柵体を、同時に開閉駆動するプラットホーム保護柵
装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラッ
トホームの軌道側の全域に黄色のラインによる領域表示
を施工し、車両通過予定前に利用客等に対して構内アナ
ウンスによる注意喚起を行う方法は、安価で簡便に工事
ができるという利点がある反面、事故防止対策としては
不完全である。また、特開2000−108889号公
報によるプラットホーム用開閉柵は、鉄道のプラットホ
ームに設置される衝立上の戸袋と、この戸袋に出入り自
在に収納される引き戸式のドアとから構成されている
が、戸袋自体及び引き戸式ドアの水平方向の移動可能距
離が狭いため、種類の異なる列車等の乗降口と引き戸式
ドア等の開口を完全に一致させることが困難であり、利
用客等が乗降する際の混雑の原因となるおそれがある。
【0007】また、特開平6−255476号公報の安
全柵の格納装置は、朝夕のラッシュアワー時には安全柵
がかえって障害になるとの判断に基づき、ラッシュアワ
ー時にはプラットホーム下に格納できるように構成され
ているが、安全対策上より安全柵は常時設置しておくべ
きである。ところが、この安全柵を常時設置しておく
と、種類の異なる車両の乗降口に対応して移動させるこ
とができないため、利用客等が乗降する際の混雑の原因
となるおそれがある。
【0008】一方、本出願人等による特開2000−1
42383号公報のプラットホーム保護柵装置は、利用
客がいるプラットホーム空間と列車が通過する軌道空間
を完全に遮断しているため、安全性に優れたものである
反面、設備コストが高価になるという問題点がある。
【0009】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、簡便な安全柵を設けることにより利用
客の安全を確保し、一方、利用客がいるプラットホーム
空間と列車が通過する軌道空間を完全に遮断する安全性
の高い保護柵についても、より簡単な構造とすることに
より、低コストで設置できるようにすることを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、プラットホームの保護装置
であって、前記保護装置は、プラットホームの屋根構造
体の長手方向に揺動可能に吊下げられた可動柵部と、前
記可動柵部を揺動する駆動手段を備えているプラットホ
ームの保護装置としている。これにより、利用客等の乗
降時以外は利用客がいるプラットホーム空間と列車が通
過する軌道空間は完全に遮断されるので、利用客等の安
全が確保される。また、利用客が列車に乗降する時は、
可動柵部がプラットホームの屋根部近傍まで移動するの
で可動柵部が乗降の障害とならない。
【0011】本発明の請求項2では、プラットホームの
保護装置であって、前記保護装置は、プラットホームの
軌道側側面部の長手方向に揺動可能に設けられた可動柵
部と、前記可動柵部を揺動する駆動手段を備えているプ
ラットホームの保護装置としている。これにより、利用
客等の乗降時以外は利用客がいるプラットホーム空間と
列車が通過する軌道空間は完全に遮断されるので、利用
客等の安全が確保される。また、利用客が列車に乗降す
る時は、可動柵部がプラットホームの床面より下に移動
するので可動柵部が乗降の障害とならない。
【0012】本発明の請求項3では、プラットホームの
保護装置であって、前記保護装置は、プラットホームの
軌道側近傍の長手方向に一列に配置されており、上下駆
動装置により上下方向に開閉可能に設置されたシャッタ
ー壁と、前記シャッター壁の両側に連設され水平駆動装
置により前記シャッター壁と連動して移動可能なジャバ
ラ壁と、前記シャッター壁およびジャバラ壁を吊設する
ラックを備えているプラットホームの保護装置としてい
る。これにより、利用客がいるプラットホーム空間と列
車が通過する軌道空間は常時遮断されているので利用客
等の安全が確保される。また、車両の種類により乗降口
が異なることに対応して、シャッター壁の両側に設けら
れたジャバラ壁が水平方向に移動して、利用客の乗降が
効率的に行えるようにしている。
【0013】本発明の請求項4では、プラットホームの
保護装置であって、前記保護装置は、プラットホームの
軌道側近傍の長手方向に一列に配置されており、水平方
向に開閉可能な扉と、該扉の両側に設けられ扉を収納す
るための戸袋と、該戸袋に連設され水平駆動装置により
前記扉および戸袋と連動して移動可能なジャバラ壁と、
前記扉、戸袋およびジャバラ壁を吊設するラックを備え
ているプラットホームの保護装置としている。これによ
り、利用客がいるプラットホーム空間と列車が通過する
軌道空間は常時遮断されているので利用客等の安全が確
保される。また、車両の種類により乗降口が異なること
に対応して、シャッター壁の両側に設けられたジャバラ
壁が水平方向に移動して、利用客の乗降が効率的に行え
るようにしている。
【0014】本発明の請求項5では、プラットホームの
保護装置であって、前記保護装置は、プラットホームの
軌道側近傍の長手方向に一列に配置されており、可動側
支柱、固定側支柱及び該支柱間に開閉自在に架設された
遮蔽体を備えているプラットホームの保護装置としてい
る。これにより、利用客がいるプラットホーム空間と列
車が通過する軌道空間は常時遮蔽されているので利用客
等の安全が確保される。また、利用客の乗降時には混雑
を回避するために遮蔽体が開放される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づき説明する。図1は本発明の第一実施形態を
示したもので、(a)は側面図、(b)は正面図であ
る。図1において、保護装置は、可動柵部1と駆動装置
5より構成されており、可動柵部1はプラットホーム5
2上に設けられた屋根構造体の庇51近傍の長手方向に
単独又は複数個が揺動可動に吊設されている。可動柵部
1は、プラットホーム52上に設けられた屋根の庇51
に一端を回動可能に吊下げられた複数本の縦杵2と、該
縦杵2を連結する複数本の横杵3により格子状に形成さ
れており、前記縦杵2と横杵3との接点部はピン4によ
り可動自在に結合されている。なお、前記可動柵部1
は、格子状以外に菱形に形成することも可能であり、縦
杵2及び横杵3は、パイプ、平板又は型鋼等を用いるこ
とができる。
【0016】駆動装置5は、プラットホーム52端部近
傍に設置されモーター等の駆動源を備えた巻上装置6
と、該巻上装置6の上部に位置する屋根の庇51に取付
けられた滑車7と、該滑車7を介して可動柵部1の端部
と巻上装置6とを連結する索条8より構成されている。
巻上装置6で索条8を巻上げると、該索条8の先端に接
続された可動柵部1の一端が滑車7方向に引っ張られ、
図1(b)の破線に示すように屋根の庇51方向に折畳
まれるので、利用客等は列車への乗降が可能となる。ま
た、巻上装置6が逆回転して、前記索条8を伸張させる
と前記可動柵部1は自重で下降し、プラットホーム52
上の空間と、列車が通る軌道空間とを遮蔽する。なお、
本実施形態では、駆動装置5をプラットホームの一端部
のみに設けているが、駆動装置5をプラットホームの両
端部に設けて、一方を折畳み用に他方を展開用に用いて
もよい。また、可動柵部のみを用いているが、利用者等
が乗降しないプラットホーム部分に固定柵部を設置して
もよい。
【0017】図2は本発明の第一実施形態に係る他の実
施例を示した正面図である。本実施例では、屋根の庇5
1と可動柵部1の一端をアクチュエータ9で連結し、該
アクチュエータ9を伸縮させることにより前記可動柵部
1を開閉するものである。なお、その他の構造機能につ
いては、前記第一実施形態と同様である。
【0018】図3は本発明の第二実施形態を示したもの
で、(a)は側面図、(b)は正面図である。図3にお
いて、保護装置は、可動柵部1aと駆動装置5aより構
成されており、可動柵部1aはプラットホーム52の軌
道側の端部又はプラットホーム52の端部を凹状に切り
欠いた部分に単独又は複数個が揺動可動に設置されてい
る。可動柵部1aは、プラットホーム52の軌道側の端
部又はプラットホーム52の端部を凹状に切り欠いた部
分に一端を回動可能に立設された複数本の縦杵2aと、
該縦杵2aを連結する複数本の横杵3aにより格子状に
形成されており、前記縦杵2aと横杵3aとの接点部は
ピン4aにより可動自在に結合されている。また、可動
柵部1aの一端とプラットホーム52側部とはバネ機構
10で連結されており、常時プラットホーム上の空間と
列車が通る軌道空間とは遮蔽する状態に保持されてい
る。なお、前記可動柵部1aは、格子状以外に菱形に形
成することも可能であり、縦杵2a及び横杵3aは、パ
イプ、平板または型鋼等を用いることができる。
【0019】駆動装置5aは、プラットホーム52端部
近傍に設置されモーター等の駆動源を備えた巻上装置6
aと、該巻上装置6aと可動柵部1aの他端部とを連結
する索条8aより構成されている。巻上装置6aで索条
8aを巻上げると、該索条8aの先端に接続された可動
柵部1aの一端が巻上装置6a側に引っ張られ、図3
(b)の破線に示すようにプラットホームの床面より低
い位置まで折畳まれるので、利用客等は列車への乗降が
可能となる。また、巻上装置6aが逆回転して、前記索
条8aを伸張させると前記可動柵部1aはバネ機構10
によりプラットホーム上の空間と列車が通る軌道空間と
を遮蔽する状態に復帰する。なお、本実施形態では、可
動柵部のみを用いているが、利用者等が乗降しないプラ
ットホーム部分に固定柵部を設置してもよい。なお、本
実施形態では、駆動装置5aをプラットホームの一端部
のみに設けているが、バネ機構10に代えて駆動装置5
aをプラットホームの両端部に設けて、一方を折畳み用
に他方を展開用に用いてもよい。また、駆動装置5aに
代えてアクチュエーターを用いることも可能である。
【0020】図4は、本発明の第三実施形態の一例を示
したもので、(a)は要部平面図、(b)は要部正面
図、(c)はシャッターを巻上げた状態を示す要部正面
図である。図4において、シャッター壁11及びジャバ
ラ壁16を吊設するラック17が、プラットホーム52
軌道側の端部近傍の上空部に自立するように立設されて
いる。また、該ラック17の真下のプラットホーム52
上には、シャッター壁11を形成する支柱12及びジャ
バラ壁16の下端部を保持するレールが敷設されてい
る。シャッター壁11はラック17とレール間に吊設さ
れた2本の支柱12と、該支柱12間に上下移動可能に
嵌合されたシャッター13と、シャッター13の上部付
近に設けられた上下駆動装置14より構成されている。
シャッター壁11を挟持した支柱12の両側には、プラ
ットホーム52の長手方向に伸縮移動可能なジャバラ壁
16が連設されている。
【0021】これにより、プラットホーム52上の空間
と列車が通る軌道空間とは、常時遮蔽された状態に保持
されている。なお、前記シャッター壁11は、互いに反
対側が見通しできるように格子状又は菱形状に形成する
ことも可能である。列車がプラットホームに到着した
際、列車の乗降口とシャッター位置が不一致の場合は、
到着した列車の乗降口に合わせて、シャッター壁11の
上部に設けられた水平駆動装置15が稼動してシャッタ
ー壁11及びジャバラ壁16が連動して移動し、シャッ
ター壁が前記乗降口と一致する位置で停止する。シャッ
ター壁11等の移動が停止したことが確認され次第、上
下駆動装置14が作動してシャッター13を上部に巻上
げることにより、利用客等は列車に乗降することが可能
となる。
【0022】図5は、第四実施形態を示すものであり、
(a)は要部平面図、(b)は要部正面図である。図5
において、扉21、戸袋22及びジャバラ壁16aを吊
設するラック17aが、プラットホーム52軌道側の端
部近傍の上空部に自立するように立設されている。ま
た、該ラック17aの真下のプラットホーム52上に
は、扉21、戸袋22及びジャバラ壁16aの下端部を
保持するレールが敷設されている。水平方向に両開き可
能な扉21と、該扉21の両側に設けられて該扉21を
収納する戸袋22は、ラック17aとレール間に立設さ
れている。また、前記戸袋22の片側にはラック17a
に沿って移動可能なジャバラ壁16aが連設されてい
る。
【0023】これにより、プラットホーム52上の空間
と列車が通る軌道空間とは、常時遮蔽された状態に保持
されている。なお、前記扉21は、互いに反対側が見通
しできるように透明又は半透明の窓を設けるか、或いは
格子状又は菱形状に形成することも可能である。列車が
プラットホーム52に到着した際、列車の乗降口と扉2
1の位置が不一致の場合は、到着した列車の乗降口に合
わせて、戸袋22の上部に設けられた水平駆動装置15
aが稼動して扉21が前記乗降口と一致するまで扉2
1、戸袋22及びジャバラ壁16aが連動して移動す
る。該扉21、戸袋22及びジャバラ壁16aの移動が
停止したことが確認され次第、扉21が両開きに開放さ
れ利用客等は列車に乗降することが可能となる。
【0024】なお、複数のシャッター壁やジャバラ壁等
をプラットホームの長手方向に一列に配置すると、前記
複数のシャッター壁やジャバラ壁等を移動する場合、互
いに干渉して移動困難となる場合がある。そこで、他の
実施例として、前記シャッター壁やジャバラ壁等を襖の
ように互い違いに配列させることでこの問題を解決する
ことができる。また、扉の開閉方法として、上下方向に
片開き又は両開き、上下方向に折畳み或いは巻上可能と
することも可能である。
【0025】図6は、本発明の第五実施形態を示すもの
であり、(a)は遮蔽体が閉止状態を示す要部側面図、
(b)は遮蔽体が開放状態を示す要部正面図、(c)は
遮蔽体が開放状態を示す他の実施形態を示す要部正面図
である。図6において、保護装置はプラットホーム52
の軌道側の端部近傍に、プラットホーム52の長手方向
に所定の間隙を設けて一列に配置されている。該保護装
置は、所定間隔でプラットホーム52上に立設された可
動側支柱31と固定側支柱32を1ユニットとして一列
に配置されている。可動支柱31の上部には中空の把持
部35が、固定支柱32の上部には中実の把持部34が
それぞれ固設されている。また、中空の把持部35には
該把持部35の内部に装着された駆動装置(図示しな
い)により伸縮する遮蔽体36が嵌合されている。
【0026】前記遮蔽体36は、中空状の大径筒37の
中空部分に中空または中実の小径棒38がスライド自在
に嵌合されており、大径筒37及び小径棒38の一端に
は中実の把持部34の側面に当接した際に、該大径筒3
7及び小径棒38が停止するストッパー39が設けられ
ている。これにより、プラットホーム上の空間と列車が
通る軌道空間とは、常時遮蔽された状態に保持されてい
る。列車がプラットホームに到着した際、列車の乗降口
に対応した位置の遮蔽体がスライドし利用者の通行を可
能とする。列車の停止位置により、図6(b)のように
小径棒がスライドする場合と、図6(c)のように大径
筒がスライドする場合がある。
【0027】なお、他の実施例として、遮蔽体にロープ
を用いて該ロープを上下移動させることにより開閉を行
うことができる。また、電磁流体を用いることができ
る。電磁流体は通常、剛体であるが、電磁力により軟体
となる特性を利用して、遮蔽体に用いることができる。
さらに、遮蔽体にエアビームを採用し、ビームからエア
を抜くことにより遮蔽体が開き、閉じる場合はビームに
エアを注入してビームを剛体とすることができる。これ
ら遮蔽体は、利用客等が潜り抜けや乗越えできないよう
に形成することにより、利用客等が線路上へ転落、また
は進入してきた車両と接触する等の危険を防止すること
ができる。
【0028】本発明によるプラットホーム保護装置は、
該保護装置が移動する際に確保すべき安全領域内の障害
物の有無を検出する障害物検知手段を設けることができ
る。例えば、可動柵部の外表面全域や、扉、自立型戸
袋、シャッター壁及びジャバラ壁の外表面全域に、利用
客等の身体部分が接触または異物の存在を検知するセン
サ等をプラットホーム構内に設置して、異物等を検知す
ると、警報又は注意を喚起させる案内を行う。また、異
物等が取り除かれたことが確認され次第、可動柵部等の
開閉が行なわれるようにすることができる。これによ
り、利用者等の安全を確保することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によるプラットホームの保護装置
は以上のように構成されているので、以下に示すような
効果を奏する。可能柵部を備えた保護装置では、利用客
等の乗降時以外は利用客がいるプラットホーム空間と列
車が通過する軌道空間は完全に遮断されるので、利用客
等の安全が確保される。また、利用客が列車に乗降する
時は、可動柵部がプラットホームの屋根部近傍まで移動
またはプラットホームの床面より下に移動するので可動
柵部が乗降の障害とならない。
【0030】ジャバラ壁を備えた保護装置では、利用客
がいるプラットホーム空間と列車が通過する軌道空間は
常時遮断されているので利用客等の安全が確保される。
また、車両の種類により乗降口が異なることに対応し
て、シャッター壁または扉等の両側に設けられたジャバ
ラ壁が水平方向に移動して、利用客の乗降が効率的に行
うことができる。
【0031】支柱を用いた保護装置では、利用客がいる
プラットホーム空間と列車が通過する軌道空間は常時遮
蔽されているので利用客等の安全が確保される。また、
利用客の乗降時には混雑を回避するために遮蔽体が開放
されるので、利用客等が乗降する際に支柱が邪魔になら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態の一例を示したもので、
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る他の実施形態を示
した正面図である。
【図3】本発明の第二実施形態の一例を示したもので、
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図4】本発明の第三実施形態の一例を示したもので、
(a)は要部平面図、(b)は要部正面図、(c)はシ
ャッターを巻上げた状態を示す要部正面図である。
【図5】本発明の第四実施形態の一例を示すものであ
り、(a)は要部平面図、(b)は要部正面図である。
【図6】本発明の第五実施形態の一例を示すものであ
り、(a)は遮蔽体が閉止状態を示す要部側面図、
(b)は遮蔽体が開放状態を示す要部正面図、(c)は
遮蔽体が開放状態を示す他の実施形態を示す要部正面図
である。
【符号の説明】
1、1a 可動柵部 2,2a 縦枠 3,3a 横枠 4,4a ピン 5,5a 駆動装置 6,6a 巻上装置 7 滑車 8,8a 索条 9 アクチュエータ 10 バネ機構 11 シャッター壁 14 上下駆動装置 15,15a 水平駆動装置 16、16a ジャバラ壁 17,17a ラック 31 可動側支柱 32 固定側支柱 34 中実の把持部 35 中空の把持部 36 遮蔽体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームの保護装置であって、前
    記保護装置は、プラットホームの屋根構造体の長手方向
    に揺動可能に吊下げられた可動柵部と、前記可動柵部を
    揺動する駆動手段を備えていることを特徴とするプラッ
    トホームの保護装置。
  2. 【請求項2】 プラットホームの保護装置であって、前
    記保護装置は、プラットホームの軌道側側面部の長手方
    向に揺動可能に設けられた可動柵部と、前記可動柵部を
    揺動する駆動手段を備えていることを特徴とするプラッ
    トホームの保護装置。
  3. 【請求項3】 プラットホームの保護装置であって、前
    記保護装置は、プラットホームの軌道側近傍の長手方向
    に一列に配置されており、上下駆動装置により上下方向
    に開閉可能に設置されたシャッター壁と、前記シャッタ
    ー壁の両側に連設され水平駆動装置により前記シャッタ
    ー壁と連動して移動可能なジャバラ壁と、前記シャッタ
    ー壁およびジャバラ壁を吊設するラックを備えているこ
    とを特徴とするプラットホームの保護装置。
  4. 【請求項4】 プラットホームの保護装置であって、前
    記保護装置は、プラットホームの軌道側近傍の長手方向
    に一列に配置されており、水平方向に開閉可能な扉と、
    該扉の両側に設けられ扉を収納するための戸袋と、該戸
    袋に連設され水平駆動装置により前記扉および戸袋と連
    動して移動可能なジャバラ壁と、前記扉、戸袋およびジ
    ャバラ壁を吊設するラックを備えていることを特徴とす
    るプラットホームの保護装置。
  5. 【請求項5】 プラットホームの保護装置であって、前
    記保護装置は、プラットホームの軌道側近傍の長手方向
    に一列に配置されており、可動側支柱、固定側支柱及び
    該支柱間に開閉自在に架設された遮蔽体を備えているこ
    とを特徴とするプラットホームの保護装置。
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