JP2009148267A - 農業用多層フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メタロセン触媒により共重合して得られるエチレン−α−オレフィン共重合樹脂と高密度ポリエチレン樹脂が配合された樹脂組成物からなる層が外層及び/又は内層に少なくとも1層構成されてなる基体ポリオレフィン系樹脂フィルムの片面又は両面に、疎水性アクリル系樹脂水分散液、シラノール基を含有するポリカーボネート系のアニオン性ポリウレタンエマルジョン、無機質コロイドゾルの3成分を必須成分として含有する防曇剤組成物に由来する塗膜が形成されてなることを特徴とする農業用多層フィルム。
【選択図】なし
Description
(1)メタロセン触媒により共重合して得られる下記の特性を有するエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)と密度が0.940〜0.970g/cm3の範囲にある高密度ポリエチレン樹脂(B)が重量比で(A)/(B)=99/1〜70/30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計60重量%以上配合された樹脂組成物からなる層が外層及び/又は内層に少なくとも1層構成されてなる基体ポリオレフィン系樹脂フィルムの片面又は両面に、下記(C)を主成分とする防曇剤組成物に由来する塗膜が形成されてなることを特徴とする農業用多層フィルム、
・エチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)の特性値
(A−1)エチレンと炭素数原子数3〜10のα−オレフィンとの共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれる構成単位が30重量%以下
(A−2)メルトフローレート:0.1〜10g/10分
(A−3)密度:0.88〜0.930g/cm3
(A−4)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):1.5〜3.5
・防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C)
(C−1)疎水性アクリル系樹脂水分散液
(C−2)シラノール基を含有するポリカーボネート系のアニオン性ポリウレタンエマルジョン
(C−3)無機質コロイドゾル
の3成分を必須成分として含有する防曇剤組成物
(2)防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−2)の配合量が、固形分重量比で成分(C−1)に対して0.01以上、2以下である上記(1)に記載の農業用多層フィルム、
(3)防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−3)の配合量が、固形分重量比で成分(C−1)に対して0.5以上、5以下である上記(1)または(2)に記載の農業用多層フィルム、
(4)防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−1)が、アクリル酸アルキルエステル類もしくはメタアクリル酸アルキルエステルまたはアクリル酸アルキルエステル類もしくはメタアクリル酸アルキルエステル類とアルケニルベンゼン類との混合物を少なくとも60重量%、及びこれらと共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体0〜40重量%を重合して得られたガラス転移温度が35〜80℃の範囲にある疎水性アクリル系樹脂の水分散液である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の農業用多層フィルム、
(5)防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−3)が、シリカゾル及び/又はアルミナゾルである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の農業用多層フィルム、
(6)外層及び/又は内層以外の層が、酢酸ビニル含有量が25重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び/または密度が0.910〜0.940g/cm3のポリオレフィン系樹脂を主成分とした組成物である上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の農業用多層フィルムに存する。
本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂多層フィルムは2層以上の層構成からなっており本発明のフィルムを実際のハウスやトンネルに展張使用した場合に、外側になる面を外層、内側になる面を内層と称し、また、それらの中間に層を設けた場合はその層を中間層とする。
フィルム外層及び/又は内層樹脂
本発明の外層及び/又は内層は、メタロセン触媒により共重合して得られる特定の特性を有するエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)と密度が0.940〜0.970g/cm3の範囲にある高密度ポリエチレン(B)が重量比で(A)/(B)=99/1〜70/30、より好ましくは95/5〜80/20の範囲で混合され、該混合物が60重量%以上、より好ましくは80重量%以上配合されてなる樹脂組成物である。
該樹脂混合物中の高密度ポリエチレン(B)の重量比率が1未満であると、成形時及び展張作業時の開口性が著しく悪化すると共に、成形時にバブルが蛇行し巻き取りフィルムの端部が不揃いとなると共に、フィルム厚みの変動が大きくなり成形安定性が悪化する。
また、該樹脂混合物が60重量%未満であると、フィルム展張後の経年において低分子物等のブリードアウトにより防曇性が悪化すると共に、機械的強度の低下が大きい。
他方、メタロセンポリエチレンといわれるエチレン−α−オレフィン共重合体の製造方法として、例えば、(II法)特開平6−9724号、特開平6−136195号、特開平6−136196号、特開平6−207057号の各公開公報に記載されているメタロセン触媒成分、有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分、微粒子状担体、および必要に応じて有機アルミニウム化合物触媒成分、イオン化イオン性化合物触媒成分を含む、オレフィン重合用触媒の存在下に、気相、またはスラリー状あるいは溶液状の液相で種々の条件でエチレンとα−オレフィン、具体的には炭素原子数3〜20のα−オレフィンとを、得られる共重合体の密度が0.900〜0.930g/cm3となるように共重合させることによっても調製することができるが、本発明の主目的であるフィルムでの良好な初期透明性が得られる点で上記(I)法によりメタロセンポリエチレンの製造がより好ましい。
上記温度上昇溶離分別(Temperature Rising Elution Fractionation:TREF)による溶出曲線の測定は、「Journal of Applied Polymer Science.Vol 126,4,217−4,231(1981)」、「高分子討論会予稿集2P1C09(昭和63年)」等の文献に記載されている原理に基づいて実施される。すなわち、先ず対象とするポリエチレンを溶媒中で一度完全に溶解させる。その後、冷却し、不活性担体表面に薄いポリマー層を生成させる。かかるポリマー層は結晶し易いものが内側(不活性担体表面に近い側)に形成され、結晶し難いものが外側に形成されてなるものである。次に、温度を連続又は段階的に昇温することにより、先ず、低温度では対象ポリマー中の非晶部分から、すなわち、ポリマーの持つ短鎖分岐の分岐度の多いものから溶出する。溶出温度が上昇すると共に、徐々に分岐度の少ないものが溶出し、ついには分岐の無い直鎖状の部分が溶出して測定は終了する。この各温度での溶出成分の濃度を連続的に検出して、その溶出量と溶出温度によって描かれるグラフ(溶出曲線)のピークによってポリマーの組成分布を測定する事ができるものである。
上記エチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)のメルトフローレート(MFR)は、JIS−K6760による測定法で0.1〜10g/10分、好ましくは0.2〜5g/10分、より好ましくは0.5〜5g/10分の範囲にある。該MFRがこの範囲より大きいと高密度ポリエチレンを所定量配合しても、インフレーション成形時にフィルムが蛇行し巻き取りフィルムの端部が不揃いとなり、成形安定性に欠ける。また、該MFRがこの範囲より小さいと成形機への負荷が増大するため、生産速度を減少させて圧力の増大を抑制しなければならず、生産性が著しく低下し実用性に乏しい。
本発明に用いられる高密度ポリエチレン樹脂(B)は炭素原子数3〜20のα−オレフィンから導かれる構成単位が20重量%以下、より好ましくは10重量%以下の量で存在する事が好ましい。
高密度ポリエチレン樹脂(B)のメルトフローレート(MFR)はJIS−K6760による測定法で0.1〜30g/10分、好ましくは0.5〜20g/10分、より好ましくは1.0〜20g/10分の範囲にある。該MFRがこの範囲より大きいと成形時にフィルムが蛇行し、バブルの安定性が悪化する。また、該MFRがこの範囲より小さいと、未溶融物(ゲル、ブツ)の生成により著しくフィルム外観が悪化し透明性、防塵性に悪影響を及ぼすため実用性に乏しい。
しかして、これら混合成分が用いられる量は40重量%以下、より好ましくは20重量%以下である。該混合成分が40重量%を越えると本発明の目的である初期透明性に優れたフィルムが得られない。本発明における外層及び/又は内層の少なくとも1層を構成する層の厚みとして、10〜100μmが好ましい。10μm未満では実質的に強度が不足し、100μmを越えると、初期透明性が不足するため好ましくない。
本発明における、外層及び/又は内層以外の層を構成する樹脂としては、酢酸ビニル含有量が25重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び/又は密度が0.910〜0.940g/cm3のポリオレフィン系樹脂から選ばれる。ポリオレフィン系樹脂としては、α−オレフィン系の単独重合体、α−オレフィンを主成分とする異種単量体との共重合体であり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、1−ヘキセン共重合体、1−オクテン共重合体、1−デセン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メチルアクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリル酸共重合体、イオノマー樹脂等が挙げられる。これらのうち、酢酸ビニル含有量が25重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂および密度が0.910〜0.930g/cm3の低密度ポリエチレンやエチレン−α−オレフィン共重合体が、透明性や耐候性及び価格の点から好ましい。
なお、本発明においては、上記のようなエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を単独で、または他の樹脂と2種以上組み合わせて、酢酸ビニル含有量が25重量%以下となるように調整して用いることが出来る。
本発明において使用しうる酸化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2−メチレンビス(6−t−ブチル−4−エチルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート等のヒンダードフェノール系、リン系、イオウ系のもの等を挙げることが出来る。これら酸化防止剤は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01〜0.5重量部の範囲が好ましい。
紫外線吸収剤としては、ヒドロキシベンゾフェノン系化合物、ヒドロキシベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾエート系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ニッケル錯塩系化合物、シアノアクリレート系化合物、2−(4,6−ジフェノール1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール等のトリアジン系化合物等が挙げられる。これら紫外線吸収剤は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01〜1.0重量%の範囲が好ましい。
本発明で使用可能な市販のヒンダードアミン系化合物を例示すれば、TINUVIN770、TINUVIN780、TINUVIN144、TINUVIN622、CHIMASSORB119、CHIMASSORB944(以上、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)、サノールLS765、(三共(株)製)、MARK LA−62、MARK LA−63、MARK LA−67、MARK LA−68、MARK LA−57(以上、旭電化社製)等が挙げられる。これらヒンダードアミン系光安定剤は単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.05〜1.0重量%の範囲が好ましい。
保温剤としては、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化チタン、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム、燐酸リチウム、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸チタン、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、アルミン酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アルミノ珪酸カリウム、アルミノ珪酸カルシウム、カオリン、タルク、マイカ、クレー、ハイドロタルサイト類化合物、リチウムアルミニウム複合水酸化物等が挙げられる。これら保湿剤は、本発明の多層フィルムにおいて、外層以外の層に配合されるのが好ましく、配合量としては、5〜30重量%が好ましい。特に本発明の多層フィルムが3層以上の層構成を有する場合は、最外層および最内層以外の層に配合されるのが好ましい。
防曇剤としては、非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤等があげられる。これらのうち、非イオン系界面活性剤が望ましい。
また、本発明の外層及び/又は内層を構成する樹脂層(I)と、外層及び/又は内層以外を構成する樹脂層(II)の層比としては、(I)/(II)=1/0.5〜1.6の範囲が好ましく、1/1〜1/5の範囲が成形安定性や強度の点でより好ましい。
本発明に係わる農業用多層フィルムは、基体ポリオレフィン系樹脂フィルムの片面又は両面に成分(C−1)〜(C−3)を主成分とする防曇剤組成物を塗布してなる。
本発明において用いられる防曇剤組成物の成分(C−1)である疎水性アクリル系樹脂は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル類または(メタ)アクリル酸アルキルエステル類とアルケニルベンゼン類との混合物を少なくとも60重量%、及びこれらと共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体0〜40重量%を重合して得られたガラス転移温度が35〜80℃の範囲にある疎水性アクリル系樹脂である。
アルケニルベンゼン類と、(メタ)アクリル酸アルキルエステル類との混合物を用いる場合には、α,β−エチレン性不飽和単量体の使用量によっても異なるが、通常(メタ)アクリル酸アルキルエステル類の使用割合を10重量%以上とするのがよく、また、疎水性アクリル系樹脂中に占めるアルケニルベンゼン類を70重量%以下の範囲で含有するものがよい。
前記(メタ)アクリル酸アルキルエステル類、またはこれとアルケニルベンゼン類との混合物と共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコン酸等のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸類;エチレンスルホン酸のようなα,β−エチレン性不飽和スルホン酸類;2−アクリルアミド−2−メチルプロパン酸;α,β−エチレン性不飽和ホスホン酸類;アクリル酸又はメタクリル酸のヒドロキシエチル等の水酸基含有ビニル単量体;アクリロニトリル類;アクリルアマイド類;アクリル酸又はメタクリル酸のグリシジルエステル類等がある。これら単量体は、単独で用いても、又は2種以上の併用でもよく、0〜40重量%の範囲で使用できる。40重量%を超えると、防曇性能を低下させるので好ましくない。
該シラノール基を含有するポリカーボネート系のアニオン性ポリウレタンエマルジョンは、その配合量を固形分重量比で疎水性熱可塑性樹脂に対して0.01以上、2以下にすることが好ましい。0.01に満たないときは傷付き性の向上が見られず、また、防曇性を発現するまでの時間が長く、充分な防曇効果が発揮できない。また、2を越えるときは、傷付き性が配合量に比例して向上しないばかりでなく、塗布後に形成される塗膜が白濁化し光線透過率を低下させ、また、コスト面でも不利であり好ましくない。
本発明において用いられる防曇剤組成物には、バインダー成分同士を架橋させる架橋性化合物を併用してもよい。こうすることにより防曇被膜の耐水性を向上させることができる。架橋性化合物の使用量は、バインダー成分の固形分に対し0.1〜30重量%の範囲、特に0.5〜10重量%の範囲が好ましい。更に、防曇剤組成物には、必要に応じ、界面活性剤、消泡剤、滑剤、帯電防止剤、その他の各種添加剤を混合することができる。
かかる防曇剤組成物は、基体ポリオレフィン系樹脂フィルムの表面に塗布し、強制乾燥又は自然乾燥し、液状分散媒を揮散させることで塗膜を形成する。強制乾燥する方法としては、熱風乾燥法、赤外線輻射法等が採用できる。強制乾燥するときの加熱温度は、塗布された防曇剤組成物によって決定されるが、50〜250℃、好ましくは70〜200℃の範囲である。
フィルムの表面に防曇剤組成物を塗布し、液状分散媒を乾燥、揮散させた後の固形物の付着量は、通常0.01〜10g/m2、好ましくは0.1〜5g/m2の範囲である。
本発明の農業用多層フィルムを農業用被覆材として展張使用する場合には、防曇性被膜の設けられた側をハウスまたはトンネル等の内側となるようにして使用する。
実施例1〜9、比較例1〜11
(1)多層フィルムの調製
三層インフレーション成形装置として三層ダイに100mmφ((株)プラ工研製)を用い、押出機はチューブ外内層を30mmφ((株)プラ技研製)2台、中間層を40mmφ((株)プラ技研製)として、成形温度を外内層押出機180℃、中間層押出機170℃、ダイス温度180℃、ブロー比2.5、引取速度4m/分にて表−1〜5に示した成分からなる厚さ0.15mmの三層のフィルムを得た。尚、これらのフィルムは、製膜時のチューブ内層が展張時にはハウスの外層(外面)となる。
四ツ口フラスコにポリオキシエチレンラウリルエーテル2重量部及び水80重量部を仕込んで窒素ガス気流下に60℃まで加熱し、ここに過硫酸アンモニウム0.5重量部を添加し、さらに表−1〜5に示した各単量体の混合物100重量部を3時間にわたって滴下した。この際の反応温度は60〜70℃の範囲に保持するが、滴下終了後も同温度範囲に2時間保持してから冷却し、アクリル系樹脂エマルジョンを得た。こうして得られたアクリル系樹脂エマルジョンに、表−6〜7に示した種類及び量のポリウレタン水性組成物、無機質コロイドゾルその他を配合し、各種の防曇組成物を調製した。
(1)で調製した三層フィルムのチューブ内層の反対面(展張時にはハウスの内層)に、(2)で得られた各種防曇剤組成物をバーコート法によって、乾燥後の塗布量が固形分として0.5g/m2となるように塗布し、80℃の熱風中に1分間滞留させ溶媒を揮散させた。
(3)で得られた多層フィルムについて次に記載した方法で各種の性質を評価し、結果を表−8〜9に示した。
1)−1 基体ポリオレフィン系フィルム
各フィルムの外観を肉眼で観察した。評価基準は、次のとおりである。
○ :透明性の低下が認められない
○x :透明性の低下がやや認められるもの
△ :透明性の低下がかなり認められるもの
× :透明性の低下が非常に激しく、実用に耐えないもの
1)−2 防曇剤組成物の塗膜形成後
○ :基体ポリオレフィン系フィルムと比べて、透明性がほぼ同等のもの
○x :透明性の低下がやや認められるもの
△ :透明性の低下がかなり認められるもの
× :透明性の低下が非常に激しく、実用に耐えないもの
各フィルムの防曇塗膜を形成した面にセロハンテープを接着し、このセロハンテープを剥がした時に、塗膜の剥離状況を肉眼で観察した。この評価基準は、次のとおりである。
○ :塗膜が全く剥離せず、完全に残ったもの
○x :塗膜の2/3以上が剥離せず残ったもの
△ :塗膜の2/3以上が剥離したもの
× :塗膜が完全に剥離したもの
各フィルムの防曇塗膜を形成した面に10cm四方に裁断したスコップ・ブライト(3M製)を置き、加重1kg下で引っ張り速度2cm/秒の速さで引っ張り、防曇塗膜面の傷付き状況を肉眼で観察した。この評価基準は、次のとおりである。
○ :塗膜表面の傷付き性が認められない
○x :塗膜表面の傷付き性がやや認められるもの
△ :塗膜表面の傷付き性がかなり認められるもの
× :塗膜表面の傷付き性が非常に激しく、実用に耐えないもの
4)−1 条件1
水をいれた水槽の上部に、フィルムの防曇性塗膜を形成した表面を水槽内部に向けて配置し、外気温を20℃、水槽内気温を50℃に保持し、水槽の上部にフィルムを配置してから所定期間経過時点での防曇性を肉眼で観察判定した。評価基準は、次のとおりである。
◎ :水が薄膜状に付着し、水滴が認められない状態
○ :水が薄膜状に付着しているが、わずかに大粒の水滴が認められる状態
○x :水が薄膜状に付着しているが、部分的に大粒の水滴が認められる状態
△ :部分的に細かい水滴の付着が認められる状態
× :フィルム内表面全体に、細かい水滴の付着が認められる状態
条件1で1ケ月経過した各フィルムについて、外気温を10℃、水槽内気温を20℃に保持し、所定時間経過時点での、防曇性の発現速さを肉眼で観察判定した。この評価基準は、上記条件1における場合と同じである。
4)−3 条件3
フィルムを、戸外の試験圃場に設置した片屋根式ハウス(間口2m、奥行き20m、棟高2m、屋根勾配30度)に、防曇性塗膜を設けた面をハウス内側にして被覆を行い、H10年7月から屋張試験を開始した。展張試験中に、経済的に、各フィルムの防曇性を肉眼で観察判定した。この評価基準は、上記条件1における場合と同じである。
55F1 :日本ポリケム社製、密度=0.905、MFR=2.2、分子量分布=1.9、TREFピーク数=1(I法で製造)
SP2520:三井化学社製、密度=0.927、MFR=1.8、分子量分布=2.7、TREFピーク数=2(II法で製造)
高密度PE :日本ポリケム社製(ノバテックHJ360)、密度=0.951、MFR=5.5
LDPE及びEVA樹脂:いずれも、日本ポリケム社製市販グレード
酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤:いずれも、チバ・スペシャリティ・ケ ミカルズ社製市販グレード
Claims (6)
- メタロセン触媒により共重合して得られる下記の特性を有するエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)と密度が0.940〜0.970g/cm3の範囲にある高密度ポリエチレン樹脂(B)が重量比で(A)/(B)=99/1〜70/30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計60重量%以上配合された樹脂組成物からなる層が外層及び/又は内層に少なくとも1層構成されてなる基体ポリオレフィン系樹脂フィルムの片面又は両面に、下記(C)を主成分とする防曇剤組成物に由来する塗膜が形成されてなることを特徴とする農業用多層フィルム。
・エチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)の特性値
(A−1)エチレンと炭素数原子数3〜10のα−オレフィンとの共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれる構成単位が30重量%以下
(A−2)メルトフローレート:0.1〜10g/10分
(A−3)密度:0.88〜0.930g/cm3
(A−4)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):1.5〜3.5
・防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C)
(C−1)疎水性アクリル系樹脂水分散液
(C−2)シラノール基を含有するポリカーボネート系のアニオン性ポリウレタンエマルジョン
(C−3)無機質コロイドゾル
の3成分を必須成分として含有する防曇剤組成物 - 防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−2)の配合量が、固形分重量比で成分(C−1)に対して0.01以上、2以下である請求項1記載の農業用多層フィルム。
- 防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−3)の配合量が、固形分重量比で成分(C−1)に対して0.5以上、5以下である請求項1または請求項2記載の農業用多層フィルム。
- 防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−1)が、アクリル酸アルキルエステル類もしくはメタアクリル酸アルキルエステルまたはアクリル酸アルキルエステル類もしくはメタアクリル酸アルキルエステル類とアルケニルベンゼン類との混合物を少なくとも60重量%、及びこれらと共重合可能なα,β−エチレン性不飽和単量体0〜40重量%を重合して得られたガラス転移温度が35〜80℃の範囲にある疎水性アクリル系樹脂の水分散液である請求項1ないし請求項3のいずれかの項に記載の農業用多層フィルム。
- 防曇剤組成物に由来する塗膜成分(C−3)が、シリカゾル及び/又はアルミナゾルである請求項1ないし請求項4のいずれかの項に記載の農業用多層フィルム。
- 外層及び/又は内層以外の層が、酢酸ビニル含有量が25重量%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び/または密度が0.910〜0.940g/cm3のポリオレフィン系樹脂を主成分とした組成物である請求項1ないし請求項5のいずれかの項に記載の農業用多層フィルム。
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