JP2009143328A - ドア用ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

ドア用ワイヤハーネスの配索構造 Download PDF

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勲 辻
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勉 坂田
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Abstract

【課題】ドア開閉時のドアインナーパネルやドアトリムなどとの干渉を防止する。
【解決手段】ドア内部に配索するドア用ワイヤハーネスを、ウェザーストリップより室内側を通して、ドアと車体との間の空間を渡り配索して車体へ配索するドア用ワイヤハーネスの配索構造であって、前記ドア用ワイヤハーネスは、前記ドア側においてドアインナーパネルとドアトリムとの間の空間から引き出すと共にワイヤハーネス引出位置でドアに固定する一方、該ドア用ワイヤハーネスのドア側固定位置を車体側固定位置と上下に相違させ、かつ、該ドア側固定位置と車体側固定位置との間の前記ドア用ワイヤハーネスの渡り配索部分を、屈曲自在な蛇腹状筒部を有するゴム製あるいは樹脂製のグロメットで外装しており、ドア閉鎖時に前記ドア用ワイヤハーネスの渡り配索部は前記ドアと車体との対向面の間の空間にS字状に屈曲する一方、ドア開放時には前記ドア用ワイヤハーネスはS字屈曲が直線状に変化する。
【選択図】図1

Description

本発明はドア用ワイヤハーネスの配索構造に関し、詳しくは、ドアと車体間でウェザーストリップより室内側で渡り配索されるドアハーネスにおいて、ワイヤハーネスの余長を余長吸収部材を用いることなく、吸収するものである。
従来、サイドドアに配索されて車体側へと引き出されるドア用ワイヤハーネスは、ドアアウターパネルとドアインナーパネルとで構成される空間に配索され、ドアインナーパネルの車体側端面に穿設した貫通孔から、車体のアウターパネルに穿設した貫通孔に嵌合されたグロメットを通して車体側へ架け渡している場合が多い。しかしながら、前記貫通孔にワイヤハーネスを貫通させる作用は非常に難作業となっている。
前記問題に対して、ドアインナーパネルの室内側とドアトリムとの間から車体側へ配索し、貫通孔を通さないため配索とするための種々の提案がなされている。このように、ドアフレームに貫通孔を設けず、車体側からドア側に配索しようとすると、ワイヤハーネスの配索位置が車体とドアとのヒンジ結合位置より室内側に変位し、車体とドア間のワイヤハーネスを伸縮させ、余長を吸収する必要が生じる。
前記ワイヤハーネスの余長の吸収機能を持たせたものとして、実公昭58−20405号公報(特許文献1)で自動車のドアへの配線配管構造が提供されている。該配線配管構造では、該余長吸収機能として、図6に示すように、ドアパネルの内板2aには車外方に窪んだ収納凹部2bを形成し、ドア1を閉じた状態では、ワイヤハーネスW/Hの中央部3が収納凹部2bで窪み、ドア閉鎖時の余長を吸収している。
しかしながら、特許文献1の自動車のドアへの配線配管構造では、ワイヤハーネスW/Hは、収納凹部2bにおいて内板2aに固定されることなく配索されているため、ドア開閉時や走行時にワイヤハーネスW/Hの中央部3が振れることによって内板2aと干渉し、異音が発生する恐れがあると共に、ワイヤハーネスW/Hが慴接摩耗が発生する恐れがある。
さらに、前記問題に対して、ドアと車体との渡り配索部でワイヤハーネスの余長を吸収することが考えられる。
例えば、図7に示すように、車体4側の固定位置P1を上方、ドア1側のワイヤハーネス引き出し位置P2を下方として上下位置を相違させ、ドア閉鎖時には渡り配索部を直角に屈曲させて余長を吸収する。この場合、ドア閉鎖時の車体4とドア1との間の距離あるいはワイヤハーネスの屈曲部の1辺の長さをdとした場合、余長は2d−(1+11/2d=約0.59dとなる。従って、余長を100mmとすると、該余長を吸収可能なドア1と車体4間の長さdは169.5mmとなり、ドア閉鎖時にもドア1と車体4との隙間が広く開いてしまい、前記のような配索構造は現実的でない。
実公昭58−20405号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネスの余長吸収構造において、車体とドアとの間の空間でドア用ワイヤハーネスの余長を吸収するワイヤハーネスの配索構造を提供することを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、ドア内部に配索するドア用ワイヤハーネスを、ウェザーストリップより室内側を通して、ドアと車体との間の空間を渡り配索して車体へ配索するドア用ワイヤハーネスの配索構造であって、
前記ドア用ワイヤハーネスは、前記ドア側においてドアインナーパネルとドアトリムとの間の空間から引き出すと共にワイヤハーネス引出位置でドアに固定する一方、該ドア用ワイヤハーネスのドア側固定位置を車体側固定位置と上下に相違させ、かつ、該ドア側固定位置と車体側固定位置との間の前記ドア用ワイヤハーネスの渡り配索部分を、屈曲自在な蛇腹状筒部を有するゴム製あるいは樹脂製のグロメットで外装しており、
ドア閉鎖時に前記ドア用ワイヤハーネスの渡り配索部は前記ドアと車体との対向面の間の空間にS字状に屈曲する一方、ドア開放時には前記ドア用ワイヤハーネスはS字屈曲が直線状に変化することを特徴とするドア用ワイヤハーネスの配索構造を提供している。
本発明の配索構造では、ドア開閉動作に追従させるためのワイヤハーネスの余長の吸収を、従来のようにドア内に余長吸収空間を設けて該余長吸収空間で余長を吸収するのでなく、ワイヤハーネスの車体側固定位置とドア側固定位置とを上下に相違させ、ドアと車体との間の空間でワイヤハーネスを屈曲させることで余長を吸収している。
前記構成とすると、ドア開閉時の余長の移動に伴う余長吸収空間をドアトリム内部に設ける必要がなく、ドアと車体との間で簡単にドア用ワイヤハーネスの余長を吸収することができる。
また、ドア用ワイヤハーネスをワイヤハーネス引出位置でドアに固定しているため、ドア開放時にワイヤハーネス引き出し位置でワイヤハーネスが振れてドアインナーパネルやドアトリムと干渉することを防止することができると共に、ドア閉鎖時にもドア用ワイヤハーネスの渡り配索部の配索方向がドアの方向と平行となるため、渡り配索部がドア側のインナーパネルあるいはドアトリムに干渉することを防止することができる。
前記空間を挟んで対向する前記車体とドアトリムとの対向面のいずれか一方に対向面より窪んだ収容凹部を設け、または前記対向面の両方に上下方向に相違させて収容凹部を設け、ドア閉鎖時に前記S字状に屈曲するドア用ワイヤハーネスの一部を収容できるようにしているのが好ましい。
ドア閉鎖時には渡り配索部はS字状に屈曲し、ドア側と車体側に突出する屈曲部を上下に形成する。前述したように、車体とドアトリムとの対向面に収容凹部を設けることで、該屈曲部は収容凹部に収容されるため、該屈曲部と車体やドアトリムとの干渉を防止することができると共に、ドアと車体との間の隙間を小さくすることができる。
前記グロメットは、ドア側端部および中間部を前記蛇腹状筒部とすると共に前記車体側端部は直管とし、該車体側の直管を上方または下方に傾斜している一方、前記ドア側固定位置では前記グロメットをバンドクリップで下方あるいは上方に傾斜させて前記ドアに固定し、前記ドア側固定位置および車体側固定位置で前記渡り部の屈曲方向を規制しているのが好ましい。
グロメットの車体側とドア側でグロメットの方向を規制していることで、ドア開放時には略直線状となっている渡り配索部のワイヤハーネスを、ドア閉鎖時には、確実に上下に屈曲部を有するS字状とすることができる。
なお、グロメットをドア側位置で固定するのはバンドクリップに限定されず、係止部を突出させた板状のクリップをグロメットにテープ巻きし、該係止部をドアトリムあるいはインナーパネルに係止してもよい。また、ドアトリムに開口部を設け、グロメットのドア側端部を該開口部に嵌合し、ドアトリムにグロメットを保持してもよい。
前記車体側固定位置とドア側固定位置との高低差は80〜200mmとしているのが好ましく、特に、120〜160mmとするのが好ましい。
また、前記ドア側固定位置を下方位置とし、車体側固定位置を上方位置としているのが好ましい。
前記構成とすると、ドア内部に配索されるドアハーネスは、従来、車体引出側ではドア内部の下部位置に配索されているため、ドア内部でドアハーネスを引き回すことなく車体側との空間へと引き出すことができる。
前述したように、本発明によれば、ドアトリム内部にドア開閉時の余長の移動に伴う余長吸収空間を設ける必要がなく、簡単にドア用ワイヤハーネスの余長を吸収することができる。また、ドア開放時にワイヤハーネス引き出し位置でワイヤハーネスが振れてドアインナーパネルやドアトリムと干渉することを防止することができると共に、ドア閉鎖時にもドア用ワイヤハーネスの渡り配索部の配索方向がドアの方向と平行となるため、渡り配索部がドア側のインナーパネルあるいはドアトリムに干渉することを防止することができる。
さらに、車体とドアとの間の空間を挟んで対向する車体とドアトリムとの対向面に収容凹部を設けると、該屈曲部は収容凹部に収容されるため、該屈曲部と車体やドアトリムとの干渉を防止することができると共に、ドアと車体との間の隙間を小さくすることができる。
さらにまた、グロメットを車体側とドア側で上下方向を相違させて傾斜させると、ドア開放時には略直線状となっている渡り配索部のワイヤハーネスを、ドア閉鎖時には上下に屈曲部を有するS字状とすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に本発明の第1実施形態を示す。
自動車のサイドドア10(以下、ドアと称す)に配索されるドア用ワイヤハーネスW/H(以下、ワイヤハーネスと称す)を、車体20側へと渡り配索し、ドア10と車体20との間に架け渡した部位のワイヤハーネスW/Hにグロメット30を外装し、ワイヤハーネスW/Hをドア10の室内面側へと配索している。
前記ワイヤハーネスW/Hは、図1に示すように、ドア10側ではドアアウターパネル11と接合するドアインナーパネル12の室内面側に配索し、ドアインナーパネル12と、該ドアインナーパネル12の室内面側に被せて取り付けるトリム13との間に収容して、ドアトリム12に設けた開口13aより車体20側へ引き出している。ドア10と車体20との間では、ワイヤハーネスW/Hをドア10に設けたウェザーストリップ14よりも室内側を通して架け渡している。
前記ワイヤハーネスW/Hは、ドア10側においてドアインナーパネル12とドアトリム13との間の空間から引き出すと共にワイヤハーネス引き出し位置でドアインナーパネル12に固定している。該ドア側固定位置P2は、車体側固定位置P1よりも下方に位置させ、ドア側固定位置P2と車体側固定位置P1とを上下に相違させている。車体側固定位置P1とドア側固定位置P2との図2(B)に示す高低差Hは、本実施形態では130mmとしている。
なお、ドア側固定位置P2を車体側固定位置P1よりも上方としてもよい。
前記ワイヤハーネスW/Hの渡り配索部に外装するグロメット30は、ゴムまたはエラストマーからなり、図2(A)(B)に示すように、車体側先端は直管部30aとしていると共に、ドア側端部および中間部を屈曲自在な蛇腹状筒部30bとしており、直管部30aの車体側端部に設けた係止部30cで車体アウターパネル21に係止している。該車体20側の直管部30aは車体アウターパネル21から下方に傾斜させる形状としており、ワイヤハーネスW/Hを強制的に下方に屈曲させている。
グロメット30のドア側固定位置P2では、図3(A)(B)に示すように、バンドクリップ40のバンド部40aを巻き付けてワイヤハーネスW/Hに装着し、バンド部40aから突出している車体係止部40bをドア10のインナーパネル12の係止孔12aに挿入固定し、ワイヤハーネスW/Hを車体20側に向けて上方に傾斜させた状態でインナーパネル12に固定する。
即ち、車体側固定位置P1ではワイヤハーネスW/Hを下方に傾斜させていると共に、ドア側固定位置P2では上方に傾斜させており、ワイヤハーネスW/Hの渡り配索部での屈曲方向を規制している。
ドア10と車体20との間の空間を挟んで対向するドア10側のドアトリム13の上部には、矩形状に窪ませた収容凹部13bを設けており、ドア閉鎖時には、後述するワイヤハーネスW/Hの第1屈曲部W/H−1を該収容凹部13bに収容している。
次に、ドアの開閉に連動するワイヤハーネスの作動を説明する。
ドア10が開いた状態では、図1および図2(A)に示すように、ドア側固定位置P2から車体側固定位置P1の渡り配索部のワイヤハーネスW/Hは略直線状となる。
一方、ドア10を閉じた状態では、図2(B)に示すように、渡り配索部において余長部W/Haが発生する。該余長部W/Haは、前述したドア側固定位置P2および車体側固定位置P1での屈曲方向の規制によりS字状に屈曲し、車体20側の上方位置で第1屈曲部W/H−1、ドア10側の下方位置で第2屈曲部W/H−2を形成する。
この状態で、前記第1屈曲部W/H−1をドア側の収容凹部13bに収容する一方、第2屈曲部W/H−2をドア10と車体20との間の空間に収容することで、ドア閉鎖時のワイヤハーネスW/Hの渡り配索部の余長部W/Haをドア10と車体20との間に収容する。
前述したように、本発明のワイヤハーネス配索構造では、ドア側固定位置P2と車体側固定位置P1を上下に相違させ、かつ、車体アウターパネル21とドアインナーパネル12の間の空間でS字状に屈曲させることで余長を吸収している。よって、ドアトリム13内部にドア開閉時の余長部W/Haの移動に伴う余長吸収空間を設ける必要がなく、簡単にワイヤハーネスW/Hの余長部W/Haを吸収することができる。さらに、ワイヤハーネス引出位置でバンドクリップ40でてワイヤハーネスW/Hをドア10に固定しているため、ドア開放時にワイヤハーネス引き出し位置でワイヤハーネスW/Hが振れ、ドアインナーパネル12やドアトリム13と干渉することを防止することができる。
また、ドア閉鎖時にもワイヤハーネスW/Hの渡り配索部の配索方向がドア10の方向と平行となるため、渡り配索部においてドア側のインナーパネル12あるいはドアトリム13との干渉を防止することができる。
さらに、ドアトリム13に収容凹部13bを設け、ドア閉鎖時には該収容凹部13bには第1屈曲部W/H−1を収容すると共に余長部W/HaをS字に屈曲させることで、ドア閉鎖時におけるドア10と車体20との間の距離を小さくすることができる。例えば、図4に示すように、ドア閉鎖時の車体20とドア10との間の距離をrとすると、渡り部のS字部分の全長は約2πrとなり、余長部W/Haの長さは2πr−4r=2.28rとなる。余長部W/Haの長さを100mmとすると、該余長吸収が可能なドア10と車体20間の長さdは、約43.8mmとなり、従来の渡り配索部を直角に屈曲させて余長を吸収する場合の約169.5mmと比較すると約1/4となる。
さらにまた、グロメット30を車体20側とドア10側で上下方向を相違させて傾斜させると、ドア開放時には直線状となっているワイヤハーネスW/Hを、ドア閉鎖時には渡り部の中央付近を中心として確実にS字状とすることができる。
図5に本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態のワイヤハーネス配索構造は、ドア10のドアトリム13に収容凹部13bを設けるだけでなく、車体アウターパネル21の下部に前記収容凹部13bと上下位置を相違させて、車体アウターパネル21表面から窪ませて形成した収容凹部21aを設けている点を第1実施形態と相違させている。
ドア閉鎖時には、ドアトリム13の収容凹部13bに余長部W/Haの第1屈曲部W/H−1を収容すると共に、車体アウターパネル21の収容凹部21aに第2屈曲部W/H−2を収容する。
他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第1実施形態のワイヤハーネスの配索構造を示す図である。 (A)はドア開放時のワイヤハーネスの配索状態を示す図であり、(B)はドア閉鎖時のワイヤハーネス配索状態を示す図である。 (A)はドア側固定位置を示す要部拡大図、(B)は(A)のA−A線断面図である。 ドアと車体との長さとワイヤハーネスの余長との関係を示す概念図である。 本発明の第2実施形態を示す図である。 従来例を示す図である。 他の従来例を示す図である。
符号の説明
10 ドア
11 ドアアウターパネル
13 ドアトリム
13b 収容凹部
14 ウェザーストリップ
20 車体
21 車体アウターパネル
21a 収容凹部
30 グロメット
30a 直管
30b 蛇腹状筒部
40 バンドクリップ
P1 車体側固定位置
P2 ドア側固定位置
W/H ドア用ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. ドア内部に配索するドア用ワイヤハーネスを、ウェザーストリップより室内側を通して、ドアと車体との間の空間を渡り配索して車体へ配索するドア用ワイヤハーネスの配索構造であって、
    前記ドア用ワイヤハーネスは、前記ドア側においてドアインナーパネルとドアトリムとの間の空間から引き出すと共にワイヤハーネス引出位置でドアに固定する一方、該ドア用ワイヤハーネスのドア側固定位置を車体側固定位置と上下に相違させ、かつ、該ドア側固定位置と車体側固定位置との間の前記ドア用ワイヤハーネスの渡り配索部分を、屈曲自在な蛇腹状筒部を有するゴム製あるいは樹脂製のグロメットで外装しており、
    ドア閉鎖時に前記ドア用ワイヤハーネスの渡り配索部は前記ドアと車体との対向面の間の空間にS字状に屈曲する一方、ドア開放時には前記ドア用ワイヤハーネスはS字屈曲が直線状に変化することを特徴とするドア用ワイヤハーネスの配索構造。
  2. 前記空間を挟んで対向する前記車体とドアトリムとの対向面のいずれか一方に対向面より窪んだ収容凹部を設け、または前記対向面の両方に上下方向に相違させて収容凹部を設け、ドア閉鎖時に前記S字状に屈曲するドア用ワイヤハーネスの一部を収容できるようにしている請求項1に記載のドア用ワイヤハーネスの配索構造。
  3. 前記グロメットは、ドア側端部および中間部を前記蛇腹状筒部とすると共に前記車体側端部は直管とし、該車体側の直管を上方または下方に傾斜している一方、前記ドア側固定位置では前記グロメットをバンドクリップで下方あるいは上方に傾斜させて前記ドアに固定し、前記ドア側固定位置および車体側固定位置で前記渡り部の屈曲方向を規制している請求項1または請求項2に記載のドア用ワイヤハーネスの配索構造。
  4. 前記車体側固定位置とドア側固定位置との高低差は80〜200mmとしている請求項1乃至請求項3に記載のドア用ワイヤハーネスの配索構造。
  5. 前記ドア側固定位置を下方位置とし、車体側固定位置を上方位置としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のドア用ワイヤハーネスの配索構造。
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