JP2018090177A - ドア構造 - Google Patents

ドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018090177A
JP2018090177A JP2016237071A JP2016237071A JP2018090177A JP 2018090177 A JP2018090177 A JP 2018090177A JP 2016237071 A JP2016237071 A JP 2016237071A JP 2016237071 A JP2016237071 A JP 2016237071A JP 2018090177 A JP2018090177 A JP 2018090177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
sash
run channel
side wall
door structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016237071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6392833B2 (ja
Inventor
豊 岩井
Yutaka Iwai
豊 岩井
総太郎 橋口
Sotaro Hashiguchi
総太郎 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016237071A priority Critical patent/JP6392833B2/ja
Priority to CN201711113021.4A priority patent/CN108146195B/zh
Priority to US15/813,462 priority patent/US10414252B2/en
Publication of JP2018090177A publication Critical patent/JP2018090177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6392833B2 publication Critical patent/JP6392833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0402Upper door structure window frame details, including sash guides and glass runs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/08Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides
    • B60J1/12Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable
    • B60J1/16Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable slidable
    • B60J1/17Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable slidable vertically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0408Upper door structure fastening window frame or parts of window frame to lower door structure

Abstract

【課題】ランチャンネルの脱落を防止するにあたり、製造コストの増加を抑制しつつ、サッシュの設計自由度を向上すること。
【解決手段】車両のドアのドアガラスを支持するドア構造であって、前記ドアガラスをランチャンネルを介してガイドするサッシュと、前記ドアのインナパネルに設けられ、前記サッシュを支持するブラケットと、を備え、前記サッシュは、前記ランチャンネルを保持する溝を含み、前記ブラケットは、前記溝の外側から内側へ突出し、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する規制部を含む。
【選択図】図6

Description

本発明は車両のドア構造に関する。
車両のドアガラスを昇降自在にガイドするドア構造として、ランチャンネルを介してサッシュでガイドする構造が知られている。ランチャンネルがサッシュから脱落するとドアガラスのガイドに支障が生じる。特許文献1には、サッシュの溝の両側壁に、内側に屈曲した屈曲部を設け、ランチャンネルをサッシュから脱落しないように係止した構造が開示されている。
特許第5377125号公報
特許文献1のように、サッシュの溝の両側壁に屈曲部を設けた構造においては、サッシュの長手方向全体に渡って屈曲部を設けるとサッシュの設計自由度が低下し、屈曲部を局所的に設けるとサッシュの製造コストが増加する。
本発明の目的は、ランチャンネルの脱落を防止するにあたり、製造コストの増加を抑制しつつ、サッシュの設計自由度を向上することにある。
本発明によれば、車両のドアのドアガラスを支持するドア構造であって、
前記ドアガラスをランチャンネルを介してガイドするサッシュと、
前記ドアのインナパネルに設けられ、前記サッシュを支持するブラケットと、を備え、 前記サッシュは、前記ランチャンネルを保持する溝を含み、
前記ブラケットは、前記溝の外側から内側へ突出し、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する規制部を含む、
ことを特徴とするドア構造が提供される。
本発明によれば、ランチャンネルの脱落を防止するにあたり、製造コストの増加を抑制しつつ、サッシュの設計自由度を向上することができる。
実施形態に係るドア構造が適用されたドアの外観図。 図1のドアから一部のアウタパネルを取り外した状態を示す図。 図1のドアの内部構造の一部を示す図。 サッシュの斜視図および部分詳細図。 (A)および(B)はブラケットの斜視図。 図1のI-I線断面図。 図1のII-II線断面図。
図1は本発明の一実施形態に係るドア構造が適用された車両用ドア1の外観図である。本実施形態のドア1は四輪乗用車の右後部ドアを例示している。しかし、テールゲート等を含む他の部位のドアにも本発明は適用可能である。各図における車両前後方向および車幅方向とは、ドア1を備える四輪乗用車の方向を示している。また、本書においては、矢印D1方向および矢印D2方向をいずれもドア内外方向と呼ぶ場合がある。ドア内外方向とはドア1の面中心Cを内側、ドア1の周縁を外側として、その内外を規定した方向であり、D1方向は、特に車両前後方向と平行な方向であり、D2方向は、特に上下方向と平行な方向である。
ドア1は、ドア下部10と、窓開口11が形成されたドア上部12とを含む。ドア下部10は、その外装をなすアウタパネル13を含む。ドア下部10の下部にはロアガーニッシュが装着されるが、図1ではこれが取り外された状態を示している。ドア下部10の後部は、後輪のホイールハウス形状に応じて円弧状に切り欠かれている。
窓開口11は、ドアガラス(図1において不図示))により開閉される。窓開口11の全開時にドアガラスGはその大部分がドア下部10内に収納される。ドア上部12は、前側の柱部12aと、後側の柱部12bと、これら柱部12a、12bの上部に架設された梁部12cと、を含み、これらの各部12a〜12cとドア下部10の上縁部とにより窓開口11が画定される。柱部12aは、その外装をなすアウタパネル14を含む。柱部12bにもアウタパネルが装着されるが、図1は取り外された状態を示している。
図1と共に図2を参照する。図2は、アウタパネル13やドア下部10内に収容される、ドアガラスの電動パワーウィンドウ機構等を取り外した状態のドア1を示している。ドア1はインナパネル15を含む。インナパネル15は、ドア下部10およびドア上部11の内側を構成する。ドア下部10において、インナパネル15は、前壁部15aと後壁部15bと側壁部15cとを含む。前壁部15aは、車両前後方向前側で、車幅方向および上下方向に延在する壁部である。後壁部15bは、車両前後方向後側で、車幅方向および上下方向に延在する壁部である。側壁部15cは車両前後方向および上下方向に延在する壁部である。前壁部15aと後壁部15bとの間には車両前後方向に延びる補強部材16が接続されている。
ドア1は、前壁部15aから柱部12aに渡って配設されたガイド構造2と、後壁部15bから柱部12bに渡って配設されたガイド構造3とを含む。ガイド構造2および3は、ドアガラスを支持してその昇降を案内する構造であって、ガイド構造2はドアガラスの前辺部を案内し、ガイド構造3はドアガラスの後辺部を案内する。以下、ガイド構造2について詳しく説明するがガイド構造3についても同様の構成を採用可能である。
図2と共に図3を参照する。図3は前壁部15a付近におけるガイド構造2を示している。ガイド構造2は、サッシュ20、ブラケット21およびランチャンネル22を含む。サッシュ20およびランチャンネル22は、ドア下部10から柱部12aに渡って延在し、ドアガラスはランチャンネル22を介してサッシュ20にガイドされる。ブラケット21は、ドア下部10に設けられており、インナパネル15の前壁部15aに固定されている。サッシュ20は、ドア下部10においてはブラケット21を介してスポット的に支持され、柱部12aにおいてはインナパネル15やアウタパネル14に上下方向に全域に渡って連続的に支持される。
図4はサッシュ20の斜視図、および、その端部(車載時における下端部)の詳細を示している。サッシュ20は、溝20aを形成する断面がU字型の長尺部材である。サッシュ20は、側壁201、側壁202および底壁203を含み、これらが溝20aを形成する。側壁201は底壁203の幅方向の一方端部から立ち上がり、側壁202は底壁203の幅方向の他方端部から立ち上がり、側壁201と側壁202とは互いに対向して全体として互いに平行に延びている。側壁201は、屈曲部201aを含む複数の屈曲部が長手方向の全域に渡って形成されている。屈曲部201aは溝20aの内側へ屈曲している。側壁202は屈曲部を有さずに、長手方向全域に渡って平坦に形成されている。サッシュ20の下端部において、側壁202には切り欠き部202aが形成されており、切り欠き部202aにおいては底壁203からの高さが他の部分よりも低くなっている。
図5(A)および図5(B)は視点を異ならせたブラケット21の斜視図である。ブラケット21は取付部211と保持部212とを一体的に備える。取付部211は前壁部15aに固定される部分である。取付部211は取付孔211aを有しており、取付孔211aにボルトを通して間壁部15aに締結可能である。固定方法は締結以外に溶接等でもよい。保持部212は、U字型の断面を有し、サッシュ20を抱え込むようにして保持する。サッシュ20の保持は、例えば、保持部212との溶接である。保持部212は、その端部に規制部212aを有している。規制部212aはランチャンネル22の脱落を規制する。
図6を参照して、ランチャンネル22やその脱落防止構造について説明する。図6は図1のI-I線に沿う断面図である。ランチャンネル22は、ドアガラスGの端部が挿入される溝22aを形成する断面がU字型の長尺部材であり、長手方向全域に渡ってその断面形状は実質的に同じである。ランチャンネル22はゴム等の弾性材料により形成され、ドアガラスGに常時接して、その昇降動作をスムーズに行わせると共にシールを形成する。
ランチャンネル22は、側部221、側部222および底部223を含み、これらがドア内外方向D1で内側に開口した溝22aを形成する。側部221、側部222および底部223は、それぞれ、サッシュ20の側壁201、側壁202および底壁203に接するようにサッシュ20の溝20a内に挿入されている。ランチャンネル22には、複数のリップが形成されており、複数のリップは側部221に一体に形成されたリップ221aおよび側部222に一体に形成されたリップ222aを含む。
サッシュ20の側壁201の屈曲部201aは、リップ221aに対してドア内外方向D1で内側に位置している。したがって、ランチャンネル22がドア内外方向D1で内側に変位する場合、屈曲部201aがリップ221aに当接してその変位を阻止する。これにより、ランチャンネル22の脱落が規制される。
ブラケット21の規制部212aは、溝20aの外側から内側へ側壁202を超えて突出し、リップ222aに対してドア内外方向D1で内側に位置している。したがって、ランチャンネル22がドア内外方向D1で内側に変位する場合、規制部212aがリップ222aに当接してその変位を阻止する。これにより、ランチャンネル22の脱落が規制される。
このように、ブラケット21をランチャンネル21の脱落阻止部材として利用することで、脱落阻止を目的としたサッシュ20側の構成を簡素化することができる。つまり、本実施形態の場合、屈曲部201aに相当する構成が側壁202には形成されておらず、側壁202は平坦である。サッシュ20の製造コストは、屈曲数に比例して増大する傾向にある。この点でコスト削減を図れる。また、ブラケット21自体はサッシュ20の支持に必要なものであるため、部品点数を増加させることにもならない。
規制部212aは、切り欠き部202aを通過することで、溝20aの外側から内側へ側壁202を超えて突出している。切り欠き部202aは必須ではないが、切り欠き部202aを形成したことで、側壁202の高さを比較的高くしつつ、規制部212aを底壁203側の低い位置に突出させることができ、その位置調整が可能となる。また、ブラケット21に対してサッシュがその長手方向に変位しようとすると、切り欠き部202aの端縁がブラケット21の保持部の端縁とが当接して変位が阻止される。したがって、切り欠き部202aは、サッシュ20の長手方向の位置決め構造としても機能する。なお、切り欠き部202aに代えて、周囲が閉じたスリット状の開口を側壁202に形成してもよい。
規制部212aと屈曲部201aとは車幅方向に対向する位置に配設されている。底壁203からの高さで言うと、同じ高さH1となる位置に位置している。ここでの高さH1は、ドア内外方向D1での底壁203と、規制部212aおよび屈曲部201aとの間の高さであり、あるいは、底壁203の法線方向の高さである。規制部212aと屈曲部201aとがこのような位置関係にあることで、ランチャンネル22をドア内外方向D1で内側に脱落させる荷重がランチャンネル22に作用した場合、規制部212aと屈曲部201aによる脱落規制がランチャンネル22の左右にバランスよく作用する。例えば、規制部212aと屈曲部201aとをドア内外方向D1にずらして配置した場合、これらの脱落規制の一方に荷重が偏る可能性がある。これはランチャンネル22のねじれを誘発して、脱落阻止効果が劣る場合がある。本実施形態の位置関係であれば、ランチャンネル22のねじれを低減して脱落阻止効果を高めることができる。
図7を参照して柱部12aにおけるランチャンネル22の脱落防止構造等について説明する。図7は図1のII-II線断面図および部分拡大図である。ブラケット21はドア下部10に配置されているため、ドア上部12ではランチャンネル22の脱落防止に利用できない。本実施形態ではアウタパネル14を利用して、ドア上部12におけるランチャンネル22の脱落防止を図る。
サッシュ20とアウタパネル14とインナパネル15とは互いに接合され、閉断面SCを形成している。より具体的には、アウタパネル14のドア内外方向D1で内側の端部(折り返し部)141はサッシュ20の側壁202と接合され、外側の端部142はインナパネル15のドア内外方向D1で外側の端部(折り返し部)152と接合されている。インナパネル15のドア内外方向D1で内側の端部151はサッシュ20の側壁201と接合されている。
折り返し部141は、ヘミング加工により側壁202の端部を挟むようにU字型に折り返されている。折り返し部152は、ヘミング加工によりアウタパネル14の端部142を挟むようにU字型に折り返されている。
折り返し部141の端縁141aは、側壁202aとの段差を形成する。この段差によりランチャンネル22の脱落を規制する。すなわち、端縁141aはリップ222aに対してドア内外方向D1で内側に位置しており、ランチャンネル22がドア内外方向D1で内側に変位する場合、端縁141aがリップ222aに当接してその変位を阻止する。アウタパネル14をランチャンネル21の脱落阻止部材として利用することで、脱落阻止を目的としたサッシュ20側の構成を簡素化することができる。
端縁141aと屈曲部201aとは車幅方向に対向する位置に配設されている。底壁203からの高さで言うと、同じ高さH1となる位置に位置している。ここでの高さH1は、ドア内外方向D1での底壁203と、端縁141aおよび屈曲部201aとの間の高さであり、あるいは、底壁203の法線方向の高さである。規制部212aと屈曲部201aとの位置関係について述べたことと同様に、端縁141aと屈曲部201aとがこのような位置関係にあることで、ランチャンネル22をドア内外方向D1で内側に脱落させる荷重がランチャンネル22に作用した場合、端縁141aと屈曲部201aによる脱落規制がランチャンネル22の左右にバランスよく作用する。
端縁141aによる段差は、内面202bに対して高さH2を有する。高さH2は端部141aの厚さに等しい。再び図6を参照して、規制部212aの先端の高さと段差の高さを比較する。本実施形態の場合、内面202bに対する規制部212の先端の高さは、H2であり、端縁141aによる段差の高さと同じ高さである。これらの高さが同じであることで、ランチャンネル22をドア内外方向D1で内側に脱落させる荷重がランチャンネル22に作用した場合、規制部212aと端縁141aによる脱落規制がランチャンネル22の上下にバランスよく作用する。すなわち、ランチャンネル22の上部と下部とで、その保持強度を同程度に保つことができ、上部と下部とで荷重が偏ってズレ量に差が生じることを低減し、脱落阻止効果を高めることができる。
<実施形態のまとめ>
1.上記実施形態のドア構造は、
車両のドア(例えば1)のドアガラス(例えばG)を支持するドア構造であって、
前記ドアガラスをランチャンネル(例えば22)を介してガイドするサッシュ(例えば20)と、
前記ドアのインナパネル(例えば15)に設けられ、前記サッシュを支持するブラケット(例えば21)と、を備え、
前記サッシュは、前記ランチャンネルを保持する溝(例えば20a)を含み、
前記ブラケットは、前記溝の外側から内側へ突出し、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する規制部(例えば212a)を含む、
ことを特徴とする。
この実施形態によれば、前記ブラケットにより前記ランチャンネルが脱落することを防止することができる。前記サッシュを支持する前記ブラケットを用いることで、新たな部品を追加する必要もなく、構造も簡易である。したがって、ランチャンネルの脱落を防止するにあたり、製造コストの増加を抑制しつつ、サッシュの設計自由度を向上することができる。
2.上記実施形態のドア構造は、
前記サッシュは、前記溝を形成する、底壁(例えば203)、第一の側壁(例えば201)および前記第一の側壁と対向する第二の側壁(例えば202)とを含み、
前記第一の側壁は、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する屈曲部(例えば201a)を有し、
前記第二の側壁は、前記規制部が通過する切り欠き部(例えば202a)を有し、
前記規制部は、前記屈曲部と対向している、
ことを特徴とする。
この実施形態によれば、前記規制部と前記屈曲部とが対向しているので、前記ランチャンネルが前記サッシュから外れるような力が加わった際に、前記規制部側と前記屈曲部のいずれにも荷重が偏って集中することが低減され、脱落の起点となることが抑制される。
3.上記実施形態のドア構造は、
前記規制部の前記底壁からの高さ(例えばH1)と、前記屈曲部の前記底壁からの高さ(例えばH1)が同じである、ことを特徴とする。
この実施形態によれば、前記規制部と前記屈曲部とが対向しているので、前記ランチャンネルが前記サッシュから外れるような力が加わった際に、前記規制部側と前記屈曲部のいずれにも荷重が偏って集中することが低減し、脱落の起点となることが抑制される。
4.上記実施形態のドア構造は、
前記ドアのアウタパネル(例えば14)は、前記第二の側壁の端部を挟むように折り返された折り返し部(例えば141)を含み、
前記折り返し部の端縁(例えば141a)は、前記第二の側壁の内面(例えば202a)に対して段差を形成し、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する、
ことを特徴とする。
この実施形態によれば、前記段差により前記ランチャンネルが前記サッシュから脱落することを防ぐことができる。また、前記ブラケットの前記規制部と、前記折り返し部による段差とは、互いに障害なく形成でき、前記サッシュを長手方向に略同一断面とすることができ、低コスト化を図れる。
5.上記実施形態のドア構造は、
前記サッシュと前記アウタパネルと前記インナパネルとは互いに接合され、閉断面(例えばSC)を形成していることを特徴とする。
この実施形態によれば、前記ブラケットの取付剛性や、前記サッシュ自体の剛性が向上し、前記ランチャンネルの脱落防止を更に図れる。
6.上記実施形態のドア構造は、
前記第二の側壁の前記内面に対する前記規制部の先端の高さ(例えばH2)と、前記第二の側壁の前記内面に対する前記段差の高さ(例えばH2)とが同じ高さである、
ことを特徴とする。
この実施形態によれば、前記規制部と前記段差とで、前記ランチャンネルの保持強度を同程度に保つことができ、これらの荷重が偏って集中することが低減し、脱落の起点となることが抑制される。
1 ドア、20 サッシュ、20a 溝、21 ブラケット、212a ブラケット、G ドアガラス
図1と共に図2を参照する。図2は、アウタパネル13やドア下部10内に収容される、ドアガラスの電動パワーウィンドウ機構等を取り外した状態のドア1を示している。ドア1はインナパネル15を含む。インナパネル15は、ドア下部10およびドア上部12の内側を構成する。ドア下部10において、インナパネル15は、前壁部15aと後壁部15bと側壁部15cとを含む。前壁部15aは、車両前後方向前側で、車幅方向および上下方向に延在する壁部である。後壁部15bは、車両前後方向後側で、車幅方向および上下方向に延在する壁部である。側壁部15cは車両前後方向および上下方向に延在する壁部である。前壁部15aと後壁部15bとの間には車両前後方向に延びる補強部材16が接続されている。
図5(A)および図5(B)は視点を異ならせたブラケット21の斜視図である。ブラケット21は取付部211と保持部212とを一体的に備える。取付部211は前壁部15aに固定される部分である。取付部211は取付孔211aを有しており、取付孔211aにボルトを通して壁部15aに締結可能である。固定方法は締結以外に溶接等でもよい。保持部212は、U字型の断面を有し、サッシュ20を抱え込むようにして保持する。サッシュ20の保持は、例えば、保持部212との溶接である。保持部212は、その端部に規制部212aを有している。規制部212aはランチャンネル22の脱落を規制する。
図6を参照して、ランチャンネル22やその脱落防止構造について説明する。図6は図のI-I線に沿う断面図である。ランチャンネル22は、ドアガラスGの端部が挿入される溝22aを形成する断面がU字型の長尺部材であり、長手方向全域に渡ってその断面形状は実質的に同じである。ランチャンネル22はゴム等の弾性材料により形成され、ドアガラスGに常時接して、その昇降動作をスムーズに行わせると共にシールを形成する。
このように、ブラケット21をランチャンネル22の脱落阻止部材として利用することで、脱落阻止を目的としたサッシュ20側の構成を簡素化することができる。つまり、本実施形態の場合、屈曲部201aに相当する構成が側壁202には形成されておらず、側壁202は平坦である。サッシュ20の製造コストは、屈曲数に比例して増大する傾向にある。この点でコスト削減を図れる。また、ブラケット21自体はサッシュ20の支持に必要なものであるため、部品点数を増加させることにもならない。
図7を参照して柱部12aにおけるランチャンネル22の脱落防止構造等について説明する。図7は図のII-II線断面図および部分拡大図である。ブラケット21はドア下部10に配置されているため、ドア上部12ではランチャンネル22の脱落防止に利用できない。本実施形態ではアウタパネル14を利用して、ドア上部12におけるランチャンネル22の脱落防止を図る。
折り返し部141の端縁141aは、側壁202aとの段差を形成する。この段差によりランチャンネル22の脱落を規制する。すなわち、端縁141aはリップ222aに対してドア内外方向D1で内側に位置しており、ランチャンネル22がドア内外方向D1で内側に変位する場合、端縁141aがリップ222aに当接してその変位を阻止する。アウタパネル14をランチャンネル22の脱落阻止部材として利用することで、脱落阻止を目的としたサッシュ20側の構成を簡素化することができる。
端縁141aによる段差は、内面202bに対して高さH2を有する。高さH2は端部141aの厚さに等しい。再び図6を参照して、規制部212aの先端の高さと段差の高さを比較する。本実施形態の場合、内面202bに対する規制部212の先端の高さは、H2であり、端縁141aによる段差の高さと同じ高さである。これらの高さが同じであることで、ランチャンネル22をドア内外方向D1で内側に脱落させる荷重がランチャンネル22に作用した場合、規制部212aと端縁141aによる脱落規制がランチャンネル22の上下にバランスよく作用する。すなわち、ランチャンネル22の上部と下部とで、その保持強度を同程度に保つことができ、上部と下部とで荷重が偏ってズレ量に差が生じることを低減し、脱落阻止効果を高めることができる。

Claims (6)

  1. 車両のドアのドアガラスを支持するドア構造であって、
    前記ドアガラスをランチャンネルを介してガイドするサッシュと、
    前記ドアのインナパネルに設けられ、前記サッシュを支持するブラケットと、を備え、
    前記サッシュは、前記ランチャンネルを保持する溝を含み、
    前記ブラケットは、前記溝の外側から内側へ突出し、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する規制部を含む、
    ことを特徴とするドア構造。
  2. 請求項1に記載のドア構造であって、
    前記サッシュは、前記溝を形成する、底壁、第一の側壁および前記第一の側壁と対向する第二の側壁とを含み、
    前記第一の側壁は、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する屈曲部を有し、
    前記第二の側壁は、前記規制部が通過する切り欠き部を有し、
    前記規制部は、前記屈曲部と対向している、
    ことを特徴とするドア構造。
  3. 請求項2に記載のドア構造であって、
    前記規制部の前記底壁からの高さと、前記屈曲部の前記底壁からの高さが同じである、ことを特徴とするドア構造。
  4. 請求項2または請求項3に記載のドア構造であって、
    前記ドアのアウタパネルは、前記第二の側壁の端部を挟むように折り返された折り返し部を含み、
    前記折り返し部の端縁は、前記第二の側壁の内面に対して段差を形成し、前記ランチャンネルが前記溝から脱落することを規制する、
    ことを特徴とするドア構造。
  5. 請求項4に記載のドア構造であって、
    前記サッシュと前記アウタパネルと前記インナパネルとは互いに接合され、閉断面を形成していることを特徴とするドア構造。
  6. 請求項4または請求項5に記載のドア構造であって、
    前記第二の側壁の前記内面に対する前記規制部の先端の高さと、前記第二の側壁の前記内面に対する前記段差の高さとが同じ高さである、
    ことを特徴とするドア構造。
JP2016237071A 2016-12-06 2016-12-06 ドア構造 Active JP6392833B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237071A JP6392833B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 ドア構造
CN201711113021.4A CN108146195B (zh) 2016-12-06 2017-11-13 车门构造
US15/813,462 US10414252B2 (en) 2016-12-06 2017-11-15 Door structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237071A JP6392833B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 ドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018090177A true JP2018090177A (ja) 2018-06-14
JP6392833B2 JP6392833B2 (ja) 2018-09-19

Family

ID=62240292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016237071A Active JP6392833B2 (ja) 2016-12-06 2016-12-06 ドア構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10414252B2 (ja)
JP (1) JP6392833B2 (ja)
CN (1) CN108146195B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11161397B2 (en) 2019-07-30 2021-11-02 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Systems and methods for reducing strain on a vehicle door using a relief bracket

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59230823A (ja) * 1983-06-14 1984-12-25 Nissan Motor Co Ltd ガラスランの取付構造
JP5377125B2 (ja) * 2009-07-09 2013-12-25 本田技研工業株式会社 車両用ドア構造

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2449210A (en) * 1947-07-10 1948-09-14 Charles C Faust Automobile door glass channel retainer
JPS55160614A (en) * 1979-06-04 1980-12-13 Nissan Motor Co Ltd Attaching structure of door sash braid for motorcar
KR100371651B1 (ko) * 2000-08-10 2003-02-11 기아자동차주식회사 차량용 런채널의 마찰저항 감소구조
JP4438279B2 (ja) * 2002-10-28 2010-03-24 アイシン精機株式会社 車両用ドアフレーム
KR100520202B1 (ko) * 2003-09-02 2005-10-12 기아자동차주식회사 자동차의 도어글래스 가이드
JP2005212646A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Hirotec Corp 車両用ドア
KR100536369B1 (ko) * 2004-03-26 2005-12-12 기아자동차주식회사 차량의 쿼드런트 인너 커버 장착 구조
MX2011004318A (es) * 2008-10-24 2011-07-28 Cooper Standard Automotive Inc Corredera con ensamble de aplicación.
US9616734B2 (en) * 2009-07-17 2017-04-11 Cooper-Standard Automotive Inc. Co-extruded U-channel with integrated glassrun
JP5469425B2 (ja) * 2009-10-14 2014-04-16 シロキ工業株式会社 車両のドアフレーム製造方法
CN102416847A (zh) * 2010-09-27 2012-04-18 鬼怒川橡胶工业株式会社 门窗玻璃导槽
CN105291780A (zh) * 2015-11-04 2016-02-03 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种窗框上加强板的安装结构
JP6731327B2 (ja) * 2016-11-02 2020-07-29 シロキ工業株式会社 ドアフレーム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59230823A (ja) * 1983-06-14 1984-12-25 Nissan Motor Co Ltd ガラスランの取付構造
JP5377125B2 (ja) * 2009-07-09 2013-12-25 本田技研工業株式会社 車両用ドア構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN108146195A (zh) 2018-06-12
US20180154742A1 (en) 2018-06-07
US10414252B2 (en) 2019-09-17
CN108146195B (zh) 2021-01-01
JP6392833B2 (ja) 2018-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2890576B1 (en) Vehicle side door structure
WO2010092737A1 (ja) 車両用ドア構造体
US7661710B2 (en) Blind member for vehicle, and gap-closing structure including blind member
US9346339B2 (en) Vehicle door
US11679650B2 (en) Door sash structure
JP6336740B2 (ja) サッシュ部材
JP5102743B2 (ja) 樹脂製昇降ガラスを有するリヤドア
KR101292444B1 (ko) 엘리베이터 조작반
US8166705B2 (en) Support structure for vehicular resin window
US11390146B2 (en) Door sash structure
US11613169B2 (en) Channel and door sash structure
JP5297149B2 (ja) 車両の昇降窓ガラス装置
JP6392833B2 (ja) ドア構造
JP5102742B2 (ja) 固定樹脂ガラスを有するリヤドア
JP5412479B2 (ja) 車両のスライドドア装置
JP5961858B2 (ja) 車両のドアサッシュ構造
JP5172296B2 (ja) ドアモジュール
JP2012076614A (ja) 車両用ドアのパーティションサッシュの取付構造
WO2020184541A1 (ja) カバー部材及びカバー部材取付構造
WO2020184536A1 (ja) カバー部材及びカバー部材取付構造
JP2011016460A (ja) 車両用ドア構造
JP2020117100A (ja) 車両側部構造
JP2008162442A (ja) ドアガラスの支持構造
JP2017114208A (ja) 車両用ドア構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6392833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150