JP2009141941A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の記録材の消費を抑えつつ色相を保持し、印刷品位の低下を防止する画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを備えるプリンタに、印刷用の出力データを出力するホストコンピュータ3であって、印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表したビットマップデータを取得する描画部210と、インクの使用量を設定するためのインク打ち込みレベルが与えられると、インク打ち込みレベルに応じた調整値を設定する濃度調整パラメータ設定部250と、ビットマップデータの濃度を、設定された調整値に応じた濃度に調整する濃度調整部220と、濃度が調整されたビットマップデータを、各インクの使用量を表現するCMY画像データに変換する色変換部230と、CMY画像データに基づいて、出力データを生成するハーフトーン処理部240と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、シアン、マゼンタ、イエローなどの複数色の記録材を組み合わせて印刷を行うための画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
シアン、マゼンタ、イエロー等の各色を重ね合わせて印刷するカラープリンタが周知である。例えば、インクジェットプリンタの場合、インクを吸収しやすい記録紙に対して印刷すると、データ上は1ドット離れていても液体である各色のインクが滲んで互いに混色する場合がある。また、合成紙のようなインクを比較的吸収し難い記録紙に対して印刷すると、インクが流れ出してしまう場合がある。
特許文献1には、記録媒体上に形成されるインクドット同士の重なり部分を、印刷品位の低下が問題とならない程度に少なくするよう構成されたインクジェットプリンタが記載されている。具体的には、第1および第2のインクノズル列が、相対的に半ピッチ分だけインクノズル配列方向にずれており、インクノズルから吐出されて記録媒体上に形成されるインクドットの直径が、ノズルピッチよりも小さい値とした構成となっている。
ところで、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクセットを用いて印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、印刷しようとするバーコードの濃度を調整可能とする技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の技術では、RGB形式のカラー画像データを、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色インク量に対応するCMYK形式の画像データに色変換し、CMYK形式の画像データに対して濃度調整処理を行うことにより、バーコードの濃度を調整している。
また、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクセットによりブラックの色を表現可能としたプリンタもある(例えば、特許文献3参照)。すなわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクセットを有するプリンタであっても、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インクを適当なバランスで組み合わせ、各色インクのドットを重ねて記録することにより、ブラック(K)インクを用いることなくコンポジットブラックによるブラックを表現することができる。
特開2001−353857号公報 特開2002−199236号公報 特開平8−251363号公報
特許文献1に記載された構成を採用した場合、記録紙の種類によっては滲みがひどく隣接する記録ドット同士が混色し、印刷品位の低下につながることがある。そこで、滲みを抑えるため一律にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインク量を減らすよう調整しても、それだけでは色相が変わってしまい期待する印刷結果を得ることができない。
特に、コンポジットブラックによってバーコードを印刷する場合、バーコードはバーとスペースの比率によってコードを読み取るため、滲みがひどい場合はバーとスペースの比率が変わってしまい正しいコードの読み取りが出来ないケースが発生する。また、特許文献2に記載の技術のように、コンポジットブラックの濃度を調整する場合、色変換後の画像データに対して濃度調整処理を行うと、濃度調整処理の演算において量子化誤差などの誤差が生じる。このため、コンポジットブラックを実現させる各色インク量のバランスがわずかに崩れ、ブラックに色ずれを生じさせてしまうという課題があった。
このため、バーコードをコンポジットブラックで印刷する場合に濃度調整処理を行うと、バーコードの色が本来あるべき色からわずかにずれてしまい、バーコードリーダによるバーコードの読み取り時に、読取エラーを生じさせてしまう可能性がある。また、この色ずれによりブラックが本来のブラックとして視認されず見栄えが悪い。一方、色ずれの発生を防ぐために、濃度調整処理を行わないようにした場合は、濃度過多によりバーコードが滲んでバーの幅を誤って読み取られたり、濃度不足によりバーコードの読取エラーを生じさせたりする可能性がある。また、コンポジットブラックで印刷を繰り返すと、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インクは急速に減少する。
このように、コンポジットブラックによりブラックを表現するプリンタでは、適切な濃度および色を併せもった印刷結果を得ることが困難であり、特に、高品質なバーコードを印刷することが困難であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、複数の記録材の消費を抑えながらも色相を保持しつつ印刷品位の低下を防止することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。さらには、コンポジットブラックによるバーコード印刷品位の低下を防止することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]互いに異なる有彩色を有する複数の記録材を備える印刷装置に、印刷用の出力データを出力する画像処理装置であって、
印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表した第1の画像データを取得する取得部と、記録材の使用量を設定するための使用量設定値が与えられると、前記使用量設定値に応じた調整値を設定する設定部と、
前記第1の画像データの濃度を、設定された前記調整値に応じた濃度に調整する調整部と、
濃度が調整された第1の画像データを、各記録材の使用量を表現する第2の画像データに変換する変換部と、
前記第2の画像データに基づいて、前記出力データを生成する生成部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、第2の画像データへの変換に先立って、画像を構成する各ピクセルの濃度がチャネル毎に調整される。したがって従来のように、色変換後に行っていた濃度調整処理の演算において生じる量子化誤差がないため、各記録材の量のバランスが崩れることを抑えることができる。すなわち、濃度を調整する前の第1の画像データの色相を保持した出力データを生成することができるので印刷品位の低下を防止することができる。
さらに、調整値は記録材の使用量を設定するための使用量設定値に応じて設定される。したがって例えば、ユーザーが使用量設定値として記録材の使用量を低減させる値を入力した場合は、これに応じた調整値が設定されるので、記録材の消費を抑えながらも色相を保持しつつ印刷品位の低下を防止することができる。
[適用例2]上記画像処理装置において、前記調整部は、濃度調整前の各チャネルの階調値をX軸とし、濃度調整後の各チャネルの階調値をY軸とする座標の原点をY軸上に前記調整値だけずらした点と、濃度調整前後で最大の階調値となる点と、を結ぶ所定の関数によって、前記第1の画像データの濃度を調整することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、濃度は、原点をY軸上に前記調整値だけずらした点と、濃度調整前後で最大の階調値となる点と、を結ぶ所定の関数に基づき調整される。例えば、設定された調整値がΔVであったとすると、濃度調整前の原点の階調値(R,G,B)=(0,0,0)は、濃度調整後には階調値(R,G,B)=(ΔV,ΔV,ΔV)に置き換えられる。これに基づき、第2の画像データへ変換すると、ΔVに対応する記録材の使用量を調整することができるので、記録材の消費を抑えつつ印刷品位の低下を防止することができる。特に、R,G,Bで作るコンポジットブラックによってバーコード印刷を行う場合でも各色記録材の量が抑えられるので、記録結果に滲みが生じることがなく印刷品位の低下を防止することができる。
[適用例3]上記画像処理装置において、前記使用量設定値として記録材の使用量レベルを入力するための入力画面を表示する表示部と、
前記入力画面への入力操作を受ける操作部と、をさらに備え、
前記設定部は、前記操作部が受けた入力操作に基づいて前記使用量レベルに応じた調整値を設定することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーが、表示部に表示された入力画面への入力操作を操作部に対して行うことにより使用量レベルに応じた調整値が自動的に設定されるので、ユーザーは所望の使用量レベルを入力するだけで、色相を保持しつつランニングコストを意識した画像処理装置の使用ができる。
[適用例4]上記画像処理装置において、前記使用量設定値として記録材の濃度調整値を入力するための入力画面を表示する表示部と、前記入力画面への入力操作を受ける操作部と、をさらに備え、
前記設定部は、前記操作部が受けた入力操作に基づいて前記濃度調整値を前記調整値として設定することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーが、表示部に表示された入力画面への入力操作を操作部に対して行うことにより濃度調整値が調整値として自動的に設定されるので、ユーザーは色相を保持しつつ所望の濃度に調整することができるようになる。
[適用例5]上記画像処理装置において、前記入力画面は、互いに異なる濃度調整の調整度合に対応する複数の段階のうちからいずれかの段階を選択可能に構成され、
前記設定部は、前記操作部が受けた入力操作に基づいて選択される段階の調整度合に応じて、前記調整値を設定することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーは、入力画面に従って操作部を操作して段階を選択することにより、所望の調整度合に対応する適切な調整値を容易に設定することができる。
また、適用例4や適用例5によれば、複数の記録材の組み合わせにより各色を表現する第2の画像データへの変換に先立って、入力された濃度調整値あるいは調整度合に応じて濃度が調整されるので、第2の画像データにおける各色を表現する各記録材量のバランスが濃度調整によって崩されることがない。したがって、第2の画像データに基づいて生成された出力データによれば、複数の記録材を組み合わせて表現される各色の色ずれが小さく、且つ適切な濃度で表現された好適な印刷結果を得ることができる。
特に、上記画像処理装置において、前記調整部は、濃度最大の無彩色に対応する濃度を調整することができるので、色ずれが小さく、且つ濃度調整された適度な濃度で濃度最大の無彩色を表現した、好適な画質の印刷を実現することができる。これにより、滲みや濃度不足を防ぎながら色ずれが少ない、高品質なバーコードを印刷することが可能になる。
また、上記画像処理装置において、前記調整部は、濃度最大の無彩色の濃度調整に伴う濃度の増減に応じて、他の無彩色に対応する濃度を増減させることができるので、濃度最大の無彩色およびより濃度が低い無彩色を色ずれが小さく、且つ適切な濃度で印刷することができる。さらに、画像全体の濃度が変化するので、階調潰れが生じなくなる。
[適用例6]上記画像処理装置において、前記入力画面は、予め決められた複数種類の印刷媒体のうちから、印刷対象とする印刷媒体の種類を選択可能に構成され、
前記設定部は、前記入力された操作信号に基づいて選択される印刷媒体に応じて、前記調整値を決定することを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、入力画面に従って選択された印刷媒体の種類に応じて調整値が設定されるので、印刷媒体に応じた適切な濃度の印刷を実現できる。例えば、滲み易さなどの用紙種類ごとに異なる特性に応じて適切な濃度で印刷することができる。
[適用例7]上記画像処理装置において、前記第1の画像データは、バーコード画像を表すことを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、滲みや濃度不足を防ぎながら色ずれが少ない、高品質なバーコードの印刷が可能になる。
[適用例8]互いに異なる有彩色を有する複数の記録材を備える印刷装置に出力する印刷用の出力データを生成する画像処理方法であって、
印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表した第1の画像データを取得するステップと、
記録材の使用量を設定するための使用量設定値が与えられると、前記使用量設定値に応じた調整値を設定する設定部と、
設定された前記調整値に基づきチャネル毎に前記濃度を調整するステップと、
前記濃度が調整された第1の画像データを、前記複数の記録材の各記録材の使用量を表現する第2の画像データに変換するステップと、
前記第2の画像データに基づいて、前記出力データを生成するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
[適用例9]互いに異なる有彩色を有する複数の記録材を備える印刷装置に出力する印刷用の出力データを生成するための画像処理プログラムであって、
コンピュータを、
印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表した第1の画像データを取得する取得部と、
記録材の使用量を設定するための使用量設定値が与えられると、前記使用量設定値に応じた調整値を設定する設定部と、
設定された前記調整値に基づきチャネル毎に前記濃度を調整する調整部と、
前記濃度が調整された第1の画像データを、前記複数の記録材の各記録材の使用量を表現する第2の画像データに変換する変換部と、
前記第2の画像データに基づいて、前記出力データを生成する生成部、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
以下、本発明の実施の形態に係る実施例について図面を参照して説明する。
(第1の実施例)
図1は、第1の実施例に係る印刷システムのハードウェア構成を示したブロック図である。図1に示すように、印刷システム1は、インクジェットプリンタ(印刷装置)2と、インクジェットプリンタ2を制御するホストコンピュータ(画像処理装置)3と、を備えている。なお、インクジェットプリンタ2は、シアン(C)インクを収容したインクカートリッジ、マゼンタ(M)インクを収容したインクカートリッジ、およびイエロー(Y)インクを収容したインクカートリッジが着脱可能に構成されており、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の3色のインク(記録材)を適切な比率で組み合わせることによりブラックを表現する、コンポジットブラックの印刷を行うものである。
次に、ホストコンピュータ3の構成について説明する。ホストコンピュータ3は、汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU30と、ROM31と、RAM32と、ハードディスク(以下、「HD」という)33と、入力I/F34と、ディスプレイI/F35と、出力I/F36と、を備えている。入力I/F34はマウス37やキーボード38などの入力機器(操作部)が接続されたインターフェイス部分であり、ユーザー操作に応じた操作信号を入力機器から受信する。ディスプレイI/F35は、ディスプレイ(表示部)39が接続されたインターフェイス部分であり、画面の表示データをディスプレイ39に出力することにより画面表示を制御する。出力I/F36は、インクジェットプリンタ2とのインターフェイス部分であり、ケーブルなどを介してインクジェットプリンタ2とデータ通信可能に接続されている。
HD33には、アプリケーションプログラムAP、ドライバプログラム(画像処理プログラム)DP、および色変換テーブルCTが記憶されている。アプリケーションプログラムAPおよびドライバプログラムDPは、記録媒体に記録された形態でホストコンピュータ3に供給され、ホストコンピュータ3に備わる読取装置(図示なし)によって読み取られてHD33に記録されたものである。記録媒体の例としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、携帯型ハードディスクなど、コンピュータ読み取り可能な種々の記録媒体が挙げられる。もっとも、記録媒体を介して供給されることなく、ホストコンピュータ3が、電気通信回線を介してサーバからプログラムをダウンロードすることにより、HD33にプログラムを記録してもよい。なお、色変換テーブルCTは後述する色変換処理に用いるためのものであり、「普通紙」、「普通紙ラベル」、「ファイン紙」、「合成紙」などの用紙種類ごとに別々に最適化されたテーブルがHD33に記憶されている。
次に、ホストコンピュータ3のソフトウェア構成について説明する。図2は、ホストコンピュータ3のソフトウェア構成を示したブロック図である。図2に示すように、ホストコンピュータ3は、アプリケーション100と、プリンタドライバ200と、を有する。
アプリケーション100は、アプリケーションプログラムAPにより機能するバーコード作成ソフトウェアであり、マウス37やキーボード38へのユーザー操作により入力された、テキスト、グラフィック、イメージなどのオブジェクトを所定の言語で記述した印刷データを生成する。そして、アプリケーション100は、数字やアルファベットなどの文字列のオブジェクトに対して、通常の文字フォントに加えて、さらに互いに異なるバーコード規格に対応する複数のバーコードフォントのうちから所望のフォントを選択可能になっている。ユーザーが、入力した文字列に対してバーコードフォントを指定することによりバーコード印刷用の印刷データが生成される。すなわち、ユーザーがマウス37やキーボード38を操作することにより、文字列を入力するとともに、入力した文字列に対してバーコードフォントを指定すると、アプリケーション100は、入力された文字列および指定されたバーコードフォントの記述を含むバーコード印刷用の印刷データを生成する。そして、生成した印刷データをプリンタドライバ200に渡す。
プリンタドライバ200は、インクジェットプリンタ2による印刷を制御するソフトウェアであり、描画部(取得部)210と、濃度調整部(調整部)220と、色変換部(変換部)230と、ハーフトーン処理部(生成部)240と、濃度調整パラメータ設定部(設定部)250と、を備える。なお、これらの各構成は、CPU30が、HD33に記憶されたドライバプログラムDPを読み出して、ROM31およびRAM32と協働してドライバプログラムDPを実行することにより機能するものである。
[描画処理について]
描画部210は、オブジェクト展開部211と、バーコード展開部212と、を有する。オブジェクト展開部211は、アプリケーション100から受け取った印刷データに含まれた、通常の文字フォントが指定されたテキスト、グラフィック、イメージなどのオブジェクトの記述を解釈して、テキスト、グラフィック、イメージの画像データをRAM32のメモリ領域に展開する処理を行う。
一方のバーコード展開部212は、バーコードフォントが指定されたオブジェクトの記述を解釈して、指定されたバーコードフォントのバーコード規格に従って文字列に対応するバーコードを生成し、生成したバーコードの画像データをRAM32のメモリ領域に展開する処理を行う。
オブジェクト展開部211がテキストやグラフィックやイメージの画像データを展開し、バーコード展開部212がバーコードの画像データを展開することにより、RAM32のメモリ領域上に、印刷データに記述された内容に対応するビットマップデータ(第1の画像データ)が生成される。なお、本実施例では、ビットマップデータは、画像データを構成する各ピクセルのチャネル毎の階調値を表すデータであって、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の濃度を、「0」〜「255」の256階調の階調値で表現するRGB形式の画像データ(以下「RGB画像データ」という)であるものとする。RGB画像データは、RGBの各階調値が同じデータが無彩色に対応し、(R,G,B)=(0,0,0)が濃度最大の無彩色であるブラック、(R,G,B)=(255,255,255)が濃度最小の無彩色である白に対応する。
[濃度調整処理について]
濃度調整部220は、各ピクセルのチャネル毎の印刷濃度を調整する濃度調整処理を行う。図3は、濃度調整処理による調整前後の階調値を示した図であり、横軸(X軸)にRGB画像データの濃度調整前の階調値(R,G,B)、縦軸(Y軸)に濃度調整後の階調値(R’,G’,B’)を示している。図3に示すように、濃度調整処理では、ブラックに対応する調整前の階調値(R,G,B)=(0,0,0)について、調整値ΔV(≧0)分を調整して、(R’,G’,B’)=(ΔV,ΔV,ΔV)に変換する。一方、白に対応する調整前の階調値(R,G,B)=(255,255,255)については階調値変化を生じさせることなく、(R’,G’,B’)=(255,255,255)に変換する。ブラックより濃度が低いグレーに対応する階調値(0<R,G,B<255)については、図3に示すように、ブラックに対応する調整後の階調値(R’,G’,B’)=(ΔV,ΔV,ΔV)から、白に対応する調整後の階調値(R’,G’,B’)=(255,255,255)へと階調が連続に変化するように線形な階調変換を行う。このように、濃度調整処理では、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各階調値に対する調整量を同じ値とすることにより、RGB画像データにおける無彩色について、無彩色を維持しつつ、ブラックおよびグレーの濃度を調整し、R’G’B’画像データを生成する。
図3は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各チャネルに当てはめることができる。破線Lが濃度調整前の階調値変化を示す関数である。また、調整値ΔVで濃度調整すると、調整後の階調値を示す関数は調整値ΔVを切片とする所定の関数(実線L’)となる。所定の関数については、後に詳述する。なお、図3の例のように階調変換を行った場合(ΔV(≧0))、ブラック(R’,G’,B’)=(ΔV,ΔV,ΔV)を印刷するために使用するインク打ち込み量が少なくなるため、印刷時のインクの滲みが抑制される。
図4は、RGB画像データの無彩色における、濃度調整前の階調値とそれに対応するシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インク打ち込み量と、の相関関係の概略を示した図である。本実施形態のホストコンピュータ3のHD33に備えられている色変換テーブルCTは、図4に示した相関関係を具体的な数値として保持したものである。
なお、図中のインク打ち込み量とは、単位面積あたりの被覆率[%]を意味する。
図4に示すように通常、白(W)からブラック(K)へ階調値が変化していくにしたがって、各色のインク打ち込み量は増加する。例えば、濃度を調整しない場合、ブラック(R,G,B)=(0,0,0)を打つためにはシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)をそれぞれ混色してTotal90[%]のインク打ち込み量が必要である。ここで、濃度をΔVだけ調整する処理を行い、ブラック(K)を(R,G,B)=(20,20,20)で表現することにすると、Total70[%]のインク打ち込み量が必要となる。つまり、濃度を調整することによって、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インクの打ち込み量を減らして、総合的なインク打ち込み量を減少させることができる。
図5は、RGB画像データの無彩色である白(W)から、有彩色であるレッド(R)へ、さらに無彩色であるブラック(K)へ変化する濃度調整前の階調値と、それに対応するシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インク打ち込み量と、の相関関係の概略を示した図である。本実施形態のホストコンピュータ3のHD33に備えられている色変換テーブルCTは、図5に示した相関関係についても具体的な数値として保持している。
図5に示すように、白(W)からレッド(R)へ階調値が変化していくにしたがって、マゼンタ(M)とイエロー(Y)の各インク打ち込み量は増加し、レッド(R,G,B)=(255,0,0)で最大値となる。その後ブラック(K)へ階調値が変化していくにしたがって、シアン(C)が増加し、ブラック(R,G,B)=(0,0,0)でシアン(C)のインク打ち込み量が最大値となる。一方、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インク打ち込み量は、ブラック(K)へ階調値が変化していくにしたがって減少していく。ここで、濃度をΔVだけ調整する処理を行い、レッド(R)を(R,G,B)=(255,20,20)で表現すると、濃度を調整することによって、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各インクの打ち込み量を減らすことができる。
なお、上述した各ピクセルのチャネル毎の濃度を調整するための濃度調整処理における調整値ΔVの値は、濃度調整パラメータ設定部250が設定する。本実施形態では濃度調整パラメータ設定部250は、入力されたインク打ち込みレベル(使用量設定値)に応じた調整値を設定する。
図6に印刷設定画面の一例を示す。図6に示すように、インク打ち込みレベルは、ディスプレイI/F35を介してディスプレイ39に表示させる印刷設定画面(入力画面)上で入力することができる。印刷設定画面350には、インク打ち込みレベル(記録材の使用量レベル)を設定する設定欄360および用紙種類の設定欄370などの各種設定欄が含まれている。ユーザーがマウス37やキーボード38を操作することにより、インク打ち込みレベルの設定欄360の入力欄361に値を入力すると、濃度調整パラメータ設定部250により、入力されたインク打ち込みレベルに対応した調整値ΔVが設定される。
また、設定欄360には、入力欄361に入力された値に応じた位置に移動するスライダ362が含まれており、ユーザー操作によりスライダ362の位置を移動させることにより、インク打ち込みレベルを指定して調整値ΔVを設定することも可能になっている。用紙種類の設定欄370は、普通紙、ファイン紙、合成紙などの複数種類の用紙の選択肢のうちから用紙種類を選択可能になっている。
図7は、調整値ΔVの決定テーブルの一例を示した図である。入力されたインク打ち込みレベルに対応する調整値ΔVの値は、HD33に予め記憶された調整値決定テーブルにより決定される。図7に示すように、調整値決定テーブルVTは、各インク打ち込みレベル0%,−5%,−10%,−20%と、調整値ΔVとが対応付けられている。本実施形態ではインク打ち込みレベルは、濃度を調整しない場合を0%とし、0%のときのインク打ち込み量から削減するインク削減量を意味する。したがって、インク打ち込みレベルが小さくなる程、調整値ΔVの値が大きくなり、インク打ち込み量が削減され濃度が低減される。
また、調整値ΔVは、インク打ち込みレベルに加えて、さらに印刷設定画面350の設定欄370にて設定された用紙種類を考慮して決定される。図7の調整値決定テーブルVTによれば、用紙種類が「普通紙」の場合、インク打ち込みレベルが−5%であれば調整値ΔV=5、インク打ち込みレベルが−20%であれば調整値ΔV=20となる。一方、用紙種類が「ファイン紙」の場合、インク打ち込みレベルが−5%であれば調整値ΔV=7となり、用紙種類が「普通紙」の場合に比べて調整値ΔVの値が大きく、インク打ち込み量をより減らすようになっている。これは、用紙種類が「ファイン紙」の場合、用紙種類「普通紙」に比べると色変換処理においてインク打ち込み量が多いCMY値に変換され、印刷に使用されるインク量が多くなるので、滲みを抑えるにはインク打ち込み量を減らして印刷濃度をより大きく低減させる必要が生じるためである。同様に、用紙種類が「合成紙」の場合、インク打ち込みレベルが−5%であれば調整値ΔV=11となり、用紙種類が「普通紙」の場合に比べて調整値ΔVの値がさらに大きく、インク打ち込み量をより減らすことができる。
[色変換処理について]
色変換部230は、濃度調整処理後のR’G’B’画像データを、インクジェットプリンタ2に備わるインクのインク量に対応するデータに変換する処理を行う。本実施例では、インクジェットプリンタ2はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクを備えるため、色変換部230は、R’G’B’画像データの各階調値を変換して、CMY形式のビットマップデータであるCMY画像データ(第2の画像データ)に変換する。
ここで、色変換部230による色変換は、HD33に予め記憶された色変換テーブルCTに従って行われる。色変換テーブルCTは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各階調値により表される色と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インク打ち込み量とを予め対応付けたテーブルであり、特に、ブラックおよびグレーに対応するRGB値は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インクの組み合わせによりブラックおよびグレーの色が好適に表現されるように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インク打ち込み量と対応付けられている。すなわち、ブラックに対応するR’G’B’値が、コンポジットブラックを実現するよう各色インク打ち込み量のバランスが取られたCMY値に色変換され、グレーに対応するR’G’B’値が、グレーを表現させるよう各色インク打ち込み量のバランスが取られたCMY値に色変換される。
[ハーフトーン処理について]
ハーフトーン処理部240は、CMY画像データにハーフトーン処理を行って、印刷時にインクジェットプリンタ2が形成するドットの有無に対応する出力データを生成する。
そして、プリンタドライバ200は、出力データを出力I/F36を介してインクジェットプリンタ2に出力することにより、インクジェットプリンタ2が行う印刷を制御する。
以上に説明したように、プリンタドライバ200は、アプリケーション100から受け取る印刷データに対して、描画処理、濃度調整処理、色変換処理、およびハーフトーン処理を順次行うことにより、各チャネルの濃度が調整された印刷用出力データを生成する。次に、プリンタドライバ200が行う処理の手順について、図8のフローチャートに従って詳細に説明する。なお、図8に示す処理の開始に先立ち、印刷設定画面350の設定欄360にインク打ち込みレベルが入力され、入力値に対応する調整値ΔVの設定情報がRAM32の所定領域に記憶されているものとする。
例えば、アプリケーション100がバーコード印刷用の印刷データを生成し、プリンタドライバ200がアプリケーション100から印刷データを受け取ると、図8の処理を開始して、まず、CPU30は、アプリケーション100から受け取る印刷データに対して描画処理を行う(ステップS100)。ここでは、印刷データに含まれる記述のうち、バーコードフォントが指定された文字列の記述を解釈して、バーコードの画像データをRAM32の記憶領域上に展開する。なお、受け取った印刷データに、通常の文字フォントが指定されたテキスト、グラフィック、イメージの記述が含まれていた場合、印刷データの記述を解釈して、RAM32の記憶領域上に展開する通常の描画処理を行う。ステップS100の処理により、RAM32の記憶領域上にRGB画像データが生成される。
次に、CPU30は、RGB画像データに対して各ピクセルのチャネル毎に濃度を調整する処理を行う(ステップS110)。濃度調整処理では、まず、印刷設定画面350により入力された入力値に応じて設定された設定情報をRAM32から読み出して、調整値ΔVの値を取得する。そして、RGB画像データの各色階調値(R値、G値、B値)に対して次式(1)〜(3)(所定の関数)に示す演算を行うことにより、RGB画像データをR’G’B’画像データに変換する。
R’=R×{(255−ΔV)/255}+ΔV …(1)
G’=G×{(255−ΔV)/255}+ΔV …(2)
B’=B×{(255−ΔV)/255}+ΔV …(3)
例えば、ユーザーが印刷設定画面350の用紙種類の設定欄370で「普通紙」を選択し、設定欄360にインク打ち込みレベルとして−20%を入力すると、濃度調整パラメータ設定部250が図7の決定テーブルを参照して、調整値ΔV=20を設定する。次に、濃度調整部220が上記(1),(2),(3)の式に基づき、RGB画像データをR’G’B’画像データに変換する。具体的には、図3の実線L’に示すように、ブラックを表す階調値(R,G,B)=(0,0,0)を(R’,G’,B’)=(20,20,20)に、レッドを表す階調値(R,G,B)=(255,0,0)を(R’,G’,B’)=(255,20,20)に、オレンジを表す階調値(R,G,B)=(255,70,5)を(R’,G’,B’)=(255,84,24)に変換する。
次に、CPU30は、HD33に記憶された色変換テーブルCTを参照して、濃度調整処理後のR’G’B’画像データをCMY画像データに色変換する(ステップS120)。このとき、色変換テーブルCTでは、各RGB値で各色を実現させるCMY値に対応付けられている。また、ブラックに対応するRGB値が、コンポジットブラックを実現させるCMY値に対応付けられているので、ブラックに対応するR’G’B’値はコンポジットブラックに対応するCMY値に変換される。
なお、色変換処理は、印刷設定画面350の用紙種類の設定欄370に入力された用紙種類に応じた色変換テーブルCTを参照して行われる。例えば、用紙種類が「ファイン紙」の場合、ファイン紙用の色変換テーブルCTに従って、用紙種類が「普通紙」に設定されている場合に比べて、インク量が多くなるように色変換処理が行われる。これにより、ファイン紙に印刷される文字などの視認性が高まる。同様に、普通紙に比べて滲みが生じ難い「合成紙」に設定されている場合、合成紙用の色変換テーブルCTに従って、用紙種類が「ファイン紙」に設定されている場合に比べて、インク量がさらに多くなるように色変換処理が行われる。これにより、合成紙に対して、色彩豊かであって好適な画質の印刷を行うことができる。また、いずれの色変換テーブルCTを用いた場合であっても、コンポジットブラックが好適に表現されるようなCMY画像データに色変換される。
次に、CPU30は、CMY画像データに対してハーフトーン処理を行って、ドットの有無に対応する出力データを生成し(ステップS130)、出力I/F36を介して出力データをインクジェットプリンタ2に出力する(ステップS140)。インクジェットプリンタ2は、ホストコンピュータ3から受信する出力データに従ってインク滴を吐出して、用紙などの印刷媒体表面にドットを形成することにより、印刷データに記述されたバーコードおよび他のオブジェクトを含む画像が印刷される。
なお、ステップS100はCPU30が描画部210として行う処理、ステップS110はCPU30が濃度調整部220として行う処理、ステップS120はCPU30が色変換部230として行う処理、ステップS130はCPU30がハーフトーン処理部240として行う処理である。
第1の実施例によれば以下の効果を得ることができる。
(1)濃度を調整した後のR’G’B’画像データに対して、色変換処理を行うことによりCMY画像データを生成しているので、色変換処理によって作られるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インク量のバランスが、濃度調整処理によって崩されることがない。特に、コンポジットブラックを実現する場合は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インク量のバランスが、濃度調整処理によって崩されることがなく、コンポジットブラックの濃度が適度な濃度に調整される。したがって、ブラック(K)インクを有しないインクジェットプリンタ2であっても、色ずれが小さく、且つ適度な濃度のブラックを表現した印刷が可能となる。もっとも、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色インクの組み合わせにより表現されるグレーについても、濃度調整処理によって各色インク量のバランスが崩されることがないので、濃度調整処理を行うことにより生じる色ずれを防ぐことができる。
(2)また、ユーザーがインク打ち込みレベルを入力するだけで、図3に示すように、適切な調整値ΔVが設定される。濃度調整処理では、階調値を調整値ΔVだけ上げることによって、結果的に全体の画像の濃度を低下させるように調整している。このため、コンポジットブラックだけでなく全ての色を表現するために用いるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)各色インクのインク消費量が低減するので、インクを節約することができる。
(3)特に、インク打ち込み量を小さくすることによって、コンポジットブラックの濃度が低下し、バーコードを印刷するために使用するインク量が低減するので、印刷媒体に印刷されるバーコードの滲みを抑制することができる。これにより、バーコードリーダ(図示なし)などによるバーコード読取時に、バーコードの滲みによってバーコードを構成するバーの線幅を本来の線幅より広く読み取ることが少なくなるので、読取ミスが生じ難い高品質なバーコードを印刷することができる。もっとも、調整値ΔVの値が予め所定の値(>0)に設定されている場合は、印刷設定画面350からインク打ち込みレベルをより大きくすることによって、調整値ΔVの値をより小さい値に変更して、濃度を増すように調整を行うことができる。これにより、バーコードのバー部分の濃度不足を解消して、濃度不足によるバーコードリーダの読取エラーが生じ難い高品質なバーコードを印刷することもできる。すなわち、適度な濃度を有する高品質なバーコードを印刷することができる。
(4)ユーザーは、マウス37やキーボード38を操作して、印刷設定画面350の設定欄360にインク打ち込みレベルを入力するだけで、ブラックおよびグレー等の無彩色のみならず有彩色の色ずれも防ぎながら、所望の濃度で印刷された印刷物を得ることができる。
(第2の実施例)
次に、第2の実施例について説明する。第1の実施例では、印刷設定画面300の設定欄310にインク打ち込みレベルを入力することにより、濃度を調整するための調整値ΔVを設定して、インクジェットプリンタ2のインク打ち込み量を調整可能な構成とした。第2の実施例では、図10に示すように、印刷設定画面300の設定欄310に濃度調整値(使用量設定値)として調整値ΔVの値を直接入力することにより、インクジェットプリンタ2の印刷濃度を調整可能な構成としている。なお、第2の実施例の説明では、第1の実施例と同様の構成については同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
第2の実施例においても、第1の実施例と同じように濃度調整部220は、各色の印刷濃度を調整する濃度調整処理を行う。図9は、濃度調整処理による調整前後の階調値を示した図であり、横軸にRGB画像データの濃度調整前の階調値(R,G,B)、縦軸に濃度調整後の階調値(R’,G’,B’)を示している。図9に示すように、濃度調整処理では、ブラックに対応する調整前の階調値(R,G,B)=(0,0,0)について、調整値ΔV(≧0)分を調整して、(R’,G’,B’)=(ΔV,ΔV,ΔV)に変換する。一方、白に対応する調整前の階調値(R,G,B=255)については階調値変化を生じさせることなく、(R’,G’,B’)=(255,255,255)に変換する。ブラックより濃度が低いグレーに対応する階調値(0<R,G,B<255)については、図9に示すように、ブラックに対応する調整後の階調値(R’,G’,B’)=(ΔV,ΔV,ΔV)から、白に対応する調整後の階調値(R’,G’,B’)=(255,255,255)へと階調が連続に変化するように線形な階調変換を行う。このように、濃度調整処理では、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各階調値に対する調整量を同じ値とすることにより、RGB画像データにおける無彩色について、無彩色を維持しつつ、ブラックおよびグレーの濃度を調整し、R’G’B’画像データを生成する。なお、図9の例のように階調変換を行った場合(ΔV(≧0))、ブラックを印刷するために使用するインク量が少なくなるため、印刷時のインクの滲みが抑制されることになる。
また、濃度調整値の値は、濃度調整パラメータ設定部250がディスプレイI/F35を介してディスプレイ39に表示させる印刷設定画面(入力画面)上で設定される。図10に示すように、印刷設定画面300には、濃度調整用の設定欄310および用紙種類の設定欄320などの各種設定欄が含まれている。ユーザーがマウス37やキーボード38を操作することにより、濃度調整用の設定欄310の入力欄311に値を入力すると、濃度調整パラメータ設定部250により、入力された値が調整値ΔVとして設定される。また、濃度調整用の設定欄310には、入力欄311に入力された値に応じた位置に移動するスライダ312が含まれており、ユーザー操作によりスライダ312の位置を移動させることにより、濃度調整値を設定することも可能になっている。用紙種類の設定欄320は、普通紙、ラベル印刷用の普通紙、ファイン紙などの複数種類の用紙の選択肢のうちから用紙種類を選択可能になっている。
第2の実施例によれば以下の効果を得ることができる。
(5)ユーザーが、ディスプレイ39に表示された印刷設定画面への入力操作を行うことにより濃度調整値を直接入力することによって、調整値ΔVが自動的に設定されるので、ユーザーは色相を保持しつつ所望の濃度に調整することができるようになる。
(第3の実施例)
次に、第3の実施例について説明する。第2の実施例では、ユーザーが、印刷設定画面300の設定欄310に濃度調整値の値を直接入力することにより、インクジェットプリンタ2の印刷濃度を調整可能な構成としたが、第3の実施例では、多段階に設定可能な濃度調整レベルから所望のレベルを選択することにより、調整値ΔVの値を決定する。
なお、第3の実施例の説明でも、第1の実施例と同様の構成については同じ符号を付与し、詳細な説明を省略する。
第3の実施例では、プリンタドライバ200に対して所定の操作を行うことによりディスプレイ39に表示される色調整画面に従って濃度調整レベル(調整度合)の設定が行われる。図11に例として示すように、色調整画面400の濃度調整の設定欄410は、濃度調整の有無を設定するチェックボックス411、およびレベル1〜5の5段階の濃度調整レベルに対応する位置に移動可能なスライダ412を有している。濃度調整レベルは、レベル1が低濃度、レベル5が高濃度に対応し、ユーザーはマウス37やキーボード38を操作して、濃度調整の設定欄410内のスライダ412の位置を移動させることにより、5段階の濃度調整レベルのうちから所望のレベル(使用量設定値)を選択することができる。
設定された濃度調整レベルに対応する調整値ΔVの値は、HD33に予め記憶された濃度調整値決定テーブルにより決定される。図12に濃度調整値決定テーブルの一例を示す。図12に示すように、濃度調整値決定テーブルKTは、レベル1〜5のそれぞれの濃度調整レベルと、調整値ΔVとが対応付けられており、濃度調整レベルが高くなる程、濃度を低下させる調整値ΔVの値が小さくなる。
また、調整値ΔVは、濃度調整レベルに加えて、さらに印刷設定画面300の設定欄320にて設定された用紙種類を考慮して決定される。図12の濃度調整値決定テーブルKTによれば、用紙種類が「普通紙」の場合、濃度調整レベルがレベル1であれば調整値ΔV=20、濃度調整レベルがレベル5であれば調整値ΔV=0となる。一方、用紙種類が「普通紙ラベル」の場合、濃度調整レベルがレベル1であれば調整値ΔV=30となり、用紙種類が「普通紙」の場合に比べて調整値ΔVの値が大きく、印刷濃度がより低くなる。これは、用紙種類が「普通紙ラベル」の場合、用紙種類「普通紙」に比べると色変換処理において高濃度のCMY値に変換され、印刷に使用されるインク量が多くなるので、滲みを抑えるには印刷濃度をより大きく低減させる必要が生じるためである。
第3の実施例に係る処理の手順は、図8にて説明したフローチャートの手順と概ね同様であるが、濃度調整処理の処理内容が、第1の実施例と異なる。以下、第3の実施例の濃度調整処理について、図13のフローチャートに従って詳細に説明する。
濃度調整処理が開始されると、CPU30は、色調整画面400の設定欄410のチェックボックス411に入力されたチェックの有無により、濃度調整を行うか否かを判断する(ステップS200)。チェックボックス411がチェックされている場合、濃度調整処理を行うと判断して(ステップS200:Yes)ステップS210に進む。チェックボックス411がチェックされていない場合、濃度調整処理を行わないと判断して(ステップS200:No)、濃度調整処理を終了する。なお、この場合、濃度調整処理によるR’G’B’画像データへの変換が行われないことになるため、ステップS120の色変換処理においては、RGB画像データがCMY画像データに変換される。
ステップS210に処理が進むと、CPU30は、色調整画面400にて設定された調整値レベルを示す設定情報をRAM32の所定の記憶領域から読み出し、HD33に記憶された濃度調整値決定テーブルKTを参照して、設定された調整値レベルに対応する調整値ΔVを決定する。
次に、CPU30は、決定された調整値ΔVを用いて、第1の実施例において記載した式(1)〜(3)に従う階調変換を行うことにより、R’G’B’画像データを生成する(ステップS220)。ステップS220の処理を行うと、濃度調整処理を終了する。
なお、ステップS200,S210はCPU30が濃度調整パラメータ設定部250として行う処理、ステップS220はCPU30が濃度調整部220として行う処理である。
第3の実施例によれば以下の効果を得ることができる。
(6)色調整画面400において、スライダ412の位置を移動させることにより、濃度調整の調整度合に対応する5つの調整値レベルのうちから所望のレベルを選択するようにして、濃度調整値を設定することができる。濃度調整の調整度合を選択できるので、ユーザーにとって濃度調整の調整操作が容易になる。例えば、濃度調整の操作に習熟しておらずに、調整値ΔVとしてどの程度の値を設定すべきかの判断が困難なユーザーであっても、5つの調整値レベルのうちから所望の調整の度合を選択するようにして、適当な値の調整値ΔVを容易に設定することができる。
(7)濃度調整処理において、印刷設定画面300において設定された用紙種類に応じた最適な調整値ΔVの値を決定するようにしているので、用紙種類に応じた適切な濃度の印刷を行ってインクの滲みを適宜抑制することができる。
以上、第1の実施例〜第3の実施例について説明したが、これらの態様に限られることなく、以下の変形例としてもよい。
(変形例1)上記第3の実施例では、調整値ΔVを、用紙種類に応じて最適な値とすることにより、用紙種類の違いによるインクの滲みを防ぐようにしたが、印刷解像度の高低に応じて、インクの滲み易さや、滲んだインクの目立ち易さが変化する場合、印刷解像度に応じて、適切な画質となるよう調整値ΔVを定めるようにしてもよい。すなわち、各調整値レベルについて、濃度調整値決定テーブルKTには、印刷解像度ごとに最適化された調整値ΔVを対応付けておき、ステップS210の調整値ΔVを決定する処理において、濃度調整値決定テーブルKTを参照して印刷解像度に対応する調整値ΔVに決定するようにしてもよい。
(変形例2)上記第1の実施例および第3の実施例では、式(1)に示すように、線形な階調変換による濃度調整処理を行うようにしたが、濃度調整処理の調整方法としてはこれに限られない。例えば、調整値ΔV分のブラック濃度を調整したときに、グレーについては濃度調整処理による濃度変化を抑制するように、ブラックに対応する階調値と白に対応する階調値とを繋ぐ直線より下に凸状の特性を有する階調変換曲線TC(図14参照)に従って濃度調整処理の階調変換を行うようにしてもよい。この場合、ブラックの濃度を調整しながらグレーの濃度変化を抑制することができ、濃度変化が生じる色をブラックにより限定した濃度調整を行うことができる。
(変形例3)上記第1の実施例〜第3の実施例では、描画部210がRGB画像データを生成する場合を例にして説明したが、例えば、モノクロ印刷を行う場合や、印刷データにバーコードのみが含まれている場合、描画部210が、ブラックKの濃度を表す濃淡画像データ(第1の画像データ)を生成し、濃淡画像データに対して濃度調整処理以降の処理を行うようにしてもよい。
(変形例4)上記第1の実施例〜第3の実施例では、CMYの3種類のインクによりコンポジットブラックを表現する場合を例にして説明したが、インクセットの組み合わせとしてはこれに限られない。例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクに加えて、さらにマゼンタ(M)のインクより明度の高いライトマゼンタ(LM)、シアン(C)のインクより明度の高いライトシアン(LC)、またはイエロー(Y)のインクより明度の高いライトイエロー(LY)、もしくはレッド(R)、グリーン(G)またはブルー(B)のインクをさらに備え、4種類以上のインクによりコンポジットブラックを実現する構成としてもよい。
(変形例5)上記第1の実施例〜第3の実施例はインクジェットプリンタであったが、印刷装置としてはこれに限られることなく、コンポジットブラックによってブラックを表現する装置であれば、ドットインパクトプリンタ、熱転写プリンタ、レーザープリンタなど、様々な印刷方式のプリンタであってもよい。
(変形例6)上記第1の実施例〜第3の実施例では、ホストコンピュータ3が、描画処理、濃度調整処理、色変換処理、およびハーフトーン処理を行うようにしたが、ホストコンピュータ3が、描画処理、濃度調整処理、色変換処理を行い、色変換処理後のデータを出力データとしてプリンタに出力する構成としてもよい。この場合、プリンタは、受信した出力データに対してハーフトーン処理を行って、ハーフトーン処理の処理結果に基づいて印刷を行う。また、画像処理装置としてのプリンタが、ホストコンピュータから受信した印刷データに対して、描画処理、濃度調整処理、色変換処理、およびハーフトーン処理を行う構成としてもよい。さらに、ホストコンピュータが描画処理を行い、描画処理後のRGB画像データを出力データとしてプリンタに出力する構成としてもよい。この場合、画像処理装置としてのプリンタが、ホストコンピュータから受信した印刷データに対して、濃度調整処理、色変換処理、およびハーフトーン処理を行う。
第1の実施例に係る印刷システムのハードウェア構成を示したブロック図。 ホストコンピュータのソフトウェア構成を示したブロック図。 濃度調整処理による調整前後の階調値を示した図である。 RGB画像データの無彩色における、濃度調整前の階調値とそれに対応する各色のインク打ち込み量と、の相関関係の概略を示した図である。 RGB画像データの無彩色である白(W)から、有彩色であるレッド(R)へ、さらに無彩色であるブラック(K)へ変化する濃度調整前の階調値と、それに対応する各色のインク打ち込み量と、の相関関係の概略を示した図である。 印刷設定画面の一例を示した図である。 調整値の決定テーブルの一例を示した図である。 印刷処理の手順を示したフローチャートである。 第2の実施例における濃度調整処理を説明するための図である。 印刷設定画面の他の例を示した図である。 第3の実施例に係る色調整画面の一例を示した図である。 濃度調整値決定テーブルの他の例を示した図である。 濃度調整処理の手順を示したフローチャートである。 変形例2を説明するための図である。
符号の説明
1…印刷システム、2…印刷装置としてのインクジェットプリンタ、3…画像処理装置としてのホストコンピュータ、30…CPU、31…ROM、32…RAM、33…ハードディスク、34…入力I/F、35…ディスプレイI/F、36…出力I/F、37…操作部としてのマウス、38…操作部としてのキーボード、39…表示部としてのディスプレイ、100…アプリケーション、200…プリンタドライバ、210…取得部としての描画部、211…オブジェクト展開部、212…バーコード展開部、220…調整手段としての濃度調整部、230…変換部としての色変換部、240…生成部としてのハーフトーン処理部、250…設定部としての濃度調整パラメータ設定部、300…入力画面としての印刷設定画面、400…入力画面としての色調整画面。

Claims (9)

  1. 互いに異なる有彩色を有する複数の記録材を備える印刷装置に、印刷用の出力データを出力する画像処理装置であって、
    印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表した第1の画像データを取得する取得部と、記録材の使用量を設定するための使用量設定値が与えられると、前記使用量設定値に応じた調整値を設定する設定部と、
    前記第1の画像データの濃度を、設定された前記調整値に応じた濃度に調整する調整部と、
    濃度が調整された第1の画像データを、各記録材の使用量を表現する第2の画像データに変換する変換部と、
    前記第2の画像データに基づいて、前記出力データを生成する生成部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記調整部は、濃度調整前の各チャネルの階調値をX軸とし、濃度調整後の各チャネルの階調値をY軸とする座標の原点をY軸上に前記調整値だけずらした点と、濃度調整前後で最大の階調値となる点と、を結ぶ所定の関数によって、前記第1の画像データの濃度を調整することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    前記使用量設定値として記録材の使用量レベルを入力するための入力画面を表示する表示部と、
    前記入力画面への入力操作を受ける操作部と、をさらに備え、
    前記設定部は、前記操作部が受けた入力操作に基づいて前記使用量レベルに応じた調整値を設定することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    前記使用量設定値として記録材の濃度調整値を入力するための入力画面を表示する表示部と、
    前記入力画面への入力操作を受ける操作部と、をさらに備え、
    前記設定部は、前記操作部が受けた入力操作に基づいて前記濃度調整値を前記調整値として設定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記入力画面は、互いに異なる濃度調整の調整度合に対応する複数の段階のうちからいずれかの段階を選択可能に構成され、
    前記設定部は、前記操作部が受けた入力操作に基づいて選択される段階の調整度合に応じて、前記調整値を設定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記入力画面は、予め決められた複数種類の印刷媒体のうちから、印刷対象とする印刷媒体の種類を選択可能に構成され、
    前記設定部は、前記入力された操作信号に基づいて選択される印刷媒体に応じて、前記調整値を決定することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像データは、バーコード画像を表すことを特徴とする画像処理装置。
  8. 互いに異なる有彩色を有する複数の記録材を備える印刷装置に出力する印刷用の出力データを生成する画像処理方法であって、
    印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表した第1の画像データを取得するステップと、
    記録材の使用量を設定するための使用量設定値が与えられると、前記使用量設定値に応じた調整値を設定する設定部と、
    設定された前記調整値に基づきチャネル毎に前記濃度を調整するステップと、
    前記濃度が調整された第1の画像データを、前記複数の記録材の各記録材の使用量を表現する第2の画像データに変換するステップと、
    前記第2の画像データに基づいて、前記出力データを生成するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. 互いに異なる有彩色を有する複数の記録材を備える印刷装置に出力する印刷用の出力データを生成するための画像処理プログラムであって、
    コンピュータを、
    印刷対象とする画像を構成する各ピクセルについて、チャネル毎の濃度を表した第1の画像データを取得する取得部と、
    記録材の使用量を設定するための使用量設定値が与えられると、前記使用量設定値に応じた調整値を設定する設定部と、
    設定された前記調整値に基づきチャネル毎に前記濃度を調整する調整部と、
    前記濃度が調整された第1の画像データを、前記複数の記録材の各記録材の使用量を表現する第2の画像データに変換する変換部と、
    前記第2の画像データに基づいて、前記出力データを生成する生成部、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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