JP2006309685A - 印刷システム、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物の種別を好適に区別可能としながら、該印刷物を好ましい状態で印刷出力することができる印刷システムを提供する。
【解決手段】色変換部42は、ユーザにより第1印刷モードが選択されたときは、RGB表色系の画像データD2を少なくとも第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データD3に変換する第1色変換手段として機能する。一方、ユーザにより第2印刷モードが選択されたときは、RGB表色系の画像データD2の少なくとも一部を一旦グレースケールデータに変換し、該グレースケールデータを第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データD3に変換する第2色変換手段として機能する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、印刷システム、プログラム及び記録媒体に関するものである。
従来、プリンタの一種として、インクジェット式カラープリンタ(以下、プリンタ)が広く知られている。この種のプリンタは、記録紙等の媒体にインク滴を吐出してドットを形成することにより画像を形成する。
このようなプリンタにより作成される書類(文書画像、図形画像、写真画像等)には、その書類の種類や特性、等を分類するために、例えば、作成する書類データの中に該書類の緊急度や機密性、取扱い等について明記した付加情報(至急、社外秘、コピー禁止等)を設定することが一般的に行われている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−305576号公報
ところで、上記したような付加情報は、通常、印刷すべき内容から作成した印刷物を第三者に回覧する場合等に、その印刷物の種別(印刷物の種類や特性、出自(社名、作成者名、撮影者名、作成機器名等)を示す情報を含む)を通知する目的で作成される。しかしながら、そのような付加情報は、本来印刷すべき内容以外の情報であるとともに、それが印刷されると見栄えの点でも好ましくないものとなる。
この発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷物の種別を好適に区別可能としながら、該印刷物を好ましい状態で印刷出力することができる印刷システム、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明の第1の態様は、色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備え、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行う印刷システムにおいて、RGB表色系の画像データを、少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段と、RGB表色系の画像データの少なくとも一部を一旦グレースケールデータに変換し、該グレースケールデータを前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段と、前記第1色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第1印刷モードと、前記第2色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第2印刷モードとの間で印刷モードを切替え制御する切替手段と、を備えたことを要旨とする。
この構成によれば、第2印刷モードで印刷された画像は、色材を含まない第2インクによって形成された透かし画像となる。これにより、第1印刷モードと第2印刷モードとを切り替えて印刷を行うことにより、通常印刷と、透かしを含んだ画像印刷とを選択出力することができる。透かしを含んだ画像は色材を含まないため、画像の視認性を必要限にて確保しながら、印刷物の見栄えが損なわれることを極力回避することができる。従って、透かしを含んだ画像印刷を行うことにより、印刷物の種別を好適に区別可能としながら、該印刷物を好ましい状態で印刷出力することができる。
上記構成の印刷システムにおいては、前記第2色変換手段により色変換処理を行う画像領域を設定するための設定手段を備え、前記設定手段は、印刷対象とする画像全体、又は表示装置の画面上で指定された範囲に対応する画像部分、又は前記画面上で指定された色に対応する画像部分を前記画像領域として設定する、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、第2インクにより透かし印刷する画像領域を、画像全体又は一部の画像部分とすることができる。
上記構成の印刷システムにおいては、前記第2印刷モードは印刷対象とする画像のうち、前記設定手段により設定された画像領域以外の画像領域内の画像データを前記第1色変換手段により色変換処理し、該設定された画像領域内の画像データを前記第2色変換手段により色変換処理して印刷を行う、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、印刷対象とする画像のうち、任意の画像部分のみを透かし画像として印刷し、その他の画像部分を通常印刷モードと同様に印刷することができる。
上記構成の印刷システムにおいては、前記第2印刷モードは、RGB表色系の画像データの全部を前記第2色変換手段により色変換して印刷を行うものであり、前記第1印刷モード及び前記第2印刷モードのうち何れか一方の印刷モードで印刷対象とする画像を記録紙の一方の面上に印刷した後に、該一方の印刷モードで印刷した画像とは別の画像を、該一方の印刷モードで印刷した記録紙の一方の面と同一面上又は異なる面上に他方の印刷モードで印刷し、印刷モードを制御する、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、第1印刷モード及び第2印刷モードの各一つを選択して、記録紙の同一面あるいは異なる面に印刷を行うことができる。
この発明の第2の態様は、色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備え、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行う印刷システムにおいて、RGB表色系の画像データを、少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段と、RGB表色系の画像データのうち予め指定された色に対応するRGB情報を持つ画像データを前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段と、前記第1色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第1印刷モードと、前記第2色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第2印刷モードとの間で印刷モードを切替え制御する切替手段と、を備えたことを要旨とする。この構成によれば、上述の第1の態様で奏する作用と同様な作用を奏するものとなる。
この発明の第3の態様は、色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備える印刷システムにより実行され、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行うためのプログラムであって、前記印刷システムを、ユーザにより選択された印刷モードに応じて、RGB表色系の画像データを少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段、又は、RGB表色系の画像データの少なくとも一部を一旦グレースケールデータに変換し、該グレースケールデータを前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段として機能させるためのプログラムであることを要旨とする。このプログラムによれば、上記第1の態様で奏する作用と同様な作用を奏するものとなる。
この発明の第4の態様は、色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備える印刷システムにより実行され、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行うためのプログラムであって、前記印刷システムを、ユーザにより選択された印刷モードに応じて、RGB表色系の画像データを少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段、又は、RGB表色系の画像データのうち予め指定された色に対応するRGB情報を持つ画像データを、前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段として機能させるためのプログラムであることを要旨とする。このプログラムによれば、上記第1の態様で奏する作用と同様な作用を奏するものとなる。
この発明の第5の態様は、上述の第3又は第4の態様のプログラムを記録した記録媒体であることを要旨とする。この記録媒体によれば、上記第1の態様で奏する作用と同様な作用を奏するものとなる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図2は、本実施の形態に係る印刷システム1の概略構成を示すブロック図である。印刷システム1は、画像入力装置2と、コンピュータ3と、印刷手段としてのインクジェット式カラープリンタ(以下、プリンタという)4とを備えて構成されている。
画像入力装置2は、例えばスキャナやデジタルカメラ等により構成され、R、G、B(赤、緑、青)による表現形式の画像データD1をコンピュータ3に供給する。コンピュータ3は、例えばパーソナルコンピュータにより構成され、画像入力装置2より受け取った画像データD1に基づいてプリンタ4に供給する印刷データPDを作成する。
プリンタ4は、色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備えており、コンピュータ3より受け取った印刷データPDに基づいて、後述する印刷モードに対応したインクを選択的に用いて印刷を行うようになっている。なお、本実施の形態では、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、イエローインク(Y)、ブラックインク(K)の4色のカラーインクを第1インクとして用い、クリアインク(N)を第2インクとして用いている。ここで、クリアインク(N)とは染料や顔料等の色材を含まず、溶媒のみからなるインクをいう。
なお、本実施の形態では、印刷システム1を画像入力装置2を含む態様で構成したが、画像入力装置2を含まず、コンピュータ3とプリンタ4とにより印刷システム1を構成する態様であってもよい。また、コンピュータ3を含まず、プリンタ4単体にて(いわゆるスタンドアロンプリンタとして)印刷システム1を構成する態様であってもよい。このような印刷システム1は、広義には「印刷装置」と呼ぶことができる。
次に、コンピュータ3の構成を引き続き図2を参照しながら説明する。
コンピュータ3は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶装置14、表示装置15、操作装置16、入力I/F(インターフェース、以下同じ)17、出力I/F18、ドライブ装置19を備え、それらはバス20を介して相互に接続されている。
ROM12には、プログラムやデータが格納されている。RAM13には、ROM12や記憶装置14或いはドライブ装置19から読み出されたプログラムやデータが一時的に記憶され、CPU11は、RAM13に読み出したプログラムやデータに基づき、RAM13をワークエリアとして利用しながら処理を実行する。
記憶装置14には、コンピュータ3全体の動作を統括的に制御するOS(オペレーティングシステム)を初めとして、該OSの下で動作する各種のプログラムやデータが格納されている。後述するアプリケーションプログラムや、プリンタドライバ用プログラム及びビデオドライバ用プログラム等もこの記憶装置14内に格納されている。
表示装置15は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)により構成され、各種画面の表示や画像の表示等に用いられる。操作装置16は、例えばキーボードやマウス等により構成され、ユーザからの要求や指示、パラメータの入力等に用いられる。入力I/F17は、画像入力装置2との間のインターフェースとして機能し、同装置2との間のデータ通信(例えば画像データD1の入力)を制御する。出力I/F18は、プリンタ4との間のインターフェースとして機能し、同プリンタ4との間のデータ通信(例えば印刷データPDの出力)を制御する。
CPU11が実行するプログラムやデータは、例えば、記録媒体21にて提供される。ドライブ装置19は、記録媒体21を駆動してその記録内容にアクセスし、そこからプログラムやデータを読み出して記憶装置14に格納する。なお、記録媒体21には、光ディスク(CD-ROM,DVD-ROM, …)や、光磁気ディスク(MO,MD,…)等の媒体の他、通信媒体を介してアップロード/ダウンロードされたプログラムを記録した媒体、ディスク装置等も含まれる。本実施の形態に係るプリンタドライバ用プログラムもこの記録媒体21により提供される。
図1に、上記コンピュータ3の概略機能構成を示す。
コンピュータ3には、OSの下で動作するアプリケーション(アプリケーションプログラム31や、該OSの下で動作し、コンピュータ3をプリンタドライバ32として機能させるためのプリンタドライバ用プログラム、さらには、コンピュータ3をビデオドライバ33として機能させるためのビデオドライバ用プログラムが組み込まれている。プリンタドライバ32は、ユーザにより操作装置16(図2)を通じて印刷を開始する操作がなされると、印刷対象の画像(画像データD1)をアプリケーション31から受け取り、予め設定された印刷条件に基づいて、この画像データD1から印刷データPDを生成してそれをプリンタ4に出力する。ビデオドライバ33は、画像入力装置2から入力した画像データ(RGBデータ)D1を表示装置15に表示する機能を備える。なお、本実施の形態では、プリンタドライバ32によって第1色変換手段、第2色変換手段、切替手段及び設定手段が構成されている。
次に、上記プリンタドライバ32の具体的機能を引き続き図1を参照して説明する。
プリンタドライバ32は、ラスタライズ処理部41、色変換部42、ハーフトーン部43、MW(マイクロウィーブ)部44、UI(ユーザーインターフェース)制御部45、I/F部46を有している。本実施の形態では、色変換部42が第1色変換手段及び第2色変換手段を構成し、UI制御部45が切替手段及び設定手段を構成する。
ラスタライズ処理部41は、アプリケーション31から入力したR,G,Bの画像データ(RGBデータ)D1の解像度をプリンタ4での印刷処理に適した解像度(印刷解像度)に変換する処理や、文字やドローデータを印刷解像度に適したRGBデータへ変換する処理を行う。具体的には、画像データD1の解像度が印刷解像度よりも低い場合は、線形補間を行うことにより画像データD1の隣接するラスタ間に新たなデータを作成し、逆に画像データD1の解像度が印刷解像度よりも高い場合は、一定の割合でデータを間引くことにより画像データD1の解像度をそれよりも低い解像度に変換する。
色変換部42は、ラスタライズ処理後の画像データD2を、所定の色変換テーブルLUTを参照することにより、印刷で使用するインク色に対応した色成分を持つ画像データD3に変換する。即ち、RGB表色系の画像データをプリンタ4が使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換する。本実施の形態では、色変換テーブルLUTは、実行する色変換処理、具体的には後述する通常印刷モード(第1印刷モード)と透かし印刷モード(第2印刷モード)とにそれぞれ対応した色変換テーブルLUTが用意されている。色変換部42は、これらの各印刷モードに対応したモード情報Cmに基づいて、対応する色変換テーブルLUTを使用して色変換処理を行う。
ハーフトーン部43は、色変換部42を通じて生成された画像データD3をプリンタ4が表現可能な2階調の画像データD4(いわゆるドットデータ)に変換するハーフトーン処理を行う。即ち、画像データD3は、各色(C,M,Y,K,N)例えば0〜255の256階調で表現される多階調データであるのに対して、プリンタ4は、インクドットを形成する/形成しないのいずれかの状態しか採り得ない。ハーフトーン部43は、このようなドット形成の有無を表すドットデータに階調変換する処理部である。
MW部44は、ハーフトーン処理後の画像データD4をプリンタ4に転送すべき順序に並び替えて印刷データPDを生成する処理部である。即ち、印刷ヘッドは、各ノズルが紙送り方向に印刷解像度よりも低解像度のノズルピッチで配置されているため、連続するラスタを1回の主走査で形成することができない。そこで、毎回の主走査ではノズルピッチ間隔で複数のラスタを形成しながら、ラスタを形成する度に少しずつ形成位置をずらして各ラスタ間を順次埋めるようにすることで、最終的に連続したラスタを形成するようにしている。このように印刷ヘッドのノズル数やノズルピッチ等を考慮してプリンタ4に転送するドットデータ(画像データD4)の順序を並び替える処理がマイクロウィーブ処理である。
UI制御部45は、印刷条件を設定するための画面や各種のアラート画面(警告画面)等、その他印刷処理に関わる各種の画面を表示装置15上に表示制御する機能、及びそれら画面上にてユーザからの入力を受け付ける機能を有する。印刷モードの切替え制御は、このUI制御部45にて行われる。
I/F部46は、プリンタドライバ32とプリンタ4との間のデータの送受信を制御するインターフェースである。具体的には、プリンタ4への印刷データPDの送出を行ったり、UI制御部45にて受付けたユーザからの指示(命令)を解釈して各種のコマンドCMDをプリンタ4に送信したりする。また、逆にプリンタ4から受信したコマンドCMDを解釈して、それをUI制御部45に出力したりする。
次に、本実施の形態における通常印刷モードと透かし印刷モードとについて詳しく説明する。
図4は、表示装置15の画面上に表示されるモード選択画面を示す画面図である。このモード選択画面51は、通常印刷モードと透かし印刷モードとのうちいずれの印刷モードで印刷するかをユーザが選択するための画面である。この画面はUI制御部45によって表示制御される。ユーザは、モード選択画面51上で印刷モードを選択した後に印刷開始ボタンを押下操作することにより、指定したモードで印刷を行うことができる。
まず、通常印刷モードについて説明する。
通常印刷モードは、チェックボックス52をチェックすることによって選択することができる。詳しくは、このときさらにチェックボックス52a,52bのいずれかをチェックすることにより、カラー印刷モードとモノクロ印刷モードとのうちいずれかのモードを選択できるようになっている。カラー印刷モードは、シアンインク(C)、マゼンタインク(M)、イエローインク(Y)、ブラックインク(K)の4色のカラーインクと、クリアインク(N)とを用いて印刷を行うモードである。モノクロ印刷モードは、ブラックインク(K)と、クリアインク(N)とを用いて印刷を行うモードである。ここでは、例としてカラー印刷モードを代表して通常印刷モードの処理を説明する。
カラー印刷モードが選択されて印刷が開始された場合、UI制御部45は、そのモードに対応したモード情報Cmを色変換部42に出力する。色変換部42は、このモード情報Cmに応答して、入力したRGB表色系の画像データD2を、カラー印刷モードに対応した色変換テーブルLUTを参照して所定のカラーインクおよびクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する。
具体的には、色変換部42は、R,G,Bの3つの色成分からなる画像データD2を、C,M,Y,K,Nのインク色成分からなる画像データD3に変換する。この際におけるクリアインク(N)は、例えば、インク粒状性の改善や光沢ムラの改善(主に顔料系インク)、インクの滲み改善(主に染料系インクの場合)、印刷速度の改善などといった印刷特性を改善する目的で用いられる。なお、R,G,BからC,M,Y,K,Nに色変換する手法としては、任意の周知技術(例えば、特開2004−310355号公報)を利用することができる。
その後は、この画像データD3をもとに、上述のハーフトーン部43、MW部44での処理を通じて印刷データPDを生成し、この印刷データPDをプリンタ4に送出することにより、C,M,Y,K,Nのインク色を用いたカラー印刷が実行される。なお、本実施の形態では、通常印刷モードで必ずしもクリアインク(N)を用いることに限定されない。即ち、カラー印刷モードで、C,M,Y,Kのインクのみを用いて印刷を行うようにしてもよいし、モノクロ印刷モードで、Kのインクのみを用いて印刷を行うようにしてもよい。
次に、透かし印刷モードについて説明する。
透かし印刷モードは、モード選択画面51上でチェックボックス53をチェックすることによって選択することができる。詳しくは、このときさらにチェックボックス53a,53b,53cのうちいずれかをチェックすることにより、全面モードと範囲指定モードと色指定モードとのうちのいずれかのモードを選択することができるようになっている。
全面モードは、印刷対象とする画像を、クリアインク(N)のみを用いて印刷するモードである。この全面モードが選択されて印刷が開始された場合、UI制御部45は、そのモードに対応したモード情報Cmを色変換部42に出力する。色変換部42は、このモード情報Cmに応答して、入力したRGB表色系の画像データD2を、透かし印刷モードに対応した色変換テーブルLUTを参照してクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する。
具体的には、色変換部42は、R,G,Bの3つの色成分からなる画像データD2を、L=aR+bG+cBという周知の変換式を用いて、0〜255の濃度値L(輝度値ともいう)を持つグレースケールデータに一旦変換する。そしてその後、このグレースケールデータを、透かし印刷モード用の色変換テーブルLUTを参照してクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する。なお、透かし印刷モード用の色変換テーブルLUTは、グレースケールデータの濃度値L(0〜255)をクリアインク(N)の階調値(0〜255)に変換するためのテーブルである。このような色変換処理によって、画像データD2は、濃度値Lに応じた階調値を有する、クリアインク(N)のみのインク色成分に対応した画像データD3に変換される。
その後は、この画像データD3をもとに、ハーフトーン部43、MW部44での処理を通じて印刷データPDを生成し、この印刷データPDをプリンタ4に送出することにより、クリアインク(N)のみを用いた印刷が実行される。これによって印刷された画像は、クリアインク(N)の濃淡(ドット形成密度)のみによって画像形成された透かしの状態として印刷出力される。
なお、画像データD2をグレースケールデータに変換する際には、上記変換式を用いて行うのみに限らず、例えば、画像データD2が持つRGB情報のうちR,G,Bのいずれかの階調値のみを用いて変換を行うようにしてもよい。また、グレースケールデータをクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する際には、モノクロ印刷モードで使用する色変換テーブルLUTを用いて、グレースケールデータの濃度値Lから求めたブラックインク(K)の階調値をそのままクリアインク(N)の階調値として用いるようにしてもよい。こうすれば、透かし印刷モード専用の色変換テーブルLUTを設けなくともよくなる。
範囲指定モードは、印刷対象とする画像のうち、ユーザにより表示装置15の画面上で指定された範囲に対応する画像部分をクリアインク(N)を用いて印刷し、該指定された範囲以外の画像部分を上記通常印刷モードと同様、所定のカラーインクとクリアインク(N)とを用いて印刷するモードである。なお、画像部分の範囲指定は、例えば、操作装置16のマウスを用いて指定することができる。
詳述すると、範囲指定モードが選択されて印刷が開始された場合、UI制御部45は、そのモードに対応したモード情報Cmと、そのモードで範囲指定された画像部分を当該色変換すべき画像領域として設定した領域情報Caとを色変換部42に出力する。色変換部42は、このモード情報Cmに応答して、領域情報Caに基づく画像領域内の画像データD2を一旦グレースケールデータに変換した後、そのグレースケールデータを上記透かし印刷モード用の色変換テーブルLUTに従ってクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する。さらには、色変換部42は、領域情報Caに基づく画像領域以外のその他の画像領域内の画像データD2を、上記通常印刷モード用の色変換テーブルLUTに従って所定のカラーインク及びクリアインク(N)の各インク色成分に対応した画像データD3に変換する。
その後は、前記と同様、画像データD3をもとに生成した印刷データPDをプリンタ4に送出することにより、ユーザにより範囲指定された画像部分がクリアインク(N)による透かし画像として印刷され、その他の画像部分が所定のカラーインクとクリアインク(N)とを用いて印刷される。
色指定モードは、印刷対象とする画像のうち、ユーザにより予め指定された色に対応する画像部分をクリアインク(N)を用いて印刷し、該指定された色以外の画像部分を上記通常印刷モードと同様、所定のカラーインクとクリアインク(N)とを用いて印刷するモードである。なお、透かし印刷する画像部分は、モード選択画面51上の選択ボックス53d(図4参照)によって色を選択することにより指定することができる。
詳述すると、色指定モードが選択されて印刷が開始された場合、UI制御部45は、そのモードに対応したモード情報Cmと、そのモードで色指定された画像部分を当該色変換すべき画像領域として設定した領域情報Caとを色変換部42に出力する。色変換部42は、このモード情報Cmに応答して、領域情報Caに基づく画像領域内の画像データD2を一旦グレースケールデータに変換した後、そのグレースケールデータを上記透かし印刷モード用の色変換テーブルLUTに従ってクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する。さらには、色変換部42は、領域情報Caに基づく画像領域以外のその他の画像領域内の画像データD2を、上記通常印刷モード用の色変換テーブルLUTに従って所定のカラーインク及びクリアインク(N)の各インク色成分に対応した画像データD3に変換する。
その後は、前記と同様、画像データD3をもとに生成した印刷データPDをプリンタ4に送出することにより、ユーザにより色指定された画像部分がクリアインク(N)による透かし画像として印刷され、その他の画像部分が所定のカラーインクとクリアインク(N)とを用いて印刷される。
図3は、本実施の形態のプリンタドライバ32による印刷処理の流れを示すフローチャートである。なお、同図3は、ユーザによる印刷開始操作から色変換部42による色変換処理までの処理の流れを示したものである。
まずステップ100で、ユーザにより印刷開始操作がなされたか否かを判断する。印刷開始操作がなされたと判断すると、次にステップ110において、ユーザにより選択されている印刷モードが透かし印刷モードか否かを判断する。
透かし印刷モードでない(つまり、通常印刷モードである)と判断した場合(ステップ110:NO)は、通常印刷モード(カラー印刷モード又はモノクロ印刷モード)に対応した色変換処理を行って画像データD2から画像データD3を生成する(ステップ120)。一方、透かし印刷モードであると判断した場合(ステップ110:YES)は、透かし印刷モードが全面モードか否かを判断する(ステップ130)。
全面モードであると判断した場合(ステップ130:YES)は、印刷対象とする画像全体の画像データD2をクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換する(ステップ140)。一方、全面モードでないと判断した場合(ステップ130:NO)は、透かし印刷モードが範囲指定モードか否かを判断する(ステップ150)。
範囲指定モードであると判断した場合(ステップ150:YES)は、当該モードにて範囲指定されている画像領域内の画像データD2をクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換し、その他の画像領域内の画像データD2を通常印刷モードに対応した画像データD3に変換する(ステップ160)。
一方、範囲指定モードでないと判断した場合(ステップ150:NO)は、透かし印刷モードが色指定モードであると判断し、当該モードで色指定されている画像領域内の画像データD2をクリアインク(N)のインク色成分に対応した画像データD3に変換し、その他の画像領域内の画像データD2を通常印刷モードに対応した画像データD3に変換する(ステップ170)。以上の処理により、ユーザにより選択された印刷モードに対応したインク色成分に対応した画像データD3が生成される。
図5〜図7は、通常印刷モードと透かし印刷モードとによる印刷出力例を比較して示す概念図である。
図5(a)は、画像61を通常印刷モードにより印刷した出力例を示す概念図であり、図5(b)は、画像62を全面モード(透かし印刷モード)により印刷した出力例を示す概念図である。
同図(b)に示すように、全面モードにより印刷された画像62は、該画像62全体がクリアインク(N)による透かし画像として印刷されている。この全面モードで印刷された画像62は色材を含まないため、コピーは不可となる。従って、オリジナル印刷物とする画像61のコピーを透かし画像62で作成すれば、画像61に対する不正コピーの抑制を図ることができる。
図6(a)は、画像71を通常印刷モードにより印刷した出力例を示す概念図であり、図6(b)は、画像72を範囲指定モード(透かし印刷モード)により印刷した出力例を示す概念図である。
同図(a)に示すように、画像71には、本文(テキストや図形画像など)を記述した画像部分73と、その本文の種類や特性を分類するための付加情報を記述した画像部分74とが含まれている。同図(b)に示す画像72は、上記画像71の付加情報に対応する画像部分74aがユーザにより範囲指定されて透かし印刷されたものとなっている。詳しくは、ユーザにより範囲指定された付加情報に対応する画像部分74aのみがクリアインク(N)による透かし画像として印刷され、本文に対応する画像部分73は通常印刷モードと同様に印刷されている。この範囲指定モードを利用すれば、回覧等する書類内に作成した付加情報(回覧用、社外秘等の文字)がオリジナル印刷物の書類に印刷されることを防止することができる。従って、見栄えの点でも好ましいものとなる。
図7(a)は、画像81を通常印刷モードにより印刷した出力例を示す概念図であり、図7(b)は、画像82を色指定モード(透かし印刷モード)により印刷した出力例を示す概念図である。
同図(a)に示すように、画像81には、赤色(RGB表色系の赤に対応)で表現される画像部分83と、その他の色で表現される画像部分84とが含まれている。同図(b)に示す画像82は、上記画像81の赤色に対応する画像部分83aがユーザにより色指定されて透かし印刷されたものとなっている。詳しくは、ユーザにより色指定された赤色に対応する画像部分83aのみがクリアインク(N)による透かし画像として印刷され、その他の色に対応する画像部分84は通常印刷モードと同様に印刷されている。従って、この色指定モードを利用すれば、上記範囲指定モードと同様な効果を奏することができる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)カラーインクとクリアインク(N)とを用いて画像を形成する通常印刷モードに加えて、クリアインク(N)を用いて画像(全体または一部)を形成する透かし印刷モードを備えた。これにより、透かし印刷モードで、透かしを含んだ画像を印刷することにより、印刷物の種別を好適に区別可能としながら、該印刷物を好ましい状態で印刷出力することができる。
(2)付加情報を透かし画像で印刷出力すれば、印刷物の種別(印刷物の種類や特性、出自(社名、作成者名、撮影者名、作成機器名等)を示す情報を含む)を区別可能としながら見栄えの点でも好ましい印刷物とすることができる。
(3)透かし画像を利用すれば、オリジナル印刷物と、それから複写して作成するコピー印刷物とを識別可能に印刷出力することができる。
(4)クリアインク(N)により透かし印刷された画像は、色材を有さないためコピーは不可となる。この特性を利用して、透かし印刷モードで印刷物(文字画像、図形画像、写真画像)を作成すれば、その印刷物のコピー(複製)を防止することができる。
(5)範囲指定モードや色指定モードでは、印刷対象とする画像のうち、ユーザにより指定(範囲指定または色指定)された画像部分をクリアインク(N)により印刷し、その他の画像部分を通常印刷モードと同様に印刷することができる。これにより、印刷対象とする画像のうち、ユーザの所望とする画像部分のみを透かし画像として印刷させることができる。
なお、上記実施の形態では、以下の態様に変更した変形例を採用してもよい。
(変形例1)範囲指定モードや色指定モードでは、ユーザにより指定された画像部分をクリアインク(N)により印刷し、その他の画像部分を通常印刷モードと同様に印刷する態様としたが、指定された画像部分のみをクリアインク(N)により印刷して、その他の画像部分を印刷しないようにしてもよい。
(変形例2)透かし印刷モード(全面モード、範囲指定モード、色指定モード)では、透かし画像とする部分の画像データD3を、RGB表色系の画像データD2からグレースケールデータに一旦変換し、該グレースケールデータから色変換テーブルLUTに従って生成するようにしたが、画像データD2から直接色変換して生成するようにしてもよい。即ち、ユーザが予め指定した色について、その色に対応するRGB情報を持つ画像データD2をクリアインク(N)のインク色に対応した成分を持つ画像データD3に直接変換するようにしてもよい。例えば、ユーザにより赤が指定された場合、色変換部42は、印刷対象とする画像全体の画像データD2のうち、RGB値で赤に対応する「R:255、G:0、B:0」の画像データを「C:0、M:0、Y:0、K:0、N:255」の画像データに変換する。このように、RGB表色系からCMYK表色系に色変換する過程において、ユーザにより指定された色のみを直接クリアインクのインク色成分に変換するようにしてもよい。なお、このとき、ユーザにより指定された色以外のその他の画像部分については通常印刷モードと同様に印刷するようにしてもよいし、勿論、印刷しないようにしてもよい。このようにしても、上記実施の形態における範囲指定モードや色指定モードと同様な効果を奏することができる。
(変形例3)図5〜図7においては、通常印刷モードと透かし印刷モードとでそれぞれ別々の記録紙上に印刷を行うようにしたが、例えば、同一の記録紙の同一面上に通常印刷モードと透かし印刷モードとで異なる画像を重ねて印刷するようにしてもよい。図8は、通常印刷モードと透かし印刷モードとでそれぞれ異なる画像を同一面上に重ねて印刷した例を示す概念図である。この例は、通常印刷モードで画像91(例えば写真画像など)を印刷した後に、該画像91を印刷した面と同一面上に画像92(図中「CONFIDENTIAL」の文字)を透かし印刷モードで画像91の上に重ねて印刷したものである。給紙方法は任意である(手動/自動を問わない)。このような印刷態様としても、画像92はクリアインク(N)により印刷された透かし画像であるため、画像91が画像92によって識別不可となることはない。従って、印刷された書類がオリジナル印刷物であるか、それから複写して作成されたコピー印刷物であるかを好適に区別可能となる。なお、画像92の例としてはこの他に種々の付加情報(印刷物の種類や特性、出自(社名、作成者名、撮影者名、作成機器名等)を示す情報)が用意される。付加情報の例として模様のようなものを用いても写真等の印刷物とそのコピー印刷物との区別が可能である。又、図8では、透かしとする画像92が画像91全体に印刷される態様としたが、これに限られず、画像91上にて記録紙の一部分(例えば記録紙端部)にのみ印刷される態様としてもよい。
(変形例4)透かし印刷モードを利用したその他の印刷応用例としては、上記通常印刷モードと透かし印刷モードとでそれぞれ異なる画像を同一記録紙の異なる面上に印刷する態様としてもよい。なお、この場合における給紙方法は任意である。
(変形例5)印刷システム1を、コンピュータ3とプリンタ4とを含む態様としたが、プリンタ4をスタンドアロン機として使用し、プリンタ4単体で印刷を実行する態様としてもよい。この場合は、プリンタドライバ32の機能をソフトウェア的/ハードウェア的にプリンタ4内部に構築し、コンピュータ3にて実現する機能を同プリンタ4側にて実現するように構成すればよい。こうすれば、プリンタ4単体でも透かし印刷を行うことができる。
(変形例6)その他上記実施の形態及び上記各変形例に記載した構成は本発明の技術的範囲内において適宜変更することができる。
コンピュータの機能構成を示すブロック図。 印刷システムの構成を示すブロック図。 印刷システムによる印刷処理の要部を示すフローチャート。 モード選択画面を示す画面図。 (a)は、通常印刷モードによる印刷出力例、(b)は、全面モード(透かし印刷モード)による印刷出力例を示す図。 (a)は、通常印刷モードによる印刷出力例、(b)は、範囲指定モード(透かし印刷モード)による印刷出力例を示す図。 (a)は、通常印刷モードによる印刷出力例、(b)は、色指定モード(透かし印刷モード)による印刷出力例を示す図。 変形例にかかる印刷出力例を示す図。
符号の説明
1:印刷システム、3:コンピュータ、4:プリンタ、15:表示装置、32:プリンタドライバ、42:色変換部、43:ハーフトーン部、45:UI制御部、51:モード選択画面、LUT:色変換テーブル、D2:画像データ、D3:画像データ、PD:印刷データ。

Claims (8)

  1. 色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備え、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行う印刷システムにおいて、
    RGB表色系の画像データを、少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段と、
    RGB表色系の画像データの少なくとも一部を一旦グレースケールデータに変換し、該グレースケールデータを前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段と、
    前記第1色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第1印刷モードと、前記第2色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第2印刷モードとの間で印刷モードを切替え制御する切替手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記第2色変換手段により色変換処理を行う画像領域を設定するための設定手段を備え、前記設定手段は、印刷対象とする画像全体、又は表示装置の画面上で指定された範囲に対応する画像部分、又は前記画面上で指定された色に対応する画像部分を前記画像領域として設定する、
    請求項1記載の印刷システム。
  3. 前記第2印刷モードは印刷対象とする画像のうち、前記設定手段により設定された画像領域以外の画像領域内の画像データを前記第1色変換手段により色変換処理し、該設定された画像領域内の画像データを前記第2色変換手段により色変換処理して印刷を行う、
    請求項2記載の印刷システム。
  4. 前記第2印刷モードは、RGB表色系の画像データの全部を前記第2色変換手段により色変換して印刷を行うものであり、
    前記第1印刷モード及び前記第2印刷モードのうち何れか一方の印刷モードで印刷対象とする画像を記録紙の一方の面上に印刷した後に、該一方の印刷モードで印刷した画像とは別の画像を、該一方の印刷モードで印刷した記録紙の一方の面と同一面上又は異なる面上に他方の印刷モードで印刷する、
    請求項1又は2記載の印刷システム。
  5. 色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備え、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行う印刷システムにおいて、
    RGB表色系の画像データを、少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段と、
    RGB表色系の画像データのうち予め指定された色に対応するRGB情報を持つ画像データを、前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段と、
    前記第1色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第1印刷モードと、前記第2色変換手段により色変換処理された画像データに基づいて印刷を行う第2印刷モードとの間で印刷モードを切替え制御する切替手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  6. 色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備える印刷システムにより実行され、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行うためのプログラムであって、
    前記印刷システムを、
    ユーザにより選択された印刷モードに応じて、RGB表色系の画像データを少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段、又は、RGB表色系の画像データの少なくとも一部を一旦グレースケールデータに変換し、該グレースケールデータを前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段として機能させるためのプログラム。
  7. 色材を含有する第1インクと、色材を含有しない第2インクとを備える印刷システムにより実行され、RGB表色系の画像データを、印刷で使用するインク色に対応したCMYK表色系の画像データに変換して印刷を行うためのプログラムであって、
    前記印刷システムを、
    ユーザにより選択された印刷モードに応じて、RGB表色系の画像データを少なくとも前記第1インクを含むインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第1色変換手段、又は、RGB表色系の画像データのうち予め指定された色に対応するRGB情報を持つ画像データを、前記第2インクのインク色に対応した色成分を持つ画像データに変換する第2色変換手段として機能させるためのプログラム。
  8. 請求項6又は7記載のプログラムを記録した記録媒体。
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