JP2004259005A - 印刷制御システム、印刷制御装置および印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御システム、印刷制御装置および印刷制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像領域のデータ属性に応じて品質と速度を自動的にコントロールできる印刷制御システムや制御方法を提供する。
【解決手段】印刷データを生成するアプリケーション5とアプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタ3を制御するプリンタドライバ7とを有するホストコンピュータ2と、印刷を実行するプリンタとを具備する印刷制御システム1であって、プリンタドライバは、印刷データのデータ属性を判別する判別手段9と、判別したデータ属性に応じて、画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段19と、これに基づいて、プリンタを制御するプリンタ制御手段30と、を有するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は速度と品質を両立させる印刷制御システム、印刷制御装置および印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に従来の印刷制御システムの構成例を示す。図において、各ブロックを結ぶ実線はデータの流れを示す。印刷制御システム1Cはホストコンピュータ2、プリンタ3、ディスプレイ4から構成される。ホストコンピュータ2は文書作成ソフトウェアや図面作成ソフトウェア等の印刷データを作成するアプリケーション5、アプリケーション5やプリンタ3とプリンタドライバ7とのインタフェース、及びアプリケーション5やディスプレイドライバ8とのインタフェースを司るGDI(Graphics Device Interface)6、アプリケーション5から受信した原稿データをプリンタ3が解釈できる印刷データに変換してプリンタ3に送信し、プリンタ3を制御するプリンタドライバ7、アプリケーション5から受信した原稿データをディスプレイ4が解釈できる画像表示データに変換してディスプレイ4に送信し、ディスプレイ4を制御するディスプレイドライバ8を有する。
【0003】
プリンタドライバ7は解像度変換モジュール11、色変換モジュール12、ハーフトーンモジュール13、ラスタライザ14を有する。解像度変換モジュール11は、アプリケーション5が扱っている原稿データの解像度(単位長さ当りの画素数)を、プリンタドライバ7が扱うことができる解像度に変換する。色変換モジュール12は色変換テーブルを参照しながら、RGB系からなる原稿画像データを、プリンタ3が利用可能な複数のインク色(CMYK系4色、6色等)の多階調データ(256階調等)に変換する。ハーフトーンモジュール13はこの多階調を表現するためのハーフトーン処理を実行する。ラスタライザ14は、プリンタ3の印字機構に適合するように、原稿データを印刷用データの順序に並べ替え、プリンタ3に送信する。
【0004】
プリンタ3は印刷を実行する印刷部16と、プリンタドライバ7からの印刷用データに基づき印刷部16を制御するプリンタコントローラ15を有する。インクジェットプリンタの場合には、印刷部16の印字ヘッドとして複数色のインク吐出用ノズルを有するヘッドが用いられる。インクはシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの4色、又は更にライトシアンLC、ライトマゼンタLMを加えた6色が用いられる。ドットサイズはインク吐出量をインク室に隣接して設置したピエゾ素子の変位量を調整して制御する。主走査は印字ヘッドを搭載したキャリッジをプラテンに添って移動させて行い、副走査は印刷用紙送りによって行う。高速印字等のためインク吐出孔が複数あるノズルが用いられるが、この場合に複数のラスタを同時に印字できるので、紙送り(副走査)のピッチを調整しつつラスタ間隙を埋めていくインタレース記録方式が用いられる。ラスタライザ14はこのピッチの調整により印刷精度のコントロールを行う。したがってラスタライザ14が出力する印刷用データは印字ヘッド及び紙送りを駆動するための、印字ノズルの指定、インク色、インクドットサイズ、主走査、副走査等に関わるデータである。
【0005】
レーザプリンタの場合には、印刷部16はレーザビームを照射して感光体上に静電潜像を形成し、荷電粒子(トナー)を静電潜像上に付着させ、更に印刷用紙に転写する機構を有する。したがってラスタライザ14が出力する印刷用データはレーザビーム及び紙送りを駆動するための、照射位置、照射時間、照射強度、スポットサイズ、トナーの色、紙送り速度等に関わるデータである。なお、マルチビームを用いた方式もある。
【0006】
このようにアプリケーション5の印刷指示に基づいて、プリンタドライバ7は画像変換処理を行い、プリンタ3を制御するが、従来は、印刷をジョブ単位で管理・制御する場合、同一のジョブ中では、解像度や用紙の送り方法が固定されていた。そのため、速度を優先すると印刷結果中のロゴや写真等の画像が粗くなる、画像の品質を確保しようとするとテキスト部分まで必要以上の品質で印刷することになって速度が遅くなる、等の問題があった。
【0007】
この問題を避けるためには、印刷を指示するアプリケーションに、必要に応じて印刷ジョブを分割させ、逐次解像度や用紙送り方法を別途指定しなければならず、処理が煩雑になってしまっていた。
【0008】
特許文献1には、印刷データの画像領域(部分データ)の画素値のばらつきの程度に応じて単方向印刷モードと双方向印刷モードのいずれで印刷を実行するかを制御する印刷制御装置と印刷制御方法が開示されている。しかしながら、画像領域のデータ属性(画像、テキスト、バーコード等)に応じて画像処理を行うものではなく、画像領域のデータ属性に応じて品質と速度を適宜コントロールする印刷制御システムや制御方法は未だ見出されていない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−205386号公報 「画像領域に応じて印刷モードを変更する双方向印刷」(段落0050〜0056等)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、速度を優先すると印刷結果中のロゴや写真等の画像が粗くなる、画像の品質を確保しようとするとテキスト部分まで必要以上の品質で印刷することになって速度が遅くなる等の従来の問題点を解決し、印刷データの部分データ毎のデータ属性に応じて品質と速度を自動的にコントロールできる印刷制御システム、印刷制御装置および印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷制御システムは、印刷データを生成するアプリケーションと当該アプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタを制御するプリンタドライバとを有するホストコンピュータと、プリンタドライバの制御に基づいて印刷を実行するプリンタとを具備する印刷制御システムであって、プリンタドライバは、アプリケーションの印刷指示に基づいて、印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、判別したデータ属性に応じて、印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、決定した画像処理条件に基づいて、プリンタを制御するプリンタ制御手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の印刷制御装置は、印刷データを生成するアプリケーションと当該アプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタを制御するプリンタドライバとを有し、印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御装置であって、プリンタドライバは、アプリケーションの印刷指示に基づいて、印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、判別したデータ属性に応じて、印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、決定した画像処理条件に基づいて、プリンタを制御するプリンタ制御手段と、を有することを特徴とする。
【0013】
本発明の印刷制御方法は、印刷データを生成するアプリケーションと当該アプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタを制御するプリンタドライバとを有し、印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御方法であって、プリンタドライバにより、印刷データのデータ属性を判別すると共に、判別した当該データ属性に応じて、印刷データに対する画像処理条件を決定し、当該画像処理条件に基づいて、プリンタを制御することを特徴とする。
【0014】
これらの構成によれば、印刷データ(印刷ジョブ)のデータ属性に応じて、最適な画像処理条件が決定され、当該画像処理条件に基づいて印刷が行われるため、速度と品質を両立した印刷が可能となる。また、印刷を指示するアプリケーションに必要以上に負担をかけずに、ユーザの希望する印刷結果を得ることができる。
【0015】
この場合、アプリケーションは、データ属性を表わすデータ属性識別コードを画素データ毎に付与し、判別手段は、画素データからデータ属性識別コードを読み出すことにより、データ属性を判別することが好ましい。
【0016】
この場合、OPOSアプリケーションは、データ属性を表わすデータ属性識別コードを画素データ毎に付与し、判別手段は、画素データからデータ属性識別コードを読み出すことにより、データ属性を判別することが好ましい。
【0017】
これらの構成によれば、印刷データの各領域のデータ属性を高信頼性でかつ容易に判別でき、判別の自動化も可能である。
【0018】
本発明の他の印刷制御システムは、ホストコンピュータと、当該ホストコンピュータから送信された印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタとを具備する印刷制御システムであって、ホストコンピュータは、印刷データを生成するOPOSアプリケーションと、OPOSアプリケーションとホストコンピュータに組み込まれたOSとのミドルウェアであって、印刷データを印刷する際の画像処理条件を決定するプリンタ制御モジュールと、プリンタ制御モジュールの指示に基づき、プリンタを制御するプリンタドライバと、を有しており、プリンタ制御モジュールは、OPOSアプリケーションの印刷指示に基づいて、印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、判別したデータ属性に応じて、印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明の他の印刷制御装置は、印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御装置であって、印刷データを生成するOPOSアプリケーションと、OPOSアプリケーションと印刷制御装置に組み込まれたOSとのミドルウェアであって、印刷データを印刷する際の画像処理条件を決定するプリンタ制御モジュールと、プリンタ制御モジュールの指示に基づき、プリンタを制御するプリンタドライバと、を有しており、プリンタ制御モジュールは、OPOSアプリケーションの印刷指示に基づいて、印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、判別したデータ属性に応じて、印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明の他の印刷制御方法は、印刷データを生成するOPOSアプリケーションと、印刷データを印刷する際の画像処理条件を決定するプリンタ制御モジュールと、当該プリンタ制御モジュールの指示に基づき、プリンタを制御するプリンタドライバと、を有し、印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御方法であって、プリンタ制御モジュールにより、印刷データのデータ属性を判別すると共に、判別した当該データ属性に応じて、印刷データに対する画像処理条件を決定し、プリンタドライバにより、画像処理条件に基づいて、プリンタを制御することを特徴とする。
【0021】
これらの構成によれば、OPOSアプリケーションで生成される印刷データ(印刷ジョブ)のデータ属性に応じて、最適な画像処理条件が決定され、当該画像処理条件に基づいて印刷が行われるため、速度と品質を両立した印刷が可能となる。また、印刷を指示するOPOSアプリケーションに必要以上に負担をかけずに、ユーザの希望する印刷結果を得ることができる。
【0022】
これらの場合、印刷データは、データ属性の異なる複数の部分データを含んでおり、判別手段は、部分データ毎にデータ属性を判別し、画像処理条件決定手段は、部分データ毎に画像処理条件を決定することが好ましい。
【0023】
これらの場合、印刷データは、データ属性の異なる複数の部分データを含んでおり、部分データ毎にデータ属性を判別すると共に、部分データ毎に画像処理条件を決定することが好ましい。
【0024】
これらの構成によれば、1つの印刷データ(印刷ジョブ)に含まれる異なるデータ属性の部分データに対して、それぞれに適した印刷方法が自動的に選択されるため、1つの印刷データに、データ属性の異なる複数の部分データが含まれる場合でも、速度と品質を両立した印刷が可能となる。
【0025】
これらの場合、画像処理条件は、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理およびラスタライズのうち、いずれかに関する条件を含むことが好ましい。
【0026】
この構成によれば、これらの画像処理条件における変更が、印刷の品質及び速度に効果的に反映され、よりユーザの希望に近い印刷結果を得ることができる。
【0027】
この場合、データ属性と画像処理条件とを関連づけたデータ属性―画像処理条件対応一覧表を記憶する一覧表記憶手段を更に備え、画像処理条件決定手段は、データ属性―画像処理条件対応一覧表を参照することによって画像処理条件を決定することが好ましい。
【0028】
この構成によれば、印刷データの各領域のデータ属性に応じた画像処理を高信頼性でかつ容易に行うことができる。
【0029】
この場合、データ属性―画像処理条件対応一覧表における画像処理条件をユーザが設定する条件設定手段を更に備えることが好ましい。
【0030】
この構成によれば、ユーザの希望に添った印刷制御が可能になる。
【0031】
この場合、データ属性と画像処理条件とを予め関連づけて記憶したデータ属性―画像処理条件対応一覧表に基づいて、画像処理条件を決定する自動設定モードと、条件設定手段によって設定されたデータ属性―画像処理条件対応一覧表に基づいて、画像処理条件を決定するカスタマイズモードと、のいずれかを選択するモード選択手段を更に備え、画像処理条件決定手段は、モード選択手段によって選択されたモードに応じて画像処理条件を決定することが好ましい。
【0032】
この構成によれば、ユーザの希望又は使用目的に応じて、いずれかのモードを選択することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。図1に本発明を適用した印刷制御システムの第1の実施形態の構成図を示す。図9と同じ機能の部分には同一の符号を付して説明を省略する。図において、各ブロックを結ぶ実線はデータの流れを示し、点線は参照、読み出し、書き込み等を示す。印刷制御システムを1とする。
【0034】
ホストコンピュータ(印刷制御装置)2は、アプリケーション5により印刷データについて部分データ(画像領域)毎のデータ属性識別コード(画像、テキスト、バーコード等)を、データ属性付与手段17を用いて付与し、付与結果を印刷データ属性一覧表18に記録・保存する。また、プリンタドライバ7はアプリケーション5から印刷指示を受けると、印刷データ属性一覧表18から各部分データとデータ属性識別コードの対応関係を示す属性データを読み出すことにより、データ属性判別手段17を用いてデータ属性を判別する。そして、この判別結果に基づき、画像処理条件決定手段19を用いて、各部分データに対する画像処理条件を決定する。
【0035】
プリンタドライバ7は、各部分データのデータ属性に応じて、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理、ラスタライズ等の画像処理条件を設定したデータ属性―画像処理条件対応一覧表19aを有し、データ属性―画像処理条件対応一覧表19aに設定された画像処理条件に従って各部分データに対する画像処理条件を決定し(画像処理条件決定手段19)、これに基づいて解像度変換、色変換、ハーフトーン処理、ラスタライズ等の画像処理を行う。これらの画像処理は原稿データをプリンタ3が解釈できる印刷用データに変換する処理も行う。処理された印刷用データはプリンタ3に送信される。
【0036】
図2に本発明を適用した印刷制御システムの第1の実施形態の処理フローを示す。まず、アプリケーション5を用いて印刷データを作成する(ステップS1)。印刷データの例を図3に示す。図3には、領域A1に画像、領域A2,A3にテキスト、領域A4にバーコードが記載されており、各領域は各部分データが印刷される。
【0037】
画像データは画素データの配列で表現されるが、例えば1画素32ビットで、RGB(レッド、グリーン、ブルー)それぞれ1バイトずつの他、データ属性1バイトの計4バイトで構成されるものとする。データ属性は1バイト(8ビット)で表現されるが、上位4ビットを使用して表1のように定義する。すなわち、データ属性識別コードをテキスト、画像、バーコード、二次元コード(2Dコード)について定義する。下位4ビットは他の用途に用いる。
【表1】
Figure 2004259005
【0038】
本実施形態では1画素32ビットの配列を用い、この配列に4ビットのデータ属性識別コードを書き込み、これをプリンタドライバ7で読み出すことにより、印刷データの部分データ(領域)毎のデータ属性を判別する。これ読み出すときには画素のデータ属性を取り出すマスク(0xF0)を使用する。データ属性判別手段17は、部分データ毎に1画素32ビットの配列にデータ属性識別コードを書き込み、1画素32ビットの配列からデータ属性識別コードを読み出すことにより、印刷データのデータ属性を部分データ毎に判別する機能を有する。
【0039】
アプリケーション5は、使用したAPI(Application Program Interface)に応じて、印刷データのデータ属性に関し、部分データ毎に識別コードを付与して、1画素32ビットの配列に書き込む(データ属性付与手段17)。例えば、使用したAPIが文書作成ソフトウェア(Print Text)であれば、テキストのデータ属性識別コードを付与し、図面作成ソフトウェア(Draw Bitmap)であれば、画像(ビットマップ画像)のデータ属性識別コードを付与する。
【0040】
また、アプリケーション5により、1画素32ビットの配列にデータ属性識別コードを書き込む(付与する)際に、或いはプリンタドライバ7により1画素32ビットの配列からデータ属性識別コードを読み出す(判別する)際に、誤りがあったとしても、同じ部分データ内では同じデータ属性のため、同じデータ属性識別コードが連続して書き込まれ、読み出されることとなる。したがって複数個の連続データをとってデータ属性を判別すれば、判別の誤りを回避できる。このため、連続データを使用すれば自動書き込みや自動読み出し、すなわち自動判別が可能である。
【0041】
アプリケーション5により1画素32ビットの配列にデータ属性識別コードを書き込んだ際に、印刷データのデータ属性に関し、部分データ毎にデータ属性識別コードと対応させて印刷データ属性一覧表18に保存する(ステップS2)。図3の印刷データにおける印刷データ属性一覧表18の例を表2に示す。印刷データ欄には印刷データファイル名が記録される。部分データ(領域)欄の表示は簡単のためA1〜A4で示したが、具体的なページと位置座標が記録される。データ属性識別コード欄には各部分データのデータ属性を表わすデータ属性識別コードが記録される。説明を簡略にするためこれらを属性データと称することとする。
【表2】
Figure 2004259005
【0042】
アプリケーション5からGDI6を介して印刷指示が為されると(ステップS3)、プリンタドライバ7は送信された印刷データに基づき、印刷データ属性一覧表18から当該印刷データの属性データを読み出すことによって、各部分データのデータ属性を判別する(ステップS4)。印刷データ属性一覧表18を使用すると、1画素32ビットの配列からデータ属性識別コードを直接読み出すのに比して、その部分データ(領域)まで含め即座に認識できる。また、データ属性―画像処理条件対応一覧表19aに基づいて画像処理条件を決定し、画像処理を行う。画像処理工程は、解像度変換(ステップS5)、色変換(ステップS6)、ハーフトーン処理(ステップS7)、ラスタライズ(ステップS8)から成る。
【0043】
データ属性―画像処理条件対応一覧表19aは、印刷データのデータ属性とこれらに対応する画像処理条件とを関連づけたものであり、当該データ属性―画像処理条件対応一覧表19aから読み出した画像処理条件に応じて、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理、ラスタライズ等の画像処理条件を自動的に変更する。データ属性―画像処理条件対応一覧表19aの例を表3に示す。説明を簡略にするため、表3に記した条件は定性的なものであるが、実際に画像処理を実行する条件は定量的なものである。
【表3】
Figure 2004259005
【0044】
本実施形態では、まず、解像度変換(ステップS5)を行う。インクジェットプリンタでは、解像度はドットサイズに依存し、ドットサイズはノズルから吐出するインク量をピエゾ素子の変位量により調整することにより変更可能である。したがって、画像については変位量を小さく、テキストについては大きく、バーコードについては中間に設定することにより、それぞれの解像度を高精細、高速、精細に調整できる。レーザプリンタでは、解像度はビームスポット、露光量やトナー粒子径に依存する。したがって、レーザ光のパルス幅や光強度を変えて画像については露光量を少なく、テキストについては多く、バーコードについては中間に設定することにより、それぞれの解像度を高精細、高速、精細に調整できる。
【0045】
次に、色変換(ステップS6)を行う。インクジェットプリンタではシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKの4色のインク、または更にライトシアンLC、ライトマゼンタLMの2色を加えた6色のインクで色彩を表現する。レーザプリンタでは顔料系色材を含むトナーが用いられるが、色彩はシアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKで表現される。両者に分光特性差はあるが、いずれもRGB系からCMY系に色変換する必要があり、色空間を細分化することにより階調性を高精度化できる。変換式が複雑な場合には測色値を基にしたテーブル(LUT)を作成し参照するテーブル参照法が用いられる。画像については、色空間を細分して階調性を重視した色変換を行い、テキストやバーコードについては、色空間の分割をある程度粗くし、コントラストを重視した色変換を行うものとする。
【0046】
次に、ハーフトーン処理(ステップS7)を行う。ハーフトーン処理とは、白黒2値の表現しかできないプリンタで、写真等の連続階調を含む画像を表現する場合に、各ドットの大きさや分布量を変化させることで濃淡を表現する処理方法である。このうち、ディザ法は、原画の画素(ピクセル)を閾値マトリックスと対応させ、各画素の明度が閾値を超えていれば白、超えていなければ黒とする方法である。拡散誤差法は、原画と表示濃度との差を誤差として、拡散誤差マトリックスを用いて周辺画素に誤差を2次元的に拡散していく方式である。誤差拡散マトリックスを大きくすると誤差拡散の分散が小さくなり、なめらかな画像となるが分解能は低下する。拡散誤差法は優れた階調表現能力があるがディザ法に比べ処理が複雑で、処理に時間がかかる。また、スムージングとは画像の平滑化処理のことで、近傍画素の平均値を用いて平滑化を行う処理方法である。そこで、画像については誤差拡散法とスムージングを併用して高精細処理を行い、テキストについてはディザ法を、バーコードについてはディザ法または単純二値化を用いて高速処理を行うものとする。
【0047】
次にラスタライズ(ステップS8)を行う。インクジェットプリンタでインク吐出孔が複数あるノズルが用いられる場合、紙送り(副走査)のピッチを調整しつつラスタ間隙を埋めていくインタレース記録方式が用いられる。このインタレース記録方式は、ノズルのピッチやインク吐出特性等のばらつきを、記録画像上で分散させることができるため、ノズルのピッチや吐出特性にばらつきがあっても、これらの影響を緩和して画質を向上させることができるという効果を奏する。従って、ラスタライザ14は、インクドットサイズの調整による解像度の調整と相俟って、主走査速度(単位長さ当りの画素数に関連)、副走査のピッチの調整により印刷精度のコントロールを行う。副走査のピッチについては、例えば、ノズル孔が3個で、ノズル孔間のピッチがドットサイズの2倍の場合には、副走査のピッチをドットサイズの3倍にとると、うまくラスタを埋めていくことができる。ドットサイズが小さく、ドット間のピッチが小さい程印刷精度が高くなる。また、ドットサイズが大きく、ドット間のピッチが大きく、ノズルのインク吐出孔数が多い程印刷速度が速くなる。副走査のピッチは未印刷のラスタを埋めるように決められる。
【0048】
従って、画像については、ドットサイズとドット間のピッチを小さくして高精細な印刷を行い、テキストについてはドットサイズとドット間のピッチを大きくして高速の印刷を行い、バーコードについてはドットサイズとドット間のピッチをその中間にして精細な印刷を行うものとする。レーザプリンタについては、ビームスポットとスポット間のピッチをコントロールして、同様に画像については高精細な印刷を行い、テキストについては高速の印刷を行い、バーコードについてはその中間にして精細な印刷を行うように調整可能である。
【0049】
以上の画像処理を行った後に、プリンタドライバ7のプリンタ制御手段30はGDI6を介してプリンタ5に印刷データ(印刷用データ)を送信・制御する(ステップS9)。ラスタライザ14が出力する印刷データはインクジェットプリンタの場合は、印字ヘッド及び紙送りを駆動するための、印字ノズルの指定、インク色、インクドットサイズ、主走査、副走査等に関わるデータである。また、レーザプリンタの場合には、ラスタライザ14が出力する印刷用データはレーザビーム及び紙送りを駆動するための、照射位置、照射時間、照射強度、スポットサイズ、トナーの色、紙送り速度等に関わるデータである。
【0050】
このように、データ属性―画像処理条件対応一覧表19aに印刷データのデータ属性と解像度変換、色変換、ハーフトーン処理、ラスタライズ等の画像処理条件との関係を設定し、データ属性―画像処理条件対応一覧表19aで設定した条件に基づいて画像処理を行うことにより、画像処理の自動化が可能である。そして、データ属性の自動判別と組み合わせると、自動的なプリンタの制御が可能となる。
【0051】
図4に本発明を適用した印刷制御システムの第2の実施の形態の構成図を示す。図において、図1と同じ機能を呈する部分については同一の符号を付して説明を省略する。各ブロックを結ぶ実線はデータの流れを示し、点線は参照、読み出し、書き込み等を示す。印刷制御システムを1Aとする。
【0052】
図4は、図1に比して、OPOSアプリケーション21、OPOS22、プリンタ制御モジュール23が追加されている。プリンタ制御モジュール23は、データ属性判別手段31、解像度変換モジュール24、色変換モジュール25、ハーフトーンモジュール26、ラスタライザ27、画像処理条件決定手段28を有する。
【0053】
OPOS(OLE for Retail POS)22は世界標準の規格(仕様)で、POS端末システムを構成するデバイスに関わるインタフェースの標準化を定義し、POS端末システムのホストコンピュータ上でサポートされるOLE(Object Linking and Embedding)Control を使用して、アプリケーション・ソフトウェアを容易に開発するためのAPI関数をアプリケーション開発者に提供している。OPOSはCO(Control Object)とSO(Service Object)の2階層から構成される。COは、プリンタ、ディスプレイ等のデバイスクラス毎に提供されるオブジェクトであり、OPOSアプリケーション・ソフトウェアとのインタフェースを司っている。SOは、プリンタ機種等のデバイス毎に提供されるオブジェクトであり、ホストコンピュータ2に組み込まれた図示しないオペレーティング・システム(OS)を介して各デバイスの制御を実行する。
【0054】
ホストコンピュータ(印刷制御装置)2は、自己が保有するデータ属性付与手段17を用いて、OPOSアプリケーション21が作成した印刷データについて、部分データ毎に画素データ1画素32ビットの配列にデータ属性識別コードを書き込み、そのデータ属性識別コードを印刷データ属性一覧表18に保存する。一方、プリンタ制御モジュール23は、OPOSアプリケーション21の印刷指示により、印刷データ属性一覧表18からデータ属性識別コードを読み出し、データ属性判別手段31を用いて印刷データのデータ属性を部分データ毎に判別する。そして、判別したデータ属性に基づき、画像処理条件決定手段28を用いて、部分データ毎に画像処理条件を決定する。
【0055】
プリンタ制御モジュール23は、OPOSアプリケーション21と、オペレーティング・システムとのミドルウェアであって、OPOS22を用いて開発された標準的なプリンタドライバのようなものである。ミドルウェアとは、OSとアプリケーションの間に位置するソフトウェアを総称したもので、業務アプリケーションをミドルウェア上で開発すれば、ハードウェアやOSの違いを意識することなく、汎用的なアプリケーションを開発できる。プリンタ制御モジュール23はプリンタドライバ7と同様に、解像度変換モジュール24、色変換モジュール25、ハーフトーンモジュール26、ラスタライザ27を有する。それぞれ解像度変換モジュール11、色変換モジュール12、ハーフトーンモジュール13、ラスタライザ14と同様の機能を有するが、併せて標準的な画像処理パターンを有するものである。
【0056】
色変換モジュール25を用いた変換を例として説明すると、本モジュール25は標準色空間を有する。まず、入力デバイスのRGB系色は標準色空間のRGB系色に変換され、標準色空間のRGB系色は標準色空間のCMY系色に変換され(この変換を色変換モジュール25が行う)、標準色空間のCMY系色は出力デバイスのCMY系色に変換される。ここで、標準色空間のRGB系と標準色空間のCMY系との対応関係を標準化しておけば、入力デバイス、出力デバイスは標準色空間との関係のみ意識すればよい。したがって、色変換モジュール25で標準色空間のRGB系と標準色空間のCMY系との色変換を行い、色変換モジュール12で入力デバイス、出力デバイスと標準色空間との色変換を行えばよいこととなる。
【0057】
同様に、解像度変換、ハーフトーン処理、ラスタライズについても標準的な画像処理パターンを準備しておけば、これを利用することが可能である。OPOSアプリケーション21の文書作成ソフトウェアや図面作成ソフトウェアを使用して印刷データを作成する場合には、入力デバイスは必要がないので、プリンタ制御モジュール23で標準的な画像処理を行い、プリンタドライバ7で画像処理の結果を出力プリンタ3に適合させる変換を行えばよい。
【0058】
本実施形態の場合、画像処理に用いるデータ属性―画像処理条件対応一覧表28aは、プリンタ制御モジュール23が参照する機会が多く、プリンタドライバ7が保有するデータ属性―画像処理条件対応一覧表19aと役割を分担するので、プリンタ制御モジュール23側にも保有する。
【0059】
図5に印刷制御システムの第2の実施形態の処理フローを示す。図5のステップS11からS19が図2のステップS1からS9に対応するが、いずれも標準的な変換を行う。ステップS11〜S13はOPOSアプリケーション21が行い、ステップS14〜S19はプリンタ制御モジュール23が行い、その後のステップS20〜S24をプリンタドライバ7が行う。なお、ステップS19はプリンタドライバ7へのデータ送信である。ステップS20〜S23はプリンタ制御モジュール23による変換結果をプリンタ3の特性に適合させる変換である。ステップS25で印刷用データをプリンタ3に送信し、印刷データの部分データ毎のデータ属性に応じてプリンタ3を制御する。
【0060】
図6に本発明を適用した印刷制御システムの第3の実施の形態の構成図を示す。図において、図1と同じ機能を呈する部分については同一の符号を付して説明を省略する。各ブロックを結ぶ実線はデータの流れを示し、点線は参照、読み出し、書き込み等を示す。印刷制御システムを1Bとする。図6では図1のプリンタドライバ7に画像処理条件設定手段29のみが追加されている。
【0061】
画像処理条件の設定は、プリンタドライバ7が提供する設定画面を使用可能である。プリンタドライバ7を起動させると印刷設定画面が表示される。例えば、オプションボタンから画像処理条件設定画面を選択する。画像処理条件設定画面の例を図7に示す。画面の上側に、左からそれぞれ、「画像」、「テキスト」、「バーコード」等の印刷データ属性の表示が付されたタブコントロールが配置されている。また、画面の右下に「完了」ボタンが配置されている。
【0062】
図7では「画像」タブコントロールを選択した場合の例を示す。上から「データ属性」、「解像度変換」、「色変換」、「ハーフトーン」、「ラスタライズ」と表示されたラベルがあり、「ハーフトーン」ラベルと「ラスタライズ」ラベルの間に、「誤差拡散」、「ディザ」と表示されたラベルがある。「解像度変換」ラベルの右側には、左からそれぞれ、「高精細」、「精細」、「高速」の表示が付されたラジオボタンと、「レート」の表示が付された数値入力用のコントロールが配置されている。ラジオボタンは選択表示を◎、非選択表示を○で示す。「色変換」ラベルの右側には、左からそれぞれ、「階調性重視」、「コントラスト重視」の表示が付されたラジオボタンと、「レート」の表示が付された数値入力用のコントロールが配置されている。「ハーフトーン」ラベルの右側には、左からそれぞれ、「誤差拡散」、「スムージング」、「ディザ」、「単純二値化」の表示が付されたラジオボタンが配置されている。「誤差拡散」ラベル及び「ディザ」ラベルの右側には、それぞれ、「レート」の表示が付された数値入力用のコントロールが配置されている。「ラスタライズ」ラベルの右側には、左からそれぞれ、「高精細」、「精細」、「高速」の表示が付されたラジオボタンと、「レート」の表示が付された数値入力用のコントロールが配置されている。
【0063】
印刷制御システムの処理フローは図2と同様であるが、画像処理条件の設定のフローを図8に示す。まず、ユーザは、▲1▼システムに任せるか(自動設定モード)▲2▼ユーザが設定するか(カスタマイズモード)を選択する(ステップS31)。システムに任せる場合(▲1▼を選択)は、自動的に画像処理条件が設定される。一方、ユーザが設定する場合(▲2▼を選択)には、例えば、プリンタドライバ7が提供する印刷設定画面のオプションボタンから画像処理条件設定画面を選択する(ステップS32)。ついで、画像処理条件設定画面を用いて条件設定を行う(ステップS33)。最後に、データ属性―画像処理条件対応一覧表19aに設定した画像処理条件を書き込む(ステップ34)。
【0064】
次に図7の画像処理条件設定画面を用いた条件設定について説明する。図7は画像のタブコントロールが選択された時の表示画面であり、デフォルトで「解像度変換」については「高精細」ラジオボタンが、「色変換」については「階調性重視」ラジオボタンが、「ハーフトーン」については「誤差拡散」ラジオボタンと「スムージング」ラジオボタンが、「ラスタライズ」については「高精細」ラジオボタンが選択されており、「レート」の表示が付された数値入力用のコントロールは未入力になっている。
【0065】
ユーザが「解像度変換」を「精細」や「高速」に変更したい場合には、該当するラジオボタンを選択すれば良い。また、「レート」には0〜100の数値を入力可能であり、100の場合は「高精細」に、0の場合は「高速」に該当し、その間の数値は中間の状態で、数値が100に近づくにつれた「高精細」に近づく。ただし、プリンタのノズルが複数の場合等には、ラスタライズとの関係等から「レート」を複数の固定値にしか設定できない場合もありうる。なお、「レート」に数値を入力すると、左側のラジオボタンは非選択表示になる。
【0066】
ユーザが「色変換」を「コントラスト重視」に変更したい場合には、該当するラジオボタンを選択すれば良い。また、「レート」には0〜100の数値を入力可能であり、100の場合は「階調性重視」に、0の場合は「コントラスト重視」に該当し、その間の数値は中間の状態で、数値が100に近づくにつれた「階調性重視」に近づく。
【0067】
「ハーフトーン」については「誤差拡散」のみに変更したい場合には「スムージング」ラジオボタンを非選択にすれば良く、「スムージング」のみに変更したい場合には「誤差拡散」ラジオボタンを非選択にすれば良い。「ディザ」や「単純二値化」に変更したい場合には、該当するラジオボタンを選択すれば良い。なお、これらのラジオボタンのうち、「誤差拡散」、「ディザ」、「単純二値化」は1つしか選択できないが、「スムージング」は単独に又は「誤差拡散」或いは「ディザ」と共に選択可能である。また、「誤差拡散」ラジオボタンを選択した場合は、選択表示の状態で「誤差拡散」ラベルの右側の「レート」の表示が付されたコントロールに0〜100の数値を入力可能である。数値が大きくなるにつれて分散が大きくなる。デフォルトの分散は例えばレート50に相応する。図7はレートに50が設定された状態を示す。また、「ディザ」ラジオボタンを選択した場合は、選択表示の状態で「ディザ」ラベルの右側の「レート」の表示が付されたコントロールに0〜100の数値を入力可能である。数値が大きくなるにつれて閾値が大きくなる。デフォルトの閾値は例えばレート50に相応する。「スムージング」及び「単純二値化」については、ここでは処理を行うか否かを選択するのみで、レート設定を行わない。
【0068】
ユーザが「ラスタライズ」を「精細」や「高速」に変更したい場合には、該当するラジオボタンを選択すれば良い。また、「レート」には0〜100の数値を入力可能であり、100の場合は「高精細」に、0の場合は「高速」に該当し、その間の数値は中間の状態で、数値が100に近づくにつれた「高精細」に近づく。なお、「レート」に数値を入力すると、左側のラジオボタンは非選択表示になる。ただし、プリンタのノズルが複数の場合等には、解像度と連動して設定され、独立に設定できない。
【0069】
テキストのタブコントロールが選択された時の表示画面の構成は画像の場合と同様であり、デフォルトで「解像度変換」については「精細」ラジオボタンが、「色変換」については「コントラスト重視」ラジオボタンが、「ハーフトーン」については「ディザ」ラジオボタンが、「ラスタライズ」については「精細」ラジオボタンが選択されている事が異なるのみである。条件変更のしかたは選択されたタブコントロールが画像の場合と同様である。
【0070】
バーコードのタブコントロールが選択された時の表示画面の構成は画像の場合と同様であるが、デフォルトで「解像度変換」については「高速」ラジオボタンが、「色変換」については「コントラスト重視」ラジオボタンが、「ハーフトーン」については「ディザ」ラジオボタンまたは「単純二値化」ラジオボタンが、「ラスタライズ」については「高速」ラジオボタンが選択されている事が異なる。また、バーコードは白黒の二値表示で良いことから、「解像度変換」については「高精細」ラジオボタンを、「色変換」については「階調性重視」ラジオボタンを、「ハーフトーン」については「誤差拡散」ラジオボタンを、「ラスタライズ」については「高精細」ラジオボタンを選択できない。条件変更のしかたは選択されたタブコントロールが「画像」の場合と同様である。
【0071】
画像処理条件の設定が完了し、「完了」ボタンをクリックすると、その条件がデータ属性―画像処理条件対応一覧表19aに書き込まれる(ステップS14)。プリンタドライバ7はユーザがデータ属性―画像処理条件対応一覧表19aに設定した条件にしたがって画像処理を行う。なお、画像処理条件設定手段29はプリンタドライバ7の印刷設定機能のうち画像処理条件設定機能と、データ属性―画像処理条件対応一覧表19aに設定した条件を書き込む機能から成る。また、本例が図4に示すシステム構成である場合(プリンタ制御モジュール23を有する構成である場合)は、プリンタ制御モジュール23内のデータ属性―画像処理条件対応一覧表28aにも、設定した条件を書き込むことが可能である。
【0072】
画像処理条件の設定、すなわち、データ属性―画像処理条件対応一覧表の設定については、多様な設定が可能なので、ユーザによる設定を可能にすると、ユーザの希望に添った印刷制御が可能になる。
【0073】
以上、本発明における実施の形態について説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態に適宜変更を加えられることは自明である。
【0074】
当然ながら、印刷データのデータ属性を更に細分し、それぞれに対して最適な画像処理条件を割り当てても良い。例えば、画像を写真画像、6色べた塗り画像、線図等に分けても良い。
【0075】
また、データ属性に応じて画像処理条件を切り替える制御項目や処理条件についても、上記例以外の項目や条件がありうる。例えば、プリンタ3への通信に画像圧縮を用いる場合には、圧縮条件を制御することも可能である。条件については、例えば、ハーフトーン処理にブルーノイズマスク法を用いても良く、6色インクを用いる場合に濃淡インクに独立のハーフトーン処理を行っても良い。
【0076】
なお、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理、ラスタライザの処理条件を切り替える際に、予めプリンタ3の性能を把握して、プリンタ3の能力を最大限に発揮できるような処理方法を選択することも考えられる。また、データ属性―画像処理条件対応一覧表を複数保有し、プリンタに応じて選択することも可能である。
【0077】
また、データ属性識別コードを画素データに付与する態様も、画素データを32ビット、データ属性識別コードを4ビットに限る必要はない。
【0078】
また、印刷データ属性一覧表18を使用せずに、プリンタドライバ7で画素データから直接データ属性識別コードを読み取り、データ属性―画像処理条件対応一覧表を参照して画像処理を行うことも可能である。
【0079】
また、図3のように同一ラスタ上に異なるデータ属性の領域(部分データ)A1とA2が存在する場合には、両領域とも同一の条件で画像処理を行っても良く(例えば画像の条件を適用する)、各領域のデータ属性に合わせて画像処理を行っても良い。後者の場合、最初の主走査を領域A1について行い、バックフィードして後の主走査を領域A2について行うように制御すれば良い。
【0080】
また、以上の実施形態ではインクジェットプリンタとレーザプリンタを例に説明したが、サーマルプリンタ、その他微小ドットの集合により文字や画像を作成するプリンタであれば本発明を適用できることは言うまでもない。
【0081】
また、以上の実施形態ではアプリケーションとして文書作成ソフトウェアや図面作成ソフトウェアを挙げたが、イメージ画像作成ソフトウェアでも良い。イメージ画像の文字部分をテキスト変換するソフトウェアでも、イメージ画像部分とテキスト部分が判別できれば良い。文書と図面の両者を作成可能なソフトウェアでも、テキスト部分と画像部分を判別できれば良い。また使用するアプリケーションに応じてデータ属性を識別するのに代えて、文字認識ソフトウェアやパターン認識ソフトウェアでデータ属性を判別することも可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば1つの印刷データに含まれる異なるデータ属性の部分データに対して、それぞれに適した印刷方法が自動的に選択されるため、速度と品質を両立した印刷が可能になる。
【0083】
また、アプリケーションに必要以上に負担をかけずに、ユーザの希望する印刷結果を得ることができる。
【0084】
また、印刷データの各部分データにおけるデータ属性に応じて、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理又は/及びラスタライズによる画像処理を変更するので、印刷の品質及び速度に効果的に反映できる。
【0085】
また、データ属性識別コードを画素データに付与して、印刷データのデータ属性を部分データ毎に判別するので、高信頼性でかつ容易にデータ属性を判別でき、判別の自動化も可能となる。
【0086】
また、データ属性―画像処理条件対応一覧表を使用することにより、高信頼性でかつ容易にデータ属性に応じた画像処理ができる。
【0087】
また、ユーザによる画像処理条件の設定を可能にすることにより、ユーザの希望に添った印刷制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した印刷制御システムの第1の実施形態の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における処理フローを示す図である。
【図3】印刷データの例を示す図である。
【図4】本発明を適用した印刷制御システムの第2の実施形態の構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における処理フローを示す図である。
【図6】本発明を適用した印刷制御システムの第3の実施形態の構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態における画像処理条件設定画面の例を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における画像処理条件の設定のフローを示す図である。
【図9】従来の印刷制御システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 印刷制御システム
2 ホストコンピュータ
3 プリンタ
4 ディスプレイ
5 アプリケーション
6 GDI
7 プリンタドライバ
8 ディスプレイドライバ
9 データ属性判別手段
11 解像度変換モジュール
12 色変換モジュール
13 ハーフトーンモジュール
14 ラスタライザ
15 プリンタコントローラ
16 印刷部
17 データ属性付与手段
18 印刷データ属性一覧表
19 画像処理条件決定手段
19a データ属性―画像処理条件対応一覧表
20 ホストコンピュータ使用領域
21 OPOSアプリケーション
22 OPOS
23 プリンタ制御モジュール
24 解像度変換モジュール
25 色変換モジュール
26 ハーフトーンモジュール
27 ラスタライザ
28 画像処理条件決定手段
28a データ属性―画像処理条件対応一覧表
29 画像処理条件設定手段
30 プリンタ制御手段
31 データ属性判別手段
A1 画像表示領域
A2,A3 テキスト表示領域
A4 バーコード表示領域

Claims (15)

  1. 印刷データを生成するアプリケーションと当該アプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタを制御するプリンタドライバとを有するホストコンピュータと、前記プリンタドライバの制御に基づいて印刷を実行するプリンタとを具備する印刷制御システムであって、
    前記プリンタドライバは、
    前記アプリケーションの印刷指示に基づいて、前記印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、
    判別した前記データ属性に応じて、前記印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、
    決定した前記画像処理条件に基づいて、前記プリンタを制御するプリンタ制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御システム。
  2. 前記アプリケーションは、前記データ属性を表わすデータ属性識別コードを画素データ毎に付与し、
    前記判別手段は、前記画素データから前記データ属性識別コードを読み出すことにより、前記データ属性を判別することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御システム。
  3. ホストコンピュータと、当該ホストコンピュータから送信された印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタとを具備する印刷制御システムであって、
    前記ホストコンピュータは、
    前記印刷データを生成するOPOSアプリケーションと、
    前記OPOSアプリケーションと前記ホストコンピュータに組み込まれたOSとのミドルウェアであって、前記印刷データを印刷する際の画像処理条件を決定するプリンタ制御モジュールと、
    前記プリンタ制御モジュールの指示に基づき、前記プリンタを制御するプリンタドライバと、を有しており、
    前記プリンタ制御モジュールは、
    前記OPOSアプリケーションの印刷指示に基づいて、前記印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、
    判別した前記データ属性に応じて、前記印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、を備えたことを特徴とする印刷制御システム。
  4. 前記OPOSアプリケーションは、前記データ属性を表わすデータ属性識別コードを画素データ毎に付与し、
    前記判別手段は、前記画素データから前記データ属性識別コードを読み出すことにより、前記データ属性を判別することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御システム。
  5. 前記印刷データは、データ属性の異なる複数の部分データを含んでおり、
    前記判別手段は、前記部分データ毎に前記データ属性を判別し、
    画像処理条件決定手段は、前記部分データ毎に前記画像処理条件を決定することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の印刷制御システム。
  6. 前記画像処理条件は、解像度変換、色変換、ハーフトーン処理およびラスタライズのうち、いずれかに関する条件を含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載の印刷制御システム。
  7. 前記データ属性と前記画像処理条件とを関連づけたデータ属性―画像処理条件対応一覧表を記憶する一覧表記憶手段を更に備え、
    前記画像処理条件決定手段は、前記データ属性―画像処理条件対応一覧表を参照することによって前記画像処理条件を決定することを特徴とする請求項6に記載の印刷制御システム。
  8. 前記データ属性―画像処理条件対応一覧表における前記画像処理条件をユーザが設定する条件設定手段を更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の印刷制御システム。
  9. 前記データ属性と前記画像処理条件とを予め関連づけて記憶したデータ属性―画像処理条件対応一覧表に基づいて、前記画像処理条件を決定する自動設定モードと、
    前記条件設定手段によって設定された前記データ属性―画像処理条件対応一覧表に基づいて、前記画像処理条件を決定するカスタマイズモードと、のいずれかを選択するモード選択手段を更に備え、
    前記画像処理条件決定手段は、前記モード選択手段によって選択されたモードに応じて前記画像処理条件を決定することを特徴とする請求項8に記載の印刷制御システム。
  10. 印刷データを生成するアプリケーションと当該アプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタを制御するプリンタドライバとを有し、前記印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御装置であって、
    前記プリンタドライバは、
    前記アプリケーションの印刷指示に基づいて、前記印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、
    判別した前記データ属性に応じて、前記印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、
    決定した前記画像処理条件に基づいて、前記プリンタを制御するプリンタ制御手段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  11. 印刷データを生成し、当該印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御装置であって、
    前記印刷データを生成するOPOSアプリケーションと、
    前記OPOSアプリケーションと前記印刷制御装置に組み込まれたOSとのミドルウェアであって、前記印刷データを印刷する際の画像処理条件を決定するプリンタ制御モジュールと、
    前記プリンタ制御モジュールの指示に基づき、前記プリンタを制御するプリンタドライバと、を有しており、
    前記プリンタ制御モジュールは、
    前記OPOSアプリケーションの印刷指示に基づいて、前記印刷データのデータ属性を判別する判別手段と、
    判別した前記データ属性に応じて、前記印刷データに対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段と、を備えたことを特徴とする印刷制御装置。
  12. 前記印刷データは、データ属性の異なる複数の部分データを含んでおり、
    前記判別手段は、前記部分データ毎に前記データ属性を判別し、
    画像処理条件決定手段は、前記部分データ毎に前記画像処理条件を決定することを特徴とする請求項10または11に記載の印刷制御装置。
  13. 印刷データを生成するアプリケーションと当該アプリケーションからの印刷指示に基づいてプリンタを制御するプリンタドライバとを有し、前記印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御方法であって、
    前記プリンタドライバにより、前記印刷データのデータ属性を判別すると共に、判別した当該データ属性に応じて、前記印刷データに対する画像処理条件を決定し、当該画像処理条件に基づいて、前記プリンタを制御することを特徴とする印刷制御方法。
  14. 印刷データを生成するOPOSアプリケーションと、前記印刷データを印刷する際の画像処理条件を決定するプリンタ制御モジュールと、当該プリンタ制御モジュールの指示に基づき、前記プリンタを制御するプリンタドライバと、を有し、前記印刷データに基づいて印刷を実行するプリンタを制御する印刷制御方法であって、
    前記プリンタ制御モジュールにより、前記印刷データのデータ属性を判別すると共に、判別した当該データ属性に応じて、前記印刷データに対する画像処理条件を決定し、
    前記プリンタドライバにより、前記画像処理条件に基づいて、前記プリンタを制御することを特徴とする印刷制御方法。
  15. 前記印刷データは、データ属性の異なる複数の部分データを含んでおり、前記部分データ毎に前記データ属性を判別すると共に、前記部分データ毎に前記画像処理条件を決定することを特徴とする請求項13または14に記載の印刷制御方法。
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