JP2010158888A - 記録方法、記録装置及び動作制御プログラム - Google Patents

記録方法、記録装置及び動作制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色安定性(グレーバランス)に優れ、ドットが目立ちにくい画質であり、異なる光源間で色が変わるような現象が抑制された画像を与えることが可能な記録装置、記録方法及び動作制御プログラムを提供すること。
【解決手段】被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録方法であって、
前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成する第1の工程と、
前記第1の工程で得られた各ドッドパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成する第2の工程と、を備え、
前記第1の工程は、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成することを特徴とする記録方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、記録ヘッドのノズルから記録材料を吐出させて記録処理を実行する記録方法、記録装置及び動作制御プログラムに関する。
透明なウインドガラスやフィルム等のメディアに、広告用等の文字や記号等を含む画像をプリントするインクジェットプリンタが知られている。
透明なメディアには、画像のみを直接ダイレクトにプリントしても、その画像の例えば赤、青、黄色、黒等の高濃度色以外の、灰色等の明度の高い中間色は、透明なメディアを通して、その画像に侵入する光に妨害されて、的確に表現することができない。このため、透明なメディアに、地色層を介して、カラー画像等の画像を重ねてプリントする方法が種々提案されている。
特許文献1には、画像プリント用のサブヘッドと、地色層プリント用のサブヘッドとを、インクジェットヘッドのX方向の前部と後部とに配置したプリンタが開示されている。メディア上方をY方向に往復移動させる地色層プリント用のサブヘッドから噴射させたインク液滴により、メディアに地色層をプリントする。次いで、メディアをX方向に順送り移動させて、そのメディアにプリントされた地色層上方に画像プリント用のサブヘッドが達した後に、その地色層上方をY方向に往復移動させる画像プリント用のサブヘッドから噴射させたインク液滴により、その地色層表面に画像を重ねプリントする。特許文献1では、プリンタを当該構造とすることで、1つのインクジェットヘッドを用いて、透明なメディアに地色層をプリントした後に、その地色層表面に画像を重ねプリントしたり、透明なメディアの裏面側に画像をプリントした後に、そのメディアにプリントされた画像裏面側に地色層を重ねプリントしたりすることができるとしている。
また、特許文献2では、キャリッジに白色インクを吐出する白色へッドとプロセスカラーの各色のインクをそれぞれ吐出するプロセスカラーヘッドとを搭載したインクジェットプリンタであって、白色ヘッドからインクを吐出した後に、各プロセスカラーヘッドのうちの少なくとも一つのプロセスカラーヘッドからインクを吐出することにより表刷りを行なうか、または、プロセスカラーヘッドのうちの少なくとも一つのプロセスカラーヘッドからインクを吐出した後に、白色ヘッドから裏刷りを行なうか、を選択的に制御する制御手段を備えたインクジェットプリンタを開示している。即ち、表刷りではプロセスカラー画像側を観測面とすることにより、裏刷りにおいては被記録媒体を透明フィルムとし、当該透明フィルム側を観測面とすることにより、白色層を地色層とする画像を形成することが可能である。
一方、インクジェットプリンタには両面印刷を行うものもある。例えば、特許文献3には、インク吐出制御のためインクジェットプリンタにほぼ標準的に搭載されているヘッド近傍の温度検知手段を用いて、所定条件下でこの温度検知手段による検出温度を環境温度と認識させ、この環境温度に応じて第1印刷面の終了後の待機時間を可変させて必要十分なインク定着時間を確保し、その後第2印刷面の印刷を開始させるよう記載されている。インクジェットプリンタは、表面の記録後、所定時間記録媒体を待機させると、記録媒体の逆送を開始し、切換部材にガイドされて反転機構におけるループ状の反転経路に沿って搬送され、表裏および前後を反転させた状態で再び記録部へと供給され裏面の記録を行う。
ところで、インクジェットプリンタ等の記録媒体上にドットを形成して画像を記録する記録装置は、コンピュータで作成した画像やデジタルカメラで撮影した画像等の出力装置として広く使用されている。これらの記録装置では、シアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを適切な割合で形成することで、いわゆる減法混色の原理によってカラー画像を再現している。
この減法混色の原理では、黒色は、シアンドットとマゼンタドットとイエロードットをそれぞれ等量ずつ混色することで再現することができる。しかしながら実際のシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとによる黒色の再現は色が安定せずに色ばらつきが生じるため、またシアンドット、マゼンタドット、イエロードットが高い密度で形成される領域ではドットの合計密度が許容値を超えないようにするため、一般的に、これらのドットの一部を黒色のドットで置き換えることが行なわれている。
ここで、色が安定しないとは、インク滴を吐出するノズルのバラツキによって、あるいはノズル温度や粘度などのインクの物性の違いによって、吐出するインク滴の大きさにバラツキが生じると、これが色彩の違いを引き起こす現象をいう。例えば、シアンドット、マゼンタドット、イエロードットを形成して黒色を表現している領域で、シアンインクのインク滴が大きめになると、完全な無彩色ではなく青みがかった色彩となってしまう。
特許文献4では、濃度の異なるシアンインクを用いて形成することで表現する階調値を異ならせた複数種類のシアンドットと、濃度の異なるマゼンタインクを用いて形成することで表現する階調値を異ならせた複数種類のマゼンタドットと、イエローインクを用いて形成したイエロードットと、濃度の異なる無彩色インクを用いて形成することで表現する階調値を異ならせた複数種類の無彩色ドットとを、印刷媒体上に形成しながら画像を印刷する印刷方法において、特に淡いシアンドットと、淡いマゼンタドットと、イエロー色ドットで形成される明度が所定値以上の領域においては、これら淡いシアンドットと、淡いマゼンタドットと、イエロー色ドットの中で無彩色を表現しているドットを、全て淡い灰色ドットに置き換えた状態で画像を印刷することを特徴とする。灰色ドットは、黒色ドットのドットサイズやドットの密度を調整することによって黒色インクのみで再現することができるため、引用文献4ではインクセットとして濃度違いの黒色インク、即ち、黒色インク(K)と、黒色インクよりも濃度の薄い灰色インク(LK)と、灰色インクよりも濃度の薄い淡い灰色インク(LLK)とを用いて上記の淡い灰色ドットを再現している。引用文献4では、かかる構成によって、明るい画像領域でドットが目立たず、また光源によって色の見え方が違ったりすることもない高画質な画像が得られるとしている。
しかしながら、特許文献4のように、黒色ドットによって灰色ドットを再現する場合、黒色ドットは粒状性が悪い(ドットが目立ち易い)という問題があり、更なる画質の向上が望まれていた。
特開2007− 50555号公報 特開2003−285427号公報 特開2007−152736号公報 特開2005− 22205号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、色安定性(グレーバランス)に優れ、ドットが目立ちにくい画質であり、異なる光源間で色が変わるような現象が抑制された画像を与えることが可能な記録装置、記録方法及び動作制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の記録方法は、被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録方法であって、
前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成する第1の工程と、
前記第1の工程で得られた各ドットパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成する第2の工程と、を備え、
前記第1の工程は、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成することを特徴とする(請求項1)。
上記構成によれば、画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色(即ち、白色と黒色以外の灰色領域の色)を有する場合には、前記灰色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより再現する。当該構成により、シアンドット、マゼンタドット、イエロードットで再現するよりも色安定性が飛躍的に向上するとともに、ドットが目立ちにくい高画質な画像を形成することができる。一方、黒色ドットは粒状性が悪い(ドットが目立ち易い)ものの、光源依存性が少ないという利点も有する。従って、白色ドットと黒色ドットで灰色を再現することによって画像中に黒色ドットが含まれるため、異なる光源間で色が変わるような現象も抑えることができる。
尚、ここで言う「明るさ」とは、例えば、画像データがCIE表色系の1つであるLデータである場合にはL値がその指標となる。また、画像データがRGBデータである場合には0〜255の階調値がその指標となる。また、ここで言う「明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合」とは、白色と黒色以外の灰色領域の色であり、無彩色である場合だけでなく、例えば青色がかった灰色等の、無彩色付近の色である場合をも含む。シアンドット、マゼンタドットおよびイエロードットからなるコンポジットで表せる色であれば、これをシアンドット、マゼンタドットおよびイエロードットから選ばれるカラードットと白色ドットと黒色ドットに置換することで表現することが可能である。青色がかった灰色であれば、シアンドット、白色ドットおよび黒色ドットで表現される。無彩色であれば、白色インクと黒色インクのみで表現される。
また、上記記録方法において、前記所定値以上の明るさはCIE表色系においてLが15以上であることが好ましい(請求項2)。
「無彩色」とは輝度(L値)のみの座標を持つもので、白から黒の間のモノトーン階調を示す。L値が小さい黒であれば、他の色を吸収してしまうため、あるいは黒色ドットのみで再現できるため、白色ドットを併せて使用する必要が無い。従って「明るさが所定値以上の無彩色領域の色」とは黒色は含まず、好ましくはLが15以上、より好ましくはLが20以上の無彩色および無彩色付近の色である。
また、本発明の記録方法は、被記録媒体に第1画像層と第2画像層とをこの順に積層して画像記録する記録方法であって、
前記第1画像層は、上記した請求項1または2記載の記録方法によって記録され、
前記第2画像層は、前記第1画像層を隠蔽する隠蔽層であって、前記第1画像層上の少なくとも一領域に記録されることを特徴とする(請求項3)。
更に、被記録媒体は画像形成面の反対側から観察可能な媒体であることが望ましい(請求項5)。
上記構成によれば、画像形成面の反対側から観察可能な被記録媒体(例えば、透明フィルム)に上記した請求項1または2記載の記録方法によって画像を記録した後、前記画像上に、当該画像を隠蔽可能なインク(例えば、白色インク組成物や、メタリック調の光沢を与える光輝インク組成物が挙げられる)を用いて隠蔽画像を形成するので、被記録媒体側を観測面として、隠蔽画像を下地層とする画像を形成することができる。
また、本発明の記録方法は、被記録媒体に第1画像層と第2画像層とをこの順に積層して画像記録する記録方法であって、
前記第1画像層は、前記第2画像層の少なくとも一領域を、画像形成面の反対面から隠蔽する隠蔽層であって、
前記第2画像層は、上記した請求項1または2記載の記録方法によって記録されることを特徴とする(請求項4)。
更に、被記録媒体は画像形成面の反対側から観察可能な媒体であることが望ましい(請求項5)。
上記構成によれば、画像形成面の反対側から観察可能な被記録媒体上(例えば、透明フィルム)に、最表面となる画像(第2画像層)を形成する前に、まず、前記最表面となる画像を画像形成面とは反対面から隠蔽可能なインク(例えば、白色インク組成物や、メタリック調の光沢を与える光輝インク組成物が挙げられる)を用いて隠蔽画像を形成する。次いで、この隠蔽画像上に、上記した請求項1または2記載の記録方法によって最表面となる画像(第2画像層)を記録することで、被記録媒体側とは反対面(即ち、画像形成面)を観測面として、隠蔽画像を下地層とする画像を形成することができる。
また、上記記録方法により得られる記録物は、色安定性が飛躍的に向上し、ドットが目立ちにくい高画質であり、異なる光源間で色が変わるような現象が抑制されている(請求項6)。
また、本発明の記録装置は、被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録装置であって、
前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成するドットパターンデータ形成手段と、
前記ドットパターンデータ形成手段で得られた各ドットパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成するドット形成手段と、を備え、
前記ドットパターンデータ形成手段は、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成することを特徴とする(請求項7)。
上記構成によれば、画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色(即ち、白色と黒色以外の灰色領域の色)を有する場合には、前記灰色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより再現する。当該構成により、シアンドット、マゼンタドット、イエロードットで再現するよりも色安定性が飛躍的に向上するとともに、ドットが目立ちにくい高画質な画像を形成することができる。一方、黒色ドットは粒状性が悪い(ドットが目立ち易い)ものの、光源依存性が少ないという利点も有する。従って、白色ドットと黒色ドットで灰色を再現することによって画像中に黒色ドットが含まれるため、異なる光源間で色が変わるような現象も抑えることができる。
また、本発明の記録装置の前記ドット形成手段は、副走査方向に複数のノズルが配列されたノズル列を主走査方向に複数列有し、且つ、前記主走査方向に配列された複数のノズル列は副走査方向に対して上流側領域および下流側領域を構成するように少なくとも2領域に分割されており、
白色インクを吐出するためのノズル列は前記上流側領域および下流側領域の両領域に設定され、
白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、上流側領域および下流側領域の何れか一方のみに設定されていることを特徴とする(請求項8)。
上記構成によれば、白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列を上流側領域に設定した場合、画像形成面の反対側から観察可能な被記録媒体には、まず副走査方向(被記録媒体搬送方向)に向かって上流側領域に存在するノズル列からインクが吐出されて第1層が形成される。この時、上流側領域に存在するノズル列は、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクを吐出する。次いで、前記第1層上に、副走査方向に向かって下流側領域に存在するノズル列により第2層が形成される。この時下流側領域に存在するノズル列は白色インクのみを吐出するため、白色の隠蔽層が第2層として形成される。即ち、1回の記録媒体の搬送で白色画像を下地とする記録画像(観測面:被記録媒体側)を形成することができ、第1層の画像は灰色領域を白インクと黒インクとで再現しているため、色安定性が飛躍的に向上し、ドットが目立ちにくい高画質であり、また異なる光源間で色が変わるような現象も抑制されている。
一方、白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列を下流側領域に設定した場合においては、画像形成面の反対側から観察可能な被記録媒体には、まず副走査方向(被記録媒体搬送方向)に向かって上流側領域に存在するノズル列からインクが吐出されて第1層が形成される。この時上流側領域に存在するノズル列は白色インクのみであるため、白色の隠蔽層が第1層として形成される。次いで、前記第1層上に副走査方向に向かって下流側領域に存在するノズル列により第2層が形成される。この時上流側領域に存在するノズル列は、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクを吐出する。即ち、1回の記録媒体の搬送で白色画像を下地とする記録画像(観測面:第2層側)を形成することができ、第2層の画像は灰色領域を白インクと黒インクとで再現しているため、色安定性が飛躍的に向上し、ドットが目立ちにくい高画質であり、また異なる光源間で色が変わるような現象も抑制されている。
また、本発明の記録装置の前記ドット形成手段は、副走査方向に複数のノズルが配列されたノズル列を主走査方向に複数列有し、且つ、前記主走査方向に配列された複数のノズル列は副走査方向に対して上流側領域および下流側領域を構成するように少なくとも2領域に分割されており、
白色インクを吐出するためのノズル列は前記上流側領域および下流側領域の両領域に設定され、白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、上流側領域および下流側領域の何れか一方のみに設定される第1の記録モードと、
白色インクを吐出するためのノズル列と白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、前記上流側領域および下流側領域の両領域に設定される第2の記録モードとを、
備えていることを特徴とする(請求項9)。
上記構成によれば、白色隠蔽画像を形成する場合と、カラー画像の記録のみ行う場合とで、印刷用途に応じて記録モードを選択することができる。記録モードは、例えば、被記録媒体が透明な基材か否かなどの媒体の種類等で選択してもよい。
また、本発明の動作制御プログラムは、被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録装置の動作制御プログラムであって、
前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成する第1のステップと、
前記第1のステップで得られた各ドットパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成する第2のステップと、を備え、
前記第1のステップは、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成するように前記記録装置に実行させることを特徴とする(請求項10)。
上記構成によれば、動作制御プログラムを記録装置に搭載するだけで、画像データ中の明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色(即ち、灰色領域の色)を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットとに置き換えて記録するので、画像の色安定性を飛躍的に向上させ、ドットが目立ちにくい高画質を実現できるとともに、異なる光源間で色が変わるような現象も抑制することができる。
本実施形態に係るプリンタの主要構成部を示す概略斜視図である。 図1に示したプリンタの電気的な構成を示すブロック図である。 本実施態様のプリンタ20が、画像データに所定の画像処理を加えることによって各インクの各ドットパターンを形成する処理の流れを示すフローチャートである。 色変換処理のために参照される色変換テーブルを概念的に示した説明図である。 本実施態様のプリンタ20が、画像データに所定の画像処理を加えることによって各インクの各ドットパターンを形成する処理の流れを示すフローチャートの他の一例である。 印刷ヘッドが主走査方向に走査し、透明フィルムが副走査方向に搬送する様子を模式的に示した図である。 プリンタを用いた印刷方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明に係る記録装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、記録装置としてインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)を例に挙げて説明する。図1は本実施形態のプリンタの主要構成部を示す概略斜視図、図2は図1に示したプリンタの電気的な構成を示すブロック図である。
図1に示したプリンタ20は、用紙スタッカ22と、不図示のステップモータで駆動される紙送りローラ24と、プラテン26と、キャリッジ28と、キャリッジモータ30と、キャリッジモータ30によって駆動される牽引ベルト32と、キャリッジ28の走査を案内するガイドレール34とを備えている。キャリッジ28には、多数のノズルを備えた印刷ヘッド36(記録ヘッド)が搭載されている。
印刷用紙P(記録媒体)は、用紙スタッカ22から紙送りローラ24によって巻き取られてプラテン26の表面上を、印刷ヘッド36の主走査方向と直行する副走査方向へ送られる。本実施形態では、印刷用紙Pは透明フィルム等の光を透過する透明基材である。キャリッジ28は、キャリッジモータ30により駆動される牽引ベルト32に牽引されて、ガイドレール34に沿って主走査方向に移動する。
プリンタ20は、図2に示すように、ホストコンピュータ90から供給された信号を受信する受信バッファメモリ50と、画像データを格納するイメージバッファ54と、プリンタ20全体の動作を制御するシステムコントローラ51(記録制御部)と、メインメモリ52と、EEPROM53とを備えている。EEPROM53に記憶されたファームウェアをメインメモリ52に読み出し実行することによって、プリンタ20の各種動作が実現される。
システムコントローラ51は、さらに、キャリッジモータ30を駆動する主走査駆動回路61と、紙送りモータ31を駆動する副走査駆動回路62と、印刷ヘッド36を駆動するヘッド駆動回路63とが接続されている。副走査駆動回路62と、紙送りモータ31と、紙送りローラ24は、紙送り機構を構成している。システムコントローラ51は、受信バッファメモリ50が受信した印刷データに含まれる各種コマンドや、予めEEPROM53に書き込まれた設定条件等に応じて、主走査駆動回路61及び副走査駆動回路62を制御する。
例えば、高画質の画像を印刷するよう設定されている場合は、主走査駆動回路61及び副走査駆動回路62によって、ラスタを副走査方向に間欠的に形成しつつ画像を印刷するいわゆるインターレース方式の印刷を行う。また、1ラスタを形成するノズルを間欠的タイミングで駆動させて印刷するいわゆるオーバーラップ方式の印刷を行なうこともできる。
図3は、本実施態様のプリンタ20が、画像データに所定の画像処理を加えることによって各インクの各ドットパターンを形成する処理の流れを示すフローチャートである。かかる処理はホストコンピュータ90のオペレーティングシステムがプリンタドライバ91を起動することによって開始される。
プリンタドライバ91は、画像処理ルーチンを開始すると、先ず初めに、変換すべき画像データの読み込みを開始する(ステップS100)。ここで読み込まれるデータは、RGBカラー画像データ、すなわちR,G,Bの各色毎に、階調値0から階調値255の256階調幅を有する画像データである。
次いで、取り込んだ画像データの解像度を、プリンタ20が印刷するための解像度に変換する(ステップS102)。画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場合は、線形補間を行うことで隣接画像データ間に新たなデータを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の割合でデータを間引くことによって画像データの解像度を印刷解像度に変換する。
こうして解像度を変換したら、色変換処理を開始する(ステップS104)。色変換処理とは、先に読み込んだRGB画像データを、プリンタに備えられている各色のインクについての階調データに変換する処理である。色変換処理は、色変換テーブルと呼ばれる3次元の数表を参照することによって、迅速に行うことができる。
ここで、色変換処理中で参照される色変換テーブルについて説明する。図4は、色変換処理のために参照される色変換テーブルを概念的に示した説明図である。RGB画像データは、直交3軸をR軸、G軸、B軸とする色立体内の座標値として表すことができる。換言すれば、色立体を細分して格子点を生成すると、各格子点は、それぞれの座標値に対応するRGB画像データを表していると考えることができる。色変換テーブルは、このような各格子点が表す画像データを色変換した時に得られる画像データを、それぞれの格子点に対応づけて記憶した3次元の数表と考えることができる。
図4に示した色変換テーブルの各格子点には、プリンタ20に搭載されている各色のインク、すなわち、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、白色インク、黒色インクの各インクについて、それぞれのインク量に相当するデータが記憶されている。画像処理ルーチンの中で色変換処理に際しては、変換しようとするRGB画像データが表す色空間内の座標点を求め、周囲の格子点に記憶されているインク量のデータを、色変換テーブルを参照することによって取得する。こうして読み出したインク量のデータから補間演算を行うことによって、座標点についてのインク量のデータを算出する。この座標点のインク量データを算出すれば、RGB画像データを迅速に色変換する。
図4において、(R,G,B)=(255,255,255)は白色であり、(R,G,B)=(0,0,0)は黒色である。即ち、(R,G,B)=(0,0,0)と(R,G,B)=(255,255,255)を結んだ直線上の座標(R階調値=G階調値=B階調値)に無彩色が形成されることになる。この直線上の各座標で特定される無彩色は、従来、色変換処理によって、シアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを等価で混合することで表現されたり、あるいは濃度の異なる黒色インク組成物で表現されている。
本発明では、上記のシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される明るさが所定値以上の無彩色の部分を、白色ドットと黒色ドットに置き換える。即ち、前記無彩色は、白色ドットと黒色ドットとで被記録媒体上に表現される。本実施形態の場合、明るさが所定値以上の無彩色とは階調値が所定値以上の無彩色である。階調値が0であると黒色ドットのみで表現でき、また0以外の低階調値である場合には、粒状性は目立ちにくいため黒色ドットのみで表現する方が有利である。上記所定値は、好ましくは明るさがCIE表色系においてL*で表される場合にはL*が15以上であることが望ましい。
さらに、本記録方法では、無彩色に近い色にも適用でき、シアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとのコンポジットで表される無彩色付近の色を、シアンドット、マゼンタドットおよびイエロードットから選ばれるカラードットと白色ドットと黒色ドットに置換することで表現することが可能である。即ち、例えば青色がかった灰色であれば、シアンドット、白色ドットおよび黒色ドットで置換可能である。
本実施態様ではプリンタ20に搭載されるインクとしてシアンインク、マゼンタインクまたは黒色インクを含むインクセットを例に説明したものであるが、本発明で用いることができるインクセットの構成はこれに限定されることはなく、例えば、濃度が薄いライトシアンインク、ライトマゼンタインクまたはライト黒色インクを搭載していてもよい。この場合、ライトシアンドット、ライトマゼンタドットおよびイエロードットにより表現されるより明るい無彩色については、ライト黒色ドットと白色ドットとに置き換えてやればよい。
以上のように、色変換テーブルを参照してRGB画像データを色変換したら、続いて、階調数変換処理を開始する(ステップS106)。階調数変換処理とは次のような処理である。色変換処理によって得られた階調データは、階調値0から255の256階調を有するデータであるが、実際に印刷する場合には、印刷用紙上にドットを「形成する」か「形成しない」かのいずれかの状態しか取り得ない。そこで、256階調を有する階調データを、ドットの形成有無に対応する2階調のデータに変換する必要がある。このように階調数変換処理とは、256階調の画像データを、ドットの形成有無を示す2階調のデータに変換する処理である。階調数変換処理を行う手法としては種々の方法が知られているが、本実施態様では、誤差拡散法と呼ばれる手法を用いて階調数変換処理を行う。もちろん、他の周知の方法を用いても構わない。
階調数変換処理に続いて、インターレース処理を行う(ステップS108)。インターレース処理とは、ドット形成の有無を表す形式に変換された画像データを、印刷ヘッド36が実際にドットを形成する順番を考慮しながら、プリンタ20に転送すべき順序に並べ替える処理である。
プリンタドライバは、インターレース処理を行って最終的に得られた画像データ、即ち、プリンタ20に搭載された各種インクに基づいた各ドットパターンデータを、印刷データとしてプリンタ20に出力する(ステップS110)。プリンタ20は、各ドットパターンデータである印刷データに従って、各種のインクドットを印刷用紙上に形成する。その結果、画像データに対応した画像が印刷用紙上に印刷されることになる。
図5は、画像データがRGBデータでない場合における各インクの各ドットパターンを形成する処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここで読み込まれるデータは、CIE表色系の1つであるLで表された画像データである。画像データを所望の色で印刷するなどの目的で、画像の色を修正する場合があり、その場合、Lで表された画像データで色の修正を行うと修正がし易い。そして、色を修正した画像データを、読み込まれる画像データとすればよい。なお、読み込まれる画像データはL以外の他の表色系で表された画像データであってもよい。
まず、プリンタドライバ91は、画像処理ルーチンを開始すると、先ず初めに、変換すべき画像データの読み込みを開始する(ステップS120)。
次いで、取り込んだ画像データを、プリンタ20に搭載されている各色のインク、すなわち、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、白色インク、黒色インクの各インクに対応するデータに直接変換する色変換処理を開始するか、あるいは画像データを一旦RGB画像データに変換するかの判断を行なう(ステップS122)。
画像データを、プリンタ20に搭載されている各色のインクに対応するデータに直接変換する色変換処理を開始する場合には、当該画像データの解像度を、プリンタ20が印刷するための解像度に変換する(ステップS124)。画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場合は、線形補間を行うことで隣接画像データ間に新たなデータを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の割合でデータを間引くことによって画像データの解像度を印刷解像度に変換する。
こうして解像度を変換したら、色変換処理を開始する(ステップS126)。ここでの色変換処理とは、先に読み込んだL画像データを、プリンタに備えられている各色のインクについての階調データに変換する処理である。色変換処理は、色変換テーブルと呼ばれる3次元の数表を参照することによって、迅速に行うことができる。
ここで、色変換処理中で参照される色変換テーブルについて説明する。色変換テーブルは、Lで表された色空間上の各点(入力値)と、各点が対応する、プリンタに備えられている各色のインクについての階調データ(出力値)とを関係付けてテーブルにしたものである。ここで、入力値が、Lが15以上の各点である場合には、各点に対応する出力値においては、出力値のうちの白色インクについての階調データがゼロ以外の値として出力されるようにテーブルが構築されている。一方、入力値の明るさがLが15未満の各点に対応する出力値においては、出力値のうちの白色インクについての階調データがゼロの値として出力されるようにテーブルが構築されている。各色のインクについての階調データは、値が大きいほど、プリンタにおけるドット打ち込み量が多くなる値であり、ゼロの場合にはドット打ち込み量はゼロである。
以上のように、色変換テーブルを参照してL画像データを色変換したら、続いて、階調数変換処理を開始する(ステップS128)。階調数変換処理とは次のような処理である。色変換処理によって得られた階調データは、階調値0から255の256階調を有するデータであるが、実際に印刷する場合には、印刷用紙上にドットを「形成する」か「形成しない」かのいずれかの状態しか取り得ない。そこで、256階調を有する階調データを、ドットの形成有無に対応する2階調のデータに変換する必要がある。このように階調数変換処理とは、256階調の画像データを、ドットの形成有無を示す2階調のデータに変換する処理である。階調数変換処理を行う手法としては種々の方法が知られているが、本実施態様では、誤差拡散法と呼ばれる手法を用いて階調数変換処理を行う。もちろん、他の周知の方法を用いても構わない。また、2階調のデータに変換するのに限らず3階調以上のデータに変換しても良い。
階調数変換処理に続いて、インターレース処理を行う(ステップS130)。インターレース処理とは、ドット形成の有無を表す形式に変換された画像データを、印刷ヘッド36が実際にドットを形成する順番を考慮しながら、プリンタ20に転送すべき順序に並べ替える処理である。
プリンタドライバは、インターレース処理を行って最終的に得られた画像データ、即ち、プリンタ20に搭載された各種インクに基づいた各ドットパターンデータを、印刷データとしてプリンタ20に出力する(ステップS132)。プリンタ20は、各ドットパターンデータである印刷データに従って、各種のインクドットを印刷用紙上に形成する。その結果、画像データに対応した画像が印刷用紙上に印刷されることになる。
一方、取り込んだ画像データを一旦RGB画像データに変換する場合には、当該画像データの解像度を、プリンタ20が印刷するための解像度に変換する(ステップS140)。画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場合は、線形補間を行うことで隣接画像データ間に新たなデータを生成し、逆に印刷解像度よりも高い場合は、一定の割合でデータを間引くことによって画像データの解像度を印刷解像度に変換する。
こうして解像度を変換したら、データ変換処理を開始する(ステップS142)。ここでのデータ変換処理とは、先に読み込んだL画像データを、データ変換テーブルを参照してRGB画像データに変換する工程である。ここでのデータ変換処理は、データ変換テーブルと呼ばれる3次元の数表を参照することによって、迅速に行うことができる。データ変換テーブルは、L画像データをRGB画像データに変換するテーブルであり、これらの2つの表色系の間で画像データを変換するものである。
次に行なう、ステップS146〜S150のステップは、前述のステップS128〜ステップS132のステップと類似するステップであるが、ステップS146で参照する色変換テーブルは、入力値がデータ変換処理されたRGB画像データであるところがステップS126で参照する色変換テーブルとは異なるが、出力値がプリンタに備えられている各色のインクについての階調データであるところはステップS126で参照する色変換テーブルと同様である。
なお、ステップS122でYESのフローを行なう場合は、ステップS126で参照する色変換テーブルは、読み込んだ画像データの表色系の画像データからプリンタに備えられている各色のインクについての階調データに変換するものである。ここで、読み込んだ画像データがL以外の他の表色系で表された画像データであれば、当該他の表色系で表された画像データからプリンタに備えられている各色のインクについての階調データに変換する色変換テーブルを別途備えて、これを参照すればよい。
一方、ステップS122でNOのフローを行なう場合は、ステップS142で参照するデータ変換テーブルは、読み込んだ画像データの表色系からRGB画像データにデータ変換するデータ変換テーブルである。ここで、読み込んだ画像データがL以外の他の表色系で表された画像データであれば、当該他の表色系で表された画像データからRGB画像データに変換するデータ変換テーブルを別途備えて、これを参照すればよい。このデータ変換テーブルは、入力画像データの表色系からRGB画像データに変換するものであればよい。次に行なう、ステップS146で参照する色変換テーブルは、ステップS120で読み込んだ画像データが如何なる画像データであっても、RGB画像データからプリンタに備えられている各色のインクについての階調データに変換する色変換テーブルであればよく、色変換テーブルを別途備えることが不要である。
こうして変換された画像データは図3に説明したフローチャートと同様の流れで出力される(S144〜S150)。
尚、本実施形態ではホストコンピュータ90のプリンタドライバ91によって上記プログラムを実行させているが、勿論、プリンタ20がコンピュータを内蔵し、上記プログラムを当該コンピュータに実行させてもよい。
図2に示すように、本実施形態のイメージバッファ54は、透明フィルムPの第1層(第1の印刷像)として印刷される画像データが展開される第1層データ展開部55と、透明フィルムPの第2層(第2の印刷像)として印刷される画像データが展開される第2層データ展開部56とを備えている。受信バッファメモリ50が受信した印刷データのうち画像データは、そのまま第1層データ展開部55、第2層データ展開部56に各々展開される。この時、第2層を白色隠蔽層とする場合には、第2層データ展開部56には、第1層を隠蔽するための隠蔽データが展開される。この隠蔽データは、ホストコンピュータ90のプリンタドライバ91が生成してプリンタ20へ送信してもよいし、プリンタ20側の図示せぬ記憶手段に予め保持しておいてもよい。この第2層たる白色隠蔽層は、第1層において画像が形成された領域の同領域に積層されても良く、あるいは第1層において画像が形成された領域とは異なる他の領域に積層されていてもよい。一方、第1層を白色隠蔽層としても良く、この場合には、第1層データ展開部55には、第2層を隠蔽するための隠蔽データが展開される。
図6(a)、(b)は印刷ヘッド36が主走査方向に走査し、透明フィルムが副走査方向に搬送する様子を模式的に示した図である。図6(a)、(b)に示すように本実施形態のプリンタ20が備える印刷ヘッド36のノズルは副走査方向に複数のノズル(図示せず)が配列されたノズル列44を主走査方向に複数有する。ノズル列はインク色毎に形成されており、黒色インクを吐出するノズル列41、白色インクを吐出するノズル列42、白色インクと黒色以外のカラーインクを各色毎に吐出するノズル列43を有する。そして主走査方向に配列された複数のノズル列44は、副走査方向に対して上流側領域45、45’および下流側領域46、46’を構成するように2領域に分割されている。
図6(a)では、印刷ヘッド36のノズルは、主走査方向(印刷ヘッドの走査方向)に向かって、上流側領域45にのみに設定された第1ノズル群41aと、上流側領域45および下流側領域46の両領域に設定された第2ノズル群42aと、上流側領域45にのみに設定された第3ノズル群43aとをこの順に有する3つの群に分割されている。第1ノズル群41aは黒色インクを吐出するノズル群であり、第2ノズル群42aは白インクを吐出するノズル群であり、第3ノズル群46aは、白色および黒色以外のインクを吐出するノズル群である。
一方、図6(b)では、印刷ヘッド36のノズルは、主走査方向(印刷ヘッドの走査方向)に向かって、下流側領域46’にのみに設定された第1ノズル群41bと、上流側領域45’および下流側領域46’の両領域に設定された第2ノズル群42bと、下流側領域46’にのみに設定された第3ノズル群43bとをこの順に有する3つの群に分割されている。第1ノズル群41bは黒色インクを吐出するノズル群であり、第2ノズル群42bは白インクを吐出するノズル群であり、第3ノズル群46bは、白色および黒色以外のインクを吐出するノズル群である。
図6(a)および(b)に示されるノズル群の配置は、第1層と第2層の画像選択に応じて、即ち、下流側と上流側のどちらを隠蔽層とするかに応じて、使用時に切り替えが可能である。
ヘッド駆動回路63は、第1層データ展開部55に展開された画像データに基づき印刷ヘッド36の下流側領域45、45’に存在するノズル群の対応する各ノズルに吐出信号を印加し、第2層データ展開部56に展開された画像データに基づき印刷ヘッド36の上流側領域46、46’に存在するノズル群の対応する各ノズルに吐出信号を印加する。
図6(a)では、まず、搬送される透明フィルムP(紙送り方向は、印刷ヘッド36の副走査方向)に対し、印刷ヘッド36の上流側領域45に存在するノズル群により吐出されるシアンドット、マゼンタドット、イエロードット、白色ドット、黒色ドットで第1層となるカラー画像が印刷された後、前記カラー画像上に、印刷ヘッド36の下流側領域46に存在するノズル群で白色ドットにより第2層となる白色隠蔽画像を形成する。
一方、図6(b)では、まず、搬送される透明フィルムP(紙送り方向は、印刷ヘッド36の副走査方向)に対し、印刷ヘッド36の上流側領域45’に存在するノズル群により吐出される白色ドットで第1層となる白色隠蔽画像が印刷された後、前記白色隠蔽画像上に、印刷ヘッド36の下流側領域46’に存在するノズル群により吐出されるシアンドット、マゼンタドット、イエロードット、白色ドット、黒色ドットによって第2層となるカラー画像を形成する。
以下では、図6及び図7を参照して、プリンタ20を用いた印刷方法について説明する。図7は、図6(a)を搭載したプリンタ20を用いた印刷方法を説明するためのフローチャートである。プリンタドライバ91によって生成された印刷データがホストコンピュータ90からプリンタ20へ送信されると、まず印刷データは受信バッファメモリ50に一時的に保存される。受信バッファメモリ50から印刷データを順次読み出し、各種コマンドデータであれば、システムコントローラ51がコマンドを解析する。
第1層に形成される画像データであれば(ステップS11:Yes)、イメージバッファ54に展開される。さらに、システムコントローラ51は、白色隠蔽画像データを図示せぬ記憶手段から読み出して第2層データ展開部56に展開する(ステップS12:Yes)。ここでは、白色隠蔽画像データは、第1層データ展開部55に展開された画像データを隠蔽し、印刷可能領域全体を覆うデータである。すなわち、図6(a)の印刷へッド36の下流側領域46に存在するノズル群に吐出信号を印加し、かかる領域に存在するノズル群から白色インクを吐出させるためのデータである。なお、白色隠蔽画像データは、必ずしも印刷可能領域全体を覆うデータである必要はなく、前記の第1層に形成される画像データと同一の領域を覆うデータであってもよい。この場合には、第1層に形成される画像データと同一のデータが第2層データ展開部56に展開され、印刷へッド36の下流側領域46に存在するノズル群から白インクが吐出され、その部分のみが隠蔽される。
システムコントローラ51は印刷契機(全ての印刷準備が整う)があると(ステップS13:Yes)、副走査方向駆動回路62を駆動させて、紙送りモータ31を作動させ透明フィルムPを印刷開始位置に頭だしする。さらに、主走査方向駆動回路61及びヘッド駆動回路63を駆動させて、キャリッジモータ30を作動させ印刷ヘッド36を主走査方向に移動させるとともに、第1層データ展開部55に展開された画像データに基づき上流側領域45に存在するノズル群の対応するノズルから黒インク、白インク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインクを吐出させて第1層X1の印刷を開始する(ステップS14)。
次に、紙送りモータ31を駆動させてノズル群の高さ分(ここでは、印刷ヘッド36の高さの約二分の一)だけ透明フィルムを搬送する(ステップS15)。すなわち、ノズル群の下流側領域46が第1層X1の上部に位置するところまで透明フィルムPを搬送する。そして、印刷ヘッド36を主走査方向に移動させるとともに、第2層データ展開部56に展開された白色隠蔽画像データに基づき下流側領域45に存在するノズル群の対応するノズルから白インクを吐出させて第1層X1上に白色ドットを形成して第2層Y1の印刷を開始する。これと同時に、ノズル群の上流側領域45によって第1層X2が印刷される(ステップS16)。尚、上記ステップでは印刷ヘッド36の高さの約二分の一だけ透明フィルムを搬送しているが、搬送量はより小さい量でもよい。
各データ展開部55,56に展開された画像データの印刷処理が終了していなければ(ステップS17:No)、ステップS15に戻り、再び紙送りモータ31を駆動させて印刷ヘッド36の高さの約二分の一だけ透明フィルムを搬送する。すなわち、ノズル群の下流側領域46が第1層X2の上部に位置するところまで透明フィルムPを搬送する。そして、印刷ヘッド36を主走査方向に移動させるとともに、第2層データ展開部56に展開された白色隠蔽画像データに基づき下流側領域46に存在するノズル群から白色インクを吐出させて第1層X2上に白色ドットを形成して第2層Y2の印刷を開始する。これと同時に、ノズル群の上流領域45に存在するノズル群によって第1層X3が印刷される(ステップS16)。
上述のように、ステップS15,ステップS16を繰り返し実行し、各データ展開部55,56に展開された画像データの印刷処理が終了すると(ステップS17:Yes)、透明フィルム21を外部へ排出する(ステップS18)。
図6(b)を搭載したプリンタ20の印刷方法は、図6(a)とは第1層データ展開部55、第2層データ展開部56とが逆のデータとなる以外は、図6(a)と同様である。
また、上記実施形態では、印刷用紙Pは透明フィルム等の光を透過する透明基材であったが、透過型の記録媒体であればよい。例えば半透明の記録媒体でもよい。
また、本発明における印刷ヘッドのノズルの配列は、上記実施形態に限られず、他の配列を採用することも可能である。即ち、副走査方向にカラーインクノズル群、白色インクノズル群、黒色ノズル群が配列されていればよい。
また、本発明に使用されるシアンインク、マゼンタインク、イエローインクおよび黒色インクは特に限定されることはなく、市販のインクを用いることができる。白色インクについても特に限定されることはないが、例えば白色色材として金属酸化物(二酸化チタン等)を含む白色インク(特開2006−274214、特開2006−307198、特開2008−239661等参照)や、色材として中空樹脂粒子を含む白色インク(米国特許第4,880,465号明細書、特開2000−103995号公報、特開2000−239585号公報、特開2005−154568号公報等参照)を使用することができる。
また、上記実施形態では、隠蔽画像(下地層)を形成するインクとして白色インク組成物を用いた例を挙げて説明したが、本発明では、白色インク以外にもメタリック調の光沢感を与える光輝インク組成物を用いることが可能である。光輝インクとしては、金属顔料含有インク(特開2007−46034、特開2007−169451、特開2008−208330等)を使用できる。
また、前述の実施形態では、隠蔽画像(下地層)の形成と、カラー画像の記録とを行なうために、白色インクを吐出するためのノズル列は上流側領域および下流側領域の両領域に設定され、白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、上流側領域および下流側領域の何れか一方のみに設定されている。これを第1の記録モードとする。
しかし、隠蔽画像(下地層)を形成せず、カラー画像の記録のみを行なうことでも良い。これを第2の記録モードとする。第2の記録モードでは、カラー画像は、第1の記録モードと同様にカラー画像データを出力して記録すれば良い。第2の記録モードでは、隠蔽画像の形成に使用する白色ノズルは不要となる。そこで、図6において、例えば図6(a)であれば、第2ノズル群42aを上流側領域45と下流側領域46とに分けて、上流側領域45に存在する第2ノズル群42aを使用ノズルに設定し、下流側領域46に存在する第2ノズル群42aは使用ノズルに設定しないこととすればよい。
あるいは、第2の記録モードでは、ノズル列41を下流側第1ノズル群41bのみならず上流側も使用し、これらを両方、黒色インクを吐出するノズルとして設定し、さらに、ノズル列43を下流側第3ノズル群43bのみならず上流側も使用し、これらを両方、カラーインクを吐出するノズルとして設定し、第2ノズル群42の上流側領域及び下流側領域とを両方、白色インクを吐出するノズルとして設定して、これらを全てカラー画像の記録に用いるとよい。こうすることで記録の速度が第1の記録モードより2倍速くなる。
プリンタ20が第1の記録モードと第2の記録モードとを備える場合は、例えば、プリンタドライバ91などで記録モードの選択を行なえばよい。記録モードの選択に際しては、例えば、被記録媒体が透明な基材であれば第1の記録モードが選択され、不透明の基材であれば第2の記録モードが選択されるようにすればよい。ただし、媒体の種類以外の他の要因によって記録モードが選択されても良い。また、不透明な基材の記録媒体に記録する際に第1の記録モードが選択されてもよい。
20 プリンタ、 22 用紙スタッカ、 24 紙送りローラ、 26 プラテン、 28 キャリッジ、 30 キャリッジモータ、 32 牽引ベルト、 34 ガイドレール、 36 印刷ヘッド、 41、42、43、44 ノズル列、 41a,41b 第1ノズル群、 42a,42b 第2ノズル群、 43a,43b 第3ノズル群、 45、45’ 上流側領域、 46、46’ 下流側領域、 50 受信バッファメモリ、 51 システムコントローラ(印刷制御部)、 52 メインメモリ、 53 EEPROM、 54 イメージバッファ、 55 第1層データ展開部、 56 第2層データ展開部、 61 主走査駆動回路、 62 副走査駆動回路、 63 ヘッド駆動回路、 90 ホストコンピュータ、 91 プリンタドライバ、 P 印刷用紙(被記録媒体)。

Claims (10)

  1. 被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録方法であって、
    前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成する第1の工程と、
    前記第1の工程で得られた各ドッドパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成する第2の工程と、を備え、
    前記第1の工程は、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成することを特徴とする記録方法。
  2. 前記所定値以上の明るさが、CIE表色系においてLが15以上であることを特徴とする、請求項1記載の記録方法。
  3. 被記録媒体に第1画像層と第2画像層とをこの順に積層して画像記録する記録方法であって、
    前記第1画像層は、請求項1または2記載の記録方法によって記録され、
    前記第2画像層は、前記第1画像層を隠蔽する隠蔽層であって、前記第1画像層上の少なくとも一領域に記録されることを特徴とする記録方法。
  4. 被記録媒体に第1画像層と第2画像層とをこの順に積層して画像記録する記録方法であって、
    前記第1画像層は、前記第2画像層の少なくとも一領域を、画像形成面の反対面から隠蔽する隠蔽層であって、
    前記第2画像層は、請求項1または2記載の記録方法によって記録されることを特徴とする記録方法。
  5. 前記被記録媒体が画像形成面の反対側から観察可能な媒体であることを特徴とする請求項3または4記載の記録方法。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の記録方法により記録されたことを特徴とする記録物。
  7. 被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録装置であって、
    前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成するドッドパターンデータ形成手段と、
    前記ドッドパターンデータ形成手段で得られた各ドッドパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成するドット形成手段と、を備え、
    前記ドッドパターンデータ形成手段は、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成することを特徴とする記録装置。
  8. 前記ドット形成手段は、副走査方向に複数のノズルが配列されたノズル列を主走査方向に複数列有し、且つ、前記主走査方向に配列された複数のノズル列は副走査方向に対して上流側領域および下流側領域を構成するように少なくとも2領域に分割されており、
    白色インクを吐出するためのノズル列は前記上流側領域および下流側領域の両領域に設定され、
    白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、上流側領域および下流側領域の何れか一方のみに設定されていることを特徴とする、請求項7記載の記録装置。
  9. 前記ドット形成手段は、副走査方向に複数のノズルが配列されたノズル列を主走査方向に複数列有し、且つ、前記主走査方向に配列された複数のノズル列は副走査方向に対して上流側領域および下流側領域を構成するように少なくとも2領域に分割されており、
    白色インクを吐出するためのノズル列は前記上流側領域および下流側領域の両領域に設定され、白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、上流側領域および下流側領域の何れか一方のみに設定される第1の記録モードと、
    白色インクを吐出するためのノズル列と白色インク以外のインクを吐出するためのノズル列は、前記上流側領域および下流側領域の両領域に設定される第2の記録モードとを、
    備えていることを特徴とする、請求項7記載の記録装置。
  10. 被記録媒体上に、シアンインクと、マゼンタインクと、イエローインクと、白色インクと、黒色インクとを用いて画像を記録する記録装置の動作制御プログラムであって、
    前記画像データを受け取って、前記各種のインクを用いて各ドットパターンデータを形成する第1のステップと、
    前記第1のステップで得られた各ドッドパターンデータに従って、各ドットを前記被記録媒体上に形成する第2のステップと、を備え、
    前記第1のステップは、前記画像データが、明るさが所定値以上の無彩色領域の色であって、且つ、減法混色によってシアンドットと、マゼンタドットと、イエロードットとを同時に形成することで表現される色を有する場合には、前記無彩色領域の色を少なくとも白色ドットおよび黒色ドットにより形成するように前記記録装置に実行させることを特徴とする動作制御プログラム。
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