JP2012192601A - 画像形成処理装置および画像形成処理方法 - Google Patents

画像形成処理装置および画像形成処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012192601A
JP2012192601A JP2011057687A JP2011057687A JP2012192601A JP 2012192601 A JP2012192601 A JP 2012192601A JP 2011057687 A JP2011057687 A JP 2011057687A JP 2011057687 A JP2011057687 A JP 2011057687A JP 2012192601 A JP2012192601 A JP 2012192601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
medium
deformation
color
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011057687A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Koyama
実 小山
Toru Fujita
徹 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2011057687A priority Critical patent/JP2012192601A/ja
Priority to KR1020120024851A priority patent/KR20120104943A/ko
Priority to EP12159011.1A priority patent/EP2500177A3/en
Priority to US13/419,521 priority patent/US8643899B2/en
Publication of JP2012192601A publication Critical patent/JP2012192601A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】加飾成形において、変形後における画像の見栄えを確保しつつ、画像の下地を形成するベース色の着色剤の使用量を低減する。
【解決手段】媒体に設定した格子点のうち画像を形成する必要がある格子点に対しては、その格子点における対応する四角形における変化の程度として四角形の面積変化率Δsを読み込み(S220)、読み込んだ面積変化率Δsを用いて白層補償変換LUT66から得られる変形前のホワイト(w)のインク量としてのw値を処理対象の格子点のw値に設定する(S230)。この設定したw値を用いて画像の下地としての白層を形成することにより、媒体の変形に対して略同一の厚みの白層とすることができる。これにより、白層の厚みが異なることによる画像の変色を抑制することができると共に、白層の厚みを必要以上に厚くするものに比してホワイト(w)のインクの形成量を低減することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成処理装置および画像形成処理方法に関する。
従来、この種の画像形成処理装置としては、透明記録紙上の表示画面領域に白色の不透明インクを転写し、その転写した白色の不透明インク上に重ねてシアン、マゼンタ、イエローに色分離した画像色に応じて画像を転写するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、白色の不透明インクの上に重ねて画像を転写することにより、暗い色の絵柄上に貼っても、透明記録紙上の転写画像をきれいにはっきり浮かび上がらせて見栄えの良いプリントシールを得ている。また、白色を含む複数色のインクを用いてカラー画像および白色画像を印刷する印刷装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−058927号公報 特開2010−240934号公報
上述の特許文献1に記載された装置のように、透明の媒体に白色の不透明インクを転写して白層を形成し、この白層の上に重ねて画像を形成することにより見栄えのよいものを得ることができるが、画像を形成した後に媒体を変形させて立体形状としたときについては考慮されていない。媒体を変形させると、変形が小さい部位と変形が大きな部位とでは白層の厚みが異なるものとなる。このため、変形の小さな部位では、白層の厚みが十分であることから、画像を綺麗にはっきりと浮かび上がらせるが、変形の大きな部位では、白層の厚みが不十分であることから、画像を綺麗にはっきりと浮かび上がらせることができない場合が生じる。したがって、白層の厚みに対して、変形の小さな部位を基準とすれば、変形が大きな部位では画像を綺麗にはっきりと浮かび上がらせることができず、変形が大きな部位を基準とすれば、全ての部位で画像を綺麗にはっきりと浮かび上がらせることができるが、変形が小さな部位に過剰な白層を形成するため、必要以上の白色のインクが消費されてしまう、という課題がある。
本発明の画像形成処理装置および画像形成処理方法は、加飾成形において、変形後における画像の見栄えを確保しつつ、画像の下地を形成するベース色の着色剤の使用量を低減することを主目的とする。
本発明の画像形成処理装置および画像形成処理方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の画像形成処理装置は、
所定のベース色の着色剤を含む複数の着色剤により光透過性の媒体に対して前記ベース色によるベース層の上に画像を形成した後に該媒体を変形してなる成形物のための前記媒体に画像を形成する処理を行なう画像形成処理装置であって、
前記成形物における前記ベース層の厚みが略同一となるよう前記媒体に形成すべき前記ベース色の着色剤の形成量と前記媒体の変形の程度との対応関係であるベース色対応関係を記憶するベース色対応関係記憶手段と、
前記媒体の各部位における変形の程度を取得する変形程度取得手段と、
前記取得した変形の程度と前記記憶したベース色対応関係とに基づいて前記媒体の各部位における前記ベース色の着色剤の形成量を決定するベース色量決定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の画像形成処理装置では、光透過性の媒体を変形してなる成形物におけるベース色の着色剤により形成されるベース層の厚みが略同一となるよう媒体に形成すべきベース色の着色剤の形成量と媒体の変形の程度との対応関係であるベース色対応関係を記憶しておき、媒体の各部位における変形の程度を取得し、取得した変形の程度と記憶しておいたベース色対応関係とに基づいて媒体の各部位におけるベース色の着色剤の形成量を決定する。これにより、成形物におけるベース層の厚みを略同一とすることができる。したがって、成形物におけるベース層の厚みを必要十分な厚みに定めておけば、成形物のベース層における機能、即ち成形物における画像の見栄えを確保しつつ、ベース色の着色剤の使用量を低減することができる。ここで、画像形成処理装置は、少なくともシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック,ホワイトを含む複数の着色剤により画像を形成する処理を行なう装置とすることができ、ベース色は白色であるものとすることもできる。
こうした本発明の画像形成処理装置において、前記変形程度取得手段は、前記変形の程度として前記媒体の各部位の変形前の面積に対する変形後の面積の比率としての面積変化率を取得する手段である、ものとすることもできる。この場合、前記面積変化率は、前記媒体の表面に設定された複数の微小領域の変形の前後における面積に基づいて計算されてなる、ものとすることもできる。こうすれば、媒体の変形の程度をより正確に反映することができる。
また、本発明の画像形成処理装置において、前記ベース層は、前記画像が形成される部位にのみに形成される、ものとすることもできる。この場合、媒体として透明材料を用いれば、画像が形成される部位以外は透明なものとすることができる。
さらに、本発明の画像形成処理装置において、前記媒体に画像を形成した後に前記ベース層を形成する、ものとすることもできる。この場合、媒体として透明材料を用いれば、媒体側から画像を綺麗にはっきりと見せることができる。
あるいは、本発明の画像形成処理装置において、前記画像における前記ベース色となる部位については画像形成におけるベース色の着色剤の形成量を前記画像における前記ベース色とはならない部位における着色剤の形成量に比して少ない形成量とする、ものとすることもできる。また、前記画像における前記ベース色となる部位については前記ベース層を形成する着色剤の形成量を前記画像における前記ベース色とはならない部位における着色剤の形成量に比して少ない形成量とする、ものとすることもできる。ベース色のベース層にベース色の画像を形成することになるため、一方の着色剤を少なくしても画像の見栄えを悪くすることがないからである。これにより、ベース色の着色剤の使用量を更に低減することができる。
また、本発明の画像形成処理装置において、前記媒体の変形の程度と変形前の色と変形に伴う色変化が反映された変形後の色との対応関係である色対応関係を記憶する色対応関係記憶手段と、前記取得した変形の程度と前記記憶した色対応関係とに基づいて前記成形物の画像の色に対する前記媒体の各部位に形成する画像の色を決定する色決定手段と、を備えるものとすることもできる。こうすれば、こうすれば、媒体の変形による色の変化の影響を精度よく反映させて媒体に画像を形成することができる。
本発明の画像形成処理方法は、
所定のベース色の着色剤を含む複数の着色剤により光透過性の媒体に対して前記ベース色によるベース層の上に画像を形成した後に該媒体を変形してなる成形物のための前記媒体に画像を形成する画像形成処理方法であって、
(a)前記媒体の各部位における変形の程度を取得するステップと、
(b)前記成形物における前記ベース層の厚みが略同一となるよう前記媒体に形成すべき前記ベース色の着色剤の形成量と前記媒体の変形の程度との対応関係であるベース色対応関係と前記取得した変形の程度とに基づいて前記媒体の各部位における前記ベース色の着色剤の形成量を決定するステップと、
を含むことを要旨とする。
この本発明の画像形成処理方法では、光透過性の媒体の各部位における変形の程度を取得し、媒体を変形してなる成形物におけるベース色の着色剤により形成されるベース層の厚みが略同一となるよう媒体に形成すべきベース色の着色剤の形成量と媒体の変形の程度との対応関係であるベース色対応関係と取得した変形の程度とに基づいて媒体の各部位におけるベース色の着色剤の形成量を決定する。これにより、成形物におけるベース層の厚みを略同一とすることができる。したがって、成形物におけるベース層の厚みを必要十分な厚みに定めておけば、成形物のベース層における機能、即ち成形物における画像の見栄えを確保しつつ、ベース色の着色剤の使用量を低減することができる。ここで、画像形成処理装置は、少なくともシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック,ホワイトを含む複数の着色剤により画像を形成する処理を行なう装置とすることができ、ベース色は白色であるものとすることもできる。
加飾成形システム10の構成の概略の一例を示す構成図。 印刷ヘッド28のノズル列の構成の一例を示す説明図。 色補償変換LUT64の一例を示す説明図。 白層補償変換LUT66の一例を示す説明図。 形状補償処理の様子を示す説明図。 媒体Sに加飾される様子の一例を説明する説明図。 色補償処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 グリッド92の各格子点と各四角形とを示す説明図。 算出された各四角形の面積変化率Δsの一例を示す説明図。 白層形成処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である画像形成処理装置としての機能を有する加飾成形システム10の構成の概略の一例を示す構成図である。本実施形態の加飾成形システム10は、図示するように、透明な樹脂製のシート(例えばポリフィルム)として形成された媒体Sがロール状に巻かれてなるロール36から媒体Sを引き出してインクを吐出することにより画像を印刷するプリンター20と、画像が印刷された後の媒体Sを所望の三次元形状に立体成形する成形装置40と、プリンター20と通信可能に接続され媒体Sに形成すべき画像を入力して印刷データに処理して出力する画像処理装置の機能を有する汎用のパソコン(PC)50とを備えている。
プリンター20は、装置全体を制御するコントローラー21と、インクを媒体Sに吐出する印刷機構25と、ロール36から媒体Sを引き出しながら搬送する送り機構32とを備えている。コントローラー21は、CPU22を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムを記憶しデータを書き換え可能なフラッシュメモリー23と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM24などを備えている。このコントローラー21は、PC50からの印刷データを受信すると共に印刷処理を実行するよう印刷機構25や送り機構32を制御する。印刷機構25は、キャリッジベルト31によりキャリッジ軸30に沿って左右(主走査方向)に往復動するキャリッジ26と、インクに圧力をかけノズル27からインク滴を吐出する印刷ヘッド28と、各色のインクを収容したカートリッジ29とを備えている。印刷ヘッド28は、キャリッジ26の下部に設けられており、圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式により、印刷ヘッド28の下面に設けられたノズル27から各色のインクを吐出して媒体S上にドットを形成するものである。なお、インクへ圧力をかける機構は、ヒーターの熱による気泡の発生によるものとしてもよい。カートリッジ29は、本体側に装着され、シアン(c),マゼンタ(m),イエロー(y),ブラック(k)のcmykの各色のインクにクリア(cl)とホワイト(w)のインクを個別に収容しており、この収容したインクを図示しないチューブを介して印刷ヘッド28へ供給する。印刷ヘッド28におけるノズル27の配置の一例を図2に示す。図示するように、印刷ヘッド28には、左からブラック(k),シアン(c),マゼンタ(m),イエロー(y),クリア(cl),ホワイト(w)の順に直線状の複数の吐出孔として形成された6列のノズル列(総称としてのノズル27)が形成されている。なお、クリア(cl)は、透明であり、着色されていないため、インクとして考えるのは不適であるとの考えもあるが、本実施形態ではインク(透明インク)として取り扱うものとする。また、送り機構32は、駆動モーター33により駆動されて媒体Sを搬送する送りローラー35などを備えている。
成形装置40は、媒体Sの上方側に配置される上型部41と、媒体Sの下方側に配置される下型部42とを備えている。上型部41や下型部42には、図示しない金型がセットされており、上下の金型で媒体Sを挟み込むことにより媒体Sを三次元形状に成形する。なお、成形装置40による成形は、加熱成形であってもよいし、加圧成形であってもよい。また、この成形装置40にセットされる金型は、複数種の異なる金型を交換可能なものとした。なお、媒体Sは、成形前あるいは成形後に、プリンター20と成形装置40との間に配置された切断機37により所定長さに切断される。
PC50は、装置全体の制御を司るコントローラー51と、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶する大容量メモリであるHDD55と、プリンター20などの外部機器とのデータの入出力を行うネットワークインターフェイス(I/F)56と、ユーザーが各種指令を入力するキーボードやマウスなどの入力装置57と、各種情報を表示するディスプレイ58とを備えている。コントローラー51は、各種制御を実行するCPU52や各種制御プログラムを記憶するフラッシュメモリー53、データを一時的に記憶するRAM54などを備えている。このPC50は、ディスプレイ58に表示されたカーソルなどをユーザーが入力装置57を介して入力操作すると、その入力操作に応じた動作を実行する機能を有している。コントローラー51やHDD55、I/F56、入力装置57、ディスプレイ58などは、バス59によって電気的に接続され、各種制御信号やデータのやり取りができるよう構成されている。
このPC50のHDD55には、図示しないアプリケーションプログラムや変形画像処理プログラム60,印刷ドライバー70などが格納されている。変形画像処理プログラム60は、媒体Sの成形に伴う変形により成形品(成形後の媒体S)の表面に形成されている画像(文字や模様などを含む)に生じる形状ずれや色ずれを補正するために用いられるプログラムや、画像を綺麗にはっきりと見栄えよく見せるために画像の下地として白色の白層を形成するプログラムや、背面からの点灯により画像の一部を浮き上がらせて見せるために他の部分を遮光する遮光層を形成するプログラムなどにより構成されている。この変形画像処理プログラム60は、三次元の画像(絵柄)モデルを編集する3D絵柄編集部61と、成形に伴う形状ずれを補償する形状補償部62と、成形に伴う色ずれを補償する色補償部63と、画像の下地としての白層を形成する白層形成部65と、を有している。
3D絵柄編集部61は、成形前の媒体Sに形成した画像の編集と成形後の媒体Sに形成した画像の編集とを実行する機能を有している。形状補償部62は、媒体Sの成形時の外形の変形によって生じる成形品表面の意匠(文字や模様)の形状変化を、目的の形状に補正する形状補償を実行する機能を有している。
色補償部63は、媒体Sの成形時の変形によって生じる画像の色合いの変化を反映させるために色補償変換ルックアップテーブル(LUT)64を用いて目的の色合いに補正する色補償を実行する機能を有している。色補償変換LUT64は、媒体Sの変形後の成形体で発色すべき目的色の色値(目標色)と、媒体Sの変形率(面積変化率(%))と、媒体S上に形成するインク量との関係を経験的に定めた対応関係テーブルである。図3に色補償変換LUT64の一例を示す。図3に示すように、色補償変換LUT64において、色値(目標色)と媒体Sの面積変形率(%)とが指定されると、指定された面積変形率(%)で媒体Sが変形したのちに指定した色値(目標色)になる各色のインク量が導き出される。色補償変換LUT64では、同じ色値(目標色)において、変形後の面積変形率(%)が大きいほど着色剤の形成量が大きくなる傾向に設定されている。また、この色補償変換LUT64は、格納されている各値の間のデータを周知の四面体補間処理を行うことによって、より格子点データの多いLUTに展開して利用されるものとした。なお、図3では、インク量としては通常の印刷で用いるインク量の最大量を100として表わし、色補償変換LUT64の一部のみを示した。
白層形成部65は、媒体Sの成形時の変形によって白層の厚みが変化するために白層補償変換ルックアップテーブル(LUT)66を用いて成形後の白層の厚みが予め定めた所定白層厚で略均一になるよう補償を実行する機能を有している。ここで、所定白層厚は、白層の画像が形成される色層とは反対側の層の色に拘わらずに画像が綺麗にはっきりと見栄えよく見えるようにするために必要な最小の厚みとして実験などによって定められている。白層補償変換LUT66は、媒体Sの変形率(面積変化率(%))と、媒体S上に形成する白層におけるホワイト(w)のインク量との関係を経験的に定めた対応関係テーブルである。図4に白層補償変換LUT66の一例を示す。図4に示すように、白層補償変換LUT66において、媒体Sの面積変形率(%)が指定されると、指定された面積変形率(%)で媒体Sが変形したのちに所定白層厚となるホワイト(w)のインク量が導き出される。白層補償変換LUT66では、変形後の面積変形率(%)が大きいほどホワイト(w)のインク量が大きくなる傾向に設定されている。また、この白層補償変換LUT66は、格納されている各値の間のデータについては周知の補間処理を行うことによって、より格子点データの多いLUTに展開して利用されるものとした。なお、図4では、インク量としては通常の印刷で用いるホワイト(w)のインク量の最大量を100として表わし、白層補償変換LUT66の一部のみを示した。
印刷ドライバー70は、アプリケーションプログラム側から受けた印刷ジョブをプリンター20で直接印刷処理可能な印刷データへ変換してプリンター20へ出力(送信)するプログラムである。この印刷ドライバー70は、変形画像処理プログラム60で作成された印刷データをプリンター20へ出力する機能を有している。
次に、こうして構成された本実施形態の加飾成形システム10の処理について、形状補償処理、色補償処理、白層形成処理について順に説明する。図5は、変形画像処理プログラム60により実行される形状補償処理の様子を示す説明図である。この形状補償処理では、コントローラー51のCPU52は、まず、縦横に等間隔の複数の格子点を有する四角形(正方形)を要素とするグリッド92を平面状の媒体に構成した画像を作成する(図5(a))。なお、図示の都合上、グリッド92の格子点は実際よりも少ない(間引いた)状態で図示し、格子点の間隔はプリンター20のドットの形成間隔(例えば、720dpiや1440dpiなど)よりも広いものとした。また、これらの各格子点の初期位置(変形前の位置)の位置情報は保持されるものとした。次に、目的の製品の形状に成形されるように媒体を変形させる処理を行ない、変形前後のグリッド92の各格子点の位置情報を入力して変形後の各格子点の三次元座標位置や各格子点の歪み方向や歪み量を算出する。そして、この算出結果に基づいて、成形後の立体物の三次元の画像モデルを作成し、作成した三次元の画像モデルをディスプレイ58へ表示処理する(図5(b))。次に、使用者の入力操作によって三次元の画像モデル上で絵柄の位置が指定されると、指定された位置に絵柄としての印刷対象の画像を配置し(図5(c))、二次元変換指示が入力されると、三次元での座標値を二次元の座標値に変換して変換後の画像を表示する(図5(d))。このようにして、成形後に目的とする絵柄となる形状の画像が成形前の媒体上に形成され、成形前に媒体Sに印刷すべき版下データを作成することができる。なお、図5(d)の版下データの画像が媒体Sに印刷されて成形された結果の成形品を図5(e)に示す。なお、本実施形態では、図6に示すように、図5(e)における絵柄(AB)の部分(図6の中央部分)については画像が形成される色層と白層とを形成し、その他の部分(図6の両サイドの部分)には画像も白層も形成しない場合を具体例として用いて説明する。なお、絵柄(AB)の部分以外の部分については、層厚を均一にする必要がある場合には、クリア(cl)のインクによるクリア層を形成するものとしてもよい。
次に、色補償変換LUT64を用いた色補償処理について説明する。図7は、コントローラー51のCPU52により実行される色補償処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HDD55に記憶され、形状補償処理がなされた後に色補償の実行指示が入力されたときに実行される。なお、色補償の実行指示は、例えば、形状補償処理後に、変形画像処理プログラム60の図示しない編集画面がディスプレイ58に表示された状態で、編集画面上の色補償実行ボタンを入力装置57でクリックすることにより入力されるものなどとすればよい。
この色補償処理ルーチンが実行されると、CPU52は、まず、変形加工前後のグリッド92の各格子点の位置情報を取得する(ステップS100)。この位置情報の取得は、上述した形状補償処理で説明した変形前後の格子点の三次元座標をそれぞれ取得することにより行なう。次に、取得した各格子点の位置情報からグリッド92の各要素としての各四角形の面積変化率Δsを算出する(ステップS110)。ここで、グリッド92の各格子点と各四角形とを図9に示す。なお、図8では、グリッド92の一部を拡大して示しており、図8中の対象画像(文字A)は、上述した形状補償処理後の画像(図5(d)参照)が配置されたものである。各四角形の面積変化率Δsの算出は、ステップS100で取得した各格子点の変形前後の位置情報から変形前後の四角形の面積をそれぞれ算出して、変形後の四角形の面積を変形前の面積で除することにより行なう。なお、変形前の各四角形の面積はすべて同一であるため一定値を用いてもよい。こうして算出される各四角形の面積変化率Δsの一例を図9に示す。なお、要素No.は、グリッド92の左上の四角形を起点として左から右へ、上から下へと順に付すものとした。続いて、グリッド92の各格子点のLab値を取得する(ステップS120)。このLab値の取得は、入力された画像のRGB値やCMYK値などの色の情報に基づいて各格子点に対応する位置の形状補償処理後の画像の色値を求め、求めた色値をLab値に変換することにより取得することができる。あるいは、図5(d)や図8のような形状補償処理後の画像を含む図示しない編集画面をディスプレイ58上に表示して入力装置57を用いた画像の色の指定を受け付け、受け付けた色に基づいて各格子点に対応する位置の色値を求め、求めた色値をLab値に変換することにより取得することができる。
こうしてグリッド92の各格子点のLab値や各四角形の面積変化率Δsを取得すると、処理対象の格子点を設定して(ステップS130)、処理対象の格子点のLab値と処理対象の格子点に対応する四角形の面積変化率Δsとをそれぞれ読み込む(ステップS140)。なお、処理対象の格子点は、グリッド92の左上隅の格子点を起点として左から右へ、上から下へと順に設定する。また、処理対象の格子点に対応する四角形は、例えば、処理対象の格子点を左上の頂点にもつ四角形に定めることができ、グリッド92の右端や下端に位置する格子点のように処理対象の格子点を左上の頂点にもつ四角形が存在しない場合には、処理対象の格子点を右上の頂点にもつ四角形や処理対象の格子点を左下の頂点や右下の頂点にもつ四角形を定めるものとすればよい。
次に、読み込んだLab値を変形後の色値として用いると共に面積変化率Δsを用いて色補償変換LUT64から得られる変形前のインク量としてのcmyk値を処理対象の格子点のcmyk値に設定する(ステップS150)。ここで、読み込んだLab値と面積変化率Δsとが色補償変換LUT64に登録されている場合には、色補償変換LUT64から対応する値を導出して処理対象の格子点のcmyk値に設定する。一方、読み込んだLab値や面積変化率Δsが色補償変換LUT64に登録されていない場合には、色補償変換LUT64から近似するcmyk値を抽出して補間処理により求めた値を処理対象の格子点のcmyk値に設定する。こうしてインク量としてのcmyk値を設定すると、グリッド92のすべての格子点のcmyk値を設定したか否かを判定し(ステップS160)、未設定の格子点があるときには、ステップS130に戻り各格子点を順次処理対象に設定して処理を繰り返す。一方、すべての格子点のインク量としてのcmyk値を設定したときには、各格子点のcmyk値を色補償データとして作成しHDD55に保存して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。なお、この色補償データをもって印刷する際には、例えば、まず、グリッド92の各格子点のインク量としてのcmyk値をプリンター20のドットの形成間隔に応じて補間する処理などが、印刷ドライバー70などを用いて行なわれる。本実施形態では、画像形成のインク量としてのcmyk値は通常の印刷範囲を超える量として設定される部位も存在するため、cmyk値による画像形成は、通常の印刷範囲内の印刷を必要回数実行することによって行なわれる。
次に、白層補償変換LUT66を用いた白層形成処理について説明する。図10は、コントローラー51のCPU52により実行される白層形成処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、HDD55に記憶され、色補償処理がなされた後に白層形成の実行指示が入力されたときに実行される。なお、白層形成の実行指示は、例えば、色補償処理後に、変形画像処理プログラム60の図示しない編集画面がディスプレイ58に表示された状態で、編集画面上の白層形成実行ボタンを入力装置57でクリックすることにより入力されるものなどとすればよい。また、白層形成処理は、色補償処理がなされた後に自動的に実行されるものとしてもよい。
この白層形成処理ルーチンが実行されると、CPU52は、まず、媒体Sにおける処理対象の格子点を設定し(ステップS200)、処理対象の格子点が画像形成が行なわれる格子点であるか否かを判定する(ステップS210)。この判定は、処理対象の格子点にLab値が設定されているか否かによって行なうことができる。図5(e)および図6の例では、図5(e)における絵柄(A)と絵柄(B)とが形成される格子点であるか否かの判定が行なわれることになる。処理対象の格子点が画像形成が行なわれる格子点であると判定されると、処理対象の格子点に対応する四角形の面積変化率Δsを読み込み(ステップS220)、読み込んだ面積変化率Δsを用いて白層補償変換LUT66から得られる変形前のホワイト(w)のインク量としてのw値を処理対象の格子点のw値に設定する(ステップS230)。ここで、読み込んだ面積変化率Δsが白層補償変換LUT66に登録されている場合には、白層補償変換LUT66から対応する値を導出して処理対象の格子点のw値に設定する。一方、読み込んだ面積変化率Δsが白層補償変換LUT66に登録されていない場合には、白層補償変換LUT66から近似するw値を抽出して補間処理により求めた値を処理対象の格子点のw値に設定する。こうしてホワイト(w)のインク量としてのw値を設定すると、グリッド92のすべての格子点を処理対象としたか否かを判定し(ステップS250)、未処理対象の格子点があるときには、ステップS200に戻り各格子点を順次処理対象に設定して処理を繰り返す。ステップS210で処理対象の格子点が画像形成が行なわれない格子点であると判定されると、白層を形成する必要がないため、格子点のw値として値0を設定して(ステップS240)、ステップS250に進み、グリッド92のすべての格子点を処理対象としたか否かを判定し、未処理対象の格子点があるときには、ステップS200に戻り各格子点を順次処理対象に設定して処理を繰り返す。
ステップS240ですべての格子点を処理対象としたと判定されたときには、w値が設定された各格子点のw値を白層形成データとしてHDD55に保存して(ステップS260)、本ルーチンを終了する。なお、この白層形成データをもって白層を形成する際には、例えば、まず、グリッド92の各格子点のインク量としてのw値をプリンター20のドットの形成間隔に応じて補間する処理などが、印刷ドライバー70などを用いて行なわれる。本実施形態では、白層を形成するインク量としてのw値は通常の印刷範囲を超える量として設定される部位も存在するため、w値による白層の形成は、通常の印刷範囲内の印刷を必要回数実行することによって行なわれる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のPC50のHDD55が本発明の「ベース色対応関係記憶手段」に相当し、図10の白層形成処理ルーチンのステップS200〜S220の処理を実行するコントローラー51と白層形成部65とが「変形程度取得手段」に相当し、図10の白層形成処理ルーチンのステップS230,S260の処理を実行するコントローラー51と白層形成部65とが「ベース色量決定手段」に相当する。
以上説明した本実施形態の加飾成形システム10によれば、媒体Sに設定した格子点のうち画像を形成する必要がある格子点に対しては、その格子点における対応する四角形における変化の程度として四角形の面積変化率Δsを読み込み、読み込んだ面積変化率Δsを用いて白層補償変換LUT66から得られる変形前のホワイト(w)のインク量としてのw値を処理対象の格子点のw値に設定するから、この設定したw値を用いて白層を形成することにより、媒体Sの変形に対して略同一の厚みの白層とすることができ、白層の厚みが異なることによる画像の変色を抑制することができると共に、白層の厚みを必要以上に厚くするものに比してホワイト(w)のインクの形成量を低減することができる。もとより、白層を形成することにより、成形品を被貼付物に貼り付けたときに被貼付物の表面に色や柄が存在しても、成形品に形成された画像を綺麗にはっきりと見栄えよく見せることができる。
また、本実施形態の加飾成形システム10では、媒体Sに設定した格子点のうち画像を形成する必要がある格子点に対しては、その格子点における対応する四角形における変化の程度として四角形の面積変化率Δsを読み込み、読み込んだ面積変化率Δsを用いて色補償変換LUT64から得られる変形前のシアン(c)、マゼンタ(m),イエロー(y)、ブラック(k)のインク量としてのcmyk値を処理対象の格子点のcmyk値に設定するから、この設定したcmyk値を用いて画像を形成することにより、媒体Sの変形による色の変化の影響を精度よく反映させて媒体Sに画像を形成することができる。
上述の実施形態では、シアン(c),マゼンタ(m),イエロー(y),ブラック(k),クリア(cl),ホワイト(w)のインクを備えるプリンター20により画像の下地としてホワイト(w)のインクを用いて白層を形成するものとしたが、ホワイト(w)に代えて他の色、例えば、薄いベージュや薄いグレー,薄いピンクなどのベース色のインクを備えるプリンターにより画像の下地としてベース色のインクを用いてベース層を形成するものとしてもよい。
上述した実施形態では、媒体Sの変形の程度としては、グリッド92により形成される四角形の変形の前後における面積の比である面積変化率Δsを用いたが、グリッド92により形成される格子点のうち近接する3つの格子点からなる三角形の変形の前後における面積の比である面積変化率を用いるものとしてもよいし、グリッド92により形成される四角形を更に分割した形状における変形の前後における面積の比である面積変化率を用いるものとしてもよいし、グリッド92により形成される各格子点間の変形の前後における長さの比である線的な変化率を用いるものとしてもよい。
上述した実施形態では、白層は画像が形成される部位にのみ形成されるものとしたが、画像を形成される部位を含んでその周りまで白層を形成するものとしてもよいし、媒体Sの全体の白層を形成するものとしてもよい。
上述した実施形態では、媒体Sに画像を形成した後に白層を形成するものとしたが、媒体Sに白層を形成した後に白層の上に画像を形成するものとしてもよい。
上述した実施形態では、シアン(c),マゼンタ(m),イエロー(y),ブラック(k)のインクにより媒体Sに画像を形成し,ホワイト(w)のインクにより白層を形成するものとしたが、、シアン(c),マゼンタ(m),イエロー(y),ブラック(k),ホワイト(w)のインクにより媒体Sに画像を形成し、ホワイト(w)のインクにより白層を形成するものとしてもよい。この場合、画像における白の部分については画像を形成する際に白の形成に必要なホワイト(w)のインクの使用量(形成量)を必要な使用量に対して50%や30%などのように少なくしてもよいし、画像における白の部分に相当する白層を形成する際に白層の形成に必要なホワイト(w)のインクによる使用量(形成量)を必要な使用量に対して80%や70%などのように少なくしてもよい。
上述した実施形態では、格子点に対応する四角形における変化の程度としての四角形の面積変化率Δsを用いて色補償変換LUT64から得られる変形前のシアン(c)、マゼンタ(m),イエロー(y)、ブラック(k)のインク量としてのcmyk値を処理対象の格子点のcmyk値に設定するものとしたが、画像の形成については媒体Sの変形を考慮しないものとしてもよい。
上述した実施形態では、着色剤は、インクであるものとしたが、媒体S上に画像を形成する際に着色可能なものであれば特にこれに限定されない。例えば、インク以外の他の液体や機能材料の粒子が分散されている液状体(分散液)、ジェルのような流状体、トナーなどの粉体などとしてもよい。
上述した実施形態では、プリンター20は、インクを吐出するインクジェット式の印刷機構25を備えたものとしたが、特にこれに限定されず、レーザープリンターとしてもよいし、熱転写プリンターとしてもよいし、ドットインパクトプリンターとしてもよい。また、PC50のような画像形成処理装置としたが、画像形成処理方法としてもよいし、これを実行可能なプログラムの形式にしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
10 加飾成形システム、20 プリンター、21 コントローラー、22 CPU、23 フラッシュメモリー、24 RAM、25 印刷機構、26 キャリッジ、27 ノズル、28 印刷ヘッド、29 カートリッジ、30 キャリッジ軸、31 キャリッジベルト、32 送り機構、33 駆動モーター、34 送りローラー、36 ロール、37 切断機、40 成形装置、41 上型部、42 下型部、50 PC、51 コントローラー、52 CPU、53 フラッシュメモリー、54 RAM、55 HDD、56 I/F、57 入力装置、58 ディスプレイ、59 バス、60 変形画像処理プログラム、61 3D絵柄編集部、62 形状補償部、63 色補償部、64 色補償変換LUT、65 白層形成部、66 白層補償変換LUT、70 印刷ドライバー、92 グリッド、S 媒体。

Claims (10)

  1. 所定のベース色の着色剤を含む複数の着色剤により光透過性の媒体に対して前記ベース色によるベース層の上に画像を形成した後に該媒体を変形してなる成形物のための前記媒体に画像を形成する処理を行なう画像形成処理装置であって、
    前記成形物における前記ベース層の厚みが略同一となるよう前記媒体に形成すべき前記ベース色の着色剤の形成量と前記媒体の変形の程度との対応関係であるベース色対応関係を記憶するベース色対応関係記憶手段と、
    前記媒体の各部位における変形の程度を取得する変形程度取得手段と、
    前記取得した変形の程度と前記記憶したベース色対応関係とに基づいて前記媒体の各部位における前記ベース色の着色剤の形成量を決定するベース色量決定手段と、
    を備える画像形成処理装置。
  2. 請求項1記載の画像形成処理装置であって、
    前記画像形成処理装置は、少なくともシアン,マゼンタ,イエロー,ブラック,ホワイトを含む複数の着色剤により画像を形成する処理を行なう装置であり、
    前記ベース色は白色である、
    画像形成処理装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成処理装置であって、
    前記変形程度取得手段は、前記変形の程度として前記媒体の各部位の変形前の面積に対する変形後の面積の比率としての面積変化率を取得する手段である、
    画像形成処理装置。
  4. 請求項3記載の画像形成処理装置であって、
    前記面積変化率は、前記媒体の表面に設定された複数の微小領域の変形の前後における面積に基づいて計算されてなる、
    画像形成処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の画像形成処理装置であって、
    前記ベース層は、前記画像が形成される部位にのみに形成される、
    画像形成処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項に記載の画像形成処理装置であって、
    前記媒体に画像を形成した後に前記ベース層を形成する、
    画像形成処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つの請求項に記載の画像形成処理装置であって、
    前記画像における前記ベース色となる部位については画像形成におけるベース色の着色剤の形成量を前記画像における前記ベース色とはならない部位における着色剤の形成量に比して少ない形成量とする、
    画像形成処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つの請求項に記載の画像形成処理装置であって、
    前記画像における前記ベース色となる部位については前記ベース層を形成する着色剤の形成量を前記画像における前記ベース色とはならない部位における着色剤の形成量に比して少ない形成量とする、
    画像形成処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つの請求項に記載の画像形成処理装置であって、
    前記媒体の変形の程度と変形前の色と変形に伴う色変化が反映された変形後の色との対応関係である色対応関係を記憶する色対応関係記憶手段と、
    前記取得した変形の程度と前記記憶した色対応関係とに基づいて前記成形物の画像の色に対する前記媒体の各部位に形成する画像の色を決定する色決定手段と、
    を備える画像形成処理装置。
  10. 所定のベース色の着色剤を含む複数の着色剤により光透過性の媒体に対して前記ベース色によるベース層の上に画像を形成した後に該媒体を変形してなる成形物のための前記媒体に画像を形成する画像形成処理方法であって、
    (a)前記媒体の各部位における変形の程度を取得するステップと、
    (b)前記成形物における前記ベース層の厚みが略同一となるよう前記媒体に形成すべき前記ベース色の着色剤の形成量と前記媒体の変形の程度との対応関係であるベース色対応関係と前記取得した変形の程度とに基づいて前記媒体の各部位における前記ベース色の着色剤の形成量を決定するステップと、
    を含む画像形成処理方法。
JP2011057687A 2011-03-14 2011-03-16 画像形成処理装置および画像形成処理方法 Withdrawn JP2012192601A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011057687A JP2012192601A (ja) 2011-03-16 2011-03-16 画像形成処理装置および画像形成処理方法
KR1020120024851A KR20120104943A (ko) 2011-03-14 2012-03-12 인쇄층 형성 처리 장치, 인쇄층 형성 처리 방법, 인쇄층 형성 처리 방법을 실행시키기 위한 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독가능 기록 매체 및 인쇄 시스템
EP12159011.1A EP2500177A3 (en) 2011-03-14 2012-03-12 Printed layer formation processing device and printed layer formation processing method
US13/419,521 US8643899B2 (en) 2011-03-14 2012-03-14 Device, method, system, and computer program product for determining amount of colorant to maintain thickness of printed layer in regions of molded object based on deformation of print medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011057687A JP2012192601A (ja) 2011-03-16 2011-03-16 画像形成処理装置および画像形成処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012192601A true JP2012192601A (ja) 2012-10-11

Family

ID=47084989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011057687A Withdrawn JP2012192601A (ja) 2011-03-14 2011-03-16 画像形成処理装置および画像形成処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012192601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012161928A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法
JP2012191590A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63104816A (ja) * 1986-10-23 1988-05-10 Dainippon Printing Co Ltd 成形用絵付きフイルム
JPH1158927A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Konami Co Ltd プリントシール作成装置およびプリントシール作成方法
JPH11119409A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Kyowa:Kk 3次元形状物に施す印刷の版下作成方法及び装置
JP2005199625A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Dainippon Printing Co Ltd 成形絵柄フィルム作成方法
JP2007050555A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
JP2010158888A (ja) * 2008-12-08 2010-07-22 Seiko Epson Corp 記録方法、記録装置及び動作制御プログラム
JP2010240934A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Seiko Epson Corp 白色インクを含む複数色のインクを用いた印刷
JP2012106369A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Seiko Epson Corp 印刷方法
JP2012139972A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63104816A (ja) * 1986-10-23 1988-05-10 Dainippon Printing Co Ltd 成形用絵付きフイルム
JPH1158927A (ja) * 1997-08-27 1999-03-02 Konami Co Ltd プリントシール作成装置およびプリントシール作成方法
JPH11119409A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Kyowa:Kk 3次元形状物に施す印刷の版下作成方法及び装置
JP2005199625A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Dainippon Printing Co Ltd 成形絵柄フィルム作成方法
JP2007050555A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
JP2010158888A (ja) * 2008-12-08 2010-07-22 Seiko Epson Corp 記録方法、記録装置及び動作制御プログラム
JP2010240934A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Seiko Epson Corp 白色インクを含む複数色のインクを用いた印刷
JP2012106369A (ja) * 2010-11-16 2012-06-07 Seiko Epson Corp 印刷方法
JP2012139972A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Seiko Epson Corp 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012161928A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法
JP2012191590A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Seiko Epson Corp 画像処理装置および画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5760469B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
KR20120104943A (ko) 인쇄층 형성 처리 장치, 인쇄층 형성 처리 방법, 인쇄층 형성 처리 방법을 실행시키기 위한 프로그램이 기록된 컴퓨터 판독가능 기록 매체 및 인쇄 시스템
JP5625920B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
US10429821B2 (en) Method for printing colored object of 3D printer
JP2012190420A (ja) 画像処理装置および画像処理システム並びに画像処理方法
CN102555548B (zh) 印刷系统及对应关系信息制作方法
JP2009246612A (ja) 印刷データ作成装置、印刷データ作成プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5736789B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP2012192601A (ja) 画像形成処理装置および画像形成処理方法
JP5673154B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム
JP2012187889A (ja) 遮光層形成処理装置および遮光層形成処理方法
JP5772019B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2010102527A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法および印刷制御プログラム
JP5838739B2 (ja) 画像形成装置及びそのプログラム
JP5772097B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2013193238A (ja) 画像処理方法および画像処理システム
JP2007288772A (ja) 印刷データ作成装置、印刷データ作成プログラム、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP6532378B2 (ja) 造形システム、造形動作の制御方法、造形制御装置、及びプログラム
JP2012194740A (ja) 画像処理装置及びこれを備える画像形成装置並びに画像処理方法
JP6069878B2 (ja) 印刷システム、印刷システムにおける印刷データファイルの出力方法
JP2012187893A (ja) 画像処理装置および画像処理システム並びに画像処理方法
JP6172252B2 (ja) 画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法
JP6368991B2 (ja) 印刷装置、印刷制御装置、及び、印刷装置の制御方法
JP2011119901A (ja) 画像処理方法、そのプログラム及び画像処理装置
JP2013163298A (ja) 描画方法、印刷物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141202

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150707

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20150902