JP2009134821A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスク再生装置において、光学系のチルト角を最適化するのに要する時間を短縮する。
【解決手段】光ディスク再生装置は、所定の第1の方向において、光学系のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作を、測定したジッタ値(P+1、P+2、・・・)が閾値を超えるまで繰り返す。このとき、直前に測定したジッタ値と閾値との差が大きいほど、次に測定するときのチルト角変化量Δθを大きくし、直前に測定したジッタ値と閾値との差が小さいほど、次に測定するときのチルト角変化量Δθを小さくする。また、第1の方向とは逆方向の第2の方向において、同様に、光学系のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値(P−1、P−2、・・・)を測定する動作を繰り返す。そして、測定したジッタ値が閾値を超えたときの2つのチルト角(θ+4とθ−5)の中間のチルト角θcを最適チルト角として、光学系のチルト角を最適化する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばCDやDVD等の光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置に関するものである。
従来から、光ディスク再生装置は、光ディスクを回転させながら、半導体レーザから対物レンズを介して光ディスクに光を照射して、光ディスクからの反射光をフォトダイオードで受光し、そして、フォトダイオードから出力される受光信号から、光ディスクに形成されているピットの有無に対応して変化するRF信号を生成し、そのRF信号に基いて、光ディスクに形成されているピットにより表現される情報を再生するようになっている。
ところで、RF信号にジッタがあると、ピットによる信号波形をノイズと区別できないことがあり、光ディスクからの情報の再生性能が劣化する。また、RF信号のジッタ値が大きくなるほど、再生性能が劣化する。ジッタとは、信号パルスの時間軸上の位置誤差(進み、遅れ)のことである。RF信号のジッタ値は、フォトダイオードから出力される受光信号の信号特性値の1つである。RF信号のジッタ値は、光ディスクに照射される光の収差(光線収差、波面収差)による影響によって変化する。
そこで、対物レンズのチルト角を変化させることにより、光ディスクに照射される光の収差による影響を変化させて、RF信号のジッタ値を改善するようにした光ディスク再生装置がある。すなわち、この光ディスク再生装置では、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるように対物レンズのチルト角を最適化するチルト角最適化動作を行うようになっている。
RF信号のジッタ値は、図6に示すように、対物レンズのチルト角に依存して変化し、対物レンズのチルト角がある特定のチルト角のときに最小値(極小値)になり、その特定のチルト角の近傍で2次曲線的に変化する。
従って、チルト角最適化動作では、対物レンズのチルト角を幾つかの異なるチルト角に変化させて、それら幾つかの異なるチルト角においてRF信号のジッタ値を測定し、それら測定したRF信号のジッタ値とそのときの対物レンズのチルト角に基いて、RF信号のジッタ値が最小になるときのチルト角を求め、そして、RF信号のジッタ値が最適になるときのチルト角を最適チルト角として、対物レンズのチルト角を最適化するようになっている。このように対物レンズのチルト角を最適化することにより、RF信号のジッタ値が最小になるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
従来のチルト角最適化動作では、図6に示すようにして、最適チルト角を求めている。すなわち、まず、対物レンズの初期の任意のチルト角θでのRF信号のジッタ値Pを測定する。続いて、所定の第1の方向(例えば光ディスクの半径外向き方向)において、対物レンズのチルト角を初期チルト角θから一定角度Δθずつ変化させて、各々のチルト角θ+1、θ+2、・・・でのRF信号のジッタ値P+1、P+2、・・・を測定する。これを、閾値を超えるジッタ値が測定されるまで(図示の例では、チルト角θ+8でジッタ値P+8が測定されるまで)繰り返す。
また、第1の方向とは逆方向の第2の方向(例えば光ディスクの半径内向き方向)において、同様に、対物レンズのチルト角を初期チルト角θから一定角度Δθずつ変化させて、各々のチルト角θ−1、θ−2、・・・でのRF信号のジッタ値P−1、P−2、・・・を測定する。これを、閾値を超えるジッタ値が測定されるまで(図示の例では、チルト角θ−11でジッタ値P−11が測定されるまで)繰り返す。
そして、それら第1の方向及び第2の方向において測定したRF信号のジッタ値とそのときの対物レンズのチルト角に基いて、RF信号のジッタ値が最小になるときの対物レンズのチルト角θcを求め(例えば、測定したジッタ値が閾値を超えたときの2つのチルト角(図示の例では、θ+8とθ−11)の中間のチルト角θcを求め)、その求めたチルト角θcを対物レンズの最適チルト角とする。
なお、RF信号のジッタ値は、半導体レーザからフォトダイオードに至る光学系全体のチルト角、又は光学系を構成する対物レンズ以外の光学部品のチルト角を変化させても、対物レンズのチルト角を変化させた場合と同様に変化する。
従って、チルト角最適化動作は、対物レンズのチルト角を変化させることに代えて、半導体レーザからフォトダイオードに至る光学系全体のチルト角、又は光学系を構成する対物レンズ以外の光学部品のチルト角を変化させて、行ってもよい。このようにしても、対物レンズのチルト角を変化させる場合と同様に、RF信号のジッタ値を最小(最適)にすることができ、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。対物レンズのチルト角、光学系全体のチルト角、及び対物レンズ以外の光学部品のチルト角を、総称して光学系のチルト角という。
また、フォトダイオードから出力される受光信号の信号特性値としては、RF信号のジッタ値のほかに、RF信号の振幅値やTE信号の振幅値がある。TE信号とは、半導体レーザから出射されて対物レンズにより集光される光の集光点の、光ディスクの記録トラックから半径方向へのずれ量に対応する信号である。
RF信号の振幅値が小さい場合にも、ピットによる信号波形をノイズと区別できないことがあり、光ディスクからの情報の再生性能が劣化する。また、RF信号の振幅値が小さくなるほど、再生性能が劣化する。RF信号の振幅値は、対物レンズのチルト角に依存して変化し、対物レンズのチルト角がある特定のチルト角のときに最大値(極大値)になり、その特定のチルト角の近傍で2次曲線的に変化する。また、RF信号の振幅値とTE信号の振幅値の間には、相関関係があり、TE信号の振幅値は、RF信号の振幅値と同様に、光学系のチルト角がある特定のチルト角(RF信号の振幅値が最大値になるときのチルト角)のときに最大値(極大値)になり、その特定のチルト角の近傍で2次曲線的に変化する。
従って、チルト角最適化動作は、RF信号のジッタ値が最小になるように光学系のチルト角を最適化することに代えて、RF信号の振幅値又はTE信号の振幅値が最大になるように光学系のチルト角を最適化して、行ってもよい。このようにすれば、RF信号の振幅値を最大にすることができ、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
つまり、従来のチルト角最適化動作では、光学系のチルト角を一定角度ずつ変化させて、各々のチルト角において受光信号の信号特性値(RF信号のジッタ値、RF信号の振幅値、又はTE信号の振幅値)を測定し、それら測定した信号特性値とそのときの光学系のチルト角に基いて、受光信号の信号特性値が最適になるとき(信号特性値がRF信号のジッタ値の場合は、最小になるとき、信号特性値がRF信号の振幅値又はTE信号の振幅値の場合は、最大になるとき)のチルト角を最適チルト角として、光学系のチルト角を最適化するようになっている。このように光学系のチルト角を最適することにより、受光信号の信号特性値が最適になるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
このようなチルト角最適化動作は、光ディスクが挿入されたときや、光ディスクからの情報の再生を開始するときに行われる。これは、光学系のチルト角が同じであっても、光ディスクの種類、光ディスクの装着状態、光ディスクの固体バラツキ、光学系を構成する光学部品の温度変化や経時変化、光ディスク再生装置を構成する電子部品の温度変化や経時変化等によって、受光信号の信号特性値が変化するためである。
一方、チルト角制御値を出力してチルト角を変化させると共に、そのときの実際のチルト角変化量を測定し、チルト角制御値と測定した実際のチルト角変化量との相関関係により、チルト角制御値と、チルト角を変化させるアクチュエータに供給する電圧値又は電流値との対応を示す角度変換係数を設定するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、複数の異なるチルト角においてレーザ光の最適パワーを求めるOPC動作を行って、各チルト角におけるレーザ光の最適パワーである仮最適レーザパワーを求め、仮最適レーザパワーが最小であるチルト角を最適チルト角として、チルト角を最適化するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、光ディスクの最内周位置及び最外周位置で、チルト角を一定角度ずつ変化させてTE信号を測定し、それら測定したTE信号に基いて、チルト角を最適化するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。また、チルト角を変化させてTE信号の信号レベル及びRF信号の信号レベルを測定し、TE信号の信号レベルが最大なるチルト角とRF信号の信号レベルが最大になるチルト角の中間のチルト角を最適チルト角として、チルト角を最適化するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献4参照)。また、光ディスクの内周側において記録するのに最適なチルト角と、光ディスクの外周側において記録するのに最適なチルト角を求め、それら2つのチルト角の角度差に基いて、記録速度の変更可能速度を判定するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献5参照)。
特開2006−59478号公報 特許第3946714号公報 特開2006−236457号公報 特開2006−114130号公報 特開2005−243137号公報
ところで、上述した従来のチルト角最適化動作において、光学系の最適チルト角を精度良く求めるには、受光信号の信号特性値(RF信号のジッタ値、RF信号の振幅値、又はTE信号の振幅値)と閾値との差が小さいところでは、光学系のチルト角を小さく変化させて受光信号の信号特性値を測定する必要があるが、受光信号の信号特性値と閾値との差が大きいところでは、光学系のチルト角を小さく変化させて受光信号の信号特性値を測定する必要がなく、光学系のチルト角を大きく変化させて受光信号の信号特性値を測定しても十分である。
しかしながら、従来のチルト角最適化動作においては、受光信号の信号特性値と閾値との差の大小に関係なく、光学系のチルト角を一定角度Δθずつ変化させて受光信号の信号特性値を測定している。すなわち、受光信号の信号特性値と閾値との差が大きいところで、不必要に多くの回数の信号特性値の測定を行っており、その結果、光学系のチルト角を最適化するのに要する時間が長くなり、光ディスクからの情報の再生が開始されるまでの時間が遅くなる。なお、上述した特許文献1乃至特許文献5に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光学系のチルト角を最適化するのに要する時間を短縮することができる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光を出射する発光手段と、発光手段から出射された光を光ディスク上に集光照射するための集光手段と、光ディスクからの反射光を受光して、その受光強度に応じた電圧レベルの受光信号を出力する受光手段とを備え、光ディスクを回転させながら、発光手段から出射された光を集光手段を介して光ディスクに照射し、受光手段から出力される受光信号に基いて、光ディスクに形成されているピットにより表現される情報を再生する光ディスク再生装置において、発光手段から受光手段に至る光学系全体又は光学系を構成する光学部品の少なくとも1つのチルト角(以下、光学系チルト角という)を変化させるチルト角調整手段と、受光手段から出力される受光信号の信号特性値を測定する信号特性値測定手段と、信号特性値測定手段により測定される信号特性値に基いて、信号特性値が最適になるように、光学系チルト角をチルト角調整手段により変化させて最適化するチルト角最適化手段とを備え、チルト角最適化手段は、信号特性値を信号特性値測定手段により測定する第1の信号特性値測定ステップと、第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値に基いて、光学系チルト角を所定の第1の方向へ変化させるチルト角変化量を決定する第1のチルト角変化量決定ステップと、第1のチルト角変化量決定ステップで決定されたチルト角変化量だけ、光学系チルト角を第1の方向へチルト角調整手段により変化させる第1のチルト角変化ステップと、第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が所定の閾値を超えるまで、第1の信号特性値測定ステップ、第1のチルト角変化量決定ステップ、及び第1のチルト角変化ステップを繰返す第1の繰返しステップと、信号特性値を信号特性値測定手段により測定する第2の信号特性値測定ステップと、第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値に基いて、光学系チルト角を第1の方向とは逆方向の第2の方向へ変化させるチルト角変化量を決定する第2のチルト角変化量決定ステップと、第2のチルト角変化量決定ステップで決定されたチルト角変化量だけ、光学系チルト角を第2の方向へチルト角調整手段により変化させる第2のチルト角変化ステップと、第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が閾値を超えるまで、第2の信号特性値測定ステップ、第2のチルト角変化量決定ステップ、及び第2のチルト角変化ステップを繰返す第2の繰返しステップと、第1の繰返しステップ及び第2の繰返しステップの後に、それまでに第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値とそのときの光学系チルト角、及びそれまでに第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値とそのときの光学系チルト角に基いて、信号特性値が最適になるときの光学系チルト角である最適チルト角を算出する最適チルト角算出ステップと、光学系チルト角が最適チルト角算出ステップで算出された最適チルト角となるように、光学系チルト角をチルト角調整手段により変化させて最適化するチルト角最適化ステップとを実行し、第1のチルト角変化量決定ステップにおいて、その時点における直前の第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と閾値との差が大きいほどチルト角変化量を大きく決定すると共に、その時点における直前の第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と閾値との差が小さいほどチルト角変化量を小さく決定し、第2のチルト角変化量決定ステップにおいて、その時点における直前の第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と閾値との差が大きいほどチルト角変化量を大きく決定すると共に、その時点における直前の第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と閾値との差が小さいほどチルト角変化量を小さく決定するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ディスク再生装置において、チルト角最適化手段は、光学系チルト角が初期の任意のチルト角にある状態で、信号特性値を信号特性値測定手段により測定する初期信号特性値測定ステップと、初期信号特性値測定ステップで測定した信号特性値に基いて、閾値を設定する閾値設定ステップとを実行するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ディスク再生装置において、チルト角最適化手段は、最適チルト角算出ステップにおいて、第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が閾値を超えたときの光学系チルト角と、第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が閾値を超えたときの光学系チルト角と、の中間のチルト角を最適チルト角として算出するものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の光ディスク再生装置において、チルト角最適化手段は、第1のチルト角変化量決定ステップ及び第2のチルト角変化量決定ステップにおいて、信号特性値と閾値との差の大きさに応じて区分された複数の特性値範囲をRi(i=1、2、3、・・・)、各特性値範囲Riに対応付けられた係数値をNi、最小チルト角変化量をαとして、チルト角変化量Δθを、測定された信号特性値が特性値範囲Riのいずれの範囲にあるかに応じて、チルト角変化量Δθ=係数値Ni×最小チルト角変化量αにより算出して決定するものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の光ディスク再生装置において、信号特性値測定手段は、信号特性値として、光ディスクに形成されているピットに対応して検出されるRF信号のジッタ値を測定するものである。
請求項1の発明によれば、光学系チルト角を第1の方向に変化させて受光信号の信号特性値を測定する動作が、閾値を超える信号特性値が測定されるまで繰り返されると共に、光学系チルト角を第2の方向に変化させて受光信号の信号特性値を測定する動作が、閾値を超える信号特性値が測定されるまで繰り返され、そして、それら測定された信号特性値とそのときの光学系チルト角に基いて、受光信号の信号特性値が最適になるときの光学系チルト角である最適チルト角が算出され、その算出された最適チルト角となるように、光学系チルト角が調整される。これにより、受光信号の信号特性値が最適となるように改善され、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
しかも、最適チルト角を算出するために、光学系チルト角を変化させて受光信号の信号特性値を測定する動作を繰り返すとき、信号特性値と閾値との差が大きいところほど、光学系チルト角を大きく変化させて信号特性値を測定し、信号特性値と閾値との差が小さいところほど、光学系チルト角を小さく変化させて信号特性値を測定することになる。従って、受光信号の信号特性値と閾値との差が大きいところで、不必要に多くの回数の測定を行うことなく、最適チルト角を算出することができ、その結果、光学系チルト角を最適化するのに要する時間を短縮することができる。
請求項2の発明によれば、適切に閾値が設定され、これにより、より精度良く、最適チルト角を算出することができる。
請求項3の発明によれば、閾値を超える信号特性値が測定されたときの光学系チルト角から、容易に、最適チルト角を算出することができる。
請求項4の発明によれば、容易に、チルト角変化量を決定することができる。
請求項5の発明によれば、RF信号のジッタ値が最適となるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
以下、本発明を具体化した実施形態による光ディスク再生装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による光ディスク再生装置の構成を示す。光ディスク再生装置1は、例えばCDやDVD等の光ディスク2から情報を再生する装置である。光ディスク再生装置1は、光ディスク2に光を照射して、光ディスク2からの反射光を受光することにより、光ディスク2から情報を再生するようになっている。この光ディスク再生装置1は、光ディスク2に照射する光の収差(光線収差、波面収差)による影響を変化させて、光ディスク2からの情報の再生性能を向上させる機能を備えている。
光ディスク再生装置1は、ディスクセンサ11と、スピンドルモータ12と、光ピックアップ13と、シークモータ14と、レーザ駆動部15と、信号処理部16と、サーボ制御部17と、再生処理部18と、画像/音声デコーダ19とを備える。また、光ディスク再生装置1は、ジッタ値測定部20と、チルト調整部21と、メモリ22と、リモコン23と、リモコン受信部24と、光ディスク再生装置1を制御するためのCPU、ROM、及びRAM等を含む制御部25等を備える。制御部25のROMには、光ディスク再生装置1の動作を制御するためのプログラムや各種データが記憶されている。
ディスクセンサ11は、光ディスク2がディスク挿入部(不図示)から挿入されたことを検出し、光ディスク2が挿入されたことを示すディスク検出信号を出力する。ディスク挿入部に挿入された光ディスク2は、制御部25による制御のもと、ディスク装着機構(不図示)によって、スピンドルモータ12に装着される。スピンドルモータ12は、制御部25による制御のもと、回転駆動され、装着された光ディスク2を回転させる。
光ピックアップ13は、光ディスク2に光を照射すると共に光ディス2からの反射光を受光する光学系をユニット化したものである。光ピックアップ13は、半導体レーザ31、コリメートレンズ32、ビームスプリッタ33、対物レンズ34、受光レンズ35、及びフォトダイオード36等の光学部品を有し、これらの光学部品により、光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する光学系を構成している。また、光ピックアップ13は、フォーカシングアクチュエータ37、トラッキングアクチュエータ38、チルトアクチュエータ39等を有する。
半導体レーザ31は、レーザ駆動部15により駆動されてレーザ光を出射する。半導体レーザ31から出射された光は、コリメートレンズ32によりコリメート化され、ビームスプリッタ33を透過し、対物レンズ34により集光されて、光ディスク2上に照射される。光ディスク2上に照射された光は、光ディスク2により反射される。光ディスク2により反射された光は、対物レンズ34によりコリメート化され、ビームスプリッタ33により反射され、受光レンズ35によりフォトダイオード36上に集光される。
フォトダイオード36は、光ディスク2からの反射光を対物レンズ34、ビームスプリッタ33、及び受光レンズ35を介して受光して、その受光強度に応じた電圧レベルの受光信号を出力する。半導体レーザ31等により、発光手段が構成され、コリメートレンズ32及び対物レンズ34等により、集光手段が構成され、フォトダイオード36等により、受光手段が構成されている。
対物レンズ34は、レンズ支持機構(不図示)により、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向の位置、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の半径方向の位置、及びスピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に対する光ディスク2の半径方向の傾き角であるチルト角、が変化し得るように支持されている。
フォーカシングアクチュエータ37は、サーボ制御部17による制御のもと、駆動され、対物レンズ34の位置をスピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に変化させる。この対物レンズ34の位置の変化により、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に変化する。
トラッキングアクチュエータ38は、サーボ制御部17による制御のもと、駆動され、対物レンズ34の位置をスピンドルモータ12に装着される光ディスク2の半径方向に変化させる。この対物レンズ34の位置の変化により、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の半径方向に変化する。
チルトアクチュエータ39は、チルト調整部21による制御のもと、駆動され、対物レンズ34のチルト角(スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に対する光ディスク2の半径方向の傾き角)を変化させる。この対物レンズ34のチルト角の変化により、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の収差(光線収差及び波面収差)が変化する。チルト調整部21及びチルトアクチュエータ39等により、チルト角調整手段が構成されている。
シークモータ14は、制御部25による制御のもと、光ピックアップ13を光ディスク2の半径方向に移動(シーク動作)させる。レーザ駆動部15は、制御部25による制御のもと、半導体レーザ31を発光させる。
信号処理部16は、フォトダイオード36から出力される受光信号から、RF信号、FE信号、及びTE信号を生成する。FE信号とは、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の、光ディスク2の情報記録面からの情報記録面と垂直な方向へのずれ量に対応する信号である。TE信号とは、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の、光ディスク2の記録トラックから半径方向へのずれ量に対応する信号である。RF信号とは、光ディスク2の記録トラックに形成されているピットの有無に対応して変化する信号である。
サーボ制御部17は、信号処理部16により生成されたFE信号に基いて、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が光ディスク2の情報記録面上に位置する状態を保つように、フォーカシングアクチュエータ37の駆動(すなわち光ディスク2の情報記録面と垂直な方向における対物レンズ34の位置)を制御する。また、サーボ制御部17は、信号処理部16により生成されたTE信号に基いて、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が光ディスク2の記録トラック上に位置する状態を保つように、トラッキングアクチュエータ38の駆動(すなわち光ディスク2の半径方向における対物レンズ34の位置)を制御する。
再生処理部18は、信号処理部16により生成されたRF信号に基いて、光ディスク2に形成されているピットを検出し、その検出したピットの配列に基いて、ピットの配列により表現される情報(「0」及び「1」により2値化された2値化データ)を再生する。画像/音声デコーダ19は、制御部5による制御のもと、再生処理部18により再生された情報(2値化データ)に基いて、画像データ及び音声データを生成する。画像/音声デコーダ19により生成された画像データ及び音声データは、制御部25による制御のもと、外部機器90に出力され、光ディスク2から再生した情報による画像が外部機器90のディスプレイ91に表示されると共に、光ディスク2から再生した情報による音声が外部機器90のスピーカ92から出力される。
ジッタ値測定部20は、信号処理部16から出力されるRF信号のジッタ値を測定する。ジッタとは、信号パルスの時間軸上の位置誤差(進み、遅れ)のことである。すなわち、RF信号のジッタ値とは、RF信号の時間軸上の位置誤差のことである。RF信号のジッタ値は、フォトダイオード36から出力される受光信号の信号特性値の1つである。ジッタ値測定部20により、信号特性値測定手段が構成されている。
チルト調整部21は、制御部25による制御のもと、制御部25から出力されるチルト制御信号に基いて、対物レンズ34のチルト角がチルト制御信号の示すチルト角となるように、チルトアクチュエータ39の駆動(すなわち対物レンズ34のチルト角)を制御する。メモリ22は、制御部25による制御のもと、ジッタ値測定部20により測定したRF信号のジッタ値を示すデータや、RF信号のジッタ値を測定したときの対物レンズ34のチルト角を示すチルト角データ等、各種データを記憶する。
リモコン23は、光ディスク再生装置1の各種動作を指示するためにユーザに操作される各種操作キーを備えており、各種操作キーが操作されることにより、その操作に対応付けられた赤外線信号を送出する。リモコン受信部24は、リモコン23から送出された赤外線信号を受信して電気信号に変換し、リモコン23の操作に対応するリモコン受信信号を出力する。
制御部25は、リモコン受信部24から出力されるリモコン受信信号を基にリモコン23の操作による指示内容を判断すると共に、ディスクセンサ11から出力されるディスク検出信号を基に光ディスク2の挿入有無を判断し、リモコン23の操作及び光ディスク2の挿入状況に基いて、光ディスク2から情報を再生する情報再生動作、対物レンズ34のチルト角を最適化するチルト角最適化動作等、光ディスク再生装置1の各種動作を制御する。制御部25により、チルト角最適化手段が構成されている。
図2は、上記光ピックアップ13のフォトダイオード36及び信号処理部16の構成を示す。フォトダイオード36は、4つの受光領域D1、D2、D3、D4に分割されており、受光領域D1の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E1、受光領域D2の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E2、受光領域D3の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E3、受光領域D4の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E4を出力するようになっている。光ディスク2により反射された光は、受光レンズ35により、非点収差を持って、フォトダイオード36の4つの受光領域D1、D2、D3、D4に跨るように集光照射される(図中Fは、フォトダイオード36上に集光照射された光を示している)。
信号処理部16は、フォトダイオード36の受光信号E1とE2を加算する加算回路61、フォトダイオード36の受光信号E3とE4を加算する加算回路62、フォトダイオード36の受光信号E1とE3を加算する加算回路63、及びフォトダイオード36の受光信号E2とE4を加算する加算回路64を有している。また、信号処理部16は、加算回路61の加算出力と加算回路62の加算出力を加算する加算回路65、加算回路61の加算出力と加算回路62の加算出力との差を求める減算回路66、及び加算回路63の加算出力と加算回路64の加算出力との差を求める減算回路67を有している。
信号処理部16は、加算回路61、加算回路62、及び加算回路65によってRF信号を生成する。すなわち、信号処理部16は、E1+E2+E3+E4によってRF信号を生成する。また、信号処理部16は、加算回路61、加算回路62、及び減算回路66によってTE信号を生成する。すなわち、信号処理部16は、いわゆるプッシュプル法により、(E1+E2)−(E3+E4)によってTE信号を生成する。また、信号処理部16は、加算回路63、加算回路64、及び減算回路67によってFE信号を生成する。すなわち、信号処理部16は、いわゆる非点収差法により、(E1+E3)−(E2+E4)によってFE信号を生成する。
光ディスク2から情報を再生する情報再生動作は、制御部25による制御のもと、以下のようにして行われる。情報再生動作では、まず、スピンドルモータ12により光ディスク2を回転させながら、光ピックアップ13により光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する。そして、そのときに信号処理部16により生成されるRF信号に基いて(すなわち光ピックアップ13のフォトダイオード36から出力される受光信号に基いて)、再生処理部18により光ディスク2のピットの表現する情報を再生する。情報再生動作は、このようにして行われる。
対物レンズ34のチルト角を最適化するチルト角最適化動作は、RF信号のジッタ値が最適になるように(RF信号の時間軸上の位置誤差が最も小さくなるように)、対物レンズ34のチルト角を調整する動作である。このチルト角最適化動作は、制御部25による制御のもと、以下のようにして行われる。
チルト角最適化動作では、まず、情報再生動作と同様に、スピンドルモータ12により光ディスク2を回転させながら、光ピックアップ13により光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する。続いて、その状態で、対物レンズ34のチルト角をチルト調整部21により幾つかの異なるチルト角に変化させて、それら幾つかの異なるチルト角において信号処理部16により生成されるRF信号のジッタ値をジッタ値測定部20により測定し、それらジッタ値を測定したときのチルト角と測定されたジッタ値に基いて、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるときの対物レンズ34のチルト角を求め、その求めたチルト角を最適チルト角とする。そして、対物レンズ34のチルト角を、最適チルト角となるようにチルト調整部21により調整して最適化する。チルト角最適化動作は、このようにして行われる。
このようにチルト角最適化動作を行うことにより、RF信号のジッタ値が最小となるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。チルト角最適化動作は、光ディスク2が挿入されたときや、光ディスク2から情報の再生を開始するときに行われ、チルト角最適化動作で最適化された対物レンズ34のチルト角において、情報再生動作が行われる。
図3は、上記チルト角最適化動作のフローチャートを示す。チルト角最適化動作では、まず、制御部25は、スピンドルモータ12により光ディスク2を回転させ、また、光ピックアップ13により光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する状態にする。
そして、制御部25は、ジッタ値測定部20により、そのときの対物レンズ34のチルト角(すなわち対物レンズ34が初期の任意のチルト角にある状態)で、RF信号のジッタ値を測定し(#1)、その測定したジッタ値に基いて、閾値を設定する(#2)。このとき、制御部25は、閾値として、測定したジッタ値よりも予め決められた所定値だけ大きい値を設定する。
続いて、制御部25は、第1の方向(光ディスク2の半径外向き方向)へ対物レンズ34のチルト角を変化させるためのチルト角変化量を決定し(#3)、チルト調整部21により、その決定したチルト角変化量だけ、第1の方向へ対物レンズ34のチルト角を変化させ(#4)、そして、ジッタ値測定部20により、RF信号のジッタ値を測定する(#5)。なお、#3におけるチルト角変化量の決定方法の詳細については後述する。
ここで、RF信号のジッタ値が閾値を超えていなければ(#6でNO)、制御部25は、上記#3〜#5の処理を繰り返す。すなわち、制御部25は、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されるまで、第1の方向へ対物レンズ34のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作を繰り返す。上記#3〜#5の処理が繰り返されることにより、第1の方向において、対物レンズ34の複数の異なるチルト角でのRF信号のジッタ値が測定される。
一方、測定したRF信号のジッタ値が閾値を超えていると(#6でYES)、すなわち、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されると、制御部25は、第2の方向(光ディスク2の半径内向き方向)へ対物レンズ34のチルト角を変化させるためのチルト角変化量を決定し(#7)、チルト調整部21により、その決定したチルト角変化量だけ、第2の方向へ対物レンズ34のチルト角を変化させ(#8)、そして、ジッタ値測定部20により、RF信号のジッタ値を測定する(#9)。なお、#7におけるチルト角変化量の決定方法は、上記#3におけるチルト角変化量の決定方法と同様であり、その詳細については後述する。
ここで、RF信号のジッタ値が閾値を超えていなければ(#10でNO)、制御部25は、上記#7〜#9の処理を繰り返す。すなわち、制御部25は、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されるまで、第2の方向へ対物レンズ34のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作を繰り返す。上記#7〜#9の処理が繰り返されることにより、第2の方向において、第1の方向と同様に、対物レンズ34の複数の異なるチルト角でのRF信号のジッタ値が測定される。
そして、測定したRF信号のジッタ値が閾値を超えていると、すなわち、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されると(#10でYES)、制御部25は、それまでの測定結果に基いて(上記#5及び#9の処理で測定した1つ又は複数のRF信号のジッタ値とそのときの光学系チルト角に基いて)、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるときのチルト角である最適チルト角を算出する(#11)。なお、最適チルト角の算出方法の詳細については後述する。最後に、制御部25は、チルト調整部21により、算出された最適チルト角となるように対物レンズ34のチルト角を変化させる(#12)。これにより、RF信号のジッタ値が最小になるように対物レンズ34のチルト角が最適化される。
図4は、上記チルト角最適化動作においてRF信号のジッタ値を測定するときの、対物レンズ34のチルト角と測定したジッタ値との関係を示す。チルト角最適化動作では、上述のように、#3〜#6の処理により、第1の方向において、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されるまで、対物レンズ34のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作が繰り返され、また、#7〜#10の処理により、第2の方向において、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されるまで、対物レンズ34のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作が繰り返される。
このとき、#3及び#7における対物レンズ34のチルト角を変化させるチルト角変化量の決定は、制御部25により、以下のようにして行われる。すなわち、制御部25は、チルト角変化量を、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差に応じて決定し、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差が大きいほど、チルト角変化量を大きくし、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差が小さいほど、チルト角変化量を小さくする。
このようにチルト角変化量を決定することにより、チルト角最適化動作では、例えば図4に示すようにして、RF信号のジッタ値が測定されることになる。すなわち、まず、対物レンズ34の初期の任意のチルト角θでRF信号のジッタ値Pが測定され、このジッタ値Pに基いて閾値が設定される。
続いて、ジッタ値Pと閾値との差に応じてチルト角変化量Δθが決定され、そのチルト角変化量Δθだけ、対物レンズ34のチルト角をθから第1の方向へ変化させて、チルト角θ+1でRF信号のジッタ値P+1が測定される。さらに、ジッタ値P+1と閾値との差に応じてチルト角変化量Δθが決定され、そのチルト角変化量Δθだけ、対物レンズ34のチルト角をθ+1から第1の方向へ変化させて、チルト角θ+2でRF信号のジッタ値P+2が測定される。
以下、同様にして、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されるまで、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差に応じてチルト角変化量Δθを決定して、その決定したチルト角変化量Δθだけ対物レンズ34のチルト角を第1の方向へ変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作が繰り返される。図示の例では、チルト角θ+4でRF信号のジッタ値P+4が測定されるまで繰り返される。
このとき、直前に測定されたRF信号のジッタ値と閾値との差が大きいほど、チルト角変化量Δθが大きく決定されると共に、直前に測定されたRF信号のジッタ値と閾値との差が小さいほど、チルト角変化量Δθが小さく決定されるため、RF信号のジッタ値と閾値との差が大きいところでは、対物レンズ34のチルト角を大きく変化させてRF信号のジッタ値が測定されると共に、RF信号のジッタ値と閾値との差が小さくなるにつれて、対物レンズ34のチルト角を小さく変化させてRF信号のジッタ値が測定されることになる。
また、第2の方向において、第1の方向と同様に、RF信号のジッタ値が測定される。すなわち、ジッタ値Pと閾値との差に応じてチルト角変化量Δθが決定され、そのチルト角変化量Δθだけ、対物レンズ34のチルト角をθから第2の方向へ変化させて、チルト角θ−1でRF信号のジッタ値P−1が測定される。さらに、ジッタ値P−1と閾値との差に応じてチルト角変化量Δθが決定され、そのチルト角変化量Δθだけ、対物レンズ34のチルト角をθ−1から第2の方向へ変化させて、チルト角θ−2でRF信号のジッタ値P−2が測定される。
以下、同様にして、閾値を超えるRF信号のジッタ値が測定されるまで、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差に応じてチルト角変化量Δθを決定して、その決定したチルト角変化量Δθだけ対物レンズ34のチルト角を第2の方向へ変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作が繰り返される。図示の例では、チルト角θ−5でRF信号のジッタ値P−5が測定されるまで繰り返される。
このとき、第1の方向と同様に、直前に測定されたRF信号のジッタ値と閾値との差が大きいほど、チルト角変化量Δθが大きく決定されると共に、直前に測定されたRF信号のジッタ値と閾値との差が小さいほど、チルト角変化量Δθが小さく決定されるため、RF信号のジッタ値と閾値との差が大きいところでは、対物レンズ34のチルト角を大きく変化させてRF信号のジッタ値が測定されると共に、RF信号のジッタ値と閾値との差が小さくなるにつれて、対物レンズ34のチルト角を小さく変化させてRF信号のジッタ値が測定されることになる。
図5は、上記チルト角最適化動作の#3及び#7におけるチルト角変化量の決定方法の例を示す。チルト角最適化動作の#3及び#7におけるチルト角変化量の決定は、より具体的には、制御部25により、例えば、図5に示すようにして行われる。
すなわち、制御部25は、測定されるRF信号のジッタ値の閾値までの区間を、RF信号のジッタ値と閾値との差の大きさに対応する複数の特性値範囲に区分して、それら区分された複数の特性値範囲をRi(i=1、2、3、・・・)とする。また、各特性値範囲Riに係数値を対応付けて、それら各特性値範囲Riに対応付けられた係数値をNiとする。また、最小チルト角変化量をαとする。上述のように、閾値は、対物レンズ34の初期の任意のチルト角θで測定したRF信号のジッタ値Pに基いて設定される。従って、特性値範囲Riは、初期の任意のチルト角θで測定したRF信号のジッタ値Pに基いて区分される。係数値Ni及び最小チルト角αは、予め決められている。
そして、制御部25は、直前の任意のチルト角θ(k=0、+1、+2、・・・、−1、−2、・・・)で測定したRF信号のジッタ値Pが特性値範囲Riのいずれの範囲にあるかに応じて(従って、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差の大きさに応じて)、チルト角変化量Δθを、チルト角変化量Δθ=係数値Ni×最小チルト角変化量αにより算出して決定する。
図5に示す例では、特性値範囲Riは、R、R、R、Rの4つの範囲に区分されており、また、係数値Niは、N=10、N=4、N=2、N=1となっている。従って、図5に示す例では、直前の任意のチルト角θで測定したRF信号のジッタ値Pが特性値範囲Rの範囲にある場合には、チルト角変化量Δθは、Δθ=N×α=10αに決定される。また、RF信号のジッタ値Pが特性値範囲Rの範囲にある場合には、チルト角変化量Δθは、Δθ=N×α=4αに決定され、RF信号のジッタ値Pが特性値範囲Rの範囲にある場合には、チルト角変化量Δθは、Δθ=N×α=2αに決定され、RF信号のジッタ値Pが特性値範囲Rの範囲にある場合には、チルト角変化量Δθは、Δθ=N×α=αに決定される。
チルト角最適化動作の#3及び#7におけるチルト角変化量の決定は、このようにして行われる。このようなチルト角変化量の決定方法によれば、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差が大きいほど、チルト角変化量Δθが大きくなると共に、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差が小さいほど、チルト角変化量Δθが小さくなるように、容易に、チルト角変化量Δθを決定することができる。
なお、チルト角変化量の決定方法は、これに限られず、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差が大きいほど、チルト角変化量Δθが大きくなり、直前に測定したRF信号のジッタ値と閾値との差が小さいほど、チルト角変化量Δθが小さくなれば、どのような決定方法であってもよい。
上記チルト角最適化動作の#11における最適チルト角の算出は、制御部25により、例えば、以下のようにして行われる。すなわち、制御部25は、第1の方向において測定したジッタ値(#5において測定したジッタ値)が閾値を超えたときのチルト角(図4に示す例では、θ+4)と、第2の方向において測定したジッタ値(#9において測定したジッタ値)が閾値を超えたときのチルト角(図4に示す例では、θ−5)と、の中間のチルト角θcを算出し、そのチルト角θcを最適チルト角とする。このような最適チルト角の算出方法によれば、容易に、最適チルト角を算出することができる。
なお、最適チルト角の算出方法は、これに限られず、例えば、第1の方向において測定したジッタ値が閾値を超える直前のチルト角(図4に示す例では、θ+3)と、第2の方向において測定したジッタ値が閾値を超える直前のチルト角(図4に示す例では、θ−4)と、の中間のチルト角を最適チルト角として算出するようにしてもよい。また、第1の方向において閾値を超えるまでに測定した複数のジッタ値とそのときの対物レンズのチルト角、及び第2の方向において閾値を超えるまでに測定した複数のジッタ値とそのときの対物レンズのチルト角に基いて、最小2乗法などの近似計算や補間計算によって、RF信号のジッタ値が最小になるときのチルト角を算出して、そのチルト角を最適チルト角としてもよい。
このように、上記構成の光ディスク再生装置1によれば、対物レンズ34のチルト角を第1の方向に変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作が、閾値を超えるジッタ値が測定されるまで繰り返されると共に、対物レンズ34のチルト角を第2の方向に変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作が、閾値を超えるジッタ値が測定されるまで繰り返され、そして、それら測定されたジッタ値とそのときの対物レンズ34のチルト角に基いて、RF信号のジッタ値が最適になるときのチルト角である最適チルト角が算出され、その算出された最適チルト角となるように、対物レンズ34のチルト角が調整される。これにより、RF信号のジッタ値が最適となるように改善され、光ディスク2からの情報の再生性能が向上する。
しかも、最適チルト角を算出するために、対物レンズ34のチルト角を変化させてRF信号のジッタ値を測定する動作を繰り返すとき、ジッタ値と閾値との差が大きいところほど、対物レンズ34のチルト角を大きく変化させてジッタ値を測定し、ジッタ値と閾値との差が小さいところほど、対物レンズ34のチルト角を小さく変化させてジッタ値を測定することになる。従って、RF信号のジッタ値と閾値との差が大きいところで、不必要に多くの回数の測定を行うことなく、最適チルト角を算出することができ、その結果、対物レンズ34のチルト角を最適化するのに要する時間を短縮することができる。また、測定したRF信号のジッタ値に基いて閾値を設定することにより、適切に閾値を設定することができ、これにより、より精度良く、最適チルト角を算出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、チルト角最適化動作は、対物レンズのチルト角を変化させることに代えて、半導体レーザからフォトダイオードに至る光学系全体のチルト角、又は光学系を構成する対物レンズ以外の光学部品(半導体レーザ、コリメートレンズ等)のチルト角を変化させて、行ってもよい。このようにしても、対物レンズのチルト角を変化させる場合と同様に、RF信号のジッタ値が最小(最適)となるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
また、チルト角最適化動作は、RF信号のジッタ値が最小になるように対物レンズのチルト角を最適化することに代えて、RF信号の振幅値又はTE信号の振幅値が最大になるように光学系のチルト角を最適化して、行ってもよい。このようにすれば、RF信号の振幅値が最大(最適)となるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
また、チルト角最適化動作は、光ディスクの内周側の領域から情報を再生するときと、外周側の領域から情報を再生するときの、それぞれで行ってもよい。また、チルト角最適化動作においてチルト角を変化させる方向は、光ディスク再生装置の半径方向に限られず、光ディスクの接線方向や、半径方向と接線方向の中間の方向であってもよい。
本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。 同光ディスク再生装置のフォトダイオード及び信号処理部の構成を示す図。 同光ディスク再生装置のチルト角最適化動作を示すフローチャート。 同光ディスク再生装置のチルト角最適化動作においてRF信号のジッタ値を測定するときの、対物レンズのチルト角と測定したジッタ値との関係を示す図。 同光ディスク再生装置のチルト角最適化動作におけるチルト角変化量の決定方法の例を示す図。 従来の光ディスク再生装置のチルト角最適化動作においてRF信号のジッタ値を測定するときの、対物レンズのチルト角と測定したジッタ値との関係を示す図。
符号の説明
1 光ディスク再生装置
2 光ディスク
11 ディスクセンサ
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ
14 シークモータ
15 レーザ駆動部
16 信号処理部
17 サーボ制御部
18 再生処理部
19 画像/音声デコーダ
20 ジッタ値測定部
21 チルト調整部
22 メモリ
23 リモコン
24 リモコン受信部
25 制御部
31 半導体レーザ
32 コリメートレンズ
33 ビームスプリッタ
34 対物レンズ
35 受光レンズ
36 フォトダイオード
37 フォーカシングアクチュエータ
38 トラッキングアクチュエータ
39 チルトアクチュエータ
90 外部機器
91 ディスプレイ
92 スピーカ

Claims (5)

  1. 光を出射する発光手段と、前記発光手段から出射された光を光ディスク上に集光照射するための集光手段と、前記光ディスクからの反射光を受光して、その受光強度に応じた電圧レベルの受光信号を出力する受光手段とを備え、
    前記光ディスクを回転させながら、前記発光手段から出射された光を前記集光手段を介して前記光ディスクに照射し、前記受光手段から出力される受光信号に基いて、前記光ディスクに形成されているピットにより表現される情報を再生する光ディスク再生装置において、
    前記発光手段から前記受光手段に至る光学系全体又は光学系を構成する光学部品の少なくとも1つのチルト角(以下、光学系チルト角という)を変化させるチルト角調整手段と、
    前記受光手段から出力される受光信号の信号特性値を測定する信号特性値測定手段と、
    前記信号特性値測定手段により測定される信号特性値に基いて、前記信号特性値が最適になるように、前記光学系チルト角を前記チルト角調整手段により変化させて最適化するチルト角最適化手段とを備え、
    前記チルト角最適化手段は、
    前記信号特性値を前記信号特性値測定手段により測定する第1の信号特性値測定ステップと、
    前記第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値に基いて、前記光学系チルト角を所定の第1の方向へ変化させるチルト角変化量を決定する第1のチルト角変化量決定ステップと、
    前記第1のチルト角変化量決定ステップで決定されたチルト角変化量だけ、前記光学系チルト角を前記第1の方向へ前記チルト角調整手段により変化させる第1のチルト角変化ステップと、
    前記第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が所定の閾値を超えるまで、前記第1の信号特性値測定ステップ、前記第1のチルト角変化量決定ステップ、及び前記第1のチルト角変化ステップを繰返す第1の繰返しステップと、
    前記信号特性値を前記信号特性値測定手段により測定する第2の信号特性値測定ステップと、
    前記第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値に基いて、前記光学系チルト角を前記第1の方向とは逆方向の第2の方向へ変化させるチルト角変化量を決定する第2のチルト角変化量決定ステップと、
    前記第2のチルト角変化量決定ステップで決定されたチルト角変化量だけ、前記光学系チルト角を前記第2の方向へ前記チルト角調整手段により変化させる第2のチルト角変化ステップと、
    前記第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が前記閾値を超えるまで、前記第2の信号特性値測定ステップ、前記第2のチルト角変化量決定ステップ、及び前記第2のチルト角変化ステップを繰返す第2の繰返しステップと、
    前記第1の繰返しステップ及び第2の繰返しステップの後に、それまでに前記第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値とそのときの光学系チルト角、及びそれまでに前記第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値とそのときの光学系チルト角に基いて、前記信号特性値が最適になるときの光学系チルト角である最適チルト角を算出する最適チルト角算出ステップと、
    前記光学系チルト角が前記最適チルト角算出ステップで算出された最適チルト角となるように、前記光学系チルト角を前記チルト角調整手段により変化させて最適化するチルト角最適化ステップとを実行し、
    前記第1のチルト角変化量決定ステップにおいて、その時点における直前の第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と前記閾値との差が大きいほど前記チルト角変化量を大きく決定すると共に、その時点における直前の第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と前記閾値との差が小さいほど前記チルト角変化量を小さく決定し、
    前記第2のチルト角変化量決定ステップにおいて、その時点における直前の第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と前記閾値との差が大きいほど前記チルト角変化量を大きく決定すると共に、その時点における直前の第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値と前記閾値との差が小さいほど前記チルト角変化量を小さく決定する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記チルト角最適化手段は、
    前記光学系チルト角が初期の任意のチルト角にある状態で、前記信号特性値を前記信号特性値測定手段により測定する初期信号特性値測定ステップと、
    前記初期信号特性値測定ステップで測定した信号特性値に基いて、前記閾値を設定する閾値設定ステップとを実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記チルト角最適化手段は、前記最適チルト角算出ステップにおいて、
    前記第1の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が前記閾値を超えたときの光学系チルト角と、前記第2の信号特性値測定ステップで測定した信号特性値が前記閾値を超えたときの光学系チルト角と、の中間のチルト角を前記最適チルト角として算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記チルト角最適化手段は、前記第1のチルト角変化量決定ステップ及び第2のチルト角変化量決定ステップにおいて、
    前記信号特性値と前記閾値との差の大きさに応じて区分された複数の特性値範囲をRi(i=1、2、3、・・・)、前記各特性値範囲Riに対応付けられた係数値をNi、最小チルト角変化量をαとして、
    前記チルト角変化量Δθを、測定された信号特性値が前記特性値範囲Riのいずれの範囲にあるかに応じて、チルト角変化量Δθ=係数値Ni×最小チルト角変化量αにより算出して決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記信号特性値測定手段は、前記信号特性値として、前記光ディスクに形成されているピットに対応して検出されるRF信号のジッタ値を測定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク再生装置。

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