JP2000298861A - チルトサーボ装置及び制御方法 - Google Patents

チルトサーボ装置及び制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チルトエラーの大きさに関わらず、また環境
温度の変化によって液晶パネルの応答速度が低下して
も、高速かつ高精度でチルトエラーを補正することが可
能なチルトサーボ装置を提供する。 【解決手段】 チルトエラー補正手段の補正値を第1の
補正幅だけ変更して信号強度の変化量及び増減を検出
し、この結果に基づいて補正値の補正幅及び補正方向が
決定される。変化量が所定の変化量より小さい場合には
補正幅を第1の補正幅より小さい第2の補正幅に変更
し、所定の変化量より大きい場合には第1の補正幅より
大きい第3の補正幅に変更する。また、補正幅は環境温
度の変化に応じて確定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チルトサーボ装
置、特に、光ディスクの記録再生装置に用いられるチル
トサーボ装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)やDVD(Digita
l Versatile Disc)などの光ディスクの記録再生装置で
は、一般に、光ディスクの反りなどによって光ピックア
ップから照射された光ビームの光軸と照射位置における
光ディスクの法線とにずれが生じる。このずれの角度は
チルト角と呼ばれ、主に光ディスクの半径方向(以下、
「ラジアル方向」と称する)で発生し、光学系のコマ収
差などの要因となる。従って、チルト角が生じることに
より、隣接するトラックとのクロストークやジッターな
どの信号劣化が引き起こされ、光ディスクの再生品質に
悪影響を与える。また、特にDVDのように高密度記録
を行う場合では、レーザビームのスポット径を小さくす
るために、レーザ光の波長を短くし、対物レンズの開口
数NAを大きくする必要があるため、チルト角に対する
マージンが小さくなる。すなわち、光ディスクが僅かに
傾いていても再生品質の大きな劣化を招く。従って、光
ディスクの再生中にはチルト角による収差を補正するた
め、反射された光ビームの検出信号強度に基づいてチル
トエラーを補正するチルトサーボ機構を設けるのが一般
的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チルト
サーボ機構は高速に動作することが要求され、特に高密
度記録の光ディスクを扱う再生装置では高速動作のチル
トサーボ機構が必要である。また、収差を補正するため
に液晶パネル素子を用いたチルトサーボ装置では、環境
温度の低下によって液晶の応答速度が低下し、チルトサ
ーボの動作が遅くなるという問題があった。
【0004】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、チルトエラーの大きさ
や環境温度の変化に関わらず高速・高精度で動作するチ
ルトサーボ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるチルトサー
ボ装置は、光記録媒体に照射した光ビームの反射光を検
出する光検出手段と、光記録媒体上の光ビーム照射位置
における法線と光ビームの光軸とのなすチルト角により
生じるチルトエラーを補正するチルトエラー補正手段
と、前記光検出手段の検出信号強度に基づいてチルトエ
ラー補正手段を制御する制御手段と、を有するチルトサ
ーボ装置であって、チルトエラー補正手段の補正値を第
1の補正幅だけ変更せしめて検出信号強度を得る補正値
変更手段と、補正値を第1の補正幅だけ変更した場合の
検出信号強度の変化量と所定の変化量とを比較する比較
手段と、比較手段の比較結果に基づいて、第1の補正幅
を変更せしめる補正幅変更手段と、を有することを特徴
としている。
【0006】また、本発明によるチルトサーボ装置にお
いては、上記判別手段は補正値を変更した場合の検出信
号強度の減少をも判別し、上記補正幅変更手段は検出信
号強度の減少が判別された場合に補正値の増減方向を反
転せしめ、かつ補正幅を算出することを特徴としてい
る。さらに、本発明によるチルトサーボ装置において
は、上記チルトエラー補正手段は、光ビームの光軸上に
配置された収差補正用の液晶パネル素子であり、上記制
御手段の制御信号は液晶パネル素子の駆動信号であるこ
とを特徴としている。
【0007】また、本発明によるチルトサーボ装置は、
更に液晶パネル素子の置かれた環境の温度を検出する温
度検出手段を有し、補正幅は検出された環境温度に基づ
いて確定されることを特徴としている。さらに、本発明
によるチルトサーボ装置は、上記変化量が所定の閾値よ
りも小となる補正値をチルトエラー補正の最適値として
蓄積する蓄積手段を更に有し、制御手段は、蓄積された
最適値をチルトエラー補正手段の補正値の初期値として
用いることを特徴としている。
【0008】さらに、本発明によるチルトサーボ装置
は、検出信号強度が所定の上限値を超えないように前記
検出信号強度のレベルを変更するレベル変更手段を有す
ることを特徴としている。本発明によるチルトサーボ装
置は、光記録媒体に照射した光ビームの反射光を検出す
る光検出手段と、光記録媒体上の光ビーム照射位置にお
ける法線と光ビームの光軸とのなすチルト角により生じ
るチルトエラーを補正するチルトエラー補正手段と、光
検出手段の検出信号強度に基づいてチルトエラー補正手
段を制御する制御手段と、を有するチルトサーボ装置で
あって、チルトエラー補正手段の補正値を所定値だけ変
更した場合の検出信号強度の増減及び変化量を判別する
判別手段と、判別手段の判別結果に基づいて、補正幅を
算出する算出手段と、算出された補正幅だけ互いに異な
る複数の補正値を確定する確定手段と、を有し、制御手
段は、複数の補正値のうち検出信号強度が最大となる補
正値にチルトエラー補正手段を制御することを特徴とし
ている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。尚、以下に説明する図において、実
質的に同等な部分には同一の参照符を付している。第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例である光ディスクプレー
ヤのチルトサーボ装置の構成を概略的に示す図であり、
光ディスク1、光ピックアップ2、RF振幅強度検出器
11、チルトサーボ制御部14、液晶駆動回路15、及
びシステム制御部17を有している。光ピックアップ2
は、受光素子3、対物レンズ5、液晶パネル素子7、及
びサーミスタ8を有している。
【0010】光ピックアップ2内のレーザ光源(図示し
ない)から照射された光ビームは光ディスク1により反
射され、反射光は受光素子3で検出される。検出された
RF信号はRF振幅強度検出器11に送られる。光ピッ
クアップ2には光ビームの光軸に液晶パネル素子7が配
置され、光学系の収差を補正することができる。この液
晶パネル素子7の動作については後述する。RF振幅強
度検出器11は、受け取ったRF信号の包絡線を検出し
てRF振幅強度信号としてチルトサーボ制御部14に送
出する。また、サーミスタ8から光ピックアップ2の環
境温度を示す出力がチルトサーボ制御部14に供給され
る。上記したRF振幅強度信号及び環境温度に基づい
て、チルトサーボ制御部14は、チルトエラーを補正す
るためのデータ制御信号、すなわちチルト制御信号及び
バイアス制御信号を液晶駆動回路15に送出する。これ
により液晶パネル素子7は、液晶パネル素子7を通過す
る光の位相差を可変でき収差を補正することでチルトエ
ラー補正手段として機能する。一方、システム制御部1
7は、最適なチルトサーボを行うようにチルトサーボ制
御部14を制御する。チルトサーボ制御部14及びシス
テム制御部17は一体としてチルトエラー補正制御手段
として機能する。また、チルトサーボ制御部14及びシ
ステム制御部17にはROM及びRAMからなるメモリ
ー(図示しない)が構成されている。
【0011】次に、液晶パネル素子7の構成及び収差の
補正動作について説明する。まず、対物レンズ5の光軸
に対してディスクが傾くとき、波面収差が発生してディ
スク上の光スポットが劣化する。尚、波面収差のうちの
ほとんどはコマ収差である。この波面収差の対物レンズ
5の瞳上での分布形状はチルト角によってはほとんど変
化せず、また、1度程度の小さなチルト角範囲ではチル
ト角と波面収差量はほぼ比例する。液晶パネル素子7
は、例えばこの分布形状に基づいて、複数の領域に分割
されたパターンを有している。これら複数の分割領域は
個別の駆動電圧により各分割領域毎に可変制御すること
によって、各分割領域を通過する光の位相差を個別に変
えることができるので、チルトにより生じる収差の補正
が可能となる。一方、チルトサーボ制御部14のROM
にはチルト補正値に対応して液晶パネル素子7の各分割
領域に与えるべき液晶駆動量が格納されている。また、
液晶の位相特性及び応答特性は温度により変化するの
で、チルト補正値に対応する位相補正のための液晶駆動
量も変化する。従って、温度変動に対するデータも上記
ROM内に格納されている。これらのデータによって最
適な位相補正制御がなされる。
【0012】次に、本実施例における可変ステップ山登
り制御を用いたチルトエラー補正について、図2、図3
に示すフローチャート、及び図4に示す可変ステップ制
御の動作の説明図を参照しつつ詳細に説明する。尚、図
4において、横軸は光ビームの光軸と照射位置における
光ディスク面とのなす角度が垂直のときを0とし、その
状態から一方のラジアル方向に生じたチルト角の向きを
正にとり、他方のラジアル方向に生じたチルト角の向き
を負にとってある。
【0013】図2及び図3のフローチャートに示す動作
は、例えば光ディスク1の記録又は再生中にシステム制
御部17による割り込み処理によって実行される。ま
ず、この制御ルーチンにおいて用いられるチルト補正量
に関するパラメータ(T,Δt,NORMAL, UP等)や各種
の識別レベル(A, B, EPS 等)などの初期設定値を取り
込む(ステップS11)。これらの設定値は、メモリー
から取り込むか、又はシステム制御部17がこの制御ル
ーチンを呼ぶ際に引数として渡される。尚、これらの設
定値の各々については後述するが、液晶の温度特性に対
応した値が用いられるようにシステム制御部17が制御
する。
【0014】次に、RF振幅強度(V0)を取込み(ス
テップS12)、チルト補正値を現在の値T(図4のS
点)からΔt(=Δt×1)だけ増加させる(ステップ
S13、図4のP点)。ここで、Δtはチルト補正の変
更単位であり、可変ステップ制御においてはΔtの整数
倍だけチルト補正値を変更してチルトエラー補正を実行
する。以下では、このΔtに乗算する整数パラメータを
「STEP」で表し、従って、1回の変更におけるチルト補
正値の増分量はΔt×STEPで表される。チルト補正値を
変更後、RF振幅強度(V1)を取込み(ステップS1
4)、その増分(ΔV)がゼロ以上であるか否かを判別
する(ステップS15)。ΔVがゼロ未満の場合は、図
4に示すRF振幅強度曲線のピーク、すなわちチルト最
適値から外れる方向であるので、Δtを−Δtで置き換
えてチルト補正値の補正方向を反転する(ステップS1
6)。ΔVがゼロ以上の場合はステップS17に進む。
【0015】次に、ΔVがピーク値に達したかを判定す
るための所定の小さな値(EPS)と比較し(ステップS
17)、ΔVの絶対値がEPSよりも小さければ最適値に
達したとして制御をメインルーチンに返す。ΔVの絶対
値がEPS以上であれば、更に所定値(A)を越えるか否
かを判別する(ステップS18)。ΔVがA未満であれ
ば、STEPを「2」(NORMAL)で置き換え、チルト補正値
を2Δtだけ増加させる(ステップS19)。チルト補
正値を変更した後、RF振幅強度(V2)を取込む(ス
テップS20)。このときのRF振幅強度の増分(Δ
V)の絶対値がAを超えるか否かを判別し(ステップS
21)、Aを超える場合はSTEPを「4」(UP)で置き換
え(ステップS22)、A以下の場合はSTEPは「2」(N
ORMAL)のままステップS28に進む。ステップS18
においてΔVがAを超える場合には、STEPを「4」(U
P)で置き換え(ステップS23)、チルト補正値を4
Δt増加させる(ステップS24、図4のQ点)。チル
ト補正値を変更した後、RF振幅強度(V2)を取込む
(ステップS25)。このときの増分(ΔV)の絶対値
が1.5Aを超えるか否かを判別し(ステップS2
6)、1.5A以下の場合はSTEPを「2」(NORMAL)で
置き換え(ステップS27、図4のR点)、1.5Aを
超える場合はSTEPは「4」(UP)のままステップS28
に進む。更に、ΔVの正負、すなわち、RF振幅強度が
増加したか減少したかを判別し(ステップS28)、Δ
Vがゼロ以上の場合はステップS32に進む。ΔVが負
(減少)であった場合には、Δtを−Δtで置き換えて
チルト補正値の補正方向を反転させ、STEPを「2」(NOR
MAL)で置き換える(ステップS29)。さらに、ΔV
の絶対値が所定値Bを超えるか否かを判別し(ステップ
S30)、Bを超える場合はSTEPに微調整のための値
「1」(FINE)を加算する(ステップS31、図4のU
点)。
【0016】次に、現在のチルト補正値Tに現在のSTEP
値に対応する補正増分量(Δt×STEP)を加算してRF
振幅強度を取り込むチルト補正値を求めるとともに、現
在のRF振幅強度(V2)をV1に格納する(ステップS
32)。次のチルト補正値Tが所定の最小チルト補正値
(TMIN)よりも小さいか否かを判別し(ステップS3
3)、小さければTをTMINで置き換える(ステップS3
4)。また、このチルト補正値Tが所定の最大チルト補
正値(TMAX)よりも大きいか否かを判別し(ステップS
35)、大きければTをTMAXで置き換える(ステップS
36)。チルト補正値を変更してRF振幅強度(V2)
を取込み(ステップS37)、ΔVの絶対値をEPSと比
較する(ステップS38)。ΔVの絶対値がEPS以上で
あれば、ステップS18に戻り、上記した処理を繰り返
し、EPSよりも小さい場合はピーク値に到達したと判断
されるので制御をメインルーチンに返す。
【0017】以上説明したように、本実施例において
は、所定の補正量(Δt)の整数倍だけチルト補正値を
変更し、この整数値をパラメータとしてチルトエラー補
正を実行している。すなわち、チルト補正値変更後のR
F振幅強度の増分に基づいて次のチルト補正値変更のた
めの整数パラメータ値を確定する可変ステップ山登り制
御を行っているので、補正開始時のチルト補正値が補正
最適値から離れていても迅速にチルト補正値を最適値に
収束させることが可能であり、また、最適値に近づいた
場合にはチルト補正値を微調整することが可能である。
従って、高速かつ高精度なチルトエラー補正が可能なチ
ルトサーボ装置を実現できる。また、前述したように、
環境温度に応じて最適なチルト補正値変更パラメータや
各種の識別レベル等のパラメータを用いるので、液晶の
応答速度が低下しても高速かつ安定した制御が可能であ
る。
【0018】尚、上記した実施例においては、チルト補
正値を正方向に補正して行く場合を例に説明したが、チ
ルト補正値の補正方向の正負は任意である。従って、上
記した説明において負方向に補正する場合に対しても全
く同様に実行することができる。また、上記したチルト
補正値変更や識別レベル等に関するパラメータ値は説明
のためであって、チルトエラー補正が最適に行われるよ
うに設定すればよい。
【0019】第2の実施例 以下に、本発明の第2の実施例について説明する。尚、
本実施例のチルトサーボ装置の構成は第1の実施例と同
様である。本実施例におけるN点法制御を用いたチルト
エラー補正について、N=4の場合を例に図5に示すフ
ローチャート、及び図6〜9に示すN点法制御の動作を
説明するための図を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】図5のフローチャートに示す動作は、例え
ば光ディスク1の記録又は再生中にシステム制御部17
による割り込み処理によって実行される。まず、RF振
幅強度(Vs)を取込み(ステップS41)、チルト補
正値を現在の値T(図6〜9のS点)からΔt(=Δt
×1)だけ増加させる(ステップS42、図6〜9のF
点)。ここで、第1の実施例の場合と同様に、Δtはチ
ルト補正値の変更単位であり、このΔtに乗算する整数
パラメータを「STEP」で表す。チルト補正値を変更後、
RF振幅強度(Vf)を取込み(ステップS43)、そ
の増分(ΔV=Vf−Vs)がゼロ以上であるか否かを判
別する(ステップS44)。ΔVがゼロ以上の場合は、
図6又は図7に示すようにRF振幅強度曲線のピーク、
すなわちチルト最適値の方向にチルト補正値を変更して
いると判断されるので、ΔVを所定の値(Vth)と比較
する(ステップS45)。ΔVがVth以上であれば、後
述する4点のRF振幅強度検出点のチルト補正値間隔を
設定するための整数値パラメータSTEPを「3」に設定し
(ステップS46、図6)、ΔVがVth未満であればST
EPを「2」に設定する(ステップS47、図7)。一
方、ステップS44においてΔVがゼロ未満の場合は、
図8又は図9に示すようにRF振幅強度曲線のピークか
ら外れる方向であるので、Δtを−Δtで置き換えてチ
ルト補正値の補正方向を反転する(ステップS48)。
次に、ΔVを所定の値Vthと比較する(ステップS4
9)。ΔVが−Vth以下であれば、すなわちΔVの絶対
値がVth以上であればパラメータSTEPを「4」に設定し
(ステップS50、図8)、ΔVの絶対値がVth未満で
あればSTEPを「3」に設定する(ステップS51、図
9)。
【0021】上記したようにパラメータSTEPの設定が完
了した後、RF振幅強度検出点の数を計数するためiを
1に初期化し、RF振幅強度の最大値及びそのときのチ
ルト補正値を格納するVMAX及び TMAX を0に初期化する
(ステップS52)。次に、チルト補正値を現在の値T
(図6〜9のF点)から(Δt×STEP)だけ増加させ
(ステップS53、図6〜9のP1点)、このチルト補
正値におけるRF振幅強度V(1)を取り込む(ステップ
S54)。取り込んだV(1)をVMAXと比較して(ステッ
プS55)、VMAX以上であればV(1)をVMAXとし、この
ときのチルト補正値TをTMAXとする(ステップS5
6)。次に、計数値iを1だけインクリメントして(ス
テップS57)、計数値iを検出点の数N(=4)と比
較する(ステップS58)。全ての検出点についてRF
振幅強度の取込みが完了していなければステップS53
に戻り、ステップS55までの手順を繰り返す。以上の
処理によって、4点(図6〜9の点P1,P2,P3,P
4)の値V(1)〜V(4)が得られる。全ての検出点につい
てRF振幅強度の取込みが完了したら、チルト補正値を
TMAXに設定する(ステップS59)。尚、このようにし
て得られたRF振幅強度最大点は、図6〜9において、
それぞれ点P3,P2,P2,P2である。以上の処理が終
了したら可変ステップ制御ルーチンを呼び可変ステップ
山登り制御を用いたチルト制御を実行する(ステップS
60)。
【0022】以上説明したように、本実施例において
は、所定の補正量(Δt)の整数倍のチルト補正値間隔
でN(=4)点のRF振幅強度を検出している。この
際、チルトサーボ開始時点のRF振幅強度の変化に基づ
いてこの整数パラメータを確定し、チルトエラー補正を
実行している。すなわち、チルトサーボ開始位置におけ
るRF振幅強度曲線の傾き及びその向きに応じて、RF
振幅強度検出のためのチルト補正値間隔を得ているの
で、データ取込みに要する時間も短く、可変ステップ制
御における収束を高速化できる。従って、高速に動作す
るチルトサーボ装置が実現できる。また、検出点の数
N、チルト補正値間隔等を最適化することによってさら
に高精度なチルトエラー補正が可能となる。さらに、前
述したように、環境温度に応じて各パラメータに最適な
値を用いるようにしているので、高速かつ安定した制御
が可能である。
【0023】尚、上記した実施例においては、チルト補
正値を正方向に補正して行く場合を例に説明したが、負
方向に補正する場合も全く同様に実行することができ
る。また、上記したチルト補正値変更や識別レベル等に
関するパラメータ値は説明のためであって、チルトエラ
ー補正が最適に行われるように設定すればよい。第3の実施例 図10は、本発明の第3の実施例である光ディスクプレ
ーヤのチルトサーボ装置の構成を概略的に示す図であ
る。基本的な構成は第1の実施例と同様であるが、本実
施例に特徴的な点はRF振幅強度検出器11’内にレベ
ルシフト部22が設けられていることである。
【0024】図11にレベルシフト部22の内部構成を
示す。レベルシフト部22は、オペアンプ23、ローパ
スフィルタ(LPF)25、及び抵抗器27(R1),28
(R2)から構成され、RF振幅強度入力端、チルトサーボ
制御部14からのPWM(Pulse Width Modulation)制
御信号入力端、及びレベルシフト信号出力端を有してい
る。
【0025】レベルシフト部22の動作について説明す
ると、RF振幅強度検出器11’内でRF信号の包絡線
検出により生成されたRF振幅強度信号はオペアンプ2
3の一端に入力される。他方、チルトサーボ制御部14
から入力されたPWM制御信号がLPF25によって積
分されてオペアンプ23の他端に入力される。従って、
オペアンプ23の出力端からはPWM制御信号に応じて
レベルシフトされた振幅強度信号VRがチルトサーボ制
御部14に出力される。
【0026】本実施例におけるレベルシフト制御を用い
たチルトエラー補正について、図12及び図13に示す
フローチャートを参照しつつ詳細に説明する。図12及
び図13のフローチャートに示す動作は、例えば光ディ
スク1の記録又は再生中にシステム制御部17による割
り込み処理によって実行される。図12のフローチャー
トを参照しつつレベルシフト制御の動作について説明す
る。まず、この制御ルーチンにおいて用いられる初期設
定値を取り込む(ステップS61)。次に、レベルシフ
ト部22の出力VRの平均化のため、カウント値iを1
に初期化し(ステップS62)、VR(i)を読み込む
(ステップS63)。VRを所定の回数、例えば8回読
み込んだら(ステップS64)、平均値を求める(ステ
ップS65)。次に、VRが目標電圧範囲(所定値A)
内であるか否かを判別する(ステップS66)。目標電
圧範囲内である場合は、制御をメインルーチンに戻し、
目標電圧範囲内になければレベルシフト制御出力値(OU
T)を、OUT=OUT+VR/αとして求める(ステ
ップS67)。求めた値OUTが所定の最大値を超えてい
るか否かを判別し(ステップS68)、超えていればエ
ラー停止を示す信号を送出し(ステップS74)、制御
をメインルーチンに戻す。OUTが所定の最大値を超えて
いなければ、所定の最小値未満か否かを判別し(ステッ
プS69)、所定の最小値未満であればエラー停止を示
す信号を送出し(ステップS74)、制御をメインルー
チンに戻す。OUTが所定の最小値未満でなければ、OUTに
対応するPWM制御信号を出力し(ステップS70)、
調整回数を計数するカウント値Jを1だけインクリメン
トする(ステップS71)。所定の調整回数を超えてい
るか否かを判別し(ステップS72)、超えていればエ
ラー停止を示す信号を送出し(ステップS74)、制御
をメインルーチンに戻す。所定の調整回数を超えていな
ければ、所定の時間だけ待機(ステップS73)した
後、ステップS62に戻りレベルシフトの手順を繰り返
す。
【0027】次に、本実施例のチルトサーボ制御につい
て図13のフローチャートを参照しつつ説明する。ま
ず、ディスクの交換が行われたか否かを判別し(ステッ
プS81)、交換が行われていれば、上記したレベルシ
フト制御ルーチンを呼びレベルシフトを実行する(ステ
ップS82)。この際、レベルシフト部22にはダイナ
ミックレンジの十分大きなRF振幅強度信号を与えるよ
うにしておく。次に、可変ステップ制御ルーチンを呼び
可変ステップ山登り制御を用いたチルト制御を実行する
(ステップS83)。このルーチンに対しては上記のダ
イナミックレンジに対応したパラメータ値を渡すことに
より高精度なチルトサーボ制御がなされる。制御が終了
か否かを判別し(ステップS84)、終了でなければ可
変ステップ制御を続行し、終了であれば制御をメインル
ーチンに戻す。
【0028】以上説明したように、本実施例において
は、ダイナミックレンジの十分大きなRF振幅強度信号
を用い、その基準電圧を制御可能な範囲にレベルシフト
することによって高精度かつ高速に動作するチルトサー
ボ装置を実現している。第4の実施例 以下に、本発明の第4の実施例について説明する。尚、
本実施例のチルトサーボ装置の構成は第1の実施例と同
様である。
【0029】本実施例のチルトサーボ制御について図1
4のフローチャートを参照しつつ説明する。図14のフ
ローチャートに示す動作は、システム制御部17の制御
の下で実行される。まず、ディスクの交換が行われたか
否かを判別し(ステップS91)、交換されていなけれ
ば、メモリーから前回のチルト補正値のデータを読み込
む(ステップS92)。一方、ディスクが交換されてい
ればステップS93に進む。次に、可変ステップ制御ル
ーチンを呼び可変ステップ山登り制御を用いたチルト制
御を実行する(ステップS93)。制御が終了か否かを
判別し(ステップS94)、終了でなければ可変ステッ
プ制御を続行し、終了であればこのときのチルト補正値
をメモリーに記憶して(ステップS95)制御をメイン
ルーチンに戻す。
【0030】以上説明したように、本実施例において
は、最適なチルト補正値を記憶し、次のチルトサーボ制
御時に記憶値を読み出して用いることによりチルト補正
に要する時間を大幅に短縮することができる。以上詳細
に説明したように、本発明によれば、チルトエラーの大
きさや環境温度の変化に関わらず高速かつ高精度に動作
するチルトサーボ装置を実現できる。
【0031】尚、上記した実施例において示したチルト
サーボ制御は適宜組み合わせて用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】上記したことから明らかなように、本発
明によれば、チルトエラーの大きさに関わらず、また環
境温度の変化によって液晶パネルの応答速度が低下して
も、高速かつ高精度でチルトエラーを補正することが可
能なチルトサーボ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクプレーヤのチルトサー
ボ装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例である可変ステップ山登
り制御の手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例である可変ステップ山登
り制御の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例である可変ステップ制御
の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施例であるN点法制御の手順
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例であるN点法制御の動作
を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施例であるN点法制御の動作
を説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施例であるN点法制御の動作
を説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施例であるN点法制御の動作
を説明するための図である。
【図10】本発明の第3の実施例である光ディスクプレ
ーヤのチルトサーボ装置の構成を概略的に示すブロック
図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるレベルシフト
部の内部構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施例であるレベルシフト制
御の手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施例であるレベルシフト制
御を用いたチルトサーボ制御の手順を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の第4の実施例であるチルトサーボ制
御の手順を示すフローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 受光素子 5 対物レンズ 7 液晶パネル素子 8 サーミスタ 11,11’ RF振幅強度検出器 14 チルトサーボ制御部 15 液晶駆動回路 17 システム制御部 22 レベルシフト部 23 オペアンプ 25 LPF 27,28 抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレックス ブラッドショー 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 松田 則夫 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 猶原 真一 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 2H088 EA47 EA61 MA10 2H093 ND60 NG20 5D118 AA13 AA14 BA01 BB02 BF02 BF03 CD04 CD08 DC03 DC12 5D119 AA09 AA21 BA01 DA01 DA05 EC01 JA70

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に照射した光ビームの反射光
    を検出する光検出手段と、前記光記録媒体上の光ビーム
    照射位置における法線と前記光ビームの光軸とのなすチ
    ルト角により生じるチルトエラーを補正するチルトエラ
    ー補正手段と、前記光検出手段の検出信号強度に基づい
    て前記チルトエラー補正手段を制御する制御手段と、を
    有するチルトサーボ装置であって、 前記チルトエラー補正手段の補正値を第1の補正幅だけ
    変更せしめて前記検出信号強度を得る補正値変更手段
    と、 前記補正値を前記第1の補正幅だけ変更した場合の前記
    検出信号強度の変化量と所定の変化量とを比較する比較
    手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の補正幅
    を変更せしめる補正幅変更手段と、を有することを特徴
    とするチルトサーボ装置。
  2. 【請求項2】 前記補正幅変更手段は、前記比較手段に
    よって前記変化量が前記所定の変化量より小なると確定
    された場合には、前記第1の補正幅を前記第1の補正幅
    よりも小なる第2の補正幅に変更せしめることを特徴と
    する請求項1記載のチルトサーボ装置。
  3. 【請求項3】 前記補正幅変更手段は、前記比較手段に
    よって前記変化量が前記所定の変化量より大なると確定
    された場合には、前記第1の補正幅を前記第1の補正幅
    よりも大なる第3の補正幅に変更せしめることを特徴と
    する請求項1記載のチルトサーボ装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は前記補正値を変更した場
    合の前記検出信号強度の減少をも判別し、前記補正幅変
    更手段は前記検出信号強度の減少が判別された場合に前
    記補正値の増減方向を反転せしめ、かつ補正幅を算出す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記
    載のチルトサーボ装置。
  5. 【請求項5】 前記チルトエラー補正手段は、前記光ビ
    ームの光軸上に配置された収差補正用の液晶パネル素子
    であり、前記制御手段の制御信号は前記液晶パネル素子
    の駆動信号であることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1に記載のチルトサーボ装置。
  6. 【請求項6】 前記液晶パネル素子の置かれた環境の温
    度を検出する温度検出手段を更に有し、前記補正幅は該
    検出された環境温度に基づいて確定されることを特徴と
    する請求項5に記載のチルトサーボ装置。
  7. 【請求項7】 前記変化量が所定の閾値よりも小となる
    補正値をチルトエラー補正の最適値として蓄積する蓄積
    手段を有し、前記制御手段は、該蓄積された最適値を前
    記チルトエラー補正手段の補正値の初期値として用いる
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1に記載
    のチルトサーボ装置。
  8. 【請求項8】 前記検出信号強度が所定の上限値を超え
    ないように前記検出信号強度のレベルを変更するレベル
    変更手段を有することを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれか1に記載のチルトサーボ装置。
  9. 【請求項9】 光記録媒体に照射した光ビームの反射光
    を検出する光検出手段と、前記光記録媒体上の光ビーム
    照射位置における法線と前記光ビームの光軸とのなすチ
    ルト角により生じるチルトエラーを補正するチルトエラ
    ー補正手段と、前記光検出手段の検出信号強度に基づい
    て前記チルトエラー補正手段を制御する制御手段と、を
    有するチルトサーボ装置であって、 前記チルトエラー補正手段の補正値を所定値だけ変更し
    た場合の前記検出信号強度の増減及び変化量を判別する
    判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、補正幅を算出する
    算出手段と、 該算出された補正幅だけ互いに異なる複数の補正値を確
    定する確定手段と、を有し、 前記制御手段は、前記複数の補正値のうち前記検出信号
    強度が最大となる補正値に前記チルトエラー補正手段を
    制御することを特徴とするチルトサーボ装置。
  10. 【請求項10】 光記録媒体に照射した光ビームの反射
    光を検出する光検出手段と、前記光記録媒体上の光ビー
    ム照射位置における法線と前記光ビームの光軸とのなす
    チルト角により生じるチルトエラーを補正するチルトエ
    ラー補正手段と、前記光検出手段の検出信号強度に基づ
    いて前記チルトエラー補正手段を制御する制御手段と、
    を有するチルトサーボ装置の制御方法であって、 前記チルトエラー補正手段の補正値を第1の補正幅だけ
    変更せしめて前記検出信号強度を得る補正値変更ステッ
    プと、 前記補正値を前記第1の補正幅だけ変更した場合の前記
    検出信号強度の変化量と所定の変化量とを比較する比較
    ステップと、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の補正幅
    を変更せしめる補正幅変更ステップと、を有することを
    特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 前記判別ステップは前記補正値を変更
    した場合の前記検出信号強度の減少を判別するステップ
    を更に有し、前記補正幅変更ステップは前記検出信号強
    度の減少が判別された場合に前記補正値の増減方向を反
    転せしめ、かつ補正幅を算出するステップを有すること
    を特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記チルトエラー補正手段の補正値を
    所定値だけ変更した場合の前記検出信号強度の増減及び
    変化量を判別する判別ステップと、 前記判別手段の判別結果に基づいて、補正幅を算出する
    算出ステップと、 該算出された補正幅だけ互いに異なる複数の補正値を確
    定する確定ステップと、 前記複数の補正値のうち前記検出信号強度が最大となる
    補正値に前記チルトエラー補正手段を制御するステップ
    と、を前記補正値変更ステップに先立ち実行することを
    特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記チルトエラー補正手段は、前記光
    ビームの光軸上に配置された収差補正用の液晶パネル素
    子であり、前記制御手段の制御信号は前記液晶パネル素
    子の駆動信号であることを特徴とする請求項11又は1
    2記載の方法。
  14. 【請求項14】前記液晶パネル素子の置かれた環境の温
    度を検出する温度検出ステップと、 該検出された環境温度に基づいて前記第1の補正幅を確
    定するステップと、を有することを特徴とする請求項1
    3記載の方法。
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