JP2649385B2 - オフセット設定方法 - Google Patents

オフセット設定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオフセット設定方法に関し、更に詳述すれば
ビデオディスク,コンパクトディスク装置等において制
御対象となるレーザ光を、回転するディスクのトラック
上に合焦点を得べくオフセットを設定するオフセット設
定方法を提案するものである。
〔従来の技術〕
第5図は1983年に発行された雑誌「システムと制御」
Vo127,No.11の第704〜710頁に掲載された“光ディスク
メモリにおける精密サーボ”において示されているフォ
ーカスサーボ回路のブロック図である。図示しない光デ
ィスクで反射したレーザ光が図示しない集束レンズを介
して2分割の光検知器1,2に夫々入射するようになって
いる。光検知器1,2の各出力をプリアンプ3及び4に各
別に入力しており、その各出力はともに差動アンプ5及
び加算アンプ6に入力されている。差動アンプ5の差信
号XF,加算アンプ6の和信号YFは除算器7に入力されて
いる。除算器7の出力は位相補償回路8及び切換部9を
介して駆動アンプ10に入力されており、その出力を前記
集束レンズを駆動するレンズ駆動コイル11に与えてい
る。また引込み開始指令を引込み検知部12及び引込み波
形発生部13に与えており、引込み検知部12の出力を切換
部9に与えている。引込み波形発生部13の出力は前記切
換部9を介して駆動アンプ10に入力されるようになって
おり、切換部9は位相補償回路8又は引込み波形発生部
13の出力のいずれかを選択する構成となっている。な
お、レーザ光が合焦点の場合には光検知器1,2の出力は
等しくなり、フォーカスずれが生じると両出力に差が生
じるようになっている。
次にこのフォーカスサーボ回路の動作を説明する。光
ディスクを装填して、引込み開始指令を引込み検知部12
及び引込み波形発生部13に与えると、切換部9は引込み
波形発生部13の出力を選択し、選択した出力を駆動アン
プ10に与え、レンズ駆動コイル11を励磁して集束レンズ
を所定量移動させる所謂フォーカスの引込みを行う。そ
の後、引込み開始指令が消滅し、切換部9は位相補償回
路8の出力を選択すべく切換わる。
ところで、光検知器1,2は光ディスクで反射したレー
ザ光を受光しており、レーザ光のフォーカスずれを、差
動アンプ5の出力たる差信号XFにより検出する。また反
射した全光量に相応する信号を、加算アンプ6の出力た
る和信号YFにより検出する。除算器7は差信号XFを和信
号YFで除算して差信号XFを正規化し、情報の記録、再生
時における検出出力の大きい変化又は光ディスクの反射
率の変動の影響を防止する。そして除算器7の出力はサ
ーボ動作の安定性を高めるべく位相補償回路8により位
相進み補償される。この位相補償回路8の出力がレンズ
駆動コイル11に与えられ集束レンズを移動させ、差信号
XFに基づいてレーザ光のフォーカスサーボを行う。
ところで、光検知器1,2等の光学系の組立誤差に起因
するオフセット、即ち光検知器の信号が示す焦点位置と
実際の合焦点とのズレは第6図に示す差信号XF,和信号Y
Fの変化から検出でき、組立時にオフセット調整するの
が一般的である。つまり、加算アンプ6の和信号YFがピ
ークになったときが合焦点であり、そのときの差動アン
プ5の差信号XFは零でなけらばならない。そこでこの和
信号YFのピークを検出したタイミングで差信号XFの値を
検出されば、そのときの零レベルとの差がオフセット値
となる。
したがって、このオフセットを設定して、それにより
差信号XFを補正し、その差信号XFに基づいて集束レンズ
を所定方向へ移動させることにより、レーザ光のフォー
カスずれが生じないフォーカスサーボを行うことができ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のフォーカスサーボ回路は前述したように、光学
系等の組立誤差に起因するフォーカスずれを解消すべく
可変抵抗器等によりオフセットの値を設定して光検知器
の出力に与え、差信号を補正する構成としている。それ
故、フォーカスサーボ回路を組立てる都度、可変抵抗器
を操作してオフセットの値を調整してセットする必要が
あり調整の煩わしさがある。また光学系の温度変化ある
いは経年変化によりうオフセット値が変化する虞れがあ
り、その場合にはフォーカスサーボの精度及び安定性が
損なわれるという問題がある。
本発明は斯かる問題に鑑み、オフセットを調整する操
作を要せず、、また光学系の温度変化あるいは経年変化
によりフォーカスサーボの精度及び安定性が損なわれな
い、高精度なオフセット設定方法を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るオフセット設定方法は、可干渉光のトラ
ックずれを検出するトラッキングセンサの出力振幅を検
出する手段及びオフセットを与えるべきオフセット設定
手段を設け、該オフセット設定手段によりオフセットと
ともに等量の正,負のバイアスオフセットを、可干渉光
のフォーカスずれを検出する光検知器の出力に各別に与
えて、夫々のバイアスオフセットを与えたときのトラッ
キングセンサの出力振幅及びその差を求め、求めた出力
振幅の差が許容値以内である場合に、そのときのオフセ
ットを光検知器の出力に設定し、また許容値以内でない
場合には両出力振幅を比較し、その結果に基づいてフォ
ーカス位置をずらせるべくオフセット値を変更する操作
を、前記出力振幅の差が許容値以内となるまで繰り返す
ことを特徴とする。
〔作用〕
トラッキングセンサの出力振幅を検出する手段によ
り、トラッキングセンサの出力振幅を検出する。
オフセット設定手段はオフセットとともに正,負等量
のバイアスオフセットを光検知器の出力に各別に与え、
正,負のバイアスオフセットを各別に与えたときのトラ
ッキングセンサの各出力振幅を求め、両出力振幅の差を
求める。その差が許容値以内であればそのときのオフセ
ットを設定する。その差が許容値以外であれば順次オフ
セットを変更し、その都度オフセットとともに正,負等
量のバイアスオフセットを光検知器の出力に与えて両出
力振幅の差が許容値以内になるまで、その動作を繰り返
す。
これにより、適正なオフセットが常に自動設定され
る。
〔実施例〕 以下本発明をその実施例を示す図面によって詳述す
る。第1図は本発明に係るオフセット設定方法を適用し
たサーボ回路のブロック図である。
図示しないディスクで反射したレーザ光を受光するフ
ォーカスセンサたる光検知器1,2の各出力は、折返し雑
音を除去する低域濾波器20,21に各別に入力されてい
る。低域濾波器20の出力は差動アンプ5の正入力端子5a
及び加算アンプ6の一側正入力端子6aに夫々入力されて
おり、差動アンプ5の出力たる差信号XFはアナログ/デ
ジタルコンバータ(以下A/Dコンバータという)7のア
ナログ入力端子に入力されている。低域濾波器21の出力
は差動アンプ5の負入力端子5b及び加算アンプ6の他側
正入力端子6bに夫々入力されており、加算アンプ6の出
力たる和信号YFは前記A/Dコンバータ7の基準電圧入力
端子に入力されている。A/Dコンバータ7でデジタル信
号に変換された出力は分離回路たるロジック回路22に入
力されており、ロジック回路22の出力たるフォーカスセ
ンサの出力がメモリM1,M2を内蔵しているマイクロコン
ピュータからなる制御部25及びデジタル/アナログコン
バータ(以下D/Aコンバータという)23に入力されてい
る。D/Aコンバータ23がアナログ信号に変換した出力は
オフセット加算アンプ24の一側正入力端子24aに入力さ
れている。制御部25が出力するオフセットはD/Aコンバ
ータ26へ入力され、アナログ信号に変換した出力を前記
オフセット加算アンプ24の他側入力端子24bへ入力して
いる。オフセット加算アンプ24の出力は位相補償回路8
へ入力され、その出力を駆動アンプ10に入力し、駆動ア
ンプ10の出力をフォーカス用駆動コイル11に与えてい
る。
一方、光ディスクで反射したレーザ光を受光するトラ
ッキングセンサたる光検知器31,32の各出力は、低域濾
波器33,34に各別に入力されている。低域濾波器33の出
力は差動アンプ35の正入力端子35a及び加算アンプ36の
一側正入力端子36aに入力されており、差動アンプ35の
出力たる差信号XTはA/Dコンバータ37のアナログ入力端
子に入力されている。低域濾波器34の出力は差動アンプ
35の負入力端子35b及び加算アンプ36の他側正入力端子3
6bに入力されており、加算アンプ36の出力たる和信号YT
はA/Dコンバータ37の基準電圧入力端子に入力されてい
る。A/Dコンバータ37でデジタル信号に変換された出力
は、分離回路たるロジック回路52へ入力されており、こ
のロジック回路52の出力は前記制御部25及びD/Aコンバ
ータ53へ入力されている。D/Aコンバータ53の出力は位
相補償回路38へ入力され、その出力を駆動アンプ40へ入
力している。駆動アンプ40の出力はトラッキング用駆動
コイル41に与えられている。制御部25はトラッキングセ
ンサの出力たるロジック回路52の出力により、その出力
振幅の最大値及び最小値を求め、その差を求めて、後述
するフォーカスセンサの適正オフセットを得るようにな
っている。
さて、フォーカス用の光検知器1,2が図示しないディ
スクで反射したレーザ光を受光すると、その出力が低域
濾波器20,21を夫々通って差動アンプ5及び加算アンプ
6に与えられ、差動アンプ5は光検知器1,2の差信号
XF、つまりフォーカスずれに相応する信号を出力してA/
Dコンバータ7の入力する。一方、加算アンプ6は光検
知器1,2の和信号YF、つまり反射した全光量に相応する
信号を出力してA/Dコンバータ7に入力する。A/Dコンバ
ータ7は差信号XFを和信号YFで除算して差信号XFを正規
化する。そしてA/Dコンバータ7の出力はロジック回路2
2に入力されD/Aコンバータ23及び制御部25に与えられ
る。D/Aコンバータ23の出力及びD/Aコンバータ26から出
力されるオフセットをオフセット加算アンプ24に入力し
て、オフセットを加えたオフセット加算アンプ24の出力
を位相補償回路8及び駆動アンプ10を介してフォーカス
用駆動コイル11に与えて、図示しない集束レンズを移動
させてレーザ光のフォーカスずれを防ぐフォーカスサー
ボを行う。
一方、トラッキング用の光検知器31,32が図示しない
光ディスクで反射したレーザ光を受光すると、その出力
により差動アンプ35は両光検知器31,32の出力の差信号X
T、つまりトラックずれに相応する信号を、加算アンプ3
6は両光検知器31,32の出力の和信号YT、つまり反射した
全光量に相応する信号を出力する。これらの差信号XT,
和信号YTがA/Dコンバータ37に入力されて、差信号XT
和信号YTで除算されて差信号XTを正規化する。そしてA/
Dコンバータ37の出力がロジック回路52に入力され、そ
の出力が制御部25及びD/Aコンバータ53に入力される。D
/Aコンバータ53の出力は位相補償回路38及び駆動アンプ
40を介してトラッキング用駆動コイル41に与えて、光軸
を変更する図示しない反射板を駆動してトラック上にレ
ーザ光を位置決めするトラッキングサーボを行う。
ところで、A/Dコンバータ7の出力をアナログ変換し
た出力Pとディスクと集光レンズとの距離Zとの関係は
第2図(A)に示す如く、またディスクの径方向WとA/
Dコンバータ37の出力Qとの関係は第2図(B)に示す
ようになる。即ち、フォーカスに関連する出力Pは光デ
ィスクと集光レンズとの距離Zが変わると合焦点Z0を基
準にして正,負方向に対称的に変化する。一方、トラッ
キングに関連する出力Qは合焦点Z0でピーク値が最大と
なり、フォーカスずれが生じるにともない分解能が低下
してピーク値が減少する。本発明はこのような出力Pと
Qとの関係に基づいて出力Qのピーク値が最大になる点
を求めてオフセットを自動的に設定することにある。
第3図は横軸をフォーカス位置、即ちディスクと集光
レンズとの距離Zとし、縦軸をトラッキングセンサの出
力振幅Vとしたトラッキングセンサの出力振幅を示す特
性曲線図である。この図から明らかなように、出力振幅
Vは合焦点、つまりその最大値を基準にしてフォーカス
位置即ちディスクと集光レンズとの距離を長く、又は短
くするにともない低下し、合焦点位置に対して対称であ
り、正弦波状となっている。
次にフォーカスずれを防止すべくオフセットを自動設
定する制御動作を第1図,第3図及び第4図により説明
する。第4図は制御部の制御手順を示すフローチャート
である。
ディスクが装填されると集束レンズをディスクに近づ
けるフォーカスの引込みが行われる。続いてオフセット
の設定を行うが、このオフセットの設定は、先づ、0を
オフセット値にする(S1)。それによりフォーカス位置
ZはZ1になる。次にフォーカス位置、つまりフォーカス
距離を長くすべく一側へ+1μmずらせるべきオフセッ
ト値をバイアスオフセットとする(S2)。そうするとこ
のバイアスオフセットがオフセット加算アンプ24に与え
られて差信号XFが補正されて、それに相応してフォーカ
ス用駆動コイル11が励磁されて図示しない集束レンズが
移動しフォーカス位置がZ11となる。そのときの出力振
幅V11をメモリM1に読込む(S3)。次にフォーカス位置
つまりフォーカス距離を短くすべく、−2μm他側へず
らせるべきオフセット値をバイアスオフセットとする
(S4)。このバイアスオフセットにより集束レンズが反
対方向に移動しフォーカス位置Zはフォーカス位置Z1
基点に対称なフォーカス位置Z12となる。つまり、正,
負等量のバイアスオフセットを与えたことになる。そし
てこのときの出力振幅V12をメモリM2に読込む(S5)。
続いてフォーカス位置Zを一側へ+1μmずらせるべき
オフセット値をバイアスオフセットとする(S6)。これ
によりフォーカス位置は最初のフォーカス位置Z1に戻
る。ここでメモリM1,M2に各読込ませた出力振幅V11とV
12との差の絶対値と許容値εとを大小比較する(S7)。
出力振幅V11とV12との差が許容値ε以内であれば、フォ
ーカス位置をZ1に戻したときに与えられているオフセッ
トに設定し(S8)、保持する。これは両出力振幅V11,V
12が等しい場合はトラッキングセンサの出力振幅Vの最
大値が得られたことになり、レーザ光の合焦点が得られ
たことになる。
しかるにステップ(S7)において、出力振幅V11とV12
との差が第3図に示しているように差が大きく許容値ε
より大であると、出力振幅V11,V12を大小比較し(S
9)、出力振幅V12が大きい場合には、フォーカス距離を
短くすべく他側、即ち出力振幅を大きくなし得べきオフ
セット、例えばフォーカス位置を−0.1μmずらせるべ
きオフセット値を与える(S10)。それによりフォーカ
ス位置はZ1からZ2に変わる。
そして、前述したようにフォーカス位置を+1μmず
らせるべきオフセットをバイアスオフセットとする(S
2)。それにより前述したようにフォーカス位置がZ21
なる。そのときの出力振幅V21をメモリM1に読込む。続
いてフォーカス位置を−2μmずらせるべきオフセット
をバイアスオフセットとする(S4)。それによりフォー
カス位置がZ22となる。そのときの出力振幅V22をメモリ
M2に読込む。このようなバイアスオフセットにより、フ
ォーカス位置をZ2とすべきオフセットを与えた場合のフ
ォーカス位置Z2を基点に正,負等量のバイアスオフセッ
トを与えたことになる。その後、フォーカス位置を+1
μmずらせるべきオフセット値をバイアスオフセットと
する(S6)。これによりフォーカス位置はフォーカス位
置Z2に戻る。ここでメモリM1,M2に読込んだ出力振幅V21
とV22との差の絶対値と許容値εとを大小比較する(S
7)。依然としてその差が許容値εより大きい場合には
出力振幅V21とV22とを大小比較する(S9)。そして出力
振幅V22が大きい場合は再びフォーカス位置を−0.1μm
ずらせるべきオフセット値に変更する(S10)。それに
よりフォーカス位置はZ2からZ3に変わる。その後は前記
同様にして正,負等量のバイアスオフセットを各別に与
え、与えた時のその出力振幅V31,V32をメモリM1,M2に読
込み、フォーカス位置をZ3に戻した状態で出力振幅V31,
V32の差の絶対値と許容値εとの差を求める。この場合V
31及びV32は第3図に示す如く大きさが等しいから、そ
の差は許容値ε以内となって、フォーカス位置Z3を与え
ているオフセット値に設定される(S8)。このような両
出力振幅V31,V32が等量で得られたことにより、トラッ
キングセンサの出力振幅の最大値を求め得たことにな
り、レーザ光の合焦点を得たことになる。そして設定し
たオフセットを保持した後は差信号XFに関連して前述の
如く適正にフォーカスサーボが行われる。
なお、ステップ(S9)においてV11がV12より大である
場合には、フォーカス位置を+0.1μmずらせるオフセ
ットを与えて、前述したと同様に両出力が振幅の差が許
容値ε以内にあるかを、ステップ(S2)〜(S9)及び
(S11)の動作を繰り返して許容値ε以内になれば、そ
のときのオフセットを設定する。
このようにオフセットを、トラッキングセンサの出力
振幅が、合焦点たる最大値を中心として略対称であり、
合焦点から外れると出力振幅が大きく変化する特性を利
用して求めるから、適正なオフセットを設定でき、高精
度にレーザ光の合焦点を得ることができる。
またこのようなオフセットの設定は、フォーカスの引
込みの後に自動的に行なわれるから、オフセットを手動
で設定するという煩わしさがない。また光検知器の温度
変化あるいは経年変化によりオフセットが不適正になる
こともない。更にディスクの光学的特性の相異によりオ
フセットが不適正になることもない。
また、このフォーカスのオフセット設定は、フォーカ
ス引込み直後のみならず、データ読み取り性能が悪化し
た場合などに適時行うことができる。
なお、本実施例ではレーザ光を用いたが、これは例示
であってレーザ光に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば適宜のオフセッ
トを与えるとともに、正,負等量のバイアスオフセット
を各別に与えて、夫々のバイアスオフセットを与えたと
きの、トラッキングセンサの出力振幅を求め、それらの
出力振幅の差の絶対値が許容値以内の場合に、そのオフ
セットを設定し、また許容値以内でない場合には両出力
振幅を比較し、その結果に基づいて、フォーカス位置を
ずらせるべくオフセット値を変更する操作を、出力振幅
の差が許容値以内になるまで繰り返すから、合焦点が得
られるオフセットを高精度にしかも自動的に設定でき
る。またフォーカス用の光検知器の温度変化あるいは経
年変化が生じても、オフセットが不適正になることがな
く、常に信頼性が高いオフセットを設定できる優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るオフセット設定方法を適用したサ
ーボ回路のブロック図、第2図はフォーカスセンサの出
力とトラッキングセンサの出力との関係を示す波形図、
第3図はトラッキングセンサの出力振幅の特性曲線図、
第4図はオフセットを設定する制御部の制御手順を示す
フローチャート、第5図は従来のフォーカスサーボ回路
のブロック図、第6図はその回路の和信号と差信号との
関係を示す波形図である。 1,2……光検知器(フォーカスセンサ) 5……差動アンプ、6……加算アンプ、11……フォーカ
ス用駆動コイル、22……ロジック回路、24……オフセッ
ト加算アンプ、25……制御部、31,32……光検知器(ト
ラッキングセンサ)、35……差動アンプ 36……加算アンプ、41……トラッキング用駆動コイル、
52……ロジック回路、M1,M2……メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するディスクのトラック上に可干渉光
    の合焦点を得べく、可干渉光のフォーカスずれを検出す
    る光検知器の出力にオフセットを与えるオフセット設定
    方法において、 前記可干渉光のトラックずれを検出するトラッキングセ
    ンサの出力振幅を検出する手段及び前記オフセットを与
    えるべきオフセット設定手段を設け、該オフセット設定
    手段によりオフセットとともに等量の正,負バイアスオ
    フセットを前記光検知器の出力に各別に与えて、夫々の
    バイアスオフセットを与えたときのトラッキングセンサ
    の出力振幅及びその差を求め、求めた出力振幅の差が許
    容値以内である場合に、そのときのオフセットを光検知
    器の出力に設定し、また許容値以内でない場合には両出
    力振幅を比較し、その結果に基づいてフォーカス位置を
    ずらせるべくオフセット値を変更する操作を、前記出力
    振幅の差が許容値以内となるまで繰り返すことを特徴と
    するオフセット設定方法。
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