JPH08329507A - トラッキング補正方法及びその装置並びに光ディスク - Google Patents

トラッキング補正方法及びその装置並びに光ディスク

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JPH08329507A
JPH08329507A JP7132244A JP13224495A JPH08329507A JP H08329507 A JPH08329507 A JP H08329507A JP 7132244 A JP7132244 A JP 7132244A JP 13224495 A JP13224495 A JP 13224495A JP H08329507 A JPH08329507 A JP H08329507A
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signal
meandering
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area
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Hiroshi Fuji
寛 藤
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    • G11B7/094Methods and circuits for servo offset compensation

Abstract

(57)【要約】 【構成】 光ディスクのグルーブ1は第1領域Xと第2
領域Yとを有する。第1領域Xは一方の側壁1aが蛇行
し、第2領域Yは上記第1領域Xとは反対の側壁1bが
蛇行して形成される。上記第1領域Xと第2領域Yとに
光ビームAをトラッキングさせることにより、トッラク
エラー信号Eに発生する蛇行信号E1 の第1振幅値
1 、及び蛇行信号E2 の第2振幅値V2 を得る。これ
らの振幅値を比較し、振幅差に応じた補正値をトッラク
エラー信号Eに与えて、第1振幅値V1と第2振幅値V
2 とが等しくなるように補正する。 【効果】 光学的な調整誤差や収差、またこれらの経時
変化等によるトラッキングのずれを補正することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラッキング用のグル
ーブの側壁が蛇行した光記録媒体を用い、光ビームをト
ラッキングさせるときのトラッキング補正方法及びその
装置並びに光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラッキングを行うためのグルー
ブを蛇行させるか、あるいはグルーブの一方の側壁だけ
を蛇行させることにより、番地情報を記録したり、回転
制御用の情報を記録したりしていた。例えば、特開平5
−314538号公報には、グルーブの一方のみを蛇行
させることにより、番地情報を記録する光ディスクが開
示されている。また、グルーブの両側の側壁を蛇行させ
て番地情報を記録する光ディスクも開発されている。
【0003】これらの例では、トラッキングのサーボ帯
域と、蛇行周波数帯域とが重複しないように蛇行周波数
が設定されている。そして、バンドパスフィルターによ
り蛇行周波数の成分のみを取り出し、番地情報を再生し
ていた。
【0004】ところで、トラッキングを行うときに、サ
ーボ回路で発生する電気的なオフセットにより、光ビー
ムがトラックの真ん中から直流的にずれた状態でトラッ
キングを行う場合がある。このずれを解消するためにト
ラックエラー信号(以下、TESと略称する)を補正す
る方法がある。トラッキング方法として、よく知られて
いるプッシュプル法を適用した場合、TESは図16に
示すような動作によって得られる。即ち、トラッキング
時には、半導体レーザ103から出射した光ビームは、
ビームスプリッタ104及び対物レンズ105を介し
て、光ディスク106に照射される。そして、光ディス
ク106により反射された光ビームは、再び対物レンズ
105を透過し、ビームスプリッタ104に反射されて
2分割フォトディテクタ107に入射する。その後、2
分割フォトディテクタ107にて検出された2つの信号
は、差動増幅器108にて差動増幅され、TESが生成
される。
【0005】このとき、上記TESを補正する場合に
は、半導体レーザ103から出射する光ビームを消光し
た状態で、TESに発生する電気的なオフセットがゼロ
になるように調整していた。即ち、加算器111におい
て、差動増幅器108からの信号に可変抵抗110で分
圧したオフセット電圧が加えられ、TESのオフセット
電圧がゼロになるように調整していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のトラッキング補正方法では、トラッキング
サーボ回路で発生する電気的なオフセットのみを補正す
るので、光学的な調整誤差や収差、あるいはこれらの経
時変化が生じた場合には補正が困難である。従って、ト
ラッキングにずれが発生し、光ビームがトラックの中心
からずれるために、トラックエラー信号に発生する蛇行
信号も変動し番地情報の再生にもエラーが発生する。ま
た、トラックの中心からずれたまま情報が記録されるた
め、再生情報にエラーが生じるという問題を有してい
る。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、光学的な調整誤差や収
差、これらの経時変化等によるトラッキングのずれを補
正するトラッキング補正方法及びその装置並びに光ディ
スクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載のトラッキング補正方法
は、光記録媒体のトラッキング用のグルーブと、上記光
記録媒体上の光ビームとのずれを補正するトラッキング
補正方法において、上記グルーブは一方の側壁が蛇行
し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波
数帯域とは異なって形成された第1領域と、上記第1領
域とは反対の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がト
ラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形成された
第2領域とを有し、上記第1領域に光ビームをトラッキ
ングさせることにより得られる蛇行信号の第1振幅値を
得る工程と、上記第2領域に光ビームをトラッキングさ
せることにより得られる蛇行信号の第2振幅値を得る工
程と、上記第1振幅値と第2振幅値とを比較し、振幅差
に応じてトラッキングを補正することにより、第1振幅
値と第2振幅値とを等しくする工程とを備えることを特
徴としている。
【0009】請求項2記載のトラッキング補正装置は、
光記録媒体のトラッキング用のグルーブと、上記光記録
媒体上の光ビームとのずれを補正するトラッキング補正
装置において、上記グルーブは一方の側壁が蛇行し、上
記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波数帯域
とは異なって形成された第1領域、及び上記第1領域と
は反対の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッ
キングサーボの周波数帯域とは異なって形成された第2
領域を有する光記録媒体に光ビームをトラッキングさせ
ることにより、トラックエラー信号を出力する信号検出
手段(例えば、差動増幅器)と、上記トラックエラー信
号に発生する蛇行信号の振幅値を検出する振幅検出手段
(例えば、A/Dコンバータ、PLL回路、及びコンパ
レータ)と、上記第1領域における蛇行信号の第1振幅
値を上記第2領域における蛇行信号の第2振幅値と比較
する比較手段(例えば、CPU)と、上記比較手段の出
力に基づいて上記第1振幅値と上記第2振幅値とが等し
くなるような補正信号を出力し、トラッキングを補正す
る補正手段(例えば、D/Aコンバータ及び加算器)と
を備えることを特徴としている。
【0010】請求項3記載のトラッキング補正装置は、
光記録媒体のトラッキング用のグルーブと、上記光記録
媒体上の光ビームとのずれを補正するトラッキング補正
装置において、上記グルーブは一方の側壁が蛇行し、上
記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波数帯域
とは異なって形成された第1領域、及び上記第1領域と
は反対の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッ
キングサーボの周波数帯域とは異なって形成された第2
領域を有する光記録媒体に光ビームをトラッキングさせ
ることにより、トータル信号を出力する信号検出手段
(例えば、加算器)と、上記トータル信号に発生する蛇
行信号の振幅値を検出する振幅検出手段と、上記第1領
域における蛇行信号の第1振幅値を上記第2領域におけ
る蛇行信号の第2振幅値と比較する比較手段と、上記比
較手段の出力に基づいて上記第1振幅値と上記第2振幅
値とが等しくなるような補正信号を出力し、トラッキン
グを補正する補正手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4記載の光ディスクは、トラッキン
グ用のグルーブを有する光ディスクにおいて、上記グル
ーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がト
ラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形成された
第1領域と、上記第1領域とは反対の側壁が蛇行し、上
記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波数帯域
とは異なって形成された第2領域とを備えることを特徴
としている。
【0012】
【作用】請求項1記載のトラッキング補正方法によれ
ば、第1領域に照射された光ビームをトラッキングさせ
ることにより、トラックエラー信号、あるいはトータル
信号が得られる。このとき、例えば、光ビームが第1領
域において蛇行した側壁側よりにトラッキングした場
合、光ビームは蛇行した側壁に大きく影響されるので、
光ビームがグルーブの中心をトラッキングする場合と比
較して、トラックエラー信号やトータル信号に発生する
蛇行信号の振幅は大きくなる。即ち、第1領域における
蛇行信号の第1振幅値は望ましい振幅値より大きくな
る。
【0013】次に、上記光ビームが第2領域をトラッキ
ングする場合、光ビームは蛇行しない側壁側よりにトラ
ッキングすることになる。つまり、光ビームは蛇行した
側壁から遠ざかり、蛇行した側壁の影響をあまり受けな
いため、第2領域における第2振幅値は上記望ましい振
幅値に比べて小さくなる。
【0014】従って、上記第1振幅値と第2振幅値とを
比較し、振幅差に応じた補正値をトラックエラー信号あ
るいはトータル信号に与えることにより、第1振幅値と
第2振幅値とがそれぞれ等しくなり、トラッキングを補
正することができる。これにより、グルーブのトラッキ
ング方向の中心線と光ビームの中心とを一致させること
ができる。
【0015】このとき、上記蛇行信号の周波数帯域は、
トラッキングサーボ周波数帯域と異なっているので、ト
ラッキングが蛇行信号に追従することなく、光学的な調
整誤差や収差、これらの経時変化等によるトラッキング
のずれを補正することができる。
【0016】請求項2記載のトラッキング補正装置によ
れば、光記録媒体の第1領域をトラッキングする光ビー
ムにより信号検出手段にてトラックエラー信号が出力さ
れ、振幅検出手段に入力される。振幅検出手段ではトラ
ックエラー信号に発生する蛇行信号の第1振幅値が検出
され、その値は比較手段に入力される。
【0017】次に上記と同様に、第2領域における振幅
値も比較手段に入力される。比較手段により、上記第1
振幅値と第2振幅値とが比較される。補正手段により、
上記比較手段の出力に基づき、上記第1領域の振幅と上
記第2領域の振幅とが等しくなるような補正信号が出力
され、トラックエラー信号に上記補正信号を加えること
でトラッキングが補正される。
【0018】これにより、グルーブのトラッキング方向
の中心線と光ビームの中心とを一致させることができ
る。このとき、上記蛇行信号の周波数帯域は、トラッキ
ングサーボ周波数帯域と異なっているので、トラッキン
グが蛇行信号に追従することなく、光学的な調整誤差や
収差、これらの経時変化等によるトラッキングのずれを
補正することができる。
【0019】請求項3記載のトラッキング補正装置によ
れば、光記録媒体の第1領域をトラッキングする光ビー
ムにより信号検出手段にてトータル信号が出力される。
以下の作用は、請求項2のトラックエラー信号をトータ
ル信号に置き換えた場合と同じである。これにより、請
求項2と同様の効果が得られる。
【0020】請求項4記載の光ディスクによれば、第1
領域と第2領域とでは蛇行した側壁の配置が逆になって
いる。従って、光ビームを照射してトラッキングを行う
ときで、光ビームの中心がグルーブのトラッキング方向
における中心線からずれた状態でトラッキングした場合
には、トラックエラー信号あるいはトータル信号に発生
する蛇行信号の振幅が第1領域と第2領域とで異なって
検出される。従って、この振幅の検出結果に基づきトラ
ッキングを補正することが可能となる。このとき、上記
蛇行信号の周波数帯域はトラッキングサーボの周波数帯
域と異なっているため、トラッキングが蛇行信号に追従
することがない。
【0021】また、光ディスクは上記グルーブにより形
成されたトラックが螺旋状、あるいは同心円状であるの
で、第1領域と第2領域とを連続するトラックに配置す
ることができる。従って、トラックアクセスが不要とな
り、トラッキングの補正動作を素早く行うことができ
る。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図1
4に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施例
にかかるトラッキング補正方法は、トラッキング方法と
して、例えばプッシュプル法により得られたトラックエ
ラー信号を補正する場合について説明する。
【0023】本実施例の光記録媒体は、図1(a)・
(b)に示すように、グルーブ1及びランド2により構
成されるトラック形状を有している。上記トラックはト
ラッキング補正を行うために、第1領域Xと第2領域Y
とを備えている。第1領域Xでは、図中においてグルー
ブ1の下方側の側壁1aが蛇行しており、第2領域Yで
は、図中においてグルーブ1の上方側の側壁1bが蛇行
している。つまり、第1領域X及び第2領域Yのランド
2の側壁は、それぞれ上記グルーブ1と相対する側の側
壁が蛇行することになる。
【0024】なお、図1(a)・(b)には、説明の便
宜上グルーブ1及びランド2はそれぞれ2本ずつとして
いるが、それぞれの数はこの数に限定されることはな
い。また、上記グルーブ1及びランド2は、光記録媒体
として、光ディスク、光カード、及び光テープ等に形成
される。
【0025】次に、上記光記録媒体を用いた場合のトラ
ッキング補正方法について説明する。例えば、図1
(b)に示すように、光ヘッドからの光ビームAが第1
領域Xに照射され、光ビームAがグルーブ1の中心から
図中下方側へずれたままトラッキングを行う場合につい
て考える。このとき、第1領域Xにおいては、光ビーム
Aは蛇行する側壁1aに近づき、側壁1aに大きく影響
されるため、光ビームAの光記録媒体に対する反射光
(あるいは透過光)により得られるトラックエラー信号
E(または後述のトータル信号)に発生する蛇行信号
は、図1(c)の蛇行信号E1 に示すように振幅値V1
(第1振幅値)が大きくなる。次に、上記光ビームAが
第2領域Yをトラッキングする場合には、光ビームAは
蛇行する側壁1bから遠ざかり側壁1bの影響をあまり
受けないため、トラックエラー信号Eに発生する蛇行信
号は、蛇行信号E2 に示すように振幅値V2 (第2振幅
値)が小さくなる。
【0026】なお、上記とは逆に、光ビームAがグルー
ブ1の中心から図中上方側へずれたままトラッキングを
行った場合には、第1領域Xでの蛇行信号の振幅は小さ
くなり、第2領域Yでの蛇行信号の振幅は大きくなる。
また、光ビームAがグルーブ1の中心をトラッキングす
る場合には、第1領域Xと第2領域Yとにおける蛇行信
号の振幅は、蛇行信号E’に示すように等しくなる。
【0027】上記蛇行信号の周波数帯域は、トラッキン
グサーボ帯域と重複しないように設定される。このた
め、トラッキングが蛇行信号に追従することなく、光ビ
ームAの直流的なずれを蛇行信号の大きさによって検出
することができる。つまり、第1領域Xと第2領域Yと
の蛇行信号の大きさが等しく、上記蛇行信号E’に示す
ような信号になるようにトラックエラー信号Eを補正す
れば、光ビームAの直流的なずれをゼロにすることがで
きる。従って、光ビームAの中心がグルーブ1のトラッ
ク方向の中心線に一致し、光ビームAがトラックの中心
となるようにトラッキングを補正することができる。
【0028】即ち、上記の補正動作を図1(b)及び図
4に基づいて説明すると、以下のようになる。トラッキ
ング補正が開始されると(S1)、光ヘッドを第1領域
Xへ移動させ(S2)、トラックエラー信号Eに含まれ
る蛇行信号E1 の振幅値Vを検出する(S3)。次
に、光ヘッドを第2領域Yへ移動させ(S4)、トラッ
クエラー信号Eに含まれる蛇行信号Eの振幅値V2
を検出する(S5)。それぞれの蛇行信号の振幅値V1
と振幅値V2 とを比較し、等しいかどうかを判断する
(S6)。S6において、振幅値V1 と振幅値V2 とが
等しくないと判断された場合、トラックエラー信号Eに
補正電圧を加え、再び補正動作へ戻る(S7)。一方、
S6において、振幅値V1 と振幅値V2 とが等しいと判
断された場合、補正動作は終了する(S8)。
【0029】これにより、第1領域Xと第2領域Yとの
蛇行信号の大きさが等しくなるまで補正動作を繰り返
し、しだいに光ビームAのトラッキング位置をトラック
の中心へ補正することが可能となる。
【0030】次に、上記光記録媒体の例として、光ディ
スクを用いた場合について説明する。図10に示すよう
に、光ディスク6は、データ記録領域6bと分離された
トラッキング補正領域6aを有している。光ディスク6
のトラックの一部である上記トラッキング補正領域6a
には、前述の第1領域X及び第2領域Yが配設されてい
る。
【0031】上記データ記録領域6bは、例えば第1領
域Xあるいは第2領域Yのトラック形状と同様にグルー
ブの一方の側壁が蛇行して形成されており、蛇行信号に
よりアドレス情報が記録されている。なお、データ記録
領域6bは、これ以外に、トラックの両方の側壁が蛇行
していないトラックでもよいし、図11に示すように、
トラックの両方の側壁を蛇行させたトラック形状として
もよい。
【0032】トラッキング補正領域6aは、例えば図1
2に示すように、第1トラックを第1領域Xとし、第2
トラックを第2領域Yとする。この場合、まず、第1ト
ラックにおいて第1領域Xの蛇行信号の振幅値を検出
し、次に第2トラックにおいて第2領域Yの蛇行信号の
振幅値を検出する。振幅値の差、あるいは比が等しけれ
ば、トラッキング補正を終了し、等しくなければ再び第
1トラックへジャンプして補正動作を繰り返すことがで
きる。
【0033】上記トラッキング補正動作を図13のフロ
ーチャートに基づいて説明する。トラッキング補正が開
始されると(S11)、光ヘッドをトラッキング補正領
域6aに移動させる(S12)。次にトラックエラー信
号Eに含まれる蛇行信号E1の振幅値V1 を検出する
(S13)。次に、トラックエラー信号Eに含まれる蛇
行信号E2 の振幅値V2 を検出する(S14)。蛇行信
号の振幅値V1 と振幅値V2 とを比較し、等しいかどう
か判断する(S15)。S15において、振幅値が等し
くないと判断された場合、トラックエラー信号Eに補正
電圧を加え、再び補正動作へ戻る(S16)。一方、S
15において、振幅値が等しいと判断された場合、補正
動作は終了する(S17)。
【0034】これにより、第1領域Xと第2領域Yとの
蛇行信号の大きさが等しくなるまで補正動作を繰り返
し、しだいに光ビームのトラッキング位置をトラックの
中心へ補正することが可能となる。また、トラッキング
補正はデータ記録領域6bでは行われず、データの記録
再生に関係ないので、データ記録領域6bのデータエラ
ーを伴うことなく、トラッキング補正を行うことができ
る。
【0035】さらに、光記録媒体として光ディスク6を
用いた場合、トラックが螺旋状、あるいは同心円状とな
る。従って、第1領域Xと第2領域Yとを連続するトラ
ックに配置することができるため、トラックアクセスが
不要となり、トラッキング補正の動作を素早く行うこと
ができる。
【0036】次に、上記トラッキング補正を行うための
トラッキング補正装置について説明する。図2に示すよ
うに、トラッキング補正装置10は、前記光ディスク6
に光ビームAを照射する光ヘッド9に接続されている。
上記光ヘッド9は、半導体レーザ3、ビームスプリッタ
4、対物レンズ5、2分割フォトディテクタ7、及び差
動増幅器8(信号検出手段)を備えている。
【0037】半導体レーザ3は光ビームAを出射し、ビ
ームスプリッタ4は光ビームAを透過すると共に、光デ
ィスク6により反射された反射光Bを2分割フォトディ
テクタ7方向に反射させる。対物レンズ5は光ビームA
を光ディスク6上に集光させる。2分割フォトディテク
タ7は差動増幅器8のプラス側とマイナス側とに接続さ
れ、反射光Bを検出信号C・Dに変換する。また、差動
増幅器8はトラッキング補正装置10に接続される。
【0038】上記トラッキング補正装置10は、振幅検
出手段としてのA/Dコンバータ12、コンパレータ1
5、及びPLL(フェーズロックドループ)回路16
と、比較手段としてのCPU13と、補正手段としての
D/Aコンバータ14及び加算器11とを有している。
上記差動増幅器8の出力端子は、加算器11の一方の入
力端子に接続される。また、加算器11の出力端子はA
/Dコンバータ12の入力側に接続されている。A/D
コンバータ12の出力はCPU13に入力され、CPU
13の出力はD/Aコンバータ14に入力される。
【0039】一方、差動増幅器8の出力端子は、上述の
ように加算器11に接続されると共に、コンパレータ1
5のプラス端子に接続される。コンパレータ15のマイ
ナス端子は接地されている。また、コンパレータ15の
出力端子はPLL回路16の入力側に接続され、PLL
回路16の出力はA/Dコンバータ12に入力される。
【0040】上記の構成によれば、半導体レーザ3から
出射した光ビームAは、ビームスプリッタ4及び対物レ
ンズ5を介して、光ディスク6に集光される。光ビーム
Aは光ディスク6に反射され反射光Bとなって、再び対
物レンズ5を透過し、ビームスプリッタ4にて光路を曲
げられ、2分割フォトディテクタ7に入射する。反射光
Bは、2分割フォトディテクタ7により電気信号に変換
され、検出信号C・Dとなる。検出信号Cは差動増幅器
8のプラス側に入力され、検出信号Dは差動増幅器8の
マイナス側に入力され、その後、差動増幅器8により差
動増幅され、トラックエラー信号Eが得られる。
【0041】トラックエラー信号Eは加算器11の一方
の端子に入力され、加算器11から出力される。この加
算器11からのアナログ値である出力信号に含まれる蛇
行信号の振幅の大きさをA/Dコンバータ12におい
て、後述のタイミングクロックKによりデジタル値Gに
変換し、CPU13で代表されるデジタル演算器に入力
する。CPU13では、上述の第1領域Xにおける蛇行
信号E1 の振幅値V1 と第2領域Yにおける蛇行信号E
2 の振幅値V2 とを比較する。振幅値V1 と振幅値V2
との差、あるいは比に応じて補正値HをD/Aコンバー
タ14に送り、そこで再びアナログ値に変換された補正
信号Iを加算器11の他方の端子に入力する。上記のよ
うなフィードバックにより、トラックエラー信号Eを補
正し、補正トラックエラー信号Fとすることができる。
そして、この信号を対物レンズ駆動アクチュエータ(図
示せず)へフィードバックすることにより、トラッキン
グサーボを行うことができる。
【0042】また、トラックエラー信号Eは、上記のよ
うに加算器11に入力されると共に、コンパレータ15
に送られ、そこで閾値電流と比較され、2値化信号Jを
出力する。2値化信号JはPLL回路16に入力され、
そこで蛇行信号に同期したタイミングクロックKを出力
し、A/Dコンバータ12へ送られる。
【0043】ここで、上記タイミングクロックKについ
て、図3に基づいて説明する。アナログ値であるトラッ
クエラー信号Eをコンパレータ15において2値化する
と、2値化信号Jが得られる。この2値化信号JをPL
L回路16に入力すると、これに同期したタイミングク
ロックKが得られる。そこで、A/Dコンバータ12に
おいて、タイミングクロックKの立ち上がりの時点のト
ラックエラー信号Eをデジタル値に変換すれば蛇行信号
のピーク値とボトム値とが得られる。これにより、蛇行
信号の振幅値を得ることができる。
【0044】従って、上記トラッキング補正装置10に
より、容易な回路構成でトラッキングを補正することが
可能である。
【0045】なお、上記光ヘッド9の移動方法について
図14に基づいて説明すると、以下のようになる。光ヘ
ッド9の移動は、トラッキング補正装置10、CPU8
2、アクセス装置83、及びリニアモータ84により行
われる。前述のように、光ヘッド9から出射した光ビー
ムAは光ディスク6に集光され、光ディスク6により反
射されて反射光Bとなり、再び光ヘッド9内のディテク
タで受光される。ディテクタからの検出信号C・Dをト
ラッキング補正装置10に入力し、補正されたトラック
エラー信号Eを光ヘッド9に返してトラッキングを行
う。
【0046】上記CPU82からはアクセス信号Vがア
クセス装置83へ送られ、リニアモータ84へドライブ
信号Wが送られて、光ビームAが光ディスク6のトラッ
キング補正領域6aへ照射されるように光ヘッド9を移
動させる。同時にCPU82から補正命令信号Uがトラ
ッキング補正装置10に送られ、光ヘッド9の補正動作
が行われる。
【0047】なお、上記トラッキング補正装置10は、
図5に示すように、加算器25(信号検出手段)を加え
ることでトラッキング補正装置20とすることもでき
る。即ち、2分割フォトディテクタ7からの検出信号C
は加算器25の一方の入力端子に入力され、検出信号D
は加算器25の他方の入力端子に入力される。また、加
算器25の出力端子はA/Dコンバータ12の入力側に
接続されている。
【0048】この構成によれば、2分割フォトディテク
タ7から出力された検出信号C・Dは差動増幅器8に入
力され、トラックエラー信号Eが出力され、トラックエ
ラー信号Eは加算器11に入力されてトラッキング補正
が行われる。このとき、検出信号C・Dは同時に加算器
25にも入力され、加算器25にて加算されトータル信
号Lとして出力される。このトータル信号Lに含まれる
蛇行信号の大きさをA/Dコンバータ12において、タ
イミングクロックKによりデジタル値Mに変換する。そ
の後、トラッキング補正装置10の動作と同様に、CP
U13において第1領域Xと第2領域Yとの蛇行信号E
1 ・E2 の大きさを比較する。その差、あるいは比に応
じて、補正値HをD/Aコンバータ14に送り、加算器
11にてトラックエラー信号Eに補正信号Iを加えて補
正を行うことができる。
【0049】また、上記トラッキング補正装置10は、
図6に示すように、コンパレータ15及びPLL回路1
6の代わりにエンベロープ検波器35を用いることによ
り、トラッキング補正装置30とすることもできる。即
ち、加算器11の出力端子にエンベロープ検波器35の
入力側を接続し、エンベロープ検波器35の出力側をA
/Dコンバータ12の入力側に接続する。
【0050】この構成によれば、前述の2分割フォトデ
ィテクタ7から出力された検出信号C・Dは差動増幅器
8に入力され、トラックエラー信号Eが出力され、加算
器11に入力されてトラッキング補正が行われる。加算
器11の出力はエンベロープ検波器35に入力され、ト
ラックエラー信号Eに含まれる蛇行信号の振幅を検出す
る。この振幅検出信号NをA/Dコンバータ12により
デジタル値Gに変換する。その後、トラッキング補正装
置10の動作と同様に、CPU13において第1領域X
の蛇行信号E1 の大きさと第2領域Yの蛇行信号E2
大きさとを比較する。その差あるいは比に応じて、補正
値HをD/Aコンバータ14に送り、加算器11にてト
ラックエラー信号Eに補正信号Iを加えて補正を行うこ
とができる。
【0051】これにより、エンベロープ検波器35を用
いて振幅検出信号Nを得るため、特に蛇行信号に同期し
たタイミングクロックKが必要ないので、トラッキング
補正装置10の場合と比較して、構成を簡単にすること
ができる。
【0052】さらに、上記トラッキング補正装置20
は、図7に示すように、コンパレータ15とPLL回路
16とを省き、加算器25とA/Dコンバータ12との
間にエンベロープ検波器35を接続することにより、ト
ラッキング補正装置40とすることができる。即ち、加
算器25の出力端子はエンベロープ検波器35の入力側
に接続され、エンベロープ検波器35の出力側はA/D
コンバータ12の入力側に接続される。
【0053】この構成によれば、検出信号C・Dはそれ
ぞれ加算器25に入力され、トータル信号Lとして出力
される。このトータル信号Lに含まれる蛇行信号の振幅
をエンベロープ検波器35において検出し、その振幅検
出信号PをA/Dコンバータ12によりデジタル値Mに
変換する。その後、トラッキング補正装置20の動作と
同様に、CPU13において第1領域Xの蛇行信号E1
の大きさと第2領域Yの蛇行信号E2 の大きさとを比較
する。その差あるいは比に応じて、補正値HをD/Aコ
ンバータ14に送り、加算器11にてトラックエラー信
号Eに補正信号Iを加えて補正を行うことができる。
【0054】以上のトラッキング補正装置10・20・
30・40は、CPU13等のデジタル演算器を用いて
いるので、光記録媒体の交換後や気温変動が生じた場合
でも自動的にトラッキング補正を行うことができる。次
に、CPU13を使用しない場合のトラッキング補正装
置の例を示す。
【0055】図8に示すように、トラッキング補正装置
50は、エンベロープ検波器35、2個のサンプルホー
ルド(S/H)回路52・53、及び減算器54で構成
されている。即ち、加算器11の出力端子はエンベロー
プ検波器35の入力側に接続され、エンベロープ検波器
35の出力側はサンプルホールド回路52・53の入力
側にそれぞれ接続される。また、サンプルホールド回路
52の出力側は、減算器54のプラス端子に接続され、
サンプルホールド回路53の出力側は、減算器54のマ
イナス端子に接続される。減算器54の出力端子は、加
算器11の他方の入力端子に接続される。
【0056】この構成によれば、加算器11の出力をエ
ンベロープ検波器35に入力して、そこで検出された振
幅検出信号Nをサンプルホールド回路52・53にそれ
ぞれ入力する。サンプルホールド回路52では、タイミ
ング信号R1 により第1領域Xの蛇行信号振幅値Q1
保持し、サンプルホールド回路53ではタイミング信号
2 により第2領域Yの蛇行信号振幅値Q2 を保持す
る。蛇行信号振幅値Q1及びQ2 を減算器54に入力
し、それに応じた補正信号Iを加算器11に送る。従っ
て、第1領域Xの蛇行信号振幅値Q1 と第2領域Yの蛇
行信号振幅値Q2 とが異なると補正が行われ、蛇行信号
振幅値Q1 とQ2 とが同じになれば補正が行われないた
め、CPU13を使用しなくても自動的にトラッキング
補正を行うことができる。
【0057】なお、以上のトラッキング補正装置は、光
磁気記録再生装置に適用することもできる。図9に光磁
気記録再生装置にトラッキング補正装置20と同じ構成
のトラッキング補正装置60を適用した場合の例を示
す。上記光磁気記録再生装置は、トラッキングサーボ用
の2分割フォトディテクタ7の他に、データ信号再生用
のフォトディテクタ62・63が配設されている。
【0058】上記構成によれば、反射光Bは、ビームス
プリッタ等により2分割フォトディテクタ7に入射する
反射光B1 と偏光ビームスプリッタ61に入射する反射
光とに分割される。偏光ビームスプリッタ61に入射さ
れた反射光はさらに2つの偏光方向の偏光成分B2 及び
3 に分割され、それぞれフォトディテクタ62・63
に照射される。この偏光成分B2 はフォトディテクタ6
2において再生信号T2 に変換され、偏光成分B3 はフ
ォトディテクタ63において再生信号T3 に変換され
る。これら再生信号T2 及びT3 は加算器25において
加算され、加算信号Tとなる。加算信号Tは上述のトー
タル信号Lと等価であり、これをA/Dコンバータ12
に入力する。その後は、トラッキング補正装置20の構
成による動作と同様にして、補正信号Iをトラックエラ
ー信号Eに加え、トラッキング補正を行うことができ
る。
【0059】なお、以上のトラッキング補正装置は、ト
ラッキング方法としてプッシュプル法を用いたが、この
他に3ビーム法等を用いても上記と同様に蛇行信号を得
ることができ、トラッキング補正を行うことができる。
【0060】また、上記トータル信号は、サーボ用の分
割受光素子の出力信号を加算したものであるが、RF信
号(再生データ信号)用の受光素子の出力信号は、実質
上トータル信号と同一であるため、これを代用しても同
様の効果が得られる。
【0061】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
説明すれば、以下の通りである。本実施例の光ディスク
は、実施例1の光ディスクと同様に、データ記録領域と
は分離されたトラッキング補正領域を有している。上記
データ記録領域は、例えば実施例1の第1領域Xあるい
は第2領域Yのトラック形状と同様に、グルーブの一方
の側壁が蛇行して形成されており、蛇行信号によりアド
レス情報が記録されている。このデータ記録領域を第2
領域とする。そして、トラッキング補正領域に第1領域
を配置する。なお、上記とは逆に、第1領域をデータ記
録領域と兼用し、トラッキング補正領域に第2領域を配
置してもよい。
【0062】上記の構成によれば、まず、トラッキング
補正領域において第1領域の蛇行信号の振幅値を検出
し、次にデータ記録領域において第2領域の蛇行信号の
振幅値を検出する。この差、あるいは比が等しければ、
トラッキング補正を終了し、等しくなければ再びトラッ
キング補正領域へジャンプして補正動作を繰り返すこと
ができる。
【0063】これにより、光ビームAの余分な移動が省
略でき、トラッキング補正時間を短縮して速やかに補正
動作を終了することができる。さらに、第2領域(ある
いは第1領域)をデータ記録領域と兼用しているので、
光ディスクの容量を有効に活用することができる。
【0064】〔実施例3〕本発明の他の実施例について
図15に基づいて説明すれば、以下の通りである。な
お、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部材と
同一の部材には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0065】本実施例の光ディスクは、図15(a)に
示すように、トラック上に実施例1で説明した第1領域
Xと第2領域Yとが交互に配置される。または、図15
(b)に示すように、第1領域Xと第2領域Yとの間
に、さらにデータ記録領域Zを挟んで、第1領域X、第
2領域Y、データ記録領域Zを順に繰り返して配置して
もよい。
【0066】上記の光ディスクを用いた場合のトラッキ
ング補正動作を実施例1の説明に用いた図13に基づい
て説明する。まず、トラッキング補正が開始される(S
11)。このとき、上記光ディスクの構成では、どのト
ラックにおいても第1領域X及び第2領域Yが配置され
ているため、S12の工程は必要ない。以下の動作は実
施例1と同様となる。即ち、次にトラックエラー信号E
(あるいはトータル信号)に含まれる蛇行信号の振幅値
1 を検出する(S13)。次に、トラックエラー信号
Eに含まれる蛇行信号の振幅値V2 を検出する(S1
4)。蛇行信号の振幅値V1 と振幅値V2 とを比較し、
等しいかどうか判断する(S15)。S15において、
振幅値が等しくないと判断された場合、トラックエラー
信号Eに補正電圧を加え、再び補正動作へ戻る(S1
6)。一方、S15において、振幅値が等しいと判断さ
れた場合、補正動作は終了する(S17)。
【0067】これにより、第1領域Xと第2領域Yとの
蛇行信号の大きさが等しくなるまで補正動作を繰り返
し、光ビームのトラッキング位置をトラックの中心へ補
正することが可能となる。また、第1領域Xと第2領域
Yとが交互に配置されているため、光ヘッドの移動を伴
わずに、光ディスクを回転させるだけで繰り返し補正動
作を行うことができ、短時間に正確にトラッキング補正
を行うことが可能である。
【0068】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
トラッキング補正方法は、グルーブは一方の側壁が蛇行
し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波
数帯域とは異なって形成された第1領域と、上記第1領
域とは反対の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がト
ラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形成された
第2領域とを有し、上記第1領域に光ビームをトラッキ
ングさせることにより得られる蛇行信号の第1振幅値を
得る工程と、上記第2領域に光ビームをトラッキングさ
せることにより得られる蛇行信号の第2振幅値を得る工
程と、上記第1振幅値と第2振幅値とを比較し、振幅差
に応じてトラッキングを補正することにより、第1振幅
値と第2振幅値とを等しくする工程とを備える構成であ
る。
【0069】これにより、第1領域における第1振幅値
と第2領域における第2振幅値とがそれぞれ等しくな
り、トラッキングを補正することができるので、グルー
ブのトラッキング方向の中心線と光ビームの中心とを一
致させてトラッキングすることができる。このとき、上
記蛇行信号の周波数帯域は、トラッキングサーボ周波数
帯域と異なっているので、トラッキングが蛇行信号に追
従することなく、光学的な調整誤差や収差、これらの経
時変化等によるトラッキングのずれを補正することがで
きるという効果を奏する。
【0070】請求項2記載のトラッキング補正装置は、
グルーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域
がトラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形成さ
れた第1領域、及び上記第1領域とは反対の側壁が蛇行
し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波
数帯域とは異なって形成された第2領域を有する光記録
媒体に光ビームをトラッキングさせることにより、トラ
ックエラー信号を出力する信号検出手段と、上記トラッ
クエラー信号に発生する蛇行信号の振幅値を検出する振
幅検出手段と、上記第1領域における蛇行信号の第1振
幅値を上記第2領域における蛇行信号の第2振幅値と比
較する比較手段と、上記比較手段の出力に基づいて上記
第1振幅値と上記第2振幅値とが等しくなるような補正
信号を出力し、トラッキングを補正する補正手段とを備
える構成である。
【0071】これにより、第1領域における第1振幅値
と第2領域における第2振幅値とがそれぞれ等しくな
り、トラッキングを補正することができるので、グルー
ブのトラッキング方向の中心線と光ビームの中心とを一
致させてトラッキングすることができる。このとき、上
記蛇行信号の周波数帯域は、トラッキングサーボ周波数
帯域と異なっているので、トラッキングが蛇行信号に追
従することなく、光学的な調整誤差や収差、これらの経
時変化等によるトラッキングのずれを補正することがで
きるという効果を奏する。
【0072】請求項3記載のトラッキング補正装置は、
グルーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域
がトラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形成さ
れた第1領域、及び上記第1領域とは反対の側壁が蛇行
し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周波
数帯域とは異なって形成された第2領域を有する光記録
媒体に光ビームをトラッキングさせることにより、トー
タル信号を出力する信号検出手段と、上記トータル信号
に発生する蛇行信号の振幅値を検出する振幅検出手段
と、上記第1領域における蛇行信号の第1振幅値を上記
第2領域における蛇行信号の第2振幅値と比較する比較
手段と、上記比較手段の出力に基づいて上記第1振幅値
と上記第2振幅値とが等しくなるような補正信号を出力
し、トラッキングを補正する補正手段とを備える構成で
ある。
【0073】これにより、請求項2記載のトラックエラ
ー信号をトータル信号とした場合と同様であるので、請
求項2記載の構成による効果と同様の効果を得ることが
できる。
【0074】請求項4記載の光ディスクは、グルーブは
一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキ
ングサーボの周波数帯域とは異なって形成された第1領
域と、上記第1領域とは反対の側壁が蛇行し、上記蛇行
の周波数帯域がトラッキングサーボの周波数帯域とは異
なって形成された第2領域とを備える構成である。
【0075】これにより、第1領域と第2領域とでは蛇
行した側壁の配置が逆になっているので、トラッキング
を補正することが可能となる。また、光ディスクは上記
グルーブにより形成されたトラックが螺旋状、あるいは
同心円状であるので、第1領域と第2領域とを連続する
トラックに配置することができる。従って、トラックア
クセスが不要となり、トラッキングの補正動作を素早く
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるトラッキング補正方
法に使用する光記録媒体の形状を示し、(a)は断面図
であり、(b)はグルーブの2種類の領域の説明図であ
り、(c)はトッラクエラー信号による蛇行信号の振幅
状態を示す説明図である。
【図2】上記トラッキング補正方法を行うためのトラッ
キング補正装置を示す構成図である。
【図3】上記トラッキング補正装置における信号のタイ
ミングチャートである。
【図4】上記トラッキング補正方法を示すフローチャー
トである。
【図5】トラッキング補正装置の他の構成例を示す構成
図である。
【図6】トラッキング補正装置の他の構成例を示す構成
図である。
【図7】トラッキング補正装置の他の構成例を示す構成
図である。
【図8】トラッキング補正装置の他の構成例を示す構成
図である。
【図9】図5のトラッキング補正装置を光磁気記録再生
装置に適用した場合を示す構成図である。
【図10】上記光記録媒体がトラッキング補正領域を有
する光ディスクである場合を示す構成図である。
【図11】上記光ディスクのデータ記録領域のトラック
形状を示す模式図である。
【図12】上記光ディスクにおける第1領域と第2領域
との配置を示す説明図である。
【図13】上記光ディスクを用いた場合のトラッキング
補正動作を示すフローチャートである。
【図14】光ヘッドの移動手段を示す構成図である。
【図15】(a)は本発明の実施例3の光ディスクにお
ける第1領域と第2領域との配置を示す説明図であり、
(b)は第1領域及び第2領域の配置の他の例を示す説
明図である。
【図16】従来のトラッキング補正装置を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 グルーブ 1a・1b 側壁 6 光ディスク(光記録媒体) 8 差動増幅器(信号検出手段) 10 トラッキング補正装置 11 加算器(補正手段) 12 A/Dコンバータ(振幅検出手段) 13 CPU(比較手段) 14 D/Aコンバータ(補正手段) 15 コンパレータ(振幅検出手段) 16 PLL回路(振幅検出手段) 25 加算器(信号検出手段) A 光ビーム E トッラクエラー信号 I 補正信号 L トータル信号 V1 振幅値(第1振幅値) V2 振幅値(第2振幅値)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光記録媒体のトラッキング用のグルーブ
    と、上記光記録媒体上の光ビームとのずれを補正するト
    ラッキング補正方法において、 上記グルーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数
    帯域がトラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形
    成された第1領域と、上記第1領域とは反対の側壁が蛇
    行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周
    波数帯域とは異なって形成された第2領域とを有し、上
    記第1領域に光ビームをトラッキングさせることにより
    得られる蛇行信号の第1振幅値を得る工程と、上記第2
    領域に光ビームをトラッキングさせることにより得られ
    る蛇行信号の第2振幅値を得る工程と、上記第1振幅値
    と第2振幅値とを比較し、振幅差に応じてトラッキング
    を補正することにより、第1振幅値と第2振幅値とを等
    しくする工程とを備えることを特徴とするトラッキング
    補正方法。
  2. 【請求項2】光記録媒体のトラッキング用のグルーブ
    と、上記光記録媒体上の光ビームとのずれを補正するト
    ラッキング補正装置において、 上記グルーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数
    帯域がトラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形
    成された第1領域、及び上記第1領域とは反対の側壁が
    蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの
    周波数帯域とは異なって形成された第2領域を有する光
    記録媒体に光ビームをトラッキングさせることにより、
    トラックエラー信号を出力する信号検出手段と、上記ト
    ラックエラー信号に発生する蛇行信号の振幅値を検出す
    る振幅検出手段と、上記第1領域における蛇行信号の第
    1振幅値を上記第2領域における蛇行信号の第2振幅値
    と比較する比較手段と、上記比較手段の出力に基づいて
    上記第1振幅値と上記第2振幅値とが等しくなるような
    補正信号を出力し、トラッキングを補正する補正手段と
    を備えることを特徴とするトラッキング補正装置。
  3. 【請求項3】光記録媒体のトラッキング用のグルーブ
    と、上記光記録媒体上の光ビームとのずれを補正するト
    ラッキング補正装置において、 上記グルーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数
    帯域がトラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形
    成された第1領域、及び上記第1領域とは反対の側壁が
    蛇行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの
    周波数帯域とは異なって形成された第2領域を有する光
    記録媒体に光ビームをトラッキングさせることにより、
    トータル信号を出力する信号検出手段と、上記トータル
    信号に発生する蛇行信号の振幅値を検出する振幅検出手
    段と、上記第1領域における蛇行信号の第1振幅値を上
    記第2領域における蛇行信号の第2振幅値と比較する比
    較手段と、上記比較手段の出力に基づいて上記第1振幅
    値と上記第2振幅値とが等しくなるような補正信号を出
    力し、トラッキングを補正する補正手段とを備えること
    を特徴とするトラッキング補正装置。
  4. 【請求項4】トラッキング用のグルーブを有する光ディ
    スクにおいて、 上記グルーブは一方の側壁が蛇行し、上記蛇行の周波数
    帯域がトラッキングサーボの周波数帯域とは異なって形
    成された第1領域と、上記第1領域とは反対の側壁が蛇
    行し、上記蛇行の周波数帯域がトラッキングサーボの周
    波数帯域とは異なって形成された第2領域とを備えるこ
    とを特徴とする光ディスク。
JP7132244A 1995-05-30 1995-05-30 トラッキング補正方法及びその装置並びに光ディスク Pending JPH08329507A (ja)

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