JP2001307359A - 光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置

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JP2001307359A
JP2001307359A JP2000124414A JP2000124414A JP2001307359A JP 2001307359 A JP2001307359 A JP 2001307359A JP 2000124414 A JP2000124414 A JP 2000124414A JP 2000124414 A JP2000124414 A JP 2000124414A JP 2001307359 A JP2001307359 A JP 2001307359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で精度の高いディスクのラジアル
チルトを検出することができる光ディスク傾き検出方
法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置を提案
することを目的とする。 【解決手段】 光ディスク傾き検出方法は、光ディスク
7からの反射光に対して、光スポットのトラック横断方
向の各ディテクタA〜Dからの検出信号の減算演算より
PP信号を生成し、対物レンズの移動量をセンサーで検
出し、光スポットのトラック横断方向と直交する方向の
各ディテクタA〜Dの検出信号の位相比較よりDPD信
号を生成し、DPD信号よりPP信号とセンサー信号を
減算して光ディスクの傾き角の検出を行うことにより、
光ディスクのラジアルチルトを適正に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク傾き検
出方法、光学ピックアップ装置および光ディスク装置に
関し、例えば円盤状記録媒体としての光ディスク(M
O)、コンパクトディスク(CD)、追記型コンパクト
ディスク(CD−R)、ディジタルビデオディスク(D
VD)に記録された情報の記録または再生を行う際の、
ディスクの傾き検出に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】近年の光ディスクの分野においては、従
来のCDフォーマットに加え、有機色素系の色素膜を塗
布した追記型光ディスク(CD−R)、磁気ディスク
(MO),相変化光ディスク(DVD−RAM)などの
さまざまなフォーマットの光ディスクが存在している。
【0003】このような光ディスクの記録再生装置にお
いて、光学ピックアップから照射される光スポットに対
する光ディスクの半径方向の傾きを示すラジアルチルト
角の制御を行うことが行われている。記録密度の向上に
伴い、光ディスクのラジアルチルトを精度良く検出し
て、光ディスクのラジアルチルト制御により信頼性を確
保したいという要求が多い。
【0004】このような光ディスクの記録再生装置にお
いて、光ディスクに対してラジアルチルト検出を行う場
合、光学ピックアップ上に例えば反射型センサを用いた
チルトセンサを搭載して、光学ピックアップを光ディス
クの半径方向に移動させたときにおける反射光量の差か
らラジアルチルトを検出していた。
【0005】また、特開平8−255360号公報に
は、光ディスクからの反射光を2つの光検出素子で検出
して差信号を生成させると共にその検出信号のエンベロ
ープを検波して差動成分を検出し、さらにそれらの差か
らトラッキング制御を行うことによりDCオフセットが
除去できる光ディスク装置が開示されている。
【0006】また、特開平9−212891号公報に
は、レーザ光を主光束と副光束とに分割し、それらから
プッシュプル信号を個々に生成し、これらプッシュプル
信号からディスクチルトに対応したチルト信号を生成す
る光学ヘッド装置が開示されている。また、特開平9−
245357号公報には、プッシュプル信号及び位相差
検出信号からデトラッキング信号とラジアルチルト信号
を換算してトラッキングサーボとスレッドサーボを制御
する光ディスク記録再生装置のサーボ制御装置が開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のチルト
センサを用いる光ディスク記録再生装置では、光学ピッ
クアップとチルトセンサを光ディスク半径方向の同じ位
置に置くことができないため、チルトセンサが検出して
いる光ディスクの半径方向の位置と光学ピックアップの
焦点位置とが異なり、光学ピックアップに対する正しい
ディスクのチルト角が得られないという不都合があっ
た。また、光学ピックアップ上にチルトセンサを搭載す
るために、光学ピックアップが大型化するという不都合
があった。
【0008】また、特開平8−255360号公報で
は、DCオフセットの成分を除去するために1ビームの
プッシュプル信号の減算の際のゲインを微調整すること
によりバランス調整する必要があるため、調整が煩雑で
あり調整が適正でないと精度が低下するという不都合が
あった。また、特開平9−212891号公報では、副
光束の2つのプッシュプル信号を加算してから利得を調
整し、これを主光束のプッシュプル信号に加算してオフ
セット信号を生成しているので、利得の調整が煩雑であ
り調整が適正でないと精度が低下するという不都合があ
った。また、特開平9−245357号公報では、1ビ
ームのプッシュプル信号と位相差検出信号とをそれぞれ
所定レベルに増幅してラジアルチルト信号を換算してい
るので、利得の調整が煩雑であり調整が適正でないと精
度が低下するという不都合があった。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、一個の光ビームを使うためにビームを複数個に分け
るという処理も必要でないため光パワーの利用率が高い
利点に加え、全く同じ一個のビームからの戻り光を分割
したデテクターで受光し、各分割デテクターからの検出
出力の演算によりチルト信号を得ることができるので、
ディスク面上に傷や塵埃等が存在しても、同じ光スポッ
トからの信号を処理するため、それらの影響を受けない
という利点と同時に、簡易な構成で精度の高いディスク
のラジアルチルトを検出することができるという利点を
有する光ディスク傾き検出方法、光学ピックアップ装置
および光ディスク装置を提案しようとするものである。
【0010】さらに、偏心の多いディスクの記録・再生
において、あるいは光学ピックアップの信号記録トラッ
クに対する追従が悪い場合も、誤差を生じることなく精
度の高いディスクのラジアルチルトを検出することがで
きる光ディスクの傾き検出方法、光学ピックアップ装置
および光ディスク装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の光ディスク傾き検出方法は、光ディスク上
に、光学ピックアップにより光スポットを照射すること
により、情報を記録し、または情報を再生するために、
上記光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出
を行う光ディスク傾き検出方法において、上記光ディス
クからの反射光に対して、上記光スポットのトラック横
断方向の分割受光部からの検出信号の減算演算により第
1の信号を生成し、上記光スポットのトラック横断方向
及びトラック横断方向と直交する方向の分割受光部から
の検出信号の位相比較より第2の信号を生成し、上記第
1の信号と上記第2の信号との差分演算値を求め、上記
差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を
行うようにしたものである。
【0012】また、別の本発明の光ディスク傾き検出方
法は、光ディスク上に、対物レンズを設けた光学ピック
アップを用いて光スポットを照射することにより、情報
を記録し、または情報を再生するために、上記光スポッ
トに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディ
スク傾き検出方法において、上記光ディスクからの反射
光に対して、上記光スポットのトラック横断方向の分割
受光部からの検出信号を減算演算することにより第1の
信号を生成し、上記光スポットのトラック横断方向及び
トラック横断方向と直交する方向の分割受光部からの検
出信号の位相比較により第2の信号を生成し、上記対物
レンズのトラック横断方向の変位に応じた第3の信号を
生成し、上記第1の信号乃至上記第3の信号の演算結果
に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を行うように
したものである。
【0013】また、別の本発明の光ディスク傾き検出方
法は、光ディスク上に、対物レンズを設けた光学ピック
アップを用いて光スポットを照射することにより、情報
を記録し、または情報を再生するために、上記光スポッ
トに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディ
スク傾き検出方法において、上記光ディスクからの反射
光に対して、上記光スポットのトラック横断方向の分割
受光部からの検出信号を減算演算することにより第1の
信号を生成し、上記光スポットのトラック横断方向及び
トラック横断方向と直交する方向の分割受光部からの検
出信号の位相比較により第2の信号を生成し、上記対物
レンズと上記分割受光部との相対位置関係が一定となる
ようにトラック横断方向へのトラッキング動作を行いな
がら、上記第1の信号から上記第2の信号との差分演算
値を求め、上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの
傾き角の検出を行うようにしたものである。
【0014】また、別の本発明の光ディスク傾き検出方
法は、グルーブにのみ情報を記録できる記録部と、エン
ボスのピット列のアドレス部からなる上記光ディスクに
対して、上記光スポットを用いて情報の記録再生を行う
とき、上記記録部より上記第1の信号を検出し、上記ア
ドレス部より上記第2の信号を検出するようにしたもの
である。
【0015】また、本発明の光学ピックアップ装置は、
光ディスク上にレーザースポットを照射することによ
り、情報を記録し、または情報を再生するために、上記
光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行
う光学ピックアップ装置において、上記光ディスクから
の反射光に対して、上記光スポットのトラック横断方向
の分割受光部からの検出信号の減算演算により第1の信
号を生成する第1信号生成手段と、上記光スポットのト
ラック横断方向及びトラック横断方向と直交する方向の
分割受光部からの検出信号の位相比較より第2の信号を
生成する第2信号生成手段と、上記第1の信号と上記第
2の信号との差分演算値を求める差分演算手段と、上記
差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を
行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部と、
上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
スクの傾き角の補正を行う補正部と、を備えるようにし
たものである。
【0016】また、別の本発明の光学ピックアップ装置
は、光ディスク上にレーザースポットを照射することに
より、情報を記録し、または情報を再生するために、上
記光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出を
行う対物レンズを設けた光学ピックアップ装置におい
て、上記光ディスクからの反射光に対して、上記光スポ
ットのトラック横断方向の分割受光部からの検出信号の
減算演算により第1の信号を生成する第1信号生成手段
と、上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横
断方向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位
相比較より第2の信号を生成する第2信号生成手段と、
上記対物レンズのトラック横断方向の変位に応じた第3
の信号を生成する第3信号生成手段と、上記第1の信号
乃至上記第3の信号を演算する演算手段と、上記演算値
に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を行うことに
より上記傾き角を検出する傾き角検出部と、上記傾き角
に応じて上記光スポットに対する上記光ディスクの傾き
角の補正を行う補正部とを備えるものである。
【0017】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スク上に光学ピックアップによりレーザースポットを照
射することにより、情報を記録し、または情報を再生す
るために、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾
き角の検出を行う光ディスク装置において、上記光スポ
ットのトラック横断方向の分割受光部からの検出信号の
減算演算により第1の信号を生成する第1信号生成手段
と、上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横
断方向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位
相比較により第2の信号を生成する第2信号生成手段
と、上記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を
求め、上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き
角の検出を行うことにより上記傾き角を検出する傾き角
検出部と、上記傾き角に応じて上記光スポットに対する
上記光ディスクの傾き角の補正を行う補正部とを備える
ようにしたものである。
【0018】また、別の本発明の光ディスク装置は、光
ディスク上に光学ピックアップによりレーザースポット
を照射することにより、情報を記録し、または情報を再
生するために、上記光スポットに対する上記光ディスク
の傾き角の検出を行う光ディスク装置において、上記光
学ピックアップは相対位置関係が固定された対物レンズ
と分割受光部を有し、上記光スポットのトラック横断方
向の分割受光部からの検出信号の減算演算により第1の
信号を生成する第1信号生成手段と、上記光スポットの
トラック横断方向及びトラック横断方向と直交する方向
の分割受光部からの検出信号の位相比較により第2の信
号を生成する第2信号生成手段と、上記対物レンズのト
ラック横断方向の変位に応じた第3の信号を生成する第
3信号生成手段と、上記第1の信号乃至上記第3の信号
を演算する演算手段と、上記演算値に基づいて上記光デ
ィスクの傾き角の検出を行うことにより上記傾き角を検
出する傾き角検出部と、上記傾き角に応じて上記光スポ
ットに対する上記光ディスクの傾き角の補正を行う補正
部とを備えるようにしたものである。
【0019】また、別の本発明の光ディスク装置は、光
ディスク上に光学ピックアップによりレーザースポット
を照射することにより、情報を記録し、または情報を再
生するために、上記光スポットに対する上記光ディスク
の傾き角の検出を行う光ディスク装置において、上記光
学ピックアップは相対位置関係が固定された対物レンズ
と分割受光部を有し、上記光スポットのトラック横断方
向の分割受光部からの検出信号の減算演算により第1の
信号を生成する第1信号生成手段と、上記光スポットの
トラック横断方向及びトラック横断方向と直交する方向
の分割受光部からの検出信号の位相比較により第2の信
号を生成する第2信号生成手段と、上記第1の信号と上
記第2の信号との差分演算値を求める差分演算手段と、
上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
出を行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部
と、上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光
ディスクの傾き角の補正を行う補正部と、上記光学ピッ
クアップを上記光ディスクに対してトラック横断方向へ
移動させる移動手段とを備えるようにしたものである。
【0020】本発明の光ディスク装置によれば、以下の
作用をする。スピンドルサーボ系により回転制御される
光ディスクに光学系の光学ピックアップからレーザービ
ームが照射される。また、フォーカスサーボ系により制
御される光学系の2軸アクチュエータのフォーカスコイ
ルによりフォーカスサーボが行われる。また、2軸アク
チュエータのトラッキングコイルによりトラッキングサ
ーボが行われる。
【0021】光ディスクからの反射光をサーボ信号検出
系の各分割受光部で検出し、各分割受光部からの検出信
号を用いて第1の信号と第2の信号を生成し、第1の信
号と第2の信号の差を演算して、ディスクの傾き角を計
算する。そして、補正部により、検出されたディスクの
傾き角の補正が行われる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態の光ディスク装置を詳述する。
【0023】図1は、本実施の形態に係る光ディスク装
置の光学ピックアップの光学系の構成を示す図である。
図1において、レーザー1から出射された光はコリメー
タレンズ2により平行光となり、アナモプリズム3によ
り楕円形の光束が円形光束に整形されると共に、非点収
差も同時に補正される。さらに、ビームスプリッター
(1)5を透過した後に対物レンズ6で集光されて光デ
ィスク7に入射される。
【0024】また、光ディスク7で反射された光の光路
は、ビームスプリッター(1)5で反射された後にビー
ムスプリッター(2)8で反射によるサーボ信号検出系
9と透過によるRF信号検出系10とに分けられる。サ
ーボ信号検出系9では、光束は集光レンズ11により集
光され、さらにマルチレンズ12によりフォトディテク
タ13上に集光される。なお、RF信号検出系10で
も、同様に、光束は集光レンズ14により集光され、さ
らに凹レンズ15によりフォトディテクタ16上に集光
される。
【0025】図2に、本実施の形態のディテクタパター
ンとスポットを示す。図2において、トラック横断方向
はラジアル(Radial)方向、トラック横断方向に
直交する方向はタンジェンシャル(Tangentia
l)方向である。図2において、ディテクタは、ディテ
クタA23,B24,C25,D26の4分割受光部か
らなる。ディテクタA23,B24,C25,D26の
4分割受光部には光スポット27が入射される。
【0026】図3は、本実施の形態のワンスポットプッ
シュプル信号(以下PP信号と略す)およびDPD信号
の生成を示す図である。まず、PP信号の生成について
説明する。ディスクにエンボスのグルーブやピットが記
録されたマークがある場合、PP信号は以下のようにし
て生成される。
【0027】ディテクタA23,B24,C25,D2
6の4分割受光部のディテクタA23,D26の出力が
加算器32の加算入力端子に入力され、加算器32によ
り(A+D)の演算が行われる。ディテクタB24,C
25の出力が加算器33の加算入力端子に入力され、加
算器33により(B+C)の演算が行われる。(A+
D)は減算器34の非反転入力端子に入力され、(B+
C)は減算器34の反転入力端子に入力され、減算器3
4により{(A+D)−(B+C)}の演算が行われ
る。この減算器34から端子105に出力される信号が
PP信号である。
【0028】次に、DPD信号の生成について説明す
る。ディスクにエンボスのピットや記録されたマークが
ある場合、DPD信号は以下のようにして生成される。
図3において、ディテクタA23,B24,C25,D
26の4分割受光部の出力A,B,C,Dがそれぞれ等
化回路44A,44B,44C,44Dに入力され、等
化処理された後に、2値化回路45A,45B,45
C,45Dにより2値化される。2値化回路45A,4
5Bの出力を位相比較回路46で比較してパルス列P
(A−B)を生成し、LPF(ローパスフィルタ)48
により整形して、加算器50の一方の入力端子に入力す
る。また、2値化回路45D,45Cの出力を位相比較
回路47で比較してパルス列P(D−C)を生成し、L
PF(ローパスフィルタ)49により整形して、加算器
50の他方の入力端子に入力する。加算器50により
{P(A−B)+P(D−C)}の演算が行われ、端子
51にDPD信号={P(A−B)+P(D−C)}が
出力される。
【0029】又、別のDPD信号の生成の方法とには、
図13に示すように、4分割受光部A23,B24,C
25,D26からの信号を、A+C,B+Dと別個に加
算器200,201により加算し、等価器202,20
3により等価処理された後に、2値化回路204,20
5により2値化される。2値化回路204,205の出
力を位相比較回路206で位相比較して、位相比較の正
相成分と逆相成分を各々LPF(ローパスフィルタ)2
07,208に印加する。LFP207,LPF208
からの出力信号を加算器209により減算することによ
り、端子210からDPD信号を得ることができる。
【0030】図4は、本実施の形態の光スポットの位置
に対するPP信号レベルを示す図である。図4に示した
図は、実線で示すディスクチルトがない場合と点線で示
すある場合の、光スポットの位置に対するPP信号の計
算値を示したものである。図4において、実線で示すデ
ィスクにラジアルチルトがない場合は、横軸に示すよう
に光スポットがトラック中心の真上を示す0の位置にあ
るときに縦軸に示すようにPP信号は0となる。しか
し、点線で示すラジアルチルトがある場合はオフセット
が生じ、光スポットがトラック中心の真上にあるときに
PP信号は0.4となり0にならず、光スポットがトラ
ック中心の真上から0.05um程度ずれた位置でPP
信号は0となる。
【0031】図5は、本実施の形態の光スポットの位置
に対するDPD信号レベルを示す図である。図5に示し
た図は、実線で示すディスクチルトがない場合と点線で
示すある場合の、光スポットの位置に対するDPD信号
の計算値を示したものである。図5において、実線で示
すディスクにラジアルチルトがない場合は、横軸に示す
ように光スポットがトラック中心の真上を示す0の位置
にあるときに縦軸に示すようにDPD信号は0となる。
しかし、点線で示すラジアルチルトがある場合はオフセ
ットが生じ、光スポットがトラック中心の真上にあると
きにDPD信号は0.09となり0にならず、光スポッ
トがトラック中心の真上から0.02um程度ずれた位
置でDPD信号は0となる。このように、DPD信号の
場合は、ディスクのチルトによるオフセット量はPP信
号の場合に比べるとかなり小さいことがわかる。
【0032】例えば、波長650nm、NA(開口率)
0.7の光学ピックアップで、ディスク厚み0.6m
m、トラックピッチ0.8μmでマーク長が0.5μm
の場合、ディスクのラジアルチルトが0.5度である
と、光スポットがトラック中心の真上にあるとき、PP
信号およびDPD信号のそれぞれのオフセット量は各々
の振幅を1とすると、PP信号は0.40,DPD信号
は0.09となる。
【0033】従って、ディスクにラジアルチルトがある
場合、それぞれの振幅で規格化したPP信号とDPD信
号の間に差が生じる。ディスクのチルト角が大きいほど
PP信号とDPD信号の差は大きくなるので、この差を
光学ピックアップに対するディスクのラジアルチルト角
の検出に用いることができる。
【0034】図6は、本実施の形態のラジアルチルトに
対するPP信号とDPD信号の差を示す図である。図6
に示した図は、ディスクのラジアルチルトに対するPP
信号とDPD信号の差の実験値を示したものである。図
6において、横軸に示すディスクのラジアルチルトが大
きくなるにつれて、縦軸に示すPP信号とDPD信号の
差もほぼ比例するように大きくなっている。なお、ここ
では、DPD信号を用いてトラッキングをかけている。
【0035】図7は、本実施の形態の再生専用ディスク
におけるディスクチルトの検出を示す図である。図7に
示すような全面ピット列73でできた再生専用ディスク
を再生する場合、光スポット70から得られるDPD信
号と、光スポット70から得られるPP信号との差を検
出することにより光学ピックアップに対するディスクの
チルトを検出することができる。
【0036】図8は、本実施の形態のグルーブディスク
におけるディスクチルトの検出を示す図である。図8に
示すようなグルーブ83にのみ情報信号を記録する記録
部80、82と、エンボスピットのピット列84のアド
レス部81からなるグルーブディスクに対して、光スポ
ット85を用いてグルーブ83部分よりPP信号を検出
し、光スポット85を用いてアドレス部81よりDPD
信号を検出する。そして、PP信号とDPD信号の差を
検出することにより光学ピックアップに対するディスク
のチルトを検出することができる。
【0037】図9は、本実施の形態のランドグルーブデ
ィスクにおけるディスクチルトの検出を示す図である。
図9に示すようなランド95とグルーブ94の両方に情
報信号を記録する記録部90、93とエンボスのピット
列96のアドレス部A91,B92からなるランドグル
ーブディスクに対して、情報信号を記録する場合、ラン
ド95を記録または再生する場合、光スポット100が
トラック(1)97のアドレス部B92を通過したとき
のDPD信号及びPP信号{(A+D)−(B+C)}
を検出して、PP信号とDPD信号の差を検出すること
により光学ピックアップに対するディスクのチルトを検
出することができる。また、グルーブ94を記録または
再生する場合、スポット100がトラック(2)98の
アドレス部A91を通過したときのDPD信号及びPP
信号{(A+D)−(B+C)}を検出して、PP信号
とDPD信号の差を検出することにより光学ピックアッ
プに対するディスクのチルトを検出することができる。
【0038】上述した本実施の形態においては、PP信
号とDPD信号との差を求めることにより、ディスクの
ラジアルチルトを検出する例について説明した。
【0039】なお、光ディスク装置における通常再生動
作は、以下のように行われる。サーボ回路のスピンドル
サーボ系によりサーボ制御されたスピンドルモーター2
により回転される光ディスク7に光学系の光学ピックア
ップからレーザービームが照射される。図示しないフォ
ーカスサーボ系により制御されるフォーカスサーボをオ
ンにした後に、サーボ回路のトラッキングサーボ系から
の駆動信号をアンプにより増幅して光学系の光学ピック
アップの2軸アクチュエータのトラッキングコイルに印
加して、アクチュエータがトラック方向に移動している
とき、光ディスク7からの反射光により光学系のフォト
ディテクタ13から検出信号が検出される。
【0040】サーボ回路により生成されたトラッキング
エラー信号はアンプにより増幅されてトラッキングアク
チュエータドライブ信号とされ、光学系の光学ピックア
ップの2軸アクチュエータのトラッキングコイルに印加
される。
【0041】なお、光学系の光学ピックアップにおいて
は、対物レンズは、電磁力を用いた2軸アクチュエータ
によりフォーカス方向(光ディスク7に近接または離隔
する方向)およびトラッキング方向(光ディスクのトラ
ックを横断する方向)に独立に移動される。
【0042】また、この光学系の光学ピックアップは、
図示しないスライド(スレッド)モータにより、光ディ
スク7の回転に同期して光ディスク7の外周方向に順次
移動し、これによりレーザービームによる照射位置を順
次光ディスク7の外周方向に変位させる。
【0043】なお、RFアンプは光ディスク7からの反
射光から再生RF信号を生成する。なお、再生RF信号
はデータ信号処理部において復調処理され、誤り訂正符
号を検出して誤り訂正処理を施した後、デインターリー
ブ処理、EFM−PLUS復調処理され、そして、復調
信号は、出力可能なレベルまで増幅されて、出力され
る。
【0044】ここで、本実施の形態においては、光学系
には、図示はしないが光学ピックアップからの光スポッ
トに対する光ディスク7のチルト角の制御を行うチルト
角補正部が設けられている。
【0045】また、コントロール部は、RFアンプから
のRF信号に基づいてサーボ回路に送る制御信号、サー
ボ回路のゲイン設定部に送るゲイン設定の制御信号等を
生成する他、データ信号処理部の信号処理や、各部の動
作を制御する。
【0046】また、ディスクチルト検出の動作は、以下
のように行われる。まず、コントロール部は、光ディス
ク7が装置の所定位置に挿入されたことを認識すると、
フォーカスサーボ、スピンドルサーボの開始を指示す
る。具体的には、サーボ回路のスピンドルサーボ系によ
りサーボ制御されたスピンドルモーターにより回転され
る光ディスク7に光学系の光学ピックアップからレーザ
ービームが照射される。また、サーボ回路のフォーカス
サーボ系により制御される光学系の2軸アクチュエータ
のフォーカスコイルによりフォーカスサーボが行われ
る。
【0047】コントロール部は、ディスクのラジアルチ
ルトを検出する。具体的には、光ディスクからの反射光
をサーボ信号検出系9のディテクタ13で検出し、各デ
ィテクタA〜Dからの検出信号を用いてPP信号とDP
D信号を生成し、PP信号とDPD信号の差を演算し
て、ディスクチルトを計算する。
【0048】コントロール部は、サーボ回路のチルト角
補正部にチルト角を補正させる。具体的には、光ディス
クドライブシステムが対応している各メディアについ
て、チルト角の補正が行われる。
【0049】なお、ディスクのラジアルチルトの検出の
際には、スレッドの位置を変化させる。具体的には、光
学系の光学ピックアップを、図示しないスライド(スレ
ッド)モータにより、光ディスク7の回転に同期して光
ディスク7の外周方向に順次移動し、これによりレーザ
ービームによる照射位置を順次光ディスク7の外周方向
に変位させる。
【0050】本実施の形態の光ディスク傾き検出方法
は、光ディスク7上に、光学ピックアップにより光スポ
ットを照射することにより、情報を記録し、または情報
を再生するために、光スポットに対する光ディスク7の
傾き角の検出を行う光ディスク傾き検出方法において、
光スポット27からの反射光に対して、光スポット27
のトラック横断方向の各分割受光部A〜Dからの検出信
号の減算演算より第1の信号としてのPP信号を生成
し、光スポット27のトラック横断方向及びトラック横
断方向と直交する方向の各分割受光部A〜Dの検出信号
の位相比較より第2の信号としてのDPD信号を生成
し、第1の信号と第2の信号との差分演算値を求め、差
分演算値に基づいて光ディスクの傾き角の検出を行うよ
うにしたので、何等調整を行うことなく、第1の信号と
第2の信号の差を求めることにより自動的に、光学ピッ
クアップに対する光ディスクのラジアルチルト角度を検
出することができるので、ラジアルチルトサーボを用い
て光学ピックアップまたはディスクの傾きを補正する場
合、光学ピックアップまたは光ディスクを最適な角度に
補正することができる。
【0051】また、本実施の形態の光ディスク傾き検出
方法は、上述において、全面ピット列からなる光ディス
クに対して、光スポット70を用いて情報の記録再生を
行うとき、光スポット70から得られる第1の信号とし
てのPP信号と、第2の信号としてのDPD信号との差
を検出するするようにしたので、全面ピット列でできた
再生専用のディスクの再生において、ディスクチルトの
検出を容易且つ確実に行うことができる。
【0052】また、本実施の形態の光ディスク傾き検出
方法は、グルーブ83にのみ情報を記録できる記録部8
0、82と、エンボスのピット列84のアドレス部81
からなる光ディスクに対して、光スポット85を用いて
情報の記録再生を行うとき、記録部80、82より第1
の信号としてのPP信号を検出し、アドレス部81より
第2の信号としてのDPD信号を検出するようにしたの
で、グルーブにのみ情報信号を記録する記録部と、エン
ボスピットのピット列のアドレス部からなるグルーブデ
ィスクにおいて1スポットを用いて情報の記録再生を行
う場合において、ディスクチルトの検出を容易且つ確実
に行うことができる。
【0053】また、本実施の形態の光ディスク傾き検出
方法は、ランド95とグルーブ94の両方に情報を記録
できる記録部90、93と、エンボスのピット列96の
アドレス部A91,B92からなる光ディスクに対し
て、光スポット100のみを用いて情報の記録再生を行
うとき、所定トラックの第1のアドレス部としてのアド
レス部A91を通過したときの第2の信号としてのDP
D信号および第1の信号としてのPP信号の生成に用い
る光スポット100のPP信号{(A+D)−(B+
C)}を検出し、第1の信号と第2の信号との差を検出
するようにしたので、ランドとグルーブの両方に情報信
号を記録する記録部とエンボスのピット列のアドレス部
A,Bからなるランドグルーブディスクに対して、1ス
ポットを用いて情報信号を記録する場合において、ディ
スクチルトの検出を容易且つ確実に行うことができる。
【0054】また、本実施の形態の光ディスク傾き検出
方法は、ディスクの偏心が大きい場合においても精度良
くラジアルチルト角が検出できる検出方法である。本実
施の形態は上述した欠点を改善することができる。
【0055】PP信号(ワンスポットプッシュプル信
号)は対物レンズとフォトデテクタの位置関係に伴いオ
フセット信号が発生することが知られている。例えば、
図12A,B,Cに示すように、光ディスクの偏心を対
物レンズが追従するとデテクタ上の光スポットの位置が
偏心に伴い移動し、このような場合、無視できないオフ
セットが生じラジアルチルト検出の精度が大幅に落ちる
こととなる。
【0056】従って、このような場合は偏心等が有って
もオフセットが生じないように対物レンズとデテクタの
構成を考慮するか、または偏心により発生したオフセッ
ト分を取り除く処理を行わなければ、十分にラジアルチ
ルト検出の性能を発揮することができない。
【0057】そこで、本実施の形態においては、偏心等
が大きくてもそのラジアルチルトを検出することができ
るという利点を有する光ディスク傾き検出方法、光学ピ
ックアップ装置および光ディスク装置を提案しようとす
るものである。
【0058】図10に本実施の形態に係る光学ピックア
ップの構成を示す。図10において、対物レンズ101
は図中の矢印の方向へ移動することによりトラッキング
動作を行う。対物レンズ101は光学ブロック108内
に設けられた図示しないアクチュエータに取り付けら
れ、このアクチュエータによりトラッキング方向に移動
させられる。対物レンズ101はアクチュエータにより
フォーカス方向にも移動させられ、フォーカスサーボが
行われる。
【0059】また、対物レンズ101の動きは中点セン
サ103で検出される。図10においては中点センサ1
03は光学ブロック108上に設けられている。
【0060】対物レンズ101は光ディスク102の偏
心に応じて、または光学ブロック108の移動に応じ
て、光ディスク102のトラック横断方向(ラジアル方
向)に移動することにより、トラッキング動作を行う。
【0061】トラッキング動作により、対物レンズ10
1とフォトデテクタ114の相対的な位置関係が移動
し、これに伴い、図12B,Cに示すようにフォトデテ
クタ114上の光スポット位置も移動し、PP信号S1
にこの移動に伴うオフセットが生じる。
【0062】中点センサ103からのレンズシフト量S
2をアンプ104で増幅したものがオフセット量S3と
なる。このオフセット量S3は中点センサ103からの
検出信号であるレンズシフト量S2に対応するので、P
P信号S1からオフセット量S3を減算器106で減算
することにより、PP信号S1に含まれる上述したオフ
セット信号を取り除き、チルト成分と本来のトラッキン
グエラーとの和成分S4のみを取り出すことができる。
【0063】減算器107によりDPD信号S5から上
述した和成分S4を減算すればラジアルチルト信号S6
のみを得ることができ、何等調整を行うことなく、DP
D信号S5からPP信号S1と中点センサ103からの
検出信号の差を求めることにより、自動的に光学ピック
アップに対する光ディスクのラジアルチルト角度を検出
することができる。
【0064】従って、ラジアルチルトサーボを用いて光
学ピックアップまたはディスクの傾きを補正する場合、
光学ピックアップを最適な角度に補正することができ
る。
【0065】また、本実施の形態の光学ピックアップ装
置は、光ディスク7上にレーザースポットを照射するこ
とにより、情報を記録し、または情報を再生するため
に、光スポットに対する光ディスクの傾き角の検出を行
う光学ピックアップ装置において、光ディスクからの反
射光に対して、光スポットのトラック横断方向の分割受
光部からの検出信号の減算演算より第1の信号を生成
し、光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
較より第2の信号を生成し、第1の信号と第2の信号と
の差分演算値を求め、差分演算値に基づいて光ディスク
の傾き角の検出を行うことにより傾き角を検出する傾き
角検出部と、傾き角に応じて上記光スポットに対する光
ディスクの傾き角の補正を行う補正部と、を備えるよう
にしたので、何等調整を行うことなく、第1の信号と第
2の信号の差を求めることにより自動的に、光学ピック
アップに対する光ディスクのラジアルチルト角度を検出
することができるので、ラジアルチルトサーボを用いて
光学ピックアップまたはディスクの傾きを補正する場
合、光学ピックアップまたは光ディスクを最適な角度に
補正することができると共に、ラジアルチルトセンサー
が不要となるので、光学ピックアップを小型化すること
ができる。
【0066】また、本実施の形態の光学ピックアップ
は、中点センサを設けることにより、偏心の大きいディ
スクや光学ピックアップの追従特性の悪さにも対応可能
とし、精度良くラジアルチルトを検出することができ
る。
【0067】また、本実施の形態の光ディスク装置は、
光ディスク上に光学ピックアップによりレーザースポッ
トを照射することにより、情報を記録し、または情報を
再生するために、光スポットに対する光ディスクの傾き
角の検出を行う光ディスク装置において、光ディスクか
らの反射光に対して、光スポットのトラック横断方向の
分割受光部からの検出信号の減算演算より第1の信号を
生成し、光スポットのトラック横断方向及びトラック横
断方向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位
相比較より第2の信号を生成し、第1の信号と第2の信
号との差分演算値を求め、差分演算値に基づいて光ディ
スクの傾き角の検出を行うことにより傾き角を検出する
傾き角検出部と、傾き角に応じて光スポットに対する光
ディスクの傾き角の補正を行う補正部と、を備えるよう
にしたので、ラジアルチルトサーボを用いて光学ピック
アップまたはディスクの傾きを補正する場合、光学ピッ
クアップまたは光ディスクを最適な角度に補正すること
ができると共に、ラジアルチルトセンサーが不要となる
ので、光学ピックアップを小型化し、光ディスク装置を
小型化することができる。
【0068】また、本実施の形態の光ディスク装置は、
中点センサを設けることにより、偏心の大きいディスク
や光学ピックアップの追従特性の悪さにも対応可能と
し、精度良くラジアルチルトを検出することができ、ラ
ジアルチルトサーボを用いて光学ピックアップまたはデ
ィスクの傾きを補正する場合、光学ピックアップまたは
光ディスクを最適な角度に補正することができると共
に、ラジアルチルトセンサーが不要となるので、光学ピ
ックアップを小型化し、光ディスク装置を小型化するこ
とができる。
【0069】また、本実施の形態の光ディスク装置は、
図11に示すように、光学ブロック112上において、
対物レンズ109と光学デテクタ111の相対的な位置
が固定され、スライド機構113を用いて光学ブロック
112全体を矢印で示すラジアル方向に移動させる、い
わゆる一軸送りの構造を有する。これによれば、上述し
たようにオフセットが生じることなく精度良くラジアル
チルトを検出することができ、ラジアルチルトサーボを
用いて光学ピックアップまたはディスクの傾きを補正す
る場合、光学ピックアップまたは光ディスクを最適な角
度に補正することができると共に、ラジアルチルトセン
サーが不要となるので、光学ピックアップを小型化し、
光ディスク装置を小型化することができる。
【0070】なお、上述した本実施の形態では、光ディ
スク装置のラジアルチルトの検出に適用する例のみを示
したが、カード読み取り装置や、ハードディスク等の板
状記録媒体を有する他の電子機器のラジアルチルト検出
装置に適用してもよいことはいうまでもない。
【0071】
【発明の効果】本発明の光ディスク傾き検出方法は、光
ディスク上に、光学ピックアップにより光スポットを照
射することにより、情報を記録し、または情報を再生す
るために、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾
き角の検出を行う光ディスク傾き検出方法において、上
記光ディスクからの反射光に対して、光スポットのトラ
ック横断方向の分割受光部からの検出信号の減算演算よ
り第1の信号を生成し、上記光スポットのトラック横断
方向及びトラック横断方向と直交する方向の分割受光部
からの検出信号の位相比較より第2の信号を生成し、上
記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を求め、
上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
出を行うようにしたので、光スポットを分割する必要が
無く、レーザーパワーが有効に利用できると共に、光学
系の調整が容易で、製造コストも安価で、何等調整を行
うことなく、第1の信号と第2の信号の差を求めること
により自動的に、光学ピックアップに対する光ディスク
のラジアルチルト角度を検出することができるので、ラ
ジアルチルトサーボを用いて光学ピックアップまたはデ
ィスクの傾きを補正する場合、光学ピックアップまたは
光ディスクを最適な角度に補正することができるという
効果を奏する。
【0072】また、本発明の光ディスク傾き検出方法
は、上述において、上記第1の信号はPP(ワンスポッ
トプッシュプル)信号、上記第2の信号は上記光スポッ
トの検出信号から得られるDPD(ディファレンシャル
・フェーズ・ディテクション)信号であるので、各光デ
ィスクにおいてトラッキングに用いる信号を用いて、他
に何等付加回路を設けることなくディスクチルトの検出
することができるという効果を奏する。
【0073】また、本発明の光ディスク傾き検出方法
は、光ディスク上に、対物レンズを設けた光学ピックア
ップを用いて光スポットを照射することにより、情報を
記録し、または情報を再生するために、上記光スポット
に対する上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディス
ク傾き検出方法において、上記光ディスクからの反射光
に対して、上記光スポットのトラック横断方向の分割受
光部からの検出信号を減算演算することにより第1の信
号を生成し、上記光スポットのトラック横断方向及びト
ラック横断方向と直交する方向の分割受光部からの検出
信号の位相比較により第2の信号を生成し、上記対物レ
ンズのトラック横断方向の変位に応じた第3の信号を生
成し、上記第1の信号乃至上記第3の信号の演算結果に
基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を行うようにし
たので、偏心の大きい光ディスク等に対しても精度の良
いディスクチルトの検出を容易且つ確実に行うことがで
きるという効果を奏する。
【0074】また、本発明の光ディスク傾き検出方法
は、光ディスク上に、対物レンズを設けた光学ピックア
ップを用いて光スポットを照射することにより、情報を
記録し、または情報を再生するために、上記光スポット
に対する上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディス
ク傾き検出方法において、上記光ディスクからの反射光
に対して、上記光スポットのトラック横断方向の分割受
光部からの検出信号を減算演算することにより第1の信
号を生成し、上記光スポットのトラック横断方向及びト
ラック横断方向と直交する方向の分割受光部からの検出
信号の位相比較により第2の信号を生成し、上記対物レ
ンズと上記分割受光部との相対位置関係が一定となるよ
うにトラック横断方向へのトラッキング動作を行いなが
ら、上記第1の信号から上記第2の信号との差分演算値
を求め、上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾
き角の検出を行うようにするので、偏心の大きい光ディ
スク等に対しても精度の良いディスクチルトの検出を容
易且つ確実に行うことができるという効果を奏する。
【0075】また、本発明の光ディスク傾き検出方法
は、グルーブにのみ情報を記録できる記録部と、エンボ
スのピット列のアドレス部からなる上記光ディスクに対
して、上記光スポットを用いて情報の記録再生を行うと
き、上記記録部より上記第1の信号を検出し、上記アド
レス部より上記第2の信号を検出するようにしたので、
グルーブにのみ情報信号を記録する記録部と、エンボス
ピットのピット列のアドレス部からなるグルーブディス
クにおいて、ディスクチルトの検出を容易且つ確実に行
うことができるという効果を奏する。
【0076】また、本発明の光学ピックアップ装置は、
光ディスク上にレーザースポットを照射することによ
り、情報を記録し、または情報を再生するために、上記
光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行
う光学ピックアップ装置において、上記光ディスクから
の反射光に対して、上記光スポットのトラック横断方向
の分割受光部からの検出信号の減算演算より第1の信号
を生成し、上記光スポットのトラック横断方向及びトラ
ック横断方向と直交する方向の分割受光部からの検出信
号の位相比較より第2の信号を生成し、上記第1の信号
と上記第2の信号との差分演算値を求め、上記差分演算
値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を行うこと
により上記傾き角を検出する傾き角検出部と、上記傾き
角に応じて上記光スポットに対する上記光ディスクの傾
き角の補正を行う補正部と、を備えるようにしたので、
何等調整を行うことなく、第1の信号と第2の信号の差
を求めることにより自動的に、光学ピックアップに対す
る光ディスクのラジアルチルト角度を検出することがで
きるので、ラジアルチルトサーボを用いて光学ピックア
ップまたはディスクの傾きを補正する場合、光学ピック
アップまたは光ディスクを最適な角度に補正することが
できると共に、ラジアルチルトセンサーが不要となるの
で、光学ピックアップを小型化することができるという
効果を奏する。
【0077】また、本発明の光学ピックアップ装置は、
光ディスク上にレーザースポットを照射することによ
り、情報を記録し、または情報を再生するために、上記
光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行
う対物レンズを設けた光学ピックアップ装置において、
上記光ディスクからの反射光に対して、上記光スポット
のトラック横断方向の分割受光部からの検出信号の減算
演算により第1の信号を生成する第1信号生成手段と、
上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
較より第2の信号を生成する第2信号生成手段と、上記
対物レンズのトラック横断方向の変位に応じた第3の信
号を生成する第3信号生成手段と、上記第1の信号乃至
上記第3の信号を演算する演算手段と、上記演算値に基
づいて上記光ディスクの傾き角の検出を行うことにより
上記傾き角を検出する傾き角検出部と、上記傾き角に応
じて上記光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の
補正を行う補正部とを備えるので、ラジアルチルトサー
ボを用いて光学ピックアップまたはディスクの傾きを補
正する場合、偏心の大きい光ディスクを装着しても、光
学ピックアップまたは光ディスクを最適な角度に補正す
ることができると共に、ラジアルチルトセンサーが不要
となるので、光学ピックアップを小型化することができ
るという効果を奏する。
【0078】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スク上に光学ピックアップによりレーザースポットを照
射することにより、情報を記録し、または情報を再生す
るために、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾
き角の検出を行う光ディスク装置において、上記光スポ
ットのトラック横断方向の分割受光部からの検出信号の
減算演算により第1の信号を生成する第1信号生成手段
と、上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横
断方向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位
相比較により第2の信号を生成する第2信号生成手段
と、上記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を
求め、上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き
角の検出を行うことにより上記傾き角を検出する傾き角
検出部と、上記傾き角に応じて上記光スポットに対する
上記光ディスクの傾き角の補正を行う補正部とを備える
ので、ラジアルチルトサーボを用いて光学ピックアップ
またはディスクの傾きを補正する場合、光学ピックアッ
プまたは光ディスクを最適な角度に補正することができ
ると共に、ラジアルチルトセンサーが不要となるので、
光学ピックアップを小型化し、光ディスク装置を小型化
することができるという効果を奏する。
【0079】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スク上に光学ピックアップによりレーザースポットを照
射することにより、情報を記録し、または情報を再生す
るために、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾
き角の検出を行う光ディスク装置において、上記光学ピ
ックアップは相対位置関係が固定された対物レンズと分
割受光部を有し、上記光スポットのトラック横断方向の
分割受光部からの検出信号の減算演算により第1の信号
を生成する第1信号生成手段と、上記光スポットのトラ
ック横断方向及びトラック横断方向と直交する方向の分
割受光部からの検出信号の位相比較により第2の信号を
生成する第2信号生成手段と、上記対物レンズのトラッ
ク横断方向の変位に応じた第3の信号を生成する第3信
号生成手段と、上記第1の信号乃至上記第3の信号を演
算する演算手段と、上記演算値に基づいて上記光ディス
クの傾き角の検出を行うことにより上記傾き角を検出す
る傾き角検出部と、上記傾き角に応じて上記光スポット
に対する上記光ディスクの傾き角の補正を行う補正部と
を備えるので、ラジアルチルトサーボを用いて光学ピッ
クアップまたはディスクの傾きを補正する場合、偏心の
大きい光ディスクを装着しても、光学ピックアップまた
は光ディスクを最適な角度に補正することができると共
に、ラジアルチルトセンサーが不要となるので、光学ピ
ックアップを小型化し、光ディスク装置を小型化するこ
とができるという効果を奏する。
【0080】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スク上に光学ピックアップによりレーザースポットを照
射することにより、情報を記録し、または情報を再生す
るために、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾
き角の検出を行う光ディスク装置において、上記光学ピ
ックアップは相対位置関係が固定された対物レンズと分
割受光部を有し、上記光スポットのトラック横断方向の
分割受光部からの検出信号の減算演算により第1の信号
を生成する第1信号生成手段と、上記光スポットのトラ
ック横断方向及びトラック横断方向と直交する方向の分
割受光部からの検出信号の位相比較により第2の信号を
生成する第2信号生成手段と、上記第1の信号と上記第
2の信号との差分演算値を求める差分演算手段と、上記
差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を
行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部と、
上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
スクの傾き角の補正を行う補正部と、上記光学ピックア
ップを上記光ディスクに対してトラック横断方向へ移動
させる移動手段とを備えるので、ラジアルチルトサーボ
を用いて光学ピックアップまたはディスクの傾きを補正
する場合、偏心の大きい光ディスクを装着しても、光学
ピックアップまたは光ディスクを最適な角度に補正する
ことができると共に、ラジアルチルトセンサーが不要と
なるので、光学ピックアップを小型化し、光ディスク装
置を小型化することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の光学系の構成を示す図である。
【図2】本実施の形態のディテクタパターンとスポット
を示す図である。
【図3】本実施の形態のPP信号およびDPD信号の生
成を示す図である。
【図4】本実施の形態の光スポットの位置に対するPP
信号レベルを示す図である。
【図5】本実施の形態の光スポットの位置に対するDP
D信号レベルを示す図である。
【図6】本実施の形態のラジアルチルトに対するPP信
号とDPD信号の差を示す図である。
【図7】本実施の形態の再生専用ディスクにおけるディ
スクチルトの検出を示す図である。
【図8】本実施の形態のグルーブディスクにおけるディ
スクチルトの検出を示す図である。
【図9】本実施の形態のランドグルーブディスクにおけ
るディスクチルトの検出を示す図である。
【図10】本実施の形態の中点センサを用いた光学ピッ
クアップを示す図である。
【図11】本実施の形態の一軸送りの光学ピックアップ
を示す図である。
【図12】光ディスクの偏心によるスポットのフォトデ
ィテクタ上での移動を示す図である。
【図13】他のDPD信号の生成を示す図である。
【符号の説明】
1……レーザー、2……コリメータレンズ、3……アナ
モプリズム、5……ビームスプリッター1、6……対物
レンズ、7……ディスク、8……ビームスプリッター
2、9……サーボ信号検出系、10……RF信号検出
系、11……集光レンズ、12……マルチレンズ、13
……フォトディテクタ、23……ディテクタA、24…
…ディテクタB、25……ディテクタC、26……ディ
テクタD、27……光スポット1、32、33……加算
器、44A,44B,44C,44D……等化回路、4
5A,45B,45C,45D……2値化回路、46,
47……位相比較回路、48,49……LPF、50…
…加算器、51……端子、70……光スポット、73…
…ピット列、80,82……記録部、81……アドレス
部、83……グルーブ、84……ピット列、85……光
スポット、90,93……記録部、91……アドレス部
A、92……アドレス部B、94……グルーブ、95…
…ランド、96……ピット列、97……トラック1、9
8……トラック2、99……トラック3、100……光
スポット、101……対物レンズ、102……ディス
ク、103……中点センサ、104……アンプ、10
6,107……減算器、108……光学ブロック、10
9……対物レンズ、110……ディスク、111……デ
ィテクタ、112……光学ブロック、113……スライ
ド機構、200,201……加算器、202,203…
…等化器、204,205……2値化回路、206……
位相比較回路、207,208……LPF、209……
加算器、210……端子、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D118 AA03 AA13 AA14 BA01 BB02 CA23 CD04 CF06 CG02 DC03 5D119 AA03 AA28 BA01 DA01 DA05 EA01 JA43 KA19 KA24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク上に、光学ピックアップにより
    光スポットを照射することにより、情報を記録し、また
    は情報を再生するために、上記光スポットに対する上記
    光ディスクの傾き角の検出を行う光ディスク傾き検出方
    法において、 上記光ディスクからの反射光に対して、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号の減算演算により第1の信号を生成し、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較より第2の信号を生成し、 上記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を求
    め、 上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
    出を行うようにしたことを特徴とする光ディスク傾き検
    出方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ディスク傾き検出方法に
    おいて、 上記第1の信号は上記光スポットから得られるPP(ワ
    ンスポットプッシュプル)信号であり、上記第2の信号
    は上記光スポットの検出信号から得られるDPD(ディ
    ファレンシャル・フェーズ・ディテクション)信号であ
    ることを特徴とする光ディスク傾き検出方法。
  3. 【請求項3】光ディスク上に、対物レンズを設けた光学
    ピックアップを用いて光スポットを照射することによ
    り、情報を記録し、または情報を再生するために、上記
    光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行
    う光ディスク傾き検出方法において、 上記光ディスクからの反射光に対して、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号を減算演算することにより第1の信号を生成
    し、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較により第2の信号を生成し、 上記対物レンズのトラック横断方向の変位に応じた第3
    の信号を生成し、 上記第1の信号乃至上記第3の信号の演算結果に基づい
    て上記光ディスクの傾き角の検出を行うようにしたこと
    を特徴とする光ディスク傾き検出方法。
  4. 【請求項4】光ディスク上に、対物レンズを設けた光学
    ピックアップを用いて光スポットを照射することによ
    り、情報を記録し、または情報を再生するために、上記
    光スポットに対する上記光ディスクの傾き角の検出を行
    う光ディスク傾き検出方法において、 上記光ディスクからの反射光に対して、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号を減算演算することにより第1の信号を生成
    し、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較により第2の信号を生成し、 上記対物レンズと上記分割受光部との相対位置関係が一
    定となるようにトラック横断方向へのトラッキング動作
    を行いながら、上記第1の信号から上記第2の信号との
    差分演算値を求め、 上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
    出を行うようにしたことを特徴とする光ディスク傾き検
    出方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の光ディスク傾き検出方法に
    おいて、 グルーブにのみ情報を記録できる記録部と、エンボスの
    ピット列のアドレス部からなる上記光ディスクに対し
    て、上記光スポットを用いて情報の記録再生を行うと
    き、上記記録部より上記第1の信号を検出し、上記アド
    レス部より上記第2の信号を検出するようにしたことを
    特徴とする光ディスク傾き検出方法。
  6. 【請求項6】光ディスク上にレーザースポットを照射す
    ることにより、情報を記録し、または情報を再生するた
    めに、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾き角
    の検出を行う光学ピックアップ装置において、 上記光ディスクからの反射光に対して、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号の減算演算により第1の信号を生成する第1信
    号生成手段と、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較より第2の信号を生成する第2信号生成手段と、 上記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を求め
    る差分値演算手段と、 上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
    出を行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部
    と、 上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
    スクの傾き角の補正を行う補正部と、 を備えるようにしたことを特徴とする光学ピックアップ
    装置。
  7. 【請求項7】光ディスク上にレーザースポットを照射す
    ることにより、情報を記録し、または情報を再生するた
    めに、上記光スポットに対する上記光ディスクの傾き角
    の検出を行う対物レンズを設けた光学ピックアップ装置
    において、 上記光ディスクからの反射光に対して、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号の減算演算により第1の信号を生成する第1信
    号生成手段と、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較より第2の信号を生成する第2信号生成手段と、 上記対物レンズのトラック横断方向の変位に応じた第3
    の信号を生成する第3信号生成手段と、 上記第1の信号乃至上記第3の信号を演算する演算手段
    と、 上記演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を
    行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部と、 上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
    スクの傾き角の補正を行う補正部と、 を備えるようにしたことを特徴とする光学ピックアップ
    装置。
  8. 【請求項8】光ディスク上に光学ピックアップによりレ
    ーザースポットを照射することにより、情報を記録し、
    または情報を再生するために、上記光スポットに対する
    上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディスク装置に
    おいて、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号の減算演算により第1の信号を生成する第1信
    号生成手段と、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較により第2の信号を生成する第2信号生成手段と、 上記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を求
    め、 上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
    出を行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部
    と、 上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
    スクの傾き角の補正を行う補正部と、 を備えるようにしたことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】光ディスク上に光学ピックアップによりレ
    ーザースポットを照射することにより、情報を記録し、
    または情報を再生するために、上記光スポットに対する
    上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディスク装置に
    おいて、 上記光学ピックアップは相対位置関係が固定された対物
    レンズと分割受光部を有し、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号の減算演算により第1の信号を生成する第1信
    号生成手段と、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較により第2の信号を生成する第2信号生成手段と、 上記対物レンズのトラック横断方向の変位に応じた第3
    の信号を生成する第3信号生成手段と、 上記第1の信号乃至上記第3の信号を演算する演算手段
    と、 上記演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検出を
    行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部と、 上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
    スクの傾き角の補正を行う補正部と、 を備えるようにしたことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】光ディスク上に光学ピックアップにより
    レーザースポットを照射することにより、情報を記録
    し、または情報を再生するために、上記光スポットに対
    する上記光ディスクの傾き角の検出を行う光ディスク装
    置において、 上記光学ピックアップは相対位置関係が固定された対物
    レンズと分割受光部を有し、 上記光スポットのトラック横断方向の分割受光部からの
    検出信号の減算演算により第1の信号を生成する第1信
    号生成手段と、 上記光スポットのトラック横断方向及びトラック横断方
    向と直交する方向の分割受光部からの検出信号の位相比
    較により第2の信号を生成する第2信号生成手段と、 上記第1の信号と上記第2の信号との差分演算値を求め
    る差分演算手段と、 上記差分演算値に基づいて上記光ディスクの傾き角の検
    出を行うことにより上記傾き角を検出する傾き角検出部
    と、 上記傾き角に応じて上記光スポットに対する上記光ディ
    スクの傾き角の補正を行う補正部と、 上記光学ピックアップを上記光ディスクに対してトラッ
    ク横断方向へ移動させる移動手段とを備えるようにした
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007069117A3 (en) * 2005-12-13 2007-10-11 Koninkl Philips Electronics Nv Radial tilt estimation via diagonal push-pull
US7298679B2 (en) 2003-10-30 2007-11-20 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Write power determining method and write power control method for optical disk drive
CN100350473C (zh) * 2004-01-08 2007-11-21 株式会社东芝 光盘设备及其控制方法
US7477576B2 (en) 2004-12-10 2009-01-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk apparatus and method of tilt control
JP2011076670A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Tdk Corp 光学ドライブ装置

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