JPH07201050A - 光学的記録再生装置 - Google Patents

光学的記録再生装置

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JPH07201050A
JPH07201050A JP5350919A JP35091993A JPH07201050A JP H07201050 A JPH07201050 A JP H07201050A JP 5350919 A JP5350919 A JP 5350919A JP 35091993 A JP35091993 A JP 35091993A JP H07201050 A JPH07201050 A JP H07201050A
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JP
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circuit
signal
switch
optical recording
light
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JP5350919A
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English (en)
Inventor
Kouichi Yamazaki
綱市 山崎
Kazuo Noda
和男 野田
Yonezo Furuya
米藏 古矢
Yasuyuki Kimura
康行 木村
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Nippon Conlux Co Ltd
Original Assignee
Nippon Conlux Co Ltd
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Publication date
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Priority to AU80291/94A priority patent/AU663660B2/en
Priority to CA002137644A priority patent/CA2137644A1/en
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0941Methods and circuits for servo gain or phase compensation during operation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光量変化または記録媒体の記録層にお
ける反射率の個体差などによる反射光量の変動の影響を
受けることなく、比較的簡単な回路構成で、サーボルー
プ内のゲインを一定に保つことができるようにし、常に
安定な光ビームのトラッキングまたはフォーカシング制
御を可能にする。 【構成】 トラッキング用またはフォーカシング用のサ
ーボ制御ループ内に、トラッキング用またはフォーカシ
ング用エラー信号をスイッチ制御するスイッチ手段と、
スイッチ制御されたエラー信号を平滑化する平滑化手段
とを設ける。一方、反射光の受光量をモニタし、サーボ
ループゲインを所定基準に保つようにスイッチ手段のス
イッチ動作をON/OFF制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードやその他の光
学式記録媒体に対して情報の記録又は再生を光学的に行
なう光学的記録再生装置に関し、特に、光学ヘッドから
発する光ビームを光学式記録媒体の情報記録面に集光さ
せるために該光ヘッドに設けられた対物レンズの位置
を、サーボ駆動制御して光スポットのトラックずれ及び
焦点ずれを制御するようにした技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学的手段、例えばレーザビ
ームを用いて、このレーザビームの光軸と直角をなすよ
うにして相対的に移動するようにしたカード状の光学式
記録媒体(すなわち「光カード」)上に情報を記録し再
生する光学的記録再生装置が知られている。最近では、
光カードは、コンピュータ等の発達と普及に伴い、携帯
性、安全性そして小型ながら記録容量が大きい等の理由
から普及が期待されており、例えば医療関係における患
者の診断記録媒体としての応用など、多方面での応用が
考えられている。
【0003】そのような光カードの一例を示すと、図
4,図5のようである。図4は周知の光カード11の平
面図、図5は図4に示す光カード11のA部拡大図であ
る。図において、12は記録再生領域、13はガイドト
ラック、14はデータトラックである。光カード11の
記録再生領域12には、例えば銀塩写真材料をベースと
した記録層が形成されており、この記録層に対して光ヘ
ッドにより適性エネルギのレーザ光スポットを照射する
ことによって、光学的情報の単位であるピットがデータ
トラック14上に形成される。光ヘッドに対して光カー
ド11を相対的にX軸方向(光カード11のデータ及び
ガイドトラックに平行な方向)に移動させることによっ
てレーザ光スポットの照射位置が変化し、所望のデジタ
ル情報に対応する所望の配列でピット列を形成すること
ができる。このようなピット列の書き込みとその読み出
しによって、所望のデジタル情報の記録/再生が行われ
る。
【0004】この場合、光カード11のデータトラック
14にピット列を形成するためには例えば、リニアーモ
ータなどの駆動機構を用いて光ヘッドに対して光カード
11を相対的に移動させる方法が一般に採用される。し
かし、そのような駆動機構の精度には限界があるので、
機械的位置誤差を免れず、該機械的位置誤差によってデ
ータトラック14に形成されるピットが、ガイドトラッ
ク13の間のデータトラックの中心に正確に形成されな
くなる。そのため、情報が正しく記録/再生できなくな
るという不都合が生ずる。
【0005】そのような不都合を生じさせないために
は、前記光ビームスポットを2つのガイトトラック13
の間の中央位置に常に正確に位置決めして前記ピットの
記録及びその再生読み取りを行なう必要がある。そのた
めに、上記機械的位置誤差を補正する目的で、自動トラ
ッキング制御が従来から行なわれている。自動トラッキ
ング制御は、一般に、3ビーム法といわれる制御方法に
よって行われる。これは、所定の相互距離だけ離隔され
た3つのレーザビームを光ヘッドから発射し、中央のビ
ームを読み書き用ビームとしてデータトラック14に対
応させ、両側の2つのビームをトラッキング用ビームと
して両側のガイドトラック13に対応させることを基本
とする手法である。すなわち、両側の2つのレーザビー
ムの反射光を測定することにより上記トラッキング用ビ
ームが、データトラック14の両側のガイドトラック1
3に対して所定の位置関係で正確に対応するように、ビ
ームスポットの照射位置をサーボ制御し、その結果とし
て、中央の読み書き用ビームが所定のデータトラック1
4の略中央に常に正確に位置決めされるようにする制御
である。
【0006】また、光カード11の記録層には常に安定
した合焦点を持つレーザ光ビームを照射する必要がある
が、そのためには自動フォーカシング制御が従来から行
なわれる。上記のような自動トラッキング制御と自動フ
ォーカシング制御は、光ヘッドの対物レンズを、トラッ
キング用コイルとフォーカシング用コイルによる電磁力
によって、それぞれY軸方向(光カード11のデータ及
びガイドトラックを横切る方向)又はZ軸方向(光カー
ド11の記録再生面に対して垂直な方向)に微小駆動す
ることによって行われる。この対物レンズは、光ヘッド
から発射するレーザ光ビームを光カード11の記録層に
集光させて該記録層上に光スポット(上記3ビーム方の
場合は3ビームスポット)を形成する働きをするもので
ある。
【0007】自動トラッキング制御又は自動フォーカシ
ング制御のサーボ制御方式の従来技術として、例えば図
6及び図7に示されたようなものがある。図6及び図7
は、上記自動トラッキング制御を行なうためのトラッキ
ング制御回路30a,30bの従来例を夫々示すもので
ある。図6は自動トラッキング制御の基本的構成を示
し、図7は特公平5−47895号公報に示されたよう
な改良策を示している。
【0008】まず、図6のトラッキング制御回路30a
について説明すると、所定の配置で設けられた2つの受
光素子31a,31bを具備する光検出器31は光ヘッ
ド内に備わっているものであり、前記対物レンズを介し
て入光した光カードからの反射光を光電変換するための
ものである。光検出器31に入射した該反射光のうち上
記2つのトラッキング用ビームスポットを各受光素子3
1a,31bで受光することにより、トラッキングエラ
ーに応答した受光信号が各受光素子31a,31bから
夫々出力される。各受光素子31a,31bの出力信号
は、差動増幅器32に各々入力されて両者の差信号を得
ると共に、加算増幅器33に各々入力されて両者の和信
号を得る。この和信号は、割算回路34の分母信号Aと
して入力される。割算回路34の分子信号Bには前記差
信号が入力され、和信号によって割算されることにより
該差信号が正規化される。
【0009】例えば、光カード11のガイドトラック1
3上にトラッキング用ビームスポットが位置していると
き、差信号は略ゼロとなり和信号は最大となる。これに
より割算回路34の出力は略ゼロとなりレーザ光スポッ
トがガイドトラック13に対して適正位置にあることを
示す。
【0010】トラッキング用レーザ光スポットがガイド
トラック13からずれると、「差信号がゼロより大」か
または「差信号がゼロより小」の関係となり、「割算回
路34の出力がゼロより大」となる。このように、割算
回路34は、レーザ光スポットのガイドトラック13か
らのずれ量(つまりトラッキングエラー)に対応する信
号を出力する。割算回路34の出力信号は、制御ループ
の安定性を向上させるために位相補償回路35により位
相進み補償される。位相進み補償された信号は、駆動回
路36により電流変換され、トラッキングコイル20に
印加され、これにより対物レンズをY軸方向(光カード
11のデータ及びガイドトラックを横切る方向)に駆動
する。従って、対物レンズは、レーザ光スポットのガイ
ドトラック13からのずれ量に応じて駆動され、該位置
ずれを補正するよう制御される。
【0011】割算回路34によって正規化する目的は、
光カード11に対して正確な記録を保証するために、ト
ラッキング制御回路のサーボループ内のゲインを一定に
保つためである。例えば、記録時と再生時のレーザ光の
光量変化を比べると、一般的に記録時のレーザ光パワー
は約15mW、再生時のそれは約0.1mW〜0.4m
Wであり、約100倍の差がある。従って、このような
レーザ光の光量変化の影響を受けることなくサーボルー
プ内のゲインを一定に保つことは極めて重要である。
【0012】図7のトラッキング制御回路30bは、図
6のような割算回路を用いずにトラッキング制御回路の
サーボループ内のゲインを一定に保つようにしたもので
ある。これについて説明すると、各受光素子31a,3
1bの受光出力信号はゲイン可変アンプ37a及び37
bに各々入力される。このゲイン可変アンプ37a及び
37bは制御回路38の指令により増幅度を段階的に切
り替えるよう構成される。サンプル・ホールド回路39
aおよび39bは、各ゲイン可変アンプ37a及び37
bの出力信号を夫々サンプル・アンド・ホールドする回
路である。減算回路40は、サンプル・ホールド回路3
9a,39bの信号を入力して減算し、トラッキングエ
ラー信号を出力する回路である。減算回路40から出力
されたトラッキングエラー信号は上記と同様に位相補償
回路35に入力されて位相進み補償され、駆動回路36
によりトラッキングコイル20を駆動する。
【0013】図8は、図7の動作例を示す各信号のタイ
ミングチャートである。図8の(a)は光カード11へ
の記録情報信号を示し、(b)は前記信号によって変調
されたレーザ光のパワーの変化を示し、(c)は減算回
路40の出力を示す。図8(a)に示すように記録情報
信号は、“1”,“0”に変化する。この記録情報信号
に対応してレーザ光のパワーも同図(b)に示す如く
“PL”,“PH”のように変化する。光カード11に
は“PL”のときはピットが形成されず、“PH”のと
きにピットが形成されるよう構成される。これにより受
光素子31a,31bの出力は、前記レーザ光のパワー
変化(“PL”,“PH”)に比例して変化する。この
ときトラッキングサーボのオープンゲインを一定に保つ
ために、ゲイン可変アンプ37a及び37bのゲインの
切り替えを行っている。また、同図(b)に示すような
光量の急激な変化に伴うサーボループ内の信号の立ち上
がり、立ち下がりの誤差をなくすために、光量の変化の
開始時刻以前にサンプル・ホールド回路39a,39b
により、サーボループ内の信号をサンプルし、サンプル
した信号をホールドし、該光量の変化の終了時刻以後に
ホールドを解除して該誤差を少なくする方法がとられて
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例の構成
では、次のような問題点がある。まず、図6の例では、
割算回路34を用いて複雑なアナログ処理を行う構成で
あるため高価となり、またアナログ回路を用いることで
温度ドリフトの影響を受け易く、トラッキングエラーを
招き易いという欠点があった。
【0015】これに対して図7の例ではゲイン可変アン
プ37a,37bのゲインを切り替えることによりレー
ザ光のパワー変動に対してループゲインを一定に保よう
にしているので、上記割算回路を用いたときのような問
題点は解決しているが、ゲイン可変アンプ37a,37
bのゲイン切り替えをしなければならないため、周波数
応答性が悪くなるという欠点があり、また、光カードの
記録層における反射率が光カードによって異なることに
よりループゲインが変動してしまうという問題点が新た
に生じてしまう。その様子を図示すると図8(c)のよ
うであり、今、適性反射率をもつ光カードに対するゲイ
ンがVaとすると、反射率の高い光記録媒体ではそのゲ
インはVbとなる。また反射率の低い光記録媒体ではそ
のゲインはVcと変化してしまう。このような状態では
適正なサーボ制御が行えずトラッキングエラーを招くこ
とになる。自動フォーカシング制御においても同様のサ
ーボ制御回路が使用され、同様の問題点があった。
【0016】特に最近では、光カードにおいては、記録
容量の増大化を図る目的から、記録密度を上げる手法が
とられている。そのような光カードの高密度化に伴っ
て、光カードの記録再生装置においては、トラッキング
制御やフォーカシング制御の精度と安定性の向上が特に
要求されるようになってきているので、上記のような問
題点はどうしても克服しなければならない重要な課題で
ある。
【0017】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、レーザ光の光量変化、あるいは光記録媒体の記録層
における反射率特性の差異、などの影響を受けることな
く、サーボループ内のゲインを一定に保つことができる
ようにして、常に安定なトラッキングサーボ制御および
/またはフォーカシングサーボ制御を可能にし、しかも
比較的簡単な回路構成でそのことを実現できるようにし
た光学的記録再生装置を提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光学的記
録再生装置は、レーザ光源から発生したレーザ光を光記
録媒体に照射することに基づき該光記録媒体に対する情
報の記録又は再生を行なう光学的記録再生装置であっ
て、前記光記録媒体からのレーザ光スポットの反射光を
受光し、その受光量に基づきエラー信号を検出し、検出
したエラー信号に応じて該光記録媒体に対する該光スポ
ットの生成を制御するサーボ制御ループを具備する光学
的記録再生装置において、前記サーボ制御ループ内に設
けられ、前記エラー信号をスイッチ制御するスイッチ手
段と、前記サーボ制御ループ内に設けられ、前記スイッ
チ手段でスイッチ制御されたエラー信号を平滑化する平
滑化手段と、前記反射光の受光量をモニタし、前記サー
ボ制御ループのループゲインを所定基準に保つように前
記スイッチ手段のスイッチ動作を制御する制御手段とを
具えたことを特徴とする。
【0019】本発明に係る上記の光学的記録再生装置の
実施態様のいくつかは次の通りである。前記制御手段
が、前記反射光の受光量を検出する検出手段と、検出し
た受光量信号をスイッチ制御する第2のスイッチ手段
と、前記第2のスイッチ手段でスイッチ制御された受光
量信号を平滑化する第2の平滑化手段と、前記第2の平
滑化手段の出力信号と所定基準信号とを比較し、この比
較結果に応じて前記各スイッチ手段のスイッチ動作を制
御するスイッチング制御手段とを具えたものである上記
の光学的記録再生装置。前記スイッチ手段は、対応する
前記平滑化手段に対して直列に設けられたものである上
記の光学的記録再生装置。前記スイッチ手段は、対応す
る前記平滑化手段に対して並列に設けられたものである
上記の光学的記録再生装置。前記サーボ制御ループは、
前記レーザ光スポットのトラッキング制御を行なうもの
である上記の光学的記録再生装置。前記サーボ制御ルー
プは、前記レーザ光スポットのフォーカシング制御を行
なうものである上記の光学的記録再生装置。前記各平滑
化手段の伝達関数が略等しい上記の光学的記録再生装
置。前記エラー信号は差動的に受光出力が変化する2つ
の受光出力信号の差を求めることにより得られ、前記検
出信号は該2つの受光出力信号の和を求めることにより
得られる上記の光学的記録再生装置。前記サーボ制御ル
ープは、前記レーザ光を前記光記録媒体に照射するため
の対物レンズの位置をサーボ制御するものである上記の
光学的記録再生装置。
【0020】
【作用】本発明において、前記サーボ制御ループは、ト
ラッキング制御用またはフォーカシング制御用のどちら
に使用するものであってもよく、また、同様のサーボ制
御を行なうもの(受光量に基づきエラー信号を検出し、
検出したエラー信号に応じて光スポットの生成のサーボ
制御を行なうもの)であればその他の用途に使用するも
のであってもよい。本発明では、このサーボ制御ループ
内に、前記エラー信号をスイッチ制御するスイッチ手段
と、このスイッチ手段でスイッチ制御されたエラー信号
を平滑化する平滑化手段とを設けたことを特徴してい
る。また、反射光の受光量をモニタし、前記サーボ制御
ループのループゲインを所定基準に保つように前記スイ
ッチ手段のスイッチ動作を制御する制御手段を設けたこ
とを特徴している。
【0021】反射光の受光量をモニタすることにより、
レーザ光の光量変化があった場合、あるいは光記録媒体
の記録層における反射率の個体差によって反射光量が所
定基準から変化した場合など、サーボループ内のゲイン
に変動を引き起こす要因が生じたことを検出することが
できる。このモニタに基づき、ループゲインが変動する
ことを防ぐよう、つまり、ループゲインを所定基準に保
つようにスイッチ手段のスイッチ動作を制御することが
特徴である。
【0022】例えば、反射光の受光量が所定基準より減
少した場合は相対的にゲインを下げることを引き起こす
ことになるので、その場合は、スイッチ手段の導通時間
を増し、平滑化手段で平滑化(積分)されるエラー信号
のレベルを相対的に上昇させ、相対的にゲインを上げる
ことによってゲイン低下分を相殺する補償をしてやり、
実質的に、ループゲインを所定基準に保つようにするこ
とができる。反対に、反射光の受光量が所定基準より増
加した場合は相対的にゲインを上げることを引き起こす
ことになるので、その場合は、スイッチ手段の導通時間
を減らし(つまりスイッチを不導通とし)、平滑化手段
で平滑化(積分)されるエラー信号のレベルを相対的に
下降させ、ゲインを下げてやることによってゲイン上昇
分を相殺する補償をしてやり、実質的に、ループゲイン
を所定基準に保つようにすることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
て詳細に説明する。図3は、記録媒体として光カードを
用いた光学的記録再生装置の光学系システムの基本的構
成例を示すものであり、本発明を実施するために応用可
能なものである。図3においては、主に、光カード11
と、その上方に位置する光ヘッド2の光学系との関連を
示している。光カード11の具体的構成例は図4,図5
に示したようなものであってよい。この光カード11
は、図示しない駆動手段(例えば、リニアーモータ等)
によりX軸方向(光カード11のガイドトラック13及
びデータトラック14に平行な方向)に往復動可能であ
る。
【0024】光ヘッド2において、レーザ光を発する光
源としてレーザダイオード27が設けられており、この
レーザダイオード27から投射された拡散光がコリメー
ターレンズ26aによって平行光とされる。この平行光
とされたレーザ光は、回折格子25により3分割され、
前述した3つビームが作成される。ビームスプリッタ2
4では、光カード11に照射するレーザ光と光カード1
1から反射してくる反射光とを分離する働きをする。反
射ミラー23は、レーザ光および反射光を反射させて、
その光路を90度曲げる働きをする。対物レンズ22
は、前記平行光化されたレーザ光を光カード11の記録
層に集光させて照射し、光スポットを形成する働きをす
る。
【0025】ビームスプリッタ24で分離された反射光
は、コリメーターレンズ26bに入光し、その平行光が
集束光に変換される。凹レンズ28は、コリメーターレ
ンズ26bからの集束光を適性の拡散光にする働きをす
る。エッジミラー29は、光カード11からの反射光を
均等に2分割化する働きをする。エッジミラー29で分
割された光を夫々受光する光検出器3及び3’は、光カ
ード11からの反射光を電気信号に変換し、トラッキン
グエラーおよびフォーカスエラーを検出するためのもの
である。
【0026】対物レンズ22は、トラッキング用コイル
20による電磁力によってY軸方向(光カード11のデ
ータ及びガイドトラックを横切る方向)に微動調整され
るようになっており、かつ、フォーカシング用コイル2
1による電磁力によってZ軸方向(光カード11の記録
再生面に対して垂直な方向)に微動調整されるようにな
っている。トラッキング用コイル20はトラッキング制
御回路41からの信号によって駆動され、フォーカシン
グ用コイル21はフォーカシング制御回路42からの信
号によって駆動される。トラッキングエラーおよびフォ
ーカスエラーを適宜の方法で夫々検出し、このエラー検
出に応じてトラッキング制御回路41及びフォーカシン
グ制御回路42では、対物レンズ22のY軸位置及びZ
軸位置をサーボ制御する。
【0027】トラッキングエラーおよびフォーカスエラ
ーの検出法として、3ビーム法およびエッジミラー法と
呼ばれる方法を採用している。3ビーム法について説明
すると、レーザダイオード27から発したレーザ光をコ
リメーターレンズ26aを経て回折格子25の働きによ
り3分割して3つのビームを形成する。回折格子25で
分割された3つのレーザ光ビームは、ビームスプリッタ
24、反射ミラー23および対物レンズ22を経て光カ
ード11の記憶層へ照射集光され、所定の位置関係の3
ビームスポットが形成される。3ビーム法のトラッキン
グサーボ制御においては、回折格子25において3分割
され該記録層へそれぞれ集光した3つのレーザ光ビーム
の内、1つがデータトラック14上へ集光し、他の2つ
がその両側のガイドトラック13上へ夫々集光するよう
な配置で構成される。
【0028】光カード11の記録層へそれぞれ集光した
3スポットのレーザ光は、該記録層で反射してそれぞれ
の反射光となる。この反射光の内データトラック14か
ら反射する反射光(以下“第1の反射光”と称す)は、
対物レンズ22、反射ミラー23、ビームスプリッタ2
4、コリメーターレンズ26b、凹レンズ28およびエ
ッジミラー29を経て、光検出器3,3’における中央
の受光素子3a,3'aへ集光するようになっている。こ
の受光素子3a,3'aに集光された第1の反射光を光電
変換した信号が、フォーカス信号として使用される。な
お、各光検出器3,4における中央の受光素子3a,
3'aは、夫々少なくとも2つの受光素子セグメントから
なっていて、各セグメントの受光量のバランスに基づき
フォーカシング制御を行なう。従って、一方の光検出器
(例えば3)の受光素子3aの出力のみをフォーカス信
号として使用してよい。
【0029】一方、データトラック14の両側にあるガ
イドトラック13から夫々反射した2つの反射光(以下
“第2の反射光”と称す)は、前記のように対物レンズ
22乃至エッジミラー29を経て光検出器3,3’にお
ける両側の受光素子3b,3c,3'b,3'cに夫々集光
するようになっている。各受光素子3b,3c,3'b,
3'cに集光された第2の反射光を光電変換した信号が、
トラッキング信号として使用される。例えば、各光検出
器3,3’において、一方の受光素子3b,3'bが左側
のガイドトラック13からの反射光を受光し、他方の受
光素子3c,3'cが右側のガイドトラック13からの反
射光を受光する。左右のガイドトラック13からの反射
光受光量のバランスに基づきトラッキング制御を行なう
ので、夫々左右一対の受光素子(例えば、3bと3c又
は3'bと3'c又は3bと3'c又は3'bと3c)の出力の
みをトラッキング信号として使用してよい。詳しくは、
左右のガイドトラック13からの反射光の受光量の合計
値は変化せずに一定であり、その差が差動的に変化する
(光スポット照射位置のずれによって一方の受光量が増
すと他方が減る)ようになっている。
【0030】エッジミラー法は、従来実施されていた非
点収差法に比べて引込み感度が良く、ジャストフォーカ
ス位置に近付けることができるので、主にフォーカスエ
ラーの検出に適した方法として用いている。すなわち、
前記第1の反射光が対物レンズ22乃至凹レンズ28を
経て受光素子3a,3'aへ集光する際、この第1の反射
光は該凹レンズ28を透過する段階では適性な円形をな
しているが、この円形をなした第1の反射光は、凹レン
ズ29と光検出器3,3’の中間に配置されたエッジミ
ラー29のエッジ部にさしかかるとき、このエッジ部に
おいて半円状に2分割され、2分割された反射光の内一
方の半円光は該エッジ部を透過して一方の受光素子3a
に集光され、もう一方の半円光はエッジミラー29によ
り反射して他方の受光素子4aに集光される。フォーカ
スエラーは、受光素子3a又は3'a上に集光する半円状
の光束の変化に基づき検出される。受光素子3a又は
3'aの出力信号に基づき得られるフォーカス信号に応じ
て、フォーカシング制御回路42によりフォーカシング
エラー信号を検出し、これに応じてフォーカシングコイ
ル21に駆動電流を印加し、対物レンズ22をZ軸方向
に駆動することで自動フォーカシング制御を行う。
【0031】一方、光検出器3,3’の受光素子3b,
3c又は3'b,3'cにより得られるトラッキング信号
は、トラッキング制御回路41に入力されてトラッキン
グエラーが検出され、これに基づきトラッキングコイル
20に駆動電流が印加され、対物レンズ22をY軸方向
に駆動して、自動トラッキング制御が行われる。
【0032】次に、本発明に従うトラッキング制御回路
41およびフォーカシング制御回路42の一実施例につ
いて、図1を参照して説明する。まず、トラッキング制
御回路41について説明すると、左右のガイドトラック
13からの反射光を受光する受光素子3b,3cの出力
信号が、差動増幅器4aに各々入力されて両者の差信号
が得られると共に、加算増幅器5aに各々入力されて両
者の和信号が得られる。前述のように、この差信号がト
ラッキングエラーに対応するものであり、トラッキング
エラー信号と称する。一方、加算増幅器5aからの和信
号は、反射光量に対応しており、反射光の合計受光量を
モニタするものである。すなわち、トラッキング用の受
光素子3b,3cに対する受光量は互いに差動的である
ため、その合計は本来一定の筈であるが、レーザ光のパ
ワー変化による光量変化や、光カードの反射条件の個体
差など、その他の条件で変動することは前に述べた通り
である。従って、差信号を和信号の変動に応じて正規化
してやる必要があることは既に知られていることであ
る。本発明では、この正規化のための一実施態様とし
て、スイッチ回路6a,6bと、時定数回路7a,7b
と、コンパレータ回路8aを設けたことを特徴としてい
る。
【0033】各増幅器4a,5aから出力される前記差
信号及び和信号は夫々スイッチ回路6a,6bに入力さ
れる。スイッチ回路6aは差動増幅器4aの出力をスイ
ッチングして時定数回路7aに与える。スイッチ回路6
bは加算増幅器5aの出力をスイッチングして時定数回
路7bに与える。抵抗R1,R2とコンデンサC1からな
る時定数回路7aは、スイッチ回路6aの出力電圧信号
を入力して平均化する回路である。抵抗R3,R4とコン
デンサC2からなる時定数回路7bは、同様に、スイッ
チ回路6bの出力電圧信号を入力して平均化する回路で
ある。この時定数回路7aおよび7bは略同一の伝達関
数を有するものであり、この伝達関数は次式のようであ
る。
【0034】
【数1】伝達関数={R2/(R1+R2)}/(1+s・T1) ≒{R4/(R3+R4)}/(1+s・T2) ただし、T1=R1・R2・C1/(R1+R2),T2=R3・R4・C2/(R
3+R4),sは、y=∫xdtをラプラス変換したもの。
【0035】時定数回路7aは、抵抗R1とコンデンサ
C1により充電ルートが形成され、抵抗R2と次段の位相
補償回路9aを介して放電ルートが形成され、上記伝達
関数で動作する平滑化回路若しくはローパスフィルタあ
るいは積分回路の一種である。時定数回路7bは、抵抗
R3とコンデンサC2により充電ルートが形成され、接地
された抵抗R4によって放電ルートが形成され、上記伝
達関数で動作する平滑化回路若しくはローパスフィルタ
あるいは積分回路の一種である。
【0036】コンパレータ回路8aは、前記和信号を平
均化若しくは平滑化した時定数回路7bの出力信号を+
入力に加え、これと−入力に加わる基準電圧Refとを
比較し、その結果に基づいてスイッチ回路6aおよび6
bのスイッチングを制御する。コンパレータ回路8a
は、時定数回路7bの出力電圧が基準電圧Refよりも
小さいときスイッチ回路6aおよび6bをスイッチON
(導通)させるよう制御し、時定数回路7bの出力電圧
が基準電圧Refよりも大きいときスイッチ回路6aお
よび6bをスイッチOFFさせるよう制御する。前記差
信号を平均化若しくは平滑化した時定数回路7aの出力
信号は、位相補償回路9aに入力されて前述のように位
相進み補償若しくは位相反転制御される。位相制御され
た信号は、駆動回路10aに入力されて駆動電流に変換
され、トラッキング用コイル20に印加される。この駆
動電流に応じて対物レンズ22がY軸方向に微少駆動さ
れる。
【0037】図2は、図1の回路の主要位置における各
信号のタイミングチャートである。図2で、(a)は光
カード11への記録情報信号を示す図、(b)は前記信
号によって変調されたレーザ光のパワーの変化を示す
図、(c)は時定数回路7bの出力信号を示す図、
(d)はコンパレータ回路8aの出力信号である。
【0038】図1のトラッキング制御回路41の動作例
を説明すると、いま、コンパレータ回路8aに入力され
る信号電圧の関係が、「時定数回路7bの出力電圧が基
準電圧Refよりも小さい」場合、スイッチ回路6aお
よび6bをONさせるよう制御される。これにより時定
数回路7aおよび7bに差動増幅器4aからの前記差信
号及び加算増幅器5aからの前記和信号が夫々入力さ
れ、その出力電圧は時間とともに上昇する。従って、時
定数回路7bの出力電圧が徐々に上昇して、やがて「時
定数回路7bの出力電圧が基準電圧Refよりも大き
く」なると、コンパレータ回路8aはスイッチ回路6
a,6bをOFFさせる。これにより時定数回路7aお
よび7bの出力電圧は時間とともに降下する。このよう
に、基準電圧Refに対する時定数回路7bの出力電圧
の上昇/下降に応じて、スイッチ回路6a,6bをON
/OFF動作を繰り返す。ここで、この一連のスイッチ
ング動作は、受光素子3b,3cの光検出出力電圧(つ
まり反射光の合計受光量)に比例して行われる。すなわ
ち、その光検出出力電圧が高くなれば相対的により高速
でスイッチングされ、逆に、その光検出出力電圧が低く
なれば相対的により低速でスイッチングが行われる。こ
れによりサーボループ内のゲインは常に適正ゲインを維
持するよう作用する。
【0039】次に、図1のフォーカシング制御回路42
について説明する。光検出器3における中央の受光素子
3aの出力がフォーカシング制御回路42に入力され
る。この受光素子3aは少なくとも2つの受光素子セグ
メントからなっていて、各セグメントの受光量のバラン
スに基づきフォーカシング制御を行なう。図1の例で
は、受光素子3aは方形を成して隣接して配置された4
つの受光素子セグメントからなっており、2つずつの受
光素子セグメントの受光出力を合わせて差動変化する2
対の受光出力信号を得ている。
【0040】フォーカシング制御回路42におけるサー
ボ制御ループの構成は、前述のトラッキング制御回路4
1と同様であり、受光素子3aから出力される差動変化
する2対の受光出力信号の差を差動増幅器4bで求め、
その和を加算増幅器5bで求める。上述と同様の目的の
ために、スイッチ回路6c,6dと時定数回路7c,7
dとコンパレータ回路8bが設けられている。ただし、
トラッキング制御回路41ではスイッチ回路6a,6b
をサーボループ回路内に直列に接続した例を示したが、
このフォーカシング制御回路42では、スイッチ回路6
c,6dをサーボループ回路に並列に接続した例を示し
ている。
【0041】すなわち、差動増幅器4bから出力される
差信号が抵抗R5,R6とコンデンサC3からなる時定数
回路7cに入力され、この時定数回路7cの抵抗R5,
R6の接続点とアースとの間にスイッチ回路6cが接続
されている。また、加算増幅器5bから出力される和信
号が抵抗R7,R8とコンデンサC4からなる時定数回路
7dに入力され、この時定数回路7dの抵抗R7,R8の
接続点とアースとの間にスイッチ回路6dが接続されて
いる。この時定数回路7c,7dは前述と同様に入力電
圧を平均化若しくは平滑化する回路である。この時定数
回路7c,7dは前記数1と同様に略同一の伝達関数を
有する。
【0042】コンパレータ回路8bは、前述と同様に、
和信号に対応する時定数回路7dの出力信号と基準電圧
Refとを比較し、その結果に基づいてスイッチ回路6
cおよび6dのON/OFFを制御する。ここで、コン
パレータ回路8bは、前記とは逆に、時定数回路7dの
出力電圧が基準電圧Refよりも小さいときスイッチ回
路6cおよび6dをスイッチOFFさせるよう制御し、
時定数回路7dの出力電圧が基準電圧Refよりも大き
いときスイッチ回路6cおよび6dをスイッチON(導
通)させるよう制御する。これは、スイッチ回路6c,
6dが時定数回路7c,7dに対して並列に接続されて
いるからである。
【0043】また、差信号を平均化した時定数回路7c
の出力信号は、位相補償回路9bに入力されて前述のよ
うに位相進み補償され、位相進み補償された信号は、駆
動回路10bに入力されて駆動電流に変換され、フォー
カシング用コイル21に印加される。この駆動電流に応
じて対物レンズ22がZ軸方向に微少駆動される。
【0044】フォーカシング制御回路42の動作例を説
明すると、いま、コンパレータ回路8bに入力される信
号電圧の関係が、「時定数回路7dの出力電圧が基準電
圧Refよりも小さい」場合、スイッチ回路6cおよび
6dをOFFさせるよう制御される。これにより時定数
回路7cおよび7dに差動増幅器4bからの前記差信号
及び加算増幅器5bからの前記和信号が夫々入力され、
その出力電圧は時間とともに上昇する。従って、時定数
回路7dの出力電圧が徐々に上昇して、やがて「時定数
回路7dの出力電圧が基準電圧Refよりも大きく」な
ると、コンパレータ回路8bはスイッチ回路6c,6d
をONさせる。これにより時定数回路7cおよび7dの
出力電圧は時間とともに降下する。このように、基準電
圧Refに対する時定数回路7dの出力電圧の上昇/下
降に応じて、スイッチ回路6c,6dをOFF/ON動
作を繰り返す。ここで、この一連のスイッチング動作
は、受光素子3aの光検出出力電圧に比例して行われ
る。すなわち、その光検出出力電圧が高くなれば相対的
により高速でスイッチングされ、逆に、その光検出出力
電圧が低くなれば相対的により低速でスイッチングが行
われる。これによりサーボループ内のゲインは常に適正
ゲインを維持するよう作用する。
【0045】なお、上述では、トラッキング制御回路4
1のスイッチ回路6a,6bがサーボループ回路内に直
列に接続した一例を示し、フォーカシング制御回路42
のスイッチ回路6c,6dがサーボループ回路内に並列
に接続した一例を示しが、これは逆であってもよいし、
両者共にスイッチ回路を直列に又は並列に接続するよう
にしてもよい。スイッチ回路6a〜6dをサーボループ
回路内に直列に接続するかあるいは並列に接続するか
は、設計事項である。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、次のよう
な効果を得ることができる。 (1)光記録媒体の記録層における反射率が変ってもサ
ーボループ内のゲインを一定に保つことができるので、
トラッキング制御あるいはフォーカシング制御などのサ
ーボ制御に際して、光記録媒体の記録層における反射率
の差異に影響されない常に適正なサーボ制御ができる。 (2)記録時も再生時と同じサーボループゲインを達成
することができるので、トラッキング制御あるいはフォ
ーカシング制御などのサーボ制御を常に適正に行なうこ
とができる。 (3)周波数応答性が良い。 (4)高価なアナログ割算回路を使用せず、時定数回路
とスイッチ回路で構成できるので、安価な回路構成であ
りながら、正確なトラッキング制御あるいはフォーカシ
ング制御を行なうことができ、記録再生の精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う光学的記録再生装置におけるトラ
ッキング制御回路およびフォーカシング制御回路の一実
施例を示す回路図。
【図2】図1の実施例の動作を説明するための要部タイ
ミングチャート。
【図3】本発明で応用可能な光学的記録再生装置の光学
系の構成例を示す概略斜視図。
【図4】本発明で応用可能な光カードの構成例を示す平
面図。
【図5】同光カードの記録層の詳細例を示す拡大図。
【図6】従来技術のトラッキング制御回路の一例を示す
回路図。
【図7】従来技術のトラッキング制御回路の別の例を示
す回路図。
【図8】図7の動作を説明するためのタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
11 光カード 12 記録・再生領域 13 ガイドトラック 14 データトラック 2 光ヘッド 3,3’ 光検出器 3a,3b,3c,3'a,3'b,3'c 受光素子 4a,4b 差動増幅器 5a,5b 加算増幅器 6a,6b,6c,6d スイッチ回路 7a,7b,7c,7d 時定数回路 8a,8b コンパレータ回路 9a,9b 位相補償回路 10a,10b 駆動回路 20 トラッキング用コイル 21 フォーカシング用コイル 22 対物レンズ 41 トラッキング制御回路 42 フォーカシング制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から発生したレーザ光を光記
    録媒体に照射することに基づき該光記録媒体に対する情
    報の記録又は再生を行なう光学的記録再生装置であっ
    て、前記光記録媒体からのレーザ光スポットの反射光を
    受光し、その受光量に基づきエラー信号を検出し、検出
    したエラー信号に応じて該光記録媒体に対する該光スポ
    ットの生成を制御するサーボ制御ループを具備する光学
    的記録再生装置において、 前記サーボ制御ループ内に設けられ、前記エラー信号を
    スイッチ制御するスイッチ手段と、 前記サーボ制御ループ内に設けられ、前記スイッチ手段
    でスイッチ制御されたエラー信号を平滑化する平滑化手
    段と、 前記反射光の受光量をモニタし、前記サーボ制御ループ
    のループゲインを所定基準に保つように前記スイッチ手
    段のスイッチ動作を制御する制御手段とを具えたことを
    特徴とする光学的記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、 前記反射光の受光量を検出する検出手段と、 検出した受光量信号をスイッチ制御する第2のスイッチ
    手段と、 前記第2のスイッチ手段でスイッチ制御された受光量信
    号を平滑化する第2の平滑化手段と、 前記第2の平滑化手段の出力信号と所定基準信号とを比
    較し、この比較結果に応じて前記各スイッチ手段のスイ
    ッチ動作を制御するスイッチング制御手段とを具えたも
    のである請求項1に記載の光学的記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ手段は、対応する前記平滑
    化手段に対して直列に設けられたものである請求項1又
    は2に記載の光学的記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ手段は、対応する前記平滑
    化手段に対して並列に設けられたものである請求項1又
    は2に記載の光学的記録再生装置。
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