JP2009134827A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009134827A
JP2009134827A JP2007311093A JP2007311093A JP2009134827A JP 2009134827 A JP2009134827 A JP 2009134827A JP 2007311093 A JP2007311093 A JP 2007311093A JP 2007311093 A JP2007311093 A JP 2007311093A JP 2009134827 A JP2009134827 A JP 2009134827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
liquid crystal
signal
characteristic value
signal characteristic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007311093A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Asai
勉 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP2007311093A priority Critical patent/JP2009134827A/ja
Publication of JP2009134827A publication Critical patent/JP2009134827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

【課題】光ディスク再生装置において、受光信号の信号特性値を改善するために液晶素子の液晶屈折率を最適化するのに要する時間を短縮する。
【解決手段】光ディスク再生装置は、液晶素子の液晶屈折率を最小屈折率になるように調整して(#1)、液晶素子の液晶屈折率が安定するまで待機し(#2)、その後、液晶素子の液晶屈折率を最大屈折率になるように調整して(#3)、液晶屈折率が最小屈折率から最大屈折率になるまでの間に、RF信号のジッタ値を複数回測定する(#4)。そして、それらの測定結果に基いて(測定したRF信号のジッタ値と、液晶屈折率を最大屈折率になるように調整した時刻から各RF信号のジッタ値を測定した時刻までの経過時間とに基いて)、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるときの液晶屈折率である最適屈折率を算出し(#5〜#7)、液晶素子の液晶屈折率を最適屈折率となるように調整する(#8)。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばCDやDVD等の光ディスクから情報を再生する光ディスク再生装置に関するものである。
従来から、光ディスク再生装置は、光ディスクを回転させながら、半導体レーザから対物レンズを介して光ディスクに光を照射して、光ディスクからの反射光をフォトダイオードで受光し、そして、フォトダイオードから出力される受光信号から、光ディスクに形成されているピットの有無に対応して変化するRF信号を生成し、そのRF信号に基いて、光ディスクに形成されているピットにより表現される情報を再生するようになっている。
ところで、RF信号にジッタがあると、ピットによる信号波形をノイズと区別できないことがあり、光ディスクからの情報の再生性能が劣化する。また、RF信号のジッタ値が大きくなるほど、再生性能が劣化する。ジッタとは、信号パルスの時間軸上の位置誤差(進み、遅れ)のことである。RF信号のジッタ値は、フォトダイオードから出力される受光信号の信号特性値の1つである。RF信号のジッタ値は、光ディスクに照射される光の収差(光線収差、波面収差)による影響によって変化する。
そこで、半導体レーザから光ディスクに至る光路中に液晶素子を配置して、半導体レーザから出射された光を液晶素子を透過させて光ディスクに照射するようにし、そして、液晶素子の液晶屈折率を変化させることにより、光ディスクに照射される光の収差による影響を変化させて、RF信号のジッタ値を改善するようにした光ディスク再生装置がある。すなわち、この光ディスク再生装置では、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるように液晶素子の液晶屈折率を最適化する液晶屈折率最適化動作を行うようになっている。
このような構成の光ディスク再生装置では、RF信号のジッタ値は、図7に示すように、液晶素子の液晶屈折率に依存して変化し、液晶屈折率がある特定の屈折率のときに最小値(極小値)になり、その特定の屈折率の近傍で2次曲線的に変化する。
従って、図7に示すように、複数の異なる液晶屈折率でRF信号のジッタ値P(i=1、2、・・・)を測定することにより、それら測定したジッタ値Pとジッタ値Pを測定したときの液晶屈折率に基いて、RF信号のジッタ値が最小(極小)になるときの液晶屈折率である最適屈折率nを求めることができる。そして、液晶屈折率を最適屈折率nとなるように調整することにより、RF信号のジッタ値を最小になるように改善して、光ディスクからの情報の再生性能を向上することができる。
従来では、図8に示すようにして、液晶屈折率最適化動作を行っている。すなわち、まず、液晶素子の液晶屈折率をある所定の屈折率になるように調整し(#81)、液晶屈折率がその調整した屈折率になって安定するまで(例えば200ms)待機する(#82)。液晶素子の液晶屈折率は、ある屈折率になるように調整すると、時間の経過につれて次第に変化して、その調整した屈折率になる。液晶素子の液晶屈折率をある屈折率になるように調整したときから、液晶屈折率がその調整した屈折率になって安定するまでには、およそ200msの時間を要する。そして、液晶素子の液晶屈折率が安定するまで待機した後、RF信号のジッタ値を測定する(#83)。
ここで、追加測定が必要であるか否かを判断し(#84)、追加測定が必要であると判断されると(#84でYES)、上記#81において液晶屈折率を別の所定の屈折率になるように調整して、上記#81以降の処理を繰り返す。すなわち、#84において追加測定が必要でないと判断されるまで、液晶屈折率を異なる屈折率になるように調整してRF信号のジッタ値を測定する動作が繰り返され、これにより、複数の異なる液晶屈折率でのRF信号のジッタ値が測定される。
上記#84における追加測定が必要であるか否かの判断は、それまでに上記#83において測定したジッタ値に基いて行い、上記#83において測定したジッタ値が3回以上連続して小さくなった後に3回連続して大きくなった場合に、追加測定が必要でないと判断し、それ以外の場合には、追加測定が必要であると判断する。
そして、追加測定が必要でないと判断されると(#84でNO)、それまでの測定結果(すなわち、それまでに上記#83においてRF信号のジッタ値を測定したときの屈折率と、その屈折率で測定したRF信号のジッタ値)に基いて、液晶屈折率とRF信号のジッタ値との関係を示す特性曲線を算出し(#85)、その特性曲線から、RF信号のジッタ値が最小(極小)になるときの液晶屈折率である最適屈折率を算出する(#86)。最後に、液晶素子の液晶屈折率を最適屈折率となるように調整する(#87)。これにより、RF信号のジッタ値が最小になるように液晶屈折率が最適化される。従来では、このようにして、液晶屈折率最適化動作を行っている。
なお、フォトダイオードから出力される受光信号の信号特性値としては、RF信号のジッタ値のほかに、RF信号の振幅値やTE信号の振幅値がある。TE信号とは、半導体レーザから出射されて対物レンズにより集光される光の集光点の、光ディスクの記録トラックから半径方向へのずれ量に対応する信号である。
RF信号の振幅値が小さい場合にも、ピットによる信号波形をノイズと区別できないことがあり、光ディスクからの情報の再生性能が劣化する。また、RF信号の振幅値が小さくなるほど、再生性能が劣化する。RF信号の振幅値は、半導体レーザから光ディスクに至る光路中に配置された液晶素子の液晶屈折率に依存して変化し、液晶屈折率がある特定の屈折率のときに最大値(極大値)になり、その特定の屈折率の近傍で2次曲線的に変化する。また、RF信号の振幅値とTE信号の振幅値の間には、相関関係があり、TE信号の振幅値は、RF信号の振幅値と同様に、液晶屈折率がある特定の屈折率(RF信号の振幅値が最大値になるときの屈折率)のときに最大値(極大値)になり、その特定の屈折率の近傍で2次曲線的に変化する。
従って、液晶屈折率最適化動作は、RF信号のジッタ値が最小になるように液晶素子の液晶屈折率を最適化することに代えて、RF信号の振幅値又はTE信号の振幅値が最大になるように液晶素子の液晶屈折率を最適化して、行ってもよい。すなわち、RF信号のジッタ値を測定することに代えて、RF信号の振幅値又はTE信号の振幅値を測定し、それらの測定結果に基いて、RF信号の振幅値又はTE信号の振幅値が最大になるときの液晶屈折率を最適屈折率として求めて、液晶素子の液晶屈折率を最適化してもよい。このようにすれば、RF信号の振幅値を最大にすることができ、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
このような液晶屈折率最適化動作は、光ディスクが挿入されたときや、光ディスクからの情報の再生を開始するときに行われる。これは、液晶素子の液晶屈折率が同じであっても、光ディスクの種類、光ディスクの装着状態、光ディスクの固体バラツキ、光学系を構成する光学部品の温度変化や経時変化、光ディスク再生装置を構成する電子部品の温度変化や経時変化等によって、受光信号の信号特性値(RF信号のジッタ値、RF信号の振幅値、又はTE信号の振幅値)が変化するためである。
一方、半導体レーザから出射した光の収差を光ディスクで反射した光から検出し、その検出した収差を液晶素子によって相殺するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、屈折率の変化量が部分的に異なるようにした液晶素子によって、半導体レーザから出射した光の収差を補正するようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、RF信号とウォブル信号(光ディスクに形成された蛇行溝に対応する信号)の両方に基いて液晶素子の屈折率を制御して、光ディスクに照射する光のスポット特性を調整することにより、RF信号とウォブル信号の両方に対して適当なS/Nを保つようにした光ディスク再生装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。また、液晶材料の弾性定数比やアンカリング強度などの光学特性を、外場を与える大規模な装置を使用することなく測定できるようにした液晶材料の物性測定方法が知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開平9−35319号公報 特開2005−148654号公報 特開2005−158093号公報 特開2006−337288号公報
ところが、上述した従来の液晶屈折率最適化動作においては、最適屈折率を算出するために、液晶屈折率を異なる屈折率になるように調整して、その屈折率で受光信号の信号特性値(RF信号のジッタ値、RF信号の振幅値、又はTE信号の振幅値)を測定する動作を繰り返している。このため、液晶屈折率を異なる屈折率になるように調整する都度、液晶屈折率が安定するまで(例えば200ms)待機しなければならず、最適屈折率を算出するのに時間がかかる。図7に示した例では、RF信号のジッタ値の測定が6回(すなわち液晶屈折率の調整が6回)行われるため、液晶屈折率が安定するまで待機する時間として合計1200msの時間を費やすことになり、最適屈折率を算出するのに1200ms以上の時間がかかることになる。その結果、液晶屈折率を最適化するのに要する時間が長くなり、光ディスクからの情報の再生が開始されるまでの時間が遅くなる。なお、上述した特許文献1乃至特許文献5に開示の内容を適用したとしても、上記の問題を解決することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、受光信号の信号特性値を改善するために液晶素子の液晶屈折率を最適化するのに要する時間を短縮することができる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、光を出射する発光手段と、発光手段から出射された光を光ディスク上に集光照射するための集光手段と、光ディスクからの反射光を受光して、その受光強度に応じた電圧レベルの受光信号を出力する受光手段とを備え、光ディスクを回転させながら、発光手段から出射された光を集光手段を介して光ディスクに照射し、受光手段から出力される受光信号に基いて、光ディスクに形成されているピットにより表現される情報を再生する光ディスク再生装置において、発光手段から光ディスクに至る光路中に配置され、発光手段から出射された光を透過させる液晶手段と、液晶手段の液晶屈折率を調整する液晶屈折率調整手段と、受光手段から出力される受光信号の信号特性値を測定する信号特性値測定手段と、信号特性値測定手段により測定される信号特性値に基いて、信号特性値が最適になるように、液晶屈折率を液晶屈折率調整手段により調整して最適化する液晶屈折率最適化手段とを備え、液晶屈折率最適化手段は、液晶屈折率を液晶屈折率調整手段により第1の屈折率になるように調整する第1の屈折率調整ステップと、第1の屈折率調整ステップの後、液晶屈折率が安定するまで待機する待機ステップと、待機ステップの後、液晶屈折率を液晶屈折率調整手段により第2の屈折率になるように調整する第2の屈折率調整ステップと、第2の屈折率設定ステップの後、液晶屈折率が第1の屈折率から第2の屈折率に変化するまでの間に、信号特性値を信号特性値測定手段により複数回測定する信号特性値測定ステップと、信号特性値測定ステップで信号特性値を測定したときの、第2の屈折率調整ステップで液晶屈折率を第2の屈折率になるように調整したときからの経過時間と、そのときの信号特性値とに基いて、信号特性値が最適になるときの液晶屈折率である最適屈折率を算出する最適屈折率算出ステップと、液晶屈折率が最適屈折率算出ステップで算出された最適屈折率となるように、液晶屈折率を液晶屈折率調整手段により調整して最適化する屈折率最適化ステップとを実行するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光ディスク再生装置において、液晶屈折率最適化手段は、最適屈折率算出ステップにおいて、信号特性値測定ステップで信号特性値を測定したときの、第2の屈折率調整ステップで液晶屈折率を第2の屈折率になるように調整したときからの経過時間と、そのときの信号特性値とに基いて、経過時間と信号特性値との関係を示す特性曲線を算出し、その特性曲線が極値をとるときの経過時間を求め、その極値をとるときの経過時間における液晶屈折率を最適屈折率として算出するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の光ディスク再生装置において、第1の屈折率は、液晶屈折率が変化し得る範囲の最小の屈折率であり、第2の屈折率は、液晶屈折率が変化し得る範囲の最大の屈折率であるものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の光ディスク再生装置において、信号特性値測定手段は、信号特性値として、光ディスクに形成されているピットに対応して検出されるRF信号のジッタ値を測定するものである。
請求項1の発明によれば、液晶屈折率が第1の屈折率にある状態から時間の経過につれて次第に変化して第2の屈折率になるまでの間に、受光信号の信号特性値が複数回測定される。すなわち、液晶屈折率が第1の屈折率にある状態から第2の屈折率になる間に、複数の異なる液晶屈折率で受光信号の信号特性値が測定される。そして、それら測定された信号特性値と、そのときの経過時間(液晶屈折率が第2の屈折率になるように調整されたときからの経過時間)とに基いて、受光信号の信号特性値が最適になるときの液晶屈折率である最適屈折率が算出され、その算出された最適屈折率となるように、液晶屈折率が調整されて最適化される。これにより、受光信号の信号特性値が最適となるように改善され、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
しかも、最適屈折率を算出するための複数の異なる液晶屈折率での受光信号の信号特性値の測定は、液晶屈折率を第1の屈折率にある状態から第2の屈折率になるように調整したときに、液晶屈折率が第1の屈折率にある状態から時間の経過につれて次第に変化して第2の屈折率になることを利用して、液晶屈折率が第1の屈折率にある状態から第2の屈折率になるまでに要する時間内に行われる。従って、最適屈折率を素早く算出することができ、その結果、液晶屈折率を最適化するのに要する時間を短縮することができる。
請求項2の発明によれば、液晶屈折率が第2の屈折率になるように調整されたときからの経過時間と信号特性値との関係を示す特性曲線から、容易に、最適屈折率を算出することができる。
請求項3の発明によれば、より精度良く、液晶屈折率が第2の屈折率になるように調整されたときからの経過時間と信号特性値との関係を示す特性曲線を算出して、最適屈折率を算出することができる。
請求項4の発明によれば、RF信号のジッタ値が最適となるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。
以下、本発明を具体化した実施形態による光ディスク再生装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による光ディスク再生装置の構成を示す。光ディスク再生装置1は、例えばCDやDVD等の光ディスク2から情報を再生する装置である。光ディスク再生装置1は、光ディスク2に光を照射して、光ディスク2からの反射光を受光することにより、光ディスク2から情報を再生するようになっている。この光ディスク再生装置1は、光ディスク2に照射する光の収差(光線収差、波面収差)による影響を変化させて、光ディスク2からの情報の再生性能を向上させる機能を備えている。
光ディスク再生装置1は、ディスクセンサ11と、スピンドルモータ12と、光ピックアップ13と、シークモータ14と、レーザ駆動部15と、信号処理部16と、サーボ制御部17と、再生処理部18と、画像/音声デコーダ19とを備える。また、光ディスク再生装置1は、ジッタ値測定部20と、液晶屈折率調整部21と、メモリ22と、リモコン23と、リモコン受信部24と、光ディスク再生装置1を制御するためのCPU、ROM、及びRAM等を含む制御部25等を備える。制御部25のROMには、光ディスク再生装置1の動作を制御するためのプログラムや各種データが記憶されている。
ディスクセンサ11は、光ディスク2がディスク挿入部(不図示)から挿入されたことを検出し、光ディスク2が挿入されたことを示すディスク検出信号を出力する。ディスク挿入部に挿入された光ディスク2は、制御部25による制御のもと、ディスク装着機構(不図示)によって、スピンドルモータ12に装着される。スピンドルモータ12は、制御部25による制御のもと、回転駆動され、装着された光ディスク2を回転させる。
光ピックアップ13は、光ディスク2に光を照射すると共に光ディス2からの反射光を受光する光学系をユニット化したものである。光ピックアップ13は、半導体レーザ31、コリメートレンズ32、ビームスプリッタ33、対物レンズ34、受光レンズ35、フォトダイオード36、及び液晶素子37等の光学部品を有し、これらの光学部品により、光ディスク2に光を照射すると共に光ディス2からの反射光を受光する光学系を構成している。また、光ピックアップ13は、フォーカシングアクチュエータ38、及びトラッキングアクチュエータ39等を有する。
半導体レーザ31は、レーザ駆動部15により駆動されてレーザ光を出射する。半導体レーザ31から出射された光は、コリメートレンズ32によりコリメート化され、ビームスプリッタ33を透過し、液晶素子37を透過した後、対物レンズ34により集光されて、光ディスク2上に照射される。光ディスク2上に照射された光は、光ディスク2により反射される。光ディスク2により反射された光は、対物レンズ34によりコリメート化され、液晶素子37を透過し、ビームスプリッタ33により反射され、受光レンズ35によりフォトダイオード36上に集光される。
フォトダイオード36は、光ディスク2からの反射光を対物レンズ34、液晶素子37、ビームスプリッタ33、及び受光レンズ35を介して受光して、その受光強度に応じた電圧レベルの受光信号を出力する。半導体レーザ31等により、発光手段が構成され、コリメートレンズ32及び対物レンズ34等により、集光手段が構成され、フォトダイオード36等により、受光手段が構成され、液晶素子37等により、液晶手段が構成されている。
対物レンズ34は、レンズ支持機構(不図示)により、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向の位置、及びスピンドルモータ12に装着される光ディスク2の半径方向の位置が変化し得るように支持されている。
液晶素子37は、液晶が透明電極に挟まれた構成をしており、透明電極に印加される電圧の大きさに応じて、液晶の屈折率(液晶屈折率)が変化するようになっている。液晶素子37の透明電極に印加される電圧(すなわち液晶素子37の液晶屈折率)は、液晶屈折率調整部21による制御のもと、調整される。液晶屈折率調整部21により、液晶屈折率調整手段が構成されている。
この液晶素子37は、ビームスプリッタ33と対物レンズ34の間(すなわち半導体レーザ31から光ディスク2に至る光路中)に配置されており、半導体レーザ31から出射された光を透過させる。従って、液晶素子37の液晶屈折率が変化することにより、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の収差(光線収差及び波面収差)が変化する。
フォーカシングアクチュエータ38は、サーボ制御部17による制御のもと、駆動され、対物レンズ34の位置をスピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に変化させる。この対物レンズ34の位置の変化により、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の情報記録面と垂直な方向に変化する。
トラッキングアクチュエータ39は、サーボ制御部17による制御のもと、駆動され、対物レンズ34の位置をスピンドルモータ12に装着される光ディスク2の半径方向に変化させる。この対物レンズ34の位置の変化により、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が、スピンドルモータ12に装着される光ディスク2の半径方向に変化する。
シークモータ14は、制御部25による制御のもと、光ピックアップ13を光ディスク2の半径方向に移動(シーク動作)させる。レーザ駆動部15は、制御部25による制御のもと、半導体レーザ31を発光させる。
信号処理部16は、フォトダイオード36から出力される受光信号から、RF信号、FE信号、及びTE信号を生成する。FE信号とは、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の、光ディスク2の情報記録面からの情報記録面と垂直な方向へのずれ量に対応する信号である。TE信号とは、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の、光ディスク2の記録トラックから半径方向へのずれ量に対応する信号である。RF信号とは、光ディスク2の記録トラックに形成されているピットの有無に対応して変化する信号である。
サーボ制御部17は、信号処理部16により生成されたFE信号に基いて、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が光ディスク2の情報記録面上に位置する状態を保つように、フォーカシングアクチュエータ37の駆動(すなわち光ディスク2の情報記録面と垂直な方向における対物レンズ34の位置)を制御する。また、サーボ制御部17は、信号処理部16により生成されたTE信号に基いて、半導体レーザ31から出射されて対物レンズ34により集光される光の集光点の位置が光ディスク2の記録トラック上に位置する状態を保つように、トラッキングアクチュエータ38の駆動(すなわち光ディスク2の半径方向における対物レンズ34の位置)を制御する。
再生処理部18は、信号処理部16により生成されたRF信号に基いて、光ディスク2に形成されているピットを検出し、その検出したピットの配列に基いて、ピットの配列により表現される情報(「0」及び「1」により2値化された2値化データ)を再生する。画像/音声デコーダ19は、制御部5による制御のもと、再生処理部18により再生された情報(2値化データ)に基いて、画像データ及び音声データを生成する。画像/音声デコーダ19により生成された画像データ及び音声データは、制御部25による制御のもと、外部機器90に出力され、光ディスク2から再生した情報による画像が外部機器90のディスプレイ91に表示されると共に、光ディスク2から再生した情報による音声が外部機器90のスピーカ92から出力される。
ジッタ値測定部20は、信号処理部16から出力されるRF信号のジッタ値を測定する。ジッタとは、信号パルスの時間軸上の位置誤差(進み、遅れ)のことである。すなわち、RF信号のジッタ値とは、RF信号の時間軸上の位置誤差のことである。RF信号のジッタ値は、フォトダイオード36から出力される受光信号の信号特性値の1つである。ジッタ値測定部20により、信号特性値測定手段が構成されている。
液晶屈折率調整部21は、制御部25による制御のもと、制御部25から出力される屈折率制御信号に基いて、液晶素子37の液晶屈折率が屈折率制御信号の示す屈折率となるように、液晶素子37の透明電極に印加する電圧(すなわち液晶素子37の液晶屈折率)を調整する。メモリ22は、制御部25による制御のもと、ジッタ値測定部20により測定したRF信号のジッタ値を示すデータや、ジッタ値測定部20によりRF信号のジッタ値を測定したときの、液晶素子37の液晶屈折率を調整したときからの経過時間を示すデータ等、各種データを記憶する。また、メモリ22は、液晶素子37の液晶屈折率を調整したときからの経過時間と液晶屈折率との対応関係を予め記憶している。
リモコン23は、光ディスク再生装置1の各種動作を指示するためにユーザに操作される各種操作キーを備えており、各種操作キーが操作されることにより、その操作に対応付けられた赤外線信号を送出する。リモコン受信部24は、リモコン23から送出された赤外線信号を受信して電気信号に変換し、リモコン23の操作に対応するリモコン受信信号を出力する。
制御部25は、リモコン受信部24から出力されるリモコン受信信号を基にリモコン23の操作による指示内容を判断すると共に、ディスクセンサ11から出力されるディスク検出信号を基に光ディスク2の挿入有無を判断し、リモコン23の操作及び光ディスク2の挿入状況に基いて、光ディスク2から情報を再生する情報再生動作、液晶素子37の液晶屈折率を最適化する液晶屈折率最適化動作等、光ディスク再生装置1の各種動作を制御する。制御部25により、液晶屈折率最適化手段が構成されている。
図2は、上記光ピックアップ13のフォトダイオード36及び信号処理部16の構成を示す。フォトダイオード36は、4つの受光領域D1、D2、D3、D4に分割されており、受光領域D1の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E1、受光領域D2の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E2、受光領域D3の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E3、受光領域D4の受光強度に応じた電圧レベルの受光信号E4を出力するようになっている。光ディスク2により反射された光は、受光レンズ35により、非点収差を持って、フォトダイオード36の4つの受光領域D1、D2、D3、D4に跨るように集光照射される(図中Fは、フォトダイオード36上に集光照射された光を示している)。
信号処理部16は、フォトダイオード36の受光信号E1とE2を加算する加算回路61、フォトダイオード36の受光信号E3とE4を加算する加算回路62、フォトダイオード36の受光信号E1とE3を加算する加算回路63、及びフォトダイオード36の受光信号E2とE4を加算する加算回路64を有している。また、信号処理部16は、加算回路61の加算出力と加算回路62の加算出力を加算する加算回路65、加算回路61の加算出力と加算回路62の加算出力との差を求める減算回路66、及び加算回路63の加算出力と加算回路64の加算出力との差を求める減算回路67を有している。
信号処理部16は、加算回路61、加算回路62、及び加算回路65によってRF信号を生成する。すなわち、信号処理部16は、E1+E2+E3+E4によってRF信号を生成する。また、信号処理部16は、加算回路61、加算回路62、及び減算回路66によってTE信号を生成する。すなわち、信号処理部16は、いわゆるプッシュプル法により、(E1+E2)−(E3+E4)によってTE信号を生成する。また、信号処理部16は、加算回路63、加算回路64、及び減算回路67によってFE信号を生成する。すなわち、信号処理部16は、いわゆる非点収差法により、(E1+E3)−(E2+E4)によってFE信号を生成する。
光ディスク2から情報を再生する情報再生動作は、制御部25による制御のもと、以下のようにして行われる。情報再生動作では、まず、スピンドルモータ12により光ディスク2を回転させながら、光ピックアップ13により光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する。そして、そのときに信号処理部16により生成されるRF信号に基いて(すなわち光ピックアップ13のフォトダイオード36から出力される受光信号に基いて)、再生処理部18により光ディスク2のピットの表現する情報を再生する。情報再生動作は、このようにして行われる。
液晶素子37の液晶屈折率を最適化する液晶屈折率最適化動作は、RF信号のジッタ値が最適になるように(RF信号の時間軸上の位置誤差が最も小さくなるように)、液晶素子37の液晶屈折率を調整する動作である。この液晶屈折率最適化動作は、制御部25による制御のもと、以下のようにして行われる。
液晶屈折率最適化動作では、まず、情報再生動作と同様に、スピンドルモータ12により光ディスク2を回転させながら、光ピックアップ13により光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する。
続いて、その状態で、液晶素子37の液晶屈折率を最小屈折率(変化し得る範囲の最小の屈折率)にある状態から最大屈折率(変化し得る範囲の最大の屈折率)になるように液晶屈折率調整部21により調整して、液晶素子37の液晶屈折率が最小屈折率から最大屈折率になるまでの間に、信号処理部16で生成されるRF信号のジッタ値をジッタ値測定部20により複数回測定する。
そして、それら測定されたジッタ値と、それらジッタ値を測定したときの、液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間とに基いて、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるときの液晶屈折率である最適屈折率を算出し、液晶素子37の液晶屈折率を最適屈折率となるように液晶屈折率調整部21により調整して最適化する。液晶屈折率最適化動作は、このようにして行われる。
このように液晶屈折率最適化動作を行うことにより、RF信号のジッタ値が最小となるように改善されて、光ディスク2からの情報の再生性能が向上する。液晶屈折率最適化動作は、光ディスク2が挿入されたときや、光ディスク2から情報の再生を開始するときに行われ、液晶屈折率最適化動作で最適化された液晶屈折率において、情報再生動作が行われる。
液晶素子37の液晶屈折率は、ある屈折率になるように調整すると、時間の経過につれて次第に変化して、その調整した屈折率になる。すなわち、液晶素子37の液晶屈折率をある屈折率に調整したときからの経過時間と液晶屈折率との間には対応関係がある。また、液晶素子37の液晶屈折率をある屈折率になるように調整したときから、液晶屈折率がその調整した屈折率になって安定するまでには、およそ200msの時間を要する。
図3は、液晶素子37の液晶屈折率を最小屈折率にある状態から最大屈折率になるように調整したときにおける、最大屈折率になるように調整したときからの経過時間と液晶屈折率との対応関係を示す。図3に示すように、液晶素子37の液晶屈折率が最小屈折率にある状態のときに、時刻Tsで液晶屈折率を最大屈折率になるように調整すると、液晶屈折率は、時間の経過につれて(時間の経過に比例して)最小屈折率から次第に大きくなり、時刻Teで最大屈折率になる。液晶屈折率を最大屈折率になるように調整した時刻Tsから、液晶屈折率が最大屈折率になる時刻Teまでには、およそ200msの時間を要する。
この図3に示す、液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間と液晶屈折率との対応関係は、上記メモリ22に予め記憶されており、上記液晶屈折率最適化動作において、この図3に示す対応関係を用いて、最適屈折率が算出される。
図4は、上記液晶屈折率最適化動作のフローチャートを示す。液晶屈折率最適化動作では、まず、制御部25は、スピンドルモータ12により光ディスク2を回転させ、また、光ピックアップ13により光ディスク2に光を照射すると共に光ディスク2からの反射光を受光する状態にする。
続いて、制御部25は、液晶屈折率調整部21により、液晶素子37の液晶屈折率を最小屈折率になるように調整して(#1)、液晶素子37の液晶屈折率が安定するまで(例えば200ms)待機し(#2)、その後、液晶屈折率調整部21により、液晶素子37の液晶屈折率を最大屈折率になるように調整する(#3)。
ここで、制御部25は、液晶素子37の液晶屈折率が最小屈折率から最大屈折率になるまでの間に、ジッタ値測定部20により、RF信号のジッタ値を複数回測定する(#4)。すなわち、制御部25は、図5に示すように、液晶素子37の液晶屈折率を最大屈折率になるように調整した時刻Tsから、液晶屈折率が最大屈折率になる時刻Teまで、所定時間(例えば15ms)経過毎に、RF信号のジッタ値P(i=1、2、・・・)を測定する。
このとき、液晶素子37の液晶屈折率は、時間の経過につれて次第に変化して最大屈折率になるため、RF信号のジッタ値Pは、各々、異なる液晶屈折率で測定されることになる。つまり、液晶屈折率が最小屈折率から最大屈折率になるまでの間に、複数の異なる液晶屈折率でRF信号のジッタ値Pが測定されることになる。
そして、制御部25は、それらの測定結果(上記#4の処理で測定したRF信号のジッタ値Pと、液晶屈折率を最大屈折率になるように調整した時刻Tsから各RF信号のジッタ値Pを測定した時刻までの経過時間と)に基いて、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるときの液晶屈折率である最適屈折率を算出する(#5〜#7)。
すなわち、制御部25は、それらの測定結果に基いて、図5に示すように、液晶屈折率を最大屈折率になるように調整した時刻Tsからの経過時間とRF信号のジッタ値との関係を示す特性曲線Cを算出し(#5)、その特性曲線Cが最小をとる(すなわちRF信号のジッタ値が最小をとる)ときの経過時間Tを算出する(#6)。経過時間Tにおいて、RF信号のジッタ値が最小をとるということは、経過時間Tのときの液晶屈折率において、RF信号のジッタ値が最小をとるということである。そして、制御部25は、特性曲線Cが極小値をとるときの経過時間Tから、図6に示すように、メモリ22に予め記憶されている液晶屈折率を最大屈折率になるように調整した時刻Tsからの経過時間と液晶屈折率との対応関係を参照して、経過時間Tのときの液晶屈折率nを算出し、その液晶屈折率nを最適屈折率とする(#7)。
最後に、制御部25は、液晶屈折率調整部21により、液晶素子37の液晶屈折率を最適屈折率となるように調整する(#8)。これにより、RF信号のジッタ値が最小になるように液晶素子37の液晶屈折率が最適化される。
このように、上記構成の光ディスク再生装置1によれば、液晶素子37の液晶屈折率が最小屈折率にある状態から時間の経過につれて次第に変化して最大屈折率になるまでの間に、RF信号のジッタ値が複数回測定される。すなわち、液晶屈折率が最小屈折率にある状態から最大屈折率になる間に、複数の異なる液晶屈折率でRF信号のジッタ値が測定される。そして、それら測定されたRF信号のジッタ値と、そのときの経過時間(液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間)とに基いて、RF信号のジッタ値が最小(最適)になるときの液晶屈折率である最適屈折率が算出され、その算出された最適屈折率となるように、液晶素子37の液晶屈折率が調整されて最適化される。これにより、RF信号のジッタ値が最小となるように改善され、光ディスク2からの情報の再生性能が向上する。
しかも、最適屈折率を算出するための複数の異なる液晶屈折率でのRF信号のジッタ値の測定は、液晶素子37の液晶屈折率を最小屈折率にある状態から最大屈折率になるように調整したときに、液晶屈折率が最小屈折率にある状態から時間の経過につれて次第に変化して最大屈折率になることを利用して、液晶屈折率が最小屈折率にある状態から最大屈折率になるまでに要する時間内に行われる。すなわち、最適屈折率を算出するために行う液晶屈折率の調整は2回(最小屈折率にする調整と最大屈折率にする調整)で済み、最適屈折率を算出するときに液晶屈折率が安定するまで待機する時間は合計400msでよい。従って、最適屈折率を素早く算出することができ、その結果、液晶屈折率を最適化するのに要する時間を短縮することができる。
また、液晶素子37の液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間とRF信号のジッタ値との関係を示す特性曲線から、容易に、最適屈折率を算出することができる。また、液晶素子37の最小屈折率から最大屈折率の範囲における複数の異なる液晶屈折率でRF信号のジッタ値が測定されるため、より精度良く、液晶屈折率が最大屈折率になるように調整されたときからの経過時間と信号特性値との関係を示す特性曲線を算出して、最適屈折率を算出することができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、液晶屈折率最適化動作は、RF信号のジッタ値が最小になるように液晶素子の液晶屈折率を最適化することに代えて、RF信号の振幅値又はTE信号の振幅値が最大になるように液晶素子の液晶屈折率を最適化して、行ってもよい。このようにすれば、RF信号の振幅値が最大(最適)となるように改善されて、光ディスクからの情報の再生性能が向上する。また、液晶屈折率最適化動作は、光ディスクの内周側の領域から情報を再生するときと、外周側の領域から情報を再生するときの、それぞれで行ってもよい。
また、液晶屈折率最適化動作において、液晶素子の液晶屈折率を最小屈折率から最大屈折率になるように調整して、液晶屈折率が最小屈折率から最大屈折率になるまでの間にRF信号のジッタ値を複数回測定することに代えて、液晶素子の液晶屈折率をある屈折率(例えば最大屈折率)から別の屈折率(例えば最小屈折率)になるように調整して、液晶屈折率がある屈折率から別の屈折率になるまでの間にRF信号のジッタ値を複数回測定するようにしてもよい。また、液晶素子は、ビームスプリッタと対物レンズの間に限られず、半導体レーザから光ディスクに至る光路中であれば、例えば半導体レーザとコリメートレンズの間やコリメートレンズとビームスプリッタの間等、どこに配置されていてもよい。
本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置の概略構成を示す電気的ブロック構成図。 同光ディスク再生装置のフォトダイオード及び信号処理部の構成を示す図。 同光ディスク再生装置の液晶素子の液晶屈折率を最小屈折率にある状態から最大屈折率になるように調整したときの、液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間と液晶屈折率との関係を示す図。 同光ディスク再生装置の液晶屈折率最適化動作を示すフローチャート。 同光ディスク再生装置の液晶屈折率最適化動作においてRF信号のジッタ値を測定したときの、液晶素子の液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間とRF信号のジッタ値との関係を示す図。 同光ディスク再生装置の液晶屈折率最適化動作においてRF信号のジッタ値を測定したときの、液晶素子の液晶屈折率を最大屈折率になるように調整したときからの経過時間と液晶屈折率との関係を示す図。 従来の光ディスク再生装置の液晶屈折率とRF信号のジッタ値との関係を示す図。 従来の光ディスク再生装置の液晶屈折率最適化動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 光ディスク再生装置
2 光ディスク
11 ディスクセンサ
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ
14 シークモータ
15 レーザ駆動部
16 信号処理部
17 サーボ制御部
18 再生処理部
19 画像/音声デコーダ
20 ジッタ値測定部
21 液晶屈折率調整部
22 メモリ
23 リモコン
24 リモコン受信部
25 制御部
31 半導体レーザ
32 コリメートレンズ
33 ビームスプリッタ
34 対物レンズ
35 受光レンズ
36 フォトダイオード
37 液晶素子
38 フォーカシングアクチュエータ
39 トラッキングアクチュエータ
90 外部機器
91 ディスプレイ
92 スピーカ

Claims (4)

  1. 光を出射する発光手段と、前記発光手段から出射された光を光ディスク上に集光照射するための集光手段と、前記光ディスクからの反射光を受光して、その受光強度に応じた電圧レベルの受光信号を出力する受光手段とを備え、
    前記光ディスクを回転させながら、前記発光手段から出射された光を前記集光手段を介して前記光ディスクに照射し、前記受光手段から出力される受光信号に基いて、前記光ディスクに形成されているピットにより表現される情報を再生する光ディスク再生装置において、
    前記発光手段から前記光ディスクに至る光路中に配置され、前記発光手段から出射された光を透過させる液晶手段と、
    前記液晶手段の液晶屈折率を調整する液晶屈折率調整手段と、
    前記受光手段から出力される受光信号の信号特性値を測定する信号特性値測定手段と、
    前記信号特性値測定手段により測定される信号特性値に基いて、前記信号特性値が最適になるように、前記液晶屈折率を前記液晶屈折率調整手段により調整して最適化する液晶屈折率最適化手段とを備え、
    前記液晶屈折率最適化手段は、
    前記液晶屈折率を前記液晶屈折率調整手段により第1の屈折率になるように調整する第1の屈折率調整ステップと、
    前記第1の屈折率調整ステップの後、前記液晶屈折率が安定するまで待機する待機ステップと、
    前記待機ステップの後、前記液晶屈折率を前記液晶屈折率調整手段により第2の屈折率になるように調整する第2の屈折率調整ステップと、
    前記第2の屈折率設定ステップの後、前記液晶屈折率が前記第1の屈折率から前記第2の屈折率に変化するまでの間に、前記信号特性値を前記信号特性値測定手段により複数回測定する信号特性値測定ステップと、
    前記信号特性値測定ステップで前記信号特性値を測定したときの、前記第2の屈折率調整ステップで前記液晶屈折率を第2の屈折率になるように調整したときからの経過時間と、そのときの信号特性値とに基いて、前記信号特性値が最適になるときの液晶屈折率である最適屈折率を算出する最適屈折率算出ステップと、
    前記液晶屈折率が前記最適屈折率算出ステップで算出された最適屈折率となるように、前記液晶屈折率を前記液晶屈折率調整手段により調整して最適化する屈折率最適化ステップとを実行する、
    ことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記液晶屈折率最適化手段は、最適屈折率算出ステップにおいて、
    前記信号特性値測定ステップで前記信号特性値を測定したときの、前記第2の屈折率調整ステップで前記液晶屈折率を第2の屈折率になるように調整したときからの経過時間と、そのときの信号特性値とに基いて、前記経過時間と前記信号特性値との関係を示す特性曲線を算出し、その特性曲線が極値をとるときの経過時間を求め、その極値をとるときの経過時間における液晶屈折率を前記最適屈折率として算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記第1の屈折率は、前記液晶屈折率が変化し得る範囲の最小の屈折率であり、前記第2の屈折率は、前記液晶屈折率が変化し得る範囲の最大の屈折率である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記信号特性値測定手段は、前記信号特性値として、前記光ディスクに形成されているピットに対応して検出されるRF信号のジッタ値を測定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク再生装置。
JP2007311093A 2007-11-30 2007-11-30 光ディスク再生装置 Pending JP2009134827A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311093A JP2009134827A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 光ディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311093A JP2009134827A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 光ディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009134827A true JP2009134827A (ja) 2009-06-18

Family

ID=40866559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007311093A Pending JP2009134827A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 光ディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009134827A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265491A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
JP2007305181A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265491A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
JP2007305181A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006286132A (ja) ディスクドライブ装置および球面収差補正方法
WO2007111114A1 (ja) 光学式記録再生装置
JP2005158171A (ja) 光ピックアップ
US20080273432A1 (en) Processing method of optical disc recording/playback signal, optical disc recording/playback device and program
US8238206B2 (en) Optical disk device
JP2009134827A (ja) 光ディスク再生装置
EP1930888B1 (en) Optical disk apparatus with tilt correction mechanism
JP2008103029A (ja) 光ディスク再生装置、球面収差補正方法及び球面収差補正プログラム
US20070030772A1 (en) Optical disc apparatus
JP4518138B2 (ja) 光ディスク再生装置
JP2010079945A (ja) 光ディスク記録再生装置および光ディスク記録再生装置の光ピックアップの温度特性補正方法
JP2007234157A (ja) 光ディスク装置
WO2007058208A1 (ja) 光軸ズレ補正装置及び方法、並びにコンピュータプログラム
JP4520906B2 (ja) タンジェンシャルチルト検出装置および光ディスク装置
JP2011003254A (ja) 記録再生装置、温度特性補償演算係数の計算方法、再生装置
JP5273179B2 (ja) 光ディスク装置
JP4797796B2 (ja) 光ディスク再生装置、光ディスク再生方法及び光ディスク再生プログラム
JP2007305181A (ja) 光ディスク装置
KR101064562B1 (ko) 광 디스크의 기록 방법 및 광 디스크 기록 재생 장치
JP2010140570A (ja) 光ディスク装置
JP2007242138A (ja) 光ディスク装置
JP2007200381A (ja) 光ディスク装置運転方法および光ディスク装置
JP2006048831A (ja) 光ピックアップ並びに記録及び/又は再生装置
JP2011065696A (ja) 光ディスク並びに光ディスク装置及び記録方法
JP2011044209A (ja) 光ディスク装置および光ディスク再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100316