JP2009132371A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】加工性、タイヤの転がり抵抗性、ウェット性能などのタイヤ性能を維持し、シリカ配合等のトレッドゴムによる非導電性の問題を解消し、かつタイヤの導電性能を長期間にわたり安定し持続する。
【解決手段】非導電性のトレッド2とサイドウォールを有し、キャップトレッド23外表面から該トレッドゴムを貫通する導電性ゴムからなるゴム部材15を配してキャッププライ18、ベルト17、カーカス16及びリムストリップ41を経てリムへの連続通電路を形成した空気入りタイヤ20において、前記ゴム部材15が、Mwが25万〜45万であるジエン系ゴムをゴム成分100重量部中に50〜100重量部含み、かつ、NSAが700〜1300m/g、DBP吸油量が300〜550cm/100gであるカーボンブラックを10〜30重量部含有するゴム組成物からなる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、より詳細には、シリカ配合などのトレッドを有しタイヤの転がり抵抗とウェット性能を向上するとともに、車両に帯電した静電気を路面に放電することのできる導電性に優れた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤの転がり抵抗や湿潤路面での走行性能(ウェット性能)を改善すべく、トレッドのゴム組成物に補強剤として従来のカーボンブラックに代えてシリカを配合する技術が公知となっている。このシリカ配合技術に伴い車両に帯電された静電荷により、マンホールの上などをタイヤが通過する際に放電現象が起こりラジオノイズや電子回路部品への悪影響、またショートの発生などが問題となっている。
従来、かかる問題を解決するために、トレッド構造の一部にカーボンブラックを配合した導電性部材を設け、タイヤの導電性を確保しようとする技術が多数提案されている。例えば、下記特許文献1に記載の技術は、導電性液状ゴム糊組成物をグリーンタイヤのトレッドの接地端相当部付近からバットレス相当部にかけて塗布して加硫成形することで、タイヤショルダー部の横溝の溝面全体を導電性ゴム薄膜で被覆することで、カーボンブラックを含む導電性薄膜をトレッド及びサイドウォールの外表面に形成するものであり、特許文献2に記載のものは、高電気抵抗のゴム組成物で構成されたトレッドおよびこれに隣接する低電気抵抗のゴム組成物で構成されたサイドウォール表面にわたって、ゴム成分、窒素吸着法比表面積(NSA)が70〜180m/gで、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が70〜180ml/100gのカーボンブラック、および界面活性剤を含有した水系導電コーティングを塗布することが記載されている。また、特許文献3の技術は、ジエン系ゴム100重量部に対し、NSAが130m/g以上でかつDBP吸油量が110ml/100g以上のカーボンブラックが40〜100重量部含まれるゴム組成物を有機溶媒中に溶解、均一分散してなるゴムセメントを、固有抵抗値が10Ω・cm以上であるタイヤトレッドキャップゴムの外表面と、該外表面と隣接する少なくとも1の部材の一部とに塗布され連続被膜を形成するものである。
また、特許文献4には、特定のカーボンブラックを含む固有抵抗値が10Ω・cm以下である厚さ100μm〜1mmのゴム層を、固有抵抗値が10Ω・cm以上であるタイヤトレッドゴムの外表面から該トレッドに隣接する少なくとも1の部材の一部へ接触して周方向に連続する層を形成することで、帯電防止効果を高めるとともに、放置安定性をも高めるとされている。さらに、特許文献5には、電気絶縁性のトレッドの部分が掘られて、揮発性の液体を含んだカーボンブラック混合物を含むセメントによって充填され、揮発性の液体が蒸発したときにカーボンブラック混合物が凹部に残留し、トレッドの内側にタイヤの回転表面と通じる導電性部を形成することが示されている。
特開2002−1834号公報 特開平10−81783号公報 特開平11−240313号公報 特開平10−81110号公報 特開平11−70592号公報
しかし、上記特許文献1〜5に記載の技術では、シリカなどの非導電性充填剤の配合による低転がり抵抗性やウェット性能の向上と非導電性トレッドに基づくタイヤの非導電性の問題を両立して解決するには至っていない。すなわち、比表面積の大きいカーボンブラックを含むジエン系ゴムからなる導電性薄膜をタイヤ表面に敷設することによって導電性を改善したとしても、比表面積の大きいカーボンブラックを40重量部以上含むと、ゴム組成物が高発熱となって満足できる低転がり抵抗性を達成できず、またカーボンブラックの分散性低下により未加硫粘度が高くなり製造工程での加工性にも悪影響を及ぼし、さらにタイヤ走行に伴い導電性薄膜のゴム強度が低下し導電性能が長期間持続できなくなるという問題があった。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、ゴムの加工性、タイヤの転がり抵抗性、ウェット性能などのタイヤ性能を維持し、シリカ等のトレッドゴムによる非導電性の問題を解消し、かつタイヤの導電性能を長期間にわたり安定して持続することができる空気入りタイヤを提供するものである。
本発明の空気入りタイヤは、接地面をなす非導電性ゴムからなるトレッドと、前記トレッドのタイヤ径方向内側において前記トレッドに隣接する導電性ゴムからなる他部材を有し、前記トレッド外表面から該トレッドゴムを貫通し前記他部材の少なくとも一部に接触する導電性ゴムからなるゴム部材を配することで、前記トレッド外表面からリムとの接触領域に至る連続する通電路を形成した空気入りタイヤにおいて、前記ゴム部材が、ゴム成分として重量平均分子量(Mw)が25万〜45万であるジエン系ゴムをゴム成分100重量部中に50〜100重量部含み、かつ、チッ素吸着比表面積(NSA)が700〜1300m/g、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が300〜550cm/100gであるカーボンブラックを前記ゴム成分100重量部に対して10〜30重量部含有してなるゴム組成物からなることを特徴とする。
本発明において、前記ゴム組成物に含まれるカーボンブラック総含有量は、前記ゴム成分100重量部に対し50〜90重量部であることが好ましい。
上記による前記ゴム組成物の電気抵抗率は、10Ω・cm未満とすることができる。
本発明においては、前記ゴム部材は、前記ゴム組成物を有機溶剤に溶解してなるセメントゴムを用いて形成することもできる。
本発明によれば、ゴムの加工性、シリカ配合によるタイヤの転がり抵抗性、ウェット性能などのタイヤ性能を維持すると共に、タイヤの導電性能を長期間にわたり持続することができ、シリカ配合トレッド等の非導電性タイヤを使用した車両に帯電する静電気によるノイズや電子部品への悪影響、ショートの問題などを解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態では、乗用車用タイヤの例に基づき説明するが、本発明は本例に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の空気入りタイヤ1を示す半断面図である。
空気入りタイヤ(以下、空気入りタイヤを単に「タイヤ」という)1は、リム組される一対のビード部4と、前記ビード部4からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部3と、前記サイドウォール部3、3間に設けた路面に接地するトレッド部2とから構成され、前記トレッド部2はタイヤ径方向外側で接地面をなすキャップトレッド21と、該キャップトレッド21のタイヤ径方向内側のベーストレッド22とからなる2層構造トレッドを構成している。
また、図1に示すように、タイヤ1は、ビード部4のタイヤ軸方向外側に配されたリムのフランジに接触するリムストリップ41を備え、サイドウォールゴム9の下端部がリムストリップ41端部の上に重なって接触している。さらに、サイドウォールゴム9のタイヤ径方向外側端部がトレッドショルダー部22端部の下側に重なるトレッドオーバーサイドウォール(TOS)構造をなしている。
また、タイヤ1は、一対のビード部4に夫々埋設されたビードコア5の周りにラジアル方向に配されたコードからなる2枚のカーカスプライをタイヤ内側から外側に折り返して係止されたカーカス6と、前記トレッド部2の内側に配された2枚の交差ベルトプライからなるベルト7と、さらにベルト7の外周にはタイヤ周方向に対しほぼ0°の角度でらせん状に巻回されたコードからなる1枚のキャッププライ8を有する一般的なラジアル構造の乗用車用タイヤを示している。
前記カーカス6のカーカスプライには、ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどの有機繊維コードが、ベルト7のベルトプライにはスチールコード、アラミド繊維などの剛直なコードが、またキャッププライ8にはナイロン、ポリエステルなどの熱収縮性の比較的大きいコードが補強材として用いられている。
トレッド部2を構成するトレッドゴムとしては、キャップトレッド21には、タイヤの転がり抵抗やウェット性能の改善に寄与するためゴム組成物のtanδを低くするように、補強剤として従来のカーボンブラックに置換して沈降シリカ、無水ケイ酸などのシリカ類、焼成クレー、ハードクレーなどのクレー類、炭酸カルシウムなどの非カーボンブラック系補強剤を補強剤とするゴム組成物が使用される。特に、転がり抵抗などの改善効果の大きいシリカが好ましく用いられる。
上記シリカなどの非カーボンブラック系補強剤の配合量は、ゴム成分100重量部に対して30〜120重量部、好ましくは40〜100重量部で配合されることで、転がり抵抗やウェット性能を向上することができる。
シリカの場合、シリカの種類は特に制限されないが、例えば、窒素吸着比表面積(BET)が100〜250m/g、DBP吸油量が100ml/100g以上の湿式シリカが補強効果と加工性の点から好ましく、東ソー・シリカ工業(株)製のニプシールAQ、デグサ社製のウルトラジルVN3などの市販品が使用できる。また、ビス(トリエトキシシリルプロピル)−テトラスルフィドなどのシランカップリング剤の併用が好ましい。
また、キャップトレッドゴム21におけるカーボンブラックとしては、SAF,ISAF、HAFなどが耐摩耗性や発熱性の観点から好ましく、その配合量はゴム成分100重量部に対して0〜40重量部程度である。
また、キャップトレッドゴム21は、ゴム成分として天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)などのジエン系ゴムが、それらの単独あるいは2種以上のブレンドゴムで使用され、特に溶液重合SBR、乳化重合SBRを含むことが好ましい。また、ゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
これにより、キャップトレッドゴム21は、タイヤ1の転がり抵抗やウェット性能を向上するものとなるが、反面ゴム組成物の電気抵抗率が10Ω・cm以上となって非導電性ゴムとなる。その結果、タイヤ1は接地部となるキャップゴム21が非導電性となってタイヤとしては各部材の組み合わせにより電気抵抗が10Ω以上の非導電性タイヤとなる。
一方、ベーストレッドゴム22は、トレッド部2の強度や耐疲労性などの確保のため、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)などのジエン系ゴムに、補強剤として主としてカーボンブラックを配合したゴム組成物が使用される。
このカーボンブラックとしては、HAF、FEF、GPF級のグレードが好ましいが、特に限定されるものではない。カーボンブラックの配合量はゴム成分100重量部に対し20〜100重量部、好ましくは30〜80重量部である。
ベーストレッドゴム22は、導電性を有するカーボンブラック配合のゴム組成物からなることで、電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴムで構成される。
また、サイドウォールゴム9及びリムストリップゴム41には、ゴム成分として上記ジエン系ゴムに補強剤として主としてカーボンブラックを配合したゴム組成物が使用される。
このカーボンブラックとしては、サイドウォール9にはHAF、FEF、GPF級のグレードが好ましく、その配合量はゴム成分100重量部に対し20〜80重量部、好ましくは30〜70重量部であり、リムストリップ41にはHAF、FEF級のグレードが好ましく、その配合量はゴム成分100重量部に対し50〜90重量部、好ましくは60〜80重量部である。従って、サイドウォール9、リムストリップ41は、導電性を有するカーボンブラック配合のゴム組成物からなることで、電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴムで構成される。
これにより、図1に示すように、互いに部材端部同士が接触状態にあり、かつ導電性ゴム組成物で構成されたベーストレッド22とサイドウォール3及びリムストリップ41とに連続する通電路が形成されることになる。
しかしながら、キャップトレッド21とベーストレッド22の境界は絶縁状態にあるので、キャップトレッド21以外の部材に導電性ゴムを用いたとしても、車両に帯電した静電気をリム、ビード部4、サイドウォール部3を経由しトレッド部2から路面に放電することができない。
上記車両に帯電する静電気の問題を解決するために、本実施形態のタイヤ1は、キャップトレッド21外表面からキャップトレッドゴムを貫通しベーストレッド22に接触するゴム部材10が挿入される。このゴム部材10に導電性ゴムを用いることで、キャップトレッド21外表面からリムストリップ41に至る連続する通電路が形成されることになり、上記静電気の問題を解消することができる。
前記ゴム部材10の形状、形成方法は、上記通電路を確保できるものであればよく、シート状のゴム部材をタイヤ周方向あるいは径方向に配して埋め込むもの、柱状のゴム部材を間隔を開けて埋め込むもの、あるいは導電性ゴム組成物を有機溶剤に溶解したセメントゴムをキャップトレッドに設けた切り込みに流し込む、など通電路の形成方法は何ら限定されない。
また、通電路の形成位置は、図1に示すトレッド中央域に限定されず、トレッド中央域に対して対をなし形成してもよく、トレッド幅方向の片側のみに形成してもよい。また、タイヤ周方向、径方向に連続しても、非連続に形成してもよい。
また、サイドウォールゴム9のタイヤ径方向外側端部がトレッドショルダー部の接地端領域の上側に重なる、いわゆるサイドウォールオントレッド(SWOT)構造のタイヤ(図3参照)、また、トレッド接地端領域にウイングゴム25を有するタイヤにも(図4参照)実施することができる。
本発明において、上記ゴム部材10を構成するゴム組成物は、ゴム成分として重量平均分子量(Mw)が25万〜45万であるジエン系ゴムをゴム成分100重量部中に50〜100重量部含み、かつ、チッ素吸着比表面積(NSA)が700〜1300m/g、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が300〜550cm/100gであるカーボンブラックを前記ゴム成分100重量部に対して10〜30重量部含有する。
前記Mwが25万〜45万のジエン系ゴムとしては、乳化重合あるいは溶液重合によるスチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)が挙げられるが、SBRを含むことが好ましい。Mwが25万未満ではゴム組成物の強度が不十分となり、タイヤに挿入されたゴム部材10の耐摩耗性が低下し、偏摩耗を生じやすくなる。Mwが45万を超えると未加硫ゴムの粘度が高くなり、混合、押出などの加工性が低下する。ここで、Mwは、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)、溶媒:THF(テトロヒドロフラン)、40℃で測定される値である。
上記ジエン系ゴムのゴム成分中の含有量が50重量部未満では、ゴム組成物の粘度上昇が著しく加工性が大きく悪化し、また転がり抵抗も向上しない。
上記特定Mwのジエン系ゴム以外のゴム成分としては、天然ゴム、上記Mwの範囲外のSBRやBR、ポリイソプレンゴムなどのジエン系ゴムが好適な例として挙げられる。
上記カーボンブラックのNSAが700m/g未満、DBP吸油量が300cm/100g未満であると、ゴム組成物の導電性が劣り、NSAが1300m/gを超え、DBP吸油量が550cm/100gを超えると、カーボンブラックの分散性が悪化し、未加硫ゴムの粘度上昇とともに加工しずらくなる。なお、カーボンブラックのNSA及びDBP吸油量はJIS K6217に準じて測定される値である。
また、カーボンブラックの配合量が10重量部未満であると、ゴム組成物に優れた導電性を付与することができず、30重量部を超えると、カーボンブラックの分散性が悪化し、未加硫ゴムの粘度上昇とともに加工性が悪化し、転がり抵抗の向上も見られなくなる。
また、上記ゴム組成物は、上記カーボンブラック以外のカーボンブラックを含有することが好ましい。カーボンブラックの総含有量が50〜90重量部の範囲で、上記カーボンブラック以外のカーボンブラックを併用することで、ゴム組成物の導電性を維持しながら未加硫ゴム粘度を低く維持して加工性を改善することができ、また有機溶剤への溶解性を向上することができる。
上記カーボンブラック以外のカーボンブラックとしては、特に限定されないが、比較的粒子径の大きいHAF、FEF、GPF級のカーボンブラックが好ましい例として挙げられる。
上記ゴム組成物には、ゴム用配合剤のオイル、ワックスなどの軟化剤、ステアリン酸、亜鉛華、樹脂類、老化防止剤、硫黄等の加硫剤、加硫促進剤などが適宜配合される。
上記構成によるゴム組成物は、10Ω・cm未満の電気抵抗率が得られる。これにより、タイヤ1は導電性を有するものとなり、ビード部4からトレッド部2の接地面にかけて連続する通電路が形成されることでタイヤの導電性を確保し、車両の静電気がこの通電路を経由しトレッド部2から路面に放電されるようになる。
上記ゴム部材10は、押出し等により作製したトレッド部の未加硫ゴム層に、ニードル(針状突起)、ブレード(平面刃)等の穿孔具を貫通させて分割する、或いは切れ目、孔を形成し、その内部にシート状や柱状の前記ゴム組成物を固体状態で直接埋設するか、あるいはゴム組成物を有機溶剤に溶解したセメントゴムを、例えば塗布、流し込み等の手段で注入した後、タイヤを加硫することにより形成することができる。
上記方法での導電性ゴム部材の形成は、トレッドゴム押出し時に、比較的簡便な設備及び方法での適用が可能である。例えば、直径2mm程度のニードルを用いて押出しトレッドに貫通孔を所定間隔で形成すると共に、形成された空隙内に、固体か又は液状のセメントゴムを充填することにより作製される。これにより、未加硫トレッドゴムの寸法及び精度に与える影響が小さいため、一般的に用いられる分割/再接合による導電性ゴムの設置と比較して、ユニフォミティ等への悪影響を最小限に抑えることが可能となる。
本発明にかかるゴム部材10は、厚みが0.1mm以上のシート状、断面積が0.2mm以上の略円柱状(直径0.5mm以上の円形)、角柱状等の柱状であることが導電性を確保する上で好ましい。
一方、シート状の厚みが3mmを超える、柱状の断面積が10mmを超える場合、加硫後のタイヤにおいてゴム部材10の十分な補強が得られない可能性があり、トレッドゴムとの剥離を発生し導電性を維持できなくなったり、走行によりゴム部材内に偏摩耗が発生し、その結果、路面との十分な接触が妨げられることによって通電路の遮断や、トレッドゴムとの剥離が発生する場合がある。
上記セメントゴムとしては、有機溶媒に前記ゴム組成物を溶解し、均一に分散させたものが使用できる。有機溶媒としては、上記ゴム組成物に対して溶解能力があるものであれば限定されるものではない。例えば、ゴム用揮発油、ヘキサン、石油エーテル、ヘプタン、テトラヒドロフラン(THF)、シクロヘキサン等を挙げることができ、好ましくはゴム用揮発油、ヘキサンである。かかるセメントゴムは、上記ゴム組成物を有機溶媒中に溶かした後タイヤに塗布される。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態の空気入りタイヤ20を示す半断面図である。
タイヤ20は、上記タイヤ1と同一構造を有するもので、リム組される一対のビード部4と、前記ビード部4からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部3と、前記サイドウォール部3、3間に設けた路面に接地するトレッド部2とから構成され、前記トレッド部2はタイヤ径方向外側で接地面をなすキャップトレッド23と、該キャップトレッド23のタイヤ径方向内側のベーストレッド24とからなる2層構造トレッドを構成している。
また、タイヤ20は、一対のビード部4に夫々埋設されたビードコア5の周りにラジアル方向に配されたコードからなる2枚のカーカスプライをタイヤ内側から外側に折り返して係止されたカーカス16と、前記トレッド部2の内側に配された2枚の交差ベルトプライからなるベルト17と、さらにベルト17の外周にはタイヤ周方向に対しほぼ0°の角度でらせん状に巻回されたコードからなる1枚のキャッププライ18を有する一般的なラジアル構造の乗用車用タイヤを示している。
タイヤ20のトレッド部2を構成するトレッドゴムとしては、キャップトレッド23及びベーストレッド24に、タイヤの転がり抵抗やウェット性能の改善に寄与するためゴム組成物のtanδを低くするように、補強剤として従来のカーボンブラックに置換して沈降シリカ、無水ケイ酸などのシリカ類、焼成クレー、ハードクレーなどのクレー類、炭酸カルシウムなどの非カーボンブラック系補強剤を補強剤とするゴム組成物、もしくはカーボンブラックの配合量を減じたゴム組成物が使用され、電気抵抗率が10Ω・cm以上の非導電性ゴムからなっている。
トレッドゴム23、24には、ISAF、HAF、FEF、GPF級のグレードから選択されたカーボンブラックを併用してもよいが、カーボンブラックの配合量はゴム成分100重量部に対し30重量部以下、好ましくは20重量部以下である。30重量部を超えると転がり抵抗、ウェット性能の改善効果が少なくなる。
また、本実施形態では、タイヤの転がり抵抗をより改善するため、サイドウォール3にもシリカなどの非カーボンブラック系補強剤を補強剤とするゴム組成物、あるいはカーボンブラック配合量が40重量部以下のゴム組成物が使用され、サイドウォールゴム19は電気抵抗率が10Ω・cm以上の非導電性ゴムとなっている。
上記シリカなどの非カーボンブラック系補強剤の使用方法は、上記第1の実施形態と同様であり、ジエン系ゴム成分100重量部に対して30〜120重量部、好ましくは40〜100重量部で配合されることで、転がり抵抗やウェット性能を向上することができる。
その結果、タイヤ20は接地部となるキャップゴム23からサイドウォールゴム19にかけて非導電性ゴムからなり、タイヤとしては各部材の組み合わせにより電気抵抗が10Ω以上の非導電性タイヤとなる。
本実施形態のタイヤ20は、上記非導電性の問題を解決するために、トレッド接地部からリムに至る通電路を確保したものであり、トレッド2を貫通する導電性ゴムからなるゴム部材15に上記第1の実施形態で用いたものと同様のゴム組成物を適用し、かつ該ゴム部材15に接するキャッププライ18、さらにベルト17、カーカス16の被覆ゴム、及びリムストリップ41に、ジエン系ゴムをゴム成分とし補強剤として主にカーボンブラックを配合した電気抵抗率が10Ω・cm未満のゴム組成物が使用される。
上記キャッププライ18、ベルト17、及びカーカス16の被覆ゴムは、従来から一般的に用いられてきたカーボンブラック配合のゴム組成物が使用でき、ジエン系ゴムに対しタイヤ部位によってHAF、FEF、GPF級等から選択されるカーボンブラックがゴム成分100重量部に対し20〜100重量部、好ましくは30〜80重量部で配合され、電気抵抗率がいずれも10Ω・cm未満にされる。
これにより、図5に示すように、ゴム部材15、キャッププライ18、ベルト17、カーカス16、及びリムストリップ41の各部材が相互に接触し、接地部からリムへ連続する通電路が形成され、トレッド2及びサイドウォール3によりタイヤ20の転がり抵抗やウェット性能を向上しながら、車両に帯電した静電気をリムから該通電路を経てゴム部材15の露出部から路面に放電することができる。
前記ゴム部材15のを構成するゴム組成物の配合内容、またその形状、形成方法、形成位置などは、第1の実施形態と同様であり省略する。
なお、トレッドが一体構造でトレッド全体に非導電性ゴム組成物が用いられた場合も、本実施形態と同様にして実施できる。
以下に、本発明を実施例に基づき具体的に説明するが、本発明はこの実施例により限定されるものではない。
リムストリップ、キャップトレッド用のゴム組成物を表1に記載の配合処方(重量部)に従い、容量200リットルのバンバリーミキサーを使用し常法により混練し調製した。各ゴム組成物の電気抵抗率を表1に示した。なお、ベーストレッドには補強剤としてカーボンブラックを30重量部配合した電気抵抗率が1011Ω・cmの非導電性ゴム組成物を、キャッププライ、ベルト、及びカーカスの被覆ゴムにはカーボンブラック配合の電気抵抗率が10Ω・cm未満の導電性ゴム組成物を用いた。
次に、ゴム部材用のゴム組成物を表2に記載の配合処方(重量部)に従い、容量200リットルのバンバリーミキサーを使用し常法により混練し調製した。ゴム組成物の加工性(ムーニー粘度)、電気抵抗率を測定し表2に示した。表1及び表2で使用したゴム成分、カーボンブラック、配合剤は下記である。
[ゴム成分]
・天然ゴム(NR):タイ製 RSS#3
・ブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)BR150B
・スチレンブタジエンゴム1(SBR−1):JSR(株)1723、Mw=85万
・スチレンブタジエンゴム2(SBR−2):JSR(株)1502、Mw=42万
・スチレンブタジエンゴム3(SBR−3):JSR(株)1507、Mw=30万
[カーボンブラック]
・リムストリップゴム用カーボンブラックHAF:東海カーボン(株)シースト3
・キャップトレッドゴム用カーボンブラックISAF:東海カーボン(株)シースト6
・ゴム部材用カーボンブラック1(CB−1):東海カーボン(株)シーストKH、NSA=90m/g、DBP吸油量=120cm/100g
・ゴム部材用カーボンブラック2(CB−2):ケッチェンブラックインターナショナル製、ケッチェンブラックEC300J、NSA=800m/g、DBP吸油量=360cm/100g
・ゴム部材用カーボンブラック3(CB−3):ケッチェンブラックインターナショナル製、ケッチェンブラックEC600JD、NSA=1270m/g、DBP吸油量=500cm/100g
[配合剤]
・シリカ:東ソー・シリカ工業(株)ニプシールAQ
・シランカップリング剤:デグサ社、Si69
・アロマオイル:ジャパンエナジー(株)X−140
・パラフィンワックス:日本精蝋(株)オゾエース−0355
・老化防止剤6C:大内新興化学工業(株)ノクラック6C
・ステアリン酸:花王(株)ルナックS−20
・酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)亜鉛華1号
・硫黄:細井化学工業(株)5%油処理粉末硫黄
・加硫促進剤NS:大内新興化学工業(株)ノクセラーNS−P
Figure 2009132371
トレッド用の2軸押出機を用いてキャップ/ベース構造のトレッドを成形し、キャップゴム中央部分を周方向に分割し、厚み1.1mmのゴム部材用ゴム組成物からなるシートをキャッププライに接触させ、かつトレッド表面に露出するように挿入した後、図5に示すサイズ195/65R15の一般的構造を有する未加硫タイヤに成型し、常法により加硫成形し試験タイヤTとした。各タイヤの転がり抵抗、及び実車走行1000km後と30000km後の電気抵抗を下記方法で測定した。結果を表2に示す。
[加工性(ムーニー粘度の測定)]
ムーニー粘度は、JIS K6300に準じて、100℃にて測定したML(1+4)である。比較例1を100とする指数で表し、値が小さいほど良好である。
[ゴム組成物の電気抵抗率]
JIS K6911に準じて測定した値であり、測定条件は、印加電圧1000V、気温25℃、湿度50%である。
[転がり抵抗]
タイヤを15×6−JJのリムに空気圧200kPaでリム組し、転がり抵抗測定用の1軸ドラム試験機を使用し、負荷荷重4kN、速度60km/hでの転がり抵抗を測定した。比較例1を100とする指数で表し、数値が大きいほど転がり抵抗が高く燃費性が劣ることを示す。
[タイヤの電気抵抗]
タイヤを15×6−JJのリムに空気圧200kPaでリム組し、FF式国産乗用車に装着し1000km走行後と30000km走行後に、ドイツのWDK、Blatt 3で規定される「荷重下でのタイヤ電気抵抗の測定手順」に基づき測定した。すなわち、図2に示すように、台板130に対して絶縁状態で設置した銅板131上に、前記リム組みタイヤTを、荷重4kNで垂直に接地させ、タイヤ周上6ヶ所においてリムRの中央部と銅板131との間の電気抵抗を、印可電圧1000ボルト加電し、抵抗測定器132を用いて測定した。測定時の気温25℃、湿度50%である。
Figure 2009132371
表2から、本発明の空気入りタイヤは、加工性(ムーニー粘度)、転がり抵抗性を維持ないし改善しながら、タイヤの導電性を確保し、その導電性能を長期にわたり安定して持続することが分かる。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車などの4輪車の他に、オートバイなどの2輪車、3輪車、5輪以上のバスやトラック、トレーラー、産業用車両など各種車両に使用することができる。
第1の実施形態の空気入りタイヤの半断面図である。 タイヤの電気抵抗の測定方法を示す概略図である。 SWOT構造の空気入りタイヤの半断面図である。 ウイングゴムを有す空気入りタイヤの半断面図である。 第2の実施形態の空気入りタイヤの半断面図である。
符号の説明
20……空気入りタイヤ
2……トレッド
15……ゴム部材
16……カーカス
17……ベルト
18……キャッププライ
23……キャップトレッド
24……ベーストレッド
41……リムストリップ

Claims (4)

  1. 接地面をなす非導電性ゴムからなるトレッドと、前記トレッドのタイヤ径方向内側において前記トレッドに隣接する導電性ゴムからなる他部材を有し、前記トレッド外表面から該トレッドゴムを貫通し前記他部材の少なくとも一部に接触する導電性ゴムからなるゴム部材を配することで、前記トレッド外表面からリムとの接触領域に至る連続する通電路を形成した空気入りタイヤにおいて、
    前記ゴム部材が、
    ゴム成分として重量平均分子量(Mw)が25万〜45万であるジエン系ゴムをゴム成分100重量部中に50〜100重量部含み、かつ、
    チッ素吸着比表面積(NSA)が700〜1300m/g、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が300〜550cm/100gであるカーボンブラックを前記ゴム成分100重量部に対して10〜30重量部含有してなるゴム組成物からなる
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ゴム組成物に含まれるカーボンブラック総含有量が、前記ゴム成分100重量部に対し50〜90重量部である
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ゴム組成物の電気抵抗率が、10Ω・cm未満である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ゴム部材が、前記ゴム組成物を有機溶剤に溶解してなるセメントゴムからなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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