JP2009132231A - シフトレバーにおける大球部の保持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減、不良発生の防止、組立て作業性の改善を図ることができるシフトレバーにおける大球部の保持機構を提供する。
【解決手段】レバーシャフト3に設けた大球部4をリテーナ1とカバー5との間に形成された球面座に保持させた大球部の保持機構である。中央部に球面座上部6が形成されたカバー5を用い、カバー5の一端をリテーナ1に軸支するとともに、カバー5の他端をリテーナ上部18の裏面にまで延長し、両部材間に介在させたクッションゴム20により、カバー5をリテーナ側に押し付けた構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のマニュアル式のシフトレバーにおける大球部の保持機構の改良に関するものである。
マニュアル式のシフトレバーのレバーシャフトは、車体の前後方向であるシフト方向と車体の幅方向であるセレクト方向との何れの方向にも操作できるように支持する必要がある。このため特許文献1、2に示されるように、レバーシャフトに大球部と呼ばれる球状体を設け、この大球部をリテーナ側の球面座に保持させた構造が採用されている。球面座は上下に分割されており、リテーナ側に形成された球面座下部に大球部を収納したうえで、上方側のカバーに形成された球面座上部によって大球部を挟み込んでいる。
このような大球部の保持機構においては、大球部をガタのないように保持するために、リテーナ側の球面座を形成する部材(シート)の下面にリング状のゴムを配置して弾性を持たせ、上方側のカバーをボルト等でリテーナに締め付けることによって、大球部をリテーナ側の球面座に押し付ける構造が普通である。このような構造とすれば、リング状のゴムの弾性によって大球部の摩耗を吸収できるのみならず、大球部や球面座の製作誤差も吸収することができる利点がある。
しかしこのような構造では、リテーナ側の球面座の下面にゴムを配置する必要があり、このゴムは球面座を形成する部材(シート)により覆われてしまうので、組立て作業時にゴムを入れ忘れても発見されず、そのまま後工程に流れてしまう可能性があった。またリテーナ側の球面座を形成する部材(シート)とカバーの他に、リング状のゴムと、カバーの締め付け手段とが必要であり、部品点数の削減という自動車メーカーの要求に十分に応えられない点があった。
特開平9−21454号公報 特開平10−166879号公報
従って本発明の目的は、リテーナ側の球面座の下面にゴムを配置する必要をなくし、部品点数の削減、不良発生の防止、組立て作業性の改善を図ることができるシフトレバーにおける大球部の保持機構を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明のシフトレバーにおける大球部の保持機構は、レバーシャフトに設けた大球部をリテーナとカバーとの間に形成された球面座に保持させた大球部の保持機構であって、中央部に球面座上部が形成されたカバーの一端を、リテーナに軸支するとともに、カバーの他端をリテーナ上部の裏面にまで延長し、両部材間に介在させたクッションゴムにより、カバーをリテーナ側に押し付けたことを特徴とするものである。
なお請求項2のように、カバーの一端を、リテーナに対してシフト方向に余裕を持たせて軸支させた構造とすることが好ましく、また請求項3のように、クッションゴムが、突起を備えた板状ゴムであることが好ましい。
本発明の大球部の保持機構によれば、球面座の下面に配置されていたゴムを廃止し、その代わりにカバーの他端とリテーナ上部の裏面との間にクッションゴムを配置する。このクッションゴムの弾性によってカバーはリテーナ側すなわち下側に押し付けられ、従来と同様に大球部をガタツキなく保持することができる。しかも従来のようにゴムの反力をシートを介して大球部に伝え、ガタツキを防止する構造ではないので、従来必要とされていたシートを省略することができる。
またこのクッションゴムは、一端がリテーナに軸支されたカバーの他端に設けられるものであるから、従来の環状のゴムに比較して小型化することができるうえ、リテーナの上面側に位置するので組み付け忘れが生じにくい。さらに従来のようにカバーの締め付け機構を必要としないので部品点数を削減できるうえ、組立て作業性も向上させることができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は本発明の大球部の保持機構を採用したマニュアル式のシフトレバーの全体を示す斜視図、図2はその分解斜視図である。
これらの図において、1は樹脂製のリテーナであり、その上面には球面座下部2が形成されている。3は金属製のレバーシャフトであり、その下端部には樹脂製の大球部4が一体的に設けられている。5はリテーナ1の球面座下部2の上側に取付けられるカバーであり、その下面には球面座上部6が形成されている。大球部4はこれらの球面座下部2と球面座上部6との間に挟まれて保持されるが、カバー5の部分の詳細については後述する。
レバーシャフト3に固定された大球部4の側方には、セレクトレバー7が突設されている。このセレクトレバー7の先端は、リテーナ1の側面にシャフト8によって枢着されたベルクランク9に係合されている。このため、レバーシャフト3を大球部4を中心としてセレクト方向(車体の幅方向)に操作するとセレクトレバー7の先端が上下し、ベルクランク9をシャフト8を中心として前後方向に揺動させる。ベルクランク9の上端のピン10には図示を略したセレクトケーブルが接続されており、ベルクランク9の動きを変速機に伝達する。なお11はベルクランク9を原位置に復帰させるためのトーションスプリングである。
またレバーシャフト3の大球部4よりもやや上方位置には、シフトアーム12が設けられている。このシフトアーム12は後方に向かって斜め上向きに延びており、その先端には図示しないシフトケーブルが接続されている。このため、レバーシャフト3を大球部4を中心としてシフト方向(車体の前後方向)に操作するとシフトアーム12が前後方向に揺動し、その動きをシフトケーブルを介して変速機に伝達することができる。
図3は本発明の要部の拡大断面図である。この図に示すように、レバーシャフト3の大球部4はリテーナ1に形成された球面座下部2と、カバー5の中央部下面に形成された球面座上部6との間に挟まれて保持されている。カバー5は樹脂製であって前部は二股状部13となっており、それらの先端部に長孔15が形成されている。
また、リテーナ1にはカバー固定用の孔が形成されており、カバー5の長孔15とリテーナの孔にカバー固定用軸17を嵌めることによって、カバー5の前端がリテーナ1に軸支されている。カバー5の長孔15はシフト方向、すなわちリテーナ1の前後方向に長いものであり、カバー固定用軸17は断面が円形の軸であって、図3に示すように上下方向には余裕がないが前後方向に間隙を持つ。このためカバー5は前後方向に僅かに動くことができる余裕を持たせてリテーナ1に軸支されている。
また、カバー5の後端はリテーナ上部18の裏面にまで延長されており、この延長部19の上面にクッションゴム20を介在させた状態で、リテーナ上部18の裏面にはめ込まれている。この状態では、カバー5はクッションゴム20の弾性によってリテーナ1側(下側)に押し付けられ、カバー5の下面に形成された球面座上部6がレバーシャフト3の大球部4をがたつきなく保持する。上記したようにカバー5は前後方向に僅かに動くことができるので、大球部4に対して球面座上部6は自動調芯され、多少の製作誤差があってもレバーシャフト3のスムーズな動きを確保することができる。
なお実際の組立ての際には、先にカバー5の後端をリテーナ上部18の裏面に挿入し、その後にカバー5の前端をリテーナ1に形成されたカバー固定用の孔まで押し下げ、カバー固定用軸17を挿入する方法を取る。
本発明で用いるクッションゴム20は、カバー5の片側のみに設けられるものであるから小型のものでよい。またクッションゴム20はリテーナ1の上部から見える位置に設けられるので、組み付け忘れを容易に発見することができる。その形状は特に限定されるものではなく、図2に示されるようなリング状ゴムを用いることができる。また図3に示すように突起21を備えた板状ゴムを用いれば、突起21の部分で比較的弱い弾発力を生じ、突起21が押し潰されると本体部分で比較的強い弾発力が生じるので、弾発力の調整が行い易い。
なお、何らかの原因でカバー5が大荷重を受けたときにクッションゴム20に許容以上の負荷がかかってクッションゴム20が塑性変形してしまう危険を無くすため、図4に示すようにクッションゴム20をカバー5の上面に形成された凹部22の内部に収納し、カバー5が大荷重を受けたときに凹部22の周囲のストッパ部23がリテーナ1の上部18の裏面と接触し、クッションゴム20がそれ以上は押し潰されないようにしておくこともできる。
以上に説明した本発明の大球部の保持機構は、従来から球面座の下面に配置されていた環状ゴムを廃止し、カバー5とリテーナ1の上部18の裏面との間に配置したクッションゴム20により大球部4をガタツキなく保持することができるものである。このクッションゴム20は従来の環状のゴムに比較して小型化することができる。またカバー5はクッションゴム20の弾性によって大球部4を保持するので、従来のようなカバー5の締め付け機構を必要とせず、従来は必要とされていたシートも廃止することができるので、部品点数を削減することができるうえ、組立て作業性も向上させることができる。さらにクッションゴム20はリテーナ1の上部から見える位置に設けられるので、組み付け忘れを生じにくい等の多くの利点がある。
本発明の大球部の保持機構を採用したマニュアル式のシフトレバーの全体を示す斜視図である。 本発明の大球部の保持機構を採用したマニュアル式のシフトレバーの分解斜視図である。 要部の断面図である。 クッションゴムの変形例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 リテーナ
2 球面座下部
3 レバーシャフト
4 大球部
5 カバー
6 球面座上部
7 セレクトレバー
8 シャフト
9 ベルクランク
10 ピン
11 トーションスプリング
12 シフトアーム
13 二股状部
15 長孔
17 カバー固定用軸
18 リテーナ上部
19 延長部
20 クッションゴム
21 突起
22 凹部
23 ストッパ部

Claims (3)

  1. レバーシャフトに設けた大球部をリテーナとカバーとの間に形成された球面座に保持させた大球部の保持機構であって、中央部に球面座上部が形成されたカバーの一端を、リテーナに軸支するとともに、カバーの他端をリテーナ上部の裏面にまで延長し、両部材間に介在させたクッションゴムにより、カバーをリテーナ側に押し付けたことを特徴とするシフトレバーにおける大球部の保持機構。
  2. カバーの一端を、リテーナに対してシフト方向に余裕を持たせて軸支させたことを特徴とする請求項1記載のシフトレバーにおける大球部の保持機構。
  3. クッションゴムが、突起を備えた板状ゴムであることを特徴とする請求項1記載のシフトレバーにおける大球部の保持機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015221603A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社東海理化電機製作所 レバー装置

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