JP2007302106A - シフトレバー装置 - Google Patents

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Yoshihito Hiraiwa
良仁 平岩
Shigeo Amano
樹男 天野
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Mannoh Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】組み立て作業が容易でコストダウンが可能であり、レバー本体のがたつきや浮き上がりを生じることのないシフトレバー装置を提供する。
【解決手段】レバー本体に設けられた大球部を、リテーナ1とカバー7との間に形成された球面座に支持させ、レバー本体をシフト方向及びセレクト方向に揺動可能としたシフトレバーである。カバー7の一端には係合爪14が設けられ、他端にリテーナ1の側面から圧入されるピンの挿通孔16を設ける。カバー7の係合爪14をリテーナ1の上部に形成された係合孔15に挿入したうえ、ピンの挿通孔16をリテーナ側の挿通孔17と位置合わせし、ピンを圧入することによってカバー7をリテーナ1に固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、フロアシフトタイプのマニュアルトランスミッション用のシフトレバー装置に関するものである。
マニュアルトランスミッション用のシフトレバー装置としては、レバー本体をリテーナに対してシフト方向及びセレクト方向に揺動可能に支持し、レバー本体のシフト方向の位置をレバー本体の下端に接続されたシフトケーブルによりトランスミッションに伝達するとともに、レバー本体のセレクト方向の動きをセレクトピンによってセレクトレバーの揺動に変換し、セレクトレバーに接続されたセレクトケーブルによりトランスミッションに伝達する構造のものが一般的(特許文献1)である。
このようにレバー本体をリテーナに対してシフト方向及びセレクト方向に揺動可能に支持させるために、レバー本体には大球と呼ばれる球体が設けられており、この大球をリテーナとカバーとの間に形成された球面座で受けている。球面座の下半部はリテーナ側に組付けられており、上半部はカバー側に設けられ、球面座内にレバー本体の大球を入れたうえでカバーをリテーナに固定することによって、レバー本体をリテーナに取付けている。
このカバーは、シフトレバーの操作力によってがたつきや浮き上がりを生じないように、前後にそれぞれピン挿通孔を備え、リテーナに形成されたピン挿通孔とこれらを一致させたうえで2本のピンを圧入することで、リテーナに固定される構造が一般的である。この構造はカバーの確実な固定が可能であるが、組み立て工程で2本のピンを圧入しなければならず、組み立て作業に時間がかかり、また組み立てコストが高く付くという問題があった。
特開平10-166879号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、従来よりも組み立て作業が容易でコストダウンが可能であり、しかもレバー本体のがたつきや浮き上がりを生じることのないシフトレバー装置を提供するためになされたものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明のシフトレバー装置は、レバー本体に設けられた大球部をリテーナとカバーとの間に形成された球面座に支持してレバー本体をシフト方向及びセレクト方向に揺動可能としたシフトレバーにおいて、このカバーの一端にリテーナの上部に形成された係合孔に挿入される係合爪を設けるとともに、他端にリテーナの側面から圧入されるピンの挿通孔を設け、これらの係合爪とピンとによってカバーをリテーナに固定したことを特徴とするものである。
なお、係合爪の上面をフラット面、下面を先細の傾斜面とすることが好ましく、リテーナに形成された係合孔の下面の先端側を逃がし形状とし、係合爪の基部側のみに接触する構造とすることが好ましい。また、カバーのレバー本体が貫通する窓孔の周囲を箱型形状とし、ねじれ剛性を高めた構造とすることが好ましい。さらに、カバーの挿通孔に圧入されるピンが、セレクトレバーをリテーナに揺動自在に支持するピンと同一のピンとすることができる。
本発明のシフトレバー装置は、係合爪とピンとによってカバーをリテーナに固定する構造であり、一端の係合爪はリテーナの上部に形成された係合孔に挿入するだけでよいので、ピンの圧入は1回で済み、組み立て作業が容易でコストダウンを図ることができる。しかもピンの圧入後は、レバー本体のがたつきや浮き上がりを生じることもない。
なお、請求項2のように係合爪の上面をフラット面とし、下面を先細の傾斜面とすれば、係合爪をリテーナの係合孔に挿入し易くなり、作業性が向上する。また、請求項3のようにリテーナに形成された係合孔の下面の先端側を逃がし形状とし、係合爪の基部側のみに接触する構造とすれば、先細となった係合爪の先端部に荷重がかかることがなく、係合爪の折損を防止できる。また、請求項4のようにカバーのレバー本体が貫通する窓孔の周囲を箱型形状とし、ねじれ剛性を高めることにより、レバー本体のがたつきや浮き上がりをより確実に防止することができる。さらに請求項5のようにカバーの挿通孔に圧入されるピンをセレクトレバーをリテーナに揺動自在に支持するピンと同一のピンとすれば、部品の共用化によってコストダウンを図ることができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は本発明の実施形態を示す正面図、図2はその平面図、図3は断面図である。これらの図において、1は樹脂製のリテーナであり、四隅のマウントゴム2の部分を図示しないボルトにより自動車のフロアパネルに固定する構造となっている。3はレバー本体であり、その下方部の外周には大球4が固定されている。レバー本体3は、この大球4をリテーナ1の上部の球面座5に支持させることにより、シフト方向(車体前後方向)及びセレクト方向(車体横方向)に揺動可能となっている。
球面座5は、リテーナ1の上部に形成された凹部に嵌め込まれたシート6と、その上部を覆うカバー7との間に形成されている。シート6は球面座5の下半分を構成する球面状凹部を備え、カバー7は球面座5の上半分を構成する球面状凹部を備えている。カバー7の構造及びリテーナ1への固定方法については後述する。シート6とカバー7にはレバー本体3の揺動を許容する窓孔8,9がそれぞれ形成されているので、大球4を球面座5に支持させたレバー本体3はシフト方向及びセレクト方向に揺動することができる。
図1に示すように、レバー本体3の下端にはブッシュ10が設けられており、図示しないシフトケーブルが接続されている。このためレバー本体3のシフト方向の動きはシフトケーブルによりトランスミッションに伝達される。また大球4の側方にはセレクトレバー11が一体に設けられている。このセレクトレバー11の先端はリテーナ1の側面にピン12によって枢着されたセレクトアーム13と係合している。このためレバー本体3を図3に示すようにセレクト方向に動かすとセレクトレバー11の先端が上下し、セレクトアーム13を前後方向に揺動させる。この動きをセレクトアーム13の下端に接続した図示しないセレクトケーブルによりトランスミッションに伝達する。
以上の構成は従来のシフトレバー装置と同様であるが、本発明はカバー7の構造及びリテーナ1への固定方法に特徴を有するので、この点につき詳細に説明する。図4に示すように、実施形態のカバー7は全体がほぼ四角形の樹脂製一体成形品であり、レバー本体3が貫通する窓孔9の周囲を箱型形状としてねじれ剛性を高めている。カバー7の一端には係合爪14が突設されている。この係合爪14はリテーナ1の上部に形成された係合孔15に挿入されるものである。実施形態では係合爪14は2本である。またカバー7の他端には、ピン12の挿通孔16が設けられている。
そこで、レバー本体3をカバー7の窓孔9に通した状態で、図5のように係合爪14をリテーナ1の上部に形成された係合孔15に挿入したうえ、カバー7の他端をリテーナ1に向かって下げ、挿通孔16をリテーナ1の挿通孔17と位置合わせした状態でピン12を側方から圧入することによって、図6のようにカバー7をリテーナ1に取付けることができる。このように1回のピン圧入によってカバー7を取付けることができるため、組み立て作業が容易となってコストダウンが可能である。しかもピン12の圧入後は、カバー7が浮き上がったりがたついたりすることはない。またこの実施形態ではカバー7の固定をセレクトレバー11の揺動軸となるピン12を利用して行わせているので、それぞれ別のピンを圧入する必要がなくなり、部品共用によるコストダウンも可能である。
なお、図5に示すように係合爪14の上面をフラット面、下面を先細の傾斜面としておけば、リテーナ1の上部に形成された係合孔15に挿入し易くなり、組立て作業性が向上する。また図7に示すように、リテーナ1に形成された係合孔15の下面の先端側を逃がし形状とし、係合爪14の基部側のみに接触する構造とすれば、先細となった係合爪14の先端部に荷重がかかることが防止でき、係合爪14の折損や変形によるガタツキを防止することができる。
カバー7の形状については様々な変形が可能であり、たとえば図8に示すように、側方に半円状の隆起18を形成したカバー7としてもよい。この隆起18の内面は図8(d)に示すように斜面とし、レバー本体3のセレクト方向のストロークを規制する機能を発揮することができる。図8のカバー7も前記のものと同様、係合爪14と挿通孔16を備え、同一の方法でリテーナ1に固定されるものである。
上記したように、本発明のシフトレバー装置は、係合爪14とピン12とによってカバー7をリテーナ1に固定する構造としたので、従来よりも組み立て作業が容易でコストダウンが可能であり、しかもレバー本体のがたつきや浮き上がりを生じることのない利点がある。
本発明の実施形態を示す正面図である。 本発明の実施形態を示す平面図である。 本発明の実施形態を示す断面図である。 カバーの斜視図である。 係合爪の先端を係合孔に挿入した状態を示す正面図である。 カバーの取付状態を示す正面図である。 要部の拡大断面図である。 カバーの変形例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)はA−A断面図、(d)はB−B断面図である。
符号の説明
1 リテーナ
2 マウントゴム
3 レバー本体
4 大球
5 球面座
6 シート
7 カバー
8 窓孔
9 窓孔
10 ブッシュ
11 セレクトレバー
12 ピン
13 セレクトアーム
14 係合爪
15 係合孔
16 挿通孔
17 挿通孔
18 隆起

Claims (4)

  1. レバー本体に設けられた大球部をリテーナとカバーとの間に形成された球面座に支持してレバー本体をシフト方向及びセレクト方向に揺動可能としたシフトレバーにおいて、このカバーの一端にリテーナの上部に形成された係合孔に挿入される係合爪を設けるとともに、他端にリテーナの側面から圧入されるピンの挿通孔を設け、これらの係合爪とピンとによってカバーをリテーナに固定したことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 係合爪の上面をフラット面、下面を先細の傾斜面としたことを特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
  3. リテーナに形成された係合孔の下面の先端側を逃がし形状とし、係合爪の基部側のみに接触する構造としたことを特徴とする請求項2記載のシフトレバー装置。
  4. カバーのレバー本体が貫通する窓孔の周囲を箱型形状とし、ねじれ剛性を高めたことを特徴とする請求項1記載のシフトレバー装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132231A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Mannoh Co Ltd シフトレバーにおける大球部の保持機構

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