JP5923397B2 - シートダンパー - Google Patents

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Description

本発明は、シートダンパーに関し、特に、二輪車等の車体とシートとの間に介在して車体からシートに伝わる衝撃や振動を吸収するシートダンパーに関する。
従来、特許文献1及び特許文献2に示すように、二輪車等にあっては、操縦者が着座する一人掛け用のシートと車体との間にクッションとなるシートダンパーを設けて、車体からシートを介して操縦者に伝わる衝撃や振動を吸収させるシートサスペンション構造が知られている。シートは、車体に対して前端がヒンジ機構により固定され、シートの後側が上下方向に撓むように取り付けられ、シート背面にシートダンパーを固定するための取付部であるコ字状のシートブラケットを備えている。また、車体には、シートダンパーを取り付けるための一対の取付片からなる取付部が設けられている。シートブラケットと車体側の取付部とは、同一平面上に位置するように配置される。シートダンパーは、筒体と、筒体と同軸に設けられ、筒体の内周面を軸方向に摺動するロッドと、圧縮ばねとを備え、そして、圧縮ばねをロッド及び筒体を囲繞するように設け、筒体及びロッドの外周面それぞれに設けられた受座に着座させることで構成される。筒体及びロッドそれぞれに設けられた受座よりも端部側には、筒体及びロッドを軸線方向と直交方向に貫通する取付孔を備え、この取付孔と上記シートブラケット及び車体側の取付部のそれぞれにピンを挿入することで、シートが上下するときのシートダンパーのストロークに伴なって、シートダンパーがシートブラケット及び車体側のそれぞれの取付部に対して回転自在に取り付けられている。なお、シートは、シート取付片を有するフレームに発泡材などを配置し、これを皮革、レザーなどで被って形成される。
実開昭53−3395号公報 実開昭53−4521号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に示すシートサスペンション構造の場合、シートダンパーを取り付けるためのシートブラケット及び車体側の取付部を同一平面内に精度良く配置する必要がある。シートの先端をヒンジ機構により固定し、後側が上下に回動自在としているため、シートダンパーのストローク時には、シートダンパーをシートブラケット及び車体側の取付部に対して上記のようにピン結合させて回動可能に取り付ける必要が生じてしまう。つまり、シートダンパーは、シートブラケット及び車体側の取付部との間でピンを挿入することで結合されているため、シートブラケットと車体側の取付部とが同一平面内にない場合には、シートブラケット又は車体側の取付部のいずれか一方にピンを挿入することができても、他方に対してはピンを挿入することができなくなってしまう。仮に、強制的に取り付けることができる範囲の精度のずれであっても、強制的に取り付けた力がシートダンパーに作用するため、シートダンパーの円滑なストローク動作を妨げたり、ストロークする度に車体に対してシートを横方向に押す力が作用して運転者の操縦を妨げる虞がある。そして、結果としてシートダンパーを取り付けるための、シートブラケット及び車体側の取付部の配置には精度を要することとなり、シートダンパーの取り付けに関して生産効率の向上の妨げとなっている。また、シートブラケット及び車体側の取付部は、ストローク時に、シートダンパーのストローク方向が一定となるようにシートダンパーを固定していなくてはならないため、シートブラケット及び車体側の取付部には十分な剛性が要求される。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、車体とシートとの間にシートダンパーを取り付けるシートサスペンション構造において、車体側及びシート側の取付部の取り付け位置の位置ズレを許容するとともに剛性を低減し得るシートダンパーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのシートダンパーの構成として車体とシートとの間に介在されて、車体とシートとの間に作用する荷重を弾性的に支持する弾性体と、前記弾性体を挟んで当該弾性体の弾性力を受圧するシート側受座及び車体側受座と、一端に前記シート側受座に対して揺動可能に結合するための継手部を有し、シート側受座に継手部を収容して係止され、他端に前記車体側受座の下面側に係止する係止部とを有するロッドとを備え、前記車体側受座にロッドが貫通するリング状のロッドガイドを設け、このロッドガイドの内周面は、ロッドの軸線方向に沿う両端側より中間位置方向に膨出するように断面円弧状に成形され、ロッドガイドの内周面における最も小さい内径寸法は、ロッドガイドに直交状態のロッド表面に対し、直交状態からのロッドの傾斜を許容する隙間を形成する寸法に設定されたことにより、車体組付け時の精度を必要とせず容易に取り付けることができる。
即ち、ロッドの一端をシート側受座と継手部によって結合し、ロッドの他端側を、内周面がロッドの軸線方向に沿う両端側より中間位置方向に膨出するように断面円弧状に成形され、車体側受座に設けられたロッドガイドを貫通させることにより、ロッドがシート側受座及びロッドガイドに対して傾斜可能となり、シートダンパーのシート側受座及び車体側受座を車体及びシートに取り付けるときに、シート側受座及び車体側受座に対してロッドが傾斜するので、車体及びシートのシートダンパーの取付部が精度良く設けられていなくてもシート及び車体に対してシートダンパーを容易に固定することができる。また、上記のようにロッドがシート側受座及び車体側受座に対して傾斜することにより、シートダンパーがストロークするときにも円滑に動作することができるので、シートダンパーのストローク動作が、操縦者の操縦を妨げることがない。また、ロッドの一端に取り付けられた継手部は、シート側受座の係止部により係止するだけで良いので、シート側受座と継手部との結合において特別な工具を必要とすることなく組み付けを行なうことができる。
また、上記課題を解決するための他の構成として、継手部は、ロッドの一端に結合された球体受部と、当該球体受部に内包される球体と、球体に係止ピンを嵌合させ、係止ピンをシート側受座の内部に係止し、継手部上端部をシート側受座に設けたキャップに当接させたことにより、上記構成の効果に加え、ロッドの一端をシート側受座に対して容易に結合することができる。また、キャップが継手部上端部に当接することにより、シート側受座の内部において係止ピンとシート側受座との係止状態にあそびが生じたり、ずれが生じたりすることを防止できる。
また、上記課題を解決するためのシートダンパーの他の構成として、車体側受座の下面側と、係止部との間に衝突緩衝体を介在させたことにより、上記構成の効果に加え、シートダンパーの伸び切り時に、車体側受座がロッドの係止部に直接衝突せずに伸び切り時の衝撃を緩和することができるので、衝突時の異音の発生を防止できる。
また、上記課題を解決するためのシートダンパーの他の構成として、弾性体をコイルばねとし、シート側受座又は車体側受座の少なくともいずれか一方にコイルばねに付与する予圧を調整する予圧調整機構を備えることにより、上記構成の効果に加え、予圧調整機構によりコイルばねからなる弾性体の予圧を調整することで、シートダンパーの荷重特性を変更することができる。例えば、ライダーの体重が基準値よりも軽い場合には、予圧が弱くなるように調整し、基準値よりも重い場合には予圧が強くなるように調整すれば良い。また、ライダーがシングル、又はタンデムしている等場合に応じて調整することが可能となる。
また、上記課題を解決するためのシートダンパーの他の構成として、弾性体をエラストマー製とし、当該弾性体の外周を包囲する拘束手段を有することにより、上記構成の効果に加え、シートダンパーを軽量化することができるとともに、拘束手段が弾性体の外周を包囲していることによりストローク時の弾性体の変形を規制して、弾性体の荷重に対する特性を精度良く得ることができる。
また、上記課題を解決するためのシートダンパーの他の構成として、弾性体をコイルばね及び円筒状のエラストマー製とし、コイルばねからなる弾性体とエラストマー製の弾性体とをシート側受座及び車体側受座との間に同心円上に配置するとともにエラストマー製の弾性体の外周を包囲する拘束手段を設け、シート側受座又は車体側受座の少なくともいずれか一方に弾性体に付与する予圧を調整する予圧調整機構を備えることにより、コイルばねからなる弾性体の荷重特性と、エラストマー製の弾性体の荷重特性とを組み合わせた組合せ荷重特性を得ることが可能となり、コイルばねからなる弾性体及びエラストマー製の弾性体の荷重特性をそれぞれ変化させることで、シートダンパーにおける荷重特性の設定を容易に変化させることができる。また、予圧調整機構により、コイルばねからなる弾性体及びエラストマー製の弾性体に予圧を付与することで、シートダンパーの初期状態における荷重特性を調整することが可能となる。

シートダンパーの実施の形態を示す概略図である。 シートダンパーの分解斜視図である。 シートダンパーの組立断面図である。 車体側受座の部分拡大図である。 ロッドガイドの拡大図である。 シート側受座の部分拡大図である。 ロッド固定部の上面図及び断面図である。 シートダンパーの動作を示す図である。 シートダンパーの他の実施形態を示す組立断面図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
実施形態
図1は、本発明に係るシートダンパーの実施の形態を示す図である。
同図に示すように、シートダンパー1は、二輪車の車体の上部に位置するフレーム2と、一人掛け用の着座シート4を固定するためのシートベース5との間に介在することで、路面からフレーム2に伝達される衝撃や振動を吸収するように設けられる。着座シート4は、サドルと称され、その後方は幅広となり、前方は幅狭となって、運転者が跨ぎやすくなっている。
フレーム2には、シートベース5の前側が取り付けられる前側取付部2A、シートダンパー1を介してシートベース5を取り付ける後側取付部2Bを備える。
前側取付部2Aは、フレーム2を構成し、車体の前後方向に左右に分かれて延長するフレームパイプ3;3それぞれに円筒状の筒体8;8を溶接等により固着して形成される。筒体8;8は、それぞれ軸方向が車体の前後方向と直交して車体の左右方向に向けて延長し、かつ、同軸上に所定距離離間してフレームパイプ3;3に配置される。
後側取付部2Bは、操縦者の荷重がより多く掛かり、その下部中央にシートダンパー1を取り付けるために、フレームパイプ3;3に掛け渡される板状の架橋片6に複数の孔として形成される。孔は、後述のロッド14を貫通させるための逃げ孔3Aと、シートダンパー1を取り付けるための複数の取付孔3B;3Bからなる。逃げ孔3Aは、車体の左右方向の中央に後述するシートダンパー1のロッド14,ワッシャ22,衝突緩衝体21が貫通可能な寸法で形成される。取付孔3B;3Bは、逃げ孔3Aを挟んで車体幅方向左右それぞれに開口するように形成される。この取付孔3B;3Bは、シートダンパー1を取り付けるための車体側の取付部である。
シートベース5は、上記筒体8;8に対応する前側取付部5Aと、上記取付孔3B;3Bにより固定されたシートダンパー1の上端を固定する後側取付部5Bとを備える。
前側取付部5Aは、筒体8;8が離間する距離と略同一の長さの筒体7Aをシートベース5の裏面5cに固着して形成される。筒体7Aは、シートベース5の前端側中央に軸線を左右方向に向けて溶接等により固着される。そして、筒体7Aと、フレームパイプ3;3に設けられた筒体8;8とが同軸となるようにシートベース5をフレーム2に配置して、固定ピン9を筒体7A,8;8に挿入することで、シートベース5が前側を軸にして後側が上下方向に回転可能に支持される。
後側取付部5Bは、シートベース5の後端側に厚さ方向に貫通する複数の取付貫通孔7B;7Bとして形成される。取付貫通孔7B;7Bは、シートダンパー1の固定ボルト33;33に対応して左右方向に所定距離離間して形成される。また、このシートベース5は、シート4を固定するための複数の貫通孔7Cを備え、この貫通孔7Cに図示するように、ボルトを貫通させてシート4が固定される。
図2は、本発明に係るシートダンパー1の分解斜視図、図3は、シートダンパー1の組立断面図である。
図2,図3に示すように、シートダンパー1は、上下に対向する車体側受座11と、シート側受座12と、コイルばね13と、ロッド14とを備える。車体側受座11は、リング状の凸部18aと、衝撃や振動を吸収するための弾性体としての金属製(鋼製)のコイルばね(以下スプリングという)13の下端が着座可能な鍔状の着座面18と、シートダンパー1を車体に固定するための取付孔16と、上下方向に延長するロッド14が貫通するロッド貫通孔17とを備える。スプリング13は、いわゆる圧縮ばねであって、線形,非線形いずれで合っても良く、線形又は非線形の圧縮ばね同士を直列に配置した組み合わせばねにより構成しても良い。
取付孔16;16は、フレーム2の取付貫通孔3B;3Bに対応する位置に板厚方向に貫通する複数のねじ孔として形成される。この取付孔16;16には、図1に示す架橋片6の下側からボルト10;10を取付孔3B;3Bに貫通させて取付孔16;16に螺合させることで、架橋片6の上面6aに車体側受座11の下面11aを面で接触させて車体側受座11が固定される。なお、車体側受座11が架橋片6に固定されたときに、シートダンパー1は、シートベース5に対して前後方向の傾斜角度が最適な取り付け角度となるように設定されている。
このように、架橋片6と車体側受座11とを面同士で接触するように固定することにより、互いの強度を高め合うことができるので、互いの取り付けにおいて車体側取付部2Bとなる架橋片6にある程度の剛性があれば車体側受座11を固定することで十分な剛性を得ることが可能となる。
ロッド貫通孔17は、図4の拡大図に示すように、車体側受座11の中心を厚さ方向に貫通するとともに、ロッドガイド19を配設するための配設孔として階段状に形成される。具体的には、ロッド貫通孔17は、ロッド14が貫通するロッド貫通部17Aと、ロッドガイド19が配設されるロッドガイド配設部17Bと、ロッドガイド19を固定するための止め輪20が配設される止め輪溝17Cとを備える。なお、ロッド貫通孔17は、フレーム2にシートダンパー1が取り付けられた状態において、架橋片6の逃げ孔3Aと一致している。
ロッド貫通部17Aは、架橋片6と接触する下面11aに開口し、ロッド14の外径寸法よりも大きな直径で形成される。具体的には、ロッド14が車体側受座11に対して傾斜したときにロッド14が干渉しない寸法の大きさである(図4参照)。
ロッドガイド配設部17Bは、ロッド貫通部17Aの上側にロッド貫通部17Aの直径よりも径大な円筒状に形成される穴で、板厚方向の略中央に位置するとともにロッド貫通部17Aと同軸に形成される。このロッドガイド配設部17Bには、ロッド14を貫通させるためのリング状のロッドガイド19が配設される。
ロッドガイド19の内周面19aは、ロッド14の車体側受座11に対する上下方向の摺動及び前,後及び左右方向への揺動を可能にするための円筒状のガイド部材であって、図4,図5に示すように、内周面19aは、上下方向中心側がロッドガイド19の中心軸方向に突出するように膨出し、略断面円弧状に形成される。具体的には、ロッドガイド19の厚さ方向である上下方向において、中央部分の内径が最も小さく、厚さ方向両側に向かって徐々に拡径する断面円弧状に形成される。また、内周面19aの最も小さい内径寸法dは、ロッド14の表面に対して所定の隙間δを有するように設定される。具体的には、ロッドガイド19の内周面19aの最も小さい内径寸法dは、ロッドガイド19を垂直に貫通したときに、ロッド14の直径に、隙間δを2倍した寸法を加えた寸法に設定される。上記曲率半径Rと隙間δとにより、図5に示すように、車体側受座11に対するロッド14の揺動する揺動角θの範囲が決定される。なお、図5においてAはロッド14の軸心を示し、A´は車体側受座11に対して傾斜したロッド14の軸心を示している。
上記曲率半径R及び隙間δは、揺動角θが最大となる最大揺動角に基づいて設定することができる。最大揺動角は、例えばシートダンパー1をフレーム2及びシートベース5に取り付けたときに、シートベース5の可動範囲に基づいて設定される。
そして、ロッド14をロッドガイド19に直交させたときから徐々に最大揺動角度となるまで傾斜させたときに、ロッド14の外周面がロッドガイド19の内周面に接触可能な一つの曲率半径Rからなる円弧で設定される。
具体的には、ロッドガイド19に対してロッド14が直交状態から傾斜すると、ロッド14の外周面は、ロッドガイド19の厚さ方向中心位置を含む半径方向の平面内において、ロッド14の傾斜方向と同一方向に移動する。このため、ロッドガイド19の厚さ方向の中心位置における内径寸法dは、ロッド14の外周面が最大揺動角となるまで移動する距離を2倍した長さをロッド14の外径寸法に加えた寸法が必要となる。
したがって、曲率半径Rは、最大揺動角となるときのロッドガイド19の中心位置を含む半径方向の平面状においてロッド14の外周面が位置する点を通り、ロッドガイド19に対してロッド14を直交させたときから徐々に最大揺動角度となるまで傾斜させたときの外周面と接するように設定すれば良い。
また、隙間δは、ロッドガイド19の厚さ方向中心位置を含む半径方向の平面内におけるロッド14の外周面が、ロッドガイド19と直交する位置から最大揺動角となる位置までの距離に相当する。このように、ロッドガイド19及びロッド14の直交状態における隙間δを設定することにより、ロッドガイド19の内周面とロッド14の外周面との距離を必要最小限とする微細な隙間に設定することができ、さらに、ロッドガイド19に対するロッド14の上下方向の摺動のみならず揺動を可能にしている。このようにロッドガイド19の内周面19aとロッド14の軸部の外周面とが所定寸法の微細な隙間をもって離間することにより、ロッドガイド19に対するロッド14の傾斜を可能にすることができ、さらに、ロッドガイド19に対するロッド14のガタつきを最小限にすることができる。なお、微細な隙間とは、ロッド14が、単にロッドガイド19に対して軸線方向に沿って摺動可能な隙間を意味するものではなく、ロッドガイド19に対してロッド14が所定の揺動角が得られるように形成された隙間である。したがって、ロッドガイド19の内周面とロッド14の外周面とが所定寸法の微細隙間をもって離間することにより、ロッド14は、ロッドガイド19の内周面19aに対してロッド14の軸線方向に沿って摺動可能となるとともにロッドガイド19に対して揺動することができる。
なお、上記曲率半径Rの設定方法は1つの設定例であり、他の方法により曲率半径Rを設定することも可能である。また、隙間δの設定方法は、上記に限らず、隙間δよりも広く設定しておき、ロッド14の揺動角の範囲の限界値に許容範囲を設定することも可能である。
このロッドガイド19は、例えば、フッ素系樹脂等の固体潤滑性を有する素材により構成することで、内周面19aとロッド14との摺動を滑らかにすることができる。
このように、ロッド14がロッドガイド19の内周面19aに対して隙間δを持って貫通するように内周面19aの内径を設定するとともに内周面19aの断面形状を円弧状に成形することにより、ロッド14が車体側受座11に対して傾斜しようとしたときに、断面円弧状に成形された内周面19aの滑らかな曲面に沿って傾斜可能となる。したがって、ロッド14は、車体側受座11に対して前,後及び左,右方向にスムースに揺動することができる。つまり、ロッド14に対するロッドガイド19の内周面19aの上,下方向の接触面積が小さくなるので、ロッド14は前後,左右方向に揺動し易くなる。
止め輪溝17Cは、ロッドガイド配設部17Bに配設されたロッドガイド19の上端面よりもやや上方に設けられ、ロッドガイド配設部17Bの直径よりもさらに径大に形成される溝である。この溝には、ロッドガイド19が軸方向に移動しないように規制するためのC字状の止め輪20が設けられる。
車体側受座11を上記構成とすることで、車体側受座11がロッド14に対して傾斜しようとした場合、図5に示すように、ロッドガイド19の内周面19aに設定された隙間δ及び円弧形状によって、ロッド14の傾斜を許容することができ、ストローク時にも、ロッド14が車体側受座11に対して傾斜した状態を維持したままストロークさせることが可能となる。
着座面18は、中央部分の肉厚部との間で断面L字状となるように、車体側受座11の外周縁に沿って板厚が薄肉に形成される。凸部18aとの境界を形成する円周面の外径は、スプリング13の内径よりも小径に形成され、車体側受座11に対するスプリング13の位置ずれを防止するように設定される。
上記ロッドガイド19を貫通するロッド14は、シートダンパー1としてのストローク量を考慮して予め所定長さに設定される太さが一様な軸体であって、下端側の端部にロッド本体の外径寸法よりも径大に形成された係止部14A、他端側の外周面に雄ねじ部51を備える。ロッド14には、例えば六角ボルトや六角穴付きボルト等の既成のものを適用することができる。この場合、ボルトのヘッド部が係止部14Aに相当し、ねじ部が雄ねじ部51となる。
係止部14Aは、実質的に車体側受座11の下面11aに係止するものであり、ロッドガイド19を介して車体側受座11にロッド14を貫通させたときに、ロッド貫通孔17Aを通過しない大きさで形成される。この係止部14Aと車体側受座11との間には、衝突緩衝体21とワッシャ22とが介在する。衝突緩衝体21は、例えば弾性を有するゴムを所定厚さのリング状に成形したものであって、ロッド14が貫通する。ワッシャ22は、衝突緩衝体21の外径よりも径大な寸法の外径及びロッド14の外径よりもやや径大な内径を有する。ワッシャ22は、衝突緩衝体21と係止部14Aとの間に介在して衝突緩衝体21の変形を規制するとともに、衝突緩衝体21が係止部14Aから脱落することを防止する。つまり、係止部14Aは、ワッシャ22と衝突緩衝体21とを介在させた状態で、車体側受座11と係止する。
従って、シートダンパー1に荷重が作用して縮み、スプリング13の復元力によって元の長さに戻ろうとしたときや伸び切り時に、車体側受座11に向けて係止部14Aが衝突するときの衝撃を衝突緩衝体21に衝撃を吸収させて、異音の発生を抑制することができる。
次にロッド14の上部構造、すなわちロッド14の上部側とシート側受座12とを継手部50を介して接続する態様について説明する。
継手部50は、図6,図7(a),(b)に示すようなシート側受座12の内部に収容され、ロッド14の先端側の雄ねじ部51が螺合される雌ねじ部53を有する筒体54と、筒体54の上部に形成され、シート側受座12の貫通孔30を上下方向に接触なく貫通する細径部56と、この細径部56の上部に、左,右方向に貫通するように形成された中空状の球体受部57と、球体受部57により外周が内包される球体58と、この球体58の左右方向の貫通孔59に嵌合されて、球体58より左右方向に両端が突出する係止ピン60とよりなる。なお、継手部50は、締付ナット36を筒体54に対して締め付けることでロッド14の先端に固定される。
係止ピン60は、円柱状のシート側受座12の中空部61に左右方向(横向き)に収容され、かつ、シート側受座12の上向きの底面(接地面)62に着座して、シート側受座12の上方向への移動を規制する。中空部61において係止ピン60の両側側面と対向する部分は、係止部31となっている。
本実施形態では、球体受部57の上下面が中心軸方向において拡径するように湾曲しており、この球体受部57の内部に、球体受部57の上下面と略同一曲率の球面を上下に有する球体58が内包されている。従って、継手部50を構成する球体受部57,球体58間の滑りにより、ロッド14,シート側受座12の前後,左右方向の揺動を許容する。シート側受座12には、ライダーの荷重、走行時のブレーキング、加速、左右方向のカーブ走行に応じて、前後,左右方向の様々な上下動あるいは、傾斜が生じるので、本実施形態の継手部50によりシート側受座12が自由に傾斜してシート4の傾斜をライダーの走行に見合う状態に適合できる。
上記継手部50には、例えば球面滑り軸受、いわゆるピローボールジョイントを適用すれば良い。
なお、上記貫通孔30は、シート側受座12を上下方向に貫通し、図7(a),(b)に示すように、例えば、継手部50の最大厚さよりも直径が大きいドリルによって2つの穴が互いに繋がるように貫通させることで容易に形成することができる。
また、上記係止部31は、上記貫通孔30を隣接して開設した穴の並び方向と直交方向で、貫通孔30と連設する窪みとして形成される。係止部31は、例えば、貫通孔30の円孔の並び方向と直交方向において、2つの円孔が重なる中心を通る直線上に、貫通孔30を挟んで両側に、貫通孔30と連設するように所定の深さで窪む穴としてそれぞれ形成される。係止部31の加工は、例えば、係止ピン60の直径よりも径大な直径のエンドミルにより開設することで、係止ピン60が接触する係止部31の底面62を平面状に容易に成形できる。
貫通孔30及び係止部31の成形によりシート側受座12の上面26aには、開口部26cが形成される。この開口部26cにはキャップ34が嵌着される。キャップ34は、例えば、上記開口部26cを塞ぐ形状にゴム素材を成形したものであって、下面に球体受部57の外周面に当接する当接面34aを備える。当接面34aは、キャップ34を開口部26cに嵌め込まれた状態でシートダンパー1をシートベース5に取り付けたときに、キャップ34の上面がシートベース5の下面5cに接触することで、ちょうど継手部50の上端部となる球体受部57の外周面に当接するように内側に窪む凹状に成形される。これにより、シートダンパー1を取り付けたときに、シート側受座12の係止部31に係合する係止ピン60は、キャップ34の押圧により係止部31の底面62に押付けられた状態となり、係止ピン60が係止部31内であそびが生じたり、ずれたりすることが防止される。
なお、このキャップ34は、あらかじめシートベース5の下面5cに図外の固着手段により所定の位置に固着させておき、シートダンパー1をシートベース5に取り付けたときに、上記開口部26cにキャップ34が嵌合して、当接面34aが球体受部57の外周面に接触するように構成しても良い。
したがって、上記構成の継手部50を有するロッド14は、係止ピン60が固定された球体58の球面に沿って球体受部57が摺動することにより、シート側受座12に対して回転可能となり、前後,左右及び前後左右の組み合わせ方向に揺動可能となる。
円筒体27は、上端がシート側受座12の下部外周の嵌合部32に嵌合した後に、例えば溶接等により固着される。なお、円筒体27をシート側受座12に溶接等により固着するとしたが、シート側受座12の嵌合部32に円筒体27が嵌合した後に、円筒体27とシート側受座12とが互いに回転不能であれば良く、例えば、嵌合部に肉厚方向外向きに突出する凸部を形成しておき、この凸部に対応する窪みや穴あるいは孔等の凹部を円筒体27に形成しておき、凸部と凹部とを一致させることで、円筒部27をシート側受座12に回転不能に固定するようにしても良い。
円筒体27は、外周面に所定ピッチのねじ部27aを備え、このねじ部27aにスプリング13の上端面が着座する調整リング28と、調整リング28を固定するための固定リング29とが螺合する。
調整リング28は、内周面に上記円筒体27のねじ部27aに螺合するねじ部28aを備え、外周面には調整リング28を円筒体27に対して回転させるための工具掛合部28bを備える。工具掛合部28bは、調整リング28の外周面に歯車状に凹凸に形成されて、フック状の工具を凹部に掛けることで円筒体27に対して調整リング28の回転を可能にする。調整リング28の下端面には、スプリング13の上端面が着座する着座面28Aが形成される。
固定リング29は、調整リング28よりもシート側に円筒体27に設けられる平板円環状の円環体である。固定リング29は、外径が調整リング28よりもやや小径に設定される。固定リング29の内周面には円筒体27のねじ部27aに螺合するねじ部29aを備え、外周面には調整リング28と同様な工具掛合部29bが形成される。この固定リング29を調整リング28に対して締付方向に回転させることで、調整リング28と固定リング29とが互いに円筒体27に固定されるような力が作用し、走行中の振動などにより調整リング28が円筒体27の周りを回転することを防止する。
すなわち、上記シート側受座12に固着された円筒体27と、調整リング28と、固定リング29とは、シート側受座12と車体側受座11との間でスプリング13を挟み込んだときに、このスプリング13に対してあらかじめ予圧を調整するための予圧調整機構を構成する。このように、スプリング13に対して予圧を調整する予圧調整機構をシートダンパー1に設けることで、ライダーの体重に合わせてスプリング13により支持する荷重を調整することができる。例えば、ライダーの体重が基準値よりも軽い場合には、予圧が弱くなるように調整し、基準値よりも重い場合には予圧が強くなるように調整すれば良い。また、ライダーが、シングル又はタンデムしている等場合に応じて調整することが可能となる。なお、本実施形態では、シート側受座12に予圧調整機構を構成したが、車体側受座11に予圧調整機構を設けるように構成することも可能である。
固定ボルト33は、本実施形態では全ねじボルトが適用される。固定ボルト33は、図7(a)に示す、シート側受座12の上面26aに開口する1組のねじ穴26A;26Aに螺合させることで、シートダンパー1におけるシート側取付部となる。なお、全ねじボルトとは、六角ボルトや六角穴付きボルトのように一端に工具を使用するために、ねじ部よりも径大な工具掛合部を備えていないものをいう。本実施形態では、固定ボルト33;33の端部にねじ径よりも小さな工具掛合部33Aを備える。工具係合部33Aは、例えば、端面33aから六角穴状に窪むように形成される。また、工具掛合部33Aは、六角穴に限らず、フィリップス、マイナス、ヘックスローブ等で形成されても良い。
このように、シート側受座12に1組の固定ボルト33;33を設け、シートベース5に、これに対応する取付貫通孔7B;7Bを形成して、シートダンパー1をシートベース5に固定することで、スプリング13の予圧の調整において、調整リング28をシート側受座12に固着された円筒体27の周りを回転させるときに、調整リング28の回転の回転とともに、シート側受座12及び円筒体27の共周りを防止することができる。
上記構成のシートダンパー1を車体に取り付けて走行した場合のシートダンパー1の挙動は、次のとおりである。図8(a),(b)は、シートダンパー1の挙動を示す図であり、図8(a)には車体に人が乗車したときの車体及びシートに対する状態、図8(b)は車体に路面からの入力が生じたときの状態を示している。
図8(a)に示すように、シートダンパー1は、人が乗車したときに、人の体重に対してスプリング13の付勢力が略拮抗するように、予圧調整手段である調整リング28を回転させて車体側受座11に対する距離を調整した後に固定リング29を調整リング28に対して締付けてスプリング13に付与する予圧が調整される。この予圧は、車体側受座11の下面11aに衝突緩衝体21が接触しているロッド14にあそびのない状態に設定されている。
そして、シートダンパー1は、図8(b)に示すように、走行時に車体に路面からの衝撃や振動等の入力Pが入力されると、人の体重と入力Pとによりスプリング13が圧縮されて、ロッド14が架橋片6の逃げ孔3Aを介して突出することで、入力Pに対する衝撃や振動等を吸収するようにストロークする。このシートダンパー1のストロークは、シートベース5の前側取付部5Aである筒体7Aの中心軸を中心として、シートベース5の後側取付部2Bと、架橋片6とが互いに近接する回転動作となる。一方で、シートダンパー1は、上端側がシートベース5の後側取付部5B、下端が車体の架橋片6にそれぞれ固定されているため、上記ストロークによる回転動作により、筒体7Aを中心とするシートベース5の後側取付部5Bと架橋片6との間の取り付け角度が変化することになる。
上記シートベース5の後側取付部5Bと架橋片6との間の取り付け角度の変化は、ロッド14が、シート側取付部であるシート側受座12及び車体側取付部である車体側受座11に対して傾斜することでストロークが可能となる。
すなわち、ロッド14は、上端側がシート側受座12に対して球面滑り軸受を介してシートベース5に固定されるシート側受座12に揺動自在に支持され、下端側が車体側受座11に設けられたロッドガイド19の断面円弧形状の内周面19aに沿って傾斜することで揺動し、シートベース5の後側取付部5Bと架橋片6との間の取り付け角度の変化、例えば、前後方向や左右方向の角度の変化を許容する。
また、シートダンパー1がストロークした状態から図8(a)に示す元の状態に戻るときには、衝突緩衝体21が車体側受座11の下面11aに接触又は衝突することで、ロッド14の係止部14Aが車体側受座11に衝突することを防止するとともに異音の発生が抑制される。
以下、本発明に係るシートダンパー1の組み立て方及び車体2への取り付け方について説明する。
まず、図2乃至図4に示すように、車体側受座11に形成されたロッドガイド配設部17Bにロッドガイド19を介挿する。次に、ロッドガイド19が車体側受座11から離脱しないように固定するための止め輪20を止め輪溝部17Cに嵌着してロッドガイド19と車体側受座11とを一体にする。
次に、ロッド14の先端側からワッシャ22、衝突緩衝体21の順にロッド14の係止部14Aまで挿通させた後に、衝突緩衝体21が車体側受座11の下面11aに接触するまで車体側受座11のロッドガイド19にロッド14を貫入させる。
次に、車体側受座11から突出するロッド14の先端側に継手部50を螺合させ、当該継手部50の筒体54に締付ナット36を締め付けることで、ロッド14に対して継手部50を固定する。
次に、スプリング13をロッド14の先端側からロッド14の外周面を囲繞するように車体側受座11の着座面18に着座させる。
次に、シート側受座12の組立てについて説明する。シート側受座12の嵌合部32に円筒体27を嵌着し、円筒体27のねじ部27aに調整リング28と固定リング29とを螺合させる。なお、ロッド14との組み付けがあるため、固定リング29及び調整リング28は、円筒体27のシート側受座12側に位置させておく。
次に、先に組み立てた車体側受座11に対してロッド14の先端からシート側受座12をロッド14に被せるようにして、円筒体27をスプリング13の内周空間に介挿させつつ調整リング28の着座面28Aにスプリング13の上端を着座させて、シート側受座12ごとスプリング13を圧縮して、シート側受座12の貫通孔30から継手部50を貫通させる。そして、シート側受座12の上面26aよりも上側に継手部50が露出するまでスプリング13を圧縮し、継手部50の貫通孔59に係止ピン60を挿入する。次に、スプリング13を圧縮する力を除荷することで、スプリング13が調整リング28を上方に押圧することによって、シート側受座12を押し上げ、係止ピン60の両端側がシート側受座12の係止部31;31の底面62;62に接触することでロッド14の先端がシート側受座12に係止されて、車体側受座11及びシート側受座12とスプリング13とが一体のダンパーとなる。そして、シート側受座12の上面26aに開口する開口部26cに、継手部50の上端に接触するようにキャップ34を嵌着する。
最後に、シート側受座12のねじ穴26A;26Aに固定ボルト33;33を螺合させることで、シートダンパー1におけるシート側の取付部が完成する。
次に、シートダンパー1のフレーム2及びシートベース5への取り付けについて図1乃至図3を用いて説明する。
シートダンパー1のフレーム2への取り付けは、車体側受座11の取付孔16;16と、フレーム2に設けられた架橋片6の車体側取付孔とを一致させてボルト10;10により締結することでフレーム2に固定される。そして、シートベース5の取付貫通孔7B;7Bにシート側受座12から突出する固定ボルト33;33を貫通させて、固定ボルト33;33にナット37;37をそれぞれ螺合させることでシートベース5にシートダンパー1が固定される。
このように、シートダンパー1の車体側受座11の取付孔16;16とフレーム2とを2本のボルト10;10により固定し、シート側受座12に2本植設された固定ボルト33;33によりシートベース5を固定することにより、スプリング13による付勢力を調整リング28により調整するときに、調整リング28とシート側受座12との共周りを防止してスプリング13による緩衝力の調整が容易となる。なお、車体側受座11の取付孔16;16とフレーム2とを2本のボルト10;10によりするように、車体側受座11に2つの取付孔16;16を設けたが、これに限定されず、3つ、4つ等の複数の取付孔16を車体側受座11に設け、これに対応する取付孔3Bをフレーム2に設けて取り付けるようにしても上記効果を得ることができる。また、固定ボルト33の本数は上記本数に限らず3本,4本等複数シート側受座12に設けることで上記効果を得ることができる。しかし、シートダンパー1の組立て工程や車体への組み付け工程の生産性を考慮した場合、取付孔16の数量や、固定ボルト33の数量は2本とすることで上記効果を得て生産性を向上させることが可能となる。
以上説明したように、シートダンパー1は、シートベース5の下面5cにシート側受座12の上面26aが面同士で接触して固定されるため、シートベース5とシート側受座12とが一体となり、互いに強度を強めあうことになる。従って、従来のようにシート側の取付部の剛性を考慮する必要がない。また、車体側受座11と架橋片6とが面同士で固定されるため従来のように車体側の取付部の剛性を考慮しなくて良い。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、衝撃や振動を吸収するための弾性体として、金属製のスプリング13として説明したが、合成ゴム等後述するエラストマー製の弾性体を適用しても良い。この場合、エラストマー製の弾性体を上記車体側受座11の着座面18及びシート側受座12の着座面28Aに着座可能な円筒状に成形すれば良い。なお、弾性体にエラストマーを用いた場合、エラストマーは、荷重を受圧することにより、半径方向に膨らむため、外周面に膨らみを拘束するために、例えば、円周方向に伸縮性のない金属や樹脂を素材とする円筒状の拘束手段を設けることで、荷重の受圧方向を一方向に規制することができる。このように、弾性体をエラストマー製とすることでシートダンパー1の重量を軽量化することができる。また、弾性体は、空気ばねにより構成しても良い。
また、衝突緩衝体21をゴム製として説明したが、一定厚みの樹脂,ゴム等のエラストマーを所定の厚さで円筒状に成形したものや、金属製のスプリングにより構成しても良い。
例えば、シートダンパー1の他の形態として、図9に示すように、上記実施形態で弾性体として適用した金属製のスプリング13に加え、エラストマー製のバンプラバー130をスプリング13とともに併設するように構成しても良い。
以下、金属製のスプリング13とエラストマー製のバンプラバー130とを併設した場合について説明する。本実施形態と上記実施形態とでは、エラストマー製の弾性体を加えた点と、衝突緩衝体21をゴム製から金属製のコイルスプリング210とした点で異なる。なお、以下の説明において上記実施形態と同一構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
バンプラバー130は、エラストマーの一つである例えば発泡ウレタンを素材として円筒状に成形された筒体である。このバンプラバー130は、ロッド14を囲繞するように円筒体27の内周側に配置される。即ち、スプリング13とバンプラバー130とが同心円上に位置するように円筒体27の内周側に配置される。バンプラバー130の長さは、例えば、スプリング13が初期状態のとき、すなわち、調整リング28により予圧が調整される前の出荷時の状態において、上端がシート側受座12の下面26bに接触し、下端が車体側受座11の凸部18aに接触可能な長さに設定される。バンプラバー130の外径は、シート側受座12に接触する上端から途中にかけて、円筒体27の内周面27bに接触可能な外径で成形され、さらに下端に向かうに従って漸次外径が縮径するとともに蛇腹状に成形されている。バンプラバー130の内周面130aには、半径方向内向きに複数の突部130Aが形成されている。突部130Aは、バンプラバー130の軸方向に離間して複数箇所、また各軸方向の位置において内周面の円周方向に沿って均等な間隔で突出するように複数設けられる。各突部130Aは、断面矩形状に形成され、軸方向のそれぞれの位置毎に異なる大きさで形成される。この突部130Aは、バンプラバー130の伸縮時のびびり音等の異音の発生を抑制している。なお、バンプラバー130の内径は、内周面130aが継手部50及びロッド14のいずれにも接触しない直径となるように成形される。
また、コイルスプリング210は、いわゆる圧縮ばねである。
このように、バンプラバー130を構成することにより、シートダンパー1がストロークしたときに、車体側受座11とシート側受座12とに軸方向に圧縮されて外周面が外側に膨らもうとするが、円筒体27の内周面27bによって膨らもうとする力が規制されて、軸方向に向かう所定の弾性力を得ることができる。つまり、円筒体27は、バンプラバー130に対する拘束手段である。
したがって、シートダンパー1は、スプリング13により得られる荷重特性と、バンプラバー130により得られる荷重特性とを組み合わせた組合せ荷重特性となり、スプリング13及びバンプラバー130の荷重特性をそれぞれ変化させることで、荷重特性の設定を容易に変化させることができる。また、予圧調整機構により、シート側受座12及び車体側受座11の間におけるスプリング13及びバンプラバー130の長さを調整することで、スプリング13及びバンプラバー130の荷重特性を調整することも可能である。
なお、バンプラバー130は、長さが、スプリング13が初期状態のときに上端がシート側受座12に接触し、下端が車体側受座11の凸部18aに接触可能な長さとしたが、これに限定されず、ストローク時の途中で、例えば、下端が車体側受座11の凸部18aに接触するように、初期状態では、車体側受座11に接触しない長さで設定しても良い。このように、バンプラバー130を構成することで、ストロークにおける初期動作は、スプリング13のみで受圧するようにし、途中からバンプラバー130とともに荷重を受圧させることで、動作時における荷重特性を変化させることができる。
また、この場合、バンプラバー130用の予圧調整機構を車体側受座11に設けることで、スプリング13及びバンプラバー130の初期状態における予圧を個別に調整することが可能となる。
上記弾性体を構成するエラストマーには、天然ゴム、合成ゴム、その他常温でゴム様弾性を有する材料から適宜に選択可能であるが、その種類、機能から合成ゴムが望ましい。合成ゴムとしては、二重結合の有無により、ジエン系ゴム,非ブタジエンゴム等が挙げられる。ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム等を挙げることができる。非ブタジエンゴムとしては、ブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、クロロスルフォンゴム、塩素化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、フッ素ゴム等を挙げることができる。本発明では、衝撃緩衝性、及び支持安定性の観点から、エラストマーの選定は、用途に応じて選択可能であるがウレタンゴムの使用が実用的である。
上記いずれの実施形態においてもキャップ34を継手部50の上端である球体受部57の上端に当接させてシート側受座12に対して押圧するものとして構成したが、例えば、シートベース5を用いずにシート4に直接シートダンパー1を取り付ける場合には、キャップ34を使用せずにシート4により継手部50を押圧させるように構成しても良い。一般にシートは、シート自体のクッション性を確保するためにウレタン等の緩衝材が使用されているので、シートダンパーとの取付部以外は緩衝材が露出することとなる。したがって、人が着座することにより、シートの緩衝材が下向きに押されることで、シートダンパーの球体受部57に接触することになり、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、ロッド14は、係止部14Aを備えるものとして説明したが、上記弾性体であるスプリング13やバンプラバー130の自然長よりもロッド14の長さを長く設定できる場合には、係止部14Aを備えていなくても良い。具体的には、走行中の振動や衝撃により、シート4が前側取付部を支点として最大に回転したときに、車体側受座11からロッド14が抜けない長さに設定できる場合には、係止部14Aを不要とすることができる。このように構成することで、シートダンパ−1の組み付け及び車体への取り付けを容易なものとすることができる。なお、この場合、衝突緩衝体21及びワッシャ22は不要となる。
また、上記本実施形態では、二輪車のシートとフレーム(車体)との間にシートダンパーを適用した例について説明したが、二輪車に限定されず、三輪車、ATV(All Terrain Vehicle:四輪バギー)、スノーモービル、ジェットスキー等の人が跨って操縦する乗り物や、農耕機やトラック等の四輪車であっても良い。
1 シートダンパー、2 フレーム、4 シート、5 シートベース、
11 車体側受座、12 シート側受座、13 スプリング、14 ロッド、
19 ロッドガイド、19a 内周面、21 衝突緩衝体、30;59 貫通孔、
31 係止部、33 固定ボルト、34 キャップ、50 継手部、60 係止ピン。

Claims (6)

  1. 車体とシートとの間に介在されて、車体とシートとの間に作用する荷重を弾性的に支持する弾性体と、
    前記弾性体を挟んで当該弾性体の弾性力を受圧するシート側受座及び車体側受座と、
    一端に前記シート側受座に対して揺動可能に結合するための継手部を有し、シート側受座に継手部を収容して係止され、他端に前記車体側受座の下面側に係止する係止部とを有するロッドとを備え、
    前記車体側受座にロッドが貫通するリング状のロッドガイドを設け、このロッドガイドの内周面は、ロッドの軸線方向に沿う両端側より中間位置方向に膨出するように断面円弧状に成形され
    前記ロッドガイドの内周面における最も小さい内径寸法は、前記ロッドガイドに直交状態のロッド表面に対し、前記直交状態からのロッドの傾斜を許容する隙間を形成する寸法に設定されたシートダンパー。
  2. 前記継手部は、前記ロッドの一端に結合された球体受部と、当該球体受部に内包される球体と、前記球体に係止ピンを嵌合させ、係止ピンをシート側受座の内部に係止し、継手部上端部をシート側受座に設けたキャップに当接させた請求項1記載のシートダンパー。
  3. 前記車体側受座の下面側と、係止部との間に衝突緩衝体を介在させた請求項1又は請求項2記載のシートダンパー。
  4. 前記弾性体をコイルばねとし、前記シート側受座又は車体側受座の少なくともいずれか一方に、前記コイルばねに付与する予圧を調整する予圧調整機構を備える請求項1乃至請求項3いずれか記載のシートダンパー。
  5. 前記弾性体をエラストマー製とし、当該弾性体の外周を包囲する拘束手段を有する請求項1乃至請求項3いずれか記載のシートダンパー。
  6. 前記弾性体をコイルばね及び円筒状のエラストマー製とし、
    前記コイルばねからなる弾性体とエラストマーからなる弾性体とを前記シート側受座及び車体側受座との間に同心円上に配置するとともに前記エラストマー製の弾性体の外周を包囲する拘束手段を設け、
    前記シート側受座又は車体側受座の少なくともいずれか一方に前記弾性体に付与する予圧を調整する予圧調整機構を備える請求項1又は請求項3いずれか記載のシートダンパー。
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