JP2010006256A - 車両用スライドレール装置 - Google Patents

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Kazuyoshi Hara
和良 原
Yamahito Kariya
山人 苅谷
Kazuhiro Ohira
和広 大平
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Abstract

【課題】組み付け作業を簡単に行うことができ、容易にかつコストを低減して製造することのできる車両用スライドレール装置を提供すること。
【解決手段】ロック装置30を、アッパレール内に取り付けられる保持部材31と、この保持部材31に揺動可能に取り付けたロック部材32と、このロック部材32に一体的に形成されて、ロアレール側の係止溝に係合し得るロック爪33と、ロック部材32と保持部材31との間に位置して、ロック部材32をそのロック爪33がその係合方向に揺動すべく付勢する弾発手段40とを備えたものとしたこと。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両のシートを前後方向にスライドさせて位置調整を行うスライドレール装置に関し、特に、そのロック機構を改良した車両用スライドレール装置に関するものである。
近年の車両においては、その車両用シートに車両用スライドレール装置が設けてあり、車両用シートの前後位置調整が行えるようになっている。このような車両用スライドレール装置は、車両用シートの位置調整が簡単に行えると同時に、固定時の剛性が高くなるようにして、衝突事故等の際の安全性を十分確保できるようにしなければならない。
勿論、車両にとって重要な車両用スライドレール装置については、上記のような使用上の簡便さや安全確保は当然として、その製造を容易にしたり、製造コストを低減したりすることも重要であり、そのような改良が、特許文献1や特許文献2にも提案されてきている。
特開2006−290029号公報、要約 特開2007−91052号公報、要約
上記特許文献1には、「別部材としてのブラケットを必要とせずにロック部材をアッパレール上に支持することができ、部品点数が少なく重量及び組立コストを低減したシートトラック装置を得る」ことを目的としてなされた、「シートトラック装置」が提案されている。
そして、この特許文献1の「シートトラック装置」は、「アッパレールに、ロック部材の収納回動穴と、この収納回動穴の前後に位置する軸支持部とを直接形成し、この前後の軸支持部に両端部を回動可能に支持したヒンジピンに、ロック部材を固定した」という構成を有していることから、上記の目的を達成できるものと思われる。
しかしながら、この特許文献1技術では、「アッパレールに、ロック部材の収納回動穴と、この収納回動穴の前後に位置する軸支持部とを直接形成」しなければならず、アッパレールにこれらの回動穴や軸支持部を直接形成する作業自体が非常にコストと手間の掛かるものであると考えられる。しかも、上記の「前後の軸支持部に、ヒンジピンの両端部を回動可能に支持」しなければならず、このことも、作業自体が非常にコストと手間の掛かるものであると考えられる。
一方、特許文献2の「車両用シートスライド装置」は、「製造コストの低廉化及び省スペースを実現することのできる車両用シートスライド装置を提供する」ことを目的としてなされていはいるが、「ロック機構は、ロアレールの長手方向に並設された複数のロック孔と、アッパレールの長手方向に伸びる回動軸線を持つ支軸と、回動軸線回りに回動し、ロック孔に対し係脱可能なロックレバーとを有する。また、アッパレールを内側に折り返して凹設された折返し部で支軸を支持する」と言う構成を有しているため、非常に複雑な構造のものとなっている。つまり、この特許文献2の技術も、製造作業自体が非常にコストと手間の掛かるものになっていると考えられる。
そこで、本発明者等は、この種の車両用スライドレール装置について、必要な機能を十分備えたものとして簡単に製造することができて、しかもその製造コストを低減するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、特にそのロック装置を改良することによって、車両用スライドレール装置としての組み付け作業を簡単に行うことができ、容易にかつコストを低減して製造することのできる車両用スライドレール装置を提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「互いにスライド可能に組み付けた車体側のロアレール10と、シート側のアッパレール20との間に、両者のスライドを規制するロック装置30を設けた車両用スライドレール装置100であって、
ロック装置30を、
アッパレール20内に取り付けられる保持部材31と、
この保持部材31に揺動可能に取り付けたロック部材32と、
このロック部材32に一体的に形成されて、ロアレール10側の係止溝11に係合し得るロック爪33と、
ロック部材32と保持部材31との間に位置して、ロック部材32をそのロック爪33がその係合方向に揺動すべく付勢する弾発手段40と
を備えたものとしたことを特徴とする車両用スライドレール装置100」
である。
すなわち、本発明に係る車両用スライドレール装置100は、図1にも示すように、互いにスライド可能に組み付けた車体側のロアレール10と、シート側のアッパレール20との間に、両者のスライドを規制するロック装置30を設けたものであるが、ロック装置30自体に工夫を行ったものである。なお、一般的な車両用シート200では、その両側下部にそれぞれ左右対称形状の車両用スライドレール装置100が配置してあって、各車両用スライドレール装置100はそれぞれ、本発明の重要構成要素であって左右対称であるロック装置30を備えている。
まず、ロック装置30は、図6〜図8に示すように、アッパレール20内に取り付けられる保持部材31と、この保持部材31に揺動可能に取り付けたロック部材32とを備えている。これらの保持部材31及びロック部材32は、図8に示すように、一方(図示したものの場合はロック部材32)を他方(図示したものの場合は保持部材31)の中に組み入れることができる形状にしてあり、図6及び図7に示すような一体化が簡単に行えるようにしてある。
これらの保持部材31及びロック部材32を組み込むにあたっては、互いに対して揺動し得るようにするとともに、両者間に弾発手段40を位置させて一定の方向に回動するように常に付勢させておく。そして、いずれか一方に、ロアレール10側の係止溝11に係合し得るロック爪33を形成しておくとともに、このロック爪33を有さない方をアッパレール20側に固定しておくのである。換言すれば、このロック爪33は、ロアレール10側の係止溝11に係合し得るように動けばよいものであり、次に述べるように、ロック部材32側に設けてもよいが、保持部材31側に設けて実施してもよいものである。保持部材31にロック爪33を設ける場合は、保持部材31を揺動可能に、かつロック部材32をアッパレール20側に固定する必要がある。
後述する最良形態の場合、保持部材31はアッパレール20側に固定するようにしてあり、一方ロアレール10側の係止溝11に係合し得るロック爪33は、ロック部材32に一体的に形成してある。そして、ロック部材32と保持部材31との間に位置させた弾発手段40は、そのロック爪33がその係合方向(ロアレール10側の係止溝11に係合し得る方向)に揺動すべく、固定状態にある保持部材31に対してロック部材32を回動するように付勢している。
つまり、このロック装置30を組み立ててアッパレール20に取り付けることにより完成された車両用スライドレール装置100においては、ロック爪33がロアレール10側の係止溝11に係合しており、この係合状態は、保持部材31とロック部材32との間に位置させた弾発手段40によって維持されている。換言すれば、弾発手段40は、ロック爪33の係止溝11に対する係合状態を維持するために、ロック部材32を、図8中の矢印方向に付勢するものでなければならない。
このロック爪33の係止溝11に対する係合状態を解くためには、係止溝11が図5に示すように、下方に向けて開口したものとなっているから、ロック爪33を、図10に示す状態から図11に示す状態へと変化させる、つまり最良形態で述べる枢軸32cを中心にした揺動をさせなければならない。このロック爪33の揺動、つまり回動は、このロック爪33を一体化しているもの、すなわち、後述する最良形態ではロック部材32を、弾発手段40の弾発力に抗して回動させなければならないが、それを行うのが、次に述べる操作レバー210によって操作される操作片220による被押圧部34の押圧なのである。
以上のように構成したロック装置30は、左右の車両用スライドレール装置100に適用できるように、左右対称のものとして構成されることはいうまでもなく、これらのロック装置30は、図5に示すような、一本の操作レバー210によって同時に操作されるものである。この操作レバー210は、これを車両用シート200の前方下部にて引き上げることにより、車両用シート200の側面で支点部材230にて揺動されることになる部材の後端に設けた操作片220を下動させるのであり、この操作片220の被押圧部34の押圧によって、ロック装置30のロック状態は解除されるのである。
さて、以上のように構成したロック装置30による車両用スライドレール装置100のロック状態、及びロック解除操作について以下に説明していくが、まず、図7及び図10を使用してロック状態から説明する。このロック装置30によるロック状態は、図10の(a)に示すように、ロック爪33がロアレール10側の係止溝11内に係合しており、弾発手段40によってロック部材32が図8の矢印にて示す方向に付勢されていて、ロック状態が維持されている。
以上のロック状態を解除するには、車両用シート200に座った使用者が操作レバー210を上側に引き上げる。そうすると、図3からも理解できるように、操作片220が支点部材230を中心に下動して、ロック装置30側の被押圧部34を弾発手段40の付勢力に抗して押し下げることになる。これにより、図11に示すように、ロック部材32が図示時計方向、つまり、図8に示した矢印とは反対方向に回動するのである。そうすると、各ロック爪33は下方に揺動することになって、係止溝11から離れる、つまりロックが解除されることになる。
勿論、使用者が操作レバー210から手を離せば、操作レバー210は元位置に復帰して、図3に示したように、操作片220が被押圧部34から離れてその押圧をしなくなる。そうなると、弾発手段40の付勢力によってロック部材32が図10の(a)に示した状態に復帰してロック状態となるのである。
以上、説明した通り、当該車両用スライドレール装置100は、そのロック装置30を、保持部材31、ロック部材32、及び弾発手段40との3点で構成できるだけでなく、ロアレール10やアッパレール20にこのロック装置30のための特別な加工は必要ないから、部品点数を少なくできて加工工程も省略でき、結果的にコストを低減させ得るものとなっている。
また、このロック装置30は、保持部材31、ロック部材32、及び弾発手段40の3点を、例えば図7に示すように組み込んでしまうことができ、アッパレール20にそのまま取り付けられる一個の部品となっている。これにより、この車両用スライドレール装置100を製造するに当たって、ロアレール10やアッパレール20に対する加工もそれ程必要がないから、車両用スライドレール装置100の製造工程数及び製造コストを低減させ得るのである。
従って、この車両用スライドレール装置100は、組み付け作業を簡単に行うことができ、容易にかつコストを低減して製造することのできるものとなっているのである。
また、上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の車両用スライドレール装置100について、
「保持部材31を、スライド方向に直交する一対のアーム部31aと、これらのアーム部31aを連結する橋架部31bとを有したものとするとともに、
ロック部材32を、スライド方向に直交する一対のアーム部32aと、これらのアーム部32aを連結する橋架部32bとを有したものとし、
かつ、ロック部材32側の橋架部32bに各ロック爪33を一体的に形成するとともに、
弾発手段40を両橋架部31b・32b間に位置させたこと」
である。
すなわち、この請求項2の車両用スライドレール装置100では、そのロック装置30を構成している保持部材31及びロック部材32の形状及び構成をより具体的にしたものであり、これらの保持部材31及びロック部材32は、図7及び図8に示すように、スライド方向に直交する一対のアーム部31a・32aと、これらのアーム部31a・32aを連結する橋架部31b・32bとをそれぞれ有したものとしたのである。
また、保持部材31については、これをアッパレール20側に取り付けるものとするために、図8にも示すように、各アーム部31aの先端部に止めリベット31cのための取付部31dを形成したものであり、この取付部31dを、図3に示すように、止めリベット31cによってアッパレール20に固定するものである。一方、ロック部材32については、図8に示すように、両方のアーム部32aに枢軸32cを形成して、この枢軸32cを保持部材31側の各アーム部31aに形成した穴内に係合できるようにしてある。
また、ロック部材32の一方のアーム部32aにはこれと一体的な立ち上がり部32dが形成してあり、この立ち上がり部32dの先端には、操作レバー210と連携する上述した被押圧部34が、図8にも示すように形成してある。また、このロック部材32側の橋架部32bには、上述した各ロック爪33が一体的に形成してある。
そして、上記弾発手段40は、図7及び図8に示すように、保持部材31側及びロック部材32側の両橋架部31b・32b間に位置させてある。この弾発手段40は、保持部材31に一体的にしてあるものが図示してあるが、独立部品のスプリングを採用してもよいことは、上記請求項1の場合と同様である。なお、スプリングを採用した場合、このスプリングを両アーム部31a・32a間に位置させてもよい。
ロック装置30の保持部材31及びロック部材32を以上のように構成した結果、図7にも示すように、例えばロック部材32を保持部材31内に収納した状態にすることができ、かつ、各ロック爪33をロアレール10の係止溝11内に係合する方向に付勢する弾発手段40の収納あるいは形成場所を、両橋架部31b・32b間にすることができて、ロック装置30全体を一個の部品としたときのコンパクト化をより効果的に行える。しかも、各ロック爪33がロアレール10側の係止溝11内に向けて揺動し得る構造となってるだけでなく、弾発手段40をロック爪33の揺動方向に付勢できる構造・形状のものとすることができ、各ロック爪33が弾発手段40の付勢力を素直に受けてロアレール10側の係止溝11内に確実に係合するものとなるのである。
換言すれば、保持部材31やロック部材32の形状を「略コ字状」にしたから、両者の製造も組立も容易であるだけでなく、ロック部材32及びこれに一体化したロック爪33の揺動や元への復帰が確実に行えるのである。
従って、この請求項2に係る車両用スライドレール装置100では、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、ロック装置30がコンパクトで機能性の高いものとなっているのである。
さらに、上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項2に記載の車両用スライドレール装置100について、
「保持部材31側の橋架部31bに弾発手段40となる板バネ41を一体的に設けるとともに、この板バネ41の作用点42を、ロック部材32の橋架部32bに係止するようにしたこと」
であり、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項2に記載の車両用スライドレール装置100について、
「ロック部材32側の橋架部32bに弾発手段40となる板バネ41を一体的に設けるとともに、この板バネ41の作用点42を、保持部材31の橋架部31bに係止するようにしたこと」
である。
すなわち、これらの請求項3及び請求項4の車両用スライドレール装置100では、そのロック装置30を構成している弾発手段40を、保持部材31側の橋架部31bまたはロック部材32側の橋架部32bに一体的に設けた板バネ41としたものである。また、この板バネ41の作用点42は、ロック部材32または保持部材31の橋架部32bまたは31bに係止するようにしてある。勿論、図7及び図8に示した最良形態では、保持部材31側の橋架部31bに板バネ41を一体化し、この板バネ41の作用点42が、ロック部材32の橋架部32bに係止するようにしたのであるが、この板バネ41は、ロック部材32側の橋架部32bに一体化し、この板バネ41の作用点42が、保持部材31の橋架部31bに係止するようにしてもよい。
従って、これらの請求項3または請求項4に係る車両用スライドレール装置100では、上記請求項2のそれと同様な機能を発揮する他、弾発手段40の付勢方向をロック爪33の揺動方向と完全に一致させることができて、ロック装置30をより一層コンパクトで機能性の高いものとし得るのである。
以上、説明した通り、本発明においては、
「互いにスライド可能に組み付けた車体側のロアレール10と、シート側のアッパレール20との間に、両者のスライドを規制するロック装置30を設けた車両用スライドレール装置100であって、
ロック装置30を、
アッパレール20内に取り付けられる保持部材31と、
この保持部材31に揺動可能に取り付けたロック部材32と、
このロック部材32に一体的に形成されて、ロアレール10側の係止溝11に係合し得るロック爪33と、
ロック部材32と保持部材31との間に位置して、ロック部材32をそのロック爪33がその係合方向に揺動すべく付勢する弾発手段40と
を備えたものとしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、ロック装置30をコンパクトで機能性の高いものに改良することができ、車両用スライドレール装置100としての組み付け作業を簡単に行うことができて、容易にかつコストを低減して製造することのできる車両用スライドレール装置100を提供することができるのである。
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良形態である車両用スライドレール装置100について説明すると、図1には、本発明に係る車両用スライドレール装置100を採用した車両用シート200の側面図が示してあり、この車両用シート200の前方下部には、当該車両用シート200に座った使用者が操作する操作レバー210の一部が突出している。つまり、当該車両用シート200の位置を調整したい使用者は、車両用シート200上に座った状態で操作レバー210を引くことにより、車両用スライドレール装置100をロック状態にしているロック装置30の解除を行うのである。なお、車両用シート200が適宜位置になったとき、使用者が操作レバー210から手を離せば、ロック装置30は再びロック状態に自動的に戻る。
また、車両用シート200の操作レバー210は、図5に示したように、操作片220を有する部材が連結されるものであり、この部材は支点部材230によって揺動可能に車両用シート200側に取り付けられるものである。つまり、操作片220は、操作レバー210の突出した部分を使用者が引き上げると支点部材230を中心に下動するのであり、支点部材230のさらに下方に配置してある操作レバー210側の被押圧部34(図3及び図4参照)を押圧するものである。
この車両用スライドレール装置100は、図1〜図5に示したように、車体側に固定されるロアレール10と、これにスライド可能に組み付けたアッパレール20と、このアッパレール20に取り付けたロック装置30とを備えているものであり、ロアレール10には、図3〜図5に示したように、数の係止溝11が下方に向けて開口した状態で、等ピッチで多数形成してある。一方、アッパレール20は、図9〜図11に示したように、シート連結ピン22を介してロアレール10に対してスライド可能に組み付けてあり、その上面には、上記車両用シート200を連結するためにシート連結ピン22が、図3及び図4に示したように、突出形成してある。
ロック装置30は、図7及び図8に示したように、保持部材31、ロック部材32、ロック爪33、被押圧部34、及び弾発手段40を備えたものである。本最良形態では、保持部材31及びロック部材32を、一対のアーム部31a・32aと、これらのアーム部31a・32aを連結する橋架部31b・32bとをそれぞれ有したものとしてある。各アーム部31a・32aは、当該車両用スライドレール装置100のスライド方向に直交するものであり、後述するロック爪33の揺動方向に延びているものである。
特に、保持部材31については、これをアッパレール20側に取り付けるものとするために、図8にも示したように、各アーム部31aの先端部に止めリベット31cのための取付部31dが形成してあり、この取付部31dを、図3に示したように、止めリベット31cによってアッパレール20に固定してある。一方、ロック部材32については、図8に示したように、一方のアーム部32aに枢軸32cを形成して、この枢軸32cを保持部材31側のアーム部31aに形成した穴内に係合できるようにしてある。また、他方のアーム部32a、及び保持部材31側のアーム部31aには、保持部材31とロック部材32とを組み合わせし易くするために、図示しない止めピンを挿通するための穴が形成してある。
さらに、ロック部材32の一方のアーム部32aにはこれと一体的な立ち上がり部32dが形成してあり、この立ち上がり部32dの先端には、操作レバー210と連携する上述した被押圧部34が、図8にも示したように形成してある。また、このロック部材32側の橋架部32bには、上述した各ロック爪33が一体的に形成してある。
そして、弾発手段40は、図7及び図8に示したように、保持部材31側及びロック部材32側の両橋架部31b・32b間に位置させてあるが、この弾発手段40は、保持部材31に一体化した板バネ41としてある。この板バネ41は、図10の(b)にも示したように、自由端部側を折り曲げて形成あるが、この自由端部は、負荷が係っていない場合には、図10の(b)中の実線に示した位置となるものである。換言すれば、この板バネ41を弾発手段40とするために、保持部材31全体をバネ鋼によって形成したものである。
勿論、板バネ41の自由端部は作用点42となるのであるが、この作用点42は、図7にも示したように、保持部材31に対して揺動するロック部材32の橋架部32bに当接するものである。
本発明に係る車両用スライドレール装置を採用した車両用シートの側面図である。 左方の車両用スライドレール装置の拡大平面図である。 同車両用スライドレール装置の側面図である。 図3に示した状態から車両用シート側部分を外した状態の車両用スライドレール装置の拡大側面図である。 ロアレールとアッパレールとの関係、及びこれらと操作レバーとの関係を示す分解斜視図である。 同操作レバーとロック装置との位置関係を示す斜視図である。 一個の部品とされたロック装置の斜視図である。 保持部材とロック部材とを分解した状態のロック装置の斜視図である。 図4中の1−1線に沿ってみた部分縦断面図である。 図9に示したロック装置を拡大して示したもので、(a)はロック状態にあるロック装置と係止溝との関係を示す部分拡大断面図、(b)はロック装置のみの拡大断面図である。 ロックが解除されたときのロック装置を示す部分拡大断面図である。
符号の説明
100 車両用スライドレール装置
10 ロアレール
11 係止溝
20 アッパレール
21 転動ローラ
22 シート連結ピン
30 ロック装置
31 保持部材
31a アーム部
31b 橋架部
31c 止めリベット
31d 取付部
32 ロック部材
32a アーム部
32b 橋架部
32c 枢軸
32d 立ち上がり部
33 ロック爪
34 被押圧部
40 弾発手段
41 板バネ
42 作用点
200 車両用シート
210 操作レバー
220 操作片
230 支点部材

Claims (4)

  1. 互いにスライド可能に組み付けた車体側のロアレールと、シート側のアッパレールとの間に、両者のスライドを規制するロック装置を設けた車両用スライドレール装置であって、
    前記ロック装置を、
    前記アッパレール内に取り付けられる保持部材と、
    この保持部材に揺動可能に取り付けたロック部材と、
    このロック部材に一体的に形成されて、前記ロアレール側の係止溝に係合し得るロック爪と、
    前記ロック部材と保持部材との間に位置して、前記ロック部材をその前記ロック爪がその係合方向に揺動すべく付勢する弾発手段と
    を備えたものとしたことを特徴とする車両用スライドレール装置。
  2. 前記保持部材を、前記スライド方向に直交する一対のアーム部と、これらのアーム部を連結する橋架部とを有したものとするととともに、
    前記ロック部材を、前記スライド方向に直交する一対のアーム部と、これらのアーム部を連結する橋架部とを有したものとし、
    前記ロック部材側の橋架部に前記各ロック爪を一体的に形成するとともに、
    前記弾発手段を前記両橋架部・間に位置させたこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両用スライドレール装置。
  3. 前記保持部材側の橋架部に前記弾発手段となる板バネを一体的に設けるとともに、この板バネの作用点を、前記ロック部材の橋架部に係止するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の車両用スライドレール装置。
  4. 前記ロック部材側の橋架部に前記弾発手段となる板バネを一体的に設けるとともに、この板バネの作用点を、前記保持部材の橋架部に係止するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の車両用スライドレール装置。
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