JP2009130027A - 半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2009130027A
JP2009130027A JP2007301569A JP2007301569A JP2009130027A JP 2009130027 A JP2009130027 A JP 2009130027A JP 2007301569 A JP2007301569 A JP 2007301569A JP 2007301569 A JP2007301569 A JP 2007301569A JP 2009130027 A JP2009130027 A JP 2009130027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
average pitch
resist film
mask
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007301569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4993371B2 (ja
Inventor
Tetsuji Matsuo
哲二 松尾
Koji Otsuka
康二 大塚
Hiroshi Fukushima
博司 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd, Sanken Electric Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2007301569A priority Critical patent/JP4993371B2/ja
Publication of JP2009130027A publication Critical patent/JP2009130027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4993371B2 publication Critical patent/JP4993371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

【課題】半導体発光素子の表面に全反射阻止用粗面を容易に形成することが困難であった。
【解決手段】半導体発光素子を形成するための半導体ウエーハ1の主面9上にレジスト膜を設け、このレジスト膜に金型で凹部を形成する。凹部を有するレジスト膜をマスクとしてドライエッチングを施すことによって第1の平均ピッチP1で配置された第1の凹部17を半導体ウエーハ1に形成する。第1の凹部17を有する半導体ウエーハ1の主面9にAgから成るマスク形成用金属膜を形成する。このマスク形成用金属膜に熱処理を施して凝集を生じさせる。凝集で生じたAgから成る粒状体をマスクとして半導体ウエーハ1をドライエッチングして半導体ウエーハ1の主面9上に第2の平均ピッチP2で配置された多数の第2の凹部22を形成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、半導体発光素子用ウエーハに全反射を抑制するための粗面を形成する方法、及び全反射を抑制するための粗面を有する半導体発光素子に関する。
半導体発光ダイオードは、光を放射する半導体チップとこれを被覆する光透過性保護樹脂とから成る。半導体チップの光を外部に取り出す面を有する半導体層(例えば電流分散層又はコンタクト層)の光屈折率は2.0〜3.5程度であり、保護樹脂の光屈折率は1.5程度であるので、半導体チップと保護樹脂との間の臨界角は25〜48度となる。このため半導体チップの光取り出し面に入射する光の入射角が臨界角よりも大きい場合には、全反射が生じ、入射角の大きい光を外部に取り出すことが不可能になり、光取り出し効率が低下する。
上記の全反射による光取出し効率の低下を抑制するために半導体チップの表面を粗面化することが特開2003−209283号公報(特許文献1)等で公知である。この特許文献1では、発光半導体領域の光取出し面をブレード加工(刃物による加工)又はレジストマスクを使用したエッチング加工(ホトリソグラフィー技術)によって粗面が形成されている。しかし、ブレード加工の場合は特別な工具が必要になり、また、ホトリソグラフィー技術の場合には、マスクが必要になるばかりでなく、数十〜数百nmの凹凸を安定的に形成することが難しい。このため、従来方法で発光半導体領域の表面に粗面を容易且つ安価に形成することが困難であった。また、半導体発光素子の光取り出し効率の更なる向上が困難であった。
特開2003―209283号公報
本発明が解決しようとする課題は、光取り出し効率の更なる向上が可能な粗面を有する半導体発光素子が要求されていることであり、本発明の目的はこの要求に応えることができる半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、
発光半導体領域を有するウエーハの表面にレジスト膜を形成する工程と、
多数の凸部又は凹部が第1の平均ピッチで配置された凹凸面を有する成形用型を前記レジスト膜に押し当てることによって前記成形用型の凹凸面の凸部に対応した凹部と前記成形用型の凹凸面の凹部に対応した凸部とを前記レジスト膜に形成する工程と、
前記レジスト膜に非選択的にエッチング処理を施して前記レジスト膜の凹部の全部を除去し且つ前記レジスト膜の凸部の一部を除去し、前記レジスト膜の残存部分から成るマスクを得る工程と、
前記レジスト膜のエッチング処理に連続したエッチング処理又は別なエッチング処理を前記ウエーハに施すことによって前記ウエーハの前記マスクで覆われていない部分に前記レジスト膜の凹部に対応した凹部を形成する工程と、
前記レジスト膜の残存部分を前記ウエーハのエッチング処理後又はエッチング処理中に除去する工程と、
前記凹部を有する前記ウエーハの表面上に、凝集する性質を有し且つウエーハをエッチングする時にマスクとして機能する性質を有する金属材料から成る金属膜を形成する工程と、
凝集させることができる温度の熱処理を前記金属膜の形成と同時又は形成後に前記金属膜に対して施して前記金属膜を前記第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された多数の粒状体に変化させる工程と、
前記多数の粒状体をマスクとして使用して前記ウエーハの前記多数の粒状体で覆われていない領域をエッチングして前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を得る工程と、
前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を形成する工程の後又はこの工程中に、前記ウエーハ上の前記多数の粒状体を前記除去する工程と
を有していることを特徴とする半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法に係わるものである。
なお、各請求項の発明におけるウエーハは、発光半導体領域のみを有する半導体ウエーハのみでなく、半導体ウエーハの光取り出し面にITO等の光透過性導電膜を伴ったウエーハ、及び発光半導体領域が半導体基板又は絶縁基板に支持された構成のウエーハ等も意味している。
また、各請求項の発明におけるレジスト膜は、耐エッチング性を有するもののみでなくドライエッチング又はウエットエッチングの時間に比例的にエッチングが進行する被膜も意味している。
また、各請求項の発明における凝集は、金属膜が多数の粒状体(凝集体)又は塊に変化する現象を意味している。
また、各請求項の発明におけるエッチングは、周知のドライエッチング又は周知のウエットエッチングを意味している。
また、各請求項の発明における多数の凹部又は凸部の第1の平均ピッチは、第1の凹部又は凸部の中心とこれに隣接する別の第1の凹部又は凸部の中心との相互間隔の多数の平均値を意味している。同様に、多数の凹部又は凸部の第2の平均ピッチは、第2の凹部又は凸部の中心とこれに隣接する別の第2の凹部又は凸部の中心との相互間隔の多数の平均値を意味している。
なお、請求項2に示すように、前記レジスト膜のエッチング処理はドライエッチングであり、且つ前記粒状体をマスクとしたエッチングもドライエッチングであることが望ましい。
また、請求項3に示すように、前記レジスト膜に成形用型を使用して第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を得る代わりに、前記レジスト膜を選択的に除去することによって前記レジスト膜に第1の平均ピッチで配置された多数の開口又は凹部又は凸部を形成することができる。
また、請求項4に示すように、レジスト膜に第1の平均ピッチで配置された多数の開口又は凹部又は凸部を形成する工程の前に、ウエーハの表面に金属膜の凝集に基づいて第2の平均ピッチで配置された多数の粒状体(凝集体)を得る工程、及びこの多数の粒状体をマスクとして使用してウエーハの前記多数の粒状体で覆われていない領域をエッチングして前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を得る工程を設けることができる。
また、請求項5に示すように、ウエーハの表面に金属膜の凝集に基づいて第2の平均ピッチで配置された多数の粒状体(凝集体)を得る工程の後に、粒状体(凝集体)を有するウエーハの表面にレジスト膜を設け、次に、レジスト膜に第1の平均ピッチで配置された多数の開口又は凹部又は凸部を形成し、次に、開口又は凹部又は凸部を有するレジスト膜をマスクとしてウエーハにエッチング処理を施し且つ残存したレジスト膜を除去し、次に、多数の粒状体をマスクとして使用してウエーハの前記多数の粒状体で覆われていない領域をエッチングして前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を得ることができる
本願の請求項1の半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法に係わる発明は次の効果を有する。
(1)請求項1の発明では、レジスト膜に成形用型を使用して第1のピッチを有する凹部又は凸部を形成し、しかる後、凹部又は凸部を有するレジスト膜をマスクとしてウエーハにエッチング処理を施すことによってウエーハに第1の平均ピッチを有する複数の第1の凹部又は凸部を形成する。従って、ホトリソグラフィー技術を使用しないで、ウエーハに第1の平均ピッチを有する複数の第1の凹部又は凸部を容易に形成することができる。
(2) 第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された第2の凹部又は凸部は、凝集する性質を有する金属材料からなる金属膜をウエーハの表面に形成し、この凝集によって形成された粒状体(凝集体)をマスクとして使用してウエーハをエッチングすることによって形成される。従って、第2の平均ピッチで配置された第2の凹部又は凸部をフォトリソグラフィー工程を伴なわないで容易に形成することができ、加工コストの低減を図ることができる。
(3) 半導体ウエーハの第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部とは半導体発光素子を形成した時に、光取り出し面における全反射の低減に寄与する。互いに平均ピッチの異なる第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部とを設けると、光取り出し面の実効面積が増加するので、光の取り出し効率が向上する。
請求項2に従う発明によれば、ドライエッチングによって第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部とを容易に形成することができる。
請求項3に従う発明では、請求項1の成形用型を使用してレジスト膜に凹凸を形成する代わりに、周知のリソグラフィー技術によってレジスト膜に開口又は凹部又は凸部を形成し、しかる後ウエーハをエッチングしている。従って、請求項3の発明によれば、請求項1の発明の上記(1)の効果は得られない。しかし、第2の平均ピッチを有する第2の凹部又は凸部の形成方法は請求項1の発明と同一であるので、請求項1の発明の上記(2)(3)と同一の効果は得られる。
請求項4及び5の発明においては、第2の平均ピッチで配置された第2の凹部又は凸部が凝集に基づいて形成された粒状体をマスクとして使用したエッチングで形成される。従って、請求項4及び5の発明は請求項1の発明の上記(2)(3)と同様な効果を得ることができる。
請求項6の発明に従う半導体発光素子は、第1の平均ピッチで配置された第1の凹部又は凸部と、第2の平均ピッチで配置された第2の凹部又は凸部とを含む粗面を有するので、請求項1の発明の上記(3)と同様な効果を得ることができる。
次に、図1〜図18を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1に示す実施例1におけるダブルへテロ接合型半導体発光素子用の半導体ウエーハ1は基板2とバッファ層3と発光半導体領域4とから成る。発光半導体領域4は光を発生する部分であって、n型半導体層5と活性層6とp型半導体層7と補助半導体層8とから成る。基板2はn型又はp型不純物が添加されたシリコンから成り、導電性を有している。この基板2をシリコン以外の半導体、又はサファイア、セラミック等の絶縁体で形成することもできる。バッファ層3は、基板2の上にAlNとGaNとを交互に複数回エピタキシャル成長させた多層構造バッファである。勿論、バッファ層3を単層バッファ層にすること、又はバッファ層3を省くこともできる。
n型半導体層5はn型クラッド層と呼ぶこともできるものであって、バッファ層3の上に例えばn型窒化物半導体(例えばn型GaN)をエピタキシャル成長させることによって形成されている。活性層6は、n型半導体層5の上に例えば不純物が添加されていない窒化物半導体(例えばInGaN)をエピタキシャル成長させることによって形成されている。図1では図示を簡略化するために活性層6が1つの層で示されているが、実際には周知の多重量子井戸構造を有している。勿論、活性層6を単一の半導体層とすることもできる。また、活性層6を省いてn型半導体層5にp型半導体層7を直接に接触させることもできる。p型半導体層7はp型クラッド層と呼ぶこともできるものであって、活性層6の上に例えばp型窒化物半導体(例えばp型GaN)をエピタキシャル成長させることによって形成されている。p型半導体層7の上に配置された補助半導体層8は、電流分散層又はオーミックコンタクト層と呼ぶこともできるものであって、例えばp型半導体層7よりもp型不純物が高濃度に添加された例えばp型窒化物半導体層(例えばp型GaN)をエピタキシャル成長させることによって形成されている。この補助半導体層8は発光に直接に関与しないので、これを省くことも可能である。
発光機能を有する半導体ウエーハ1の一方の主面9は光取り出し面として機能する。半導体発光素子のアノード電極は半導体ウエーハ1の一方の主面9に形成され、カソード電極は導電性を有する半導体ウエーハ1の他方の主面10即ち基板2の下面に形成される。半導体ウエーハ1の一方の主面9の一部は、半導体発光素子を形成する時に光透過性保護樹脂で覆われる。既に説明したように半導体ウエーハ1の光取り出し面を含む部分(補助半導体層8)と光透過性保護樹脂とは互いに異なる光屈折率を有している。ところで、光取り出し面に向う光の全部が光取り出し面に対して臨界角よりも小さい入射角で入射するとは限らない。光取り出し面に対する入射角が臨界角よりも大きい光は、光取り出し面で全反射し、外部に取り出せない。従って、全反射による光取り出し効率の低下を防ぐために半導体ウエーハ1の一方の主面9の粗面化が必要になる。
本実施例では、半導体ウエーハ1の光取り出し面として使用される一方の主面9の粗面化のために、図11に示すように半導体ウエーハ1の一方の主面9に、第1の平均ピッチP1で配置された多数の第1の凹部17及び凸部18と、第1の平均ピッチP1よりも小さい第2の平均ピッチP2で配置された多数の第2の凹部22及び凸部23とが形成される。
まず、第1の凹部17及び凸部18を形成する時には、図2に示すように半導体ウェーハ1の一方の主面9上にレジスト膜(絶縁性膜又は感光性樹脂膜)11を例えば塗布方法によって所定の厚み(例えば1.5〜2.0μm)に形成する。この実施例のレジスト膜11は典型的なリソグラフィー技術のための膜として使用されず、プレス加工(塑性変形加工)するための膜として使用される。従って、このレジスト膜11は塑性変形可能な性質を有する種々の材料から選択されたもの、例えばSGO(Spin On Glass)で形成される。
次に、図3及び図4に示す成形用型としての金型12を用意する。この金型12には、複数の四角錐台状の凸部13が第1の平均ピッチP1即ち中心間隔を有して形成されている。図3の金型12では複数の凸部13が規則性を有して配置されている。しかし凸部13を不規則的即ちランダムに配置することもできる。複数の凸部13が不規則に配置されている場合には、互いに隣接する2つの凸部13の中心間隔が一定値にならない。そこで、多数の凸部13の相互間隔の平均を第1の平均ピッチP1と呼ぶことにする。なお、規則性を有して凸部13が配置されている場合であっても必ずしも全ての相互間隔が同一にならないので、全ての相互間隔の平均を第1の平均ピッチP1と呼ぶことにする。金型12の凸部13の形状は、後述する半導体ウエーハ1における第1の凹部17が得られるように決定される。
図3及び図4に示す四角錐台状の凸部13を、角柱状、円錐台状、円柱上、三角錐状、三角錐台状、三角柱状等の別の形状に変更することもできる。
凸部13の数及び第1の平均ピッチP1は、完成した1つの半導体発光素子の光取り出し面に相当する面積に複数個の凸部13が含まれるように決定される。また、第1の平均ピッチP1は後述する第2の平均ピッチP2よりも大きく決定され、好ましくは、1〜20μmとされる。また、凸部13の高さは好ましくは0.5〜5μmに決定される。
次に、図4に示すように金型12の凸部13を有する面をレジスト膜11に対向させ、金型12を所定の圧力(例えば50MPa)でレジスト膜11に押し当ててレジスト膜11を塑性変形させることによって金型13の複数の凸部13に対応した複数の凹部14をレジスト膜11に形成する。これによりレジスト膜11には、複数の凹部14とこれを囲む凸部15とが生じる。レジスト膜11の凸部15は格子状平面パターンを有し、凹部14よりも厚い。
次に、図4に示す凹部14を有するレジスト膜11を伴った半導体ウエーハ1を四塩化塩素(CCl4)ガスの中 に置き、レジスト膜11に対して所定時間のみ非選択的にドライエッチング(プラズマエッチング)を施す。これにより、レジスト膜11の薄い凹部14が完全に除去され、厚い凸部15の一部からなる残存部分11´が図5に示すように生じる。この残存部分11´は選択的エッチングのマスクとして機能する。なお、四塩化炭素(CCl4)ガスの代わりに例えば、塩素(Cl2)、2フッ化2塩化炭素(CCl22)、4フッ化炭素(CCl2)、又は三塩化ホウ素(BCl3)等のガスを使用してドライエッチングすることができる。また、プラズマエッチングの代わりに、周知の気相エッチング、反応性イオンエッチング、スパッタエッチング、イオンビームエッチング、光エッチング等のドライエッチングを行うことができる。
次に、レジスト膜11のドライエッチング時と同一のエッチングガスによって残存したレジスト膜の残存部分11´をマスクとして半導体ウエーハ1にドライエッチング(プラズマエッチング)処理を施して半導体ウエーハ1の一方の主面9に複数の第1の凹部17を形成する。なお、半導体ウエーハ1のドライエッチング処理をレジスト膜11のドライエッチング時と別のエッチングガスによって行うこともできる。この半導体ウエーハ1のドライエッチング時に残存部分11´が徐々に薄くなる。
次に、レジスト膜の一残存部分11´を例えば溶剤によって除去して図6及び図7に示すように一方の主面9に複数の第1の凹部17が配置された半導体ウエーハ1を得る。なお、レジスト膜の残存部分11´がドライエッチング処理によって消滅するまで半導体ウエーハ1に第1の凹部17を形成するためのドライエッチング処理を行うこともできる。この場合には、図5に示すレジスト膜の残存部分11´を除去するための特別な工程が不要になる。
図6及び図7に示す第1の凹部17は、金型12の凸部13に対応して規則的に配置され、隣り合う2つの第1の凹部17の各中心間の距離は、図3の金型12の凸部13の第1の平均ピッチP1と同一である。既に説明したように半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凹部17の大きさ及び数は、半導体ウエーハ1を複数個の半導体発光素子チップに分割した時に、1つの半導体発光素子チップの光取り出し面に第1の凹部17が複数個存在するように決定される。このため、第1の凹部17の相互間の第1の平均ピッチP1は、好ましくは1〜20μに決定され、第1の凹部17の一方の主面9から底面までの深さは好ましくは0.1〜5μmに決定される。
半導体ウエーハ1の一方の主面9における第1の凹部17の相互間部分を第1の凸部18と呼ぶこともできる。この第1の凸部18は上面部と呼ぶこともできる平坦面であって、第1の凹部17を囲む格子状の平面パターンを有する。
第1の凹部17を更に詳しく説明すると、平坦な底面41と傾斜側面(壁面)42とを有する。第1の凹部17の底面41及び第1の凸部18の平坦面(上面)は、基板2及び活性層6に対して平行である。第1の凹部17を形成前の半導体ウエーハ1の一方の主面9の面積Aに対する第1の凹部17を形成した後の第1の凹部17の底面41の面積と第1の凸部18の平坦面の面積との総和Bの比(B/A)の好ましい値は50%以上である。即ち、後述する第2の凸部23及び第2の凹部22に基づく散乱効果による光取り出し向上効果を得るためにはB/Aの値が大きいほど良い。しかし、半導体ウエーハ1の一方の主面9の平坦面に対して臨界角度を大きく超える光が入射した時には第2の凸部23及び第2の凹部22に基づく光取り出し向上効果がさほど期待できない。この問題を解決するために、第1の凹部17の傾斜側面(壁面)42が寄与する。第1の凹部17の傾斜側面(壁面)42は、半導体ウエーハ1の一方の主面9の平坦面に対して臨界角度を大きく超える光であっても傾斜側面(壁面)42に対して臨界角度でなければ通過させることができる。上記B/Aの値が50%以上であれば、光取り出し向上効果が第1の凹部17のみを設ける場合、及び第2の凹部22のみを設ける場合よりも大きくなる。
本実施例では、傾斜側面(壁面)42に第2の凸部23及び第2の凹部22を設けない。傾斜側面(壁面)42の角度θを35度以上とすると、傾斜側面(壁面)42に後述する粒状体(凝集体)21が形成され難い又は形成されない。傾斜側面(壁面)42のより好ましい角度θは60〜80度である。
第1の凹部17を有する半導体ウエーハ1の一方の主面9に、図11に示す第1の平均ピッチP1よりも小さい第2の平均ピッチP2で配置された多数の第2の凸部23及び第2の凹部22を形成するために、先ず、図8に示すように第1の凹部17を有する半導体ウエーハ1の一方の主面9上に半導体ウエーハ1と異なる材料から成り、且つ熱処理によって粒状化即ち凝集し易い金属材料(例えばAg)を半導体ウエーハ1の一方の主面9上に被着させ、マスク形成用金属膜20を形成する。更に詳しく説明すると、例えばAg(銀)を半導体の分野で一般に使用されている成膜装置の1つである真空蒸着装置を使用して半導体ウエーハ1の一方の主面9上に被着させ、図8に示すマスク形成用金属膜20を形成する。このマスク形成用金属膜20の好ましい厚みは2〜100nm(20〜1000Å)、より好ましい厚みは10〜30nmであり、この実施例における厚みは20nmである。マスク形成用金属膜20の厚みは目標とする粒子の大きさによって調整される。しかし、マスク形成用金属膜20の厚みが100nmよりも厚くなると、粒状体(凝集体)と粒状体(凝集体)とが繋がるような凝集不良が多くなり、また2nmよりも薄くなると、目標とする大きさの粒子を得ることが困難になる。
なお、Agは粒状化(凝集)し易く且つ後のエッチング工程で耐エッチング性を示すので、マスク形成用金属膜20の材料として好適であるが、Agの代わりにAg合金、又はAl(アルミニウム)、又はCu(銅)、又はAu(金)、又はこれらの合金を使用してマスク形成用金属膜20を形成することもできる。また、マスク材料に凝集を促進させる物質を添加することができる。また、マスク形成用金属膜20を周知のスパッタリング方法、電子ビーム蒸着方法、塗布等の別の方法で形成することもできる。
この実施例では真空蒸着法でマスク形成用金属膜20を形成する時の半導体ウエーハ1の温度を室温としたが、室温〜150℃位にすることもできる。また、マスク形成用金属膜20を形成する時の半導体ウエーハ1の温度をマスク形成用被膜20が凝集する温度(例えば150〜500℃)とし、マスク形成用金属膜20の形成と同時にマスク材料を凝集させることができる。即ち、半導体ウエーハ1の熱処理温度を、マスク材料を凝集させることができる温度に設定すると、半導体ウエーハ1に対するAgの被着と同時にAgの凝集が生じ、多数の粒状体(凝集体)が得られる。
次に、マスク形成用金属膜20を伴った半導体ウエーハ1を半導体の分野で一般に使用されている熱処理炉に入れて、マスク形成用金属膜20を伴たった半導体ウエーハ1に対して大気中で例えば300℃の熱処理を施してマスク形成用金属膜20を図9に概略的に示す多数の粒状体(凝集体)21に変化させる。熱処理でAgを凝集させるための好ましい温度は250〜350℃である。凝集させるための熱処理温度はマスク材料の変化によって変わり、好ましくは150〜500℃の範囲から選択される。この凝集工程の好ましい熱処理時間は5〜30minの範囲である。Agの凝集は熱処理時間を15分以上に伸ばしてもほとんど進行しない。
多数の粒状体21は、半導体ウエーハ1の一方の主面9上に不規則に分布する。図9には図示を容易にするために多数の粒状体21が半球状に示されているが、実際には不特定に変化する。図9において、粒状体21は半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凹部17の底面と第1の凸部18の頂面との両方に配置され、第1の凹部17の傾斜側面には配置されていない。しかし、必要に応じて第1の凹部17の傾斜側面に粒状体21を配置させることもできる。
粒状体21の粒径はマスク形成用被膜20の厚みに比例的に変化する。Agから成るマスク形成用被膜20の厚みが20nmの場合には、粒径は50〜200nmの範囲であり、平均粒径は約130nmである。もし、Agから成るマスク形成用金属膜20の厚みが50nmよりも厚くなると、凝集のための加熱処理を施しても独立した多数の粒状体21を形成することが困難になり、粒状体21の相互間の繋がりが生じ、Agが網目状に分布した状態が生じる。また、Agから成るマスク形成用金属膜20の厚みが100nmよりも厚い時には、熱処理を施した時に半導体ウエーハ1の一方の主面9上にAgの厚い部分が網目状に生じ、この厚い部分以外が薄いAgで覆われ、マスクとして使用可能な粒状体(凝集体)が得られず、光取り出し向上効果がほとんど期待できなくなる。従って、Agから成るマスク形成用金属膜20の好ましい厚みの範囲は前述した2〜100nmである。
厚み20nmのAgから成るマスク形成用金属膜20の凝集に基づく粒状体21の1μm2当たりの個数は4〜15である。粒状体21の単位面積当たりの個数はマスク形成用金属膜20の厚みに対して反比例的に変化する。粒状体21は半導体ウエーハ1の一方の主面9上に不規則に分布するが、半導体ウエーハ1の一方の主面9全体で見ると、比較的均一性のよい状態で分布する。
図9に示すように半導体ウエーハ1の一方の主面9上に分散配置された多数の粒状体(Ag粒)21は、半導体ウエーハ1の選択的エッチングのマスクとしての機能を有する。即ち、粒状体21をマスクとして半導体ウエーハ1の一方の主面9をエッチングすることができる。そこで、本実施例では、窒化物半導体から成る半導体ウエーハ1の一方の主面9上にCl2ガス(塩素ガス)を流す周知のドライエッチング(プラズマエッチング)法で半導体ウエーハ1の粒状体21で覆われていない部分を10〜30min程度の時間エッチングして図10に示す第2の凹部22を形成する。第2の凹部22は半導体ウエーハ1の一方の主面9の粒状体21で覆われていない部分に相当する格子状の平面パターンを有する。半導体ウエーハ1の一方の主面9には、格子状平面パターンを有する第2の凹部22でそれぞれ囲まれた多数の第2の凸部23が生じる。この第2の凸部23は粒状体21の下に相当する部分に生じる。
図10のドライエッチング後の粒状体21は、説明を簡略化するために図9のドライエッチング前の粒状体21と実質的に同一の形状に示されている。しかし、粒状体21を形成するAgはドライエッチングの塩素(Cl2)ガスに対して無反応でなく、半導体ウエーハ1よりは低いレベルで反応するので、実際にはドライエッチング前と後で異なる。粒状体21の僅かな変形は半導体ウエーハ1の一方の主面9の粗面化に対して何らの問題も生じない。むしろ粒状体21の変形が半導体ウエーハ1に対する粗面化に好都合な場合がある。
次に、図10に示すドライエッチング後のAgから成る粒状体21を、Agのためのエッチング液、例えば、塩化水素(HCl)と水とからなるエッチング液、又は水酸化アンモニウム(NH4OH)と過酸化水素(H2O2)と水(H2O)とから成るエッチング液によって室温で2分間エッチング処理して除去して図11に示す第2の凹部22と凸部23とを有する主面9即ち全反射防止用粗面を有する半導体ウエーハ1を得る。図12に図10の半導体ウエーハ1の一方の主面9の一部が拡大されて概略的に示されている。これから明らかなように円形で概略的に示されている第2の凸部23は第2の凹部22によって囲まれている。
半導体ウエーハ1の一方の主面9における多数の第2の凸部23は不規則に配置されているので、隣り合う2つの第2の凸部23の中心間距離の多数の平均値を第2の平均ピッチP2と定義する。第2の凸部23の相互間に配置された第2の凹部22の中心間距離の多数の平均値は、第2の凸部23の第2の平均ピッチP2と同一である。
半導体ウエーハ1の一方の主面9に形成された第2の凹部22及び第2の凸部23は、半導体発光素子の光取り出し面における全反射抑制機能を有する。全反射抑制を良好に達成するために第2の凸部23の第2の平均ピッチP2は、半導体ウエーハ1の活性層5から発生する光の波長と同一又はその数分の一のオーダーにすることが望ましく、例えば50〜800nm、好ましくは100〜300nmに設定される。この第2の凸部23の第2の平均ピッチP2は前述した半導体ウエーハ1の一方の主面9に形成された第1の凹部17の第1の平均ピッチP1よりも大幅に小さい。
図11及び図12に示すように半導体ウエーハ1の一方の主面9に比較的大きい第1の平均ピッチP1で配置された複数の第1の凹部17と比較的小さい第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び第2の凸部23が混在している。この組合せの効果は後述する。
次に、半導体ウエーハ1にアノード電極及びカソード電極を形成し、しかる後複数の発光素子チップに分割する。その後、図13に示すように発光素子チップを第1及び第2の端子部材24,25に対して電気的に接続し、更に光透過性保護樹脂による包囲体26を設ける。図13の半導体発光素子(発光ダイオード)を更に詳しく説明すると、図11に示す半導体ウエーハ1を分割したものに相当する半導体チップ1´は、図11の半導体ウエーハ1における基板2、バッファ層3、発光半導体領域4にそれぞれ対応している基板2´、バッファ層3´、発光半導体領域4´を有する。図13の発光半導体領域4´は図11のn型半導体層5、活性層6、p型半導体層7、及び補助半導体層8にそれぞれ対応しているn型半導体層5´、活性層6´、p型半導体層7´、及び補助半導体層8´を有する。図13に概略的に示す半導体チップ1´の一方の主面9´は図11に示したものと同一の複数の第1の凹部17と多数の第2の凹部22及び凸部23とを有する。この一方の主面9´の中央にアノード電極27が形成され、このアノード電極27が金属線28によって第2の端子部材25に接続されている。半導体チップ1´の他方の主面9´にはカソード電極29が形成され、このカソード29が図示が省略された接合材によって第1の端子部材24に接続されている。半導体チップ1´から外部に光を取り出す面として機能する粗面化された一方の主面9´は鎖線で示す光透過性保護樹脂包囲体26によって覆われている。この保護樹脂包囲体26の光屈折率は、半導体チップ1´の光屈折率(例えば2.5〜3.5)よりも小さい1.5程度である。
本実施例は次の効果を有する。
(1)レジスト膜11に金型12を使用して第1の平均ピッチP1で凹部14を形成し、しかる後、レジスト膜11を非選択的にエッチングすると、レジスト膜11の薄い第1部分15が厚い第2部分16よりも先に除去される。これにより、残存した第2部分16の一部11´をマスクとして半導体ウエーハ1を選択的エッチングすることができ、半導体ウエーハ1に第1の平均ピッチP1を有する複数の第1の凹部17を容易に形成することができる。
(2) 第1の平均ピッチP1よりも小さい第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23は、凝集する性質を有する金属材料である銀からなるマスク形成用金属膜20の凝集に基づく粒状体21をマスクとして使用して形成されている。マスクとしての粒状体21を規則的に形成することが不要であるから、フォトリソグラフィー工程を伴なわないで、容易に第2の凹部22及び凸部23を形成することができ、加工コストの低減を図ることができる。
(3) 半導体ウエーハ1の第1の平均ピッチP1で配置された複数の第1の凹部17、及び第2の平均ピッチP2で配置された複数の第2の凸部23は半導体発光素子の光取り出し面における全反射の低減に寄与する。第2の平均ピッチP2で配置された複数の第2の凸部23のみでなく、第1の平均ピッチP1で配置された複数の第1の凹部17を設けると、複数の第2の凸部23のみの場合に比べて光取り出し面の実効面積が増加し、また、半導体ウエーハ1の一方の主面9の平坦面に対して臨界角度を大きく超える光であっても第1の凹部17の傾斜側面(壁面)42に対して臨界角度を超えていなければ通過させることができるので、光の取り出し効率が向上する。即ち、半導体チップ1´の一方の主面9´に、本発明に従う第1の凹部17を形成しないで、本発明に従う第2の凹部22及び凸部23のみを数十〜数百nmピッチに形成した半導体発光素子の明るさは、半導体チップの一方の主面(光取り出し面)を粗面としない従来の半導体発光素子の明るさに比べて約3.6倍になった。また、本発明に従う第1の凹部17及び凸部18と第2の凹部22及び凸部23との両方を形成した場合の半導体発光素子の明るさは、第2の凹部22及び凸部23のみを形成した場合の明るさよりも約16%向上した。
(4)全反射を抑制するために要求される半導体ウエーハ1の一方の主面9及び半導体チップ1´の一方の主面9´の第2の凸部23を特別なパターンを有するマスクを使用しないで容易に形成することができる。即ち、半導体の分野で一般に使用されている成膜装置を使用して半導体ウエーハ1の一方の主面9の全体にAgから成るマスク形成用金属膜20を設け、これを一般に使用されている熱処理炉を使用して凝集が生じるように熱処理するという簡単な方法でマスクとして機能する多数の粒状体21を得ることができる。従って、半導体ウエーハ1の一方の主面9の粗面化の製造コストの低減を図ることができる。
(5) マスク形成用金属膜20の厚みを変えると粒状体21の大きさが変化するので、任意の大きさの粒状体21を容易に得ることができる。
(6) ドライエッチングの条件によって第2の凹部22及び凸部23の形状及び寸法が変化する。従って、第2の凹部22及び凸部23の形状及び寸法の調整が容易になる。
(7)第1の凹部17を適正なピッチの周期構造とした場合には、光の回析効果による光取り出し効率向上効果が期待できる。更に、第2の凹部22及び凸部23により光散乱効果による光取り出し効率向上効果が得られるため、両者の相乗効果により単独での光取り出し効率向上効果よりも光取り出し効率を大きくすることができる。
(8)半導体チップ1´の一方の主面9´に、第1の凹部17及び第2の凹部22及び凸部23を形成することによって、外部への光放射の指向性が広くなり、指向性の広い半導体素子を提供できる。また、指向性が広くなると、半導体チップ1´の近傍の光強度即ち光束密度が低減するので、半導体チップ1´の一方の主面9´の近傍に蛍光体等の波長変換材料を配置する場合には、この波長変換材料の劣化を防止することができる。
(9)半導体チップ1´の一方の主面9´に、第1の凹部17及び第2の凹部22及び凸部23を形成することによって、半導体チップ1´の実効的な表面積を大きくすることができる。これにより、電極27の半導体チップ1´に対するコンタクト面積が増大し、電極27の半導体チップ1´に対する密着性及び結合性が向上する。なお、同時に第1の凹部17及び第2の凹部22によるアンカー効果に基づく電極27の半導体チップ1´に対する密着性及び結合性の向上も生じる。上記密着性及び結合性の向上効果は、第1の凹部17及び第2の凹部22を有する半導体ウエーハ1又は半導体チップ1´の主面にITO等の光透過性導電膜を設ける場合にもおいても得られる。また、上記密着性及び結合性の向上効果は、第1の凹部17及び第2の凹部22を有する半導体ウエーハ1又は半導体チップ1´の主面上にパッシベーション膜を設ける場合にもおいても得られる。
(10)この実施例では、第1の凹部17の傾斜側面42に第2の凹部22が形成されていない。このように構成すると、傾斜側面42から出射した光が半導体チップ1´内に戻る割合を減らすことができ、光取り出し効率向上効果が大きくなる。
次に、図14に示す実施例2の半導体発光素子の製造方法を説明する。但し、図14及び後述する図15〜図18において図1〜図13と実質的に同一の部分には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図14に示す実施例2の半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法は、第1の凹部17の形成方法のみが、実施例1の半導体発光素子の製造方法と異なっている。図14に示す実施例2の半導体発光素子の製造方法では、半導体ウエーハ1の一方の主面9上に図14(A)に示すようにレジスト膜11を形成した後に、周知のフォトリソグラフィー工程で図14(B)に示す開口14´を形成する。なお、開口14´を形成する代わりに図14(B)で鎖線15aで示すようにレジスト膜11を開口14´の底部に残存させ、開口14´の代わりに凹部を形成することができる。鎖線15aで示す残存部分は次のドライエッチング工程で除去される。
次に開口14´を有するレジスト膜11´をマスクとして半導体ウエーハ1を選択的にドライエッチングして第1の平均ピッチP1で配置された第1の凹部17を形成する。次に、図14(B)のレジスト膜11´を除去する。なお、半導体ウエーハ1をドライエッチングする時にレジスト膜11´もドライエッチングされる。もし、半導体ウエーハ1をドライエッチング中にレジスト膜11´が消滅する場合には、レジスト膜11´を除去する特別な工程が不要になる。
次に、半導体ウエーハ1の一方の主面9上に実施例1における第2の凹部22及び凸部23の形成方法と同一の方法、即ち、凝集する性質を有する金属材料である銀からなるマスク形成用金属膜20の凝集に基づく粒状体21をマスクとして使用する方法で第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23を形成する。
図14に示す実施例2の方法は、第1の凹部17の形成方法を除いて実施例1の半導体発光素子の製造方法と同一であるので、実施例1の効果(2)〜(6)と同一効果を得ることができる。
図15に示す実施例3の半導体発光素子の製造方法は、第1の凹部17の形成工程と第2の凹部22及び凸部23の形成工程との順番が実施例1と逆になっている点を除いて実施例1と実質的に同一である。即ち、実施例3では、先ず半導体ウエーハ1の一方の主面9上に図8のマスク形成用金属膜20と同様なものを形成し、実施例1と同様に熱処理を施して図15(A)に示すようにAgからなる粒状体(凝集体)21を形成する。次に、粒状体(凝集体)21をマスクに使用して半導体ウエーハ1を選択的にエッチングして図15(B)に示すように半導体ウエーハ1の一方の主面9上に微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23の形成を形成する。次に、粒状体(凝集体)21を除去して図15(C)に示すものを得る。次に、図15(D)に示すように微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23を有する半導体ウエーハ1の一方の主面9上にレジスト膜11を非選択的に形成する。次に、実施例1の金型12と同様なものを使用してレジスト膜11に微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2よりも大きいピッチ即ち第1の平均ピッチP1で配置された凹部14及び凸部15を図15(E)に示すように形成する。次に、図15(E)に示すレジスト膜11を伴った半導体ウエーハ1に対して実施例1の図5と同様なドライエッチング処理を施こして、レジスト膜11の凹部14を除去し、更に、厚い凸部15の残存部分11´をマスクとして半導体ウエーハ1をエッチングして大きいピッチ即ち第1の平均ピッチP1で配置された第1の凹部17及び凸部18を形成する。しかる後、レジスト膜11の残存部分11´を除去して図6とほぼ同一なものを得る。
なお、半導体ウエーハ1のドライエッチング処理中にレジスト膜11の残存部分11´が消滅する場合には、レジスト膜11の残存部分11´の特別な除去工程が不要になる。また、金型12を使用したレジスト膜11の凹部14の形成方法の代わりに、図14に示したフォトリソグラフィー工程による開口14´の形成方法を採用することができる。即ち、図15(E)で破線14´で示す様にフォトリソグラフィー工程で開口を形成することができる。また、破線14´で示す開口の代わりに凹部を形成することができる。
図15(F)では、半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凸部18には微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23が実施例1と同様に得られるが、第1の凹部17には実施例1の第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23と同一なものは得られない。しかし、半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凸部18における微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23が実施例1と同様に全反射防止用の粗面として機能し、また、第1の凹部17の底面に図15(C)の第2の凹部22及び凸部23に対応したこれよりも深さ及び高さが小さい凹凸が残存するので、これも全反射防止用の粗面として機能する。
図15に示す実施例3の半導体発光素子の製造方法は、第2の凹部22及び凸部23を形成した後に第1の凹部17の形成を形成する点を除いて実施例1の半導体発光素子の製造方法と同一であるので、実施例1と同様な効果を得ることができる。
図16に示す実施例4の半導体発光素子の製造方法は、粒状体(凝集体)21をレジスト膜11よりも先に形成する点において実施例1と異なるが、第1の凹部17及び凸部18並びに第2の凹部22及び凸部23の形成方法は実施例1と実質的に同一である。即ち、実施例4では、先ず半導体ウエーハ1の一方の主面9上に図8のマスク形成用金属膜20と同様なものを形成し、実施例1と同様に熱処理を施して図16(A)に示すようにAgの粒状体(凝集体)21を形成する。次に、図16(B)に示すように粒状体(凝集体)21を有する半導体ウエーハ1の一方の主面9上にレジスト膜11を形成する。次に、実施例1の金型12と同様なものを使用してレジスト膜11に微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2よりも大きいピッチ即ち第1の平均ピッチP1で配置された凹部14を図16(C)に示すように形成する。なお、金型12を使用したレジスト膜11の凹部14の形成方法の代わりに、図14に示したフォトリソグラフィー工程による開口14´の形成方法を採用することができる。即ち、図16(C)で破線14´で示す様にフォトリソグラフィー工程で開口を形成することができる。また、破線14´で示す開口の代わりにレジスト膜11に凹部を形成することができる。
次に、図16(C)に示すものに対してエッチング処理を施こして、図16(D)に示すようにレジスト膜11の凹部14の下の粒状体(凝集体)21を除去し、更に、図16(D)に示すようにレジスト膜11の残存部分11´をマスクとして半導体ウエーハ1をエッチングして大きいピッチ即ち第1の平均ピッチP1で配置された第1の凹部17及び凸部18を形成する。次に、レジスト膜11の残存部分11´を除去して図16(E)に示すように半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凸部18の表面に粒状体(凝集体)21が配置されたものを得る。なお、半導体ウエーハ1のドライエッチング処理中にレジスト膜11の残存部分11´が消滅する場合には、レジスト膜11の残存部分11´の特別な除去工程が不要になる。
次に、粒状体(凝集体)21をマスクに使用して半導体ウエーハ1をドライエッチングして図16(F)に示すように半導体ウエーハ1の一方の主面9上に微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23を形成する。しかる後、粒状体(凝集体)21を除去する。但し、半導体ウエーハ1のドライエッチング中に粒状体(凝集体)21が消滅する場合には、粒状体(凝集体)21の特別な除去工程が不要になる。
図16(F)に示す粒状体(凝集体)21が除去された半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凸部18に第2の凹部22及び凸部23が実施例1と同様に微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置されているが、第1の凹部17には実施例1において第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23と同一なものが配置されていない。しかし、半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凸部18における微小ピッチ即ち第2の平均ピッチP2で配置された第2の凹部22及び凸部23が実施例1と同様に全反射防止用の粗面として機能し、また、第1の凹部17の底面に、図16(C)に示す粒状体(凝集体)21に起因して僅かな凹凸が生じるので、これも全反射防止用の粗面として機能する。
図16に示す実施例4の半導体発光素子の製造方法は、粒状体(凝集体)21を形成した後に第1の凹部17を形成する点を除いて実施例1の半導体発光素子の製造方法と同一であるので、実施例1と同様な効果を得ることができる。
図17に示す実施例5の半導体ウエーハ1の一方の主面9上には、多数の第1の凸部18aが島状に形成され、各第1の凸部18aを囲む格子状パターンを有する第1の凹部17aが設けられている。即ち、図17に示す実施例5の半導体ウエーハ1の一方の主面9の凹凸は、図7に示す実施例1〜4の半導体ウエーハ1の一方の主面9における第1の平均ピッチP1で配置され多数の第1の凹部17の代わりに第1の平均ピッチP1で配置され多数の第1の凸部18aを設けたものに相当する。図17に示すように第1の凹部17aが格子状パターンを有する場合であっても第1の凸部18aの相互間には第1の凹部17aの一部が配置されるので、図17において第1の凸部18aを通る断面図は実施例1における図6と実質的に同一になる。従って、第1の凹部17aの第1の凸部18aの相互間部分は第1の平均ピッチP1で配置され、第1の凸部18aも第1の平均ピッチP1で配置されている。
図17に示す変形された第1の凹部17a及び第1の凸部18aは、実施例1、又は実施例2、実施例3、又は実施例4における第1の凹部17及び第1の凸部18の代わりに形成できる。図17に示す変形された第1の凹部17a及び第1の凸部18aであっても、各実施例と同一の効果を得ることができる。
図18に示す実施例6の半導体ウエーハ1の一方の主面9上には、多数の第1の凹部17b及び第1の凸部18bがストライプ状に形成されている。即ち、図18に示す実施例6の半導体ウエーハ1の一方の主面9の第1の凹部17b及び第1の凸部18bは、図7に示す実施例1〜4の半導体ウエーハ1の一方の主面9における多数の第1の凹部17及び第1の凸部18に相当するものである。図18に示すように第1の凹部17bがストライプ状パターンを有する場合であっても図18の断面図は実施例1における図6と実質的に同一になる。
図18に示す変形された第1の凹部17b及び第1の凸部18bは、実施例1、又は実施例2、実施例3、又は実施例4における第1の凹部17及び第1の凸部18の代わりに形成できる。図18に示す変形された第1の凹部17b及び第1の凸部18bであっても、各実施例と同一の効果を得ることができる。
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば次の変形が可能なものである。
(1)半導体ウエーハ1の発光半導体領域4を、AlGaInP,AlGaAS,GaP等の別の材料にすることができる。
(2)発光半導体領域4の上に図1で鎖線で示す例えばITOからなる光透過性導電膜30を設け、光透過性導電膜30の表面に第1の凹部17,17a、17b及び第1の凸部18,18a、18b並びに第2の凹部22及び第1の凸部23等の粗面を形成する場合にも本発明を適用することができる。
(3)第1の凹部17,17a、17b及び第2の凹部22を周知のウエットエッチングで形成することもできる。
(4)請求項6に示す、発光半導体領域の光取り出し面に、第1の平均ピッチで配置された複数の第1の凹部又は凸部と、前記第1のへ平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された複数の第2の凹部又は凸部とが形成された半導体発光素子を得るために、図4の金型(成形用型)12の複数の凸部13を有する主面に前記第2の平均ピッチで配置された複数の第2の凹部又は凸部を予め設け、この変形された金型(成形用型)を使用してレジスト膜11に第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部とに対応する凹凸を形成し、この凹凸を有するレジスト膜を介して半導体ウエーハ1をエッチングして、図11に示す凹凸に相当するものを形成することができる。この方法によれば第1の凹部又は凸部と第2の凹部又は凸部とを同一の工程で形成でき、製造工程が簡略化される。なお、金型(成形用型)に第2の凹部又は凸部とに対応する凹凸を形成するために、実施例1のマスク形成用金属膜20と同様なものを金型に形成し、これを熱処理することによって多数の粒状体(凝集体)を形成し、これをマスクとしてエッチングすることによって第2の凹部又は凸部とに対応する凹凸を金型(成形用型)に形成することができる。
本発明の実施例1に従う半導体発光素子を製造するための半導体ウエーハの一部を示す断面図である。 図1の半導体ウエーハの主面にレジスト膜を形成したものの断面図である。 実施例1に従う金型を示す平面図である。 図2のレジスト膜に金型で凹部を形成したものを示す断面図である。 図4の凹部を有するレジスト膜及び半導体ウエーハをエッチングした状態を示す断面図である。 図5の残存したレジスト膜を除去した後の半導体ウエーハの一部を示す断面図である。 図6の半導体ウエーハの平面図である。 図6の半導体ウエーハの主面にマスク形成用金属膜を形成したものを示す断面図である。 図8のマスク形成用金属膜に熱処理を施して粒状体を形成したものを示す断面図である。 図9の粒状体をマスクとして半導体ウエーハをエッチングした状態を示す断面図である。 図10の粒状体を除去した後の半導体ウエーハを示す断面図である。 図11の一部の表面を概略的に拡大して示す平面図である。 図11の半導体ウエーハに基づいて作った半導体発光素子の断面図である。 本発明の実施例2に従って半導体発光素子を製造するための半導体ウエーハ及びレジスト膜の一部を工程順に示す断面図である。 本発明の実施例3に従って半導体発光素子を製造するための半導体ウエーハ、粒状体、及びレジスト膜の変化を工程順に示す断面図である。 本発明の実施例4に従って半導体発光素子を製造するための半導体ウエーハ、粒状体、及びレジスト膜の変化を工程順に示す断面図である。 本発明の実施例5に従って半導体発光素子を製造するための半導体ウエーハを第1の凹部及び凸部を形成した状態で示す平面図である。 本発明の実施例6に従って半導体発光素子を製造するための半導体ウエーハを第1の凹部及び凸部を形成した状態で示す平面図である。
符号の説明
1 半導体ウエーハ
9 一方の主面
17 第1の凹部
20 マスク形成用金属膜
21 粒状体
22 第2の凹部

Claims (6)

  1. 発光半導体領域を有するウエーハの表面にレジスト膜を形成する工程と、
    多数の凸部又は凹部が第1の平均ピッチで配置された凹凸面を有する成形用型を前記レジスト膜に押し当てることによって前記成形用型の凹凸面の凸部に対応した凹部と前記成形用型の凹凸面の凹部に対応した凸部とを前記レジスト膜に形成する工程と、
    前記レジスト膜に非選択的にエッチング処理を施して前記レジスト膜の凹部の全部を除去し且つ前記レジスト膜の凸部の一部を除去し、前記レジスト膜の残存部分から成るマスクを得る工程と、
    前記レジスト膜のエッチング処理に連続したエッチング処理又は別なエッチング処理を前記ウエーハに施すことによって前記ウエーハの前記マスクで覆われていない部分に前記レジスト膜の凹部に対応した凹部を形成する工程と、
    前記レジスト膜の残存部分を前記ウエーハのエッチング処理後又はエッチング処理中に除去する工程と、
    前記凹部を有する前記ウエーハの表面上に、凝集する性質を有し且つウエーハをエッチングする時にマスクとして機能する性質を有する金属材料から成る金属膜を形成する工程と、
    凝集させることができる温度の熱処理を前記金属膜の形成と同時又は形成後に前記金属膜に対して施して前記金属膜を前記第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された多数の粒状体に変化させる工程と、
    前記多数の粒状体をマスクとして使用して前記ウエーハの前記多数の粒状体で覆われていない領域をエッチングして前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を得る工程と、
    前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を形成する工程の後又はこの工程中に、前記ウエーハ上の前記多数の粒状体を前記除去する工程と
    を有していることを特徴とする半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法。
  2. 前記レジスト膜のエッチング処理はドライエッチングであり、且つ前記粒状体をマスクとしたエッチングもドライエッチングであることを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法。
  3. 発光半導体領域を有するウエーハの表面にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜を選択的に除去することによって、前記レジスト膜に第1の平均ピッチで配置された多数の開口又は凹部又は凸部を得る工程と、
    前記開口又は凹部又は凸部を有するレジスト膜をマスクとして前記ウエーハをエッチングし、前記ウエーハの表面に第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を得る工程と、
    前記ウエーハの表面に第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を形成する工程の後又は工程中に前記レジスト膜を除去する工程と、
    前記多数の凹部又は凸部を有する前記ウエーハの表面上に、凝集する性質を有し且つウエーハをエッチングする時にマスクとして機能する性質を有する金属材料から成る金属膜を形成する工程と、
    凝集させることができる温度の熱処理を前記金属膜の形成と同時又は形成後に前記金属膜に対して施して前記金属膜を前記第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された多数の粒状体に変化させる工程と、
    前記多数の粒状体をマスクとして使用して前記ウエーハの前記多数の粒状体で覆われていない領域をエッチングして前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を得る工程と、
    前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を形成する工程の後又はこの工程中に、前記ウエーハ上の前記多数の粒状体を前記除去する工程と
    有していることを特徴とする半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法。
  4. 発光半導体領域を有するウエーハの表面を、第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を有し且つ前記第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を有する粗面にするための方法であって、
    前記ウエーハの表面上に、凝集する性質を有し且つウエーハをエッチングする時にマスクとして機能する性質を有する金属材料から成る金属膜を形成する工程と、
    凝集させることができる温度の熱処理を前記金属膜の形成と同時又は形成後に前記金属膜に対して施して前記金属膜を前記第2の平均ピッチで配置された多数の粒状体に変化させる工程と、
    前記多数の粒状体をマスクとして使用して前記ウエーハの前記多数の粒状体で覆われていない領域をエッチングして前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を得る工程と、
    前記ウエーハの表面に前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を形成する工程の後又はこの工程中に、前記ウエーハ上の前記多数の粒状体を除去する工程と
    前記第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を有する前記ウエーハの表面上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に前記第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部又は開口を形成する工程と、
    前記凹部又は凸部又は開口を有するレジスト膜をマスクとして前記ウエーハをエッチングし、前記ウエーハの表面に第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を得る工程と、
    前記ウエーハの表面に第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を形成する工程の後又は工程中に前記レジスト膜を除去する工程と
    を有していることを特徴とする半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法。
  5. 発光半導体領域を有するウエーハの表面を、第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を有し且つ前記第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された多数の凸部を有する粗面にするための方法であって、
    前記ウエーハの表面に凝集する性質を有し且つウエーハをエッチングする時にマスクとして機能する性質を有する金属材料から成る金属膜を形成する工程と、
    凝集させることができる温度の熱処理を前記金属膜の形成と同時又は後に施して前記金属膜を前記第2の平均ピッチを有する多数の粒状体に変化させる工程と、
    前記多数の粒状体を有する前記ウエーハの表面上にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜に前記第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部又は開口を形成する工程と、
    前記凹部又は凸部又は開口を有するレジスト膜をマスクとして前記ウエーハをエッチングし、前記ウエーハの表面に第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を得る工程と、
    前記ウエーハの表面に第1の平均ピッチで配置された多数の凹部又は凸部を形成する工程の後又は工程中に前記レジスト膜を除去する工程と
    前記ウエーハに残存している粒状体をマスクとして前記ウエーハをエッチングして前記第2の平均ピッチを有する多数の凹部又は凸部を形成する工程と、
    前記第2の平均ピッチを有する多数の凹部又は凸部を形成する工程の後又はこの工程中に前記粒状体を除去する工程と
    を備えていることを特徴とする半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法。
  6. 発光半導体領域の光取り出し面に、第1の平均ピッチで配置された複数の第1の凹部又は凸部と、前記第1の平均ピッチよりも小さい第2の平均ピッチで配置された複数の第2の凹部又は凸部とが形成され、前記第1の平均ピッチが1〜20μmに設定され、前記第2の平均ピッチが50〜800nmに設定されていることを特徴とする半導体発光素子。
JP2007301569A 2007-11-21 2007-11-21 半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子 Active JP4993371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301569A JP4993371B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301569A JP4993371B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130027A true JP2009130027A (ja) 2009-06-11
JP4993371B2 JP4993371B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=40820675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007301569A Active JP4993371B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4993371B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045289A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Shin Etsu Handotai Co Ltd 発光素子及びその製造方法
JP2011139032A (ja) * 2009-12-02 2011-07-14 Ultratech Inc 粗面を有するledを形成するための光学アライメント法
JP2011258947A (ja) * 2010-05-31 2011-12-22 Saint Gobain Cristo & Detecteurs テクスチャー化単結晶
JP2012059791A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Toshiba Corp 半導体発光素子及びその製造方法
CN102468419A (zh) * 2010-11-23 2012-05-23 孙智江 一种高出光率led及其制作方法
JP2012198191A (ja) * 2011-03-07 2012-10-18 Ricoh Co Ltd 遠赤外線検出装置
JP2012227311A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Nichia Chem Ind Ltd 半導体発光素子
KR20120139198A (ko) * 2011-06-17 2012-12-27 엘지이노텍 주식회사 발광소자 및 이를 포함하는 발광소자 패키지
WO2013125823A1 (en) * 2012-02-20 2013-08-29 Seoul Opto Device Co., Ltd. High efficiency light emitting diode and method of fabricating the same
WO2013150984A1 (ja) * 2012-04-02 2013-10-10 旭化成株式会社 光学基板、半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法
JP2014526799A (ja) * 2011-09-06 2014-10-06 センサー エレクトロニック テクノロジー インコーポレイテッド 層成長のためのパターンを有する基板の設計
JP2014212354A (ja) * 2014-08-20 2014-11-13 株式会社東芝 半導体発光素子及びその製造方法
CN104285307A (zh) * 2012-02-20 2015-01-14 首尔伟傲世有限公司 高效发光二极管及其制造方法
WO2015016150A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 独立行政法人情報通信研究機構 半導体発光素子およびその製造方法
WO2015053363A1 (ja) * 2013-10-11 2015-04-16 王子ホールディングス株式会社 半導体発光素子用基板の製造方法、半導体発光素子の製造方法、半導体発光素子用基板、および、半導体発光素子
JP2015536044A (ja) * 2012-09-27 2015-12-17 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH 半導体層の領域の分割方法およびオプトエレクトロニクス半導体チップ
JP2016046410A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 シャープ株式会社 窒化物半導体発光素子
JP2016051116A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 デクセリアルズ株式会社 光学体、表示装置および光学体の製造方法
WO2016163510A1 (ja) * 2015-04-09 2016-10-13 王子ホールディングス株式会社 マスク付基板、および、凹凸構造付基板の製造方法
US10032956B2 (en) 2011-09-06 2018-07-24 Sensor Electronic Technology, Inc. Patterned substrate design for layer growth
KR102192428B1 (ko) * 2020-06-12 2020-12-17 서울바이오시스 주식회사 고효율 발광 다이오드

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003209283A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Toshiba Corp 半導体発光素子及びその製造方法
JP2005150261A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Matsushita Electric Works Ltd 多重反射防止構造を備えた発光素子とその製造方法
JP2007036240A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Samsung Electro Mech Co Ltd 垂直構造の窒化ガリウム系発光ダイオード素子、及びその製造方法
JP2007088277A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Matsushita Electric Works Ltd 半導体発光素子およびその製造方法
JP2007103891A (ja) * 2005-09-06 2007-04-19 Showa Denko Kk 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法
JP2007165515A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Showa Denko Kk 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP2007173579A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 半導体発光素子およびその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003209283A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Toshiba Corp 半導体発光素子及びその製造方法
JP2005150261A (ja) * 2003-11-12 2005-06-09 Matsushita Electric Works Ltd 多重反射防止構造を備えた発光素子とその製造方法
JP2007036240A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Samsung Electro Mech Co Ltd 垂直構造の窒化ガリウム系発光ダイオード素子、及びその製造方法
JP2007103891A (ja) * 2005-09-06 2007-04-19 Showa Denko Kk 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子及びその製造方法
JP2007088277A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Matsushita Electric Works Ltd 半導体発光素子およびその製造方法
JP2007165515A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Showa Denko Kk 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP2007173579A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 半導体発光素子およびその製造方法

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010045289A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Shin Etsu Handotai Co Ltd 発光素子及びその製造方法
US8781213B2 (en) 2009-12-02 2014-07-15 Ultratech, Inc. Optical alignment systems for forming LEDs having a rough surface
JP2011139032A (ja) * 2009-12-02 2011-07-14 Ultratech Inc 粗面を有するledを形成するための光学アライメント法
TWI511323B (zh) * 2010-05-31 2015-12-01 Saint Gobain Cristaux Et Detecteurs 紋理化之單晶
JP2011258947A (ja) * 2010-05-31 2011-12-22 Saint Gobain Cristo & Detecteurs テクスチャー化単結晶
JP2012059791A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Toshiba Corp 半導体発光素子及びその製造方法
US9444012B2 (en) 2010-09-06 2016-09-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor light emitting device and method for manufacturing the same
CN102468419A (zh) * 2010-11-23 2012-05-23 孙智江 一种高出光率led及其制作方法
JP2012198191A (ja) * 2011-03-07 2012-10-18 Ricoh Co Ltd 遠赤外線検出装置
JP2012227311A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Nichia Chem Ind Ltd 半導体発光素子
KR20120139198A (ko) * 2011-06-17 2012-12-27 엘지이노텍 주식회사 발광소자 및 이를 포함하는 발광소자 패키지
KR101983773B1 (ko) 2011-06-17 2019-05-29 엘지이노텍 주식회사 발광소자 및 이를 포함하는 발광소자 패키지
JP2014526799A (ja) * 2011-09-06 2014-10-06 センサー エレクトロニック テクノロジー インコーポレイテッド 層成長のためのパターンを有する基板の設計
US10032956B2 (en) 2011-09-06 2018-07-24 Sensor Electronic Technology, Inc. Patterned substrate design for layer growth
CN104285307A (zh) * 2012-02-20 2015-01-14 首尔伟傲世有限公司 高效发光二极管及其制造方法
US9362449B2 (en) 2012-02-20 2016-06-07 Seoul Viosys Co., Ltd. High efficiency light emitting diode and method of fabricating the same
JP2015509663A (ja) * 2012-02-20 2015-03-30 ソウル バイオシス カンパニー リミテッドSeoul Viosys Co.,Ltd. 高効率発光ダイオード、及びその製造方法
WO2013125823A1 (en) * 2012-02-20 2013-08-29 Seoul Opto Device Co., Ltd. High efficiency light emitting diode and method of fabricating the same
EP2942820A1 (en) * 2012-04-02 2015-11-11 Asahi Kasei E-materials Corporation Optical substrate, semiconductor light-emitting element and method of manufacturing semiconductor light-emitting element
US9614136B2 (en) 2012-04-02 2017-04-04 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Optical substrate, semiconductor light-emitting element and method of manufacturing semiconductor light-emitting element
WO2013150984A1 (ja) * 2012-04-02 2013-10-10 旭化成株式会社 光学基板、半導体発光素子及び半導体発光素子の製造方法
EP2942822A1 (en) * 2012-04-02 2015-11-11 Asahi Kasei E-materials Corporation Optical substrate, semiconductor light-emitting element and method of manufacturing semiconductor light-emitting element
US20150048380A1 (en) * 2012-04-02 2015-02-19 Asahi Kasei E-Materials Corporation Optical substrate, semiconductor light-emitting element and method of manufacturing semiconductor light-emitting element
US9589943B2 (en) 2012-09-27 2017-03-07 Osram Opto Semiconductors Gmbh Method for separating regions of a semiconductor layer
US9865776B2 (en) 2012-09-27 2018-01-09 Osram Opto Semiconductors Gmbh Method for separating regions of a semiconductor layer
JP2015536044A (ja) * 2012-09-27 2015-12-17 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOsram Opto Semiconductors GmbH 半導体層の領域の分割方法およびオプトエレクトロニクス半導体チップ
US10069049B2 (en) 2013-07-30 2018-09-04 National Institute Of Information And Communicatio Semiconductor light emitting element and method for manufacturing the same
JPWO2015016150A1 (ja) * 2013-07-30 2017-03-02 国立研究開発法人情報通信研究機構 半導体発光素子およびその製造方法
WO2015016150A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 独立行政法人情報通信研究機構 半導体発光素子およびその製造方法
JPWO2015053363A1 (ja) * 2013-10-11 2017-03-09 王子ホールディングス株式会社 半導体発光素子用基板の製造方法、半導体発光素子の製造方法、半導体発光素子用基板、および、半導体発光素子
WO2015053363A1 (ja) * 2013-10-11 2015-04-16 王子ホールディングス株式会社 半導体発光素子用基板の製造方法、半導体発光素子の製造方法、半導体発光素子用基板、および、半導体発光素子
US9911897B2 (en) 2013-10-11 2018-03-06 Oji Holdings Corporation Method for producing substrate for semiconductor light emitting elements, method for manufacturing semiconductor light emitting element, substrate for semiconductor light emitting elements, and semiconductor light emitting element
KR101841375B1 (ko) * 2013-10-11 2018-03-22 오지 홀딩스 가부시키가이샤 반도체 발광소자용 기판의 제조방법, 반도체 발광소자의 제조방법, 반도체 발광소자용 기판 및 반도체 발광소자
JP2014212354A (ja) * 2014-08-20 2014-11-13 株式会社東芝 半導体発光素子及びその製造方法
JP2016046410A (ja) * 2014-08-25 2016-04-04 シャープ株式会社 窒化物半導体発光素子
US11143795B2 (en) 2014-09-01 2021-10-12 Dexerials Corporation Optical body, display device, and method for manufacturing optical body
JP2016051116A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 デクセリアルズ株式会社 光学体、表示装置および光学体の製造方法
CN107431010A (zh) * 2015-04-09 2017-12-01 王子控股株式会社 具有掩模之基板、以及具有凹凸构造之基板的制造方法
JPWO2016163510A1 (ja) * 2015-04-09 2018-02-01 王子ホールディングス株式会社 マスク付基板、および、凹凸構造付基板の製造方法
TWI676860B (zh) * 2015-04-09 2019-11-11 日商王子控股股份有限公司 具遮罩之基板,以及具凹凸構造之基板的製造方法
CN107431010B (zh) * 2015-04-09 2021-05-07 王子控股株式会社 具有掩模之基板、以及具有凹凸构造之基板的制造方法
WO2016163510A1 (ja) * 2015-04-09 2016-10-13 王子ホールディングス株式会社 マスク付基板、および、凹凸構造付基板の製造方法
KR102192428B1 (ko) * 2020-06-12 2020-12-17 서울바이오시스 주식회사 고효율 발광 다이오드

Also Published As

Publication number Publication date
JP4993371B2 (ja) 2012-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4993371B2 (ja) 半導体発光素子用ウエーハの粗面化方法及び半導体発光素子
KR100914820B1 (ko) 물체에 조면을 형성하는 방법
US7129528B2 (en) Electromagnetic radiation emitting semiconductor chip and procedure for its production
KR100950137B1 (ko) 반도체 발광장치
US7563625B2 (en) Method of making light-emitting diodes (LEDs) with improved light extraction by roughening
US7534633B2 (en) LED with substrate modifications for enhanced light extraction and method of making same
US8466479B2 (en) Light emitting diodes (LEDs) with improved light extraction by roughening
JP5965095B2 (ja) 内部および外部光学要素による光取出しを向上させた発光ダイオード
US7821024B2 (en) Semiconductor light emitting device having roughness layer
US20090200563A1 (en) Group III nitride semiconductor light-emitting device and production method therefor
JP2010212719A (ja) 垂直構造の窒化ガリウム系発光ダイオード素子の製造方法
US9337388B2 (en) Method for producing a semiconductor layer sequence, radiation-emitting semiconductor chip and optoelectronic component
JP6871706B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法
JP2006253172A (ja) 半導体発光素子、半導体発光装置及び半導体発光素子の製造方法
CN102227825B (zh) 光电子半导体芯片以及用于制造光电子半导体芯片的方法
US8889450B2 (en) Light emitting diode and method for fabricating the same
TW201310694A (zh) 發光二極體與其形成方法
CN110350060B (zh) 发光二极管芯片及其制作方法
TWI552382B (zh) 發光二極體裝置及其製造方法
JP2016012684A (ja) 半導体発光素子
JP2019153759A (ja) 半導体発光素子用基材及び半導体発光素子
KR20110018560A (ko) 3족 질화물 반도체 발광소자 및 그 제조 방법
KR20120022207A (ko) 패터닝된 반도체층을 갖는 반도체 발광소자 및 그 제조방법
Park et al. Improved Light Extraction Efficiency of InGaN-Based Multi-Quantum Well Light Emitting Diodes by Using a Single Die Growth
KR20120046930A (ko) 패터닝된 기판을 이용한 반도체 발광소자 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100511

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120427

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4993371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250