JP2009127018A - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】濃度条件下での油汚れ・蛋白固着汚れの除去性に優れ、且つ低泡性を満たす自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】一般式(a−1)、(a−2)で表される特定のアミンオキシド(a)と、カルボン酸基、及び2つのカルボン酸基の無水化構造、から選択される少なくともいずれかを有するモノマー構成単位カルボン酸基の無水物の少なくともいずれかを有するモノマー構成単位と炭素数3〜10の脂肪族炭化水素モノマー構成単位とを重合体の全構成単位中に合計で80モル%以上含有する高分子化合物(b)と、アルカリ剤及び金属イオン封鎖剤から選ばれる1種以上(c)とを含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動食器洗浄機に用いるための食器用洗浄剤組成物に関する。より詳細には、過量な食器の詰め込みなどにより食器と食器の間の距離が狭まった過酷条件下であっても、食器表面に強固に固着した汚れに対して優れた除去効果を提供する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関する。
欧米では、古くから食器洗浄機が家庭内で使用されてきた一方で、日本では、その普及が遅れていた。その背景として、伝染病予防に対する意識の違い、住宅事情の違い、また米飯を主食とする等の食文化の違いなどを挙げることができる。その中でも特に住宅事情の違いによる影響は大きく、一般的な家庭で、海外並の洗浄機を設置するためには、キッチン自体をリフォームする必要があった。この問題に対して、各家電メーカーは、流し台横に据え置くことができる程度の省スペース設計で、且つ従来と同量の食器を一度に洗浄することが可能な自動食器洗浄機を開発した。最近では、更に多くの食器を一度に洗いたいという消費者の要望に応えて、庫内の食器配置を工夫した自動食器洗浄器が発売されている。
ところで、通常、自動食器洗浄機用の洗浄剤の組成は、手洗い用の食器洗浄剤と比べて、洗浄中の手肌への影響を考慮する必要性が低い一方で、低起泡性が求められる。食器洗浄機では、洗浄液を可動式スプレーアームから噴射し、汚染した食器に機械力を加えて汚れを除去する方式が取られる。スプレーアームは、洗浄液の噴射により生み出された反作用力により、噴射方向とは逆向きに自発回転するよう設計されている。全く気泡が存在しない場合、噴射した水によって生み出された反作用力はそのまま全て回転エネルギーとなるが、噴射水中に気泡が多量に含有された場合には、噴射体積が同じでも噴射質量は減ってしまうため、反作用力が低減してしまう。その結果、スプレーアームの回転数が減少し、汚れ除去に寄与する機械力の低下を招く。これが、泡立ちにより引き起こされる洗浄力低下の流れである。低泡性を満たす上で、非イオン性界面活性剤を用いることが主流である。特にはポリオキシアルキレンアルキルエーテルやプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体から成る界面活性剤がよく用いられる。
自動食器洗浄機での洗浄における界面活性剤濃度は通常数十ppmと非常に低いことから、低濃度でも優れた汚れ除去効果を発現する界面活性剤が求められる。上記のポリオキシアルキレンアルキルエーテルや、プロピレンオキシサイドとエチレンオキサイドの共重合体は、油汚れに対しては十分な除去効果を示すものの、食器表面に固着した汚れ、特に蛋白質や油分・澱粉等の複合物が熱変性を受けて固着した汚れなどに対しては、十分な効果を有しているとは言えない。
また、自動食器洗浄機用洗浄剤では、蛋白質や澱粉などを分解する目的でプロテアーゼやアミラーゼなどの酵素が使用されるが、これら酵素も固着汚れに直接的な分解作用を及ぼすことは困難である。
かかる課題を解決する界面活性剤として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとは異なる基剤を用いた自動食器洗浄機用洗浄剤が報告されている。そのような基剤として、アミンオキシド型界面活性剤が知られており、特許文献1〜4には、アミンオキシド型界面活性剤を含有する自動食器洗浄用の組成物が開示されている。
また、自動食器洗浄機用洗浄剤において界面活性剤と共に高分子化合物を用いることが知られている(特許文献5、6)。
特許文献7には、自動食器洗浄洗剤組成物において、帯電界面活性剤としてC8〜C18のアミンオキシド、分散剤共重合体としてカルボン酸型モノマーとカルボキシル基を含まないモノマーとの共重合体を使用できることが記載されており、後者のモノマーとしてエチレン、メチルビニルエーテル及びスチレンが記載されている。
特表2002−537485号公報 特表2002−537483号公報 特開平3−190998号公報 特開2005−530912号公報 特開平4−226200号公報 特開2005−154716号公報 特表2000−502749号公報
家電メーカーによる自動食器洗浄機の開発が進むにつれ、より多量の食器を一度に洗浄する工夫が重ねられており、洗浄機内に食器を整然と並べることで食器充填量が大幅に向上することが可能となっている。事実、松下電器産業株式会社が発売する自動食器洗浄器の食器充填量は、1996年の21点から2005年の60点に増加している。然るべき場所に然るべき形状の食器を配置できれば、誰もがこのような便益を享受できるはずであるが、残念なことに、家電メーカーが提案する食器配置が、家庭内で再現されるケースは極めて稀である。実際、家庭での食器配置を観察すると、隣り合う食器が重なり合い、食器と食器の間の距離が非常に狭まってしまっていることが一般的である。これは、家庭で使用される食器の形状や大きさが非常に多種多様であることに起因する。食器カゴには一定間隔で固定ピンが配置されているが、これらが全ての食器形状・食器サイズに適応する訳ではないため、理想的な食器配置を再現することは不可能に近い。食器と食器の間の距離が狭まった場合には、スプレーアームからの水流が遮蔽されて洗浄液が汚れに届きにくく、また機械力もごく僅かしか掛からない。したがって、洗浄力低下は不可避である。
本発明の課題は、隣接する食器間の距離が狭まってしまった非理想的条件下でも、優れた汚れ除去性と低泡性を同時に満足する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することである。特に、蛋白質や澱粉等が熱変性を受けて固着した汚れに対し、顕著な除去効果を示す自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することに関する。
本発明は、(a)成分として下記一般式(a−1)で表されるアミンオキシド及び下記一般式(a−2)で表されるアミンオキシドから選ばれるアミンオキシド、及び(b)成分としてカルボン酸基、及び2つのカルボン酸基の無水化構造、から選択される少なくともいずれかを有するモノマー構成単位と炭素数3〜10の脂肪族炭化水素モノマー構成単位とを重合体の全構成単位中に合計で80モル%以上含有する高分子化合物、並びに(c)アルカリ剤及び金属イオン封鎖剤から選ばれる1種以上を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関する。
Figure 2009127018
〔式中R1は炭素数3〜8のアルキル基またはアルケニル基であり、R2およびR3はそれぞれ独立に水素原子、または炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。〕
Figure 2009127018
〔式中R4は炭素数3〜8のアルキル基またはアルケニル基であり、Xは−CONH−または−O−、R5は炭素数2〜3のアルキレン基、R6およびR7はそれぞれ独立に水素原子、または炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。〕
本発明によれば、優れた汚れ除去性と低泡性を同時に満足する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が得られる。そのため、本発明の組成物は、自動食器洗浄機内で食器類が過剰に収納された場合、或いは食器類が重なって収納された場合のような非理想的条件下であっても優れた洗浄力を示す。特に、蛋白質や澱粉等が熱変性を受けて固着した汚れに対し、顕著な除去効果を示す。
<(a)成分>
本発明者らは、汚れ内部へ分子を拡散・浸透させるために、浸透剤分子の分子運動性が非常に重要であり、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルのような嵩高い親水部を有する基剤よりも、できるだけ分子量の小さい基剤を選択することが望ましいと考え、(a)成分を見出すに至った。従ってアミンオキシドのアルキル基は、通常本用途に用いるものよりも炭素数が短いものが選ばれる。前記一般式(a−1)のR1及び一般式(a−2)のR4は、それぞれ炭素数3〜8のアルキル基又はアルケニル基であり、直鎖型でも分岐鎖型でもよい。従来、アミンオキシドは自動食器洗浄機用の洗浄剤に配合できることが知られているが、本発明では、最も長いアルキル基またはアルケニル基の炭素数を8以下、3以上、好ましくは6以上とすることで、運転中の泡立ちを抑制し自動食器洗浄機を支障なく使用することができ、優れた洗浄力を得ることができる。一般式(a−1)中のR1、R2及びR3の炭素数の合計、あるいは一般式(a−2)中のR4、R6及びR7の炭素数の合計は、12以下であることが、水への溶解性が良好で、食器表面での洗浄液の濡れ拡がり性を阻害せず、重なり合う皿の隙間にまで有効成分が到達し易くなり、結果的に良好な固着汚れ除去能が得られるという観点から好ましい。
一般式(a−1)で表されるアミンオキシドの好ましい具体例としては、オクチルジメチルアミンオキシド、オクチルジエチルアミンオキシド、2−エチルヘキシルジメチルアミンオキシド、2−エチルヘキシルジエチルアミンオキシド、ヘキシルジメチルアミンオキシド、ヘキシルジエチルアミンオキシド、ブチルジメチルアミンオキシド、ブチルジエチルアミンオキシド等が挙げられる。また、一般式(a−2)のアミンオキシドの好ましい具体例としては、ブチルアミドプロピルジメチルアミンオキサイドなどが挙げられる。中でも好ましいのは、オクチルジメチルアミンオキシド、2−エチルヘキシルジメチルアミンオキシド、ヘキシルジメチルアミンオキシドである。
<(b)成分>
(b)成分は、重合性の不飽和結合を有するカルボン酸基を有するモノマー又は2つのカルボン酸基からの無水化構造を有するモノマー〔以下、モノマー(b1)という〕と、重合性の不飽和結合を有する炭素数3〜10の脂肪族炭化水素化合物〔以下、モノマー(b2)という〕を含むモノマーとを重合してなる高分子化合物[高分子重合体といわれる場合もある]である。(b)成分の高分子化合物は、カルボン酸基、及び2つのカルボン酸基の無水化構造、から選択される少なくともいずれかの基又は構造を有するモノマー構成単位と炭素数3〜10の脂肪族炭化水素モノマー構成単位とを高分子化合物の全構成単位中に合計で80モル%以上、好ましくは85モル%以上、より好ましくは90モル%以上含有する。最も好ましくは、カルボン酸基を有するモノマー構成単位と炭素数3〜10の脂肪族炭化水素モノマー構成単位の合計が実質的に100モル%の高分子化合物である。
モノマー(b1)としては、(1)重合性の不飽和結合を有しカルボン酸基を1つ又は2つ有する化合物、及び(2)重合性の不飽和結合を有し2つのカルボン酸基を有する化合物の無水物、が好ましく、具体的にはアクリル酸またはその塩、メタクリル酸またはその塩、クロトン酸またはその塩、α−ヒドロキシアクリル酸またはその塩、マレイン酸またはその塩、無水マレイン酸から選ばれるモノマーを挙げることができる。特に好適なモノマー(b1)はアクリル酸またはその塩、マレイン酸またはその塩及び無水マレイン酸から選ばれるモノマーである。
一方、モノマー(b2)は重合性の不飽和結合を有する炭化水素化合物であり、本効果を達成するために、該炭化水素化合物の炭素数は3〜10、好ましくは4〜8である。具体的にはプロピレン、ブテン、イソブテン、ペンテン、イソペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ジイソブテン、ノネン、イソノネン、デケン、イソデケンから選ばれるモノマーを挙げることができる。中でも好ましいものはペンテン、オクテン、イソブテン及びジイソブテンから選ばれるモノマーである。
モノマー(b1)、モノマー(b2)及び任意のその他共重合性モノマーは、重合され、本発明の(b)成分の高分子化合物となる。すなわち本発明の(b)成分は、モノマー(b1)、モノマー(b2)及び任意の後述するその他共重合性モノマー(b3)を重合して得られた高分子化合物である。本発明では、それぞれのモノマーが重合して形成される高分子化合物中の構成単位を、モノマー構成単位(b1)およびモノマー構成単位(b2)と表現し、モノマー(b1)およびモノマー(b2)と分けて表現することがある。モノマー構成単位(b1)はモノマー(b1)に対応し、モノマー構成単位(b2)はモノマー(b2)に対応するものとする。なおモノマー(b1)として無水物を用いた場合、製造中或いは使用時に加水分解して、その一部がカルボン酸基になってもかまわない。
なお本発明の(b)成分は、モノマー(b1)及びモノマー(b2)以外に、これらモノマーと共重合可能なモノマー[モノマー(b3)という場合もある]を併用して得られた高分子化合物であってもよい。モノマー(b3)としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N−ビニル−2−カプロラクタム、N−ビニル−2−ピロリドン、アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素数1〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒドロキシエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−N,N−ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜5)、アリルアミン、N,N−ジアリルアミン、N,N−ジアリル−N−アルキル(炭素数1〜5)アミン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、二酸化硫黄を挙げることが出来る。
(b)成分の高分子化合物において、モノマー構成単位(b1)とモノマー構成単位(b2)のモル比は、モノマー構成単位(b1)/モノマー構成単位(b2)=20/80〜90/10、更に30/70〜90/10、特に40/60〜80/20が溶解性と洗浄効果の観点から好ましい。本比率は、高分子化合物の重合時のモノマーの配合比率であってもよい。
(b)成分の重量平均分子量は5000〜100000であることが好ましく、更に好ましくは5000〜80000である。重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより、アセトニトリル/0.1M塩化ナトリウム水溶液(30/70)を展開溶媒とし、ポリエチレングリコールを標準物質として測定することができる。
<(c)成分>
本発明では、(c)成分としてアルカリ剤[以下(c−1)成分という]及び金属イオン封鎖剤[以下(c−2)成分という]から選ばれる1種以上を配合することで、(a)成分及び(b)成分の効果を十分に発揮させることができる。
(c−1)成分のアルカリ剤としては、アルカリ金属炭酸塩が挙げられ、具体的には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムを挙げることができる。ソーダ灰として知られているものを用いてもよい。またアルカリ金属珪酸塩もアルカリ剤として使用することができ、プリフィード(株式会社トクヤマシルテック製)の商品名で知られている結晶性層状珪酸ナトリウムを用いることができ、また非晶質のものを用いることができる。アルカリ剤は粉末のものが好ましく用いられ、造粒処理等により粒子径やかさ密度を調製したものであってもよい。なおアルカリ金属珪酸塩は食器の酸化防止としても有効である。本発明ではアルカリ金属炭酸塩が好ましく、具体的には炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸水素カリウムである。
また、アミン化合物もまたアルカリ剤として使用することができる。アミン化合物としては、アルカノールアミンを挙げることができ。本発明では特に1級のアルカノールアミンが好ましく、具体的にはモノエタノールアミンがより好ましい。組成物が液体の場合はアルカノールアミンを用いることが好ましい。
(c−2)成分の金属イオン封鎖剤としては、欧米ではトリポリリン酸ナトリウムなどのリン酸塩がよく知られているが、無リンの洗浄剤とする場合は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、琥珀酸、L−グルタミン酸二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン二琥珀酸、ニトリロ三酢酸、メチルグリシン三酢酸、三酢酸、1,3−プロパンジアミン三酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸などのポリカルボン酸またはその塩が用いられる。本発明ではクエン酸、コハク酸及びエチレンジアミン四酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、及びヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン並びにそれらのアルカリ金属塩が好ましい。
なお、(c)成分として、(c−1)成分及び(c−2)成分の両方を含有することが好ましい。その場合、(c−1)/(c−2)=0.1〜100、好ましくは0.2〜20、更に好ましくは0.2〜10の質量比で併用することが好ましい。
<(d)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物には、(a)成分以外の界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有することができる。具体的には、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤を挙げることができ、特に非イオン界面界面活性剤が好ましい。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル、ポリオキシブチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル、アルキレンオキシド付加モノアルキル基又はモノアルケニル基含有非イオン性界面活性剤混合物、蔗糖脂肪酸エステル、脂肪族アルカノールアミド、脂肪酸グリセリンモノエステル、酸化エチレン縮合型界面活性剤、アルキルグリセリルエーテルおよびアルキルグリコシドの中から選ばれる一種以上が好ましい。本発明ではこの中から特に、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましく、具体的にはポリオキシエチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテルであって、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が4〜12であり、エチレンオキサイド付加モル数が平均で1〜20モルであるものが好ましい。
<その他の洗浄補助成分>
本発明の洗浄剤には、洗浄力を更に向上させるために、一般に自動食器洗浄機用洗浄剤として配合することが知られている洗浄補助成分として、漂白剤及び漂白活性化剤[以下(e−1)成分という]、酵素[以下(e−2)成分という]並びに(b)成分以外の高分子重合体[以下(e−3)成分という]から選ばれる1種以上を配合することが好ましい。
(e−1)成分として、漂白剤は溶解することで過酸化水素を又は過酸種を生成する固体物質が好ましく、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムの粒状物が一般的に用いられる。漂白剤は必須成分ではないが、洗浄性だけでなく、臭いも除去できる点で好適である。漂白剤は吸湿による影響が考えられる時や流動性を高めたい場合は、ポリエチレングリコールは非イオン界面活性剤などで被覆してもよく、アルカリ金属珪酸塩やホウ酸又は塩で被覆することで、保存安定性が向上することが知られている。漂白活性化剤は前記漂白剤と併用して用いられる。漂白活性化剤は漂白剤から放出される過酸化水素と反応して、より酸化還元電位高い有機過酸を生成する物質である。一般的にはテトラアセチルエチレンジアミンが知られている。その他、アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はその塩や、アルカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩なども用いることができる。
(e−2)成分である酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、エステラーゼ、ペルオキシダーゼから選ばれる1種以上を配合することが一般的に知られており、市販品として粒状化したものを用いることができる。いずれも他成分との保存安定性などが考慮して選択される。アミラーゼは、他の洗浄剤では除去が難しい糊化したでんぷんへの作用が期待されるため、とりわけ配合することが好ましい。同様に、プロテアーゼに関しても、界面活性剤等では除去が困難な変性蛋白などに対して著しい効果を示すことから、配合することが好ましい。
本発明の組成物では、(e−3)成分として、(b)成分以外の高分子重合体を配合することができる。例えば、油汚れを膨潤させる溶剤的な性質を有したり、液体組成物の場合は減粘剤や相安定剤として用いることができる、ポリアルキレングリコール、特にはポリプロピレングリコール、ウォータースポットの生成を防止する例えば特開2007−119712号公報記載の陽イオン性基を有するモノマー単位と、陰イオン性基を有するモノマー単位を構成要件として含有する両性高分子重合体、組成物が液状の場合は、増粘性を付与する架橋ポリアクリル酸などの増粘性の高分子重合体を配合することができる。本発明では特に、洗浄力の上で、重量平均分子量が600〜20000、好ましくは2000〜12000のポリプロピレングリコールを配合することが、洗浄効果及び低泡性の点で好ましい。ポリプロピレングリコールの重量平均分子量は光散乱法を用いて決定することができ、ダイナミック光散乱光度計(DLS−8000シリーズ、大塚電子株式会社製など)により測定することができる。
<その他任意成分>
その他、自動食器洗浄機用洗浄剤に用いることが知られている任意成分を配合してもよい。例えば、グリセリンやエタノールなどの有機溶剤、カルシウム塩や蟻酸などの酵素安定化剤、香料、防菌・防黴剤、色素等を挙げることができる。仕上がり後の清涼感を高めるために、或いは消臭のために香料を配合してもよい。色素は、粒子に色を付ける場合に用いてもよい。
<増量剤又は希釈剤>
前記成分を有効に使用するために、増量剤或いは希釈剤と呼ばれるものを配合してもよい。増量剤或いは希釈剤は、成分を希釈し、成分を適度の濃度に分散させることで、使用に適した量に設計することができる一方で、成分の安定性を保つためにも有効である。組成物が液体状の場合は水を用いることができる、粉末の場合は、硫酸ナトリウムなどの硫酸塩を上げることができる。硫酸ナトリウムには一般的に無水塩と十水塩が知られているが、十水塩は洗浄剤組成物の流動性を悪化させるため、無水塩を配合することが好ましい。なお増量剤或いは希釈剤は、非イオン界面活性剤やポリプロピレングリコールなどの液状成分や、少量成分を水溶液で添加する場合の担持体として作用することが考えられ、本発明は特に(a)成分や(d)成分の担持体としての役割が見込まれる。なお担持体として用いた場合、吸湿により流動性が低下する場合は、0.01〜10μm粒子径を持つアルミノシリケート、ゼオライト又はタルクなど水不溶性の物質で被覆して流動性や耐ケーキング性を高めてもよい。なお担持体は各成分への影響がない限り、前記のアルカリ剤や金属イオン封鎖剤であってもよい。なお本発明では希釈剤はビルダーとして分類されないものとする。
<自動食器洗浄機用洗浄剤組成物>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の配合濃度につき説明する。
(a)成分の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.2〜5質量%、最も好ましくは0.5〜5質量%である。
(b)成分の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.1〜20質量%、更に好ましくは0.3〜15質量%、最も好ましくは0.5〜13質量%である。
本発明の(c)成分であるアルカリ剤又は金属イオン封鎖剤の含有量につき各成分毎に記載する。
(c−1)成分のアルカリ剤の含有量は、組成物中に好ましくは1〜60質量%、より好ましくは5〜50質量%である。
(c−2)成分の金属イオン封鎖剤の含有量は、組成物中に好ましくは1〜30質量%、より好ましくは1〜20質量%である。
(d)成分である(a)以外の界面活性剤の含有量は、組成物中、0.1〜5質量%が好ましく、より好ましくは0.1〜4質量%、最も好ましくは0.2〜3質量%である。また、(a)成分と(d)成分の質量比は、(a)成分/(d)成分で好ましくは0.3〜10、より好ましくは0.5〜6、最も好ましくは1〜5である。洗浄力を高めるために前記質量比の下限値以上が好ましく、(a)成分と(b)成分による効果を阻害しないために前記質量比の上限値以下が好ましい。この(d)成分の含有量及び質量比は、(d)成分として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルを用いる場合に更に有効である。(d)成分である陰イオン界面活性剤は、(a)成分との関係から、起泡性を高め本発明の効果を阻害する傾向があるため、その配合には十分注意すべきであり、特には実質的に含有しないことが好ましい。
(e−1)成分のうち漂白剤の含有量は組成物中に0〜40質量%が好ましく、また、漂白活性化剤の含有量は組成物中に0〜5質量%が好ましい。漂白剤は安定性の点から洗浄剤組成物が粉末状の場合に用いることが好ましい。
(e−2)成分の酵素は、活性により配合量は適宜調整されるが、タンパク量として組成物中に0〜2質量%含有することが好ましい。
(e−3)成分の高分子重合体は、高分子重合体の配合目的に応じた配合量が適宜選定される。ポリプロピレングリコールの場合は、組成物中に0.1〜10質量%、更に0.5〜5質量%、特に1〜5質量%が好適である。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、液体状、固体状のいずれであってもよく、液体状には、ジェルなどの流動性に乏しいものも含むものとする。また固体状としては、粒状ないしタブレット状を含む。これら形状は、自動食器洗浄機用洗浄剤として周知のものであってよく、その製造方法、粘度、大きさなどは、使用勝手、或いは成分や剤形安定性を配慮して決定される。例えば液体状の場合は、増粘剤の配合が検討され、タブレット状などの場合は、固化剤や溶解促進剤の配合が考慮される。(a)、(b)及び(d)成分以外の配合成分は、剤形等を考慮して自動食器洗浄機用洗浄剤として配合することが知られている公知の成分から適宜選択できる。
固体状の組成物としては、例えば(c−1)炭酸ナトリウムやメタ珪酸ナトリウムなどのアルカリ剤10〜50質量%、(c−2)クエン酸塩などの金属イオン封鎖剤5〜30質量%、(e−1)過炭酸ナトリウムなどの漂白剤0〜40質量%、TAEDなどの漂白活性化剤0〜5質量%(e−2)プロテアーゼ及びアミラーゼなどの酵素0〜2質量%、(e−3)ポリプロピレングリコールなどの高分子重合体0〜5質量%、その他、バランス量の、硫酸ナトリウムなどの増量剤或いは希釈剤、及び香料などのその他成分を必要量で含有する組成物を挙げることができる。なお、固体状の組成物の場合、0.2質量%水溶液のpH(20℃)は8.0〜12.0、更に8.5〜12.0が好ましい。
液体状の組成物としては、例えば(c−1)モノエタノールアミンなどのアルカリ剤1〜10質量%、(c−2)クエン酸やEDTAなどの金属イオン封鎖剤1〜20質量%、(e−2)プロテアーゼ及びアミラーゼなどの酵素0〜2質量%、その他、グリセリン、エタノールなどの有機溶剤5〜50質量%、塩化カルシウムなどの酵素安定化剤(有機溶剤除く)0〜2質量%、水などの増量剤、及び香料などのその他成分を必要量で含有する組成物を挙げることができる。なお、液体状の組成物の場合、残部は、通常水であり、pH(20℃)は7.0〜12.0、更に8.0〜12.0が好ましい。
洗浄性能及び低泡性の評価は以下の評価方法を用いた
<蛋白汚れ洗浄性能>
以下の条件で自動食器洗浄機により汚染皿の洗浄を行った。この洗浄機は、2.2Lの水を20℃から60℃まで徐々に昇温して洗浄し、その後すすぎを3回(昇温しない)行い、最終すすぎ(20℃から70℃まで徐々に昇温した)後、乾燥する形式のものである。汚染皿は3枚用い、当該洗浄機の食器受けの上段に垂直に並べた。その際、1枚目と2枚目の間隔を13mm、2枚目と3枚目の間隔を5mmとした。また、食器受けの下段には直径230mmの皿(障害皿)5枚を25mmの等間隔で配置した。なお、ここでの皿の間隔は、一方の皿の外面(裏面)の底部から他方の内面(表面)の縁までの距離である。本試験は、隣接する食器間の距離が狭まってしまった非理想的条件を想定したものであり、同時に障害皿の設置によって水流の掛かりにくい状況を想定している。
汚染皿について、汚染前の皿の質量(M1)、洗浄前の皿の質量(M2)、洗浄後の皿の質量(M3)をそれぞれ測定し、次式により蛋白汚れ洗浄率を算出し、3枚目の汚染皿の洗浄率の平均値を求めた。
蛋白汚れ洗浄率(%)=(M2−M3)/(M2−M1)×100
<条件>
汚染皿:卵黄0.7gを直径103mmの陶器皿にできるだけ均一に塗布し、115℃で1時間変性したもの
使用水:3.5°DHの水
使用洗浄機:松下電器産業株式会社製自動食器洗い機(機種NP−60SS5)
洗浄コース:標準コース
洗浄剤組成物の添加量:水3Lに対して6g
<低泡性評価>
松下電器産業株式会社製自動食器洗い機(機種NP−C10)を用い、評価に供される洗浄剤組成物を入れて標準コースで運転した。この洗浄機は、2.2Lの水を20℃から60℃まで徐々に昇温して洗浄し、その後すすぎを3回(昇温しない)行い、最終すすぎ(20℃から70℃まで徐々に昇温してすすぎ)後、乾燥する形式のものである。運転開始1分、4分、9分、14分、19分後に洗浄機上部より光を当てながら噴射ノズルの回転数を数えた。回転数が多いほど洗浄剤組成物が低泡性であることの指標となる。
実施例1
アミンオキシドの炭素数の違いによる効果の違いを調べるために、表1に示されたアルキル基の炭素数の異なる直鎖アルキルジメチルアミンオキシド2質量%、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体5質量%、炭酸ナトリウム7質量%、クエン酸ナトリウム20質量%、シリケート5質量%、過炭酸ナトリウム20質量%、アミラーゼ0.5質量%、プロテアーゼ1質量%、及び残部の無水芒硝からなる粉末の自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物を得た。これら洗浄剤組成物につき前記評価方法により洗浄性能を調べた。結果を表1に示した。なおイソブチレン/無水マレイン酸共重合体としては、イソブチレン/無水マレイン酸のモル比が50/50、重量平均分子量6000(クラレ社製 イソバン600L)のものを用いた。シリケートは結晶性珪酸塩(プリフィード(商品名)、株式会社トクヤマシルテック製))を用いた。過炭酸ナトリウムはメタホウ酸ナトリウムで被覆したものを用いた。またアミラーゼは、デュラミル120T(商品名)(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社)、平均粒径600μmのものを、プロテアーゼは、サビナーゼ18.0T(商品名)(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社)、平均粒径600μmのものを用いた。
Figure 2009127018
食器間の距離が狭まって置かれた食器に対して、アルキル基の炭素数が4〜8のアミンオキシド、特には炭素数が6又は8のアミンオキシドは顕著な洗浄力を示した。
実施例2
表2、3の組成の自動食器洗浄機用の洗浄剤を評価した。
<自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物の製造>
表2、3で示された成分のうち、まず酵素成分以外の粉末成分を混合した。そこにアミンオキシドや非イオン界面活性剤などの液状成分を添加して混合を続け、最後に酵素成分を添加して組成物を得た。
Figure 2009127018
Figure 2009127018
(注)表中の成分は以下のものである。
・イソブチレン/無水マレイン酸共重合体:イソブチレン/無水マレイン酸=50/50(モル比)、重量平均分子量=6000、クラレ社製 イソバン600L
・ジイソブチレン/マレイン酸共重合体:ジイソブチレン/マレイン酸=50/50(モル比)、重量平均分子量=12000、BASF社製 Sokalan CP9
・アクリル酸/マレイン酸共重合体:アクリル酸/マレイン酸=70/30(モル比)、重量平均分子量=7万、BASF社製 ソカランCP45
・スチレン/マレイン酸共重合体:スチレン/マレイン酸=50/50(モル比)、重量平均分子量=7000
・シリケート:結晶性珪酸塩(プリフィード(商品名)、株式会社トクヤマシルテック製)
・非イオン界面活性剤(1):炭素数12の直鎖1級アルコールにエチレンオキサイドを平均で4モル付加した非イオン界面活性剤
・非イオン界面活性剤(2):炭素数8の直鎖1級アルコールにエチレンオキサイドを平均で3モル付加した非イオン界面活性剤
・過炭酸ナトリウム:メタホウ酸ナトリウムで表面を被覆した過炭酸ナトリウム。平均粒径700μm
・プロテアーゼ:サビナーゼ18.0T(商品名)(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社)、平均粒径600μm
・アミラーゼ:デュラミル120T(商品名)(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社)、平均粒径600μm
表2、3より本発明の洗浄剤組成物は食器間の距離が短い非理想的条件下であっても、十分な洗浄力を示すことが示された。
実施例3
表4に示した組成は、より洗浄性を高めるために、任意成分を更に追加した時の本発明の別の組成を示している。表4の組成物の製法は、前記の製法を基本に行われたが、香料以外の液体成分の添加の後に非晶質シリカが添加混合され、その後香料が添加された。そして酵素が添加され次いで漂白剤が添加され、表4記載の粉末状洗浄剤組成物を得た。表4に記載された洗浄剤組成物組成物もまた、自動食器洗浄機内に食器を詰め込んだ状態であっても、優れた洗浄性能を示した。
Figure 2009127018
(注)表中の成分は前記の成分と以下のものを用いた。
・非晶質シリカ:トクシールNR(商品名)(吸油能:210〜270mL/100g、一次粒子径約20nm、(株)トクヤマ製)

Claims (5)

  1. (a)成分として下記一般式(a−1)で表されるアミンオキシド及び下記一般式(a−2)で表されるアミンオキシドから選ばれるアミンオキシド、(b)成分としてカルボン酸基、及び2つのカルボン酸基からの無水化構造から選択される少なくともいずれかを有するモノマー構成単位と炭素数3〜10の脂肪族炭化水素モノマー構成単位とを重合体の全構成単位中に合計で80モル%以上含有する高分子化合物、並びに(c)アルカリ剤及び金属イオン封鎖剤から選ばれる1種以上を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
    Figure 2009127018

    〔式中R1は炭素数3〜8のアルキル基またはアルケニル基であり、R2およびR3はそれぞれ独立に水素原子、または炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。〕
    Figure 2009127018

    〔式中R4は炭素数3〜8のアルキル基またはアルケニル基であり、Xは−CONH−または−O−、R5は炭素数2〜3のアルキレン基、R6およびR7はそれぞれ独立に水素原子、または炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。〕
  2. カルボン酸基及びカルボン酸基の無水物の少なくともいずれかを有するモノマー構成単位が、アクリル酸及びその塩、マレイン酸及びその塩並びに無水マレイン酸から選ばれる1種以上のモノマー由来のモノマー構成単位であって、炭素数3〜10の脂肪族炭化水素モノマー構成単位が、ペンテン、オクテン、イソブテン及びジイソブテンから選ばれる1種以上のモノマー由来のモノマー構成単位である、請求項1に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  3. 更に(d)成分として(a)成分以外の界面活性剤を0.1〜5質量%含有する、請求項1又は2に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  4. (a)成分/(d)成分が質量比で0.3〜10である請求項3に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  5. 陰イオン界面活性剤を含有しない請求項1〜4何れか1項に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
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