JP2010275472A - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】非理想的条件下での汚れの除去性に優れた自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される特定のアミンオキシド(a)と、特定のポリオキシエチレンアルキルエーテル(b)と、カルボン酸基及び2つのカルボン酸基からの無水化構造の少なくとも何れかを有するモノマー構成単位と、炭素数3〜12の不飽和炭化水素由来のモノマー構成単位とを含有する高分子化合物(c)とを含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動食器洗浄機による食器の洗浄の際に用いるための食器用洗浄剤組成物に関する。より詳細には、過量な食器の詰め込みなどにより食器と食器の間隔が狭まった過酷条件下であっても、食器表面に強固に固着した汚れに対して優れた除去効果を提供する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関する。
自動食器洗浄機では、洗浄液を可動式スプレーアームから噴射し、汚染した食器に機械力を加えて汚れを除去する方式がとられる。スプレーアームは洗浄液の噴射により生み出された反作用力により、噴射方向とは逆向きに自発回転するように設計されている。噴射水中に気泡が多量に含有された場合には、噴射体積が同じでも噴射質量は減ってしまうため、反作用力が低減してしまう。その結果、スプレーアームの回転数が減少し、汚れ除去に寄与する機械力の低下を招く。低泡性を満たす上で、非イオン性界面活性剤を用いることが主流である。特にはポリオキシアルキレンアルキルエーテルやプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体から成る界面活性剤が多く用いられる。
自動食器洗浄機での洗浄における界面活性剤濃度は通常数十ppmと非常に低いことから、低濃度でも優れた汚れ除去効果を発現する界面活性剤が求められる。上記のポリオキシアルキレンアルキルエーテルや、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの共重合体は、油汚れに対しては十分な除去効果を示すものの、食器表面に固着した汚れ、特に蛋白質や油分・澱粉等の複合物が熱変性を受けて固着した汚れなどに対しては、十分な効果を有しているとは言えない。
かかる課題を解決する界面活性剤として、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとは異なる基剤を用いた自動食器洗浄機用洗浄剤が報告されている。そのような基剤として、アミンオキシド型界面活性剤が知られており、特許文献1〜6には、アミンオキシド型界面活性剤を含有する自動食器洗浄機用の組成物が開示されている。
このうち特許文献6には帯電防止剤としてアミンオキシドと低曇点の非イオン界面活性剤を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が記載されている。また、特許文献3〜6には自動食器洗浄機用洗浄剤において界面活性剤と共に高分子化合物を用いることが記載されている。
特表2002−537485号公報 特表2002−537483号公報 特開平11−117000号公報 特開2005−503912号公報 特開平4−226200号公報 特表2000−502749号公報
家電メーカーによる自動食器洗浄機の開発が進むにつれ、より多量の食器を一度に洗浄する傾向が高まってきている。例えば某大手電気メーカーが販売する自動食器洗浄器の食器充填量は、1996年の21点から2005年の60点に増加している。メーカーは洗浄に効率的な庫内の食器の並べ方を示しているが、実際のところ、家庭での食器配置を観察すると、隣り合う食器が重なり合い、食器と食器の間の距離が非常に狭まってしまっていることが見受けられる。これは、家庭で使用される食器の形状や大きさが非常に多種多様であり、理想的な食器の配置を行うことが難しいことに加えて、早く洗ってしまいたいという心理から、無造作な食器の重なりを生じさせることが考えられる。食器と食器の間の距離が狭まった場合には、スプレーアームからの水流が遮蔽されて洗浄液が汚れに届きにくく、また機械力もごく僅かしか掛からない。ましてや洗浄中に泡形成するような場合は、その影響は顕著である。したがって、洗浄力低下は不可避である。
本発明の課題は、隣接する食器間の距離が狭まってしまった等の非理想的条件下でも、優れた汚れ除去性を有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することである。特にこびりついたタンパク汚れや固着性の高い動物性の油汚れに対して、顕著な除去効果を示す自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を提供することに関する。
本発明は、(a)下記一般式(1)で表されるアミンオキシド〔以下、(a)成分という〕、(b)アルキル基の炭素数が12〜18であり、オキシエチレン基の平均付加モル数が2〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテル〔以下、(b)成分という〕、並びに、(c)カルボン酸基及び2つのカルボン酸基からの無水化構造の少なくとも何れかを有するモノマー構成単位と、炭素数3〜12のエチレン性不飽和炭化水素由来のモノマー構成単位とを含有する高分子化合物〔以下、(c)成分という〕を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に関する。
Figure 2010275472
〔式中、R1は炭素数3〜8の鎖式炭化水素基、mは0又は1の数であって、Xは−CONH−または−O−、R4は炭素数2〜3のアルキレン基、R2およびR3はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。〕
本発明によれば、自動食器洗浄機内で食器類が過剰に収納された場合、或いは食器類が重なって収納された場合のような非理想的条件下であっても、優れた汚れ除去性を有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物が提供される。とりわけこびりついたタンパク汚れ及び固着性の高い動物性の油汚れの双方に対して効果的な洗浄力を示す。
<(a)成分>
本発明者らは、汚れ内部へ分子を拡散・浸透させるために、浸透剤分子の分子運動性が非常に重要であり、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルのような嵩高い親水部を有する基剤よりも、できるだけ分子量の小さい基剤を選択することが望ましいと考え、(a)成分を見出すに至った。従ってアミンオキシドのアルキル基は、通常本用途に用いるものよりも炭素数が短いものが選ばれる。
一般式(1)中のR1は、炭素数3〜8、好ましくは炭素数6〜8、より好ましくは8の鎖式炭化水素基である。またR1は、直鎖のアルキル基が好ましい。従来、アミンオキシドは自動食器洗浄機用の洗浄剤に配合できることが知られているが、本発明では、最も長い鎖式炭化水素基の炭素数を8以下、3以上とすることで、運転中の泡立ちを抑制し自動食器洗浄機を支障なく使用することができ、優れた洗浄力を得ることができる。一般式(1)中のR1、R2及びR3の炭素数の合計は、12以下であることが、水への溶解性が良好で、食器表面での洗浄液の濡れ拡がり性を阻害せず、重なり合う皿の隙間にまで有効成分が到達し易くなり、結果的に良好な固着汚れ除去能が得られるという観点から好ましい。またmが1の時、Xは好ましくは−CONH−であり、R4は好ましくはプロピレン基である。mは0が好ましい。一般式(1)で表されるアミンオキシドの具体例としては、オクチルジメチルアミンオキシド、オクチルジエチルアミンオキシド、2−エチルヘキシルジメチルアミンオキシド、2−エチルヘキシルジエチルアミンオキシド、ヘキシルジメチルアミンオキシド、ヘキシルジエチルアミンオキシド、ブチルジメチルアミンオキシド、ブチルジエチルアミンオキシド、及びブチルアミノアミドプロピルジメチルアミンオキシドなどが挙げられる。中でも好ましいのは、直鎖オクチルジメチルアミンオキシド、2−エチルヘキシルジメチルアミンオキシド、直鎖ヘキシルジメチルアミンオキシドである。
<(b)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は(b)成分として、特定のポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有する。すなわちアルキル基の炭素数が12〜18、好ましくは12〜14であり、また好ましくはオキシエチレン基と結合するアルキル基の炭素原子が第1炭素原子又は第2炭素原子、より好ましくは第1炭素原子である直鎖アルキル基であって、オキシエチレン基の平均付加モル数が2〜8、好ましくは3〜4のポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有する。(b)成分を含有することで、油汚れに対して優れた洗浄性を示す。
<(c)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、(c)成分として、(c)カルボン酸基及び2つのカルボン酸基からの無水化構造の少なくとも何れかを有するモノマー構成単位と、炭素数3〜12の不飽和炭化水素由来のモノマー構成単位とを含有する高分子化合物を含有する。本発明でいうモノマー構成単位とは、モノマーに対応する高分子化合物中の構造を意味する。従って(c)成分は、カルボン酸基を有するモノマー又は2つのカルボン酸基からの無水構造を有するモノマー〔以下、これらをモノマー(c1)という〕を重合した時の構造と、炭素数3〜12の不飽和炭化水素〔以下、これらをモノマー(c2)という〕を重合した時の構造とを含有する高分子化合物(以下、高分子重合体という場合もある。)である。なお無水構造のモノマー由来のモノマー構造単位は、製造後、加水分解された構造であってもよい。また(c)成分においてカルボン酸基を有するモノマーと前記無水構造のモノマーを併用してもよい。
(c)成分の高分子化合物は、カルボン酸基及び2つのカルボン酸基からの無水化構造の少なくとも何れかを有するモノマー構成単位と炭素数3〜12の不飽和炭化水素由来のモノマー構成単位とを、該高分子化合物の全構成単位中に合計で好ましくは80モル%以上、より好ましくは85モル%以上、更に好ましくは90モル%以上、特に好ましくは100%含んで構成される高分子化合物である。これはモノマー(c1)由来のモノマー構成単位とモノマー(c2)由来のモノマー構成単位との構成割合でもある。従って前記モル%は重合時に用いたモノマーのモル比であってもよい。
モノマー(c1)としては、アクリル酸またはその塩、メタクリル酸またはその塩、クロトン酸またはその塩、α−ヒドロキシアクリル酸またはその塩、マレイン酸またはその塩、無水マレイン酸から選ばれるモノマーを挙げることができる。特に好適なモノマー(c1)はアクリル酸またはその塩、マレイン酸またはその塩、無水マレイン酸から選ばれるモノマーである。
一方、モノマー(c2)としては、重合性のエチレン性不飽和結合を有する炭素数3〜12、好ましくは4〜10、最も好ましくは4〜8の不飽和炭化水素から成るモノマーであって、好ましくは前記炭素数を有するオレフィン系炭化水素である。具体的には、プロピレン、ブテン、イソブテン、n−ブチレン、イソブチレン、n−ペンテン、イソペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ジイソブテン、ノネン、イソノネン、デケン、イソデケンから選ばれるオレフィン系モノマーが挙げられる。中でも好ましいものはイソブテン、ジイソブテンから選ばれるモノマーである。
(c)成分は、その他のモノマー構成単位として、前記モノマー(c1)及びモノマー(c2)と共重合可能なモノマー(以下モノマー(c3)という場合もある)、例えばアクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素数1〜8)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒドロキシエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−N,N−ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜8)、酢酸ビニル、アリルアルコールなどのモノマー由来のモノマー構成単位を含んでもよいが、本発明ではモノマー(c1)由来のモノマー構成単位とモノマー(c2)由来のモノマー構成単位からなる高分子化合物が好ましい。
(c)成分の重量平均分子量は5000〜100000であることが好ましく、更に好ましくは5000〜80000である。重量平均分子量は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィーにより、アセトニトリル/0.1M塩化ナトリウム水溶液(30/70)を展開溶媒とし、ポリエチレングリコールを標準物質として測定することができる。
<(d)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物には、(a)成分及び(b)成分以外の界面活性剤〔以下、(d)成分という〕を含有することができる。具体的には、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤を挙げることができる。
<(e)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物には、(e)成分として、アルカリ剤〔以下、(e−1)成分という〕及び金属イオン封鎖剤〔以下、(e−2)成分という〕から選ばれる1種以上を配合することで、(a)成分及び(b)成分の効果を十分に発揮させることができる。
(e−1)成分のアルカリ剤としては、アルカリ金属炭酸塩が一般的であり、炭酸ナトリウム、及び炭酸カリウムを挙げることができる。またアルカリ金属珪酸塩もアルカリ剤として使用することができ、プリフィード(株式会社トクヤマシルテック製)の商品名で知られている結晶性層状珪酸ナトリウムを用いることができ、また非晶質のものを用いることができる。アルカリ剤は粉末のものが好ましく用いられ、造粒処理等により粒子径やかさ密度を調製したものであってもよい。なおアルカリ金属珪酸塩は食器の酸化防止としても有効である。本発明ではアルカリ金属炭酸塩が好ましく、具体的には炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸水素カリウムである。また、アミン化合物もまたアルカリ剤として使用することができる。アミン化合物としては、アルカノールアミンを上げることができ。本発明では特に1級のアルカノールアミンが好ましく、具体的にはモノエタノールアミンがより好ましい。組成物が液体の場合はアルカノールアミンを用いることが好ましい。
(e−2)成分の金属イオン封鎖剤としては、欧米ではトリポリリン酸ナトリウムなどのリン酸塩がよく知られているが、無リンの洗浄剤とする場合は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、琥珀酸、L−グルタミン酸二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン二琥珀酸、ニトリロ三酢酸、メチルグリシン三酢酸、三酢酸、1,3−プロパンジアミン三酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸などのポリカルボン酸またはその塩が用いられる。本発明ではクエン酸、コハク酸及びエチレンジアミン四酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、及びヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン並びにそれらのアルカリ金属塩が好ましく、このうち特にクエン酸塩が好ましい。
<その他の洗浄補助成分>
本発明の洗浄剤組成物には、洗浄力を更に向上させるために、一般に自動食器洗浄機用洗浄剤に配合することが知られている洗浄補助成分として、漂白剤及び漂白活性化剤〔以下、(f−1)成分という〕、酵素〔以下、(f−2)成分という〕並びに(c)成分以外の高分子重合体〔以下、(f−3)成分という〕を配合することが好ましい。
(f−1)成分のうち漂白剤は溶解することで過酸化水素又は過酸種を生成する固体物質が好ましく、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウムの粒状物が一般的に用いられる。漂白剤は、洗浄性だけでなく、臭いも除去できる点で好適である。漂白剤は吸湿による影響が考えられる時や流動性を高めたい場合は、ポリエチレングリコールや(b)成分の非イオン界面活性剤などで被覆してもよく、アルカリ金属珪酸塩やホウ酸又は塩で被覆することで、保存安定性が向上することが知られている。また、(f−1)成分のうち漂白活性化剤は前記漂白剤と併用して用いられる。漂白活性化剤は漂白剤から放出される過酸化水素と反応して、より酸化還元の電位高い有機過酸を生成する物質である。一般的にはテトラアセチルエチレンジアミンが知られている。その他、アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はその塩や、アルカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩なども用いることができる。
(f−2)成分である酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、エステラーゼ、ペルオキシダーゼから選ばれる1種以上を配合することができ、これらは市販品として粒状化したものを用いることができる。いずれも他成分との保存安定性などが考慮して選択される。アミラーゼは、他の洗浄剤では除去が難しい糊化したでんぷんへの作用が期待されるため、とりわけ配合することが好ましい。同様に、プロテアーゼに関しても、界面活性剤等では除去が困難な変性蛋白などに対して著しい効果を示すことから、配合することが好ましい。
(f−3)成分として、(c)成分以外の高分子重合体を配合することができる。例えば、油汚れを膨潤させる溶剤的な性質を有したり、液体組成物の場合は減粘剤や相安定剤として用いることができる、ポリアルキレングリコール、特にはポリプロピレングリコール、ウォータースポットの生成を防止する例えば特開2007−119712号公報記載の陽イオン性基を有するモノマー単位と、陰イオン性基を有するモノマー単位を構成要件として含有する両性高分子重合体、組成物が液状の場合は、増粘性を付与する架橋ポリアクリル酸などの増粘性の高分子重合体を配合することができる。本発明では特に、洗浄力の上で、重量平均分子量が600〜20000、好ましくは2000〜12000のポリプロピレングリコールを配合することが、洗浄効果及び低泡性の点で好ましい。ポリプロピレングリコールの重量平均分子量は光散乱法を用いて決定することができ、ダイナミック光散乱光度計(DLS−8000シリーズ、大塚電子株式会社製など)により測定することができる。
<自動食器洗浄機用洗浄剤組成物>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の配合濃度につき説明する。
(a)成分の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.2〜5質量%、最も好ましくは0.5〜3質量%である。
(b)成分の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.1〜5質量%、より好ましくは0.1〜4質量%、最も好ましくは0.2〜3質量%である。また、(a)成分の効果が十分発現されるために、(a)成分と(b)成分の質量比は、(a)成分/(b)成分で0.1〜100、更に0.2〜10、特に0.5〜2が好ましい。
(c)成分の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.01〜20質量%、より好ましくは0.05〜20質量%、更に好ましくは0.1〜15質量%、より更に好ましくは0.3〜10質量%、最も好ましくは0.5〜8質量%である。
(d)成分の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、最も好ましくは実質的に含有しない。
本発明の(e)成分であるアルカリ剤又は金属イオン封鎖剤の含有量につき各成分毎に記載する。
(e−1)成分のアルカリ剤の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは1〜60質量%、より好ましくは3〜40質量%、より好ましくは5〜30質量%である。
(e−2)成分の金属イオン封鎖剤の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは1〜40質量%、より好ましくは5〜30質量%、最も好ましくは10〜25質量%である。
(f−1)成分の漂白剤の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0〜40質量%、より好ましくは1〜35質量%であり、漂白活性化剤の含有量は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0〜5質量%、より好ましくは0.1〜3質量%である。漂白剤は安定性の点から洗浄剤組成物が粉末状の場合に用いることが好ましい。
(f−2)成分の酵素の含有量は活性により適宜調整されるが、市販の粒子として、0.1〜5質量%程度であり、酵素タンパク量として、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.005〜2質量%、好ましくは0.01〜1.5質量%、最も好ましくは0.05〜1質量%である。
(f−3)成分の高分子重合体の含有量は、その配合目的に応じて適宜調整される。ポリプロピレングリコールの場合は、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%、更に好ましくは1〜3質量%である。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、液体状、固体状のいずれであってもよく、液体状には、ジェルなどの流動性に乏しいものも含むものとする。また固体状としては、粒状ないしタブレット状を含む。これら形状は、自動食器洗浄機用洗浄剤として周知のものであってよく、その製造方法、粘度、大きさなどは、使用勝手、或いは成分や剤形安定性を配慮して決定される。例えば液体状の場合は、増粘剤の配合が検討され、タブレット状などの場合は、固化剤や溶解促進剤の配合が考慮される。(a)、(b)及び(c)成分以外の配合成分は、剤形等を考慮して自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に配合することが知られている成分から適宜選択できる。
本発明は固体状、特には粉末ないし粒状の組成物が好ましく、その場合、例えば(a)〜(d)成分を前記範囲で含有し、(e−1)炭酸ナトリウムやメタ珪酸ナトリウムなどのアルカリ剤5〜30質量%、(e−2)クエン酸塩などの金属イオン封鎖剤5〜30質量%、(f−1)過炭酸ナトリウムなどの漂白剤1〜40質量%、TAEDなどの漂白活性化剤0〜5質量%、(f−2)プロテアーゼ及びアミラーゼなどの酵素をタンパク量として0.05〜1質量%或いは市販の酵素粒子として0.1〜5質量%、(f−3)ポリプロピレングリコールなどの高分子重合体0〜5質量%、その他、バランスとして硫酸ナトリウムなどの増量剤或いは希釈剤、及び香料、水などのその他成分を必要量で含有する組成物を挙げることができる。なお、固体状の組成物の場合、0.2質量%水溶液のpH(20℃)は8〜12、更に9.5〜11.5、特には10〜11が好ましい。pHはJIS K3362:2008の8.3項目に記載の方法に従って測定する。
<自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物の製造>
表1で示される自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製するにあたり、まず成分として粉末状のものを混合した。そこにアミンオキシドやポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの液状成分を添加して混合して組成物を得た。
評価は下記方法によって行った。
<蛋白汚れ洗浄性能>
表1の自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物を用いて、以下の条件で自動食器洗浄機により汚染皿の洗浄を行った。この洗浄機は、2.2Lの水を20℃から60℃まで徐々に昇温して洗浄し、その後すすぎを3回(昇温しない)行い、最終すすぎ(20℃から70℃まで徐々に昇温した)後、乾燥する形式のもの(標準コース)である。汚染皿は3枚用い、当該洗浄機の食器受けの上段に垂直に並べた。その際、1枚目と2枚目の間隔を13mm、2枚目と3枚目の間隔を5mmとした。また、食器受けの下段には直径230mmの皿(障害皿)5枚を25mmの等間隔で配置した。なお、ここでの皿の間隔は、一方の皿の外面(裏面)の底部から他方の内面(表面)の縁までの距離である。本試験は、隣接する食器間の距離が狭まってしまった非理想的条件を想定したものであり、同時に障害皿の設置によって水流の掛かりにくい状況を想定している。
汚染皿について、汚染前の皿の質量(M1)、洗浄前の皿の質量(M2)、洗浄後の皿の質量(M3)をそれぞれ測定し、次式により蛋白汚れ洗浄率を算出し、2枚目と3枚目の汚染皿の洗浄率の平均値を表1に示した。
蛋白汚れ洗浄率(%)=(M2−M3)/(M2−M1)×100
<条件>
汚染皿:卵黄0.7gを直径103mmの陶器皿にできるだけ均一に塗布し、115℃で1時間変性したもの
使用水:3.5°DHの水
使用洗浄機:松下電器産業株式会社製自動食器洗い機(機種NP−60SS5)
洗浄コース:標準コース
洗浄剤組成物の添加量:水3Lに対して6g
<牛脂汚れ洗浄性能>
表1の自動食器洗浄機用の洗浄剤組成物を用いて、以下の条件で自動食器洗浄機により、標準コースにて汚染皿の洗浄を行った。汚染皿は2枚用い、直径230mmの皿(障害皿)3枚とともに、当該洗浄機の食器受けの下段に25mmの等間隔で交互に(障害皿、汚染皿、障害皿、汚染皿、障害皿)配置した。本試験は、隣接する食器間の距離が狭まってしまった非理想的条件を想定したものであり、同時に障害皿の設置によって水流の掛かりにくい状況を想定している。
汚染皿について、汚染前の皿の質量(M1)、洗浄後の皿の質量(M2)をそれぞれ測定し、次式により牛脂汚れ残留量を算出した。2枚の汚染皿の平均値を、表1に併せて示す。
牛脂汚れ残留量(g)=M2−M1
<条件>
汚染皿:牛脂2gを直径230mmのポリプロピレン皿にできるだけ均一に塗布したもの
使用水:3.5°DHの水
使用洗浄機:松下電器産業株式会社製自動食器洗い機(機種NP−60SS5)
洗浄コース:標準コース
洗浄剤組成物の添加量:水3Lに対して6g
<結果>
評価結果を表1に合わせて示した。
なお、牛脂汚れ洗浄性能に関し、目視による違いやベタツキの程度において、残留量が0.01gと0.00gとの間に違いによる差は殆どなかったが、残留量が0.02gの場合、残留量が0.01gの場合に対して、目視による違いは明確であり、またベタツキについても明らかな違いが診られた。
Figure 2010275472
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(1):炭素数12の直鎖1級アルコールにエチレンオキシドを4モル付加(平均付加モル数4)させたもの
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(2):炭素数12〜14の直鎖2級アルコールにエチレンオキシドを3モル付加(平均付加モル数3)させたもの
・ジイソブチレン/マレイン酸共重合体:ジイソブチレン/マレイン酸=50/50(モル比)、重量平均分子量=12000、BASF社製 Sokalan CP9
・シリケート:結晶性層状珪酸ナトリウム(プリフィード(商品名)、株式会社トクヤマシルテック製)
・過炭酸ナトリウム:メタホウ酸ナトリウムで表面を被覆した過炭酸ナトリウム。平均粒径700μm
・アミラーゼ:デュラミル120T(商品名)(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社)、平均粒径600μm
・プロテアーゼ:サビナーゼ18.0T(商品名)(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社)、平均粒径600μm

Claims (3)

  1. (a)下記一般式(1)で表されるアミンオキシド〔以下、(a)成分という〕、(b)アルキル基の炭素数が12〜18であり、オキシエチレン基の平均付加モル数が2〜8であるポリオキシエチレンアルキルエーテル〔以下、(b)成分という〕、並びに、(c)カルボン酸基及び2つのカルボン酸基からの無水化構造の少なくとも何れかを有するモノマー構成単位と、炭素数3〜12の不飽和炭化水素由来のモノマー構成単位とを含有する高分子化合物〔以下、(c)成分という〕を含有する自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
    Figure 2010275472

    〔式中、R1は炭素数3〜8の鎖式炭化水素基、mは0又は1の数であって、Xは−CONH−または−O−、R4は炭素数2〜3のアルキレン基、R2およびR3はそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。〕
  2. (a)成分を0.1〜10質量%、(b)成分を0.1〜5質量%及び(c)0.01〜20質量%含有する請求項1記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  3. (c)成分の炭素数3〜12の不飽和炭化水素が、イソブテン及び/又はジイソブテンである請求項1又は2記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
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