JP2009121735A - 全面床吹き出し空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄熱材自体の製造コストを抑制し、蓄熱性能、放熱性能の向上をよくし、かつ安価な施工を実現することができる全面床吹き出し空調システムを提供する。
【解決手段】本発明の全面床吹き出し空調システムは、床スラブ1と、この床スラブ1上に設けられ吹出孔3bが形成されたフロアパネル3と、該床スラブ1と該フロアパネル3との間に配置される空気と直接熱交換が可能な板状潜熱蓄熱材10と、該板状潜熱蓄熱材10を支持する潜熱蓄熱材支持体15と、からなり、該板状潜熱蓄熱材10の両端には吊り下げ用穴部18が設けられ、該板状潜熱蓄熱材10は該吊り下げ用穴部13を利用して該潜熱蓄熱材支持体15によって該フロアパネル側から吊り下げられることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オフィスビル等のビルディングに二重床を敷設し、二重床から室内に空調空気を吹き出す空調方式において、特に昼間等の放熱運転時に潜熱蓄熱材に蓄熱された熱を放熱し、二重床の吹出孔から室内に給気する全面床吹き出し空調システムに関する。
従来、建物の床スラブ上に二重床を構築し、二重床内にOA機器用の配線を収納する所謂OAフロアが広く採用され、また、二重床の全面から室内に空調エアを吹き出す全面床吹き出し空調方式が採用され始めている。
また、この方式において、従来、二重床の下面に潜熱蓄熱材を配設し、夜間等の蓄熱運転時に潜熱蓄熱材に蓄熱させておき、昼間等の放熱運転時に潜熱蓄熱材に蓄熱された熱を放熱し、二重床の吹出孔から室内に給気する提案がなされている。このような蓄熱空調によれば、安価な夜間電力を利用して蓄熱し、これを昼間のオフィスアワーに利用することが可能となる。
例えば、特許文献1(特開2003−185373号公報)には、床スラブ上に敷設され、多数の吹出孔が形成された二重床と、床スラブと二重床の間に形成された給気チャンバーと、二重床の下面に配設された、通気性が高く空気と直接熱交換が可能な潜熱蓄熱材と、給気チャンバーに接続された空調機とを備えたことを特徴とする潜熱蓄熱材を用いた全面床吹出空調システムが開示されている。
特開2003−185373号公報
ところが、特許文献1に記載の潜熱蓄熱材を用いた全面床吹出空調システムでは、粒状の潜熱蓄熱材を二重床内に設置するものである。このような粒状の潜熱蓄熱材は、表面積が大きく熱交換性能は優れるものの、蓄熱材自体の製造コストが高くなってしまう、という問題があった。
すなわち、従来の全面床吹出空調システムは、蓄熱性能、放熱性能は良好であるが、安価に施工することが困難であり、施工を含めたトータル面においてはバランスに欠けるものであったことは否めない。
この発明は、上記課題を解決するものであって、請求項1に係る発明は、床スラブと、該床スラブ上に設けられ吹出孔が形成されたフロアパネルと、該床スラブと該フロアパネルとの間に配置される空気と直接熱交換が可能な板状潜熱蓄熱材と、該板状潜熱蓄熱材を支持する潜熱蓄熱材支持体と、からなり、該板状潜熱蓄熱材の両端には吊り下げ用穴部が設けられ、該板状潜熱蓄熱材は該吊り下げ用穴部を利用して該潜熱蓄熱材支持体によって該フロアパネル側から吊り下げられることを特徴とする全面床吹き出し空調システムである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の全面床吹き出し空調システムにおいて、該潜熱蓄熱材支持体は、該吊り下げ用穴部を利用して該潜熱蓄熱材支持体の吊り下げシャフトに挿通されることを特徴とする。
本発明の全面床吹き出し空調システムによれば、蓄熱材自体の製造コストを抑制することができ、蓄熱性能、放熱性能を維持しつつ、かつ安価に全面床吹出空調システムを施工することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムの二重床構造を示す図であり、図2は本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムに用いるフロアパネル単体の平面図であり、図3は本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムに用いる潜熱蓄熱材支持体の斜視図である。
図1乃至図3において、1は床スラブ、2は支柱、2aはベース部、2bは下部柱部、2cは上部柱部、2dは支持部、3はフロアパネル、3aは溝、3bは吹出孔、4は給気チャンバー、10は板状潜熱蓄熱材、15は潜熱蓄熱材支持体、16はベース部、17は支柱部、18は吊り下げシャフトをそれぞれ示している。
床スラブ1上には支柱2が立設され、支柱2上に多数のフロアパネル3が敷設され、この構成により、フロアパネル3の下部即ち二重床内には給気チャンバー4が形成される。フロアパネル3には、複数の給気拡散用の溝3aが形成され、また、溝3a内に複数の吹出孔3bが形成されている。さらに、フロアパネル3の四隅には嵌合穴3cが形成されている。
フロアパネル3を支持する支柱2は、床スラブ1に接着材により固定されるベース部2aと、ベース部2a上に立設された下部柱部2bおよび上部柱部2cと、フランジ状の支持部2dとからなっている。フロアパネル3は、支柱2の支持部2dによって支持される。
板状潜熱蓄熱材10は、ベース部16と、このベース部16上に立設する支柱部17、支柱部17との間に渡された吊り下げシャフト18とから構成されており、この吊り下げシャフト18によって、複数の板状潜熱蓄熱材10をフロアパネル3直下に吊り下げられるようになっている。
板状潜熱蓄熱材10の高さは、一般的な冷房負荷の事務所ビルで、高さは50〜100mmとし、通常のOAフロア(二重床)の高さ(150mm〜200mm)に設置しても、板状潜熱蓄熱材10の下部に配線スペース、空調スペースを十分に確保することができるようになっている。
また、図3に示される一単位の潜熱蓄熱材支持体15に吊り下げる板状潜熱蓄熱材10の枚数は、空調負荷に合わせて4枚から13枚程度設置し(図の例では、11枚)、蓄熱量を調整するようにする。図3に示される一単位の潜熱蓄熱材支持体15は、上部からみたとき、フロアパネル3の大きさ(500mm×500mm)に略相似の形状とすることにより、配線工事時、施工時などに作業性を増すことができる。このような構成によって、本発明の全面床吹き出し空調システムでは、OAフロアとしての機能を維持しつつ、蓄熱性能、放熱性能の向上をよくし、かつ安価な施工を実現することができる。
次に、本発明の全面床吹出空調システムに用いる板状潜熱蓄熱材10について説明する。図4は本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムに用いる板状潜熱蓄熱材を示す図である。図4(a)は板状潜熱蓄熱材10を側面から見た図であり、図4(b)は板状潜熱蓄熱材10を上面から見た図である。図4において、11は薄肉部、12は厚肉部、13は吊り下げ用穴部をそれぞれ示している。
本発明に用いる潜熱蓄熱材は、概略、図4に示すような、略板状の潜熱蓄熱材であり、このような板状の潜熱蓄熱材は、ある程度の表面積を確保することでき、適度に蓄放熱を実現することができるために採用されるものである。ただ、本発明は必ずしもこのような潜熱蓄熱材を使用することに限定されるものではない。潜熱蓄熱材の主要素材としては、例えばパラフィンなどの相変化物質(Phase Change Material)が用いられ、このような潜熱蓄熱材によって空気との熱交換が行われる。
上記のような、板状の潜熱蓄熱材は、従来例の粒状の潜熱蓄熱材に比べて、ある程度の大きさのバルクとして製造することが可能であるので、製造コストを下げることができ、蓄熱性能、放熱性能を維持しつつ、かつ安価に全面床吹出空調システムを施工することが可能となる。
例えば、この潜熱蓄熱材は、ゲル剤などのポリマーに潜熱蓄熱材料を含浸させ担持させたものとして、潜熱蓄熱材料としては、上記のようなパラフィンなどの炭化水素化合物、芳香族化合物、有機脂肪酸や硫酸ナトリウム10水塩などの無機含水塩を含有するものとすることができる。なお、潜熱蓄熱材料を高分子吸着剤などの網目状分子に封じ込めたものを採用してもよいし、スポンジフィルタなどに潜熱蓄熱材料を担持させたものを採用してもよい。
潜熱蓄熱材による蓄熱量は、パラフィン70−90%含浸(かさ密度800kg/m3 の場合、潜熱120〜150J/g)の場合、厚さ30mm設置すると2880〜3600kJ/m2 となり、これは床スラブのみの躯体蓄熱を5時間行った蓄熱量1068kJ/m2 の2〜3倍となり、蓄熱量が増加する。
図4に示すように、板状潜熱蓄熱材10は厚さdの厚肉部12の周縁に、幅w、高さhの薄肉部11が形成される形状をなしており、薄肉部11の両端上方に吊り下げ用穴部13が設けられている。
薄肉部11に形成された吊り下げ用穴部13には、施工の際に吊り下げシャフト18が挿通されて、フロアパネル3直下に吊り下げられるようになっている。
本発明の板状潜熱蓄熱材10は、粒状の潜熱蓄熱材に比べて、ある程度の大きさのバルクとして製造することが可能であり、製造コストを下げることができものであるが、その厚さdをあまり厚くすると熱交換性能が低減するので、その厚さは10mm以上20mm以下とすることが望ましい。
図5は本実施形態に用いる板状潜熱蓄熱材と比較例に係る板状潜熱蓄熱材とを比較する図である。図5は、板状潜熱蓄熱材の厚さdを変化に伴う、熱交換性能(K[W/mm2・℃]、放熱量[W])の変化を示す図である。一般的な事務所ビルの空調負荷を処理する範囲としては、放熱量が79.7W〜33.7W程度の潜熱蓄熱材を用いることで十分であることを鑑みて、本発明の全面床吹き出し空調システムに用いる板状潜熱蓄熱材10としては、厚さdを10mm以上20mm以下に設定している。
また、板状潜熱蓄熱材10の幅wは400mm以上500mm以下とするのが好適である。これはフロアパネル3の1枚の大きさが500mm×500mmであるので、幅wを400mm以上500mm以下とすることで、設置時に一枚ごとのフロアパネル3に対応するようにして板状潜熱蓄熱材10を納めることが可能となる。これにより、配線工事時にはフロアパネル3単位で取り外すことで配線工事が可能となる。
また、板状潜熱蓄熱材10の高さhは50〜100mmとするのがよい。これは通常の二重床の高さが150mmから200mm程度であり、板状潜熱蓄熱材10を配置してもなお、配線スペース、空地スペースを確保することが可能となるためである。
以上のように構成される板状潜熱蓄熱材10の設置方法では、フロアパネル3を取り外し、床スラブ1上の4隅に潜熱蓄熱材支持体15を設置する。次に、各板状潜熱蓄熱材10の両端に開けられている吊り下げ用穴部13を利用して、必要とする蓄熱量に応じて必要な枚数(4枚から13枚程度)の板状潜熱蓄熱材10を吊り下げシャフト18に取り付ける。吊り下げシャフト18に設けられた板状潜熱蓄熱材10を潜熱蓄熱材支持体15に適当な方法によって取り付けて、これを給気チャンバー4内に収容する。
このように板状潜熱蓄熱材10が設置されたフロアでは、昼間空調時は空気が二重床の給気チャンバー4から室内へ流れるので、板状潜熱蓄熱材10を二重床の上部に保持されており、板状潜熱蓄熱材10の間を空気が通過するので、板状潜熱蓄熱材10と空気が効率よく接触して放熱できる。
また、夜間も板状潜熱蓄熱材10に冷風を吹き付け蓄熱するので板状潜熱蓄熱材10を通気可能となる。
以上のような本発明の全面床吹き出し空調システムによれば、蓄熱材自体の製造コストを抑制することができ、蓄熱性能、放熱性能を維持しつつ、かつ安価に全面床吹出空調システムを施工することが可能となる。
次に、以上のようにして構成される潜熱蓄熱材を収容する板状潜熱蓄熱材10が用いられてなる全面床吹き出し空調システムについて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムの昼間放熱運転の様子を示す図であり、図7は、本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムの夜間蓄熱運転の様子を示す図である。図6及び図7において(A)は全面床吹き出し空調システムであり、(B)全面床吹き出し空調システムの各ダンパによる調節風量比を示している。なお、これまでに説明した符号番号が付された部位は先の説明と同様のものである。
本発明の全面床吹き出し空調システムを図6及び図7を参照して説明する。図中符号5は空調対象室、6はその天井面、7は還気チャンバーとしての天井チャンバー、8は空調機である。また、図中MD1乃至MD4は、ダクト中に設けられるダンパである。
図6の昼間放熱運転においては、空調機8は、内蔵している冷却器、加熱器、加湿器、フィルタ(いずれも図示略)により温湿度調整と粉塵除去などを行い、送風機9により給気ダクト21、吹出口3b(不図示)を通して室内に給気SAを供給し、天井面6に設けた不図示の吸込口から還気RAを天井チャンバー7に吸い込み、主還気口31から排気ダクト22を通して空調機5に戻して循環させるようになっている。
なお、還気RAの一部は排気EAとして天井還気ダクト22系統により外部に排気し、それに見合う量の外気OAを外気吸入ダクト24から取り入れるようになっている。また、外気吸入ダクト24と排気ダクト22の間には図示するようにバイパスダクト25が接続される。
図6の昼間放熱運転においては、ダンパMD1乃至MD4を通る各ダンパの定格に対する風量比が図6(B)に示されるようになるよう各ダンパが調整される。昼間放熱運転においては、ダンパMD2の風量比は0とさせるように閉じられる。これに対して、図7の夜間蓄熱運転においては、ダンパMD1乃至MD4を通る風量比が図7(B)に示されるようになるよう各ダンパが調整される。
給気チャンバー4には副還気口32が設けられており、副還気口32から床下還気ダクト23を通して空調機5に戻して循環可能に構成されている。本発明の全面床吹き出し空調システムの夜間蓄熱運転においては、副還気口32から床下還気ダクト23を通して空調機5に戻して循環させると同時に、空調対象室5からも還気RAを天井チャンバー7に吸い込み、主還気口31から天井還気ダクト22を通して空調機5に戻して循環させるようになっている。この時の風量比を図7(B)に示すものとなるように各ダンパをコントロールすると、潜熱蓄熱材が効率的に蓄熱される。
次に、本発明の比較例として、床スラブ1の蓄熱のみを用いた全面床吹き出し空調システムについて説明する。図8は、比較例に係る全面床吹き出し空調システムの昼間放熱運転の様子を示す図であり、図9は、比較例に係る全面床吹き出し空調システムの夜間蓄熱運転の様子を示す図である。図8及び図9において、これまでに説明した符号番号が付された部位は先の説明と同様の構成であることを示している。また、図8及び図9において(A)は比較例の全面床吹き出し空調システムであり、(B)全面床吹き出し空調システムの各ダンパによる調節風量比を示している。この比較例においては、潜熱蓄熱材は用いられないので板状潜熱蓄熱材10に係る構成がない。
特に比較例に係る全面床吹き出し空調システムでは、図9の夜間蓄熱運転においては、ダンパMD2の風量比が0となることが、潜熱蓄熱材を用いた本発明の全面床吹き出し空調システムと大きく異なる。このため、図示しているものの、比較例に係る全面床吹き出し空調システムでは、副還気口32と床下還気ダクト23とダンパMD2は不要の構成となる。
以上、本発明の全面床吹き出し空調システムによれば、OAフロアとしての機能を維持しつつ、蓄熱性能、放熱性能の向上をよくし、かつ安価な施工を実現することができる。
なお、以上、種々の実施の形態について説明したが、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇に入るものである。
本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムの二重床構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムに用いるフロアパネル単体の平面図である。 本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムに用いる潜熱蓄熱材支持体の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムに用いる板状潜熱蓄熱材を示す図である。 本実施形態に用いる板状潜熱蓄熱材と比較例に係る板状潜熱蓄熱材とを比較する図である。 本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムの昼間放熱運転の様子を示す図である。 本発明の実施の形態に係る全面床吹き出し空調システムの夜間蓄熱運転の様子を示す図である。 比較例に係る全面床吹き出し空調システムの昼間放熱運転の様子を示す図である。 比較例に係る全面床吹き出し空調システムの夜間蓄熱運転の様子を示す図である。
符号の説明
1・・・床スラブ、2・・・支柱、2a・・・ベース部、2b・・・下部柱部、2c・・・上部柱部、2d・・・支持部、3・・・フロアパネル、3a・・・溝、3b・・・吹出孔、4・・・給気チャンバー、10・・・板状潜熱蓄熱材、11・・・薄肉部、12・・・厚肉部、13・・・吊り下げ用穴部、15・・・潜熱蓄熱材支持体、16・・・ベース部、17・・・支柱部、18・・・吊り下げシャフト、21・・・給気ダクト、22・・・天井還気ダクト、23・・・床下還気ダクト、24・・・外気吸入ダクト、25・・・バイパスダクト、31・・・主還気口、32・・・副還気口

Claims (2)

  1. 床スラブと、
    該床スラブ上に設けられ吹出孔が形成されたフロアパネルと、
    該床スラブと該フロアパネルとの間に配置される空気と直接熱交換が可能な板状潜熱蓄熱材と、
    該板状潜熱蓄熱材を支持する潜熱蓄熱材支持体と、からなり、
    該板状潜熱蓄熱材の両端には吊り下げ用穴部が設けられ、該板状潜熱蓄熱材は該吊り下げ用穴部を利用して該潜熱蓄熱材支持体によって該フロアパネル側から吊り下げられることを特徴とする全面床吹き出し空調システム。
  2. 該潜熱蓄熱材支持体は、該吊り下げ用穴部を利用して該潜熱蓄熱材支持体の吊り下げシャフトに挿通されることを特徴とする請求項1に記載の全面床吹き出し空調システム。
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