JP4956046B2 - 床下暖房システム - Google Patents

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Description

本発明は、床下基礎内の断熱床下空間に設置された暖房装置によって床下の暖房を行う床下暖房システムに関するものである。
従来から、断熱された床下空間内に放熱器を設置すると共に、この床下空間と室内空間とを区画する床部材に排気用通気口及び吸気用通気口を形成した建物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この建物では、床下空間の底面に調湿機能を有する木炭粒等の調湿材を敷き詰め、室内空間の湿度を調整するようになっている。
また、この建物は、床下空間を暖めることにより生じる床下空間と室内空間との温度差を利用して空気の自然対流を発生させ、床下空間内の空気を排気用通気口から室内空間に送り込むと共に、室内空間の空気を吸気用通気口から床下空間に送り込んで循環させるようになっている。
特開2005−241228号公報
ところで、上述の建物では、床下空間の底面に調湿材が敷き詰められているだけであるので、床下空間内の湿度が高いときには床部材が湿気を含んでしまい、床下空間が乾燥すると床部材も乾燥していた。そのため、この床下空間内の湿度変化によって床部材が吸湿と乾燥を繰り返し、寸法変化が生じるおそれがあった。
また、上述の建物では、床下空間と室内空間との温度差による自然対流により、床下空間の空気と室内空間の空気とを循環させている。そのため、床下空間と室内空間との温度差が小さいと、十分に空気を循環させることができないおそれが生じていた。
そこで、この発明は、床下空間内の湿度変化による床部材の吸湿及び乾燥を防止し、床部材の寸法変化を抑制することができる床下暖房システムを提供すると共に、床下空間と室内空間との空気の循環を十分に行うことができる床下暖房システムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、床下基礎内に形成されると共に断熱された床下空間に暖房装置を設置した床下暖房システムであって、前記床下空間と、この床下空間の上方に位置する室内空間とを床部材によって区画し、この床部材は、床材と、この床材の下側に設けられた調湿機能を有する床下地材と、前記床下空間と前記室内空間とを連通する一対の連通孔と、を備え、前記一対の連通孔の少なくとも一方には、送風ファンを取り付け、前記床下空間又は室内空間のいずれか一方には、加湿器を設置し、前記加湿器は、電気料金が低額となる時間帯に運転して前記床下地材に吸湿させることを特徴としている。
本願請求項1の発明によれば、床部材が、床材とこの床材の下側に設けられた調湿機能を有する床下地材とを備えているので、床下空間内の湿気が高くなっても、調湿機能を有する床下地材によって湿気を吸着することができ、床材の吸湿を防止することができる。
また、床下空間内の湿気が低くなった場合には、床下地材から湿気が放出されて床材の乾燥を防止し、収縮を抑制することができる。
このように、床下空間内の湿気変化による床部材の吸湿及び乾燥を防止して、床部材の寸法変化を抑制することが可能となる。
また、床部材が一対の通気孔を備えると共に、これらの通気孔の少なくとも一方に送風ファンが設けられたので、送風ファンによって床下空間と室内空間との空気を積極的に移動させることができる。そのため、床下空間と室内空間との空気を十分に循環させることが可能となる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の床下暖房システムを説明する。
図1において、1は本発明に係る床下暖房システムを備えた建物である。この建物1は、建物基礎(床下基礎)2と、この建物基礎2に支持された床部材3と、床部材3の周囲に立設された壁部4と、壁部4の上部に設けられた屋根部5とを有している。
建物基礎2は、鉄筋を配したコンクリート製であって、外周部分を囲む基礎立上り部2aと、この基礎立上り部2aの内側に連続して形成された基礎底部2bとを有している。そして、基礎立上り部2aの内側が断熱材6で覆われ、この断熱材6の内側が床下空間7となっている。このように断熱材6の内側が床下空間7となっているので、この床下空間7は断熱されることとなる。
また、この床下空間7の底面となる基礎底部2bは、調湿材10によって全面が覆われている。調湿材10は、調湿機能を有するインシュレーションボードや木炭、竹炭、セラミック炭等により形成されている。
なお、「調湿機能」とは空気中の湿気が一定値以上であれば湿気を吸着し、空気中の湿気が一定値以下であれば自身に含まれる水分を放出して空気中の湿度を一定に保つ機能である。
そして、床部材3は、図示しない床梁や床根太等に保持されており、床下空間7と、この床下空間7の上方に位置すると共に壁部4及び屋根部5によって区画形成された室内空間8とを区画している。
また、この床部材3は、パーチクルボードや木材等により形成された床材9と、この床材9の下側、すなわち床下空間7に臨む面に設けられた床下地材11とを備えている。
この床下地材11は、調湿機能を有する炭シートや竹炭シート等により形成されており、図示しない接着層を介して床材9に一体に貼り付けられている。
さらに、この床部材3には、床下空間7と室内空間8とを連通する第一、第二連通孔12、13が形成されている。
第一、第二連通孔12、13は、それぞれ所定の大きさを有する開口であり、第一連通孔12には送風ファン14及び図示しないカバーが取り付けられ、第二連通孔13には図示しないガラリが取り付けられている。
送風ファン14は、床下空間7内の空気を吸い込んで室内空間8へと排出するものである。
そして、床下空間7内には、複数の暖房装置Dが設置されている。各暖房装置Dは、FFストーブや蓄熱器、放熱板等であり、調湿材10上に配設されている。なお、ここでは、第一連通孔12の直下に対向する位置に少なくとも一台の暖房装置Dが設置されている。さらに、室内空間8には、加湿器Kが設置されている。
次に、この発明の床下暖房システムの作用について説明する。
この床下暖房システムを利用するには、まず、電力料金が低額となる時間帯(例えば午前1時から午前5時まで)に加湿器Kを運転し、室内空間8の湿度を高める。
ここで、室内空間8と床下空間7とが第一、第二連通孔12、13を介して連通しているので、室内空間8の湿気が床下空間7に入り込み、床下空間7内の調湿材10及び床部材3の床下地材11に吸湿される。
これにより、室内空間8及び床下空間7の結露が防止されると共に、適度な湿度が保持される。
そして、電力料金が低額となる時間帯以外(例えば、午前5時から翌日午前1時まで)は加湿器Kの運転を停止する。この間、調湿材10及び床下地材11に吸湿された湿気が徐々に空気中に放出され、電力を消費しなくとも適度な湿度を保持することができる。これにより、建物1内の湿度を適度に保持すると共に、運転コストを抑制することが可能となる。
一方、第一連通孔12に取り付けられた送風ファン14は常時運転される。これにより、図1に矢印で示すように、床下空間7内の空気が積極的に室内空間8に送り出されると共に、室内空間8内の空気が第二連通孔13を介して床下空間7に押し出される。
このように、第一連通孔12内に取り付けた送風ファン14によって、空気を積極的に移動させることができるので、床下空間7と室内空間8との空気の温度差が少なくても、空気を十分に循環させることが可能となる。また、このとき空気と共に湿気も循環するので、建物1内の湿度をさらに適度に保持することができる。
さらに、床下空間7内に設置された暖房装置Dは、室内空間8内の温度に応じて適宜運転される。
暖房装置Dが運転されると、床下空間7と室内空間8との間に温度差が生じて自然対流が発生するので、さらに空気の循環を円滑に行うことができる。
特に、ここでは、第一連通孔12の直下に対向する位置に暖房装置Dが設置されているので、この暖房装置Dによって暖められた空気が床下空間7内にとどまることなくすぐに室内空間8へと流れることができる。
これにより、熱量のロスが少なくなると共に、空気の循環をより効率よく行うことが可能となる。
そして、例えば室内空間8の温度を20℃、床下空間7の温度を30度程度とした場合、床下空間7内の相対湿度を30%程度に調湿すれば、室内空間8の相対湿度を50%程度にすることができる。
このように、加湿器K、暖房装置D、調湿材10及び床下地材11、さらに送風ファン14を組み合わせて建物1内の調温、調湿を行うことにより、床下空間7内の湿度を高湿としなくとも、十分快適な状態を保持することができる。
また、床下空間7内が高湿にならないので、床下空間7に結露が発生することを防止することができる。
さらに、この発明の床下暖房システムでは、床部材3の床下地材11が調湿機能を有しているので、床下空間内の湿気が高くなっても、この床下地材11によって湿気を吸着することができ、床材9の吸湿を防止することができる。
また、床下空間7内の湿気が低くなった場合には、床下地材11から湿気が放出されて床材9の乾燥を防止し、収縮を抑制することができる。
このように、床下空間7内の湿気変化による床材9の吸湿及び乾燥が防止でき、床部材3の寸法変化を抑制することが可能となる。
さらに、調湿材10及び床下地材11が床下空間7内に配設されているので、調湿材10等の意匠を考慮する必要なく、必要に応じて設けることができる。そのため、施工性及び調湿性の向上及びコスト低減を図ることが可能となる。
以上、この発明にかかる実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らない。この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等はこの発明に含まれる。
上述の実施の形態では、送風ファン14が第一連通孔12のみに取り付けられているが、第二連通孔13にこの送風ファン14を取り付けてもよい。また、第一、第二連通孔12、13の両方に送風ファン14を取り付けてもよい。
また、加湿器Kを床下空間7内に設置してもよく、この場合、室内空間8が広くなって、スペースの有効利用をすることができる。
さらに、床下地材11のみで床下空間7内の調湿を十分に行うことができる場合には、基礎底部2bの全面を調湿材10で覆う必要はない。
そして、上述の実施の形態では、第一、第二連通孔12、13が所定の大きさを有する開口になっているが、床下空間7と室内空間8とを連通すればダクトであってもよい。
この発明に係る床下暖房システムを備えた建物を示す説明図である。
符号の説明
2 建物基礎(床下基礎)
3 床部材
7 床下空間
8 室内空間
9 床材
11 床下地材

Claims (1)

  1. 床下基礎内に形成されると共に断熱された床下空間に暖房装置を設置した床下暖房システムであって、
    前記床下空間と、この床下空間の上方に位置する室内空間とを床部材によって区画し、
    この床部材は、床材と、この床材の下側に設けられた調湿機能を有する床下地材と、前記床下空間と前記室内空間とを連通する一対の連通孔と、を備え、
    前記一対の連通孔の少なくとも一方には、送風ファンを取り付け、
    前記床下空間又は室内空間のいずれか一方には、加湿器を設置し、
    前記加湿器は、電気料金が低額となる時間帯に運転して前記床下地材に吸湿させることを特徴とする床下暖房システム。
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