JP4404379B2 - 床下結露防止システム - Google Patents

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本発明は、床下結露防止システムに関する。
住宅等の建物の床下は、梅雨期には、地面の熱容量の影響を受けて温度が低く、外気の湿度の影響を受けて相対湿度が上昇しやすい環境になっており、結露やカビの発生が問題となる。その対策として、従来は、換気扇などで床下を強制的に換気したり、専用の熱源を用いて床下空間部を加温することなどが行われている。
しかしながら、床下を強制換気する方法では、屋外の高湿な空気が床下空間部に送り込まれて、かえって結露を増進させてしまう場合がある。また、結露防止専用の熱源を用いて床下空間部を加温する方法では、床下の空気をせいぜい2°C程度上昇させれば結露防止には十分であるにもかかわらず、必要以上に多くの熱エネルギーを消費してしまい、効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑み、床下の結露を確実に防止でき、しかも、それを効率良く効果的に実現することができる床下結露防止システムを提供することを課題とする。
上記の課題において、本発明者は、調査と研究を重ねた結果、除湿モードや冷房モードで運転しているヒートポンプ式のエアコンの室外側熱交換器の通過によって行われる程度の加温で、床下の結露を有効的に防止しうることを見い出し、本発明を完成させた。
即ち、上記の課題は、除湿冷房運転中のヒートポンプ式エアコンの室外側熱交換器を通過して加温された空気が床下空間部に送り込まれるようになされていることを特徴とする床下結露防止システムによって解決される。
このシステムでは、床下空間部を外気温よりも高く加温するようにしたものであるから、結露の発生を確実に防止することができる。しかも、除湿冷房運転中のヒートポンプ式エアコンの室外側熱交換器を通過して加温された空気を床下の結露防止に使うものであるから、ちょうど良い加温で効率良く床下の結露を防止することができると共に、エアコンからの排熱を有効利用してコスト的に有利に床下の結露を防止することができる。
上記のシステムにおいて、透湿防水性のシートで周壁を構成したダクトが床下空間部に通され、
前記加温空気が、該ダクトに送り込まれ、床下空間部の空気とダクトの周壁を介して熱交換を行ったのち、外に排出されるようになされているとよい。
この場合は、加温空気がダクトに通されることで床下空間部内の広い範囲にわたって加温の作用を及ぼすことができる。しかも、ダクトの周壁は透湿性を備えているので、ダクト内を通される相対湿度の低い加温空気と、低温で相対湿度の高い床下空気とが透湿性のダクト周壁を通じて熱交換を行い、また、ダクトを通過して床下空気の湿分を吸収した空気は、外に排出されるようになされているので、床下の絶対湿度を下げていくことができ、床下の結露を効果的に防止することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、床下の結露を確実に防止でき、しかも、それを効率良く効果的に実現することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す実施形態の床下結露防止システムは、戸建て住宅用等の建物1に適用した場合のもので、2は建物基礎、3は除湿機能ないしは冷房機能の備えられたヒートポンプ式エアコンの室外機、6はダクトである。室外機3は、内部に室外側熱交換器4、送風手段としてのファン5等を備えており、建物1に隣接するようにして屋外に設置されている。そして、室外機3の空気吐き出し側にダクト6の一端が連通状態にジョイントされ、該ダクト6は基礎2の立ち上がり部に設けられた開口部8を通じて床下空間部7に通され、床下空間部7を必要に応じて分岐して平面方向に延ばされて、他端は、基礎2の立ち上がり部に設けられた他の開口部9を通じて外に開放されている。このダクト6の周壁が、透湿防水性のシートで構成されている。
上記のシステムでは、梅雨期に、エアコンで屋内の除湿運転あるいは冷房運転を行うと、室外機3のファン5の駆動によって、室外側熱交換器4を通過し加温された空気10が、ダクト6の一端からダクト6内に送り込まれ、床下を通じてダクト6の他端から外に排出される。そして、床下では、ダクト6の周壁の透湿性によって、ダクト6内の相対湿度の低い加温空気と、低温で相対湿度の高い床下空気とが全熱交換を行い、床下空間部7の空気が加温されて相対湿度を下げていくと共に、床下空間部7の空気に含まれている湿分がダクト6内の空気に渡され、それが外に排出され、床下の絶対湿度も下げられていく。こうして、床下の結露が防止される。
このように、上記のシステムによれば、加温された空気を使用しているので、床下空間部7の空気を加温し相対湿度を下げる作用が行われるのみならず、透湿性のダクト6の使用により、床下空間部7内の空気の絶対湿度を下げる作用も行われ、それらによって、確実かつ効果的に床下の結露を防止することができる。また、ダクト6の使用によって、加温空気を床下空間部7の平面方向の広い範囲に計画的に通していくことができる。
しかも、エアコンの室外側熱交換器4を通過して加温された空気10を床下の結露防止に使用しているので、ちょうど良い加温で効率良く床下の結露を防止することができると共に、エアコンからの排熱を有効利用して床下の結露をコスト的に有利に防止することができる。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、室外機3のファン5の駆動でダクト6に加温空気が通されるようになされているが、ファン5の駆動だけでは不足の場合には、ファンを追加するようにしてもよい。また、本発明では、室外側熱交換器で加温された空気が床下空間部内に吹き出すように構成されていてもよい。
実施形態の床下結露防止システムを採用する建物の床下部分を示す断面正面図である。
符号の説明
1…建物
2…基礎
4…室外側熱交換器
5…ファン(送風手段)
6…ダクト
7…床下空間部
10…加温空気

Claims (1)

  1. 透湿防水性のシートで周壁を構成したダクトが床下空間部に通され、
    除湿冷房運転中のヒートポンプ式エアコンの室外側熱交換器を通過して加温された空気が、前記ダクトに送り込まれ、床下空間部の空気とダクトの周壁を介して熱交換を行ったのち、外に排出されるようになされていることを特徴とする床下結露防止システム。
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