JP2009114978A - 尿素水注入装置 - Google Patents

尿素水注入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009114978A
JP2009114978A JP2007289251A JP2007289251A JP2009114978A JP 2009114978 A JP2009114978 A JP 2009114978A JP 2007289251 A JP2007289251 A JP 2007289251A JP 2007289251 A JP2007289251 A JP 2007289251A JP 2009114978 A JP2009114978 A JP 2009114978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urea water
electric heater
exhaust
injection device
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007289251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4922899B2 (ja
Inventor
Akira Nishioka
明 西岡
Kiyoshi Amo
天羽  清
Hiroshi Yokota
比呂志 横田
Teruhiko Murakami
輝彦 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2007289251A priority Critical patent/JP4922899B2/ja
Publication of JP2009114978A publication Critical patent/JP2009114978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4922899B2 publication Critical patent/JP4922899B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】電気ヒータの故障等の異常を検知する手段を備え、検知された結果を制御等に反映させることができる尿素水注入装置を提供する。
【解決手段】エンジンの排気を排出する排気煙道20へ尿素水を噴射する第1噴射弁11を備えた噴射装置10と、電源部60から電力の供給を受けて前記第1噴射弁11の後流の前記排気煙道20を加熱する電気ヒータ40と、前記噴射装置10と前記電気ヒータ40の作動とを制御する制御部30と、を備えた尿素水注入装置であって、前記電気ヒータ40は、前記電源部60からの電力を供給もしくは遮断する動作を行うスイッチ41と、供給される電力に対応する電流を検知する電流検知回路42と、前記スイッチ41の前記動作の状態を検出するとともに、前記電流検知回路41の検知結果を取得し、前記動作の状態と前記検知結果とから前記電気ヒータ40の異常発生を検出する故障検出手段43と、を備えた構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、尿素水注入装置に係り、特にディーゼルエンジンの排気浄化装置の電気ヒータを備えた尿素水注入装置に関する。
車両、船舶、建設機械及び農業機械等では、原動機として、ディーゼルエンジンが多く利用されている。このディーゼルエンジンの排気ガスには、有害な窒素酸化物が含まれており、窒素酸化物を還元処理することが求められている。
ディーゼルエンジンの還元処理としては、選択還元型触媒(以下、「脱硝触媒」という)を使って窒素酸化物(以下、「NOx」という)を低減するSelective Catalytic Reduction(以下、「SCR」という)と呼ばれる手法がある。
SCRは、排気ガスが排出される排気管の途中に、酸素共存下でも選択的にNOxを還元剤と反応させる性質を備えた脱硝触媒を装備し、この脱硝触媒の上流側に必要量の還元剤(炭化水素、アンモニア又はその前駆体)を添加する。そして、この還元剤を脱硝触媒上で排気ガス中のNOxと還元反応させ、これによりNOxの排出濃度を低減し得るようにしたものである。
アンモニアを還元剤とする場合には、尿素がアンモニアの供給源として使用され、この手法は、特に尿素SCRと呼ばれている。アンモニアの生成は、尿素の加水分解反応によってなされ、周囲の温度に依存する。従って、尿素の加水分解反応は、周囲の温度が高温のときには自然に生ずるが、周囲温度を決定する排気温度が低いときには後流に配設された脱硝触媒に至るまで反応が生じない場合がある。
車両の分野においては、排気が脱硝触媒に到達する以前に、アンモニアを生成する方法として、尿素水をタンクに貯蔵しておき、運転に際し、このタンクから供給された尿素水を排気煙道内に噴射し、排気の熱を利用して尿素水を気化し、尿素の加水分解反応を促進させ、アンモニアを生成させる尿素水注入装置を備えた排気浄化の技術が知られている(例えば、特許文献1)。
ところが、例えば、エンジン始動時には排気ガス温度が低く、排気の熱で尿素水を完全に気化せず、噴射した尿素水が排気管に付着し、排気管に尿素を堆積させてしまうおそれがある。これを防止する手段として、排気管の周囲に電気ヒータを配置することによって尿素の付着を防止する技術も知られている(例えば、特許文献2)。
特開2000−027627号公報 特開2005−214175号公報
前記した尿素水注入装置における電気ヒータによる尿素水の加熱は、排気温度の高低に依存せず、還元剤であるアンモニアを供給することができる。しかし、電気ヒータが断線などの故障を起こした場合、尿素水の気化が十分に行えず、尿素が排気管の内部に析出し、堆積するおそれがある。さらに、この堆積した尿素は、排気ガスの温度が上昇した時に一気に気化し、大量のアンモニアを生成させるおそれがある。発生したアンモニアのうち、脱硝触媒による還元反応に使用されなかったアンモニアは、そのまま大気に放出されるという問題が生ずるおそれがある。
前記の問題を解決するために、例えば、電気ヒータの故障により排気管に析出する尿素を検知するセンサを備え、尿素の析出を検知出来たとしても、以後の析出を防止するために、尿素水の注入を止めてしまうと、脱硝触媒への還元剤の供給が止まり、NOxの処理が出来なくなり、大気に放出される排気ガスが悪化する問題があった。そして、このようなセンサや制御系をシステムに組み込むことは、複雑にならざるを得ず、動作の信頼性等の問題も生じるおそれがあった。
本発明は、電気ヒータの故障等の異常を検知することができる尿素水注入装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、エンジンの排気を排出する排気煙道へ尿素水を噴射する第1噴射弁を備えた噴射装置と、電源部から電力の供給を受けて前記第1噴射弁の後流の前記排気煙道を加熱する電気ヒータと、前記噴射装置と前記電気ヒータの作動とを制御する制御部と、を備えた尿素水注入装置であって、前記電気ヒータは、前記電源部からの電力を供給もしくは遮断する動作を行うスイッチと、供給される電力に対応する電流を検知する電流検知回路と、前記スイッチの前記動作の状態を検出するとともに、前記電流検知回路の検知結果を取得し、前記動作の状態と前記検知結果とから前記電気ヒータの異常発生を検出する故障検出手段と、を備えたことを特徴としている。
前記構成によれば、電気ヒータのスイッチの動作状態と、供給される電力の電流の検知結果とによって、電気ヒータの異常発生を検出することができる。
このような尿素水注入装置の構成によれば、前記した問題を解決し、電気ヒータの故障等の異常を検知する手段を備え、検知された結果を制御等に反映させられる尿素水注入装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る尿素水注入装置を備えた排気浄化装置の全体構成を示す説明模式図である。なお、以下の実施形態では、ディーゼルエンジンを例として説明するが、排気中にNOxが含まれるエンジンであれば、本発明が適用できることは言うまでもない。
図1に示すように、本実施形態に係る排気浄化装置100は、燃焼後の排気をエンジン内から外へ放出する排気煙道20を備える。
排気煙道20は、本流通路21と分流通路22を備える。分流通路22は、排気の一部を分流させ(矢印IN2)、尿素水を注入した分流排気を、再び本流通路21を流れる本流排気に合流させる(矢印OUT2)通路である。この分流通路22には、上流から順に分流噴射弁11(特許請求の範囲における「第1噴射弁」)、分流発熱体45、加水分解触媒80が配設されている。
そして、本流通路21は、上流側(図1の左側、エンジン燃焼室側)から順に、流入する排気(矢印IN)に乱れを与え、分流通路22から本流通路21へ流入する(矢印OUT2)分流排気と本流通路21の排気とを均一に混合させるための旋回翼70と、排気煙道20内を流れる排気の温度を計測するための温度計31と、NOxの還元反応を行う脱硝触媒50とを備え、NOxが還元処理された排気を大気へ放出(矢印OUT)している。
なお、本実施形態に係る尿素水注入装置110は、噴射装置10と、電気ヒータ40と、制御部30とで構成されており、排気浄化装置100の一部を構成している。
噴射装置10は、尿素水タンク13からポンプ14で加圧し、導管15を通して供給された尿素水を、分流噴射弁11によって噴射する装置であって、必要な量の尿素水が注入されるよう、弁の開閉を繰り返しながら、開弁時間と閉弁時間の割合によって尿素水の噴射量を調整する。この分流噴射弁11の開閉は制御部30によって運転される。
分流噴射弁11は、細孔から尿素水を噴出させることにより、尿素水を噴霧状にして、微粒化による気化の促進を図るものである。
分流噴射弁11によって噴射された尿素水は、分流発熱体45による加熱によって気化される。気化は、水分の気化が先行して、粉状の尿素ができ、そこからさらに加熱を受けると、尿素の熱分解が起こり、気体となる形態である。粉状になった尿素もしくは熱分解を起こした気体は、加水分解触媒80を通過することで、加水分解反応が起こり、完全なアンモニアガスになる。
加水分解触媒80の環境は、尿素水の気化で発生した水蒸気と、排気に含まれている水蒸気とで水分が十分にある環境となっており、250℃程度以上の温度にあれば、加水分解反応が十分に進む。このため、主流の排気温度が200℃を下回るような低排気温度であっても、分流発熱体45と加水分解触媒80の効果によって、尿素水から十分にアンモニアガスを生成することが可能になる。このため、分流噴射弁11が尿素水を噴射している時は、生成されたアンモニアガスが、分流排気とともにに搬送されて分流通路22から放出される(矢印OUT2)。
分流通路22の出口は旋回翼70の裏側に備えられる。分流通路22を通らず本流通路21を流れる本流排気は、旋回翼70を通過し、乱れを生じ、分流通路22から流入する分流排気との混合が促進されるからである。さらに、本流通路21は、図1に示すように旋回翼70の前後で流路面積の絞り23を備える。こうすることによって、排気の流速が増加し、動圧が増加することで、静圧が低下する。
本流通路21を通過する本流排気と、分流通路22を通過する分流排気とが合流する際は、合流部での静圧が同じになるように、両方の排気間の流量比が決定されている。分流通路22は、加水分解触媒80があることなどで圧力損失が大きくなり易い。流量比を維持するためには、分流通路22を通過する分流排気の流量を確保する必要があり、本流通路21を通過する本流排気が、分流通路22を通過する分流排気を吸引する構成が望ましい。このために、前記したように、旋回翼70を有する本流通路21は絞り23を備えており、静圧を低下させることで分流排気が本流通路21側へ吸引される構成としている。
絞り23で、本流通路21を通過する本流排気と、分流通路22を通過する分流排気とを合流させることは、両方の排気の混合に対しても有利になる。さらに、旋回翼70が生み出す渦によっても、排気の混合が促進される。同時に、旋回翼70は、本流通路21を流れる本流排気に圧力損失を与えるため、分流通路22を流れる分流排気との合流部より上流に配設される。このように配設される旋回翼70によって、本流通路21を通過する排気が、分流通路22を通過する排気を効果的に吸引する。
電気ヒータ40は、分流発熱体45と、スイッチ41と、電流検知回路42と、を有してなり、分流発熱体45は、スイッチ41の一端と電源部60とつながれ、スイッチのON/OFFによって、分流発熱体45への通電が供給または遮断される。
電気ヒータ40の運転を詳細に説明すると、制御部30がスイッチ41に信号を送り、電源部60と分流発熱体45とを結ぶ配線の途中に配設されたスイッチ41をON/OFFさせ、分流発熱体45へ通電を供給または遮断する。
電源部60の電圧を、電気ヒータ40で消費する電力と比べて十分に高く設定することは、他の電気機器との兼ね合いから、設計上困難な面が多く、その結果、電圧は低くなり、電気ヒータ40に流れる電流は高めになりやすい。高電流を制御部30で直接扱うと、電流のON/OFF時に発生する電磁ノイズが制御信号に干渉し、制御動作に不具合をもたらす可能性がある。これを解決するために、制御部30は、スイッチ41のON/OFF情報のみを制御対象にし、電気ヒータ40の電力を直接には扱わないようにしている。
本実施形態では、スイッチ41と電流検知回路42とを一体化してスイッチユニット43としている。スイッチユニット43には、スイッチ41と、電流検知回路42との動作結果の組み合わせで電気ヒータ40の故障を判定する論理回路(図示せず)も合わせてユニット化(特許請求の範囲における「電気ヒータ40の異常発生を検出する故障検出手段」)されている。このように、スイッチユニット43を構成することで、制御部30から、電気ヒータ40に係る回路を分離することができる。制御部30は、電気ヒータ40の電力供給または遮断という高電流を扱う必要がなくなり、設計が容易となり、かつ故障を減少させることができる。
ここで、スイッチ41は信号が入力されたときにONになるタイプ、すなわち排気浄化装置100が停止した場合は自動的にOFFになるタイプが、フェイルセーフの観点から望ましい。
スイッチ41が故障して、OFFにできなくなることを防止するためには、スイッチ41と直列に配置された新たなスイッチを追加することも可能である(図示せず)。この追加直列スイッチについても信号を入力したときのみONになるタイプが、望ましい。この場合、通常のシステム動作中は、常に、追加直列スイッチにONの信号を与え、スイッチ41が故障してOFFにならなくなった場合にのみ、スイッチ41の替わりに追加直列スイッチがON/OFFの動作を行うようにすると、スイッチの動作回数を減らせて、寿命を延ばすことができる。
次に、スイッチ41が故障して、ONにできなくなることを防止するためには、スイッチ41と並列に配置された新たなスイッチを追加することも可能である(図示せず)。この追加並列スイッチは信号が入力されたときのみONになるタイプが、フェイルセーフの観点から望ましい。この場合、通常のシステム動作中は、追加並列スイッチをOFFの状態にしておき、スイッチ41が故障してONにならなくなった場合にのみ、スイッチ41の替わりに追加並列スイッチがON/OFFの動作を行うようにすることもできる。
これらの追加直列スイッチ及び追加並列スイッチの動作は、新たなスイッチを追加せずに、電流検知回路42の検知結果に応じて、スイッチユニット43の内部に納めた論理回路によって作動させることもできる。
電流検知回路42は、分流発熱体45、スイッチ41と電源部60とを結ぶ配線の途中に配置される。制御部30もしくは電気ヒータ40の異常発生を判定する故障検出手段であるスイッチユニット43は、電流検知回路42の検知結果から分流発熱体45を含む電気ヒータ40の断線を検知することができる。
詳しくは、制御部30もしくはスイッチユニット43は、スイッチ41をONにしているときに、電流検知回路42で電流が検知されない場合、電気ヒータ40のどこかが断線していると判定することができる。
電流検知回路42に流れる電流は、正常であれば、電源部60の電圧を、電気ヒータ40の各構成と配線の合計の電気抵抗で割った値になる。しかし、電流検知回路42に流れる電流が、前記した正常状態を基準にして決めた所定の閾値を下回った場合、電気ヒータ40に故障が発生したと推定することができる。通常、電気ヒータ40は、前記したような低い電圧のもとでは大きな電流を必要とすることから、電流検知回路42に流れる電流も大きくなり、感度の低い電流検知回路42でも十分な電流検知が可能となり、簡素な回路構成で電気ヒータ40の故障診断を行うことができる。
制御部30は、尿素水タンク13の残量に関するセンサ(図示せず)など、各センサからの情報を得て、尿素水ポンプ13や分流噴射弁11等を運転すると同時に、エンジンの作動を統御しているエンジンコントロールユニット(図示せず)とも通信しながら、分流噴射弁11から噴射される尿素水の注入量を制御し、尿素水注入装置110を最適状態で運転させている。
制御部30は、噴射装置10を制御するにあたって、まず、尿素水の注入量を決定する。尿素水の注入量の決定には、エンジンで発生しているNOx量に比例させる方法、脱硝触媒50に蓄積されるアンモニア量を目標値になるように決める方法、脱硝触媒50の下流のNOx濃度をフィードバックさせて決める方法、これらを組合せる方法などがあり、限定はされない。また、いずれの方法においても、エンジンにおけるNOx発生量を知る必要があり、これはエンジンコントロールユニットからの通信により得るか、エンジンのトルクや回転速度などの負荷情報から事前に作成したマップデータを参照して推定するか、排気煙道20にNOxセンサーを取り付けて得るか、のいずれによっても得ることができる。
制御部30は、排気温度に基づいて電気ヒータ40を運転するが、この排気温度も、エンジンコントロールユニットからの通信により得るか、エンジンのトルクや回転数などの負荷情報から推定するか、排気煙道20に取り付けた温度計31から得るか、のいずれかによって得ることができる。
分流噴射弁11から噴射された尿素水の変化について簡単に説明する。
分流噴射弁11によって噴射された尿素水は、分流発熱体45による加熱され、気化する。気化は、水分の気化が先行し、次に粉状の尿素ができ、そこからさらに加熱されると、尿素の熱分解が起こり、気体になる形態となる。粉状になった尿素もしくは熱分解を起こしたものは、分流発熱体45と排気によって加熱された排気煙道20の二つの熱源によって加熱され、加水分解反応が促進され、アンモニアガスを生成する。
図2は、本実施形態の尿素水注入装置を運転する際の全体フローチャートであり、後記する第2実施形態においても、原則的にこのフローチャートが適用される。以下、図1も併せて参照して、尿素水注入装置110の運転について説明する。
制御部30は、このフローチャートに従った運転を行う。尿素水注入装置110は、エンジンの始動とともに起動され、S01でシステムの状態を読み込み、S02で全てのコンポーネントに異常がないかをチェックする。ここで異常がなかった場合は(S02がNo)、S03に進み、通常運転モードでシステムの排気処理システムの運転を行う。S02で異常ありとなった場合は(S02がYes)、S04に進み、その異常が、電気ヒータ40の断線であるのか、それ以外の故障であるのかを判定する。S04で、電気ヒータ40以外の故障と判定された場合は(S04がNo)、S06に進み、故障モード(1)を実施し、電気ヒータ40の断線と判定された場合は(S04がYes)、S05に進み、故障モード(2)を実施する。
故障モード(1)に至る故障の例としては、尿素水タンク13の残量がなくなった場合や、尿素水タンク13に尿素水以外のものが補充された場合などが該当する。故障モード(1)に入った場合は、システムに故障があることを運転者に知らせるとともに、尿素水ポンプ14や分流噴射弁11などの噴射装置10を停止し、かつ、電気ヒータ40も停止する。さらに、運転者に故障の回復を促すために、エンジンの出力を制限し、運転者に不便さを感じさせることや、エンジンを止めた後の再起動を禁止する処置を行うことで、排気が悪化した状態を継続させないようにすることもできる。さらに、エンジンの運転が広域で監視されているような場合は、監視者に故障の発生を自動的に発信し、監視者から故障の回復を運転者に促してもよい。
尿素水タンク13の残量を知るためには、残量を計測するための残量センサ(図示せず)をタンクに設け、常に監視しておく必要がある。尿素水以外のものが補充されたかどうかを知るためには、尿素水タンク13に品質センサ(図示せず)を設けることにより、標準の尿素水と性質が異なる場合に、品質センサで検知することができる。
尿素水の残量センサは、残量の有無を調べる他、残量の変化量と、噴射量の指令値とを比較することで、尿素水噴射系の異常を調べることができる。すなわち、尿素水の噴射を指令し続けているにも関わらず、尿素水タンクの残量に変化がない場合は、尿素水噴射装置10のどこかに故障があって、尿素水が噴射されていないと考えられることから、故障モード(1)を実施して、運転者に修理を促すことが好ましい。
この他、脱硝触媒50の前後にNOxセンサ(図示せず)を設け、触媒下流側のNOx濃度が上流側のNOx濃度より下がっていない場合にも、尿素水注入装置110に故障があると判定し、故障モード(1)を実施してもよい。
故障モード(1)以外のS03とS05では運転を継続し、S01に戻ることから、運転を続けている間は常に故障の有無がチェックされる。
図3は、本実施形態における尿素水注入装置110を、通常運転モードで運転する際のフローチャートを表している。
本実施形態における通常運転モードは、まず、S07でエンジンから排出されているNOx量を取得する。この取得方法は、NOxセンサーで計測する方法の他、エンジンの状態から推定する方法などがある。S07で得られたNOx量から、S08でNOx処理に必要な尿素水の注入量を算出する。S09で排気温度Tを取得する。なお、取得の手段としては、温度センサーで計測する方法の他、エンジンの状態から推定する方法がある。
S09で排気温度Tを取得した後、S10で、排気温度Tとの関係で、電気ヒータ40をOFFにした状態で、尿素の析出を起こさずに噴射することが可能な最大限の尿素水噴射量を算出する。すなわち、分流通路22に流れる排気の熱だけで、尿素水を気化させ、尿素の析出を起こさずに済む最大限の尿素水量を算出する。S11で、S08で算出した必要な尿素水量と、S10で算出した最大限噴射可能な尿素水量を比較する。必要量が可能な量以下であれば(S11がYes)、S12で、電気ヒータ40をOFFにし、S13で、必要な量の尿素水を分流噴射弁11によって注入する。
S11の判定で、必要量が可能な量を超えた場合は(S11がNo)、S14で電気ヒータ40をONにする。S15で、排気温度Tとの関係で、電気ヒータ40をONにした上で尿素の析出を起こさずに噴射することが可能な最大限の噴射量を算出する。すなわち、分流通路22に流れる排気から得られる、もしくは奪われる熱量と、電気ヒータ40の発熱を総合した熱量で、尿素水を気化させ、尿素の析出を起こさずに済む最大限の尿素水噴量を算出する。
S16で、S08で算出した必要な尿素水量と、S15で算出した最大限噴射可能な尿素水量を比較する。必要量が可能な量以下であれば(S16がYes)、S17で必要な量の尿素水を分流噴射弁11によって注入する。必要量が可能な量を超える場合は(S16がNo)、S18で、可能な量だけの尿素水を分流噴射弁11によって注入する。この場合も、NOx低減を最大化するより、尿素の析出防止を優先した動作となる。
以上の手順で運転を行い、かつ、脱硝触媒50の前後のNOx濃度を計測していて、脱硝触媒50の後流のNOx濃度が低下しなくなった場合、このような脱硝率の悪化具合に応じて以下の運転に切り替えることも可能である。すなわち、全く脱硝しなくなった場合は、尿素水が噴射されていないと見なし、故障モード(1)に移行する。ある程度は脱硝しているが脱硝率が低下したような場合は、電気ヒータ40が断線したと見なして、故障モード(2)に移行することもできる。
図4は、本実施形態における尿素水注入装置110を、故障モード(2)で運転する際のフローチャートを表す。故障モード(2)は、前記の通り、電気ヒータ40の断線のみが起きていて、他の故障は起きていない時に行う運転である。
本実施形態における故障モード(2)では、S19で電気ヒータ40のスイッチ41をOFFにして、ヒータの断線が不意に回復した場合のトラブルを未然に防止する。次に、S20で、故障が発生したことを表示して、運転者に知らせる。次のS07からS09までは、通常運転モードと同じ動作をおこなう。
その後の、S10からS13までも、本実施形態における通常運転モードと同じである。S11の判定で、必要量が可能な量を超えた場合は(S11がNo)、S21で、可能な量だけの尿素水を分流噴射弁11によって注入する。すなわち、分流通路22に流れる排気の熱だけで、尿素水を気化させ、尿素の析出を起こさずに済む最大限の尿素水量を注入し、ヒータが断線していても行える最大限のNOx処理を行う。
このように、尿素水の気化を図る電気ヒータ40を排気を分流させた分流通路22に備えることで、電気ヒータ40の省電力化が図れ、もともとの電力の供給源となるエンジンの負荷を減らすことができ、エンジンの燃料消費量を削減して燃費を良くすることが可能になるとともに、排気ガスのCO2を削減することが可能になる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、第1実施形態と重複する部分は省略し、差異のある部分を中心に説明する。また、第1実施形態と同じ構成については、同じ参照番号を用いる。図5は、本実施形態に係る尿素水注入装置の全体構成を示す説明模式図である。
本実施形態に係る尿素水注入装置210を備えた排気浄化装置200では、図5に示すように、第1実施形態における本流通路21にさらに尿素水の噴射弁である本流噴射弁12を配設している。この本流噴射弁12は、排気煙道20の本流通路21に直接、尿素水を噴射するものであり、特許請求の範囲における「第2噴射弁」に相当する。
分流噴射弁11および本流噴射弁12は、尿素水タンク13から供給し、尿素水ポンプ14で加圧した尿素水を噴射する弁であって、必要な量の尿素水が注入されるよう、弁の開閉を繰り返しながら、開弁時間と閉弁時間の割合によって尿素水の噴射量を調整する。本流噴射弁12と分流噴射弁11は、細孔から尿素水を噴出させることにより、尿素水を噴霧状にして、微粒化による気化の促進を図っている。
本流噴射弁12は、噴射した噴霧が直接排気と混合するように、本流通路21に配設される。また、本流噴射弁12から噴射された噴霧が排気全体に均一に分散するようにするため、噴霧の一部を反射して、飛散させる衝突板などを本流通路21の内部に設置することも有効である。
本流噴射弁12と分流噴射弁11の使い分けや、電気ヒータ40の運転は、排気温度に基づいて行うが、排気温度も、エンジンコントロールユニットからの通信により得るか、エンジンのトルクや回転数などの負荷情報から推定するか、排気煙道20に取り付けた温度計31から得るか、のいずれかによって得ることができる。
また、旋回翼70は、第1実施形態で説明した本流通路21を流れる排気と分流通路22を流れる排気とを混合させる効果に加え、本流噴射弁12から噴射された噴霧を排気中に均一に分散させることに対しても有効である。
図6は、本実施形態に係る尿素水注入装置210を備えた排気浄化装置200を、通常運転モードで運転する際のフローチャートを表す。本実施形態は、尿素水の噴射弁が2コあることを特徴としており、そのうちのメイン噴射弁は、排気煙道20、本流通路21へ直接、尿素水を噴射する本流噴射弁12であり、サブ噴射弁は、電気ヒータが存在する分流通路22に尿素水を噴射する分流噴射弁11である。図6のフローチャート及び以下に記載したこのフローチャートの説明においては、本流噴射弁12をメイン噴射弁と、分流噴射弁11をサブ噴射弁として、メイン噴射弁による尿素水の噴射をメイン噴射と、サブ噴射弁による尿素水の噴射をサブ噴射として説明する。
通常運転モードでは、まず、S07でエンジンから排出されているNOx量を取得する。この取得方法は、NOxセンサーで計測する方法の他、エンジンの状態から推定する方法などがある。S07で得られたNOx量から、S08でNOx処理に必要な尿素水の注入量を算出する。S09で排気温度Tを取得する。なお、この場合でも、温度センサーで計測する方法の他、エンジンの状態から推定する方法がある。S110で最初の排気温度Tの判定を行う。
温度の閾値T1は、メイン噴射が可能となる最低温度であり、この温度以下でメイン噴射を行うと、排気煙道20に噴射された尿素水が必ず析出を起こしてしまうという温度である。よって、S110で排気温度TがT1以下と判定された場合は(S110がYes)、電気ヒータ40を使用するプロセスに移行し、S111で電気ヒータ40をONにする。S112で、排気温度Tとの関係で、電気ヒータ40をONにした上でサブ噴射で析出を起こさずに噴射することが可能な最大限の噴射量を算出する。すなわち、電気ヒータ40の発熱が、分流通路22に流れる排気に奪われる熱量を引いた電気ヒータ40の発熱量で、尿素水を気化させ、尿素の析出を起こさずに済む最大限の尿素水噴を算出する。
S113で、S08で算出した必要な尿素水量と、S112で算出した最大限噴射可能な尿素水量を比較する。必要量が可能な量以下であれば(S113がYes)、S114で必要な量の尿素水をサブ噴射によって注入する。必要量が可能な量を超える場合は(S113がNo)、S115で、可能な量だけをサブ噴射によって尿素水を注入する。この場合は、必要な量に達しなくても、尿素の析出防止を優先しての動作である。
S110で、排気温度TがT1を越えた場合は(S110がNo)、S116でさらなる温度の判定を行う。温度の閾値T2は、サブ噴射弁の冷却のためにサブ噴射を行うことが必要になり始める温度である。排気温度TがT2未満の場合は、サブ噴射を止めていてもサブ噴射弁に問題は生じないが、この温度T2以上の時に、サブ噴射を止めていると、排気によって熱せられたサブ噴射弁の内部で、尿素水の沸騰が起こり、水分をなくした尿素が固化して、噴射弁を詰まらせる場合があるという問題を生ずる。
S116で排気温度TがT2未満となった場合は(S116がYes)、メイン噴射を優先するプロセスに移行する。S117で、排気温度Tとの関係で、メイン噴射で析出を起こさずに噴射することが可能な最大限の噴射量を算出する。すなわち、排気煙道20に流れる排気の熱だけで、メイン噴射から噴射した尿素水を気化させ、尿素の析出を起こさずに済む最大限の尿素水量を算出する。S118で、S08で算出した必要な尿素水量と、S117で算出した最大限噴射可能な尿素水量を比較する。必要量が可能な量以下であれば(S118がYes)、S119で電気ヒータ40をOFFにし、S120で必要な量の尿素水をメイン噴射によって注入する。
S118の判定で、必要量が可能な量を超えた場合は(S118がNo)、S121で、メイン噴射で噴くことが可能な量を、まずメイン噴射で噴射する。その上で、S122でヒータをONにする。S123で、排気温度Tとの関係で、電気ヒータ40をONにした上でサブ噴射で析出を起こさずに噴射することが可能な最大限の噴射量を算出する。S123の算出方法はS112の算出方法と同じである。S124で、S08で算出した必要量から、S121のメイン噴射量を引いた残りの尿素水量と、S123で算出した可能な量とを比較する。残りの量が可能な量以下の場合は(S124がYes)、S125で、残りの量をサブ噴射で噴射する。残りの量が可能な量を超える場合は(S124がNo)、S126で、必要な量に達しなくても、尿素の析出防止を優先して、可能な量だけに止めて、サブ噴射によって尿素水を注入する。
S116で、排気温度TがT2以上になった場合は(S116がNo)、S127で電気ヒータ40をOFFにし、S128でサブ噴射弁を噴射する。この時の噴射は、サブ噴射弁の過熱防止が目的なので、冷却が行えるだけの量を噴射する。次に、S129で、S08の必要量からS128の噴射量を引いた残りの噴射量をメイン噴射で噴射する。
以上の手順で運転を行い、かつ、脱硝触媒50の前後のNOx濃度を計測していて、メイン噴射を実施している時のみ、脱硝触媒50の後流のNOx濃度が低下しなくなった場合、メイン噴射弁が故障したことが考えられることから、メイン噴射弁の使用を中止して、サブ噴射弁のみで運転を行うように切り替えることも可能である。
以上のプロセスによって、尿素の析出防止と、ヒータの省電力化と、脱硝性能の最大化を図った運転が行える。
図7は、本実施形態における尿素水注入装置210を、故障モード(2)で運転する際のフローチャートを表す。故障モード(2)は、電気ヒータの断線のみが起きていて、他の故障は起きていない時に行う運転である。なお、以後のフローチャートにおいて、前記の説明と同じ場合は参照符号も同じにして説明を省略する。
故障モード(2)では、まず、S130で電気ヒータ40のスイッチ41をOFFにして、電気ヒータ40の断線が不意に回復した場合のトラブルを未然に防止する。次に、S131で、故障が発生したことを表示して、運転者に知らせる。次のS07からS09までは、前記した通常運転モードと同じ動作をおこなう。S110で、排気温度Tが閾値T1以下と判定された場合は(S110がYes)、S132に移行し、メイン噴射とサブ噴射の両方と噴射を行わなくする。排気温度TがT1より低いということは、電気ヒータ40を発熱させない場合には尿素が析出を起こす温度であるということであり、電気ヒータ40が断線している状態では、析出防止のために、尿素水の噴射を停止することが好ましい運転となるからである。
排気温度Tが閾値T1を越える時は(S110がNo)、S116の判定を行い、排気温度Tが閾値T2未満の場合は(S116がYes)、S117に進む。S118で、必要な尿素水量と、噴射可能な尿素水量の比較を行い、必要量が可能な量以下だった場合は(S118がYes)、S120で、必要な量の尿素水をメイン噴射で噴射する。S118の判定で、必要量が可能な量を超えた場合は(S118がNo)、S121で噴射可能な量をメイン噴射で噴射し、ステップはここで完了する。この場合、NOxを処理するにあたって十分な尿素水量に達しないことになるが、尿素が析出を起こすことの弊害の方が大きいので、尿素の析出回避を優先する。
S116の判定で、排気温度がT2以上になった場合は(S116がNo)、S128とS129を行い、メイン噴射とサブ噴射の両方を噴射して、必要十分な尿素水を注入するとともに、サブ噴射弁の停止に伴う過熱を防止し、噴射弁の保護を図る。
以上の手順は、脱硝触媒の前後のNOx濃度を計測していて、通常運転モードのサブ噴射を実施している時のみ、脱硝触媒50の後流のNOx濃度が低下しなくなり、サブ噴射系のみが故障したと考えられる場合に、メイン噴射弁のみで運転を行うための手順として使用することも可能である。
このように、尿素水の噴射弁を、排気の分流通路22とそれ以外に設けることで、電気ヒータ40が断線して、分流通路22に噴射するサブ噴射弁を止める場合でも、分流通路22以外の排気通路で尿素水を噴射することが可能であるため、排気の熱を少しでも多く活用することが可能となる。さらに、分流通路22で噴射する場合よりも多くの尿素水を噴射することが可能になり、その分、処理できるNOxの量が増え、電気ヒータ40が断線した場合でも、排気の悪化を最小限に止めることができる。また、電気ヒータ40の故障が検知された時にも、尿素水の注入を全て停止してしまうのではなく、排気の熱で気化できる分は尿素水の注入を続けることにより、電気ヒータ40が修理されるまでの時間にも、排気に含まれるNOxを処理し続けることが可能になり、排気の悪化を可能な限り抑えることが出来るようになる。
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。本発明は、図面に記載したものに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る尿素水注入装置を備えた排気浄化装置の全体構成を示す説明模式図である。 本発明の第1実施形態に係る尿素水注入装置を運転する際の全体フローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る尿素水注入装置を通常運転モードで運転する際のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る尿素水注入装置を、故障モード(2)で運転する際のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る尿素水注入装置を備えた排気浄化装置の全体構成を示す説明模式図である。 本発明の第2実施形態に係る尿素水注入装置を通常運転モードで運転する際のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る尿素水注入装置を、故障モード(2)で運転する際のフローチャートである。
符号の説明
10 噴射装置(第1実施形態)
11 分流噴射弁
12 本流噴射弁
13 尿素水タンク
14 尿素水ポンプ
15 導管
20 排気煙道
21 本流通路
22 分流通路
23 絞り
30 制御部
31 温度計
40 電気ヒータ
41 スイッチ
42 電流検知回路
43 スイッチユニット
45 分流発熱体
50 脱硝触媒
60 電源部
70 旋回翼
100 排気浄化装置(第1実施形態)
110 尿素水注入装置(第1実施形態)
200 排気浄化装置(第2実施形態)
210 尿素水注入装置(第2実施形態)
211 噴射装置(第2実施形態)

Claims (4)

  1. エンジンの排気を排出する排気煙道へ尿素水を噴射する第1噴射弁を備えた噴射装置と、
    電源部から電力の供給を受けて前記第1噴射弁の後流の前記排気煙道を加熱する電気ヒータと、
    前記噴射装置と前記電気ヒータの作動とを制御する制御部と、
    を備えた尿素水注入装置であって、
    前記電気ヒータは、前記電源部からの電力を供給もしくは遮断する動作を行うスイッチと、供給される電力に対応する電流を検知する電流検知回路と、前記スイッチの前記動作の状態を検出するとともに、前記電流検知回路の検知結果を取得し、前記動作の状態と前記検知結果とから前記電気ヒータの異常発生を検出する故障検出手段と、を備えたことを特徴とする尿素水注入装置。
  2. 前記スイッチと、前記電流検知回路と、前記故障検出手段は、一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の尿素水注入装置。
  3. 前記排気煙道は、本流通路と、この本流通路から分岐し、その後再度前記本流通路に合流する分流通路とを備え、
    前記電気ヒータと前記第1噴射弁は、前記分流通路に配設されたことを特徴とする請求項1または2に記載の尿素水注入装置。
  4. 前記本流通路には、第2噴射弁が配設され
    前記故障検出手段によって、前記電気ヒータが故障していること検知したとき、前記制御部は、前記第1噴射弁の尿素水の噴射を中止することを特徴とする請求項3に記載の尿素水注入装置。
JP2007289251A 2007-11-07 2007-11-07 尿素水注入装置 Expired - Fee Related JP4922899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007289251A JP4922899B2 (ja) 2007-11-07 2007-11-07 尿素水注入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007289251A JP4922899B2 (ja) 2007-11-07 2007-11-07 尿素水注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009114978A true JP2009114978A (ja) 2009-05-28
JP4922899B2 JP4922899B2 (ja) 2012-04-25

Family

ID=40782382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007289251A Expired - Fee Related JP4922899B2 (ja) 2007-11-07 2007-11-07 尿素水注入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4922899B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223041A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Mazda Motor Corp エンジンの排気浄化装置
WO2014185117A1 (ja) * 2014-02-26 2014-11-20 株式会社小松製作所 作業車両
JP2015161306A (ja) * 2015-02-23 2015-09-07 株式会社小松製作所 作業車両
JP2020514605A (ja) * 2016-12-21 2020-05-21 パーキンス エンジンズ カンパニー リミテッドPerkins Engines Company Ltd 改良された選択的触媒還元システム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6597683B2 (ja) 2017-03-16 2019-10-30 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH094502A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の排気系雰囲気温度検出装置
JPH09125943A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2000054830A (ja) * 1998-08-07 2000-02-22 Honda Motor Co Ltd エンジンの排気浄化装置
JP2001350519A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 異常検知箇所の判別装置
JP2003328908A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Mitsubishi Electric Corp スタータ制御装置および制御装置付スタータ
JP2005003500A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Toyota Motor Corp ヒータ制御装置
JP2005309732A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Denso Corp 操作スイッチ装置
JP2006170013A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Hitachi Ltd エンジン用排気処理装置および処理方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH094502A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の排気系雰囲気温度検出装置
JPH09125943A (ja) * 1995-11-06 1997-05-13 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2000054830A (ja) * 1998-08-07 2000-02-22 Honda Motor Co Ltd エンジンの排気浄化装置
JP2001350519A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 異常検知箇所の判別装置
JP2003328908A (ja) * 2002-05-14 2003-11-19 Mitsubishi Electric Corp スタータ制御装置および制御装置付スタータ
JP2005003500A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Toyota Motor Corp ヒータ制御装置
JP2005309732A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Denso Corp 操作スイッチ装置
JP2006170013A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Hitachi Ltd エンジン用排気処理装置および処理方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223041A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Mazda Motor Corp エンジンの排気浄化装置
WO2014185117A1 (ja) * 2014-02-26 2014-11-20 株式会社小松製作所 作業車両
CN104411935A (zh) * 2014-02-26 2015-03-11 株式会社小松制作所 作业车辆
JPWO2014185117A1 (ja) * 2014-02-26 2017-02-23 株式会社小松製作所 作業車両
US9758946B2 (en) 2014-02-26 2017-09-12 Komatsu Ltd. Work vehicle
JP2015161306A (ja) * 2015-02-23 2015-09-07 株式会社小松製作所 作業車両
JP2020514605A (ja) * 2016-12-21 2020-05-21 パーキンス エンジンズ カンパニー リミテッドPerkins Engines Company Ltd 改良された選択的触媒還元システム
JP7058269B2 (ja) 2016-12-21 2022-04-21 パーキンス エンジンズ カンパニー リミテッド 改良された選択的触媒還元システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4922899B2 (ja) 2012-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9212582B2 (en) Exhaust gas purification system and method for controlling the same
US9255511B2 (en) Exhaust purification system and method for controlling exhaust purification system
JP5633190B2 (ja) 復帰制御システム
JP6119723B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
US10301997B2 (en) Method for checking a temperature sensor in an SCR exhaust gas post-treatment system
US9328643B2 (en) Selective catalytic reduction system
JP4290027B2 (ja) 排気浄化装置
US20100236220A1 (en) Exhaust emission purifying apparatus for engine
US20130298533A1 (en) System for Indicating Quality of a Diesel Exhaust Fluid ("DEF")
JP4737312B2 (ja) 排気浄化システムの異常診断装置及び排気浄化システム
US20140331645A1 (en) System and Method for Injector Fault Remediation
JP5786280B2 (ja) 尿素水温度センサの妥当性診断システム
JP2014522945A (ja) 還元剤噴射制御システム
JP4922899B2 (ja) 尿素水注入装置
JP2012002062A (ja) Scr解凍制御システム
WO2011145569A1 (ja) 尿素水温度センサの妥当性診断システム
JP2008163795A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
CN107002538B (zh) 选择性催化还原系统和还原剂喷射模块的温度控制方法
WO2009131071A1 (ja) 還元剤供給装置の診断装置
US9638086B2 (en) Leak detection method of reducing agent pumping system
JP6575441B2 (ja) 尿素噴射制御装置
US20130192699A1 (en) Urea-water pump device
US9759111B2 (en) Control techniques of exhaust purification system and exhaust purification system
JP6728829B2 (ja) 電子制御装置
JP2015034465A (ja) 排気浄化装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees