JP2005309732A - 操作スイッチ装置 - Google Patents

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希 北川
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Abstract

【課題】 より簡便な操作でユーザーの所望の設定情報を入力することができる操作スイッチ装置の提供を目的とする。
【解決手段】 筐体11の六角穴部11bに嵌合する可動六角部材15と、可動六角部材15の五角形状の空孔15aに嵌合する可動五角部材14と、可動五角部材14の四角形状の空孔14aおよび三角窪み部12aの外形12bに嵌合する可動四角部材13とを備え、変位手段16、17、18により可動部材13、14、15を三角窪み部12aと同一面、または操作面11aと同一面に変位させて操作部10を形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子機器の制御状態をユーザーが設定する操作スイッチ装置に関し、車両用空調装置、オーディオ装置、ナビゲーションシステム等の車載機器の作動を制御する車両用スイッチ装置に適用して有効である。
従来、図19に示すように電子機器の制御状態をユーザーが設定する操作スイッチ装置50において、情報表示装置であるディスプレイ51の一部52に触れることで設定情報を入力する、いわゆるタッチパネルが特許文献1にて知られている(以下従来例と称す)。
これによると、ディスプレイ51の表示に応じてディスプレイ51上に入力エリア52が設定される。そして、入力エリア52にユーザーの指などが接触したことをセンサが検知することにより、ディスプレイ51の入力エリア52に表示される設定を制御装置に入力することができる。
特開2003−054290号公報
しかし、特許文献1の操作スイッチ装置50では、ユーザーがディスプレイ51を見て入力エリア52の設定項目を確認した後に所望の入力エリア52に触れなければならないため、特に運転中などに複雑な操作をすることが困難である。
本発明は、上記点に鑑み、ユーザーの所望の設定情報を入力する操作スイッチ装置において、より簡便な操作で設定情報を入力することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電子機器の制御状態を操作者が入力設定する操作スイッチ装置であって、
操作者の指を検知し、検知信号を制御部(200)へ入力する指検知部(19)と、制御部(200)からの電気信号により作動が制御される複数の可動部材(13、14、15)と、指検知部(19)が配置され、複数の可動部材(13、14、15)の組み合わせにより電子機器の設定項目数に応じた形状に形作られる操作部(10)と、指検知部(19)で入力設定可能な電子機器の制御項目とを表示する表示手段(300)とを備えることを特徴としている。
これによると、操作部(10)が可動部材(13、14、15)の組み合わせにより電子機器の設定項目数に応じた形状に形作られるため、操作者が指先などで操作部(10)の形状を確認でき、操作部(10)を見ることなく制御項目を簡便に入力することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の操作スイッチ装置において、複数の可動部材は、六角形状の外形(15b)と五角形状の空孔(15a)を有する可動六角部材(15)と、五角形状の外形(14b)と四角形状の空孔(14a)を有する可動五角部材(14)と、四角形状の外形(13b)と三角形状の空孔(13a)を有する可動四角部材(13)であり、
操作面(11a)に形成される六角穴部(11b)と、操作面(11a)から窪んだ位置に配置され、三角形の外形(12b)を有する三角窪み部(12a)とを有する筐体(11)と、制御部(200)からの電気信号に基づき、操作面(11a)と同一面または三角窪み部(12a)と同一面に、可動四角部材(13)、可動五角部材(14)、および可動六角部材(15)を変位させる変位手段(16、17、18)とを備え、
可動六角部材(15)は筐体(11)の六角穴部(11b)に嵌合し、可動五角部材(14)は可動六角部材(15)の五角形状の空孔(15a)に嵌合し、可動四角部材(13)は可動五角部材(14)の四角形状の空孔(14a)および三角窪み部(12a)の外形(12b)に嵌合するようになっていることを特徴としている。
これによると、制御部(200)が可動部材(13、14、15)を変位手段(16、17、18)の制御により、操作面(11a)と同一面または三角窪み部(12a)と同一面に変位させて、操作部(10)を形作ることができる。したがって、具体的に操作スイッチ装置に請求項1で述べた効果を発揮させることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の操作スイッチ装置において、指検知部(19)を可動部材(13、14、15)の頂部に配置すれば、より操作者が指検知部(19)を容易に探すことができる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項2または3に記載の操作スイッチ装置において、指検知部(19)を可動部材(13、14、15)の辺部に配置してもよい。
また、請求項5に記載の発明では、電子機器の制御状態を操作者が入力設定する操作スイッチ装置であって、
操作者の指を検知し、検知信号を制御部(200)へ入力する複数の指検知部(19)と、複数の指検知部(19)が配置される操作部(10)と、複数の指検知部(19)に対向する位置に配置され、制御部(200)からの電気信号により作動が制御される複数の可動部材(21)と、指検知部(19)で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示する表示手段(300)とを備え、
制御部(200)は、電子機器の制御項目数に応じて複数の可動部材(21)を可動部材(21)に対向する指検知部(19)が操作者の指を検知できる位置と、可動部材(21)に対向する指検知部(19)が操作者の指が検知できない位置とに制御するようになっていることを特徴としている。
これにより、請求項1のように複数の可動部材(13、14、15)の組み合わせで操作部(10)を形作る場合に比べて、電子機器の制御項目数に応じて操作者の指を検知できる指検知部(19)、いいかえると入力設定部位の数を変化できる操作部(10)を容易に形成することができる。
また、請求項6に記載の発明では、電子機器の制御状態を操作者が入力設定する操作スイッチ装置であって、
柱状の操作基材(22)と、操作者の指を検知し、検知信号を制御部(200)へ入力する指検知部(19)と、操作基材(22)の側面(22b)に配置され、指検知部(19)を有する複数の操作部(10)と、制御部(200)からの電気信号により、操作基材(22)の端面(22a)を結ぶ方向(R)を軸方向として操作基材(22)を回転させる回転手段と、指検知部(19)で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示する表示手段(300)とを備え、
制御部(200)が電子機器の制御項目数に応じた操作部(10)を操作者が入力設定可能な位置に回転手段を制御するようになっていることを特徴としている。
これによると、回転手段により操作基材(22)の側面(22b)に配置される複数の操作部(10)のうち、制御項目数に応じた形状の操作部(10)を操作者が入力設定可能な位置に位置させることができる。したがって、請求項1のように複数の可動部材(13、14、15)の組み合わせで操作部(10)を形作る場合に比べて、より容易に電子機器の制御項目数に応じた操作部(10)を操作者に提供することができる。
また、請求項7に記載の発明のように、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の操作スイッチ装置において、表示手段(300)が操作部(10)の形状を表示し、さらに操作部(10)における指検知部(19)の配置位置に指検知部(19)で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示すれば、表示手段(300)に表示される制御項目と、実際の操作部(10)の指検知部(19)が対応付けられるため、より直感的に操作者が制御項目を入力することができる。
また、請求項8に記載の発明のように、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の操作スイッチ装置において、操作者の指を検出した指検知部(19)で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示手段(300)上で強調表示すれば、操作者が所望の制御項目と指を検知した指検知部(19)で入力可能な項目が一致しているかをより確実に確認することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1は、本発明を車載機器の作動を制御する車両用スイッチ装置に適用した第1実施形態の信号の流れを示している。図1中100は操作スイッチ装置であり、ユーザーが所望の車載機器の設定を選択決定する。この時の入力信号は制御部200に入力される。制御部200は操作スイッチ装置100からの入力信号に基づいて車載機器の作動を制御するものである。車載機器は、例えばナビゲーションシステム、オーディオ、エアコンなどである。
本実施形態では、制御部200は車載機器の作動制御とともに表示部300の表示制御および後述の可動部材13、14、15の作動制御を行っている。なお、本実施形態では制御部200は操作スイッチ装置部10と別体の例を示しているが、当然に操作スイッチ装置100と制御部200とが一体化されていてもよい。
次に、図2(a)および(b)を使用して操作スイッチ装置100の詳細を説明すると、操作スイッチ装置100は略直方体形状の筐体11を有している。この筐体11の面のうち、操作面11a(通常はユーザーが操作しやすい設置状態における上面)には、六角形の穴部11bが形成されている。さらに、筐体11の底部11cには、底部11cから上方に向かって突き出すように六角穴部11bの一辺と同じ長さの辺を持つ略三角柱状の突き出し部12が配置されている。この突き出し部12の上側面12aは、操作面11aよりも高さが低い、いいかえると操作面11aよりも窪んでいるため三角窪み面12aと称す。なお、図2(b)中上下方向は、車両設置状態における上下方向を示している。
また、突き出し部12の三角形状の外形12bには、四角形状の外形13bと三角形状の空孔13aを有する可動四角部材13の三角形空孔13aが勘合している。さらに、可動四角部材13の四角形状の外形13bには、五角形状の外形14bと四角形状の空孔14aを有する可動五角部材14の四角形空孔14aが勘合している。さらにまた、可動五角部材14の五角形状の外形14bには、六角形状の外形15bと五角形状の空孔15aを有する可動六角部材15の五角形空孔15bが勘合している。なお、可動六角部材15の六角外形15bは、筐体11の六角穴部11bと勘合している。
ところで、可動部材である可動四角部材13、可動五角部材14、可動六角部材15は変位手段である変位機構16により、上下方向に変位する。この変位機構16は、モータ16aの回転変位をモータ16a内のギアなどで上下方向(図2の場合)の変位に変換するものである。本実施形態ではモータ16aで可動部材13、14、15に固定された変位部材16bを上下に変位させることにより、可動部材13、14、15も上下に変位させている。
また、各可動部材13、14、15に1つずつ変位機構16、17、18が配置されている。これらの変位機構16、17、18は、筐体11と可動部材13、14、15とで形成される空間内に配置されている。
可動部材13、14、15は変位機構16、17、18により、筐体11の操作面11aと同一面となる位置と、三角窪み面12aと同一面になる位置とに変位する。図2は全ての可動部材13、14、15が操作面11aと同一面となる位置になっている。したがって、三角窪み面12aのみが操作面11aから凹んでいる。この凹みがユーザーの直接の入力領域である操作部10として機能する。
可動部材13、14、15および三角窪み面12aの多角形の頂部(角部)には、ユーザーの指を検知する指センサ19が配置されている。この指センサ19は、静電気を感知する静電式、光の遮断、回折、反射状態による光学式、圧力を検知する感圧式、接点を有するメカ式スイッチなどである。
また、筐体11の下部には、ユーザーの設定入力を最終的に確定して、制御部200へ信号を送る決定スイッチ20が配置されている。この決定スイッチ20は、例えば指センサ19が一定時間以上指を検知した場合にONとなるものである。
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明すると、一般的に車載装置の設定項目は図3に示すように複数の階層(レベル)を持つ構造(ツリー状構造)になっている。本実施形態ではレベル1としてオーディオ、エアコン、ナビゲーション、情報の4つの機器をユーザーが選択できる。ここでは、一例としてオーディオ(レベル1)→FM(レベル2)→CH1(レベル3)を選択する例を説明する。
図4は制御部200の制御流れ図であり、S100よりユーザーの車載機器の制御設定処理がスタートする。S110では、指センサ19がユーザーの指を検出したか否かを判断する。検出していれば処理がS120へ進み、検出していなければS110を繰り返す。
本例では、説明を簡便にするために操作部10が図6のように四角領域からスタートする。図6では、可動四角部材13が三角窪み面12aと同一面、可動五角部材14および可動六角部材15が操作面11aと同一面に位置している。したがって、三角窪み面12aと可動四角部材13とが作る四角の凹みが操作部10となる。この時、表示画面300には、操作部10の形状に対応する形状(四角形状)が表示されており、さらに操作部10における指センサ19の配置位置に入力設定可能な電子機器の制御項目(オーディオ、エアコン、ナビゲーション、情報)が表示されている。
この操作部10で指が検出されると、指を検出した指センサ19で入力できる制御項目が強調表示される(S120)。この強調表示により、ユーザーが所望の設定項目と指センサ19で選択している項目が一致しているかが確認され、処理がS130へ進む。本実施形態では、図5の左図で示すようにオーディオ項目が太字と下線で強調されている。項目の強調方法として、項目を大きく表示、色を変える、反転(白抜き)表示、枠で囲う、音声による読み上げなどがある。
S130では、決定スイッチ20がONか否かが判断される。OFFの場合には、指センサ19がONか否かが判断され(S170)、OFFであれば項目の強調表示が解除された後に(S180)処理がS110へ戻る。ONであれば、処理がS130へ戻る。S180→S110の処理は、ユーザーが所望の設定項目と指センサ19の設定項目とが一致していない場合の処理である。
ところで、S130で決定スイッチ20がONの場合には、報知手段によりユーザーに入力受付が報知され、設定項目(オーディオ)が確定する(S140)。報知の方法としては、音による方法や操作スイッチ装置100を振動させる方法などがある。
S140で設定項目が確定すると制御部200は、確定した設定項目の次のレベル(この場合は、レベル2)が持つ項目数に応じて操作部10の形状を変更する(S150)。オーディオ項目のレベル2の項目は5種類(機能1〜5)であるため、図6の状態から制御部200が変位機構17を制御して可動五角部材14を三角窪み部12aと同一面に変位させる。これにより、五角形状の凹みの操作部10が形成される(図7)。
五角形状の操作部10が形成された後、表示部300は操作部10に対応した五角形状と、操作部10に配置される指センサ19の位置で設定可能な項目を表示する(S160および図5の中央図参照)。そして、五角形状の操作部10におけるユーザーの項目設定が再度S110から開始される。本例での要部のみを説明すると、S120で項目FMが強調表示(図5中の中央図)され、S130、S140で項目FMが入力確定される。
項目FMの次のレベル(レベル3)が持つ項目数は、6種類(チャンネル1〜6)であるため、制御部200が変位機構18を制御して可動六角部材15を三角窪み部12aと同一面に変位させる。これにより、六角形状の凹みの操作部10が形成される(図8)。そして、S120で項目CH1が強調表示(図5中の右図)され、S130、S140で項目CH1が入力確定される。
次に、第1実施形態による作用効果を列挙すると、(1)操作部10が可動部材13、14、15の組み合わせにより、設定項目数に応じた形状に形作られるため、ユーザーが指先などで操作部10の形状を確認でき、操作部10を見ることなく制御項目を簡便に入力することができる。
本実施形態では、上述のように操作部10が図2に示す三角形状、図6に示す四角形状、図7に示す五角形状、図8に示す六角形状に変化する。操作部10は、凹んでいるため指先などで容易に操作部10を探すことができる。
(2)表示部300が操作部10の形状を表示し、さらに操作部10における指検知部19の配置位置に指検知部19で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示するため、表示部300に表示される制御項目と、実際の操作部10の指センサ19が対応付けられ、より直感的にユーザーが制御項目を入力することができる(図5参照)。
(3)ユーザーの指を検出した指センサ19で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示部300上で強調表示するため(図4のS120、図5参照)、ユーザーが所望の制御項目と指を検知した指センサ19で入力可能な項目が一致しているかを、より確実にユーザーに認知させることができる。
(4)指センサ19を、よりユーザーが指先などで探し易い多角形状の可動部材13、14、15の頂部に配置したため、ユーザーが指センサ19をより容易、より確実に探すことができる。
以上の効果が相まって、ユーザーがより簡便容易に車載装置の設定項目を入力することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は第1実施形態とほぼ同構成であるが、操作部10における指センサ19の配置位置が異なる。図9に示すように六角穴部11bの辺部には内方向へ向かって突き出す突起部19aを備えた指センサ19が配置されている。
この突起部19aにより、ユーザーが指センサ19をより容易、より確実に探すことができる。図9では図示していないが指センサ19は、六角穴部11bの他に、可動四角部材13、可動五角部材14、および可動六角部材15の辺部に配置される。
なお、本実施形態においても第1実施形態の効果(1)〜(3)を発揮させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態も第1実施形態とほぼ同構成であるが図10(a)、(b)のように多角形状の操作部10の角部および辺部に指センサ19を配置すれば、操作部10の角数を多くすること無く、より多くの項目数の入力に対応することができる。この場合の表示部300の表示は図10(c)のようになり、視認性を損なうことなく各項目を表示することができる。
また、操作部10の角数を多くすると可動部材が増加したり、可動部材の外寸法が大きくなり操作スイッチ装置100が大型化したりするという問題がある。しかし、本実施形態では操作部10の角数を多くすること無く項目数を増やすことができるため、可動部材の増加によるコストの増加や、操作スイッチ装置100の大型化を防止することができる。
なお、本実施形態においても第1実施形態の効果(1)〜(3)を発揮させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、図11に示すように筐体11の操作面11aに円形状で窪む操作部10が形成されている。この操作部10の外周には、操作部10中央側に開口する半円弧形状の6つの指センサ19がほぼ等間隔(60°間隔)で配置されている。そして、半円弧形状の指センサ19に嵌合するように半円形状の昇降部材21が配置されている。
昇降部材21は変位機構16により上下方向に変位する。変位機構16についてより詳しく説明すると、変位機構16は、モータ16aと、このモータ16aのモータ軸と一体に回転する円盤部材16cと、円盤部材16cの同一の円周上に配置され、図11(c)中の上方向に突き出す突き出し部16dとで構成されている。
昇降部材21は、突き出し部16dに接している時には上方向に押し上げられ指センサ19の検知部を覆う。したがって、指センサ19がユーザーの指を検知できなくなる。一方、昇降部材21が円盤部材16cに接している時には、指センサ19の検知部を覆わないため、指センサ19はユーザーの指を検知できる。
この変位機構16による昇降部材21の変位について図12を使用して説明すると、円盤部材16cの円周は、二十四分割、つまり15°ずつで区切られており、突き出し部16dが図12に示す位置に配置されている。本実施形態では、操作部10で入力する制御項目が3〜6の場合を想定している。図12は、6つの指センサ21(便宜上センサS1〜S6と称す)の位置と突き出し部16dの位置との関係を示している。指センサ21が黒く塗りつぶしてある場合は、突き出し部16dが昇降部材21を押し上げてユーザーの指を検知できなくしていることを表している。
図12では、指センサS2、S4、S6で検知ができなく、指センサS1、S3、S5で指検知が可能である。いいかえると、この状態は第1実施形態の制御項目数が3の場合(図2)に相当する。
図13は、モータ16aが円盤部材16cを時計回りに15°回転させた状態である。この時、指センサS1、S4で指検知ができなくなり、指センサS2、S3、S5、S6で指検知が可能である。いいかえると、4つの制御項目が入力できる。
さらにモータ16aが円盤部材16cを時計回りに15°回転させると図14のように指センサS4で指検知ができなくなり、指センサS1〜S3、S5、S6で指検知が可能となる。つまり、5つの制御項目が入力できる。図14の状態から、さらにまた、モータ16aが円盤部材を時計回りに15°回転させると、全ての指センサ19で指検知が可能、つまり6つの制御項目が入力できる。
これにより、第1〜第3実施形態のように複数の可動部材13、14、15の組み合わせで操作部10を形作る場合に比べて、電子機器の制御項目数に応じて入力設定部位の数を変化できる操作部10を容易に形成することができる。
また、半円弧形状の指センサ19を操作部10の外周に配置して指センサ19の位置が外周から窪むようにしたため、ユーザーが操作スイッチ装置を見なくても指先の感触で容易に指センサ19の位置を把握することができる。
なお、本実施形態においても第1実施形態の効果(2)、(3)を発揮させることができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、図16に示すように四角柱状の操作基材22の4つの側面22bに三角、四角、五角、六角形状の操作部10が配置されている。そして、端面22aを結ぶ方向が軸方向Rとなるように操作基材22を回転させる回転手段(モータ、図示せず)が配置されている。
本実施形態では、制御部200が電子機器の制御項目数に応じてモータを制御して操作部10を操作者が入力設定可能な位置、例えば図16中の上側位置に配置する。なお、操作部10が定位置となるまで、指センサ19の指検出を停止して誤入力を防止してもよい。
これにより、第1〜第3実施形態のように複数の可動部材13、14、15の組み合わせで操作部10を形作る場合に比べて、電子機器の制御項目数に応じて入力設定部位の数が違う複数の操作部10を容易にユーザーに提供することができる。
また、駆動機構がモータ1つで済むため、操作スイッチ装置の構成をより簡単なものにすることができる。
なお、本実施形態においても第1実施形態の効果(2)、(3)を発揮させることができる。
(第6実施形態)
本実施形態は、第5実施形態とほぼ同構成であるが、操作基材22の形状が異なる。本実施形態のように操作基材22を円柱形状として、側面に操作部10を配置して操作スイッチ装置100を形成して、第5実施形態と同様の効果を発揮させてもよい。なお、角の無い円柱形状の操作基材22を用いることで、尖った角部がユーザーに触れることを防止できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では操作部10が操作面11aまたは操作基材22の側面22bから凹んでいたが、操作部10が操作面11aまたは側面22bから突き出して形成されていてもよい。
上述の第1〜第3実施形態では、各可動部材13、14、15に変位機構16、17、18が配置される例を示したが、第4実施形態のようにカムなどを使用して1つの変位機構で複数の可動部材を変位させてもよい。
上述の第1〜第3実施形態では、変位機構としてモータ16a、17a、18aを使用した例を示したが、変位機構はソレノイド、ピストン機構を使用して空気圧や油圧で可動部材を変位させるアクチュエータなど種々変更可能である。
上述の実施形態では、表示部300に操作部10の形状と、この操作部10に配置される指センサの位置に応じて制御項目を表示する例を示したが、図18のように操作部10で制御可能な項目のみを表示してもよい。
本発明の第1実施形態に係る操作スイッチ装置、制御部、および表示部の電子制御ブロック図である。 第1実施形態の操作スイッチ装置の(a)平面図、(b)A−A断面図であり、操作部が三角形の状態を示している。 第1実施形態の車載機器の設定項目を示す図である。 第1実施形態の項目設定時における制御部200の制御流れ図である。 第1実施形態の項目設定時における操作者の指の位置および表示画面の遷移を示す図である。 第1実施形態の操作スイッチ装置の(a)平面図、(b)B−B断面図であり、操作部が四角形の状態を示している。 第1実施形態の操作スイッチ装置の(a)平面図、(b)B−B断面図であり、操作部が五角形の状態を示している。 第1実施形態の操作スイッチ装置の(a)平面図、(b)B−B断面図であり、操作部が六角形の状態を示している。 本発明の第2実施形態に係る操作スイッチ装置の操作部を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る操作スイッチ装置の操作部を示す(a)平面図、(b)C−C断面図、および(c)表示部の表示画面を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る操作スイッチ装置を示す(a)平面図、(b)A−A断面図、(c)B−B断面図である。 本発明の第4実施形態の円盤部材および突き出し部を示す(a)平面図、(b)便宜的に円盤部材の円周全体を示す側面図であり、操作部の制御項目数が3の場合である。 本発明の第4実施形態の円盤部材および突き出し部を示す平面図であり、操作部の制御項目数が4の場合である。 本発明の第4実施形態の円盤部材および突き出し部を示す平面図であり、操作部の制御項目数が5の場合である。 本発明の第4実施形態の円盤部材および突き出し部を示す平面図であり、操作部の制御項目数が6の場合である。 本発明の第5実施形態に係る操作スイッチ装置を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る操作スイッチ装置を示す斜視図である。 第1〜第6実施形態における表示部の表示画面の他の実施形態を示す図である。 特許文献1に係る操作スイッチ装置を示す正面図である。
符号の説明
10…操作部、11…筐体、11a…操作面、11b…六角穴部、12a…三角窪み部、
12b…三角形の外形、13…可動四角部材(可動部材)、13a…三角形状の空孔、
13b…四角形状の外形、14…可動五角部材(可動部材)、14a…四角形状の空孔、
14b…五角形状の外形、15…可動六角部材(可動部材)、15a…五角形状の空孔、
15b…六角形状の外形、16…変位機構(変位手段)、17…変位機構(変位手段)、
18…変位機構(変位手段)、19…指センサ(指検知部)、
21…昇降部材(可動部材)、22…操作基材、22a…端面、22b…側面、
200…制御部、300…表示部(表示手段)。

Claims (8)

  1. 電子機器の制御状態を操作者が入力設定する操作スイッチ装置であって、
    操作者の指を検知し、検知信号を制御部(200)へ入力する指検知部(19)と、
    前記制御部(200)からの電気信号により作動が制御される複数の可動部材(13、14、15)と、
    前記指検知部(19)が配置され、前記複数の可動部材(13、14、15)の組み合わせにより前記電子機器の設定項目数に応じた形状に形作られる操作部(10)と、
    前記指検知部(19)で入力設定可能な前記電子機器の制御項目を表示する表示手段(300)とを備えることを特徴とする操作スイッチ装置。
  2. 前記複数の可動部材は、六角形状の外形(15b)と五角形状の空孔(15a)を有する可動六角部材(15)と、五角形状の外形(14b)と四角形状の空孔(14a)を有する可動五角部材(14)と、四角形状の外形(13b)と三角形状の空孔(13a)を有する可動四角部材(13)であり、
    操作面(11a)に形成される六角穴部(11b)と、前記操作面(11a)から窪んだ位置に配置され、三角形の外形(12b)を有する三角窪み部(12a)とを有する筐体(11)と、
    前記制御部(200)からの電気信号に基づき、前記操作面(11a)と同一面または前記三角窪み部(12a)と同一面に、前記可動四角部材(13)、前記可動五角部材(14)、および前記可動六角部材(15)を変位させる変位手段(16、17、18)とを備え、
    前記可動六角部材(15)は前記筐体(11)の前記六角穴部(11b)に嵌合し、前記可動五角部材(14)は前記可動六角部材(15)の前記五角形状の空孔(15a)に嵌合し、前記可動四角部材(13)は前記可動五角部材(14)の前記四角形状の空孔(14a)および前記三角窪み部(12a)の外形(12b)に嵌合するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ装置。
  3. 前記指検知部(19)は、前記可動四角部材(13)、前記可動五角部材(14)、および前記可動六角部材(15)の頂部に配置されることを特徴とする請求項2に記載の操作スイッチ装置。
  4. 前記指検知部(19)は、前記可動四角部材(13)、前記可動五角部材(14)、および前記可動六角部材(15)の辺部に配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の操作スイッチ装置。
  5. 電子機器の制御状態を操作者が入力設定する操作スイッチ装置であって、
    操作者の指を検知し、検知信号を制御部(200)へ入力する複数の指検知部(19)と、
    前記複数の指検知部(19)が配置される操作部(10)と、
    前記複数の指検知部(19)に対向する位置に配置され、前記制御部(200)からの電気信号により作動が制御される複数の可動部材(21)と、
    前記指検知部(19)で入力設定可能な前記電子機器の制御項目を表示する表示手段(300)とを備え、
    前記制御部(200)は、前記電子機器の制御項目数に応じて前記複数の可動部材(21)を前記可動部材(21)に対向する前記指検知部(19)が前記操作者の指を検知できる位置と、前記可動部材(21)に対向する前記指検知部(19)が前記操作者の指が検知できない位置とに制御するようになっていることを特徴とする操作スイッチ装置。
  6. 電子機器の制御状態を操作者が入力設定する操作スイッチ装置であって、
    柱状の操作基材(22)と、
    操作者の指を検知し、検知信号を制御部(200)へ入力する指検知部(19)と、
    前記操作基材(22)の側面(22b)に配置され、前記指検知部(19)を有する複数の操作部(10)と、
    前記制御部(200)からの電気信号により、前記操作基材(22)の端面(22a)を結ぶ方向(R)を軸方向として前記操作基材(22)を回転させる回転手段と、
    前記指検知部(19)で入力設定可能な電子機器の制御項目を表示する表示手段(300)とを備え、
    前記制御部(200)が前記電子機器の制御項目数に応じた前記操作部(10)を前記操作者が入力設定可能な位置に前記回転手段を制御するようになっていることを特徴とする操作スイッチ装置。
  7. 前記表示手段(300)は、前記操作部(10)の形状を表示し、さらに前記操作部(10)における前記指検知部(19)の配置位置に前記指検知部(19)で入力設定可能な前記電子機器の制御項目を表示するようになっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の操作スイッチ装置。
  8. 前記操作者の指を検出した指検知部(19)で入力設定可能な前記電子機器の制御項目は、前記表示手段(300)上で強調表示されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の操作スイッチ装置。
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JP2009114978A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Hitachi High-Technologies Corp 尿素水注入装置

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