JP2009113857A - 電子部品のキャリアテープ用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】電子部品のキャリアテープ用リールの形状を射出成型に適した形状に構成することによって、リールの大きさ等に拘わらず、射出成型によって簡単に得ることができるようにする。
【解決手段】中心に軸孔2を形成すると共に、この軸孔と同軸同心円上にキャリアテープを巻回可能な幅を有するリング状周面部3を形成し、上記軸孔と上記周面部を平坦部4で連結してなる巻き芯1と、この巻き芯の上記周面部の軸方向両端位置から表裏交互に放射状に延設する2n(nは整数)枚の側板5とからなり、互いに隣接する側板間には所定幅の間隙部6を設けてなるリールであって、射出成型によって一体に成型するという手段を採用した。また、上記側板に透孔7を設けるという手段、補強用リブを設けるという手段、ラベル貼付部8を設けるという手段を採用した。
【選択図】図1
【解決手段】中心に軸孔2を形成すると共に、この軸孔と同軸同心円上にキャリアテープを巻回可能な幅を有するリング状周面部3を形成し、上記軸孔と上記周面部を平坦部4で連結してなる巻き芯1と、この巻き芯の上記周面部の軸方向両端位置から表裏交互に放射状に延設する2n(nは整数)枚の側板5とからなり、互いに隣接する側板間には所定幅の間隙部6を設けてなるリールであって、射出成型によって一体に成型するという手段を採用した。また、上記側板に透孔7を設けるという手段、補強用リブを設けるという手段、ラベル貼付部8を設けるという手段を採用した。
【選択図】図1
Description
この発明は、電子部品のキャリアテープ用リールに関するもので、リール全体を射出成型によって一体に構成できるようにしたものである。
従来、電子部品のキャリアテープ用のリールとして様々なリールが提案されている。そのうち、比較的簡単な構成のものとしては、出願人が先に提案した、特許文献1に記載のリールがある。
このリールは、側板、突成面、軸孔等を備えた同型の半割体を薄肉のプラスチックシートで真空成型し、該半割体を上記突成面で接合可能としたものである。従って、製品コストも安く、運搬・保管の際も、突成面を同一向きに積み重ねれば、嵌り合って積み嵩も抑制できる。そして、リールとする場合は、二個一対の半割体の突成面を向かい合わせに接合するだけで、側板間に巻き芯(ハブ)を構成したリールを簡易に得ることができるものである。
しかしながら、上述のような構成のリールは、二個一対の半割体をその突成面で向かい合わせに接合することで巻き芯部分が形成されるものであるから、突成面を正確に接合する必要があり、その組み立てに正確さと手間を要するものであった。
そこで、一部ではスライドコアを利用して一体成型することも行われているが、その性質上、比較的小径のものに限定されると共に、スライドコアを使用する分だけ金型や製造工程が複雑となり、コストが増大するという問題が残されている。
そこで、本発明は、リールの形状を射出成型に適した形状に構成することによって、リールの大きさ等に拘わらず、射出成型によって簡単に得ることができるようにすることを提案するものである。
上記課題を解決するため、本発明は、中心に軸孔を形成すると共に、この軸孔と同軸同心円上にキャリアテープを巻回可能な幅を有するリング状周面部を形成し、上記軸孔と上記周面部を平坦部で連結してなる巻き芯と、この巻き芯の上記周面部の軸方向両端位置から表裏交互に放射状に延設する2n(nは整数)枚の側板とからなり、互いに隣接する側板間には所定幅の間隙部を設けてなるリールであって、射出成型によって一体に成型するという手段を採用した。
また、上記側板に透孔を設けるという手段を採用した。
また、上記側板に補強用リブを設けるという手段を採用した。
また、上記側板にラベル貼付部を設けるという手段を採用した。
さらに、上記平坦部を巻き芯の幅の中央位置に設けるという手段を採用した。
上記構成のリールは、電子部品のキャリアテープを巻回するために必要な基本的構成を備えると共に、表裏交互に互いに隣接する側板間に所定幅の間隙部を設けて側板が重ならないようにしたので、正面視において重なり合う部分がない構造であるから、所要の金型を用いることによって、射出成型により一体に成型することが可能となるものである。そのため、金型が安価に得られ、製造工程も簡単であるから、種々の大きさのリールを簡単かつ安価に得ることができるという優れた効果が期待できるものである。
また、側板に透孔を設けることで、軽量化が可能であり、また、側板の周縁や放射状にリブを設けることで、側板を補強し、平板状を維持できるものである。
さらに、平坦部を巻き芯幅の中央位置に設けることで、表裏(左右)対称となり、リールが回転した時の重心位置が中心に定まり、回転むら防止することができる。
以下、本発明に係る電子部品のキャリアテープ用リールの好ましい実施形態について、図面に従って説明する。図1、2はリールの第1実施形態を示すものである。図1において、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)はA−A線断面図である。また、図2は斜視図である。
各図において、1は所定径の巻き芯であり、その中心には放射状の切欠2a・・を有する軸孔2を形成し、同軸同心円上にキャリアテープを巻回する所定幅を有するリング状の周面部3を形成したものである。また、上記軸孔2の外側と周面部3の内側との間は、巻き芯幅の中央位置に平坦部4を設けて連結している。
5(5a、5b、5c、5d)は側板であって、上記巻き芯1の周面部3の軸方向両端位置から放射状に延設したものである。本実施形態では、略四半円形状の側板5を4枚、周面部3の円周方向に沿って巻き芯幅の両縁端部分(図1における表側と裏側)の交互に延設している。即ち、側板5aと5cは巻き芯1の表側縁端から、側板5bと5dは巻き芯1の裏側縁端から延設している。従って、隣り合う側板5は、互いに巻き芯1の幅だけ間隔を置いて平行に設けられることになる。さらに、互いに隣り合う側板5(例えば5aと5b)の間には、放射線方向に所定幅(d)の間隙部6を設ける。これによって、正面視において、それぞれの側板5は互いに重なり合うことがない。7、7・・は各側板5に設ける透孔で、全体の重量を軽減するためのものである。この透孔の形状及び数は任意であるが、各側板毎に対称に設けることが好ましい。また、8、8は任意の側板に設けるラベル貼付部であり、リールに巻回する電子部品等の識別の用に供するものである。なお、図示していないが、補強の目的で、各側板5の周縁部または放射方向にリブを形成することもある。
上記構成を採用した本発明のリールは、上述の通り、正面視において重なり合う部分がないから、射出成型によって一体に成型することが可能である。そして、この場合、スライドコアを採用する必要がないので、金型の製作が安価となると共に、成型作業が簡単であるから、安価にリールを成型できる。
次に、図3、4は、本発明に係る電子部品のキャリアテープ用リールの第2実施形態を示すもので、主に側板の数を変更したものである。図3において、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)はA−A線断面図である。また、図4は斜視図である。
各図において、11は所定径の巻き芯であり、その中心には放射状の切欠12a・・を有する軸孔12を形成し、同軸同心円上にキャリアテープを巻回する所定幅を有するリング状の周面部13を形成したものである。また、上記軸孔12の外側と周面部13の内側との間は、巻き芯幅の中央位置に平坦部14を設けて連結している。この構成は上記第1実施形態と共通する構成である。なお、17・・・は、必要に応じて平坦部14に設ける透孔である。
15(15a〜15f)は側板であって、上記巻き芯11の周面部13の軸方向両端位置から放射状に延設したものである。本実施形態では、扇形状の側板15を6枚、周面部13の円周方向に沿って巻き芯幅の両縁端部分(図3における表側と裏側)の交互に延設している。即ち、側板15a、15c、15eは巻き芯11の表側縁端から、側板15b、15d、15fは巻き芯11の裏側縁端から延設している。従って、隣り合う側板15は、互いに巻き芯11の幅だけ間隔を置いて平行に設けられることになる。さらに、互いに隣り合う側板15(例えば15aと15b)の間には、放射線方向に漸次拡開する間隙部16を設ける。これによって、正面視において、それぞれの側板15は互いに重なり合うことがない。また、18は任意の側板に設けるラベル貼付部であり、リールに巻回する電子部品等の識別の用に供するものである。さらに、19は各側板の周縁に沿って設けたリブであり、各側板が反って変形しないように補強するためのものである。なお、このリブ19の形状はこれに限定するものではなく、例えば放射状に設けることもある。
上記構成を採用したリールも、上述の通り、正面視において重なり合う部分がないから、射出成型によって一体に成型することが可能である。
なお、上述した各実施形態は一例であり、特に側板の枚数は限定するものではない。一般的には2n枚(nは整数)の側板を、巻き芯の周面部の両縁端部に交互に等間隔で配することが好ましい。これにより、表裏の側板の数が同数となるので、リールが回転したときの重心位置が中心に定まり、回転むらを防止することができる。
また、隣り合う側板間に所定幅の間隙部を設けることは必須である。これにより、正面視で重なり合う部分がなくなるので、スライドコアの使用を排除して、単独の金型による射出成型が可能となるものである。
なお、上記各実施形態では、平坦部を巻き芯幅の中央位置に設けているが、これに限らず、巻き芯幅の片方に寄せて設けることもある。
1 巻き芯
2 軸孔
3 周面部
4 平坦部
5 側板
6 間隙部
7 透孔
8 ラベル貼付部
11 巻き芯
12 軸孔
13 周面部
14 平坦部
15 側板
16 間隙部
17 透孔
18 ラベル貼付部
19 リブ
2 軸孔
3 周面部
4 平坦部
5 側板
6 間隙部
7 透孔
8 ラベル貼付部
11 巻き芯
12 軸孔
13 周面部
14 平坦部
15 側板
16 間隙部
17 透孔
18 ラベル貼付部
19 リブ
Claims (5)
- 中心に軸孔を形成すると共に、この軸孔と同軸同心円上にキャリアテープを巻回可能な幅を有するリング状周面部を形成し、上記軸孔と上記周面部を平坦部で連結してなる巻き芯と、この巻き芯の上記周面部の軸方向両端位置から表裏交互に放射状に延設する2n(nは整数)枚の側板とからなり、互いに隣接する側板間には所定幅の間隙部を設けてなるリールであって、射出成型によって一体に成型することを特徴とする電子部品のキャリアテープ用リール。
- 上記側板に透孔を設けた請求項1記載の電子部品のキャリアテープ用リール。
- 上記側板に補強用リブを設けた請求項1又は請求項2記載の電子部品のキャリアテープ用リール。
- 上記側板にラベル貼付部を設けた請求項1から請求項3のいずれか1項記載の電子部品のキャリアテープ用リール。
- 上記平坦部を巻き芯の幅の中央位置に設けた請求項1から請求項4のいずれか1項記載の電子部品のキャリアテープ用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292281A JP2009113857A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 電子部品のキャリアテープ用リール |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007292281A JP2009113857A (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 電子部品のキャリアテープ用リール |
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JP2009113857A true JP2009113857A (ja) | 2009-05-28 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017065929A (ja) * | 2016-11-24 | 2017-04-06 | ヒロセ電機株式会社 | 光ファイバ巻回のためのリール |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4327413Y1 (ja) * | 1966-08-22 | 1968-11-13 | ||
JPS5067818U (ja) * | 1973-10-19 | 1975-06-17 | ||
JP2003054842A (ja) * | 2001-08-14 | 2003-02-26 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品連収納リール及び電子部品収納体 |
-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007292281A patent/JP2009113857A/ja active Pending
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JP2003054842A (ja) * | 2001-08-14 | 2003-02-26 | Murata Mfg Co Ltd | 電子部品連収納リール及び電子部品収納体 |
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