JP2007308276A - リールおよびリールの組立て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数の増加を抑止しつつリールの幅を精度良く調節することのできるリールおよびリールの組立て方法を提供する。
【解決手段】リールは、リールコア3と、リールコア3の両側に配置されたリールプレート1、2と、リールコア3とリールプレート1および2の各々とを接着する接着テープとを備えている。リールコア3とリールプレート1および2の各々とは、接着テープのみによって接合されている。リールコア3およびリールプレート1、2は樹脂または金属よりなっていてもよい。
【選択図】図4
【解決手段】リールは、リールコア3と、リールコア3の両側に配置されたリールプレート1、2と、リールコア3とリールプレート1および2の各々とを接着する接着テープとを備えている。リールコア3とリールプレート1および2の各々とは、接着テープのみによって接合されている。リールコア3およびリールプレート1、2は樹脂または金属よりなっていてもよい。
【選択図】図4
Description
本発明は、リールおよびリールの組立て方法に関し、より特定的には、異方性導電フィルム(ACF: Anisotropic Conductive Film)などの薄くて幅の狭いフィルムを巻き重ねるのに適したリールおよびリールの組立て方法に関する。
ACFとは導電性粒子を内部に分散させた高分子膜である。ACFは、圧力が印加されると圧力が印加された方向の導電性粒子同士が接触し、導通する性質を有している。ACFはテープ形状を有しており、リールに巻き付けられた状態で搬送される。また市場には、ACFに限らずテープ形状を有する製品として様々なものが存在しているが、これらのテープ形状の製品も、通常はリールに巻き付けられた状態で搬送される。テープ状の製品を巻き付けるのに用いられる一般的なリールは、製品が巻き付けられる芯体と、芯体の両側に配置されたフランジとを有している。このようなリールは、たとえば特開2002−68604号公報(特許文献1)、特開2000−38258号公報(特許文献2)、または実用新案登録第3006254号公報(特許文献3)などに開示されている。
特許文献1には、複数枚のプラスチック段ボールを積層接着して形成された芯体と、芯体の両端部に接着されたフランジとを有する電子部品用リールが開示されている。この電子部品用リールにおいては、芯体を構成するプラスチック段ボールの各々に孔が形成されており、フランジにも孔が形成されており、それぞれの孔を貫くように固定片が嵌め込まれている。これにより、芯体とフランジとの位置合わせがなされている。
特許文献2には、芯体に形成された嵌合孔とフランジに形成された係合突起とを係合させることにより組み立てられた巻取リールが開示されている。芯体はリング部材と、リング部材の内部に嵌合された芯部材とにより構成されており、芯部材に嵌合孔が形成されている。
特許文献3には、合成樹脂製の芯体とフランジとを互いに溶着することによって一体的に接合した搬送用リールが開示されている。芯体は1個または複数個の軸部材によって構成されている。
特開2002−68604号公報
特開2000−38258号公報
実用新案登録第3006254号公報
リール幅(フランジの間隔)と、巻き付ける製品の幅との間には以下の式(1)に示される関係が成り立つ。
リール幅(コア幅)=製品幅+α ・・・(1)
式(1)において、αの値が大きすぎると製品の巻き崩れが起こりやすくなり、またαの値が小さすぎるとフィルムを巻き付け難くなる。このため、αの値はフィルムの幅に応じて決定される必要がある。また、製品幅が狭いほどαの値を小さくする必要がある。
式(1)において、αの値が大きすぎると製品の巻き崩れが起こりやすくなり、またαの値が小さすぎるとフィルムを巻き付け難くなる。このため、αの値はフィルムの幅に応じて決定される必要がある。また、製品幅が狭いほどαの値を小さくする必要がある。
ここで、ACFに代表されるような実装用部材は、実装の高密度化に伴なってフィルムの幅も狭くなりつつある。また、製品が特にフィルムのように容易に変形するものである場合には製品幅に比べてαを十分に小さく設定し、フィルムの巻き崩れを防止する必要がある。このため、特にACF用のリールには、製品幅に応じてリール幅を精度良く調節可能であることが求められている。
しかしながら、従来のリールには部品点数を増加させずにリールの幅を精度良く調節することができないという問題があった。
上記特許文献のうち特許文献1および3では、芯材を構成する部材(円板)の枚数を変えることによってリール幅を調節することが可能とされている。しかし、特許文献1の電子部品用リールでは、芯体とフランジの各々とを固定するための固定片が必要であり、リールの部品点数が増加するという問題があった。また、特許文献3の搬送用リールは芯体とフランジとを互いに溶着することによって組み立てられているため、芯体およびフランジの溶着量によってリール幅が変動しやすく、リール幅の精度良く調節することができないという問題があった。
したがって、本発明の目的は、部品点数の増加を抑止しつつリールの幅を精度良く調節することのできるリールおよびリールの組立て方法を提供することである。
本発明のリールは、芯体と、芯体の両側に配置されたフランジと、芯体とフランジの各々とを接着する接着テープとを備えている。芯体とフランジの各々とは、接着テープのみによって接合されている。
本発明のリールの組立て方法は、第1フランジを治具に配置する工程と、第1フランジまたは芯体のうち少なくともいずれか一方に接着テープを貼る第1接着テープ工程と、芯体を治具に配置することにより第1フランジと芯体とを接着する工程と、芯体または第2フランジのうち少なくともいずれか一方に接着テープを貼る第2接着テープ工程と、第2フランジを治具に配置することにより、芯体と第2フランジとを接着してリールを得る工程と、リールから治具を外す工程とを備えている。
本発明のリールおよびリールの組立て方法によれば、芯体の幅に加えて接着テープの厚みによってリール幅を調節することができるので、リール幅を精度良く調節することができる。また、芯体とフランジの各々とが接着テープのみによって接合されているため、芯体とフランジの各々とを固定するための固定片が不要であり、部品点数の増加を抑止することができる。
本発明のリールにおいて好ましくは、芯体およびフランジは樹脂または金属よりなっている。これにより、リールが紙粉などを発生しなくなるので、クリーンルーム内でリールを使用することが可能となる。
本発明のリールにおいて好ましくは、芯体は複数の円板を有している。これにより、芯体を構成する円板の枚数によってリールの幅を容易に調節することができる。
本発明のリールにおいて好ましくは、フランジ部の各々は、前記芯体に巻き付けられる部材を切断するための切断部材を挿入するための挿入孔を有している。これにより、挿入孔に切断部材を挿入することによって芯体に巻き付けられる部材の余分な部分を容易に切断することができる。
上記組立て方法において好ましくは、第1フランジ、芯体、および第2フランジの各々は孔を有しており、かつ治具は孔と嵌め合わされる突起部を有している。これにより、突起部と孔とを嵌め合わせることにより第1フランジ、芯体、および第2フランジの各々を治具に容易に配置することができる。
上記組立て方法において好ましくは、第1フランジ、芯体、および第2フランジの各々の孔はキー溝を有しており、かつ突起部はキー溝と嵌め合わされるキーを有している。これにより、キー溝とキーとを嵌め合わせることにより第1フランジ、芯体、および第2フランジの各々のキー溝を容易に位置合わせすることができる。
上記組立て方法において好ましくは、第1接着テープ工程において、孔の中心を基準として角度等配となるように接着テープを貼る。または、第1接着テープ工程において、孔の外周に沿って接着テープを貼る。これにより、第1フランジと芯体とを偏りなく接合することができる。
本発明の組立て方法によれば、部品点数を増加させずにリールの幅を精度良く調節することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の一実施の形態におけるリールの構成を示す図である。図1は正面図、図2は側面図、図3は図2のA部拡大図、図4は分解斜視図である。図1〜図4を参照して、本実施の形態におけるリールは、フランジとしてのリールプレート1および2と、芯体としてのリールコア3と、接着テープ4〜6とを備えている。リールコア3は、円形状を有する複数の円板3aおよび3bを有している。円板3aおよび3bは、これらの厚み方向(図2中横方向)に重ねて配置されている。リールプレート1および2は、円形状を有しており、リールコア3の厚み方向における両側に配置されている。リールプレート1と円板3aとは接着テープ4で接着されており、円板3aと円板3bとは接着テープ5で接着されており、円板3bとリールプレート2とは接着テープ6で接着されている。接着テープ4〜6は両面テープである。リールプレート1と円板3a、円板3aと円板3b、および円板3bとリールプレート2の各々は、接着テープのみによって接合されている。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本発明の一実施の形態におけるリールの構成を示す図である。図1は正面図、図2は側面図、図3は図2のA部拡大図、図4は分解斜視図である。図1〜図4を参照して、本実施の形態におけるリールは、フランジとしてのリールプレート1および2と、芯体としてのリールコア3と、接着テープ4〜6とを備えている。リールコア3は、円形状を有する複数の円板3aおよび3bを有している。円板3aおよび3bは、これらの厚み方向(図2中横方向)に重ねて配置されている。リールプレート1および2は、円形状を有しており、リールコア3の厚み方向における両側に配置されている。リールプレート1と円板3aとは接着テープ4で接着されており、円板3aと円板3bとは接着テープ5で接着されており、円板3bとリールプレート2とは接着テープ6で接着されている。接着テープ4〜6は両面テープである。リールプレート1と円板3a、円板3aと円板3b、および円板3bとリールプレート2の各々は、接着テープのみによって接合されている。
リールプレート1はその中心に孔11を有している。リールプレート2は、リールプレート1と同一形状の孔11を有している。リールプレート1および2の孔11の各々は、円形状から外周方向に延びる2つのキー溝11aを有している。キー溝11aの各々はたとえば孔11の中心点に関して点対称となる位置に形成されている。
また、円板3aおよび3bの各々はその中心に孔13を有している。円板3aおよび3bの孔13の各々は、円形状から外周方向に延びる2つのキー溝13aを有している。キー溝13aの各々はたとえば孔13の中心点に関して点対称となる位置に形成されている。つまり、リールプレート1および2の孔11と、円板3aおよび3bの孔13とは同一形状を有しており、リールが組み立てられた際に互いに重なり合う位置に形成されている。なお、リールプレート1および2の各々には孔12が形成されている。孔12の各々は、たとえば孔11の中心点に関して点対称となる位置に形成されている。
リールプレート1および2と、円板3aおよび3bとは、たとえば樹脂、金属、またはプラスチックなどよりなっている。特に樹脂または金属よりなっていれば、リールが紙粉などを発生しなくなるので、クリーンルーム内でリールを使用することが可能となる。
図5および図6は、リールにフィルムを巻き付ける様子を示す図である。図5は正面図であり、図6は側面図である。図5および図6を参照して、図示しない回転軸を孔11および13に挿入してリールを固定し、回転軸を回転することによりフィルム20がリールに巻き付けられる。上述した式(1)におけるαは、リール幅tとフィルム20の幅dとの差で表わされる。
図3を参照して、リール幅tは、接着テープ4の厚みt4と、円板3aの厚みt3aと、接着テープ5の厚みt5と、円板3bの厚みt3bと、接着テープ6の厚みt6との和で表わされる。リール幅tは、円板3aおよび円板3bの厚みt3aおよびt3bによって大まかに調節され、接着テープ4〜6の各々の厚みt4〜t6によって微調節される。接着テープ4〜6の各々の厚みt4〜t6は、接着テープ同士を重ねたり、異なった厚みの接着テープを使用したりすることで調節可能である。
図5を参照して、リールプレート1および2の各々に孔12が形成されていれば、孔12を通じてリールに巻き付けられたフィルム20の厚さを確認することができる。また、孔12を形成する代わりに、リールプレート1および2を透明または半透明の材料で形成しても同様の効果を得ることができる。
なお、接着テープ4〜6の各々は、同じ厚みを有していてもよいし、互いに異なる厚みを有していてもよい。円板3aと円板3bとの各々は、同じ厚みを有していてもよいし、互いに異なる厚みを有していてもよい。リールコア3を構成する円板の枚数は1枚であっても複数枚であってもよく、求められるリール幅tに応じて適宜変更することができる。キー溝11aおよび13aの数、形状、および形成位置は任意である。
図7は、本発明の一実施の形態におけるリールの他の構成を示す正面図である。図7を参照して、リールプレート1および2の各々にはフィルム20を切断するための切断部材(たとえば刃物など)を挿入するための挿入孔としての孔14が形成されていてもよい。孔14は棒状であり、孔14の端部にはリールコア3の一部が露出している。孔14が形成されていれば、リールコア3に両面テープなどで固定されたフィルム20の先端の余分な部分を、孔14に刃を挿入して容易に切断することができる。フィルムが孔14から巻き崩れないようにするためには、可能な限り孔14の幅t14は狭い方がよいが、刃物挿入による切断作業性を考慮すると、孔14の幅t14は3mm以下であることが好ましい。なお、孔14はリールプレート1および2の少なくとも1ヶ所に設けられればよい。また、リールプレート1および2の孔14は円周方向の同じ位置にあることが望ましい。
本実施の形態におけるリールの寸法の一例を挙げると、リールコア3の厚み(厚みt3aと厚みt5と厚みt3bとの和)は0.5mmであり、接着テープ4および6の各々の厚みt4およびt6は0.06mmである。これにより、リール幅tは0.62mmとなる。またリールプレート1および2の直径は100mm〜250mmであり、厚みは1.5mmである。このリールは0.45mm〜0.50mmの幅dを有するフィルム20を巻き付けるのに適している。
続いて、本実施の形態におけるリールの組立て方法について説明する。
始めに図8を参照して、治具31を準備する。治具31は、たとえば円盤状のベース部分32と、ベース部分32の主面の法線方向に延び、ほぼ円柱形状の突起部33とを有している。突起部33は外径方向に延びるキー33aを有している。すなわち、突起部33は孔11および13と嵌め合わされる形状を有している。キー33aを形成することによって、各部材のキー溝11aおよび13aを容易に位置合わせすることができる。
始めに図8を参照して、治具31を準備する。治具31は、たとえば円盤状のベース部分32と、ベース部分32の主面の法線方向に延び、ほぼ円柱形状の突起部33とを有している。突起部33は外径方向に延びるキー33aを有している。すなわち、突起部33は孔11および13と嵌め合わされる形状を有している。キー33aを形成することによって、各部材のキー溝11aおよび13aを容易に位置合わせすることができる。
続いて、治具31の突起部33とリールプレート1の孔11とを嵌め合わせることにより、第1フランジとしてのリールプレート1を治具31に配置する。このとき、キー33aはリールプレート1における2つのキー溝11aのどちらかに嵌め合わされる。
次に図9を参照して、リールプレート1における円板3aが接合される箇所に接着テープ4を貼る。続いて、治具31の突起部33と円板3aの孔13とを嵌め合わせることにより、円板3aを治具31に配置する。このとき、治具31のキー33aは円板3aにおける2つのキー溝13aのどちらかに嵌め合わされる。これにより、リールプレート1と円板3aとが接着される。また、円板3aを配置した後で円板3aをリールプレート1に押し付けてもよい。
ここで、接着テープ4は、図9に示すように孔11の外周に沿って円周形状に貼られてもよいし、図10に示すように、孔11の中心Cに関して角度等配(図では4等配)となるように貼られてもよい。これにより、リールプレート1と円板3aとを偏りなく接合することができる。また、図10では4枚の接着テープ4が用いられているが、接着テープ4の枚数は任意である。さらに、リールプレート1の代わりに円板3aに接着テープ4が貼られてもよいし、リールプレート1および円板3aの両方に接着テープ4が貼られてもよい。
次に図11を参照して、円板3aに接着テープ5を貼る。続いて、治具31の突起部33と円板3bの孔13とを嵌め合わせることにより、円板3bを治具31に配置する。このとき、治具31のキー33aは円板3bにおける2つのキー溝13aのどちらかに嵌め合わされる。これにより、円板3aと円板3bとが接着される。また、円板3bを配置した後で円板3bを円板3aに押し付けてもよい。
接着テープ5を貼り付ける位置は、接着テープ4と同様の位置を採用することができ、正面(図1)から見て、接着テープ4と重なり合う位置であってもよい。さらに、円板3aの代わりに円板3bに接着テープ5が貼られてもよいし、円板3aおよび3bの両方に接着テープ5が貼られてもよい。
次に図12を参照して、円板3bに接着テープ6を貼る。続いて、治具31の突起部33とリールプレート2の孔11とを嵌め合わせることにより、第2フランジとしてのリールプレート2を治具31に配置する。このとき、治具31のキー33aはリールプレート2における2つのキー溝11aのどちらかに嵌め合わされる。これにより、円板3bとリールプレート2とが接着される。また、リールプレート2を配置した後でリールプレート2を円板3bに押し付けてもよい。
接着テープ6を貼り付ける位置は、接着テープ4と同様の位置を採用することができ、正面(図1)から見て、接着テープ4および5と重なり合う位置であってもよい。接着テープ4〜6の各々を互いに重なり合う位置に貼ることによって、接合する部材を押し付ける際に均一に力を加えることができる。さらに、円板3bの代わりにリールプレート2に接着テープ6が貼られてもよいし、円板3bおよびリールプレート2の両方に接着テープ6が貼られてもよい。
以上の工程によりリールが得られる。なお、図13を参照して、リールが完成した後、治具31を図中下方に引っ張り、リールから外す。これにより、治具31はリールの組立てに繰り返し使用可能となる。
本実施の形態におけるリールおよびリールの組立て方法によれば、リール幅tを接着テープ4〜6の各々の厚みt4〜t6によって微調節することができるので、リール幅tを精度良く調節することができる。また、リールコア3とリールプレート1および2の各々と各々が接着テープのみによって接合されているため、リールコア3とリールプレート1および2の各々とを固定するための固定片が不要であり、部品点数の増加を抑止することができる。
たとえば、7mmの幅dを有するフィルム20を巻き付けるリールを製造する場合、リール幅tは7.5mm〜9mm程度が適当である。この場合には、1.5mmの円板を5枚積層することで7.5mmの厚さが得られ、さらに円板同士の間および円板とリールプレートとの間(5ヶ所)の各々を0.06mmの厚さの接着テープで接着することにより、0.06mm×5=0.30mmの厚さが得られる。その結果、7.5mm+0.30mm=7.8mmのリール幅tを有するリールを製造することができる。また、接着テープの厚さおよび枚数を調節することにより、リール幅tの微調節が可能である。さらに、円板の積層枚数を減らすために、1.5mmの厚みの円板5枚を用いる代わりに、7.5mmの厚みの円板1枚を用いてもよい。
なお、本実施の形態における治具31は、突起部33を孔11および13に挿入することにより各部材の位置合せをするものであるが、本発明の治具としてはこのような場合の他、たとえば各部材の外周で位置合わせするものであってもよい。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
本発明は、ACFを巻き付けるためのリールおよびリールの組立て方法として適している。
1,2 リールプレート、3 リールコア、3a,3b 円板、4〜6 接着テープ、11〜14 孔、11a,13a キー溝、20 フィルム、31 治具、32 ベース部分、33 突起部、33a キー。
Claims (9)
- 芯体と、
前記芯体の両側に配置されたフランジと、
前記芯体と前記フランジの各々とを接着する接着テープとを備え、
前記芯体と前記フランジの各々とは、前記接着テープのみによって接合されていることを特徴とする、リール。 - 前記芯体および前記フランジは樹脂または金属よりなることを特徴とする、請求項1に記載のリール。
- 前記芯体は複数の円板を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のリール。
- 前記フランジ部の各々は、前記芯体に巻き付けられる部材を切断するための切断部材を挿入するための挿入孔を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のリール。
- 第1フランジを治具に配置する工程と、
前記第1フランジまたは芯体のうち少なくともいずれか一方に接着テープを貼る第1接着テープ工程と、
前記芯体を前記治具に配置することにより前記第1フランジと前記芯体とを接着する工程と、
前記芯体または第2フランジのうち少なくともいずれか一方に接着テープを貼る第2接着テープ工程と、
前記第2フランジを前記治具に配置することにより、前記芯体と前記第2フランジとを接着してリールを得る工程と、
前記リールから前記治具を外す工程とを備える、リールの組立て方法。 - 前記第1フランジ、前記芯体、および前記第2フランジの各々は孔を有し、かつ前記治具は前記孔と嵌め合わされる突起部を有することを特徴とする、請求項5に記載のリールの組立て方法。
- 前記第1フランジ、前記芯体、および前記第2フランジの各々の前記孔はキー溝を有し、かつ前記突起部は前記キー溝と嵌め合わされるキーを有することを特徴とする、請求項6に記載のリールの組立て方法。
- 前記第1接着テープ工程において、前記孔の中心を基準として角度等配となるように前記接着テープを貼ることを特徴とする、請求項6または7に記載のリールの組立て方法。
- 前記第1接着テープ工程において、前記孔の外周に沿って前記接着テープを貼ることを特徴とする、請求項6または7に記載のリールの組立て方法。
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KR101321842B1 (ko) | 2011-10-21 | 2013-10-23 | 주식회사 세우테크 | 라벨프린터용 롤페이퍼 홀딩 장치 |
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