JP2009113720A - 車両の前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェンダープロテクタの前部の剛性が高く、バリ等の成形不良の発生量を低減することができる車両の前部構造を提供する。
【解決手段】車幅方向に沿って延設されたフロントバンパー1と、前端に設けられた取付部15が前記フロントバンパー1に取り付けられたフェンダープロテクタ3とを備え、前記フェンダープロテクタ3の前部13を前記フロントバンパー1によって覆うと共に、フェンダープロテクタ前部13の車幅方向外側の側端部に、車両外方側へ突出するフランジを形成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の前部構造に関し、更に詳しくは、自動車のフェンダープロテクタの構造に関する。
従来から、自動車のホイールハウスの内周側にフェンダープロテクタを配設する技術が採用されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたフェンダープロテクタは、前端部がフロントバンパーにボルトを介して締結される。
特開平10−203421公報
しかしながら、かかる従来の車両の前部構造にあっては、フェンダープロテクタの前部の剛性が低いため、車両走行時にフェンダープロテクタがガタついて異音が生じるおそれがあった。また、成形時に、フェンダープロテクタの前部の端縁にバリが発生するおそれがあり、バリ発生時には、バリを除去する作業が必要であった。
そこで、本発明は、フェンダープロテクタの前部の剛性が高く、バリ等の成形不良の発生量を低減することができる車両の前部構造を提供するものである。
本発明に係る車両の前部構造は、車幅方向に沿って延設されたフロントバンパーと、前端に設けられた取付部が前記フロントバンパーに取り付けられたフェンダープロテクタとを備え、前記フェンダープロテクタの前部を前記フロントバンパーによって覆うと共に、フェンダープロテクタ前部の車幅方向外側の側端部に、車両外方側へ突出するフランジを形成したことを特徴とする。ここで、前記「車両外方側」へとは、「車両前方側」又は「車幅方向外側」を意味するものとする。
本発明に係る車両の前部構造によれば、フェンダープロテクタの側端部に、車両外方側へ突出するフランジを形成しているため、フェンダープロテクタの前部の剛性が向上する。従って、車両走行時におけるフェンダープロテクタのガタつきによる異音が大幅に低下する。また、フェンダープロテクタの前部がフロントバンパーによって覆われているため、車両の外観が低下することがない。
また、フェンダープロテクタの側端部には、フランジが設定されているため、成形時において、側端部にバリ等の成形不良が発生しにくくなるという効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は、本発明の実施形態による車体前部を左側方から見た側面図である。
車両前端には、車幅方向に沿ってフロントバンパー1が延設されており、該フロントバンパー1の後側には、側面視略半円状に形成された本実施形態によるフェンダープロテクタ3が配設されている。
前記フロントバンパー1の車幅方向端部側における後端部5の端縁には、車幅方向内側に向けて折れ曲がった屈曲部7が形成されている。これらのフロントバンパー1の後端部5及び屈曲部7によってフェンダープロテクタ3の前部が覆われている。
図2は、本発明の実施形態によるフェンダープロテクタとフロントバンパーを示す分解斜視図である。
フロントバンパー1の下端からは、フロントバンパー1の背面側(車両後方及び車幅方向内側)に向けて底面9が延設され、該底面9には、3つの取付穴11が穿設されている。一方、フェンダープロテクタ3の前部13の下端には、車両前方に延びる取付部15が形成され、該取付部15には、前記底面9の取付穴11に対応した位置に支持穴17が3つ形成されている。そして、フェンダープロテクタ3の取付部15をフロントバンパー1の底面9の上に載置し、互いの取付穴11及び支持穴17同士を合致させた状態で車両下側から図外の締結部材を挿入及び嵌合させることによって、フェンダープロテクタ3の前部13をフロントバンパー1の底面9に支持している。
図3は本発明の実施形態によるフェンダープロテクタを示す斜視図である。
このフェンダープロテクタ3は、車両左側に配設されるものであり、車両右側にも同様のフェンダープロテクタが配設されている。フェンダープロテクタ3には、剛性を向上させることを目的として、車幅方向に沿って複数のビード19が形成されている。該ビード19は、フェンダープロテクタ3の外方側に向けて、即ち、フェンダープロテクタ3の前部においては車両前方側に向けて、上部においては上方側に向けて、後部においては後方側に突出して設けられている。
また、フェンダープロテクタ3の前部13の左端部には、車両前方に突出するフランジ21が上下方向に沿って形成されている。このフランジ21は、車両前方に向けて突出して形成されている。なお、フランジ21を車幅方向外側に向けて突設させても良い。
図4は図3の要部を拡大した斜視図、図5は図4のA−A線による断面図、図6は図4のB−B線による断面図、及び、図7は図4のC−C線による断面図である。
これらの図に示すように、フェンダープロテクタ3の車幅方向端部の前部13は、フロントバンパー1の車幅方向端部の後端に形成された屈曲部7によって覆われており、また、前部に設けられたフランジ21は、上部側の高さが下部側よりも高く設定されている。具体的には、図5に示すフランジ21aの高さH1は、図6に示すフランジ21bの高さH2及び図7に示すフランジ21cの高さH3よりも高く設定されている。
また、図5〜図7に示すように、フェンダープロテクタ3の左端部は、フロントバンパー1の屈曲部7によって覆われており、このフロントバンパー1で覆われたフェンダープロテクタ3の前部13においては、他の一般部よりもビード19の高さが低く設定されているか、又はビード19の一部を切除している。
図5においては、ビード19の左端部19aの高さは、一般部のビード19の高さよりも低く設定されている。図6においては、屈曲部7で覆われた部分のうち、車幅方向で約半分程度しかビード19を形成していない。図7においては、屈曲部7で覆われた部分のうち、左端部はビード19が形成されていない。
図8は本発明の実施形態によるフェンダープロテクタのフランジを成形する状態を概略的に示す金型の断面図である。
この金型23は、上側に配置された上型25と、下側に配置された下型27とから構成され、これらの上型25と下型27とを閉じたときには、金型内部にフェンダープロテクタ3を成形するキャビティ29が形成される。そして、このキャビティ29内に溶融樹脂(図示せず)を充填して硬化させたのち、金型23を矢印方向に開放すると、端部にフランジ21を有するフェンダープロテクタ3が成形される。この場合、最終的にフランジになる屈曲したキャビティ29a内に溶融樹脂が充填されるため、フランジ21にバリが発生しにくくなる。
一方、図9は比較例に係るフェンダープロテクタの側端部を成形する状態を概略的に示す金型の断面図である。
この金型31では、端部にフランジがないフェンダープロテクタを成形するが、端部に対応するキャビティ29部分から上型33と下型35との隙間37を介して溶融樹脂が隙間内に流れ出すため、フェンダープロテクタの端部にバリが発生しやすくなる。
以下に、本発明の実施形態による作用効果を説明する。
前記フェンダープロテクタ3のフランジ21は、上部側の高さが下部側の高さよりも高く設定されているため、上部側を中心として下部側を弾性変形させ易くなる。従って、予め、フロントバンパー1が車体側に取り付けられている場合には、フェンダープロテクタ3の前部を変形させてフロントバンパー1の内側に入れることができ、フェンダープロテクタ3の組付作業性が向上する。
また、前記フェンダープロテクタ3に、車幅方向に沿って延びるビード19を形成すると共に、フロントバンパー1の屈曲部7で覆われたフェンダープロテクタ3の前部においては前記ビード19の少なくとも一部を切除している。前記ビード19を形成することによって、フェンダープロテクタ3の面剛性を向上させることができ、冠水路走行時の水圧によるフェンダープロテクタ3の変形や破損を防止できる。また、フロントバンパー1の屈曲部7で覆われたフェンダープロテクタ3の前部においては、フロントバンパー1の屈曲部7により変形が抑えられるため、ビード19による面剛性向上を図る必要性はあまり高くなく、ビード19を切除しても問題ない。その一方、ビード19を切除することによって、フランジ21が成形しやすくなるという効果を得ることができる。
なお、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の技術思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、図10に示すように、フェンダープロテクタ39の車幅方向端部の前部に形成したフランジ41の高さを、上部側と下部側とで略同一高さに設定しても良い。この場合においても、フェンダープロテクタ39の前部の剛性を高く保持し、フランジ41にバリが発生することがない。
本発明の実施形態による車体前部を左側方から見た側面図である。 本発明の実施形態によるフェンダープロテクタとフロントバンパーを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態によるフェンダープロテクタを示す斜視図である。 図3の要部を拡大した斜視図である。 図4のA−A線による断面図である。 図4のB−B線による断面図である。 図4のC−C線による断面図である。 本発明の実施形態によるフェンダープロテクタのフランジを成形する状態を概略的に示す金型の断面図である。 比較例に係るフェンダープロテクタの側端部を成形する状態を概略的に示す金型の断面図である。 本発明の他の実施形態によるフェンダープロテクタの側端部を拡大した斜視図である。
符号の説明
1…フロントバンパー
3,39…フェンダープロテクタ
13…前部
15…取付部
19…ビード
21,41…フランジ

Claims (3)

  1. 車幅方向に沿って延設されたフロントバンパーと、前端に設けられた取付部が前記フロントバンパーに取り付けられたフェンダープロテクタとを備え、
    前記フェンダープロテクタの前部を前記フロントバンパーによって覆うと共に、フェンダープロテクタ前部の車幅方向外側の側端部に、車両外方側へ突出するフランジを形成したことを特徴とする車両の前部構造。
  2. 前記フェンダープロテクタのフランジは、上部側の高さが下部側の高さよりも高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両の前部構造。
  3. 前記フェンダープロテクタに、車幅方向に沿って延びるビードを形成すると共に、フロントバンパーで覆われたフェンダープロテクタの前部においては前記ビードの少なくとも一部を切除したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の前部構造。
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