JP2009103924A - 検出装置、画像処理装置および画像形成装置 - Google Patents

検出装置、画像処理装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で迅速にパターン画像を検出する。
【解決手段】第1検出方式に従う第1検出センサ31は、中間転写ベルト15の表面のブラック以外の色のトナー像の濃度を読み取るべく、ブラック以外の色の濃度検出パターン画像C1〜C4、M1〜M4、Y1〜Y4の濃度を読み取る。一方、第2検出方式に従う第2検出センサ32aおよび32bは、位置検出パターン画像を読み取って位置を検出し、且つ、ブラックの濃度検出パターン画像K1〜K4の濃度を読み取る。このような構成によれば、検出方式に応じて、検出センサが濃度を読み取り可能な色のパターン画像の濃度を読み取り、且つ、第2検出センサ32aおよび32bは濃度検出パターン画像の濃度と、位置検出画像の位置とを検出できるから、簡易な構成でも迅速にパターン画像を検出することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、検出装置、画像処理装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置は、トナー像の濃度が目標とする濃度から乖離する濃度ずれや、トナー像の形成位置が目標とする位置からずれる位置ずれを検出して補正する機能を備えている。具体的には、画像形成装置は、色毎に所定のパターン画像を像保持体に形成し、これを光学センサによって読み取る。そして、読み取ったパターン画像の濃度や位置が、目標とする濃度や位置に近づくように、画像データを補正する。
特許文献1には、位置を検出する第1のセンサと、位置及び濃度を検出する第2のセンサとを有した画像形成装置において、位置を正反射光によって検出し、黒色のトナー像の濃度を正反射光によって検出し、黒色以外のトナー像の濃度を拡散反射光によって検出するという技術が開示されている。
特開2004−252321号公報
ところが、特許文献1記載の技術において濃度を検出する手段としては、第2のセンサしか用意されていないから、この第2のセンサが例えば、Y,M,C,Kといった全ての色のトナー像の濃度を検出しなければならない。一般に濃度検出においては、各色で濃度を段階的に変化させた複数のトナー像を順次読み取っていく必要があるが、この読み取りのための第2のセンサが1つだけでは、読み取り処理に要する時間が長くなってしまうという問題がある。
また、特許文献1記載の技術において濃度を検出するセンサは、正反射光と拡散反射光との両方を検出可能な構成である必要があるため、製造乃至調達コストがかかり、設置スペースも大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、従来よりも簡易な構成で迅速にパターン画像を検出することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、光を照射する照射手段と、前記像保持体に形成された第1の濃度検出画像に対応する位置に設けられた第1の検出手段であって、当該第1の濃度検出画像の濃度を読み取るための第1の検出方式に従って、前記照射手段から当該第1の濃度検出画像に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第1の濃度検出画像の濃度を検出してその検出結果を出力する第1の検出手段と、前記像保持体に形成された第2の濃度検出画像及び位置検出画像に対応する位置に設けられた第2の検出手段であって、当該第2の濃度検出画像の濃度及び前記位置検出画像の位置を読み取るための第2の検出方式に従って、前記照射手段から前記第2の濃度検出画像又は前記位置検出画像に対して光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第2の濃度検出画像の濃度と、前記位置検出画像の位置を検出して、それらの検出結果を出力する第2の検出手段とを備えることを特徴とする検出装置を提供する。
本発明の検出装置において、前記第1の濃度検出画像が黒色のトナーの濃度を検出するための画像であり、前記第1の検出手段は、前記第1の濃度検出画像からの正反射光、または前記第1の濃度検出画像からの反射光のうち第1の偏向手段によって分離された正反射光成分を受光し、前記第2の濃度検出画像が黒色以外の色のトナーの濃度を検出するための画像であり、前記第2の検出手段は、前記第2の濃度検出画像からの拡散反射光、または濃度検出画像からの反射光のうち第2の偏向手段によって分離された拡散反射光成分を受光することを特徴とする。また、前記第1の濃度検出画像が黒色以外の色のトナーの濃度を検出するための画像であり、前記第1の検出手段は、前記第1の濃度検出画像からの拡散反射光、または前記第1の濃度検出画像からの反射光のうち第1の偏向手段によって分離された拡散反射光成分を受光し、前記第2の濃度検出画像が黒色のトナーの濃度を検出するための画像であり、前記第2の検出手段は、前記第2の濃度検出画像からの正反射光、または前記第2の濃度検出画像からの反射光のうち第2の偏向手段によって分離された正反射光成分を受光するようにしてもよい。
上記構成の検出装置において、前記像保持体において、前記第1の検出手段を挟む位置に、前記第2の検出手段が少なくとも2つ配置されていることを特徴とする。
また、前記第2の検出手段は、前記第2の濃度検出画像の濃度の検出及び前記位置検出画像の位置の検出を連続して行い、前記第1の検出手段は、前記第2の検出手段により濃度が検出される濃度検出画像よりも多く、かつ、前記第1の濃度検出画像が多くの濃度を有するか、階調数が多いか、またはスクリーン数が多いかの少なくともいずれかの条件を満たす前記第1の濃度検出画像から濃度を検出するようにしてもよい。
また、本発明は、上記構成の検出装置と、前記第1の検出手段および前記第2の検出手段によって出力される検出結果に基づいて、前記像保持体に形成される画像の濃度及び位置を補正する補正手段とを備えた画像処理装置を提供する。
また、本発明は、像保持体表面を移動させながら、その移動方向に沿って配置される第1の濃度検出画像からなる画像列と、その移動方向に沿って配置される第2の濃度検出画像及び位置検出画像からなる画像列を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成された前記第1の濃度検出画像、前記第2の濃度検出画像又は前記位置検出画像に光を照射する照射手段と、前記第1の濃度検出画像の濃度を読み取るための第1の検出方式に従って、前記照射手段から当該第1の濃度検出画像に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第1の濃度検出画像の濃度を検出する第1の検出手段と、前記第2の濃度検出画像の濃度及び前記位置検出画像を読み取るための第2の検出方式に従って、前記照射手段から前記第2の濃度検出画像又は前記位置検出画像に対して光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第2の濃度検出画像の濃度と、前記位置検出画像の位置を検出する第2の検出手段と前記第1の検出手段および前記第2の検出手段によって検出された結果に基づいて、前記画像形成手段によって形成される画像の濃度と位置を補正する補正手段とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、本発明は、像保持体表面を移動させながら、その移動方向に沿って配置される複数の濃度検出画像からなる画像列を形成する画像形成手段と、前記保持体表面に光を照射する照射手段と、前記照射手段から前記保持体表面に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて濃度を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された濃度に基づいて、前記検出手段に異常が発生しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって異常が発生していると判断された場合には、当該異常が発生していると判断された検出手段に対応する前記画像列に含まれる濃度検出画像を形成させないように前記画像形成手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
この画像形成装置において、前記検出手段は、前記像保持体表面の前記濃度検出画像が配置されていない領域、または基準となる濃度を有する領域の濃度を検出し、前記判断手段は、前記検出手段によって検出された領域の濃度が、予め決められた第1の濃度よりも高い場合、または、予め決められた第2の濃度よりも低い場合には、前記検出手段に異常が発生していると判断することを特徴とする。また、前記判断手段によって異常が発生していると判断された場合には、異常が発生していると判断された検出手段に前記濃度検出画像の濃度を検出させないよう制御する検出制御手段を備えるようにしてもよい。
また、本発明は、像保持体表面を移動させながら、その移動方向に沿って配置される複数の濃度検出画像からなる画像列を各色毎に形成する画像形成手段と、前記保持体表面に形成された前記濃度検出画像に光を照射する照射手段と、前記照射手段から前記濃度検出画像に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて濃度を検出する検出手段と前記検出手段によって検出された濃度に基づいて、前記画像形成手段に異常が発生しているか否かを、当該画像形成手段が形成する画像の色毎に判断する判断手段と、前記判断手段によって異常が発生していると判断された場合には、異常が発生している色の前記濃度検出画像を形成させないように前記画像形成手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。この画像形成装置において、前記判断手段は、前記検出手段により検出された或る色の前記濃度検出画像の濃度が、当該画像に対して予め決められた濃度よりも低い場合には、前記画像形成手段に異常が発生していると判断することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記画像形成手段は電子写真方式の画像形成手段であって、ロータリー方式の現像手段を複数有することが好ましい。
本発明によれば、従来よりも簡易な構成で迅速にパターン画像を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)第1実施形態
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
(1−1)構成
図1は、画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成部1と、検出部2と、制御部3と、記憶部4と、UI(User Interface)部5と、通信部6とを備えている。
画像形成部1は、供給された原稿画像データに基づいてシートに画像を形成する。検出部2は、後述する各種のパターン画像に光を照射して反射光を受光し、その受光量に応じて画像の濃度や位置を検出して、その検出結果を出力する。制御部3は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)や作業用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)および各種制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)を備え、制御プログラムに記述された手順に従って演算処理を行う。記憶部4は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、各種データを記憶する。UI部5は、タッチパネルや各種ボタンを備え、ユーザからの操作を受け付けるとともに、画像や音声により情報の通知を行う。通信部6は、ネットワークを介して通信を行うためのインターフェース装置である。通信部6は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、図示せぬコンピュータ等の外部装置から画像データを受信する。
図2は、画像形成装置100の構成を示した図である。同図に示されているように、画像形成装置100は、画像形成部1と、給紙部7と、検出部2とを備える。
画像形成部1は、図中の矢印a方向に回転しながらイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎のトナー像が形成される感光体10Y,10M,10C,10Kと、その感光体10Y,10M,10C,10Kを均一に帯電させる帯電器11Y,11M,11C,11Kと、YMCK各色の画像データに基いて変調された露光光を、帯電した感光体10Y,10M,10C,10Kにレーザ光を照射して露光することよりYMCK各色の静電潜像を形成する露光器12Y,12M,12C,12Kと、感光体10Y,10M,10C,10Kに形成された静電潜像をトナーによって現像することで感光体10Y,10M,10C,10Kにトナー像を形成する現像器13Y,13M,13C,13Kと、現像器13Y,13M,13C,13Kに各色のトナーを供給するトナーボックス14Y,14M,14C,14Kとを備えている。
また、画像形成部1は、対向ロール18や駆動ロール19に張架され、感光体10Y,10M,10C,10Kと接触しながら図中の矢印b方向に循環移動する無端状の像保持体として中間転写ベルト15と、中間転写ベルト15を挟んで感光体10Y,10M,10C,10Kと接触部を形成し、この接触部において感光体10Y,10M,10C,10K周面のトナー像を中間転写ベルト15に転写する1次転写ロール16Y,16M,16C,16Kと、中間転写ベルト15を挟んで対向ロール18と接触部を形成し、像保持体である中間転写ベルト15上のトナー像を、給紙部7の用紙トレイ22から複数の搬送ロール21によって搬送されてくる用紙に2次転写する2次転写ロール17とを備えている。
以上のような構成を有する画像形成部1は、制御部3による制御に応じて、濃度検出パターン画像や位置検出パターン画像からなるパターン画像列を中間転写ベルト15の表面に形成する。「濃度検出パターン画像」は、Y、M、C、Kのいずれか1色が一様の濃度を有し、例えば1cm四方で形成された画像のことである。本実施形態において、濃度とは、単位面積当たりの下地(中間転写ベルト15の表面)に対するトナーの被覆率を示し、0%で無色(下地色)を、100%でいわゆるベタ色を表す。「位置検出パターン画像」は、Y、M、C、Kのそれぞれの色について、所定の角度および長さを有する線分が所定の間隔で配置される画像である。
なお、以下では、濃度検出パターン画像と位置検出パターン画像とを特に区別する必要がない場合には、これらを「パターン画像」と総称する。
図3は、中間転写ベルト15の表面に形成されるパターン画像列および検出部2の構成を模式的に表した図である。中間転写ベルト15の表面の移動方向に直交する方向の中央付近の位置には、中間転写ベルト15の表面の移動方向に沿って配置された、C、M、Yの濃度検出パターン画像からなるパターン画像列G1が形成される。このパターン画像列G1に含まれる、正方形の領域で示した各パターン画像の「C」はシアン、「M」はマゼンタ、「Y」はイエローを表し、末尾の数字は濃度の違いを表しており、例えば数値が小さいほど高濃度であることを意味している。例えば「C1」で表されるパターン画像は、濃度100%のシアンのパターン画像であることを示し、「Y2」は濃度75%、「Y3」は濃度50%、「Y4」は濃度25%のイエロー、という具合である。
また、このパターン画像列G1を挟む位置に、中間転写ベルト15の表面の移動方向に沿って配置された位置検出パターン画像およびブラックの濃度検出パターン画像からなるパターン画像列G2が計2列形成される。このパターン画像列G2に含まれる、矩形領域で示した各パターン画像の「K」はブラックを表し、末尾の数字は上記と同様に濃度の違いを表している。
また、図3に示したように、パターン画像列に対応する位置、つまり各パターン画像列に含まれるパターン画像を読み取り可能な位置に、検出部2が設けられている。検出部2は、パターン画像列G1に含まれる濃度検出パターン画像の濃度を読み取るための第1検出センサ31と、パターン画像列G2に含まれる濃度検出パターン画像の濃度を読み取り、且つ、位置検出パターン画像の位置を検出する第2検出センサ32aおよび32bからなる。第1検出センサ31が濃度検出用のセンサであり、第2検出センサ32aおよび32bは濃度検出および位置検出用のセンサである。これらの第2検出センサ32aおよび32bは、各列のパターン画像を読み取ることができるように、第1検出センサ31を挟む位置に、計2列に設けられている。
なお、以下では同じ構成である第2検出センサ32aと32bとを特に区別する必要がない場合には、「第2検出センサ32」と総称する。
ここで、検出部2が有する第1検出センサ31および第2検出センサ32の構成について説明する。
図4は、第1検出センサ31の構成を説明する図である。第1検出センサ31は、発光素子311と、受光素子312と、A/D変換回路313とを備えている。発光素子311は、例えばLED(発光ダイオード)であり、入射角θ1で中間転写ベルト15の表面に対して光を照射する位置に設けられている。受光素子312は、発光素子311がパターン画像に光を照射したときの反射光を、反射角θ2(ただし、θ1≠θ2)で受光する位置に設けられており、受光した反射光の量に応じた大きさの電圧を出力する。A/D変換回路313は、受光素子312によって出力された電圧に対して、A/D変換を施して、制御部3に出力する。このように、発光素子312が照射する光の入射角と異なる反射角の反射光を受光する方式を、以下では「第1検出方式」という。この第1検出方式においては、受光素子312は、拡散反射光を主に含んでいる反射光を受光する。受光素子312は、第1検出方式に従って反射光を受光すると、濃度検出パターン画像がブラックでないトナー象(つまり、C、M、Y)である場合には、その濃度に応じて拡散反射光成分が変化するため、受光量に基づいて濃度を検出することができる。ブラックの場合は、トナーに照射された光は吸収されてしまうので、拡散反射光成分では正確に濃度を読み取ることができない。
次に、図5は、第2検出センサ32の構成を説明する図である。第2検出センサ32は、発光素子321と、受光素子322と、A/D変換回路323とを備える。各素子のはたらきは、第1検出センサ31とほぼ同じであるが、発光素子321は、入射角θ3で中間転写ベルト15の表面に対して光を照射する位置に設けられている。受光素子322は、発光素子321がパターン画像に光を照射したときの反射光を、入射角と同じ反射角θ3で受光する位置に設けられており、受光した反射光の量に応じた大きさの電圧を出力する。A/D変換回路323は、発光素子322によって出力された電圧に対して、A/D変換を施してから、制御部3に出力する。このように、発光素子321が照射する光の入射角とほぼ同じ反射角の反射光を受光素子322が受光する方式を、以下では「第2検出方式」という。この第2検出方式においては、受光素子322は正反射光を主に含む反射光を受光する。受光素子322は、第2検出方式に従って反射光を受光すると、濃度検出パターン画像がブラックであれば、その濃度に応じて正反射光成分が変化するため、受光量に基づいて濃度を検出することができる。一方、濃度検出パターン画像がブラックでない場合には、濃度を正確に読み取ることができない。
以上のような構成を有する検出部2は、図3の矢印b方向に移動する中間転写ベルト15の表面のパターン画像を順次読み取ることにより、パターン画像の濃度の読み取りや位置の検出を行う。第1検出センサ31は、パターン画像列G1に含まれる濃度検出パターン画像C1〜C4、M1〜M4,Y1〜Y4という順で、濃度を読み取る。第2検出センサ32aおよび32bは、パターン画像列G2に含まれる位置検出パターン画像の位置を検出し、それが終わると、濃度検出パターン画像K1〜K4の濃度検出パターン画像の濃度を読み取ることになる。第1検出センサ31、第2検出センサ32aおよび32bは、検出結果を制御部3に出力する。制御部3は、検出部2による検出結果に基づいて、画像の濃度ずれ量や位置ずれ量を算出し、これに基づいて濃度ずれおよび位置ずれ補正するための補正量を求める。画像形成装置100が行う、これら一連の処理のことを、以下では「セットアップ処理」という。
(1−2)動作
次に、画像形成装置100が行うセットアップ処理の手順について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、制御部3は、セットアップ処理を行うタイミングであるか否かを判断する(ステップSA1)。セットアップを行うタイミングとは、例えば、画像形成装置1の電源がONされたときや、トナーの補給時や部材の交換時、温度や湿度などの環境の急激な変化があった場合や、予め決められた所定の期間ごと(例えば1日に1回など)や、所定枚数印刷したときなど、画像の濃度のずれや位置のずれの変化が現れやすいタイミングで行うことが好ましい。
制御部3は、セットアップ処理を行うタイミングでないと判断すると(ステップSA1;NO)、通信部6を介して画像形成対象の画像データが供給されたか否かを判断する(ステップSA7)。ここで、制御部3は、画像形成対象の画像データが供給されていないと判断すると(ステップSA7;NO)、セットアップ処理の実行タイミング、又は画像形成対象の画像データが供給されるまで待機する。制御部3は、画像形成対象の画像データが供給されたと判断すると(ステップSA7;YES)、前回のセットアップ処理において記憶部4に記憶された補正量に基づいて画像データを補正し、画像形成部1に画像を形成させる(ステップSA8)。
一方、ステップSA1において、制御部3は、セットアップ処理を実行するタイミングであると判断すると(ステップSA1;YES)、図3に示したようなパターン画像列G1およびG2を、中間転写ベルト15の表面に形成させる(ステップSA2)。そして、中間転写ベルト15が移動され、制御部3は、検出部2に対して濃度検出パターン画像の濃度の読み取りや、位置検出パターン画像の位置検出を行わせる(ステップSA3)。これに応じて、検出部2によってパターン画像が順次読み取られ、検出結果が制御部3に出力される。
検出部2によって全てのパターン画像が読み取られると、次に、制御部3は、読み取った濃度検出パターン画像の濃度および位置検出パターン画像の位置と、これらの目標値とを比較することにより、濃度ずれ量および位置ずれ量を算出する(ステップSA4)。この濃度ずれ量と位置ずれ量に基づいて、制御部3は、濃度検出パターン画像の濃度および位置検出パターン画像の位置とが目標値に一致するように補正量を算出し(ステップSA5)、この補正量を記憶部4に記憶させる(ステップSA6)。そして、制御部3は、画像形成対象となる画像データが供給されると、上記補正量に基づく補正を行って、画像形成部1に画像を形成させる。
濃度を補正する際には、制御部3は、画像形成部1の帯電器11Y,11M,11C,11Kにおける帯電電位、露光器12Y,12M,12C,12Kにおける露光電位、現像器13Y,13M,13C,13Kにおける現像バイアス電位、またはトナーボックス14Y,14M,14C,14Kにおけるトナー供給量等の少なくとも一つを調整させることにより、濃度が目標値と一致するよう制御を行う。また、画像データそのものに対して補正量に相当する補正を行うなどとしてもよい。この補正に用いられる各値や目標値等は、記憶部4などにあらかじめ記憶されている。また、画像位置を補正する際には露光器12Y,12M,12C,12Kにおける露光の開始タイミングを調整することで行う。
以上説明した第1実施形態によれば、第1検出センサ31は、第1検出方式に従って、ブラック以外の色の濃度検出パターン画像の濃度を読み取る。第2検出センサ32は、第2検出方式に従って、位置検出パターン画像の位置の検出と、ブラックの濃度検出パターン画像の濃度を検出する。この構成によれば、正反射光成分を主に含む反射光を検出するセンサと、拡散反射光成分を主に含む反射光を検出するセンサをそれぞれ2種類用意すればいいので、従来のように、濃度を検出するセンサを、正反射光と拡散反射光との両方を検出可能な構成にする必要がない。
また、図3に示したように、第1の検出センサ31と第2検出センサ32とが、Kと、Y,M,Cとを分担して濃度を読み取るから、読み取り処理に要する時間を従来よりも短縮することができる。さらに、第2の検出センサ32がパターン画像を読み取る時間が、第1の検出センサ31がパターン画像を読み取る時間に比べて長い場合、第1の検出センサ31で読み取るパターン画像を多く作成し、1色についてより多くの濃度の濃度検出パターン画像を読み取ることができる。例えば、ブラックの濃度検出パターン画像を4個として、C,M,Yの数を5個ずつにしても、パターン画像の検出に要する時間を長くすることなく、トナー像の濃度ずれをより精度良く検出することができる。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態において、検出部2以外の構成は、上述した第1実施形態の画像形成装置1と同じである。
図7は、中間転写ベルト15の表面に形成されるパターン画像と検出部2aの構成とを模式的に表した図である。図7に示したように、中間転写ベルト15の表面の主走査方向の中央付近の位置には、その表面の移動方向に沿って、Kの濃度検出パターン画像からなるパターン画像列G1aが形成される。また、このパターン画像列G1aを挟む位置には、中間転写ベルト15の表面の移動方向に沿って位置検出パターン及びC、M、Yの画像濃度検出パターン画像からなる2列のパターン画像列G2aが形成される。
検出部2aは、パターン画像列G1aに含まれる濃度検出パターン画像の濃度を読み取るための第2検出センサ32と、パターン画像列G2aに含まれる濃度検出パターン画像の濃度を読み取る。また、第1検出センサと同等の機能を有する第1検出センサ31aおよび31bが、位置検出パターン画像の位置を検出する。本実施形態では、第2検出方式に従う第2検出センサ32が濃度検出用のセンサとして機能し、第1検出方式に従う第1検出センサ31が濃度および位置検出用のセンサとして機能する点で第1実施形態と異なる。
なお、以下では同じ構成である第1検出センサ31aと31bとを特に区別する必要がない場合には、「第1検出センサ31」と総称する。
以上のような構成を有する検出部2aは、図7の矢印b方向に移動する中間転写ベルト15の表面のパターン画像を順次読み取ることにより、パターン画像の濃度や位置の検出を行う。第2検出センサ32は、パターン画像列G1aに含まれる濃度検出パターン画像K1〜K4の濃度を読み取る。一方、第1検出センサ31は、パターン画像列G2aに含まれる位置検出パターン画像の位置を検出し、その後に濃度検出パターン画像C1〜C4、M1〜M4,Y1〜Y4の濃度を読み取る。第2検出センサ32は、第1検出センサ31による位置検出パターン画像の位置検出が終了してから、パターン画像列G1aに含まれるK1〜K4の濃度検出パターン画像の濃度の読み取りを開始する。
続いて、本実施形態の動作について、第1実施形態と異なる点について説明する。本実施形態では、図6のステップSA2において、制御部3は、画像形成部1に図7に示したパターン画像列G1aおよびG2aを形成させる。そして、ステップSA3において、制御部3は、検出部2aの第2検出センサ32にパターン画像列G1aを読み取らせ、第1検出センサ31aおよび31bにパターン画像列G2aを読み取らせる。そして、制御部3はこれらの検出結果に基づいてセットアップ処理を行う。
以上説明した第2実施形態によれば、濃度検出パターン画像と位置検出パターン画像とを読み取る第1検出センサ31aおよび31bが、濃度検出パターン画像C、M、Yの濃度を読み取る。この構成を採ることにより、制御部3は、中間転写体15の主走査方向の位置の両端付近で濃度を検出させるから、これらの濃度差に応じて主走査方向の濃度ムラを検出することができ、トナー像の濃度をより良好に補正することができる。
(3)第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、検出センサによる検出結果に基づいて、セットアップ処理において、装置内に何らかの異常が発生していると判断した場合には、セットアップの一部または全ての過程を中止する。
(3−1)構成
本実施形態に係る画像形成装置は、画像形成部1以外の構成は上述した第1実施形態の画像形成装置100と同じであるが、図8に示したように、画像形成部1aは、いわゆるロータリー方式の現像装置により構成されている。
画像形成部1aは、電子写真方式の画像形成手段であって、感光体10と、帯電器11と、露光器12と、現像ユニット131C、131M、131Yおよび131Kと、一次転写ロール16と、検出部2とを備える。感光体10は,表面に電荷受容体としてOPC(Organic Photo Conductor:有機光導電体)からなる光導電層が形成された像保持体であり、図中の矢印Cの方向に回転される。帯電器11は帯電ローラを備えており、感光体ドラム10表面を一様に帯電させる。露光器12はレーザダイオードにより感光体ドラム10に光を照射し、その表面に所定の電位の静電潜像を形成する。現像ユニット131C、131M、131Yおよび131Kは、それぞれ異なる色のトナーを収容するとともに感光体ドラム10表面との間に所定の電位差(現像バイアス)を生じさせ、この電位差により感光体ドラム10表面に形成された静電潜像にトナーを付着させることによってトナー像を形成する。一次転写ロール16は、中間転写ベルト15が感光体ドラム10と対向する位置において所定の電位差(一次転写バイアス)を生じさせ、この電位差により中間転写ベルト15の表面にトナー像を転写させる。検出部2は、上述した第1実施形態と同様の構成を有している。
図9は、中間転写ベルト15の表面に形成されるパターン画像と検出部2の構成とを模式的に表した図である。図9に示したように、中間転写ベルト15の表面の主走査方向の中央付近の位置には、その表面の移動方向に沿って、C1〜C4,M1〜M4,Y1〜Y4の濃度検出パターン画像からなるパターン画像列G1bが形成される。また、このパターン画像列G1bを挟む位置には、中間転写ベルト15の表面の移動方向に沿って、C,M,Yの位置検出パターン画像、濃度検出パターン画像K1〜K4、Kの位置検出パターンが順次配置されるパターン画像列G2bが形成される。なお、同図においては、図が煩雑になるのを防ぐために、位置検出パターン画像の数を図3および図7に示した場合よりも少なくしているが、この数は図3、7と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
検出部2の第1検出センサ31は、パターン画像列G1bを読み取り、第1検出センサ31を挟む位置に設けられた2つの第2検出センサ32は、パターン画像列G2bを読み取る。この画像形成装置の現像装置はロータリー方式であるため、それぞれのパターン画像列について、中間転写ベルト15の移動方向に対して、順にCのパターン画像、Mのパターン画像、Yのパターン画像、Kのパターン画像と形成される。具体的には、まず、現像ユニット131Cに収容されたトナーが感光体10を経て、中間転写ユニット15に転写されることにより、第1検出センサ31に対応する位置に濃度検出パターン画像C1〜C4、第2検出センサ32に対応する位置にCの位置検出パターン画像が形成される。続いて、現像ユニット131Mに収容されたトナーが感光体ドラム10を経て、中間転写ユニット15に転写されることにより、第1検出センサ31に対応する位置に濃度検出パターン画像M1〜M4、第2検出センサ32に対応する位置にMの位置検出パターン画像を形成される。以降、Y,Kとパターン画像が形成される。また、Cのパターン画像よりも移動方向に対して上流側にある領域は画像が配置されておらず、中間転写ベルト15の表面が露出した領域であるとする。
(3−2)動作
次に、本実施形態のセットアップ処理の手順について、図10のフローチャートおよび図9を用いて、セットアップ処理の流れを時系列的に表した図を参照しつつ説明する。
まず、制御部3は、第1検出センサ31と第2検出センサ32a,32bに、図9に示したような、パターン画像が形成されていない中間転写ベルト15の表面の濃度を読み取らせる。制御部3は、読み取った濃度DNが予め決められた異常の発生と判断する最高基準となる濃度TH1(第1の濃度)よりも高いか否かを判断する(ステップSB1)。制御部3は、ある検出センサによって検出された濃度DNが最高基準濃度TH1よりも大きいと判断すると(ステップSB1;YES)、この検出センサに対応するセットアップ処理を全て中止する(ステップSB6)。具体的には、制御部3は、この検出センサによる検出動作を中止させるとともに、その読み取りの対象となるパターン画像を形成させないよう画像形成部1aを制御する。ここでは、トナー像が配置されていない領域は中間転写体15そのものの濃度を読み取っているから、その値は予め決まっている。よって、検出センサによって検出された濃度DNが最高基準濃度TH1よりも高い場合には、検出センサ自体に異常が発生している可能性が高いから、検出結果が信頼性が低いといえる。
一方、制御部3は、濃度DNが最低基準濃度TH1よりも高くないと判断すると(ステップSB1;NO)、濃度DNが異常の発生と判断する最最低基準となる濃度TL1よりも低いか否かを判断する(ステップSB2)。これも、検出センサによる濃度の検出結果と、中間転写体15の濃度とに基づいて、検出センサに異常が発生しているか否かを判断するための処理である。
ここで、制御部3は、濃度DNが最低基準濃度TL1(第2の濃度)よりも低いと判断すれば(ステップSB2;YES)、ステップSB6に進む。一方、制御部3は、濃度DNが最高基準濃度TL1(第2の濃度)よりも低くないと判断すると(ステップSB2;NO)、検出センサには異常は発生していないことになる。また、検出センサの異常検出の為に濃度を読み取られる部位は、基準となる濃度を有していれば、例えば基準板等の別途設けられた部材であってもよい。
続いて、制御部3は、図9に示したパターン画像列G1b,G2bに含まれるパターン画像を中間転写ベルト15の表面に順次形成させつつ、これらのパターン画像を検出センサ31,32に順次読み取らせる(ステップSB3)。制御部3は、この読み取りにおいて検出された或る濃度検出パターン画像の濃度Diが、当該パターン画像に対して予め決められた最低基準濃度TLiよりも低いか否かを判断する(ステップSB4)。例えば、制御部3は、検出された濃度検出パターン画像C1の濃度が最低基準濃度TLiよりも低いと判断したとすると(ステップSB4;YES)、画像形成部1aのCの画像を形成するための機構に異常が発生していると判断し、セットアップ処理の一部を中止させる(ステップSB6)。具体的には、濃度検出パターン画像の濃度が最低基準濃度TLiよりも低い場合とは、トナーの残量が少ないかトナー切れの可能性が高く、同色の検出処理はその精度が低いといえる。したがって、制御部3は、異常を検知した色(C)のパターン画像を形成させないように画像形成部1aを制御する。そして、制御部3は、後続する色(Y,K)については、セットアップ処理を継続して、パターン画像を形成させて、検出センサに検出させる。
ステップSB4において、制御部3は、検出された濃度検出パターン画像の濃度Diが最低基準濃度TLiよりも低くないと判断すると(ステップSB4;NO)、続いて、トナー像が形成されていない中間転写ベルト15の1周分の表面の濃度を読み取り、最高濃度と最低濃度との差分ΔDを求め、差分ΔDが基準値よりも高いか否かを判断する(ステップSB5)。制御部3は、差分ΔDが基準値よりも大きいと判断すると(ステップSB5;YES)、セットアップ処理を中止させる(ステップSB6)。中間転写ベルト15の表面のトナー像が形成されていない位置の濃度に大きな差分が存在するということは、検出センサの濃度の読み取り結果に比較的大きな濃度ムラが含まれており、中間転写ベルト15の一部の領域の反射率が不良であるといえる。この場合、反射率が不良な部位に形成された濃度パターン検出画像から正確な濃度を読み取ることは困難なので、制御部3は、画像形成部1aに、後続する濃度検出パターン画像を形成させないよう制御する。ただし、この場合、濃度の信頼性は低いが、位置検出パターン画像に基づく位置検出の精度にはさほど影響はないため、制御部3は、全ての色について、位置検出パターン画像の位置検出のみを行う。
一方、制御部3は、差分ΔDが基準値よりも小さいと判断すると(ステップSB5;NO)、通常のセットアップ処理を行うと判断し、上述した第1および第2実施形態で説明したような方法で補正量を求め、補正量に基づいて画像を形成させる。
以上説明した第3実施形態によれば、各検出センサによる濃度の読み取り結果に応じて、センサに異常が発生すると判断すると、制御部3は、その検出センサにより検出動作を停止させるとともに、読み取りの対象となるパターン画像の形成を中止させる。トナー切れ等の理由により、或る色のパターン画像の濃度が異常であると判断すると、制御部3は、当該色のパターン画像を形成させないように画像形成部1aを制御し、その他の色については通常のセットアップ処理を行わせる。この構成によれば、制御部3は、信頼性の低い検出結果のみを除外してセットアップ処理を行うから、不要なセットアップ処理に要する時間を費やさずに済み、且つ、信頼性の低下している検出手段に対応するパタン画像の形成を行わなくなるので、トナーの無駄な消費などを防ぐことができる。
また、本実施形態では、現像装置の構成をロータリー方式にしているので、例えば図10のステップSB4で濃度検出パターン画像の濃度から画像形成部1aの異常を検知した場合に、この後に形成されるパターン画像の形成を中止する際の効果は、タンデム型の現像装置よりも大きい。図9に示したように、ロータリー方式の現像装置の場合、タンデム型の現像ユニットと異なり、各色別々にパターン画像を形成する必要があるため、複数の色が異なる濃度検出パターン画像を形成する場合に、形成する画像の色を変えるときの時間を要する。これにより、図9の矢印rで図示したような、各色のパターン画像間に比較的大きな間隔ができる。よって、制御部3が画像形成部1aの異常を検知して、これに対応するパターン画像の形成を中止させる場合には、ロータリー方式の現像ユニットの方が、より多くのパターン画像の形成を中止でき、これによって生産性の低減が少なくて済む。
(4)変形例
以上に説明した実施形態の内容を以下のように変形してもよい。これらの変形は、各々を適宜に組み合わせることも可能である。
(4−1)変形例1
上述した実施形態において、第1検出センサ31は、第1検出方式に従って拡散反射光を主に含む反射光を受光して、パターン画像の濃度および位置を検出していたが、これに代えて、偏向素子により正反射光成分を検出するようにした検出センサ(第3検出センサ33)を用いても良い。
ここで、第3検出センサ33の構成について説明する。
図11は、第3検出センサ33の構成を説明する図である。第3検出センサ33は、発光素子331と、受光素子332と、A/D変換回路333と、偏向素子334とを備える。各素子の構成は、第1検出方式に従う第2検出センサ32とほぼ同じである。発光素子331は入射角θ1で中間転写ベルト15の表面に対して光を照射する。受光素子332は、発光素子321がパターン画像に光を照射したときの反射光を、入射角と同じ反射角θ3で受光する位置に設けられており、受光した反射光の量に応じた大きさの電圧を出力する。A/D変換回路333は、受光素子332によって出力された電圧に対して、A/D変換を施してから電圧を出力する。偏向素子334は、反射光の光路上に設けられた特定の偏向面の光を透過するフィルタであって、反射光を拡散反射光成分I1と正反射光成分l2とに分離する。これにより、受光素子332は、反射光のうち拡散反射光成分I1のみを受光する。
ここで、第3検出センサ33によってC,M,Yの濃度検出パターン画像の濃度を検出する原理について説明する。
ブラックでない色のトナーTによってパターン画像が形成されている場合、受光素子332が受光する光には、中間転写ベルト15の表面のトナーからの拡散反射光成分I1と、その近傍のトナーTがない位置からの正反射光成分I2とが含まれる。
より具体的に、図12に示した画像の濃度と、正反射光成分および拡散反射光成分の光量との関係を概略的に表したグラフを用いて説明する。図12に示したように、ブラックでない色のトナーで画像が形成された領域では、正反射光成分は濃度が高くなるにつれて光量が単調減少していくのに対し、拡散反射光成分I1は濃度が高くなるにつれて光量が単調増加する。よって、図12に示したように、画像の濃度と、受光素子332へと向かう拡散反射光成分I1と正反射光成分I2とを含む反射光の光量との関係は、高濃度の領域においてグラフがバスタブ型のような曲線を描き、濃度が高くなるにつれて反射光の光量が減少した後、増加している。これでは、反射光の光量から画像の濃度を一意に特定することが難しい。
そこで、受光素子332が偏向素子334を介した反射光を受光することにより、ブラックでない色の画像の濃度を検出することを可能にしている。偏向素子334は、所定の方向の波のみを透過させるような素子配列で構成されており、ここでは、一定の方向の波で表される拡散反射光成分I1を分離して受光素子332へと透過させる。上述のように、拡散反射光成分I1は画像の濃度が高くなるにつれて単調増加するから、受光素子332は反射光のうち拡散反射光成分I1のみを受光することによって、その受光量に基づいて画像の濃度を検出することができる。図3に示した検出部2の第1検出センサ33に代えて第3検出センサ33を適用すると、図13に示したようになり、偏向素子により正反射光成分を検出する場合にも、検出センサ(検出部2b)を代えるだけでよい。
また、発光素子331による照射光が照射される範囲を、レンズやピンホールマスクで絞り込むような構成としてもよい。このような構成によれば、トナーから受光素子332に向けて反射する正反射光成分の光量が小さくなるから、濃度検出パターン画像の濃度の検出の精度をさらに向上させることができる。
また、このような偏向素子を、第1検出センサ31や第2検出センサ32に設けるようにしてもよい。この場合、第1検出センサにおいては、偏向素子には拡散反射光成分を分離して受光素子透過する構成のものが用いられ、第2検出センサにおいては、偏向素子には正反射光成分を分離して受光素子へ透過する構成のものが用いられる。このようにすれば、より精度良く、第1検出センサは拡散反射光成分のみを受光し、第2検出センサは正反射光成分のみを受光することができるから、さらに濃度検出パターン画像の濃度の検出の精度を向上させることができる。
(4−2)変形例2
上述した実施形態では、濃度および位置を検出するセンサ(第1実施形態における第2検出センサ32aおよび32b、第2実施形態における第1検出センサ31aおよび31b)は、両方のセンサが濃度検出パターン画像の濃度を検出していたが、いずれか一方のみが濃度を検出するようにしてもよい。このとき、検出に用いないパターン画像も形成しなくてよい。この場合にも、制御部3は、目標とする濃度からの濃度ずれを検出できるから、例えば濃度ずれを精密に補正する必要がない場合などには、処理に要する時間の為にこのように動作させてもよい。
(4−3)変形例3
上述した実施形態では、図3および7に示したパターン画像列を一例として説明したが、濃度検出パターン画像と位置検出パターン画像との順序が逆であってもよいし、色ごとの配置方法もこれらに限らない。また、パターン検出画像の濃度が異なっていてもよいし、位置検出画像の形状は線分で表されていたが、V字形状のものであってもよい。
また、パターン画像の数は、上述した実施形態に限らずいかなる数であってもよい。例えば、図3においては、第2検出センサ32aおよび32bがブラックの濃度を検出している間は、第1検出センサ31はパターン画像の検出を行っていない、図7においては、第2検出センサ32がパターン画像を読み取っている間は、第1検出センサ31がパターン画像の検出を行っていない。よって、図3および図7の矢印Aに相当する位置を利用して更に多くの濃度検出パターン画像の濃度を検出してもよい。例えば図3に示したパターン画像列G1に含まれるC,M,Y,Kの各色の濃度検出パターン画像をそれぞれ1つずつ増やし、図14に示したような濃度検出パターン画像C5,M5、Y5,K5を加えたパターン画像列G1cとしてもよい。
この場合において、第1検出センサ31によって濃度が検出されるパターン画像列G1は、第2検出センサ32によって検出されるパターン画像列G2よりも、多くの濃度の濃度検出パターン画像を有してもいてもよいし、濃度の階調を表す階調数が多くてもよいし、網状や列状等のスクリーン数が多くてもよく、少なくともいずれかの条件を満たしていればよい。このような構成にしても、セットアップ処理に要する時間を長くすることなく、さらにずれ量の検出や算出する補正量の精度を向上させることができる。
(4−4)変形例4
上述した実施形態では、第1検出方式に従う第1検出センサ31がブラック以外のトナー像の濃度を読み取る際には、所定の濃度以上の濃度検出パターン画像のみを読み取るようにしてもよい。このような構成によれば、濃度が低いトナー像については、多少の濃度ずれが現れても高濃度のそれに比べると目立ちにくいから、濃度ずれを目立たせることなく、画像形成装置が行うセットアップ処理の内容を減らすことができる。
(4−5)変形例5
上述した実施形態において、第1検出方式のセンサがブラックの位置検出画像の位置を検出する場合、当該位置検出画像の下地としてC、M、Yのいずれか1色で塗りつぶしておいてもよい。このようにすれば、ブラックとその他の色からの拡散反射光成分の差かから、第1検出方式に従う第1検出センサ31であってもブラックのトナー像の位置ずれを精度良く検出することができる。
(4−6)変形例6
上述した実施形態では、画像の濃度ずれおよび位置ずれを検出して補正する場合について説明したが、近年の画像形成装置においては画像の濃度を検出することのできるセンサを用いて、感光体の感度の感度や帯電電位、現像バイアスの大きさ、トナーの空検知や露光電位のずれなどを検出するものが知られている。よって、第1または第2検出方式に従うセンサによる検出内容に基づいて、制御部3が目標値からのずれを検出できるのであれば、様々な原因による画像劣化を補正するための補正量を求めることができる。
(4−7)変形例7
上述した第3実施形態では、中間転写ベルト15の表面の濃度(パターン画像の濃度も含む)を読み取る場合、制御部3が検出センサによる検出結果に異常が発生すると判断した場合にも、一定時間が経過した後に行った検出結果に基づいて異常が発生していないと判断したら、再び通常のセットアップ処理を行う構成としてもよい。このような構成にすれば、何らかの原因により、制御部3が誤って画像形成部1aに異常が発生すると判断した場合にも、次回以降のセットアップ処理を通常通り行うことができる。
(4−8)変形例8
上述した第3実施形態におけるセットアップ処理の全てまたは一部中止の条件は、上述した実施形態のものに限らない。例えば、制御部3は、或る色のパターン画像の濃度に異常が発生すると判断した場合であっても、全ての色に関するセットアップ処理をすべて中止するようにしてもよい。また、制御部3は、或る色のパターン画像の濃度に異常が発生すると判断した場合に、その色の位置検出パターン画像の形成も中止するようにしてもよい。つまり、全てのセットアップ処理のうち、制御部3によって発生していると判断された画像形成部1aの異常の内容が大きく影響する処理のみを中止し、さほど影響がない処理についてはそのまま実行すればよい。
また、制御部3が画像形成部1aに異常が発生しているか否かを判断する方法は、上述した第3実施形態で説明した方法に限定されない。例えば、色ごとに高濃度から低濃度へと配列された濃度検出パターン画像からなるパターン画像列が形成されている場合に、制御部3は、第2検出センサ32aによって読み取られた1個分の濃度検出パターン画像の濃度を記憶部4に記憶させておく。そして、制御部3は、この後に読み取られた濃度検出パターン画像の濃度が、記憶部4に記憶されている濃度よりも高いと判断した場合に、画像形成部1aに異常が発生していると判断する。つまり、中間転写ベルト15に形成されたパターン画像が、高濃度から低濃度へと遷移しているはずなのに、センサの検出結果がそれとは逆に低濃度から高濃度へと遷移している場合には、画像形成部1aの異常とみなすわけである。
(4−9)変形例9
上述した実施形態では、中間転写ベルト15において、濃度のみを検出する検出センサを挟む位置に、濃度及び位置を検出する2つの検出センサを設ける構成であったが、もちろんこれよりも多い数であってもよい。この場合、各パターン画像列においても、検出センサに合わせた構成となる。この構成においても、濃度検出と、濃度検出および位置検出とを同時に行うことになるので、実施形態と同様の効果を得ることができる。
(4−10)変形例10
上述した実施形態においては、検出装置を一体に構成した画像形成装置を例示して説明したが、例えば、検出装置に相当する構成のみを着脱自在なオプション装置として構成してもよい。すなわち、この検出装置は、上述した検出部2または2aと制御部3とを備え、外部装置である画像形成装置によって形成されたパターン画像に基づいて、画像の濃度ずれや位置ずれを検出すればよい。また、濃度ずれおよび位置ずれを補正する機能を有する画像処理装置に、検出装置を装着させる構成であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示した図である。 同画像形成装置の構成を示した図である。 第1実施形態に係る中間転写ベルトの表面に形成されるパターン画像列とセンサの構成を模式的に表した図である。 第1検出センサの構成を示した図である。 第2検出センサの構成を示した図である。 同実施形態に係る画像形成装置が行うセットアップ処理の手順を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る中間転写ベルトの表面に形成されるパターン画像列とセンサの構成を模式的に表した図である。 第3実施形態に係る画像形成部の構成を示した図である。 同実施形態に係る中間転写ベルトの表面に形成されるパターン画像列とセンサの構成を模式的に表した図である。 同実施形態に係る画像形成装置が行うセットアップ処理の手順を示したフローチャートである。 第3検出センサの構成を示した図である。 パターン画像からの反射光の量と、それに含まれる正反射光成分と拡散反射光成分との関係を概略的に表したグラフである。 変形例1に係る中間転写ベルトの表面に形成されるパターン画像列とセンサの構成を模式的に表した図である。 変形例3に係る中間転写ベルトの表面に形成されるパターン画像列とセンサの構成を模式的に表した図である。
符号の説明
100、100a…画像形成装置、1,1a…画像形成部、2,2a,2b…検出部、3…制御部、4…記憶部、5…UI部、6…通信部、7…給紙部、15…中間転写ベルト、31、31a、31b…第1検出センサ、32,32a,32b…第2検出センサ、33…第3検出センサ、334…偏向素子。

Claims (13)

  1. 光を照射する照射手段と、
    像保持体に形成された第1の濃度検出画像に対応する位置に設けられた第1の検出手段であって、当該第1の濃度検出画像の濃度を読み取るための第1の検出方式に従って、前記照射手段から当該第1の濃度検出画像に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第1の濃度検出画像の濃度を検出してその検出結果を出力する第1の検出手段と、
    前記像保持体に形成された第2の濃度検出画像及び位置検出画像に対応する位置に設けられた第2の検出手段であって、当該第2の濃度検出画像の濃度及び前記位置検出画像の位置を読み取るための第2の検出方式に従って、前記照射手段から前記第2の濃度検出画像又は前記位置検出画像に対して光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第2の濃度検出画像の濃度と、前記位置検出画像の位置を検出して、それらの検出結果を出力する第2の検出手段と
    を備えることを特徴とする検出装置。
  2. 前記第1の濃度検出画像が黒色のトナーの濃度を検出するための画像であり、
    前記第1の検出手段は、前記第1の濃度検出画像からの正反射光、または前記第1の濃度検出画像からの反射光のうち第1の偏向手段によって分離された正反射光成分を受光し、
    前記第2の濃度検出画像が黒色以外の色のトナーの濃度を検出するための画像であり、
    前記第2の検出手段は、前記第2の濃度検出画像からの拡散反射光、または濃度検出画像からの反射光のうち第2の偏向手段によって分離された拡散反射光成分を受光する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第1の濃度検出画像が黒色以外の色のトナーの濃度を検出するための画像であり、
    前記第1の検出手段は、前記第1の濃度検出画像からの拡散反射光、または前記第1の濃度検出画像からの反射光のうち第1の偏向手段によって分離された拡散反射光成分を受光し、
    前記第2の濃度検出画像が黒色のトナーの濃度を検出するための画像であり、
    前記第2の検出手段は、前記第2の濃度検出画像からの正反射光、または前記第2の濃度検出画像からの反射光のうち第2の偏向手段によって分離された正反射光成分を受光する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  4. 前記像保持体において、前記第1の検出手段を挟む位置に、前記第2の検出手段が少なくとも2つ配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出装置。
  5. 前記第2の検出手段は、前記第2の濃度検出画像の濃度の検出及び前記位置検出画像の位置の検出を連続して行い、
    前記第1の検出手段は、前記第2の検出手段により濃度が検出される濃度検出画像よりも多く、かつ、当該濃度検出画像よりも多くの濃度を有するか、階調数が多いか、またはスクリーン数が多いかの少なくともいずれかの条件を満たす前記第1の濃度検出画像から濃度を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の検出装置と、
    前記第1の検出手段および前記第2の検出手段によって出力される検出結果に基づいて、前記像保持体に形成される画像の濃度及び位置を補正する補正手段と
    を備えた画像処理装置。
  7. 像保持体表面を移動させながら、その移動方向に沿って配置される第1の濃度検出画像からなる画像列と、その移動方向に沿って配置される第2の濃度検出画像及び位置検出画像からなる画像列を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって形成された前記第1の濃度検出画像、前記第2の濃度検出画像又は前記位置検出画像に光を照射する照射手段と、
    前記第1の濃度検出画像の濃度を読み取るための第1の検出方式に従って、前記照射手段から当該第1の濃度検出画像に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第1の濃度検出画像の濃度を検出する第1の検出手段と、
    前記第2の濃度検出画像の濃度及び前記位置検出画像を読み取るための第2の検出方式に従って、前記照射手段から前記第2の濃度検出画像又は前記位置検出画像に対して光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて前記第2の濃度検出画像の濃度と、前記位置検出画像の位置を検出する第2の検出手段と
    前記第1の検出手段および前記第2の検出手段によって検出された結果に基づいて、前記画像形成手段によって形成される画像の濃度と位置を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 像保持体表面を移動させながら、その移動方向に沿って配置される濃度検出画像からなる画像列を形成する画像形成手段と、
    前記保持体表面に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段から前記保持体表面に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて濃度を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された濃度に基づいて、前記検出手段に異常が発生しているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって異常が発生していると判断された場合には、当該異常が発生していると判断された検出手段に対応する前記画像列に含まれる濃度検出画像を形成させないように前記画像形成手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記検出手段は、前記像保持体表面の前記濃度検出画像が配置されていない領域、または基準となる濃度を有する領域の濃度を検出し、
    前記判断手段は、前記検出手段によって検出された領域の濃度が、予め決められた第1の濃度よりも高い場合、または、予め決められた第2の濃度よりも低い場合には、前記検出手段に異常が発生していると判断する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記判断手段によって異常が発生していると判断された場合には、異常が発生していると判断された検出手段に前記濃度検出画像の濃度を検出させないよう制御する検出制御手段を備えることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 像保持体表面を移動させながら、その移動方向に沿って配置される複数の濃度検出画像からなる画像列を各色毎に形成する画像形成手段と、
    前記保持体表面に形成された前記濃度検出画像に光を照射する照射手段と、
    前記照射手段から前記濃度検出画像に光が照射されたときの反射光を受光し、その受光量に応じて濃度を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された濃度に基づいて、前記画像形成手段に異常が発生しているか否かを、当該画像形成手段が形成する画像の色毎に判断する判断手段と、
    前記判断手段によって異常が発生していると判断された場合には、異常が発生している色の前記濃度検出画像を形成させないように前記画像形成手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記判断手段は、前記検出手段により検出された或る色の前記濃度検出画像の濃度が、当該画像に対して予め決められた濃度よりも低い場合には、前記画像形成手段に異常が発生していると判断する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成手段は電子写真方式の画像形成手段であって、ロータリー方式の現像手段を複数有する
    ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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