JP2011215595A - 画像形成装置、電力供給方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー効果を維持しつつ、初期設定のための時間のロスを少しでも減らし、動作効率が向上した画像形成装置を提供すること。
【解決手段】原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段70と、読み取り手段に電力を供給する電源部10と、を備えた画像形成装置100であって、読み取り手段が有する撮像素子又は画像処理手段の少なくとも1つ以上へ電力を供給するか否かを切り換える切換信号を出力する電源切換信号出力手段124と、電力供給が遮断されていた電力停止時間を計測する計測手段123と、前記電力停止時間が所定時間未満の場合、読み取り手段に第一の設定値を設定する第一の初期設定のみを行うと判定し、電力停止時間が所定時間以上の場合、第一の初期設定及び読み取り手段に第二の設定値を設定する第二の初期設定を行うと判定する判定手段62と、第一の初期設定のみ又は第一の初期設定及び第二の初期設定を実行する初期設定手段63と、有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、スキャナ部とプロッタ部を備えた画像形成装置、電力供給方法、及び、プログラムに関する。
デジタル複合機やMFP(Multifunction Peripheral)と呼ばれる画像形成装置は、スキャナ部や画像形成部などのいくつかの機能的なまとまりを有するため、各部への電源供給をON/OFFすることで、消費電力の抑制を図る電力制御手段を備えることが多い。電力制御手段は、例えば、スキャナ部が長時間使用されない場合、スキャナ部へ供給される電力をOFFにする(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、消費電力を削減する目的で、原稿の読取りや画像の書込みに必要な場合にのみ、スキャナ部及び画像書込部へ電源を供給する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、このような従来の画像形成装置では、以下のような問題が生じる。スキャナ部は画像を高画質に読み取るために、電力供給が停止されると次回の電力供給時に、画像読み取りのための設定情報を初期設定する必要がある。
消費電力の低減のため、画像形成装置は比較的頻繁にスキャナ部への電力供給をON/OFFするので、そのたび毎に初期設定を繰り返すことになる。初期設定にはそれほど長い時間はかからないが、頻繁に待ち時間が発生すると、ユーザとしては煩わしさを感じてしまう。また、客観的にも、初期設定のための頻繁な待ち時間の発生は、画像形成装置の可用性を低下させてしまう。
本発明は、上記従来の問題を解決すべくなされたものであって、省エネルギー効果を維持しつつ、初期設定のための時間のロスを少しでも減らし、動作効率が向上した画像形成装置を提供することをも目的とする。
本発明は、原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段と、前記読み取り手段に電力を供給する電源部と、を備えた画像形成装置であって、前記電源部から前記読み取り手段が有する撮像素子又は画像処理手段の少なくとも1つ以上へ、電力を供給するか遮断するかを切り換える切換信号を出力する電源切換信号出力手段と、前記読み取り手段電力への電力供給が遮断されていた電力停止時間を計測する計測手段と、前記電力停止時間が所定時間未満の場合、前記読み取り手段に第一の設定値を設定する第一の初期設定のみを行うと判定し、前記電力停止時間が所定時間以上の場合、前記第一の初期設定及び前記読み取り手段に第二の設定値を設定する第二の初期設定を行うと判定する判定手段と、前記第一の初期設定のみ、又は、前記第一の初期設定及び第二の初期設定を実行する初期設定手段と、有することを特徴とする。
省エネルギー効果を維持しつつ、初期設定のための時間のロスを少しでも減らし、動作効率が向上した画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略を説明する図の一例である。 画像形成装置の全体構成図(側面図)の一例である。 スキャナ部の上面図の一例である。 画像形成装置のハードウェアブロック図の一例である。 画像形成装置の機能ブロック図の一例である。 画像形成装置の各部に電力が供給されるか否かに応じて定まる画像形成装置の動作モードの一例を示す図である。 各動作モードへの状態遷移図と省エネ状態の一例を示す図である。 スキャナ部の動作手順を説明するフローチャート図の一例である。 初期設定Aの処理手順を示すフローチャート図の一例である。 初期設定Bの処理手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置の概略を説明する図の一例である。
まず、画像形成装置の読み取り部に初期設定される設定情報は、
A.比較的短時間で変化する設定情報A
B.比較的短時間では変化しない設定情報B
に区分される。
いずれの設定情報も画像形成装置が初期設定を実行することで生成される。以下、設定情報Aが得られる初期設定を「初期設定A」、設定情報Bが得られる初期設定を「初期設定B」という。
比較的短時間では変化しない設定情報Bは、読み取り部の電力供給のONの度に画像形成装置が調整する必要性は低い。
そこで、本実施形態の画像形成装置は、電力供給の停止時間を所定値(閾値)と比較して、所定値以上の停止時間の場合には「初期設定A+初期設定B」を行い、所定値未満の停止時間の場合には「初期設定A」のみを行う。
初期設定を電力供給の停止時間により選択することにより、多くの場合、読み取り部の起動時間を短縮することができる。調整を行うタイミングは、読み取り部の電力供給がOFFの動作モードからONの動作モードに移行するタイミングである。例えば、後述するスタンバイモードから原稿挿入後(メインSW立ち上がりモード)に画像形成装置が行う初期設定が初期設定Aのみである場合、スキャナ部の起動時間を短縮できる。スキャナ部への電力供給は、従来どおりのタイミング(例えば、スキャナ部が長時間使用されない場合)でOFFにされるので、消費電力の低減効果を維持することもできる。
〔構成〕
図2は画像形成装置100の全体構成図(側面図)の一例である。画像形成装置100は、主にプロッタ部1とスキャナ部2とを有する。
プロッタ部1は、画像形成部60と給紙部40とを有する。給紙部40には2つのロール紙(用紙)Pが主走査方向を軸にして巻き付けられている。ロール紙の数は1又は3以上でもよく、ロール紙Pでなく矩形状の用紙を給紙するための給紙トレイが給紙部40に搭載されていてもよい。
ロール紙Pの先端側には、給紙ローラ41a、41b、42a、42b、43が配置されており、画像形成部60に向けて引き出され、給紙ローラ41a、41b、42a、42b、43で搬送された後、レジストローラ45まで搬送される。ロール紙Pは排出口51の直前でカットされるまでつながった状態のままとなる。給紙ローラ41a、41b、42a、42b、43は給紙モータ44により駆動される。
画像形成部60は、レジストローラ45、レジストローラ45を駆動するレジストモータ46、プラテン板52、ヘッド14、排紙ローラ48a、48b、49a、49b、カッター50、及び、排出口51を有する。
ローラ紙Pは、レジストローラ45によりプラテン板52まで搬送される。プラテン板52には複数の穴が空けられていると共に、その下部にはプラテン板52上のロール紙Pを吸引する図示しない吸引FANが配置されている。ロール紙Pは複数の穴を介して吸引FANの吸引力によりプラテン板52上に吸いつけられることで、たわみ等が防止され平面が維持される。
ヘッド14は、プラテン板52の上部のキャリッジ47に搭載されている。キャリッジ47はロール紙の主走査方向に往復移動するので、移動中にヘッド14がプラテン板52上のロール紙Pに向かってインクの液滴を吐出することで画像が形成される。このようなシリアル型でなく、主走査方向にヘッド14が配置されたライン型でも、スキャナ部2の消費電力の低減効果が得られる。また、インクジェット型の画像形成部60でなく、電子写真方式の画像形成部60を搭載してもよい。
画像が形成されたロール紙Pは、それぞれ対をなす排紙ローラ48a、48b及び49
a、49bにより所定の位置まで搬送され、カッター50でカットされて排出口51から
排出される。
スキャナ部2は、原稿スルー方式の紙送り機構を採用している。スキャナ部2は、原稿台28と、原稿台28上の原稿を挿入する原稿挿入口29と、コンタクトガラスの内側に配置され原稿を読み取る密着センサ(以下、CIS:Contact Image Sensorという)20と、コンタクトガラス上の原稿押さえ板30と、原稿搬送路に沿ってCIS20と原稿押さえ板30を挟んで配置された原稿搬送ローラ31a、31bと、を有する。
CIS20は、原稿に読取光(CIS20の照明はLEDが好適である)を照射してその反射光を光電変換して画像を読み取る。CIS20は、個体撮像素子の一例なので、CCDやCMOSなどで構成してもよい。
図3は、このスキャナ部2を上面図の一例を示す。原稿挿入口29の下流部には、センサS0〜S4が配置されている。センサS0は挿入された原稿を検出するセンサ(以下、原稿挿入センサS0という)である。原稿挿入センサS0は画像形成装置100の主走査方向の略中央部に配置され、極端に小さいサイズでなければ挿入された原稿を検出できるようになっている。
原稿搬送面のコンタクトガラス内側には、原稿搬送ローラ31a、31bを駆動させて原稿Gを搬送させる原稿搬送モータ24が設けられている。原稿搬送面上部には、操作部23(図3では不図示)、原稿の搬送を停止する緊急停止キーS8が設けられている。
また、センサS1〜S4は原稿サイズを検出するセンサ(以下、原稿サイズセンサS1〜S4という。)である。原稿サイズセンサS1〜S4は、原稿挿入センサS0よりも主走査方向の片側にだけ間隔を置いて配置されている。この間隔は原稿サイズに応じて調整されており、原稿サイズセンサS1〜S4のうちどれが原稿を検出するかにより、原稿サイズを特定できるようになっている。
原稿挿入センサS0の下流側には、原稿の副走査方向の幅である原稿幅信号を出力する原稿レジストセンサS5が配置され、原稿排出口32周囲のコンタクトガラス内側には原稿が排出されたことを検出する原稿排出センサS6が配置されている。
なお、本実施形態のスキャナ部2は、原稿スルー方式として説明したが、それ以外の方式例えばADF(原稿自動送り)方式等でもスキャナ部2の消費電力の低減効果が得られる。
<プロッタ部>
図4は、画像形成装置100のハードウェアブロック図の一例である。画像形成装置100は、既に述べたようにプロッタ部1とスキャナ部2から構成されている。
プロッタ部1は、電源部10、システム制御部12、I/O部13、画像書込部15、書込制御部16、ヘッド14、外部I/F部17、及び、メインSW11を有する。
電源部10は、外部の商用電源とメインSW11を介して接続されており、商用電源を整流及び電圧調整して所定の定電圧・定電流を生成し、スキャナ部2、システム制御部12、画像書込制御部15、書込制御部16、及び、外部I/F部17に供給する。メインSW11は、商用電源から電源部10への電力の供給又は遮断の切換を行う。
システム制御部12は、CPU121、メモリ122、タイマ123、及び、電源切換信号出力部124を有する。CPU121はメモリ122に記憶されたプログラム1221を実行して、システム制御部12の全体を制御する。プログラム1221は記憶媒体80又はネットワーク先のサーバから外部I/F部17を介してインストールされる。
タイマ123は読み取り部70の電源が遮断されていた時間(以下、電力停止時間という)を計測する計測手段である。タイマ123はバッテリなどで稼働しシステム制御部12に電力が供給されなくても読み取り部70の電力停止時間を計測している。タイマ123はカウンタのようなものでもよいし、図示しないRTCから読み取り部70への電源が遮断された時の時刻を取得して記憶し、記憶されている時刻からの経過時間を算出してもよい。
電源切換信号出力部124は、CPU121の制御を受けて、電源切換信号を電源切換部26、27に送信して、読み取り部70への電力の供給と遮断を切り換える。
外部I/F部17には、外部装置(例えばパーソナルコンピュータやサーバ等)が接続され、システム制御部12の制御の下で外部装置との画像データの送受信を行う。外部I/F部17にはネットワークと接続するための通信装置が含まれる。
画像書込処理部15は、システム制御部12の制御下で、ロール紙Pに形成する画像データに画像処理を施す。スキャナ部2が読み取った画像データであれば、例えば、像域分離して文字部にはエッジ強調処理を背景部には平滑化処理を行う。また、パーソナルコンピュータから送信された印刷データであればレンダリングしてラスタデータに変換し、文字や背景に適切な画像処理を行う。いずれの場合も画像書込処理部15は所定のスクリーン線数のディザマトリックスにより画素毎の画素値に置き換える。
書込制御部16は画像書込処理部15から出力された画像データをロール紙Pに書き込むため、ヘッド14の各ノズルを制御して適切なタイミングで適切なインク色をロール紙Pに吐出する。
また、I/O部13には、不図示の給紙モータ44、レジストモータ46、キャリッジモータ等が接続されている。
<スキャナ部>
スキャナ部2は、第一の読取画像処理部21と、第二の読取画像処理部22と、原稿搬送モータ24と、スキャナセンサ部25と、及び、CIS20とを有する。なお、操作部23、第一の読取画像処理部21、読み取り画像処理部22、原稿搬送モータ24(モータドライバ211)、及び、スキャナセンサ部25には、電源部10から電力が供給される。
第一の読取画像処理部21は、電源切換部26、モータドライバ211、AFE(アナログフロントエンド)212、メモリ213を備えている。AFE212はアナログASIC2121を有する。電源切換部26は、AFE212、メモリ213、及び、CIS20と接続されており、これらへの電力の供給/遮断を切り換える。なお、モータドライバ211は原稿搬送モータ24の駆動制御を行う。
第一の読取画像処理部21はCIS20が読み取ったアナログの画像データをAFE212でノイズ除去、増幅等して、デジタル画像に変換(A/D変換)して第二の読取画像処理部22に出力する。
第二の読取画像処理部22は、電源切換部27、AFE221、メモリ222及びASIC223を有する。電源切換部27は、AFE221、メモリ222及びASIC223と接続されており、これらへの電力の供給/遮断を切り換える。ASIC223は、シェーディング補正、γ補正、空間フィルタ(平滑,微分,ラプラシアン,メジアン,ランク,etc)、モワレ除去等、各種の画像処理を行う。
なお、消費電力低減のためにスキャナ部2が使用されない状態では、電源切換部26,27が電力を遮断することで、CIS20、第一の読取画像処理部21、及び、第二の読取画像処理部22の少なくとも1つ以上に対する電力供給が遮断される。CIS20、第一の読取画像処理部21、及び、第二の読取画像処理部22が読み取り部70である。読み取り部70に電力供給が遮断されていても、スキャナセンサ部25と原稿搬送モータ24には電源切換部26,27を介することなく電源部10から電力が供給されるが、読み取り部70と同様に、原稿搬送モータ24やスキャナセンサ部25の電力供給を遮断してもよい。
操作部23は、ユーザが画像形成装置100を操作するためのキー(テンキー、コピースタートキー、モード設定キー等)を備えており、入力されたキーの識別情報がシステム制御部12に送信される。システム制御部12は操作を受け付けて画像形成装置100の動作を制御する。
スキャナセンサ部25は、既に述べたように、挿入した原稿を判別する原稿挿入センサS0、原稿サイズを検出する原稿サイズセンサS1〜S4、原稿の副走査方向の原稿幅信号を出力する原稿レジストセンサS5、原稿が排出されたことを検出する原稿排出センサS6、原稿の搬送を停止する緊急停止キーS8、及び、原稿カバーが開閉したかを判別するカバー開閉検知センサ(図示せず)を備えている。
電源切換部26、27は、電源切換信号出力部124からの電源切換信号により読み取り部70への電源の供給又は遮断を行う。なお、電源切換部26、27は、第一の読取画像処理部21、第二の読取画像処理部22以外(例えば電源部10等)に配置してもよい。また、電源切換部26、27を1つにすることもできる。
<機能ブロック>
図5は、画像形成装置100の機能ブロック図の一例である。CPU121がメモリ122に記憶されたプログラム1221を実行することで図示する機能、電源制御部61、判定部62、初期設定部63及び所定値変更部65が実現される。
電源制御部61は、システム制御部12、外部I/F部17、I/O部13・ヘッド14・画像書込制御部15・書込制御部16(以下、画像書込制御部という)、電源切換信号出力部(読み取り部70)124、及び、操作部23への電力の供給と遮断と制御する(これらを単に「各部」という場合がある。)。読み取り部70への電力供給は、電源制御部61が電源切換信号出力部124に、電力供給をON又はOFFにする電源切換信号を出力させることで制御される。電源制御部61が電源切換信号出力部124に、電力供給をOFFにする電源切換信号を出力させると、タイマ123が電力停止時間の計測を開始する。
判定部62は、電力停止時間が所定値以上の場合に「初期設定A+初期設定B」を行うと判定し、所定値未満の場合には「初期設定A」のみを行うと判定する。初期設定部63は「初期設定A」のみを読み取り部70に実行させ、又は、「初期設定A+初期設定B」を読み取り部70に実行させる。
初期設定Aは、得られた設定情報Aが時間的に変化しやすい処理であり、初期設定Bは、得られた設定情報Bが時間的に変化しにくい処理である。したがって、設定情報が変化しやすいか否かに応じて初期設定を2つに区分することで、電力停止時間が所定値以上の場合にだけ初期設定Bを行えばよいことになり、読取画像の品質を維持したまま読み取り部70の全体としての立ち上がり時間を短縮することができる。
初期設定部63は、初期設定Aとして、AFE212のアナログASIC2121のレジスタに初期値を設定する処理(初期化処理)、ASIC223へブートプログラムをダウンロードしてASIC223のパラメータをセットする処理、ASIC223にシェーディング補正の輝度分布画像を取得する処理を行う。ASIC223のパラメータとは、各CIS20のR・G・Bそれぞれの感度を補正するパラメータであり、このパラメータにより複数(図では5本)のCIS20が読み取る読取画像の色むらを抑制することができる。
シェーディング補正の輝度分布画像はCIS20が白基準板を読み取った際の明暗分布又は明暗分布から求めた補正値であり、読み取り画像から輝度分布画像を除去することでCIS20を含む光学系による輝度ムラを抑制することができる。
また、初期設定部63は、画像処理Bとして、AGC(Automatic Gain Control)調整、白レベル調整及び黒レベル調整を行う。AGC調整とは、スキャナセンサ25の入力信号をフィードバックして入力信号の大きさに関係なく出力信号が適切な範囲になるように自動的に調整される利得を調整することをいう。特に光源がブルー系などでも適切な白レベルが得られるように利得を調整できる。白レベル調整は、各CIS20が白色基準板を読み取った際に基準値(例えば256段階の255)となるようにCISの光量を調整することをいう。黒レベル調整は、LEDが点灯していない時のCIS20の出力値(黒レベル値)を基準値(例えば256段階の0)に合わせる調整をいう。
このように初期設定Aと初期設定Bを分けた理由は以下のとおりである。すなわち、AGC調整はCIS20の出力電圧と関係するので、主に光源のLED光の変動(長期的には光源が減少するため)により出力補正が必要となるが、それ程頻繁に調整する必要はない。また、光源のLEDは周囲温度により光量が変動するが、定電流駆動としているので変動幅は小さい。また、白レベルや黒レベルは主にセンサの温度に依存するので、機械の周囲温度が大きく変化しなければ補正の必要がないため、これらの調整は頻繁に行う必要がない。
所定値(所定の時間)以上、電力停止時間が続くと初期設定Bを行うようにしたのは、周囲温度が変化するなどの変化が発生している可能性があるためである。このように、所定値は、調整値設定項目に関係する条件が変動してしまうと思われる時間として設定するとよい。
次に、電力停止時間と比較される所定値について説明する。所定値は例えば24時間程度から2週間程度である。これは上記のように設定情報Bが変化するか否かは気温の影響を受けやすく、気温の変化の大きさに応じて所定値を可変とすることが好ましいためである。
このため、所定値変更部65は、画像形成装置100の温度センサ64が検出する環境温度を定期的に記憶しておき、所定時間内(例えば、6時間〜24時間)の最大値と最小値の差の大きさに応じて、所定値を変更する。例えば、5度程度の差であれば所定値を2週間に、10度程度の差であれば所定値を1週間に、15度程度の差であれば所定値を3日に、20度程度の差であれば所定値を24時間に、設定する。なお、この所定値はユーザが操作部23を操作して任意の時間に固定可能である。
〔動作モードとその遷移〕
図6は、画像形成装置100の各部に電力が供給されるか否かに応じて定まる画像形成装置100の動作モードの一例を示す図である。図6では、各部に電力が供給されることを"ON"、供給されないこと(遮断されること)を"OFF"で示す。各部は、上記のとおり、システム制御部12、外部I/F部17、画像書込制御部、読み取り部70、及び、操作部23である。なお、画像書込機能部は、画像書込処理部15、書込制御部16、ヘッド14、及び、I/O部13の総称である。
・プラグインモードは、全ての各部に電力が供給されないモードである。
・メインSW立ち上がりモードは、全ての各部に電力が供給されるモードであり、初期設定Aのみ、又は、初期設定A+初期設定Bが実行されるモードである。
・スタンバイモードは、読み取り部70のみに電力が供給されないモードである。
・スキャナモードは、全ての各部に電力が供給されるモードである。
・プリント1モードは、読み取り部70のみに電力が供給されないモードである。
・プリント2モードは、読み取り部70に電力が供給されず、操作部23の一部(主電源キー)に電力が供給され、その他の各部に電力が供給されるモードである。
・スリープモードは、システム制御部12の一部(CPU121)と操作部23の一部(主電源キー)に電力が供給され、外部I/F部17に電力が供給され、画像書込機能部と読み取り部70に電力が供給されないモードである。このスリープモードのようにCPU121に電力が供給されることで、画像形成装置100は各種の割り込みを受け付けることができ、また主電源キーに電力が供給されることでユーザの操作開始を受け付けることができる。
各動作モードでは各部の一部又は全部に電力供給が遮断されるので、いくつかの種類の省エネ状態が存在する。
図7は、各動作モードへの状態遷移図と省エネ状態の一例を示す図である。まず、省エネ状態について説明する。
(1)省エネ状態1:スタンバイモード、プリント1モード
読み取り部70に電力が供給されない状態である。
(2)省エネ状態2:スリープモード
外部I/F部17、操作部23の一部(主電源キー)、システム制御部12の一部(CPU121)にだけ電力が供給される状態である。
(3)省エネ状態3:プリント2モード
読み取り部70には電力が供給されず、操作部23の一部(主電源キー)に電力が供給され、その他には電力が供給される状態である。
省エネ状態2が最も消費電力が少ないので、適宜スリープモードとすることで消費電力を低減できる。
続いて、状態遷移について説明する。電源制御部61は図7の動作モード間に記述された遷移条件が成立すると、各部へ供給される電力のON/OFFを制御する。
・S100:プラグインモード
商用電源から全ての電力供給が遮断されている。この状態でユーザがメインSW11をONすると、電源制御部61が画像形成装置100の各部へ電力の供給を開始する。
・S101:メインSW立ち上がりモード
画像形成装置100の各部への電力の供給が開始されると、初期設定部63が初期設定を実行する。上述のように初期設定には初期設定A及び初期設定Bがあり、初期設定Aのみ、又は、初期設定A及び初期設定Bが実行される。プラグインモードからメインSW立ち上がりモードへの移行時は、初期設定Bが実行される可能性が高いので、S107のメインSW立ち上がりモードで初期設定Bが実行されなくても、読取画像の画質を維持しながらスリップモードからスキャナモードへの遷移時間を短縮できる。
初期設定部63が初期設定を終了すると、電源制御部61は電源切換信号出力部124に、電源切換部26,27への電力供給をOFFにする電源切換信号を出力させる。電源切換部26はAFE212、メモリ213及びCIS20への電力供給をOFFにする。電源切換部27はAFE221、メモリ222及びASIC223への電力供給をOFFにする。これによりメインSW立ち上がりモードはスタンバイモードに移行する。
・S102:スタンバイモード
スタンバイモードは、スリープモード、メインSW立ち上がりモード、又は、プリント1モードへ移行しうる。スタンバイモードでは、操作部23やスキャナセンサ部25には電力が供給されているので、スタンバイモードでは画像読み取りの操作を受け付けることができるコマンド待受状態となる。
(i) →スリープモード
電源制御部61は、予め設定された時間の経過をタイマ123が検出すると、システム制御部12のCPU121を除きシステム制御部12の電力供給をOFFに、画像書込制御部への電力供給をOFFに、主電源キーを除き操作部23への電力供給をOFFにする。これにより、スタンバイモードはスリープモードに移行する。
(ii) →メインSW立ち上がりモード
スタンバイモードではスキャナセンサ部25へ電力が供給されているので、原稿挿入センサS0が原稿の挿入を検出すると、CPU121に割り込みを発生させる。これにより、電源制御部61は、電源切換信号出力部124に、電源切換部26,27への電力供給をONにする電源切換信号を出力させる。電源切換部26はAFE212、メモリ213、及び、CIS20への電力供給をONにする。電源切換部27はAFE221、メモリ222及びASIC223への電力供給をONにする。これによりスタンバイモードはメインSW立ち上がりモードに移行する。
(iii)→プリント1モード
スタンバイモードでは外部I/F部17へ電力が供給されているので、ネットワーク経由でドキュメントが送信されると外部I/F部17がCPU121に割り込みを発生させる。これによりスタンバイモードはプリント1モードに移行する。電源制御部61は、特に、電源供給の開始・遮断を変更しない。
・S103:スリープモード
スリープモードは、スタンバイモード、メインSW立ち上がりモード、又は、プリント2モードへ移行しうる。スリープモードでは、システム制御部12のCPU121、操作部23の主電源キー及び外部I/F部17へ電力が供給されているので、画像形成装置100を起動させるための起動トリガを待ち受ける起動トリガ待ち受けモードになる。
(i) →スタンバイモード
ユーザが操作部23の主電源キーをオンに操作すると、操作部23がCPU121に割り込みを発生させる。電源制御部61は、CPU121だけでなくシステム制御部12の全体の電力供給をONに、画像書込制御部への電力供給をONに、主電源キーだけでなく操作部23の全体の電力供給をONにする。これにより、スリープモードはスタンバイモードに移行する。
(ii) →メインSW立ち上がりモード
原稿挿入センサS0が原稿の挿入を検出すると、原稿挿入センサS0はCPU121に割り込みを発生させる。これにより、電源制御部61は、CPU121だけでなくシステム制御部12の全体の電力供給をONに、画像書込制御部への電力供給をONに、主電源キーだけでなく操作部23の全体の電力供給をONに、電源切換信号出力部124に、電源切換部26,27への電力供給をONにする電源切換信号を出力させる。電源切換部26はAFE212、メモリ213及びCIS20への電力供給をONにする。電源切換部27はAFE221、メモリ222及びASIC223への電力供給をONにする。これによりスリープモードはメインSW立ち上がりモードに移行する。
(iii) →プリント2モード
ネットワーク経由でドキュメントが送信されると外部I/F部17がCPU121に割り込みを発生させる。これにより、電源制御部61は、CPU121だけでなくシステム制御部12の全体の電力供給をONに、画像書込制御部への電力供給をONにする。これによりスリープモードはプリント2モードに移行する。
・S104:プリント1モード
プリント1モードではロール紙Pに画像が形成される印刷状態となる。画像書込制御部15がプリントコマンドを全て実行すると、プリント1モードはスタンバイモードに移行する。電源制御部61は、特に、電源供給の開始・遮断を変更しない。
・S105:プリント2モード
プリント2モードではロール紙Pに画像が形成される印刷状態となる。画像書込制御部15がプリントコマンドを全て実行すると、電源制御部61は、システム制御部12のCPU121を除きシステム制御部12の電力供給をOFFに、画像書込制御部への電力供給をOFFにする。これにより、プリント2モードはスリープモードに移行する。
・S107:メインSW立ち上がりモード
画像形成装置100の各部への電力の供給が開始されると、初期設定部63が初期設定を実行する。上述のように初期設定には初期設定A及び初期設定Bがあり、初期設定Aのみ、又は、初期設定A及び初期設定Bが実行される。
初期設定部63が初期設定を終了すると、メインSW立ち上がりモードはスキャナモードに移行する。電源制御部61は、特に、電源供給の開始・遮断を変更しない。
・S106:スキャナモード
スキャナモードは、スタンバイモード、又は、プリント1モードへ移行しうる。スキャナモードでは原稿が読み取り部により読み取られる原稿読取状態となる。
(i)→プリント1モード
ユーザが操作部23から複写操作を入力した場合、スキャナモードはプリント1モードに移行する。スキャナ部2が原稿を全て読み取ると(センサS6がOFFになる)、電源制御部61は、電源切換信号出力部124に、電源切換部26,27への電力供給をOFFにする電源切換信号を出力させる。電源切換部26はAFE212、メモリ213及びCIS20への電力供給をOFFにする。電源切換部27はAFE221、メモリ222及びASIC223への電力供給をOFFにする。これによりスキャナモードはプリント1モードに移行する。
(ii)→スタンバイモード
ユーザが操作部23から読み取り操作のみを入力した場合、スキャナモードはスタンバイモードに移行する。スキャナ部2が原稿を全て読み取ると(センサS6がOFFになる)予め定められた時間の経過に従い、電源制御部61は、電源切換信号出力部124に、電源切換部26,27への電力供給をOFFにする電源切換信号を出力させる。電源切換部26はAFE212、メモリ213及びCIS20への電力供給をOFFにする。電源切換部27はAFE221、メモリ222及びASIC223への電力供給をOFFにする。これによりスキャナモードはスタンバイモードに移行する。
〔動作手順〕
図8は、スキャナ部2の動作手順を説明するフローチャート図の一例である。画像形成装置100がプラグインモードであるとして説明する。
プラグインモードにてユーザがメインSW11をONに操作する(S300)。これにより、画像形成装置100の各部に電源の供給が開始され、メインSW立ち上がりモードになる。
メインSW立ち上がりモードでは、判定部62は電力停止時間が所定値以上か否かを判定する(S301)。タイマ123が計測した電力停止時間と予め定められた所定値を比較して、電力停止時間<所定値であれば、判定部62は初期設定Aのみを実行すると判定し、電力停止時間≧所定値であれば、判定部62は初期設定A+初期設定Bを実行すると判定する。初期設定(S302a、S302b)の処理については後述する。
ステップS302a、S302bの初期設定が終了すると、電源制御部61は読み取り部への電力供給を遮断する(S303)。これにより、メインSW立ち上がりモードはスタンバイモードになる(S304)。
スタンバイモードにおいてユーザが原稿挿入口29に原稿を挿入すると、原稿挿入センサS0が原稿を検出する(S305のON)。なお、原稿挿入センサS0が原稿を検出しないまま所定時間が経過すると(S305のOFF)、スタンバイモードはスリープモードに移行する。
原稿挿入センサS0が原稿を検出すると、電源制御部61が読み取り部に電力を供給し、スタンバイモード又はスリープモードはメインSW立ち上がりモードになる。このためS301と同様に、判定部62は電力停止時間が所定値以上か否かを判定する(S301)。初期設定(S302a、S302b)の処理については後述する。
ステップS302a、S302bの初期設定が終了すると、メインSW立ち上がりモードはスキャナモードに移行する。このため、スキャナ部2は原稿搬送モータ24を駆動して、原稿を一定量搬送する(S307)。
原稿を一定量搬送すると、スキャナ部2は原稿搬送モータ24を停止し(S308)、原稿を読み取る(S309)。原稿排出センサS6がONの間、スキャナ部2はS307〜S309の動作を繰り返す。
原稿の読取が終了して原稿排出センサS6がOFFになると(S310のOFF)、タイマ123が時間の計測を開始し、予め設定した時間が経過すると(S311)、電源制御部61は読み取り部70への電力供給を停止し、スキャナモードはスタンバイモードに移行する(S313)。
続いて初期設定について説明する。
図9は初期設定Aの処理手順を示すフローチャート図の一例を、図10は初期設定Bの処理手順を示すフローチャート図の一例を、それぞれ示す。
初期設定が実行されるのはメインSW立ち上がりモードである。メインSW立ち上がりモードでは、読み取り部70に電力が供給される(S400)。
まず、初期設定部63は、スキャナ部2の異常検出を行う(S401)。具体的には、スキャナ部2の例えば第一の読取画像処理部21又は第二の読取画像処理部22に搭載されているFPGA(Field Programmable Gate Array)のレジスタアクセス確認を行うことにより接続異常の有無を確認する。
次に、初期設定部63は、スキャナ部2のアナログASIC2121、FPGA(不図示)のレジスタの初期化のため、第一の読取画像処理部21のAFE212のアナログASIC2121やFPGAのレジスタに初期値を設定する(S402)。この初期値は初期化のための値で変化しない。
次に、初期設定部63は、第二の読取画像処理部22のASIC223に、メモリ222からブートプログラムをダウンロードする(S403)。ASIC223がブートプログラムを実行すると、ASIC223に初期設定のためのプログラムがメモリ222からダウンロードされる。
次に、ASIC223は、各CIS20のR・G・Bそれぞれの読み取り値に基づき調整した感度を補正するパラメータをASIC223のレジスタにセットする(S404)。
次に、ASIC223は、白基準板を読み取りASIC223のレジスタにシェーディング補正の輝度分布画像をセットする(S405)。
ここまでが初期設定Aであるが、初期設定部63が初期設定Bを実行しなくても初期設定Bにより得られる設定情報Bは読み取り部70に設定する必要があるので、初期設定部63は、メモリ222に記憶されている前回の設定情報BをASIC223のレジスタに記憶する(S406)。設定情報Bは、AGC調整値、白レベル調整値、及び、黒レベル調整値である。
なお、読み取り部70に複数個のCIS20が搭載されている場合、上記初期設定Aに加えて、初期設定部63は、第二の読取画像処理部22の主走査方向及び副走査方向の繋ぎ目パラメータの設定も行う。
初期設定Bについて説明する。
まず、初期設定部63は、CIS20の各々の読み取り値が入力信号の大きさに関係なく適切な範囲に入るようにAGC調整を行う(S410)。
次に、初期設定部63は、各CIS20での白色基準板が基準値となるようにCIS20の光量を調整する白レベル調整を実行する(S411)。また、初期設定部63は、黒レベル調整を実行する(S412)。
初期設定部63は、これらの設定情報BをASIC223に設定すると共に、メモリ222に記憶する。これにより、初期設定Bが終了する。なお、初期設定BはAGC調整、白レベル調整又は黒レベル調整の1つ以上を含めばよい。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置100によれば、長期間(所定値以上)スリープモードが続いた場合、初期設定A+初期設定Bを実行することにより読取画像の品質を維持することができ、スリープモードの持続が長期間と判定されなければ、初期設定Aのみが実行されるので立ち上がり時間を短縮できる。したがって、消費電力の低減と、立ち上がり時間の短縮を両立できる。
1 プロッタ部
2 スキャナ部
12 システム制御部
4 ヘッド
20 CIS(密着センサ)
21 第一の読取画像処理部
22 第二の読取画像処理部
23 操作部
24 原稿搬送モータ
25 スキャナセンサ部
26、27 電源切換部
28 原稿台
30 原稿押さえ板
40 給紙部、
41a、41b、42a、42b、43 給紙ローラ
46 レジストモータ
47 キャリッジ
48a、48b、49a、49b 排紙ローラ
50 カッター
60 画像形成部
70 読み取り部
100 画像形成装置
特開2006−217075号公報

Claims (9)

  1. 原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段と、
    前記読み取り手段に電力を供給する電源部と、を備えた画像形成装置であって、
    前記電源部から前記読み取り手段が有する撮像素子又は画像処理手段の少なくとも1つ以上へ、電力を供給するか遮断するかを切り換える切換信号を出力する電源切換信号出力手段と、
    前記読み取り手段電力への電力供給が遮断されていた電力停止時間を計測する計測手段と、
    前記電力停止時間が所定時間未満の場合、前記読み取り手段に第一の設定値を設定する第一の初期設定のみを行うと判定し、前記電力停止時間が所定時間以上の場合、前記第一の初期設定及び前記読み取り手段に第二の設定値を設定する第二の初期設定を行うと判定する判定手段と、
    前記第一の初期設定のみ、又は、前記第一の初期設定及び第二の初期設定を実行する初期設定手段と、
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第二の初期設定により得られる前記第二の設定値は、前記第一の初期設定により得られる前記第一の設定値よりも経時的に変動しにくい、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第二の初期設定は、前記読み取り手段のAGC調整、白レベル調整、又は、黒レベル調整のうち少なくとも1つが含まれる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記読み取り手段の環境温度の変動が大きいほど、前記所定時間を小さくする所定時間変更手段、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載された画像形成装置。
  5. 前記所定時間の任意の値への変更を受け付ける所定時間変更手段、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載された画像形成装置。
  6. 前記読み取り手段は、撮像素子、A/D変換を行う第一の画像処理手段、及び、画像処理を行う第二の画像処理手段を含み、
    前記電源部が前記読み取り手段への電力を遮断している間、前記電源部は原稿挿入センサ、操作受け付け部、又は、ネットワークと接続された外部インターフェースの少なくとも1つ以上に電力を供給する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記電源部と外部電源とが遮断されている状態から、前記電源部と外部電源とが接続された状態になった場合、前記電源切換信号出力手段は前記電源部から前記読み取り手段へ電力を供給する切換信号を出力し、
    前記初期設定手段は前記第一の初期設定のみ、又は、前記第一の初期設定及び第二の初期設定を実行する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段と、
    前記読み取り手段に電力を供給する電源部と、
    前記電源部から前記読み取り手段が有する撮像素子又は画像処理手段の少なくとも1つ以上へ、電力を供給するか遮断するかを切り換える切換信号を出力する電源切換信号出力手段と、を備えた画像形成装置の電力供給方法であって、
    計測手段が、前記読み取り手段への電力供給が遮断されていた電力停止時間を計測する計測ステップと、
    判定手段が、前記電力停止時間が所定時間未満の場合、前記読み取り手段に第一の設定値を設定する第一の初期設定のみを行うと判定し、前記電力停止時間が所定時間以上の場合、前記第一の初期設定及び前記読み取り手段に第二の設定値を設定する第二の初期設定を行うと判定する判定ステップと、
    初期設定手段が、前記第一の初期設定のみ、又は、前記第一の初期設定及び第二の初期設定を実行する初期設定ステップと、
    を有する電力供給方法。
  9. 原稿を読み取り画像データを生成する読み取り手段と、
    前記読み取り手段に電力を供給する電源部と、
    前記電源部から前記読み取り手段が有する撮像素子又は画像処理手段の少なくとも1つ以上へ、電力を供給するか遮断するかを切り換える切換信号を出力する電源切換信号出力手段と、を備えた画像形成装置に、
    前記読み取り手段への電力供給が遮断されていた電力停止時間を計測する計測ステップと、
    前記電力停止時間が所定時間未満の場合、前記読み取り手段に第一の設定値を設定する第一の初期設定のみを行うと判定し、前記電力停止時間が所定時間以上の場合、前記第一の初期設定及び前記読み取り手段に第二の設定値を設定する第二の初期設定を行うと判定する判定ステップと、
    前記第一の初期設定のみ、又は、前記第一の初期設定及び第二の初期設定を実行する初期設定ステップと、
    を実行させるプログラム。
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