JP2009100615A - 交流電動機制御装置および交流電動機制御方法 - Google Patents

交流電動機制御装置および交流電動機制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】位置検出器が検出した電気角に含まれる位相誤差を精度良く推定し、検出した電気角を補正する交流電動機制御装置を提供する。
【解決手段】位相検出器8にて検出した回転子の電気角θsenに基づき、任意に設定した試験値ベクトルSと試験値ベクトル位相αsとの回転ベクトルを、座標変換器Cにてα相、β相の二相交流固定直交座標系の回転ベクトルSα,Sβに変換し、該回転ベクトルSα,Sβに含まれる成分(例えば0次成分Sα_0,Sβ_0)を用いて、補正量計算部Bにて電気角θsenに含まれる位相誤差Δθを推定し、電気角θsenを補正電気角θcalに補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電動機制御装置および交流電動機制御方法に関する。
永久磁石が埋め込まれた回転子(ロータ)を有する同期電動機を制御する場合、レゾルバ(resolver:位相検出器)等の回転センサによって、同期電動機の永久磁石の磁極位置と回転角度とを検出している。しかし、レゾルバ等の回転センサは、位相誤差を有しており、該位相誤差の発生要因としては、回転速度に依存したもの、電気角に依存したものなどがある。
回転速度に依存する位相誤差の場合は、実際の角度に対して角度検出が遅れてしまうという問題があるために、外部からの指示通りの出力トルクを出力することができなくなる等の状態が起きてしまう。したがって、この回転速度に依存する位相誤差に対しては、回転数毎の誤差量をあらかじめ取得しておき、それをマップに織り込んで補正するという方法で対処している。
一方、電気角に依存する位相誤差については、例えば前述のレゾルバの場合、取付け誤差(取付けの偏心、傾き)や負荷条件(出力2相間のアンバランス)などの要因によって、回転速度に同期した周波数の正弦波状の位相誤差が生じることが知られている。ここで、電気角に依存する位相誤差の場合、電気角1周期の中で、周期性を持って、位相誤差が繰り返し発生してしまうために、電流が揺れてしまい、トルクリプルが発生する等の状態が生じてしまう。
そこで、電気角に依存する位相誤差に対して、特許文献1の特開2004−222448号公報「モータ制御装置」においては、電気角の60°に相当する切替間隔を有する矩形波制御方式によるモータ制御装置において、回転子(ロータ)が電気角が60°進むのに要する時間の理想値に対する実際の実測値の差分を求めることによって、位相誤差を検出し、矩形波の切替タイミングを補正するという技術が開示されている。
特開2004−222448号公報
しかしながら、前記特許文献1のような技術をPWM制御方式に適用しようとする場合、回転センサつまり位置検出器が検出した電気角に含まれる位相誤差を精度良く検出することができなくなる可能性があり、このため、インバータの出力が低下し、電動機の出力トルクが低下してしまうという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、位置検出器が検出した電気角に含まれる位相誤差を精度良く推定し、検出した電気角を補正する仕組みを有する交流電動機制御装置および交流電動機制御方法を提供することを、その目的としている。
本発明は、前述の課題を解決するために、交流電動機の回転子の電気角の検出結果である検出電気角に基づいて、任意に設定された試験値ベクトルと試験値ベクトル位相とからなる回転ベクトルを、α相、β相の二相交流固定直交座標系の回転ベクトルに変換し、変換した該回転ベクトルに含まれる成分により、前記検出電気角に含まれる位相誤差を推定して、前記検出電気角を補正した補正電気角を導出することを特徴としている。
本発明の交流電動機制御装置および交流電動機制御方法によれば、位置検出器が検出した前記検出電気角に含まれる位相誤差を精度良く推定して、検出した電気角を正確に補正することが可能となり、而して、指定されたトルク目標値を正確に出力した状態に、交流電動機を制御することができるという効果を奏することができる。
以下に、本発明による交流電動機制御装置および交流電動機制御方法の最良の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明による交流電動機制御装置のブロック構成の一例を、図1を用いて説明する。図1は、本発明による交流電動機制御装置の構成の一例を示すブロック構成図である。図1に示すように、交流電動機制御装置は、モータ(交流電動機)を制御するモータ制御部100と検出した電気角の位相誤差に対する補正量を演算する補正量演算部11とを少なくとも含んで構成される。
モータ制御部100は、電流・電圧目標値生成器1、電流ベクトル制御器2、座標変換器A 3、PWM生成器4、インバータ5、電流検出器6、交流電動機7、位相検出器8、速度演算器9、座標変換器B 10を少なくとも含んでいる。
一方、補正量演算部11は、座標変換器C 12、補正量計算部A 13、LPF(ローパスフィルタ)14、補正量計算部B 15、位相進み補償器16を少なくとも含んでいる。
最初に、モータ制御部100の各構成要素について説明する。
電流・電圧目標値生成器1においては、速度演算器9から出力される回転数Nに基づいて、外部から指定された目標とするトルク目標値Tを出力するための電流目標値と誘起電圧目標値とを生成して出力する。つまり、図2に示すように、トルク目標値Tおよび回転数Nを入力として、対応する電流目標値i 、i および誘起電圧目標値v _dcpl、v _dcplを求める電流・電圧目標値テーブルを参照することによって、トルク目標値Tおよび回転数Nを指標として、電流目標値i 、i および誘起電圧目標値v _dcpl、v _dcplを出力する。
図2は、電流・電圧目標値テーブルのイメージを示す模式図であり、回転数N(rpm)を横軸に、目標とするトルク目標値Tを縦軸とした場合、両者の交点を示す黒丸印の位置に、対応する電流目標値i 、i および誘起電圧目標値v _dcpl、v _dcplの各値をマップとして登録している。
電流ベクトル制御器2においては、電流・電圧目標値生成器1から出力された電流目標値i 、i および誘起電圧値v _dcpl、v _dcplと、現在、モータ7に実際に流れている電流値の検出結果である検出電流i、iとを入力として、電流誤差PI(Proportional,Integral:比例・積分)増幅および非干渉制御からなる電流ベクトル制御処理を行うことによって、電圧目標値v 、v を出力する。なお、検出電流i、iは、電流検出器6により検出された電流値i、iを、座標変換器B 10にて、三相交流座標(U相、V相、W相)から回転直交座標(d軸、q軸)に変換することによって得られる。
座標変換器A 3においては、回転直交座標(d軸、q軸)から三相交流座標(U相、V相、W相)に変換するものであり、電流ベクトル制御器2から出力されたd軸、q軸上の電圧目標値v 、v を三相交流の電圧目標値v 、v 、v に変換する。
PWM生成器4においては、座標変換器A 3から出力された三相交流の電圧目標値v 、v 、v を、PWM信号つまりインバータ5におけるパワー素子の駆動信号D 、D 、D に変換し、インバータ5を介してモータ7に駆動電圧を印加している。
位置検出器8においては、モータ(交流電動機)7の回転子(ロータ)の電気角θsenを検出して、位置検出器8の検出結果である検出電気角として、速度演算器9と補正量演算部11とに出力する。
速度演算器9においては、位置検出器8から出力される電気角θsenの変化に基づいて、すなわち、補正量演算部11において補正された補正電気角θcalの変化に基づいて、モータ7の回転数Nを演算して、電流・電圧目標値生成器1に出力する。
次に、補正量演算部11の各構成要素について説明する。
ここに、補正量演算部11は、モータ制御部100とは切り離されて配置されていて、位相検出器8によって検出された回転子の電気角θsen(検出電気角)に基づいて、任意に設定された試験値ベクトルSと試験値ベクトル位相αとからなる回転ベクトルを、α相、β相の二相交流固定直交座標系の回転ベクトルに変換し、変換した該回転ベクトルに含まれる成分(例えば0次成分)により、電気角θsen(検出電気角)に含まれる位相誤差△θ(つまり実位相θと電気角θsenとの差分)を推定して、推定した位相誤差△θを用いて電気角θsen(検出電気角)を補正した補正電気角θcalを導出して、モータ制御部100に出力する機能を備えている。
まず、補正量演算部11の座標変換器C 12においては、任意に設定された試験値ベクトルS、試験値ベクトル位相αの回転ベクトルを、位置検出器8により検出された電気角θsen(検出電気角)を用いて、二相交流固定直交座標(αβ相)の試験値Sα、Sβからなる回転ベクトルに変換する。
補正量計算部A 13においては、座標変換器C 12から出力されてくる試験値Sα、Sβについて、例えば1周期分の平均値を算出して、αβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0を出力する。なお、LPF14は、補正量計算部A 13から出力されるαβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0に含まれているノイズ成分を除去するために設置されている。
補正量計算部B 15においては、LPF14から出力されたαβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0から、位相誤差△θの位相φと振幅Aとを推定して算出する。補正量計算部B 15により算出された位相誤差△θは、補正量演算部11の最終段に配置されている加算器に入力され、位相検出器8により検出された電気角θsen(検出電気角)との間で、次の演算を行うことによって、電気角θsen(検出電気角)を補正して、補正電気角θcalとして、モータ制御部100側に出力される。
θcal = θsen−△θ
なお、位相進み補償器16においては、三相交流座標(U相、V相、W相)への変換に用いるために、当該補正量演算部11からモータ制御部100側に対して出力される補正電気角θcalをモニタリングして、回転数Nから予測した演算周期1回分の進み角を算出して、補正された補正実位相θ′を、補正量計算部B 15にフィードバックして供給することとしている。
(第1の実施形態)
次に、本発明による交流電動機制御方法の第1の実施形態として、図1の補正量演算部11において、モータ制御部100側に対して供給される補正電気角θcalを算出する演算方法について、その一例をさらに詳細に説明する。ここで、補正量演算部11は、位相検出器8にて検出される電気角θsenに含まれる位相誤差Δθが、ある周期で繰り返される正弦波状の誤差であるものとして推定する。
補正量演算部11は、前述したように、まず、試験値ベクトルSと試験値ベクトル位相αとからなる回転ベクトルを任意に設定して、実位相θと位置検出器8により検出されるモータ7の回転子(ロータ)の電気角θsenとの間の位相誤差△θの推定を、以下に示す手順によって行っている。ここで、位相誤差△θは、検出した電気角θsen(検出電気角)に依存して内在されるほぼ正弦波状の誤差であり、近似的に式(1)のように表すことができる。
Figure 2009100615
ただし、A:電気角1周期における誤差の周期がnの場合の位相誤差の振幅
n:電気角1周期における誤差の周期
θ:実位相
φ:位相誤差の位相ずれ
最初に、任意の値に設定された試験値ベクトルS、試験値ベクトル位相αは、前述したように、座標変換器C 12において、位置検出器8によって検出されたモータ7の回転子の電気角θsenを参照して、二相交流固定直交座標(αβ相)の試験値Sα、Sβに変換される。
さらに、補正量計算部A 13において、前述したように、電気角1周期分の平均値を算出して、αβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0として出力し、LPF14において、試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0に含まれるノイズ成分を除去する。
しかる後、補正量計算部B 15において、前述したように、LPF14からノイズ成分が除去されて出力されたαβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0を基にして、位相誤差△θの位相φと振幅Aとを算出する。
ここで、試験値ベクトル位相α、位相誤差△θの位相φ、αβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0の位相αs_0の関係について説明すると、次の通りである。以下の説明においては、一例として、n=1の場合(つまり、電気角1周期に対して誤差の周期が等しい場合。以下の説明では、「1θ誤差」と便宜上略称する。)について説明する。
まず、試験値ベクトルSと試験値ベクトル位相αとからなる回転ベクトルを、次の式(2)によって、回転直交座標系のdq軸上の試験値S、Sに変換する。
Figure 2009100615
さらに、変換したdq軸上の試験値S、Sを、位置検出器8により検出されたモータ7の回転子(ロータ)の電気角θsenを用いて、次の式(3)によって、二相交流固定直交座標系のαβ相上の試験値Sα、Sβに座標変換する。
Figure 2009100615
また、位相誤差Δθを含んだ位相検出器8からの電気角θsenと実位相θとの関係は、次の式(4)で与えられ、また、位相誤差△θが微小のときには、次の近似式(5)が成立する。
Figure 2009100615
Figure 2009100615
したがって、前述の式(3)に、式(4)、式(5)、および、「1θ誤差」つまりn=1のときの位相誤差Δθの近似式である前述の式(1)をそれぞれ代入して、さらに、三角関数の公式を用いて、整理すると、次の式(6)が得られる。
Figure 2009100615
しかる後、式(6)から、αβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0を抜き出して整理すると、次の式(7)が得られる。
Figure 2009100615
つまり、式(7)は、αβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0の位相・振幅と、位相誤差△θの位相ずれφ・振幅Aの関係を示している。式(7)から、位相誤差△θの振幅Aと位相ずれφとを抜き出して、それぞれのαβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0との関係を示すと、次の式(8)、式(9)となる。なお、補正量演算部11においては、少なくとも、モータ7が出力すべきトルク目標値(T)が外部から指定される都度、式(8)、式(9)によって、電気角θsen(検出電気角)に含まれる振幅A、位相ずれφを算出する動作が行われる。
Figure 2009100615
Figure 2009100615
ここで、試験値ベクトル位相α=30[°]に設定した場合を例にとって、位相誤差△θの位相ずれφを0[°]、30[°]、60[°]と変化させた場合における試験値ベクトルS 、位相誤差△θ、αβ相上の試験値の0次成分Sa_0の関係を図示すると、それぞれ、図3、図4、図5に示すようになる。
つまり、試験値ベクトル位相α=30[°]には、図3〜図5のいずれにおいても、虚軸上から30[°]進んだ位置に試験値ベクトルS が存在しており、位相誤差△θの位相ずれφが0[°]の場合には、図3に示すように、位相誤差△θはd軸上にあり、αβ相上の試験値の0次成分Sa_0のベクトルは、α軸上から位相αs_0=210[°]進んだ位置になる。
また、位相誤差△θの位相ずれφが30[°]の場合には、図4に示すように、位相誤差△θはd軸上から位相φ=30[°]進んだ位置にあり、αβ相上の試験値の0次成分Sa_0のベクトルは、α軸上から位相αs_0=180[°]進んだ位置になる。また、位相誤差△θの位相ずれφが60[°]の場合には、図5に示すように、位相誤差△θはd軸上から位相φ=60[°]進んだ位置にあり、αβ相上の試験値の0次成分Sa_0のベクトルは、α軸上から位相αs_0=150[°]進んだ位置になる。
なお、αβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0の位相αs_0は、次の式(10)から求めることができる。
Figure 2009100615
以上のように、位相検出器8が検出した電気角θsen(検出電気角)に依存して内在する位相誤差Δθの導出過程をまとめて図示すると、図6に示すように表現することができる。図6は、本発明による交流電動機制御装置における位相誤差Δθの導出過程の一例を示す説明図である。
図6に示すように、任意に設定した試験値ベクトルSと試験値ベクトル位相αとからなる回転ベクトルに基づいて、補正量計算部B 15にて、式(10)に示す演算式によって、αβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0の位相αs_0を算出し(シーケンスSeq1)、その後、式(9)に示す演算式によって、位相誤差△θの位相ずれφを算出する(シーケンスSeq2)。一方、試験値ベクトルSと試験値ベクトル位相αとに基づいて、補正量計算部B 15にて、式(8)に示す演算式によって、位相誤差△θの振幅Aを算出する(シーケンスSeq3)。
しかる後、シーケンスSeq2において算出された位相誤差△θの位相ずれφとシーケンスSeq3において算出された位相誤差△θの振幅Aとを用いて、補正量計算部B 15にて、「1θ誤差」すなわちn=1(つまり、電気角1周期に対して誤差の周期が“1”)を適用した式(1)に示す演算式によって、位相誤差△θを導出する(シーケンスSeq4)。なお、シーケンスSeq4においては、式(1)における実位相θについて、三相交流座標(U相、V相、W相)への変換に用いるために、当該補正量演算部11からモータ制御部100に出力される補正電気角θcalのモニタリング結果に基づいて、位相進み補償器16にて、回転数Nから予測した演算周期1回分の進み角を算出して、補正された補正実位相θ′を、実位相θの代わりに用いる。
位相誤差Δθを含む位相検出器8の検出電気角θsenを補正して、モータ制御部100に対して出力する補正電気角θcalは、次の式(11)式に示すように、位相検出器8により検出された電気角θsenから、シーケンスSeq14において補正量計算部B 15にて求められた位相誤差△θを減ずることにより算出することができる。
Figure 2009100615
以上に説明した位相誤差補正方法について、図7のフローチャートを用いて、さらに説明する。図7は、本発明による交流電動機制御方法の一例を示すフローチャートであり、検出電気角θsenの位相誤差補正方法として前述した動作の流れを、モータ制御部100側と補正量演算部11側とのそれぞれについて示している。
図7のフローチャートについて、まず、モータ制御部100側の動作について説明する。最初に、電流・電圧目標値生成器1は、外部から指定された目標とするトルク目標値(T)を読み込んで(ステップS1)、さらに、図2に示すような、トルク目標値(T)および回転数Nに対応する電流目標値i 、i および誘起電圧目標値v _dcpl、v _dcplを求める電流・電圧目標値テーブルつまり電流・電圧マップを読み込む(ステップS2)。
しかる後、トルク目標値(T)と速度演算器9から入力されてくるモータ7の回転数Nとに基づいて、読み込んだ電流・電圧目標値テーブルつまり電流・電圧マップを参照することにより、トルク目標値Tおよび回転数Nを指標とする、電流目標値i 、i および誘起電圧目標値v _dcpl、v _dcplを求める。なお、モータ7の回転数Nは、速度演算器9において、補正量演算部11側から供給されてくる、現在のモータ7の回転子の補正電気角θcal(検出した電気角θsenに含まれている位相誤差△θを補正した後の電気角)の変化に基づいて、導出される。
次に、ステップS2として電流・電圧目標値生成器1において求められた電流目標値i 、i および誘起電圧値v _dcpl、v _dcplと、ステップS8からフィードバックされてくる、検出電流i、iを入力として、電流ベクトル制御器2において、電圧目標値v 、v を導出する(ステップS3)。
さらに、ステップS3において導出された電圧目標値v 、v を、座標変換器A 3において、補正量演算部11側から供給されてくる、現在のモータ7の回転子の電気角θsenを補正した補正電気角θcalを用いて、三相交流座標系の電圧目標値v 、v 、v に座標変換する(ステップS4)。
しかる後、PWM生成器4において、ステップS4において座標変換された三相交流座標系の電圧目標値v 、v 、v を、PWM信号つまりインバータ5におけるパワー素子を駆動するための駆動信号D 、D 、D に変換することによって(ステップS5)、インバータ5を介してモータ7に駆動電圧を印加し、モータ7を駆動する(ステップS6)。この結果、モータ7の回転子は回転駆動され、電流検出器6によって電流値i、iがリアルタイムに検出され、かつ、位相検出器8によってモータ7の回転子の磁極位置つまり電気角θsen(実位相θからの位相誤差Δθを含む)がリアルタイムに検出される(ステップS7)。ステップS7により検出されたモータ7の回転子の磁極位置つまり電気角θsenは、補正量演算部11側に供給されて、位相誤差Δθを除去した補正電気角θcalを導出することになる。
一方、ステップS7により検出された電流値i、iは、座標変換器B 10において、補正量演算部11側から供給されてくる補正電気角θcalを参照しながら、回転直交座標(d軸、q軸)の電流値i、iに座標変換されて(ステップS8)、ステップS3にフィードバックされる。
次に、図7のフローチャートについて、補正量演算部11側の動作を説明する。最初に、任意の値に設定された試験値ベクトルS、試験値ベクトル位相αを読み込んで(ステップS11)、モータ制御部100側のステップS7において位置検出器8によって検出された電気角θsenを参照することにより、座標変換器C 12において、二相交流固定直交座標系(αβ相)の試験値Sα、Sβに座標変換する(ステップS12)。
次に、補正量計算部A 13により、ステップS12において座標変換された試験値Sα、Sβについて、1周期分の平均値を算出することにより、αβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0を抽出し、LPF14によりノイズ成分を除去する(ステップS13)。次いで、ステップS13において抽出されたαβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0から、補正量計算部B 15により、まず、前述の式(10)を用いて、αβ相上の試験値の0次成分Sα_0、Sβ_0の位相αs_0を算出する(ステップS14)。
さらに、補正量計算部B 15により、前述の式(9)を用いて、位相誤差△θの位相ずれφを算出し(ステップS15)、また、前述の式(8)を用いて、位相誤差△θの振幅Aを算出する(ステップS16)。
しかる後、ステップS15において算出された位相誤差△θの位相ずれφとステップS16において算出された位相誤差△θの振幅Aとを用いて、補正量計算部B 15により、前述の式(1)によって、位相誤差△θを導出する(ステップS17)。なお、ここで、式(1)における実位相θについては、前述したように、位相進み補償器16により、補正量演算部11からモータ制御部100に出力される補正電気角θcalに基づいて、回転数Nから予測した演算周期1回分の進み角を算出して、進み角を加えることにより補正された補正実位相θ′を、実位相θの代わりに用いるように動作する。
しかる後、補正量演算部11の最終段に配置された加算器によって、前述の式(11)を用いて、モータ制御部100側から供給されてきたモータ7の回転子の磁極位置つまり電気角θsenから、ステップS17にて算出された位相誤差△θを減算して、補正電気角θcalを算出して、モータ制御部100側に供給する(ステップS18)。
以上のような制御方法を適用することによって、位相検出器8が検出した電気角θsenに含まれていると推定される正弦波状の誤差を精度良く打ち消すことが可能となり、位相検出器8の検出精度に起因するトルクリプル等の発生を抑制して、モータ7の制御精度の向上を図ることが可能となる。而して、インバータ5の出力性能を向上させ、モータ7の出力トルクを、外部から指定した目標値通りに正確に出力させることができる。
以上のように、位相検出器8が検出した電気角θsenに含まれていると想定される位相誤差Δθを推定し、検出した電気角θsenに適切な補正を加えた補正電気角θcalを用いることによって、モータ7を駆動する駆動信号を生成する制御を行った場合の効果について、かかる補正を行わない場合と対比して、図8、図9、図10に例示する。
図8には、定速回転時において、位相検出器8によって検出された電気角θsen(つまり、補正前の電気角)の波形と、前述のような補正量演算部11における補正方法を用いて電気角θsenの補正を行った後の補正電気角θcal(つまり、補正後の電気角)の波形とを例示している。図8に示すように、位相検出器8によって検出された電気角θsen(つまり、補正前の電気角)の波形は、定速回転にも関わらず、時間[t]の経過とともに、波打つように変化する波形となり、ほぼ正弦波状の位相誤差Δθが含まれている状態になる。
一方、本発明による補正後においては、定速回転時においては、時間[t]の経過とともに、回転子の補正電気角θcalとしてほぼリニアに変化する結果が得られており、本発明による交流電動機制御方法が有効であることを示している。
また、図9には、モータ7の回転角度の真値との差分を示す位相誤差Δθについて、位相検出器8によって検出された電気角θsen(つまり、補正前の電気角)と真値との差分の波形と、前述のような補正量演算部11における補正方法を用いて電気角θsenの補正を行った後の補正電気角θcal(つまり、補正後の電気角)と真値との差分の波形とを例示している。図9に示すように、位相検出器8によって検出された電気角θsen(つまり、補正前の電気角)と真値との差分である位相誤差Δθの波形は、±0.5[rad]の範囲に亘ってほぼ正弦波状に大きく波打つ波形となっている。
一方、本発明による補正後においては、補正電気角θcal(つまり、補正後の電気角)と真値との差分である位相誤差Δθの波形は、ごく僅かに変動が見られるものの、ほとんど真値と同一の値が得られており、本発明による交流電動機制御方法が有効であることを示している。
また、図10には、位相検出器8によって検出された電気角θsen(つまり、補正前のθ)を用いて座標変換を行った場合の補正前の三相交流の電流検出値(i、i、i)の波形と、前述のような補正量演算部11における補正方法を用いて電気角θsenの補正を行った後の補正電気角θcal(つまり、補正後の電気角)を用いて座標変換を行った場合の補正後の三相交流の電流検出値(i、i、i)の波形とを、それぞれ、図10(A)、図10(B)として例示している。図10(A)に示すように、位相検出器8によって検出された電気角θsen(つまり、補正前の電気角)をそのまま用いて座標変換された三相交流の電流検出値(i、i、i)の波形は、正弦波ではなく、歪を含んだ波形に変換されてしまう。
一方、本発明による補正後においては、図10(B)に示すように、座標変換された三相交流の電流検出値(i、i、i)の波形は、ほぼ正弦波状の波形に変換されており、本発明による交流電動機制御方法が有効であることを示している。
(第2の実施形態)
本発明による交流電動機制御方法の第二の実施形態は、図1の補正量演算部11において、モータ制御部100に対して供給される補正電気角θcalを算出する演算方法について、第1の実施形態の場合とは異なる例を説明するものである。
つまり、本実施形態においては、第1の実施形態において前述した式(3)において、変換したdq軸上の試験値S、Sを、二相交流固定直交座標系のαβ相上の試験値Sα、Sβに座標変換する際に、位置検出器8により検出されたモータ7の回転子(ロータ)の電気角θsenを、(2π−θsen)と置き換えて計算するようにする。すなわち、位相検出器8により検出される電気角θsen(検出電気角)を、順回転方向の回転角度(θsen)ではなく、逆回転方向の回転角度(2π−θsen)を用いて、二相交流固定直交座標系のα相、β相の回転ベクトルに変換する場合を示している。
この結果、第1の実施形態においてαβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0を算出するために用いられる式(7)の代わりに、次の式(12)を用いて、αβ相上の試験値Sα、Sβの0次成分Sα_0、Sβ_0を算出すれば良い。さらに、位相誤差△θの位相ずれφについても、第1の実施形態の式(9)の代わりに、次の式(13)を用いて算出すれば良い。
Figure 2009100615
Figure 2009100615
式(12)、式(13)の演算式に示すように、本実施形態においては、第1の実施形態における演算式よりも簡単な演算により、図6に示した導出過程を経て、位相検出器8の位相誤差Δθを算出することができるようになり、しかる後、第1の実施形態に示した式(11)を用いて、位相誤差Δθを含む位相検出器8の検出電気角θsenを補正した後の補正電気角θcalを求めるようにすれば良い。
(その他の実施形態)
正弦波状の位相誤差△θの周期が、電気角1周期と等しい周期の場合(つまり「1θ誤差」の場合)を用いて説明した前述の第1、第2の実施形態の場合とは異なり、正弦波状の位相誤差△θの周期が、電気角1周期に対して、例えば、その2倍の周期(「2θ誤差」と略称する)で発生したとしても(つまり、前述の式(1)の代わりに、△θ=Acos{2(θ+φ)}が適用される場合)、補正量演算部11中の座標変換器C 12への入力を、θsenから(2・θsen)に置換し、位相進み補償器16の出力も、θ′から(2・θ′)に置換し、補正量計算部B 15からの位相誤差△θを{(1/2)△θ}に置換することによって、前述した補正方法と全く同様の方法を用いて、位相誤差の推定を行うことができる。
かくのごとく、前述の第1、第2の実施形態にて説明した「1θ誤差」の場合のみに限らず、「2θ誤差」をはじめあらゆる周波数の位相誤差を同時に推定して、推定した位相誤差に基づいて、電気角θsenを適切に補正した補正電気角θcalを導出し、精度良く、モータ7の出力トルクを制御することができる。
また、前述の第1、第2の実施形態においては、補正量演算部11において、少なくとも、外部から指令されるトルク目標値Tが入力される都度、前述の第1、第2の実施形態に説明したような補正方法を用いて、位相誤差△θを算出している場合について説明したが、トルク目標値Tが入力される都度、位相誤差△θを算出する代わりに、補正量演算部11において算出される位相誤差△θの推定値を、あらかじめメモリに記憶しておき、少なくとも、トルク目標値Tが入力された際に、該メモリに記憶されている位相誤差△θの推定値を読み込んで、位相検出器8にて検出される電気角θsenを補正するようにしても良い。
本発明による交流電動機制御装置の構成の一例を示すブロック構成図である。 本発明による交流電動機制御装置における電流・電圧目標値テーブルのイメージを示す模式図である。 試験値ベクトル位相を30[°]に設定した場合に、位相誤差の位相ずれが0[°]となった場合の試験値ベクトル、αβ相上の試験値の0次成分の位相関係を示す説明図である。 試験値ベクトル位相を30[°]に設定した場合に、位相誤差の位相ずれが30[°]となった場合の試験値ベクトル、αβ相上の試験値の0次成分の位相関係を示す説明図である。 試験値ベクトル位相を30[°]に設定した場合に、位相誤差の位相ずれが60[°]となった場合の試験値ベクトル、αβ相上の試験値の0次成分の位相関係を示す説明図である。 本発明による交流電動機制御装置における位相誤差の導出過程の一例を示す説明図である。 本発明による交流電動機制御方法の一例を示すフローチャートである。 検出された補正前の電気角の波形と本発明による補正を行った後の補正電気角の波形とを示す波形図である。 回転角の真値との差分を示す位相誤差Δθについて、検出された補正前の電気角と真値との差分の波形と本発明による補正を行った後の補正電気角と真値との差分の波形とを示す波形図である。 検出された補正前の電気角を用いて座標変換を行った場合の補正前の三相交流の電流波形と、補正を行った後の補正電気角を用いて座標変換を行った場合の補正後の三相交流の電流波形とを示す波形図である。
符号の説明
1…電流・電圧目標値生成器、2…電流ベクトル制御器、3…座標変換器A、4…PWM生成器、5…インバータ、6…電流検出器、7…交流電動機(モータ)、8…位相検出器、9…速度演算器、10…座標変換器B、11…補正量演算部、12…座標変換器C、13…補正量計算部A、14…LPF(ローパスフィルタ)、15…補正量計算部B、16…位相進み補償器、100…モータ制御部。

Claims (10)

  1. 交流電動機の回転動作を制御する交流電動機制御装置において、位相検出手段により検出された回転子の検出電気角に基づいて、任意に設定された試験値ベクトルと試験値ベクトル位相とからなる回転ベクトルを、α相、β相の二相交流固定直交座標系の回転ベクトルに変換し、変換した該回転ベクトルに含まれる成分により、前記検出電気角に含まれる位相誤差を推定して、前記検出電気角を補正した補正電気角を導出する補正量演算手段を備えていることを特徴とする交流電動機制御装置。
  2. 請求項1に記載の交流電動機制御装置において、前記補正量演算手段は、前記位相検出手段により検出される前記検出電気角として、順回転方向、逆回転方向のいずれかの回転角度を用いて、α相、β相の二相交流固定直交座標系の前記回転ベクトルに変換することを特徴とする交流電動機制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の交流電動機制御装置において、前記補正量演算手段は、前記検出電気角に含まれる位相誤差を、正弦波状の誤差として推定することを特徴とする交流電動機制御装置。
  4. 請求項3に記載の交流電動機制御装置において、α相、β相の二相交流固定直交座標系に変換した前記回転ベクトルに含まれる0次成分の振幅と位相とにより、前記検出電気角に含まれる位相誤差の振幅と位相ずれとを推定することを特徴とする交流電動機制御装置。
  5. 請求項4に記載の交流電動機制御装置において、少なくとも、交流電動機が出力すべきトルク目標値が指定される都度、前記検出電気角に含まれる位相誤差の振幅を算出することを特徴とする交流電動機制御装置。
  6. 請求項4または5に記載の交流電動機制御装置において、少なくとも、交流電動機が出力すべきトルク目標値が指定される都度、前記検出電気角に含まれる位相誤差の位相ずれを算出することを特徴とする交流電動機制御装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の交流電動機制御装置において、二相交流固定直交座標系に変換した前記回転ベクトルに含まれる成分により推定した前記検出電気角に含まれる位相誤差を、メモリにあらかじめ保存しておき、少なくとも、交流電動機が出力すべきトルク目標値が指定された際に、該メモリから該当する位相誤差を読み出して、前記検出電気角を補正した補正電気角を導出することを特徴とする交流電動機制御装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の交流電動機制御装置において、前記補正量演算手段により導出された前記補正電気角を用いて、指定されたトルク目標値に相当するd軸、q軸の回転直交座標系の電圧目標値を、交流電動機を駆動するためのU相、V相、W相の三相交流座標系の電圧目標値に座標変換して交流電動機を駆動することを特徴とする交流電動機制御装置。
  9. 交流電動機の回転動作を制御する交流電動機制御方法において、位相検出手段により検出された回転子の検出電気角に基づいて、任意に設定された試験値ベクトルと試験値ベクトル位相とからなる回転ベクトルを、α相、β相の二相交流固定直交座標系の回転ベクトルに変換し、変換した該回転ベクトルに含まれる成分により、前記検出電気角に含まれる位相誤差を推定して、前記検出電気角を補正した補正電気角を導出することを特徴とする交流電動機制御方法。
  10. 請求項9に記載の交流電動機制御方法において、導出された前記補正電気角を用いて、指定されたトルク目標値に相当するd軸、q軸の回転直交座標系の電圧目標値を、交流電動機を駆動するためのU相、V相、W相の三相交流座標系の電圧目標値に座標変換して交流電動機を駆動することを特徴とする交流電動機制御方法。
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