JP6536479B2 - 回転機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、位置センサレス制御を行う回転機の制御装置に関する。
従来、複数のインバータにより多重巻線同期回転機を駆動する制御装置において、電圧や電流情報から磁極位置を推定する位置センサレス制御を行う制御装置が知られている。
例えば特許文献1に開示された同期機の位置センサレス制御装置では、マスターインバータ及びスレーブインバータでそれぞれ推定位相角を演算した後、それらを平均した推定位相角に基づいて推定速度を演算する。
特許第5527025号公報
特許文献1の制御装置では、二つのインバータでそれぞれ拡張誘起電圧及び推定位相角を演算するため、演算量が増加するという問題がある。
また、多相交流電動機の制御において、ロータマグネットの着磁不均一性やロータ及びステータの形状等に起因して、或いは、外乱により相電流の基本波成分に高調波成分が重畳することが知られている。高調波成分は、脈動により、位置推定精度を低下させる要因となる。しかし、特許文献1には、このような高調波成分の低減について何ら言及されていない。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、複数の多相巻線組を有する回転機に対し、位置センサレス制御での位置推定演算の演算量を低減しつつ、高調波成分を適切に低減する回転機の制御装置を提供することにある。
本発明の回転機の制御装置は、3相以上の多相巻線組をステータ(84)に複数有する回転機(802、803、809)に対し、複数の巻線組への通電を位置センサレス制御で制御する。この回転機の制御装置は、複数の電力変換器(62、63、69)と、高調波成分相殺部(352、452、353、453、359、459)と、誘起電圧推定部(57)と、磁極位置推定部(58)とを備える。
複数の電力変換器は、入力された電力を交流電力に変換し、回転機に供給する。
特定の前記巻線組への通電を制御する一群の構成要素の単位を「系統」と定義すると、高調波成分相殺部は、各系統の電圧及び電流の少なくとも一方について、基本波成分に重畳した高調波成分を推定回転座標系での相殺処理により低減する。
誘起電圧推定部は、相殺処理により算出された電圧値又は電流値を含む各系統に共通の情報に基づいて誘起電圧を推定する。
磁極位置推定部は、誘起電圧推定部が推定した誘起電圧に基づいて、回転機のロータ(85)の磁極位置を推定する。
典型的に高調波成分相殺部は、相殺処理として各系統の推定回転座標系の電圧指令値を加算する電圧加算器(352、353、359)、又は、相殺処理として各系統の推定回転座標系の電流検出値を加算する電流加算器(452、453、459)の少なくとも一方を含む。
特許文献1の従来技術に対し、本発明では、位置推定精度に影響を及ぼす高調波成分の低減を目的とした「相殺処理」を実行する高調波成分相殺部が設けられる。
また、特許文献1の従来技術では、二つのインバータでそれぞれ拡張誘起電圧及び推定位相角を演算するのに対し、本発明の誘起電圧推定部は、各系統に共通の情報に基づいて一通りの誘起電圧を推定する。そして、磁極位置推定部は、誘起電圧推定部が推定した一通りの誘起電圧に基づいて磁極位置を推定する。
したがって、本発明では、位置推定演算の演算量を低減しつつ、高調波成分を適切に低減することができる。
本発明の回転機の制御装置は、高調波成分相殺部により相殺処理された電流を用いて電流フィードバック制御を行うことが好ましい。これにより、電流フィードバック制御においてフィードバック電流に含まれる高調波成分を適切に低減することができる。また、高調波成分を除去するためのフィルタが不要になる。
第1実施形態による回転機の制御装置の構成を示す制御ブロック図。 (a)界磁回路の模式図。(b)2系統回転機のステータの部分断面図。 3相2系統回転機の巻線の模式図。 固定座標系、回転座標系、推定回転座標系の軸の関係を説明する図。 (a)巻線温度と抵抗との関係を示す特性図、(b)電流とインダクタンスとの関係を示す特性図。 3相2系統電流の加算による6次高調波のキャンセルを説明する図。 第2実施形態による回転機の制御装置の構成を示す制御ブロック図。 第3実施形態による回転機の制御装置の構成を示す制御ブロック図。 3相3系統回転機の巻線の模式図。 3相3系統電流の加算による6次高調波のキャンセルを説明する図。 第4実施形態による回転機の制御装置の構成を示す制御ブロック図。 3相2系統の固定座標系での(a)5次、(b)7次高調波の加算を示す図(比較例)。
以下、回転機の制御装置の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。複数の実施形態において実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。また、前出の実施形態で説明した事項について、後出の実施形態で異なる旨を記載する事項以外は、原則として共通に適用されるものとする。
この回転機の制御装置は、例えば駆動力源としてエンジンを備える車両において、スタータ及びオルタネータの機能を統合したISG(Integrated Starter Generator)の通電を制御するシステムに適用される。
以下の実施形態の説明では、特許請求の範囲における「回転機」を「モータ」と記し、「回転機の制御装置」を「モータ制御装置」と記す。また、第1〜第4実施形態を包括して「本実施形態」という。
各実施形態のモータ制御装置は、3相以上の多相巻線組をステータに複数有するモータに対し、複数の電力変換器から対応する巻線組への通電を制御する装置である。以下、特定の巻線組への通電を制御する一群の構成要素の単位を「系統」と定義する。具体的に、第1〜第4実施形態のモータの相数は、いずれも3相である。また、系統数については、第1、第2実施形態が2系統、第3実施形態が3系統、第4実施形態が一般化されたN系統である。そのような構成を前提として、各実施形態のモータ制御装置は、位置センサレス制御により、各系統の電力変換器の出力電圧を制御する。
各実施形態のモータ制御装置の符号は、「10」に続く3桁目に、実施形態の番号を付す。また、各実施形態のモータの符号は、「80」に続く3桁目に、2系統では「2」、3系統では「3」、N系統では「9」を付す。同様に、「高調波成分相殺部」としての電圧加算器、電流加算器、及び、それらに対応する及び除算器の符号についても、系統数に応じて3桁目に「2」、「3」、「9」を付す。
各系統の構成要素である電力変換器、電流センサ等は、2桁又は3桁符号の末尾数字を系統の番号とする。例えば第1系統の構成要素は符号末尾を「1」、第2系統の構成要素は符号末尾を「2」、第N系統の構成要素は符号末尾を「9」とする。
(第1実施形態)
第1実施形態による3相2系統のモータ制御装置について、図1〜図6を参照して説明する。図1に示すように、モータ制御装置101は、2系統の3相巻線組を有するモータ802に2台の電力変換器61、62から交流電力を供給するシステムに適用される。
モータ802は、例えば永久磁石式同期型の3相交流モータである。モータ802には、ロータの磁極位置を検出する回転角センサは設けられていない。
図2(a)に示すように、モータ802の近傍には、インダクタンスMfの界磁巻線88を有し、界磁電流ifが流れる界磁回路87が設けられている。なお、界磁電流ifを制御する制御器の図示を省略する。
図2(b)に示すように、永久磁石同期型のモータ802は、周方向に磁極86が配置されたロータ85が、ステータ84の径内側に回転可能に支持されている。図2(b)には、ロータ85にN極及びS極が2対(すなわち計4極)設けられた例を示す。
ステータ84に巻回される巻線について、例えば「U1」は第1系統のU相巻線を意味し、「V2」は第2系統のV相巻線を意味する。第1系統と第2系統との同相巻線は、ステータ84の周方向に交互に配置されている。
図3に、第1系統巻線81を実線、第2系統巻線82を破線で表し、3相2系統のモータ802の巻線の配置を模式的に示す。3相2系統のモータ802の各相巻線は、第1系統と第2系統との間の位相が電気角30(すなわち、60/2)°ずれている。
また、2相固定座標系のαβ軸は、α軸α1、α2がU相軸U1、U2と一致するように定義される。
図1に戻り、第1系統及び第2系統の電力変換器61、62は、それぞれ第1系統巻線81及び第2系統巻線82に対応する。電力変換器61、62の入力側信号線及び出力側電力経路に付した3本の斜線は、3相であることを表す。典型的には、電力変換器61、62は、バッテリ等の直流電源から入力された直流電力を複数のスイッチング素子の動作により交流電力に変換するインバータである。
図1には、電力変換器61、62の入力側電力経路の図示を省略する。直流電源と電力変換器61、62との間にはDCDCコンバータ等が設けられてもよい。
また、3相上下アームの6個のスイッチング素子を含む3相交流インバータの構成も周知技術であるため図示を省略する。
電力変換器61、62とモータ802との間の電力経路に図示される三角波マークは、各系統の相電流を検出する電流センサ71、72を示す。電流センサ71、72は、3相全てに設けられてもよく、3相のうち2相に設けられ、残る1相の電流をキルヒホッフの法則により算出するようにしてもよい。
モータ制御装置101は、例えば特許第3411878号公報等に開示された周知技術である位置センサレス制御でのベクトル制御の構成を基本とする。ここで、ベクトル制御に用いられる各座標系の軸の関係を図4に示す。αβ軸は2相固定座標系で互いに直交する軸であり、dq軸は2相回転座標系で互いに直交する軸である。ロータ85の回転により、電気角θ、すなわち、αβ軸に対するdq軸の位相は時間と共に変化する。
実際の電気角θを直接検出しない位置センサレス制御では、dq軸とは別に、2相推定回転座標系のγδ軸を定義する。γδ軸における推定磁極位置θγと実際の電気角θとの差を「軸ずれΔθ」と表す。位置センサレス制御では、軸ずれΔθを0に収束させるように、PI制御等により電気角速度ωを演算することにより、推定磁極位置θγを実際の電気角θとみなして制御演算を実行する。
以下の明細書及び図面において、記号「iγδ」は、γ軸電流iγ及びδ軸電流iδを意味する。数式では、γ軸電流iγ及びδ軸電流iδを別個に行列形式で表す。「vγδ」及び「eγδ」についても同様とする。なお、「θγ」については、γを下付文字でなく通常文字で記載する。
図1に戻り、本実施形態のモータ制御装置101は、2系統の3相巻線組を有するモータ802の通電を位置センサレス制御により制御することを特徴とする。ここで、2系統のγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2を演算するまでの構成は、いずれかの周知技術を適用可能であるものとし、図示を省略する。例えばγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2は、検出された実電流を電流指令値に一致させる電流フィードバック制御により演算されてもよい。或いは、検出された実トルク、又は実電流から推定された推定トルクをトルク指令値に一致させるトルクフィードバック制御により演算されてもよい。
モータ制御装置101は、第1系統の2相3相変換部171、3相2相変換部181、第2系統の2相3相変換部172、3相2相変換部182、電圧加算器352、除算器362、電流加算器452、除算器462、パラメータ変更部55、誘起電圧推定部57及び磁極位置推定部58等を備える。
電圧加算器352及び電流加算器452は、特許請求の範囲に記載の「高調波成分相殺部」に相当し、推定回転座標系で2系統の電圧及び電流を加算することで、基本波成分に重畳した高調波成分を相殺する「相殺処理」を実行する。
或いは、電圧加算器352及び電流加算器452に、それぞれ除算器362、462を組み合わせたセットを「高調波成分相殺部」とみなし、推定回転座標系で2系統の電圧及び電流の平均値を算出することで相殺処理を実行すると解釈してもよい。
各系統の2相3相変換部171、172は、γδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2を3相電圧指令値v* UVW1、v* UVW2に変換し、電力変換器61、62に出力する。各系統の3相2相変換部181、182は、電流センサ71、72が検出した相電流iUVW1、iUVW2を取得し、γδ軸電流検出値iγδ1、iγδ2に変換する。
電圧加算器352は、2系統のγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2の合計を算出する。除算器362は、その合計を2で除した平均値v* γδを誘起電圧推定部57に出力する。
電流加算器452は、2系統のγδ軸電流検出値iγδ1、iγδ2の合計を算出する。除算器462は、その合計を2で除した平均値iγδを誘起電圧推定部57に出力する。
誘起電圧推定部57は、「各系統に共通の情報」である電圧指令値の平均値v* γδ及び電流検出値の平均値iγδに基づいて、拡張誘起電圧eγδを推定する。
磁極位置推定部58は、拡張誘起電圧eγδに基づいて、軸ずれΔθの関数「−sin△θ、cos△θ」を算出し、さらに、軸ずれΔθを0に収束させるPI制御演算等により、磁極位置θγを推定する。また、一般には、磁極位置θγの推定と同時に電気角速度ωを推定する。すなわち、「磁極位置推定部」は、正確には「磁極位置及び速度推定部」として機能する。
誘起電圧推定部57及び磁極位置推定部58による推定演算の数式を以下に記載する。
記号は、以下の通りである。また、各記号の添え字「1」、「2」は、第1系統及び第2系統の値であることを示す。
R :抵抗
d、Lq:d軸、q軸自己インダクタンス
d、Mq:d軸、q軸相互インダクタンス
ω :電気角速度
f :界磁回路のインダクタンス
f :界磁電流
第1系統の推定回転座標系の電圧方程式、及び拡張誘起電圧eγδ1は、数式1で表される。
Figure 0006536479
第2系統の推定回転座標系の電圧方程式、及び拡張誘起電圧eγδ2は、数式2で表される。
Figure 0006536479
第1系統及び第2系統の電圧、電流、拡張誘起電圧の各平均値を数式3で定義する。
Figure 0006536479
また、2系統の自己インダクタンスについて数式4の関係が成り立つと仮定する。
Figure 0006536479
2系統の電圧、電流平均値を用いた電圧方程式、及び拡張誘起電圧eγδは、数式5で表される。
Figure 0006536479
数式1、2、5で得られる「−sin△θ、cos△θ」に基づき、軸ずれΔθは、数式6で算出される。
Figure 0006536479
図1にて、誘起電圧推定部57及び磁極位置推定部58をまとめて推定部56と記す。推定部56には、モータ802の運転状態によって変化する電気角速度ω及び界磁電流ifが入力される。なお、磁極位置推定部58の内部で電気角速度ωを推定する構成では、電気角速度ωの入力矢印は正確には不要であるが、便宜上、入力情報として図示する。
また、推定部56は、モータ802のパラメータである抵抗R、各インダクタンスL、Mを固定値として記憶してもよい。
ただし、例えば図5(a)に示すように、抵抗Rは巻線温度Tmに対して正の相関を有している。また、図5(b)に示すように、インダクタンスL、Mは相電流iUVWに対して反比例型の負の相関を有している。なお、臨界電流i0以下の領域は、磁気飽和領域に相当する。
そのため、第1実施形態のモータ制御装置101は、巻線温度Tm、相電流iUVW等、モータ802の運転状態に応じて、モータ802のパラメータ値を変更するパラメータ変更部55を備える。パラメータ変更部55は、図5(a)、(b)のような特性マップを記憶してもよいし、数式によりパラメータ値を算出してもよい。
推定部56は、パラメータ変更部55が随時変更したパラメータ値を用いて、拡張誘起電圧eγ、eδや軸ずれΔθの推定演算を行う。これにより、モータ802の運転状態に応じて、磁気飽和や温度変化等に依らず位置推定精度を確保することができる。
なお、パラメータ変更部55は、モータ802に設けられた温度センサから巻線温度Tmを直接取得してもよい。或いは、他の部位の温度や相電流iUVW等の情報に基づいて巻線温度Tmを推定してもよい。
また、例えば巻線温度Tmの変化の時定数は、制御演算周期に比べて極めて長い。したがって、パラメータ変更部55は、抵抗Rの値を変更する周期を制御周期の数百〜数千回に一回、又は数秒に一回というように設定し、演算量を低減してもよい。
上述のように、磁極位置推定部58は磁極位置θγを推定する。この磁極位置θγは、軸基準の定義により、例えば第1系統の磁極位置を表す。第2系統の磁極位置は、第1系統の磁極位置を基準として、所定の位相差を加算することにより表される。そこで、磁極位置推定部58が推定した磁極位置θγを、適宜、「基準磁極位置θγ」と記す。
磁極位置推定部58が演算した基準磁極位置θγは、各系統の2相3相変換部171、172、及び、3相2相変換部181、182に通知される。
このとき、第1系統の2相3相変換部171、3相2相変換部181には、基準磁極位置θγが入力される。第2系統の2相3相変換部172、3相2相変換部182には、角度加算器272、282により、基準磁極位置θγに電気角30°が加算された位置が入力される。各系統の2相3相変換部171、172、及び3相2相変換部181、182は、入力された位置情報を用いて座標変換演算を行う。
ところで、電流センサ71、72が検出した3相電流iUVW1、iUVW2には、5次、7次、11次、13次等、すなわち、一般に(6k±1)次(kは自然数)の高調波成分が1次成分に重畳することが知られている。この高調波成分は、IPMモータにおけるロータマグネットの着磁不均一性やロータ及びステータの形状に起因する構造的要因、又は、モータ動作中の外乱等により発生する。相電流の1次成分に重畳する(6k±1)次成分は、座標変換により、γδ軸電流の0次成分(すなわち直流成分)に重畳する6次、12次等の(6k)次成分となる。
本実施形態では、主に「k=1」のとき、すなわち、相電流1次成分に重畳する5次、7次成分を推定回転座標系に座標変換して現れる「γδ軸電流の0次成分に重畳した6次成分」に注目して説明する。なお、6次成分についての効果は、kが奇数のときに相当する18次、30次等の成分についても同様に当てはまる。
まず比較例として、2相固定座標系のαβ軸で位相が電気角30°ずれた2系統の電流を加算した場合の高調波成分の変化について図12を参照して説明する。
固定座標系αβ軸における第1系統α軸電流iα1、β軸電流iβ1、第2系統α軸電流iα2、β軸電流iβ2は、5次、7次高調波成分が重畳する場合、数式7で表される。
Figure 0006536479
図12(a)に示すように、2系統のα軸電流5次高調波成分iα1_5次、iα2_5次を固定座標系で加算した場合、振幅は小さくなるものの、位相がずれた5次高調波が残る。図12(b)に示すように、2系統のα軸電流7次高調波成分iα1_7次、iα2_7次を固定座標系で加算した場合も同様である。つまり、固定座標系で2系統の値を加算しても、高調波成分をキャンセルすることはできない。
例えば特開2014−138530号公報には、2相固定座標系で加算された2系統の電圧ベクトル及び電流ベクトルに基づいて誘起電圧及び電気角を演算する技術が開示されている。
しかし、上述の通り、固定座標系で2系統の値を加算しても高調波成分はキャンセルされないため、推定電気角に脈動が生じる。また、固定座標系の基本波成分は交流量であるため、回転数が高くなるにつれてマイコン処理での離散化誤差が顕著になる。その結果、推定電気角の誤差が大きくなる。
そこで本実施形態では、各系統の電圧値又は電流値を推定回転座標系で加算し系統数で除すことにより平均値を求める。そして、各系統の平均値を用いて誘起電圧eγδを演算し、磁極位置を推定することを特徴とする。
具体的に、回転座標系の0次成分(すなわち直流成分)に6次高調波成分が重畳した場合について説明する。0次成分に6次高調波成分が重畳した2系統のγδ軸電流iγδ1、iγδ2は、数式8で表される。
Figure 0006536479
図6に、2系統のγ軸電流iγ1、iγ2、及び、それらの平均値を示す。2系統のγ軸電流0次成分の値、及び、γ軸電流6次成分の振幅は同一であると仮定する。
1周期が電気角60°に相当する6次成分について、位相が電気角30°ずれた2系統のγ軸電流iγ1、iγ2は、ちょうど山と谷とが反転した逆位相となる。そのため、逆位相のγ軸電流iγ1、iγ2を加算すると、6次高調波成分が互いにキャンセルされる。
なお、現実には各系統の巻線等の部品誤差や組付誤差等により、各系統のγ軸電流0次成分の値、又はγ軸電流6次成分の振幅に微小な誤差が存在し得る。その場合でも、2系統の値を加算することにより、6次高調波成分は、ほぼキャンセルされると考えられる。
図1に基づいて説明した通り、本実施形態のモータ制御装置101は、各系統のγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2の平均値v* γδ、及び、γδ軸電流検出値iγδ1、iγδ2の平均値iγδを用いて、拡張誘起電圧eγδ及び基準磁極位置θγを推定する。
本実施形態では、基本波成分が直流量となる推定回転座標系の電圧、電流値を利用することで、離散化誤差をなくし、高回転時にも高精度な位置推定が可能となる。
また、各系統の電圧及び電流の平均値v* γδ、iγδを利用して基準磁極位置θγを推定することで、系統毎に電圧及び電流から磁極位置を推定する構成に比べ、高調波成分をキャンセルすることができる。したがって、磁極位置θγの脈動成分を低減し、位置推定精度を向上させることができる。
また、特許文献1の従来技術(特許第5527025号公報)では、二つのインバータでそれぞれ拡張誘起電圧及び推定位相角を演算するのに対し、本実施形態の誘起電圧推定部57は、各系統に共通の情報に基づいて一通りの拡張誘起電圧eγδを推定する。そして、磁極位置推定部58は、誘起電圧推定部57が推定した一通りの誘起電圧eγδに基づいて磁極位置を推定する。
したがって、本実施形態では、位置推定演算の演算量を低減しつつ、高調波成分を適切に低減することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による3相2系統のモータ制御装置について図7を参照して説明する。
図7のモータ制御装置102には、図1のモータ制御装置101の構成に加え、電流フィードバック制御の構成として、電流減算器14及び電流制御器15がさらに規定されている。除算器462で算出されたγδ軸電流の平均値iγδは、誘起電圧推定部57に取得されるとともに、2系統共通のγδ軸電流指令値i* γδに対してフィードバックされ、電流減算器14で差分が算出される。
電流制御器15は、電流指令値i* γδとフィードバック電流iγδとの差分を0に収束させるように、PI制御等により2系統共通のγδ軸電圧指令値v* γδを演算する。原則としてγδ軸電圧指令値v* γδと同じ値のv* γδ1、v* γδ2が、それぞれ、第1系統及び第2系統の電力変換器61、62に指令される。
また、γδ軸電圧指令値v* γδは、誘起電圧推定部57に直接取得される。すなわち、第2実施形態では、「高調波成分相殺部」としての電圧加算器は設けられない。このように、高調波成分相殺部は、各系統の電圧又は電流の少なくとも一方について相殺処理を実行するように設けられればよい。
第2実施形態のモータ制御装置102では、2系統のγδ軸電流iγδ1、iγδ2の平均値iγδが電流フィードバック制御のフィードバック電流として用いられる。
これと対比される比較例の構成では、各系統のγδ軸電流iγδ1、iγδ2が各系統の電流指令値に対して直接フィードバックされる。この場合、各系統の電流に重畳した高調波成分の影響により、電流制御器15で演算される出力電圧に脈動が生じるおそれがある。また、系統毎にフィードバック演算するため、演算量が増加する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に位置推定精度を向上させることに加え、比較例の構成に比べ、フィードバック電流に重畳した高調波成分を、フィルタ等を用いることなく、簡易な演算で効果的に除去することができる。よって、電流フィードバック制御における出力電圧の脈動を抑制することができる。また、各系統共通にフィードバック演算を行うため、演算量を低減することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による3相3系統のモータ制御装置について、第1実施形態の図1、図3、図6にそれぞれ対応する図8、図9、図10を参照して説明する。
図8に示すように、モータ制御装置103は、3系統の3相巻線組を有するモータ803に3台の電力変換器61、62、63から交流電力を供給するシステムに適用される。
図9に、第1系統巻線81を実線、第2系統巻線82を破線、第3系統巻線83を細かい破線で表し、3相3系統のモータ803の巻線の配置を模式的に示す。3相3系統のモータ803の各相巻線は、第1系統と第2系統との間、及び、第2系統と第3系統との間の位相が電気角20(すなわち、60/3)°ずれている。
モータ制御装置103は、第1実施形態のモータ制御装置101の構成に加え、さらに第3系統の2相3相変換部173及び3相2相変換部183を備える。第3系統の2相3相変換部173は、γδ軸電圧指令値v* γδ3を3相電圧指令値v* UVW3に変換し、電力変換器63に出力する。第3系統の3相2相変換部183は、電流センサ73が検出した第3系統の相電流iUVW3を取得し、γδ軸電流検出値iγδ3に変換する。
電圧加算器353は、3系統のγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2、v* γδ3の合計を算出する。除算器363は、その合計を3で除した平均値を誘起電圧推定部57に出力する。
電流加算器453は、3系統のγδ軸電流検出値iγδ1、iγδ2、iγδ3の合計を算出する。除算器463は、その合計を3で除した平均値を誘起電圧推定部57に出力する。
パラメータ変更部55によるパラメータの設定や推定部56での推定演算に関する事項は第1実施形態と同様である。
磁極位置推定部58が推定した基準磁極位置θγは、各系統の2相3相変換部171、172、173、及び、3相2相変換部181、182、183に通知される。
このとき、第1系統の2相3相変換部171、3相2相変換部181には、基準磁極位置θγが入力される。第2系統の2相3相変換部172、3相2相変換部182には、角度加算器272、282により、基準磁極位置θγに電気角20°が加算された位置が入力される。第3系統の2相3相変換部173、3相2相変換部183には、角度加算器273、283により、基準磁極位置θγに電気角40°が加算された位置が入力される。
0次成分に6次高調波成分が重畳した3系統のγδ軸電流iγδ1、iγδ2、iγδ3は、数式9で表される。
Figure 0006536479
図10に、3系統のγ軸電流iγ1、iγ2、iγ3、及び、それらの平均値を示す。各系統のγ軸電流0次成分は同一の値であると仮定する。位相が電気角20°ずれたγ軸電流iγ1、iγ2、iγ3を加算すると、6次高調波成分が互いにキャンセルされる。
モータ制御装置103は、3系統のγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2、v* γδ3の平均値v* γδ、及び、γδ軸電流検出値iγδ1、iγδ2、iγδ3の平均値iγδを用いて、拡張誘起電圧eγδ及び基準磁極位置θγを推定する。これにより、推定演算における6次高調波成分の影響を排除し、位置推定精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による3相N系統のモータ制御装置について、第1実施形態の図1、第3実施形態の図8に対応する図11を参照して説明する。図11には、第1系統、第2系統及び第N系統が明示されている他、第2系統と第N系統との間の一つ以上の系統の図示が省略されている。すなわち、この例でのNは、4以上の整数である。
モータ制御装置104は、N系統の3相巻線組を有するモータ809にN台の電力変換器61、62、・・・、69から交流電力を供給するシステムに適用される。第1、第3実施形態の2系統及び3系統の例から類推されるように、3相N系統のモータ809の巻線組は、各系統間の位相が電気角(60/N)°ずれている。「θN=(60/N)°」と表すと、第N系統の位相は、第1系統の位相に対し、(N−1)θNずれている。
モータ制御装置104は、2相3相変換部171、172、・・・、179、及び、3相2相変換部181、182、・・・、189を備える。第N系統の2相3相変換部179は、γδ軸電圧指令値v* γδNを3相電圧指令値v* UVWNに変換し、電力変換器69に出力する。第N系統の3相2相変換部189は、電流センサ79が検出した第N系統の相電流iUVWNを取得し、γδ軸電流検出値iγδNに変換する。
電圧加算器359は、N系統のγδ軸電圧指令値v* γδ1、v* γδ2、・・・、v* γδNの合計を算出する。除算器369は、その合計をNで除した平均値を誘起電圧推定部57に出力する。
電流加算器459は、N系統のγδ軸電流検出値iγδ1、iγδ2、・・・、iγδNの合計を算出する。除算器469は、その合計をNで除した平均値を誘起電圧推定部57に出力する。
パラメータ変更部55によるパラメータの設定や推定部56での推定演算に関する事項は上記実施形態と同様である。
磁極位置推定部58が推定した基準磁極位置θγは、各系統の2相3相変換部171、172、・・・、179、及び、3相2相変換部181、182、・・・、189に通知される。このとき、第N系統の2相3相変換部179、3相2相変換部189には、角度加算器279、289により、基準磁極位置θγに電気角(N−1)θNが加算された位置が入力される。
このように、本実施形態は、4系統以上のモータ制御装置に一般化可能である。
(その他の実施形態)
(a)上記では、3相回転機において主に推定回転座標系の6次成分をキャンセルする相殺処理について説明した。しかし、相殺処理の対象となる高調波成分は6次成分に限らない。例えば図6から類推されるように、2系統のモータ制御装置101、102では、6次以外に18次、30次等の成分を低減可能である。また、図10から類推されるように、3系統のモータ制御装置103では、6次以外に12次、24次等の成分を低減可能である。
(b)本発明の制御対象とする回転機は、3相回転機に限らず、4相以上のM相回転機であってもよい。すなわち、Nを2以上の整数、Mを3以上の整数とすると、本発明は、一般にM相N系統の回転機の制御装置として適用可能である。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
101、102、103、104・・・モータ制御装置(回転機の制御装置)、
352、353、359・・・電圧加算器(高調波成分相殺部)、
452、453、459・・・電流加算器(高調波成分相殺部)、
57・・・誘起電圧推定部、
58・・・磁極位置推定部、
61、62、63、69・・・電力変換器、
802、803、809・・・モータ(回転機)。

Claims (5)

  1. 3相以上の多相巻線組をステータ(84)に複数有する回転機(802、803、809)に対し、前記複数の巻線組への通電を位置センサレス制御で制御する回転機の制御装置であって、
    入力された電力を交流電力に変換し、前記回転機に供給する複数の電力変換器(61、62、63、69)と、
    特定の前記巻線組への通電を制御する一群の構成要素の単位を系統と定義すると、各系統の電圧又は電流の少なくとも一方について、基本波成分に重畳した高調波成分を推定回転座標系での相殺処理により低減する高調波成分相殺部(352、452、353、453、359、459)と、
    前記相殺処理により算出された電圧値又は電流値を含む各系統に共通の情報に基づいて誘起電圧を推定する誘起電圧推定部(57)と、
    前記誘起電圧推定部が推定した誘起電圧に基づいて、前記回転機のロータ(85)の磁極位置を推定する磁極位置推定部(58)と、
    を備える回転機の制御装置。
  2. 前記高調波成分相殺部は、
    前記相殺処理として各系統の推定回転座標系の電圧指令値を加算する電圧加算器(352、353、359)、又は、前記相殺処理として各系統の推定回転座標系の電流検出値を加算する電流加算器(452、453、459)の少なくとも一方を含む請求項1に記載の回転機の制御装置。
  3. 前記誘起電圧推定部及び前記磁極位置推定部は、
    前記回転機の回転数、並びに、前記回転機のパラメータとして、抵抗、自己インダクタンス及び相互インダクタンスを用いて推定演算を行う請求項1または2に記載の回転機の制御装置。
  4. 前記回転機の運転状態に応じて、前記回転機のパラメータの値を変更するパラメータ変更部(55)をさらに備える請求項3に記載の回転機の制御装置。
  5. 前記高調波成分相殺部により相殺処理された電流を用いて電流フィードバック制御を行う請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転機の制御装置。
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