JP2009098363A - 転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凝集しやすいトナーを用いた場合であっても複雑な制御を行うことなく2次転写性に優れた転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を担持する中間転写ベルト11と、感光体ドラム101に中間転写ベルト11を押付ける1次転写ローラ13とを備え、感光体ドラム101の表面に沿って中間転写ベルト11を移動させてトナー像を中間転写ベルト11に転写するようにした転写ベルト装置110を備えた画像形成装置100において、中間転写ベルト11を平均厚み30μm〜50μmで形成し、1次転写ローラ13を中間転写ベルト移動方向に沿った位置で中間転写ベルト11が感光体ドラムと接する位置よりも中間転写ベルト移動方向下流側で感光体ドラム側に突出して配置し、中間転写ベルトのニップ圧力を10gf/cm〜40gf/cmとすることを特徴とするものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成によって感光体の表面に形成されたトナー像をベルト状の中間転写体を用いて転写を行う転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置には、感光体(感光体ドラム)の表面に担持されたトナー像(以下、トナー像と言う。)を中間転写体(中間転写ベルト)上に1次転写した後、中間転写ベルトから記録用紙などの記録媒体に2次転写するいわゆる中間転写方式を採用しているものが知られている。
このような中間転写方式の画像形成装置は、高画質を実現するため、感光体に担持されたトナー像を記録用紙に転写するまでの1次転写及び2次転写のそれぞれでトナー像を正確に記録用紙に転写することが望まれる。
しかしながら、記録媒体に凹凸の大きな厚い記録用紙などを用いた場合には、印字された文字の中抜けや、全体的に高濃度のいわゆるベタ画像における粒状度(高い空間周波数で発生する濃度の不均一性)やモットル(低い空間周波数で発生する濃度の不均一性)の悪化等の転写不良が発生することが問題となっていた。
文字の中抜け等に関しては、細線部周辺のいわゆる白電界と細線部の電界との電位ギャップに対して転写電界が強く働くことや中間転写ベルトの外周面上の凹凸によって均一に帯電しないことなどが原因と考えられている。
そこで、従来技術として、トナーについて、例えば、平均粒径、凝集度を調整したトナーを用いて文字の中抜けを防止するようにしたものが開示されている(特許文献1を参照)。
また、中間転写ベルトについて、ベース層、弾性層および表層の少なくとも3層が内周面から外周面に向かって順次積層されている導電性ベルトであって、前記ベース層は、厚さ50〜150μmで、引張弾性率が2000MPa以上かつ内周面側の表面電気抵抗率が10Ω/□以上1011Ω/□以下であり、前記弾性層は、厚さが400〜1500μmで、JISA硬度が60以下かつ体積抵抗率が10Ω・cm以上10Ω・cm以下であり、前記表層は、厚さが3〜30μmで、複素弾性率が250MPa以下である導電性ベルトが開示されている(特許文献2を参照)。
さらに、中間転写ベルトについて、ベルト円周方向でのJIS P−8115による耐屈曲性が5000回を超え、ベルト円周方向での引張り弾性率が1500〜5000MPaであり、ベルト円周方向と幅方向の両方向での引張り破断伸びが30%以上であり、ベルトの平均厚みが70〜300μmであり、表面電気抵抗率が1×10〜1×1016Ωであるか、又は体積電気抵抗率が1×10〜1×1016Ω・cmであり、かつ1本のエンドレスベルトにあっては該抵抗率の最大値が最小値の100倍以下であるエンドレスベルトが開示されている(特許文献3を参照)。
特開平11−119463号公報 特開2006−178232号公報 特開2001−282011号公報
しかしながら、最近の画像形成装置では省エネ対策として定着温度を低下させるようになってきており、その対応の一つとしてトナーの低融点化が進められているが、その結果トナー自体が少しの圧力や熱により凝集を起こしやすくなるという問題が生じている。
すなわち、凝集性の高いトナーを使用した場合、従来の中間転写ベルトでは70μm以上の厚みを主に使用しているため、押圧力が高くなりすぎて1次転写においてトナー凝集が発生しやすく、その結果、2次転写性が劣化してしまう。
この現象を防止するため、感光体より下流側に1次転写ローラを配置し、感光体と1次転写ローラを直接当接させないオフセット方式が知られているが、トナーの流動性が悪い(凝集性が高い)場合には、2次転写性が低下し最終画質が劣化するという新たな問題が生じる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、凝集しやすいトナーを用いた場合であっても、複雑な制御を行うことなく、2次転写性に優れた転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために本発明に係る転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置以下のように構成される。
請求項1に記載の転写ベルト装置は、感光体の表面に形成されたトナー像を一時的に担持するベルト状の中間転写体と、前記感光体に前記中間転写体を押付ける転写ローラとを備えて、前記感光体の表面に沿って前記中間転写体を移動させて前記感光体の表面のトナー像を前記中間転写体に転写するようにした転写ベルト装置において、前記中間転写体の平均厚みを30μm以上50μm以下で形成し、前記転写ローラを前記中間転写体の移動方向に沿った位置で前記中間転写体が前記感光体と接する位置よりも中間転写体移動方向下流側に配置するとともに、前記中間転写体と感光体外周面との接線に沿った位置より感光体側に突出して配置し、すなわち、前記中間転写体を感光体に押付けるように配置して、前記感光体への前記中間転写体のニップ圧力を10gf/cm以上40gf/cm以下とすることを特徴とするものである。
請求項2に記載の転写ベルト装置は、請求項1に記載した発明の構成に加えて、前記中間転写体を中間転写体移動方向に沿って並設された複数の感光体に形成されたトナー像を転写可能に構成し、前記転写ローラを前記複数の感光体に対応して複数箇所に配置し、前記複数の転写ローラを中間転写体移動方向下流側の感光体に対応する転写ローラほど前記中間転写体と感光体外周面との接線に沿った位置より感光体側へ突出する量が小さくなるように配置することを特徴とするものである。
請求項3に記載の転写ベルト装置は、請求項1または2に記載した発明の構成に加えて、前記転写ローラの感光体側へ突出する量を0.5mm以上0.8mm以下とすることを特徴とするものである。
請求項4に記載の転写ベルト装置は、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した発明の構成に加えて、前記中間転写体をポリイミド系樹脂からなるものとすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の転写ベルト装置は、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載した発明の構成に加えて、前記中間転写体を巻回して搬送する駆動ローラを備え、前記駆動ローラの直径を12mm以上とすることを特徴とするものである。
請求項6に記載の画像形成装置は、感光体の表面に形成されたトナー像を一時的に担持するベルト状の中間転写体と、前記感光体に前記中間転写体を押付ける転写ローラとを備えて、前記感光体の表面に沿って前記中間転写体を移動させて前記感光体の表面のトナー像を前記中間転写体に転写するようにした転写ベルト装置を備えた画像形成装置において、前記転写ベルト装置として、請求項1に記載の転写ベルト装置を用いることを特徴とするものである。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6に記載した発明の構成に加えて、前記トナー像を形成するトナーとして、流動性が振動法による測定で2mg/sec以上のトナー、つまり、流動性の悪いトナーを用いることを特徴とするものである。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項6または7に記載した発明の構成に加えて、前記トナー像を形成するトナーとして、トナーの体積平均粒径が4μm以上7μm以下のトナーを用いることを特徴とするものである。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項6乃至8のうちの何れか一項に記載の発明の構成に加えて、前記中間転写ベルトの回転方向下流側ほど、転写ローラとのニップ圧力を小さくすることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、感光体の表面に形成されたトナー像を一時的に担持するベルト状の中間転写体と、前記感光体に前記中間転写体を押付ける転写ローラとを備えて、前記感光体の表面に沿って前記中間転写体を移動させて前記感光体の表面のトナー像を前記中間転写体に転写するようにした転写ベルト装置において、前記中間転写体の平均厚みを30μm以上50μm以下で形成し、前記転写ローラを前記中間転写体の移動方向に沿った位置で前記中間転写体が前記感光体と接する位置よりも中間転写体移動方向下流側に配置するとともに、前記中間転写体と感光体外周面との接線に沿った位置より感光体側に突出して配置し、すなわち、前記中間転写体を感光体に押付けるように配置して、前記感光体への前記中間転写体のニップ圧力を10gf/cm以上40gf/cm以下とすることで、ベルト状の中間転写体へのトナー像の転写時(1次転写時)にトナーの凝集を抑制することができる。これにより、ベルト状の中間転写体から記録用紙などの記録媒体へのトナー像の転写時(2次転写時)、特に表面粗さRaが2.0μmを超えるラフな紙への2次転写をきれいに行うことができる。
また、請求項1〜8に記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、各請求項に記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
詳しくは、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載した発明で得られる効果に加えて、前記中間転写体を中間転写体移動方向に沿って並設された複数の感光体に形成されたトナー像を転写可能に構成し、前記転写ローラを前記複数の感光体に対応して複数箇所に配置し、前記複数の転写ローラを中間転写体移動方向下流側の感光体に対応する転写ローラほど前記中間転写体と感光体外周面との接線に沿った位置より感光体側へ突出する量が小さくなるように配置することで、中間転写体移動方向下流側での押圧力を低下させて、より確実に上記効果を発揮することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載した発明で得られる効果に加えて、前記転写ローラの感光体側へ突出する量を0.5mm以上0.8mm以下とすることで、転写に適した押圧力を付加することができるため、きれいな2次転写画像を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載した発明で得られる効果に加えて、前記中間転写体をポリイミド系樹脂からなるものとすることで、引張弾性率が高く伸び難いため、前記中間転写体の機械的耐久性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載した発明で得られる効果に加えて、前記中間転写体を巻回して搬送する駆動ローラを備え、前記駆動ローラの直径を12mm以上とすることで、中間転写体の曲がる曲率を大きくして耐久性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、感光体の表面に形成されたトナー像を一時的に担持するベルト状の中間転写体と、前記感光体に前記中間転写体を押付ける転写ローラとを備えて、前記感光体の表面に沿って前記中間転写体を移動させて前記感光体の表面のトナー像を前記中間転写体に転写するようにした転写ベルト装置を備えた画像形成装置において、前記転写ベルト装置として、請求項1に記載の転写ベルトを用いることで、ベルト状の中間転写体へのトナー像の転写時(1次転写時)にトナーの凝集を抑制することができる。これにより、ベルト状の中間転写体から記録用紙などの記録媒体へのトナー像の転写(2次転写)をきれいに行うことができる。
また、前記中間転写体の材料費などのコストダウンを図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載した発明で得られる効果に加えて、前記トナー像を形成するトナーとして、流動性が振動法による測定で2mg/sec以上のトナー、つまり、流動性の悪いトナーを用いることで、1次転写時に凝集を起こしやすいトナーに対して、より確実に上記効果を発揮することできる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項6または7に記載した発明で得られる効果に加えて、前記トナー像を形成するトナーとして、トナーの体積平均粒径が4μm以上7μm以下のトナーを用いることで、1次転写時に凝集を起こしやすいトナーに対して、より確実に上記効果を発揮することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項6乃至8のうちの何れか一項に記載した発明で得られる効果に加えて、1次転写段階でトナー層が順に重なるにつれてニップ圧力が徐々に強くなることを解消できるため、より上記効果を発揮することできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、感光体ドラム(感光体)101の表面に形成されたトナー像を一時的に担持する中間転写ベルト(中間転写体)11と、感光体ドラム101に中間転写ベルト11を押付ける1次転写ローラ(転写ローラ)13とを備えて、感光体ドラム101の表面に沿って中間転写ベルト11を移動させて感光体ドラム101の表面のトナー像を中間転写ベルト11に転写するようにした転写ベルト装置を備えた画像形成装置において、転写ベルト装置として本発明に係る転写ベルト装置110を備えたものである。
まず、本実施形態に係る画像形成装置100の全体構成について説明する。
画像形成装置100は、読み取った原稿の画像データやネットワーク等を介して送信された画像データに基づいて用紙に対して多色および単色の画像を形成するものである。
この画像形成装置100は、図1に示すように、露光ユニットE、感光体ドラム(感光体)101(101a〜101d)、現像装置102(102a〜102d)、帯電ローラ103(103a〜103d)、クリーニングユニット104(104a〜104d)、中間転写ベルト11及び1次転写ローラ13(13a〜13d)を備えた転写ベルト装置110、2次転写ローラ14、定着装置15、用紙搬送路P1,P2,P3、用紙カセット16、手差し給紙トレイ17及び排紙トレイ18等を備えている。
そして、画像形成装置100は、ブラック(K)及びカラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色の各色相に対応した画像データを用いて画像形成部Pa〜Pdにおいて画像形成を行う。
画像形成部Pa〜Pdは、同様の構成を有しており、例えば、画像形成部Paはブラック(K)の画像形成部であって、感光体ドラム101a、現像装置102a、帯電ローラ103a、1次転写ローラ13a及びクリーニングユニット104a等から構成される。
これら画像形成部Pa〜Pdは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に沿って一列に配列されている。
帯電ローラ103は、感光体ドラム101の表面を所定の電位に均一に帯電させる接触方式の帯電器である。尚、帯電ローラ103に代えて、帯電ブラシを用いた接触方式の帯電器、又は、帯電ワイヤを用いた非接触方式の帯電器を用いることもできる。
本実施形態における露光ユニットEは、図示しない半導体レーザ、ポリゴンミラー4及び第1反射ミラー7及び第2反射ミラー8等を備えており、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによって変調されたレーザビーム等の光ビームのそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射する。
感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相の画像データによる静電潜像が形成される。
現像装置102は、静電潜像が形成された感光体ドラム101の表面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。現像装置102a〜102dのそれぞれは、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナーを収納しており、感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに形成された各色相の静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの各色相のトナー像に顕像化する。
クリーニングユニット104は、現像・画像転写後における感光体ドラム101上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
中間転写ベルト11は、感光体ドラム101の上方に配置され、駆動ローラ11aと従動ローラ11bとの間に張架されてループ状の移動経路を形成している。また、中間転写ベルト11は、厚さ30μm〜50μm程度のフィルムで形成されている。さらに、中間転写ベルト11の外周面は、転写ベルト移動方向上流側より感光体ドラム101d、感光体ドラム101c、感光体ドラム101b、感光体ドラム101aの順に対向するように配置されている。
この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム101a〜101dに対向する位置に、1次転写ローラ13a〜13dがそれぞれ配置されている。この中間転写ベルト11が感光体ドラム101a〜101dに対向する位置のそれぞれが1次転写位置である。
1次転写ローラ13a〜13dには、感光体ドラム101a〜101dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の1次転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム101(101a〜101d)に形成された各色相のトナー像は中間転写ベルト11の外周面に順次重ねて転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
但し、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色相の一部のみの画像データが入力された場合には、4つの感光体ドラム101a〜101dのうち、入力された画像データの色相に対応する一部の感光体ドラム101のみにおいて静電潜像及びトナー像の形成が行われる。例えば、モノクロ画像形成時には、ブラックの色相に対応した感光体ドラム101aのみにおいて静電潜像の形成及びトナー像の形成が行われ、中間転写ベルト11の外周面にはブラックのトナー像のみが転写される。
1次転写ローラ13a〜13dは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)を素材とする軸の表面を導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により被覆して(最終外径12〜16mm)構成されており、導電性の弾性材によって中間転写ベルト11に均一に高電圧を印加するようにされている。
それぞれの感光体ドラム101a〜101dにおける1次転写位置において中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、2次転写ローラ14との対向位置である2次転写位置に搬送される。
2次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラ11aの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。用紙カセット16又は手差し給紙トレイ17から給紙された用紙30が2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、2次転写ローラ14にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が印加される。これによって、中間転写ベルト11の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。
なお、感光体ドラム101から中間転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙30上に転写されずに中間転写ベルト11上に残存したトナーは、次工程での混色を防止するために、クリーニングユニット12によって回収される。
トナー像が転写された用紙30は、定着装置15に導かれ、加熱ローラ15aと加圧ローラ15bとの間を通過して加熱及び加圧を受ける。これによって、トナー像が用紙30の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙30は、排紙ローラ18aによって排紙トレイ18上に排出される。
画像形成装置100には、用紙カセット16に収納されている用紙30を2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間及び定着装置15を経由して排紙トレイ18に送るための略垂直方向の用紙搬送路P1が設けられている。
用紙搬送路P1には、用紙カセット16内の用紙30を1枚ずつ用紙搬送路P1内に繰り出すピックアップローラ16a、繰り出された用紙30を上方に向けて搬送する搬送ローラr、搬送されてきた用紙を所定のタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導くレジストローラ19、及び用紙30を排紙トレイ18に排出する排紙ローラ18aが配置されている。
また、画像形成装置100の内部には、手差し給紙トレイ17からレジストローラ19に至る間に、ピックアップローラ17a及び搬送ローラrを配置した用紙搬送路P2が形成されている。さらに、排紙ローラ18aから用紙搬送路P1におけるレジストローラ19の用紙搬送上流側に至る間には、用紙搬送路P3が形成されている。
排紙ローラ18aは、正逆両方向に回転自在にされており、用紙30の片面に画像を形成する片面画像形成時、及び用紙の両面に画像を形成する両面画像形成における第2面画像形成時に正転方向に駆動されて用紙30を排紙トレイ18に排出する。
また、排紙ローラ18aは、両面画像形成における第1面画像形成時には、用紙30の後端が定着装置15を通過するまで正転方向に駆動された後、用紙30の後端部を挟持した状態で逆転方向に駆動されて用紙30を用紙搬送路P3内に導く。これによって、両面画像形成時に片面のみに画像が形成された用紙30は、表裏面及び前後端を反転した状態で用紙搬送路P1に導かれる。
レジストローラ19は、用紙カセット16若しくは手差し給紙トレイ17から給紙され、又は、用紙搬送路P3を経由して搬送された用紙30を中間転写ベルト11の回転に同期したタイミングで2次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間に導く。
このため、レジストローラ19は、感光体ドラム101や中間転写ベルト11の動作開始時には回転を停止しており、中間転写ベルト11の回転に先立って給紙又は搬送された用紙30は、前端をレジストローラ19に当接させた状態で用紙搬送路P1内における移動を停止する。
この後、レジストローラ19は、2次転写ローラ14と中間転写ベルト11とが圧接する位置で、用紙の前端部と中間転写ベルト11上に形成されたトナー像の前端部とが対向するタイミングで回転を開始する。
なお、画像形成装置100において、画像形成部Pa〜Pdの全てにおいて画像形成が行われるフルカラー画像形成時には、1次転写ローラ13a〜13dが中間転写ベルト11を感光体ドラム101a〜101dの全てに圧接させる。一方、画像形成部Paのみにおいて画像形成が行われるモノクロ画像形成時には、1次転写ローラ13aのみを中間転写ベルト11を感光体ドラム101aに圧接させる。
次に、本実施形態に係る特徴的な転写ベルト装置110について図面を参照して詳細に説明する。
図2は本実施形態に係る転写ベルト装置の構成を示す説明図、図3は前記転写ベルト装置を構成する転写ベルト及び転写ローラと感光体ドラムによる1次転写部の構成を示す部分詳細図、図4は前記転写ベルト装置における駆動ローラ付近の2次転写部の構成を示す部分詳細図である。
中間転写ベルト11は、図2に示すように、厚さ50μmで形成され、並設された感光体ドラム101a,101b及び図示しない感光体ドラム101c,101dに沿って、駆動ローラ11aによって矢印A方向に回転移動するように構成されている。
駆動ローラ11aと対向する位置には2次転写ローラ14が設けられている。
この2次転写ローラ14と駆動ローラ11aに巻回された中間転写ベルト11により用紙30を挟持搬送することで、図4に示すように、中間転写ベルト11のトナー像が用紙30に転写される2次転写が行われる。図中の符号TOはトナー像を示す。
図2に示す感光体ドラム101aはブラック用、感光体ドラム101bはシアン用であり、感光体ドラム101a,101bはそれぞれ直径30mmで形成されている。感光体ドラム101a,101bにそれぞれ対応する1次転写ローラ13a,13bは、それぞれ直径14mmで形成されている。
これら感光体ドラム101a,101b及び図示しない感光体ドラム101c,101dにおいて、それぞれに画像が転写される1次転写部で色毎に1次転写が行われる。
ここで、本実施形態における感光体ドラム101と1次転写ローラ13との位置関係について、感光体ドラム101aと1次転写ローラ13aとの位置関係を例に挙げて詳細に説明する。
感光体ドラム101aから中間転写ベルト11にトナー像が転写される1次転写部101a1では、図3に示すように、感光体ドラム101aと1次転写ローラ13aとがオフセットされた位置関係にある。具体的には、1次転写ローラ13aは、中間転写ベルト11の移動方向に沿った位置で中間転写ベルト11が感光体ドラム101aと接する位置よりも中間転写ベルト移動方向下流側にずれた位置、すなわち、感光体ドラム101aの図中垂直方向にから中間転写ベルト移動方向下流側にずれた距離Dで8.1mmずれた位置に配置されている。
尚、本実施形態では、1次転写ローラ13aの中間転写ベルト移動方向における感光体ドラム101a中心線CLからずれた距離Dを8.1mmとしているが、これに限定されるものではなく、5mm〜10mmの範囲であればトナー像の良好な転写が得られる。
詳しくは、5mm以内でのずれ量では感光体ドラム101aから1次転写ローラ13aをオフセットすることによる効果が少なく、10mm以上のずれ量では1次転写ローラ13aにかかる転写電位が感光体ドラム101aに流れないために転写できなくなるからである。
また、1次転写ローラ13aは、中間転写ベルト11が感光体ドラム101aの外周面と接触する接線に沿った位置より感光体ドラム101a方向に突出した距離Hで0.68mm下がった位置に配置されている。この状態で、中間転写ベルト11のニップ圧力は34gf/cmとなるように設定されている。なお、厚さ80μmの中間転写ベルトではニップ圧力が79gf/cmとなるため、ニップ圧力を半分以下に抑えることができる。
また、1次転写ローラ13aの下げ量が0.5mm未満の場合では、ニップ圧力(押圧力)が10gf/cmと小さく、ニップの圧力分布のバラツキが大きくなるため、局所的に1次転写不良が発生する虞がある。逆に、1次転写ローラ13aの下げ量が0.9mmを超える場合では、ニップ圧力(押圧力)が50gf/cmと大きくなり過ぎるため、回転トルクがアップしたり、中間転写ベルト11が破断してしまう虞がある。
また、本実施形態では、隣の感光体ドラム101bに対応する1次転写ローラ13bは、中間転写ベルト11が感光体ドラム101bの外周面と接触する接線に沿った位置より感光体ドラム101b方向に突出した距離Hで0.70mm下がった位置に配置されている。このように構成することで、中間転写ベルト移動方向下流側で押圧力を小さくして、中間転写ベルト移動方向下流側の感光体ドラムにおける1次転写部において、トナー像が重ね合わさることによるトナーの凝集を起こさないようにしている。
尚、従来の中間転写ベルトでは70μmから100μm程度のものが使用されているが、本実施形態では、中間転写ベルト11の厚みを50μmとしている。
これは、中間転写ベルトが厚くなると剛性が強くなり過ぎるため、1次転写ローラ13による弱い押圧力では中間転写ベルトが感光体ドラム101や1次転写ローラ13と柔軟に接触できなくなり、これにより、転写不良を発生し易く、またトナーの凝集を起こしてしまうからである。また、駆動ローラ11aの曲率からの応力計算により強度不足とならないようにするため、中間転写ベルト11の厚みとしては30μm以上が必要となる。
また、中間転写ベルト11の物理物性としては、引張弾性率がやや高めの4000MPa以上必要であり、かつ表面抵抗率は一般的な10Ω/□以上1012Ω/□以下であり、体積抵抗率が10Ω・cm以上1011Ω・cm以下であれば使用できる。
また、中間転写ベルト11の材質は、ポリイミド系樹脂を用いている。
これは、中間転写ベルト11の材質としてポリカーカーボネート系樹脂を用いるとベルトにクラックが入り易い。また、弾性が小さいゴム系部材を用いると初期的には同様の効果が得られるが、使用している間(ライフ)により弾性伸びが発生するため、色ずれが起こるため好ましくない。
そこで、ポリイミド系樹脂の中間転写ベルト11の耐久性を判断するために、以下の加速テストを行った。すなわち、中間転写ベルト11を回転駆動する駆動ローラ11aの直径を変化させて、中間転写ベルト11にクラックが入るまでの時間を測定した。
測定条件としては、駆動ローラ11aと従動ローラ11bの直径が同じものを使い、回転速度が300mm/sec、トルクが0.196N・m、テンションは19.61Nとした。その結果を表1に示す。
Figure 2009098363
表1によると、駆動ローラ11a及び従動ローラ11bのローラ径が10mm,12mm,15mm,20mmの時のクラックまでの時間(H)は、それぞれ17時間,250時間,280時間,325時間であった。
すなわち、ローラ径が12mmの場合の中間転写ベルト11の耐久性は、ローラ径が10mmの場合と比較すると約15倍の耐久性を有することが解る。一方、ローラ径が15mm及び20mmの場合の中間転写ベルト11の耐久性は、ローラ径が12mmの場合と比較してそれぞれ約1.1倍と約1.3倍の耐久性を有するに過ぎない。
以上より、駆動ローラ11a及び従動ローラ11bは、それらの直径が12mm以上であれば中間転写ベルト11の耐久性が飛躍的に高まるため、中間転写ベルト11のクラックなどによる問題を実使用上起こさない装置を得ることができる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100に使用するトナーについて図面を参照して説明する。
図5は本実施形態に係る画像形成装置に用いるトナーの流動性を測定する測定原理を示す説明図である。
本実施形態では、トナー流動性として振動法による測定において、2mg/sec以上の流動性の悪いトナーを用いている。
具体的な流動性の評価方法としては、簡易的に以下の方式を用いることができる。
すなわち、トナー流動性を測定は、図5に示すように、主に、一端側にトナー121を搭置し他端側に重さの基準となる錘122を配置した測定台123と、測定台123に振動を与える加振器124と、トナーの重量を測定する電子天秤125とを用いた簡易的な測定器120により行うことができる。
測定器120は、SUS316材よりなる表面粗さRaが0.2μmの測定台123を略20度傾斜した状態に配置し、傾斜の下方側に位置する一端側にトナー121を少量(1g)搭置し、上方側に位置する他端側に錘122を配置する。錘122の下側には錘122の重量を計測する電子天秤125を配置し、測定台123の長手方向の略中央部に振動を加える加振器124を配置している。
トナー121の流動性の測定は、測定台123に加振器124により140Hzの振動を加えた時に、測定台123の一端側に塔置単位時間あたりに傾斜した測定台123を上方に向かい(他端側に向かい)移動するトナー121の量(mg/sec)で表すことができる。
画像形成装置100に使用するトナーとしてトナー流動性が2mg/sec以上の凝集しやすいトナーを使用した場合に、より本発明の効果を発揮する。
すなわち、転写ベルト装置110は、基本的にトナーが凝集しないような低いニップ圧力を付加しようとするものであるが、表2に示すように、転写効率のアップ率(転写ベタむら度2−転写ベタむら度1/転写ベタむら度1)で判断すれば、凝集トナーに対して有効であることがわかる。テストは、前述のイゲパ紙、マゼンタトナーを用い、中間転写体11の厚さを80μmから50μmに変更した場合の変化度合いで評価した。なお、評価方法の詳細は後述する。
このようになる原因として、凝集しやすい(流動性の悪い)トナーは、各トナー間のファンデルワールス力(分子間力)が見かけ大きくなっているだけで、転写電界によりすぐに解離されるレベルにあると考えられる。
Figure 2009098363
また、本実施形態では、トナーの体積平均粒半径としては、6.5μmを用いている。
トナーは、体積平均粒半径が下限の4μm未満では流動性や混合攪拌性などの現像性能を確保できず、転写性も悪化する。そして、トナーの体積平均粒径が小さくなる程、凝集しやすくなる傾向にあるため、より本発明の効果を発揮する。
すなわち、中間転写ベルト11上のトナーは、機械的な付着力と電気的な付着力とで付着している。トナーの平均粒径が小さくなればなるほど、電荷を保持しにくくなることから、電気的な付着力が小さくなり、機械的な付着力のほうが大きくなる。従って、本実施形態に係る転写ベルト装置110によれば、機械的な付着力を低下させて付着力のバランスを取ることができるため、転写性能を向上させることができる。
次に、画像形成装置100における中間転写ベルト11の厚さに応じたトナー像の転写状態についてデータに基づいて説明する。
図6(a)は本実施形態に係る中間転写ベルトの厚さに応じたシアン単層の転写状態(ベタ粒状度)を示すグラフ、(b)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン単層の転写状態(ベタむら度)を示すグラフ、図7(a)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたマゼンタ単層の転写状態(ベタ粒状度)を示すグラフ、(b)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたマゼンタ単層の転写状態(ベタむら度)を示すグラフ、図8(a)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン及びマゼンタの多層の転写状態(ベタ粒状度)を示すグラフ、(b)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン及びマゼンタの多層の転写状態(ベタむら度)を示すグラフである。
ここで、ベタ粒状度とは、面画像の粒状度を示し、高い空間周波数で発生する濃度の不均一性(微小ノイズ)のことで、250μm以上の空間スケールの不均一性は含まない。
また、ベタむら度とは、面画像のモットル(むら度)を示し、低い空間周波数で発生する濃度の不均一性(粗いノイズ゛)のことであり、250μm以下の空間スケールの不均一性は含まない。具体的な測定方法としては、取り込んだ面画像データを分析し、均一である場合を0とし、不均一の最大値を5.0とした数値で相対的に表される。
画像形成装置100における中間転写ベルト11の厚さに応じた転写状況について、ベタ粒状度(高い空間周波数で発生する濃度の不均一性:Grain)やベタむら度(低い空間周波数で発生する濃度の不均一性:モットル)に関して紙種を変えて単層及び多層のトナー像を評価したものである。評価用紙として、厚さ約60μmで表面粗さRaが1.0μmの国内中質紙(シャープ株式会社推奨紙)MI紙と、厚さ約90μmで表面粗さRaが2.1μmの米国中質紙であるイゲバ紙の2種類を用いている。
トナー像が単層の場合は、図6(a),(b)及び図7(a),(b)に示すように、「ベタ粒状度」及び「ベタむら度」においても中間転写ベルト11の厚みが小さくなるほど転写性が良好となり、特に、用紙の厚さが大きい紙種イゲバの方がその効果が高いことがわかる。また、中間転写ベルト11の厚みが30μm〜50μm付近で紙種MI及び紙種イゲバの双方において良好な転写状況となることがわかる。
トナー像が多層の場合は、図8(a),(b)に示すように、トナー像が単層の場合と同様に、「ベタ粒状度」及び「ベタむら度」においても中間転写ベルト11の厚みが小さくなるほど転写性が良好となり、特に、用紙の厚さが大きい紙種イゲバの方がその効果が高く、トナー像単層と比較しても30μm〜80μm付近において顕著である。
次に、画像形成装置100における中間転写ベルト11の厚さに応じた転写状況における「文字の中抜け率」についてデータに基づいて説明する。
図9は本実施形態に係る中間転写ベルトの厚さに応じた文字の中抜け率を示す表である。
文字の中抜け率の評価方法は、A4サイズ紙全面に10×10ドットのパターンを複数作成し、中抜けしているドットをカウントすることで、全ドットに対する中抜けドットの割合で表している。
画像形成装置100における中間転写ベルト11厚さに応じた転写状況は、図9に示すように、紙種によって文字の中抜け率が大きく変化することがわかる。しかしながら、中間転写ベルト11の厚さが50μmの場合は、紙種MI及び紙種イゲバの双方において問題のないレベルまで小さくなる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、画像形成装置100において、中間転写ベルト11の平均厚みを50μmで形成し、1次転写ローラ13を中間転写ベルト11の移動方向に沿った位置で中間転写ベルト11が感光体ドラム101と接する位置よりも中間転写ベルト移動方向下流側に8.1mmずれた位置に配置するとともに、中間転写ベルト11と感光体ドラム101の外周面との接線に沿った位置より感光体ドラム101側に0.68mm下がった位置に突出して中間転写ベルト11を感光体ドラム101に押付けるように配置して、感光体ドラム101への中間転写ベルト11のニップ圧力を34g/cmとすることで、ベルト状の中間転写ベルト11へのトナー像の1次転写時にトナーの凝集を抑制することができる。これにより、複雑な制御を行うことなく、2次転写性に優れた転写ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置を実現できる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト11をポリイミド系樹脂からなるものとすることで、引張弾性率が高く伸び難いため、中間転写ベルト11の機械的耐久性を向上させることができるので、転写ベルト装置110のロングライフ化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、中間転写ベルト11を巻回して搬送する駆動ローラ11aの直径を12mm以上とすることで、中間転写ベルト11の曲がる曲率を大きくして耐久性を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、画像形成装置100において使用するトナーとして、トナー流動性が2mg/sec以上の凝集しやすいトナーを使用した場合でも、1次転写時にトナーの凝集を抑制して2次転写をきれいに行うことができる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置100において使用するトナーとして、トナーの体積平均粒径が4μm以上7μm以下のトナーを使用した場合でも、1次転写時にトナーの凝集を抑制して2次転写をきれいに行うことができる。
また、本実施形態によれば、画像形成装置100において使用する各1次転写ローラ13a,13b,13c,13dの中間転写ベルト11へのニップ圧力(押圧力)の影響確認から、中間転写ベルト11の進行方向下流側のニップ圧力を小さくする方が、転写性が向上させることができる。具体的には、各転写ローラの位置を微小に移動変更させ、前述のシアントナーとMI紙を用いて転写性(ベタむら度)を確認した結果を表3に示す。
Figure 2009098363
尚、本実施形態では、カラー画像形成可能な電子写真方式の画像形成装置及びこれに用いられる転写ベルト装置について説明したが、本発明は上述したような構成の画像形成装置に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。例えば、モノクロ画像形成のみ可能な電子写真方式の画像形成装置にも適用可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置を構成する転写ベルト装置の構成を示す説明図である。 前記転写ベルト装置を構成する転写ベルト及び転写ローラと感光体ドラムによる1次転写部の構成を示す部分詳細図である。 前記転写ベルト装置における駆動ローラ付近の2次転写部の構成を示す部分詳細図である。 前記画像形成装置に用いるトナーの流動性を測定する測定原理を示す説明図である。 (a)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン単層の転写状態(ベタ粒状度)を示すグラフ、(b)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン単層の転写状態(ベタむら度)を示すグラフである。 (a)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたマゼンタ単層の転写状態(ベタ粒状度)を示すグラフ、(b)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたマゼンタ単層の転写状態(ベタむら度)を示すグラフである。 (a)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン及びマゼンタの多層の転写状態(ベタ粒状度)を示すグラフ、(b)は前記中間転写ベルトの厚さに応じたシアン及びマゼンタの多層の転写状態(ベタむら度)を示すグラフである。 前記中間転写ベルトの厚さに応じた文字の中抜け率を示す表である。
符号の説明
11 中間転写ベルト
11a 駆動ローラ
11b 従動ローラ
13,13a,13b13c,13d 次転写ローラ
14 2次転写ローラ
30 用紙
100 画像形成装置
101,101a,101b,101c,101d 感光体ドラム
110 転写ベルト装置
120 測定器

Claims (9)

  1. 感光体の表面に形成されたトナー像を一時的に担持するベルト状の中間転写体と、前記感光体に前記中間転写体を押付ける転写ローラとを備えて、前記感光体の表面に沿って前記中間転写体を移動させて前記感光体の表面のトナー像を前記中間転写体に転写するようにした転写ベルト装置において、
    前記中間転写体は、平均厚みが30μm以上50μm以下で形成され、
    前記転写ローラは、前記中間転写体の移動方向に沿った位置で前記中間転写体が前記感光体と接する位置よりも中間転写体移動方向下流側に配置されるとともに、前記中間転写体と感光体外周面との接線に沿った位置より感光体側に突出して配置され、
    前記感光体への前記中間転写体のニップ圧力を9.8×10−2MPa(10gf/cm)以上39.2×10−2MPa(40gf/cm)以下とすることを特徴とする転写ベルト装置。
  2. 前記中間転写体は、中間転写体移動方向に沿って並設された複数の感光体に形成されたトナー像を転写可能に構成され、
    前記転写ローラは、前記複数の感光体に対応して複数箇所に配置され、
    前記複数の転写ローラは、中間転写体移動方向下流側の感光体に対応する転写ローラほど前記中間転写体と感光体外周面との接線に沿った位置より感光体側へ突出する量が小さくなるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の転写ベルト装置。
  3. 前記転写ローラの感光体側へ突出する量は、0.5mm以上0.8mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の転写ベルト装置。
  4. 前記中間転写体は、ポリイミド系樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載の転写ベルト装置。
  5. 前記転写ベルト装置は、前記中間転写体を巻回して搬送する駆動ローラを備え、
    前記駆動ローラは、直径12mm以上であることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載の転写ベルト装置。
  6. 感光体の表面に形成されたトナー像を一時的に担持するベルト状の中間転写体と、前記感光体に前記中間転写体を押付ける転写ローラとを備えて、前記感光体の表面に沿って前記中間転写体を移動させて前記感光体の表面のトナー像を前記中間転写体に転写するようにした転写ベルト装置を備えた画像形成装置において、
    前記転写ベルト装置として、請求項1に記載の転写ベルトを用いることを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記トナー像を形成するトナーは、流動性が振動法による測定で2mg/sec以上の流動性の悪いトナーを用いることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー像を形成するトナーは、トナーの体積平均粒径が4μm以上7μm以下であることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成装置。
  9. 前記中間転写ベルトの回転方向下流側ほど、転写ローラとのニップ圧力を小さくすることを特徴とする請求項6乃至8のうちの何れか一項に記載の画像形成装置。
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