JP2009086497A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナーによる画像が保持される像保持体1と、像保持体1上にトナーによる画像を形成する像形成手段2と、像保持体1上の画像を転写媒体に転写する転写手段3と、像保持体1に対し接離自在な清掃部材5を有し且つ回転する像保持体1に清掃部材5を接触させて像保持体1表面に残留するトナーを清掃する清掃手段4と、像形成手段2により転写媒体に転写するための転写用画像とは別に清掃部材清浄用の清浄用画像CIを像保持体1上に形成し、像保持体1を回転させることにより像保持体1と離間している状態の清掃部材5に清浄用画像CIを対向させた後、更に像保持体1を回転させ像保持体1と接触している状態の清掃部材5に清浄用画像CIを清掃するよう制御する清浄制御手段7とを備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1には、クリーニング部材に対向してベルトの裏面にバックアップ部材を設け、ベルト上のトナーがベルトから反発する方向への電界を印加するようにして、クリーニング部材で清掃されたトナーがベルトへ再付着することを防ぐようにした提案がなされている。また、特許文献2には、クリーニングブレード表面の所定領域に導電性部材を設け、ベルトとブレードとの摩擦電界をトナー捕獲用電界としてブレードの先端と導電性部材間に集中させ、この部分にトナーを留めておくことで、クリーニングブレードが離間する際の振動によるトナー飛散を防ぐようにした提案がなされている。更に、特許文献3には、クリーニング部材が離間する際に飛散するトナーがベルトの画像形成領域に吸着しないように二次転写部材にてベルト自体に帯電電位を与えて制御するようにした提案が開示されている。更にまた、特許文献4には、ブレードに付着したトナーに対しベルトを帯電させることでベルト側へ一旦再付着させ、この再付着したトナーを再度ブレードで掻き取るようにした提案が開示されている。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記清掃手段は、前記像保持体に対し前記清掃部材を接離するための接離機構を備え、この接離機構は、前記像保持体上の前記転写用画像に前記清掃部材が対向している際の前記像保持体と前記清掃部材との離間距離である転写用画像離間距離と、前記像保持体上の前記清浄用画像に前記清掃部材が対向している際の前記像保持体と前記清掃部材との離間距離であり且つ前記転写用画像離間距離より狭く設定される清浄用画像離間距離との少なくとも二段階の離間距離を切り替える離間距離切替手段を具備する画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る画像形成装置において、前記清浄制御手段は、前記清掃部材が前記像保持体と接触した状態から前記転写用画像離間距離へと離間する状態に切り替わる間または前記転写用画像離間距離に離間している状態から前記像保持体と接触した状態に切り替わる間に、前記清掃部材が前記清浄用画像離間距離に切り替わるように制御する画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記清掃部材は、前記像保持体に接触した際に前記転写手段で転写媒体に転写されるべきトナーとは逆の極性に摩擦帯電する摩擦帯電特性を有する画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る画像形成装置において、前記清浄制御手段は、前記清掃部材が前記像保持体に接触したことにより前記清掃部材が摩擦帯電している間に前記清浄用画像が前記清掃部材に対向する部位に離間して配置されるように制御する画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記清浄制御手段は、別々の転写媒体に転写される複数の転写用画像が前記像保持体上に連続して形成される場合、いずれかの転写用画像とその次に形成される転写用画像との間に前記清浄用画像を形成するように制御する画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記清浄制御手段は、転写用画像を形成後または転写用画像を形成のための動作を行っていない場合に前記清浄用画像を形成するように制御する画像形成装置である。
請求項11に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記清掃部材は、前記像保持体に接触している際にその接触位置よりも前記像保持体の回転方向下流側で前記像保持体に対向している部位があり、前記清浄制御手段は、前記清浄用画像を前記清掃部材にて清掃した後、更に前記像保持体を一回転させ、清掃された前記清浄用画像の部位に対し前記清掃部材による清掃を行うように制御する画像形成装置である。
請求項12に係る発明は、請求項1に係る画像形成装置において、前記像形成手段は、トナーの種類の異なる複数の像形成部を含み、前記像保持体の一回転毎に前記複数の像形成部による画像が形成され重ね合わせられるものであり、前記清浄制御手段は、前記像保持体の一周長のうち転写用画像が保持される領域外に前記清浄用画像を保持するように制御する画像形成装置である。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有していないときと比較して、清掃部材に付着したトナーが像保持体上の清浄用画像の電荷によって清掃用部材から像保持体側へ移動する効率があがる。
請求項3に係る発明によれば、離間距離を1段階しかもたない構成と比較して、清掃部材から清浄用画像へトナーを移動させる際には十分な移動効果が得られると共に、清掃部材からトナーを移動させたくないときには離間距離を大きくすることで像保持体や転写用画像へのトナーの移動を軽減できるようになる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有していないときと比較して、切り替え時の清掃部材の動作量及び動作回数を少なくすることができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有していないときと比較して、清掃部材に付着した逆極性トナーと清掃部材との間で静電的な斥力が作用するようになり、清掃部材への逆極性トナーの付着を低減させることができるようになる。
請求項6に係る発明によれば、清掃部材が摩擦帯電していないときに清浄用画像に清掃部材が対向する場合に比較して、清掃部材に付着したトナーが清浄用画像に移動し易くなる。
請求項8に係る発明によれば、連続動作の開始前や終了後に清浄用画像を形成する構成に比較して、早く最初の画像を形成できると共に画像形成装置が動作している時間を短くし、効率的な画像形成装置の運転をすることができる。
請求項9に係る発明によれば、転写用画像の形成に清浄用画像の形成が影響することを軽減できる。
請求項10に係る発明によれば、清掃部材へのトナー付着量が多いときには移動効果の大きい清浄用画像を、また、清掃部材のトナー付着量が少ないときには移動効果が小さいがその分トナー消費量も少ない清浄用画像を、と清掃効率とトナー消費量とのバランスをとることができる。
請求項11に係る発明によれば、トナーが除去された後の像保持体上に生じる残留電荷と清掃部材に付着しているトナーとの間に生じる静電気力により、清掃部材に付着したトナーを像保持体側に移動させ、この移動したトナーを清掃することができる。
請求項12に係る発明によれば、転写用画像を重ね合わせるために、像保持体が回転する回転動作を清掃部材からのトナー除去に利用できる。
◎実施の形態モデルの概要
図1は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る画像形成装置の概要を示す。ここで、画像形成装置の代表的モデルの一つは、図1(a)に示すように、回転可能に設けられてトナーによる画像が保持される像保持体1と、像保持体1上にトナーによる画像を形成する像形成手段2と、像保持体2上のトナーによる画像を転写媒体に転写する転写手段3と、像保持体1に対し接離自在な清掃部材を有し且つ回転する像保持体に清掃部材を接触させて像保持体表面に残留するトナーを清掃する清掃手段4と、像形成手段2により転写媒体に転写するためのトナーによる転写用画像とは別に清掃部材清浄用のトナーによる清浄用画像CIを像保持体1上に形成し、像保持体1を回転させることにより像保持体1と離間している状態の清掃部材5に清浄用画像CIを対向させた後、更に像保持体1を回転させ像保持体1と接触している状態の清掃部材5に清浄用画像CIを清掃するよう制御する清浄制御手段7とを備えている。
尚、図1(b)は、清浄用画像CIが形成され、それが清掃部材5で清掃されるまでの代表的工程を示す説明図である。
また、転写媒体としては、用紙等の記録材のみならず、像保持体1上の画像を記録材に転写する前の中間媒体であってもよく、更には、像保持体1が感光体の態様の場合には、中間転写体であってもよい。
更に、清浄用画像CIは清掃部材5を清浄するために清掃部材5に付着したトナーが移動していく画像であればよく、例えば転写媒体に転写するだけの画像や清掃部材5の潤滑性維持に用いられる画像、像保持体1の位置を示すパッチの役割をする画像とは異なる。そして、清浄用画像CIとしては、清掃部材5が像保持体1に接触する範囲を十分カバーできる幅方向長さに形成されるものであればなおよく、更に、像保持体1の幅方向での均一な清掃効果を確実にする観点からすれば、像保持体1の幅方向に広がった長方形状の画像とすることが好ましい。
そして、清浄用画像CIでの清掃部材5の清浄を確実に行う観点からすれば、転写手段3で転写媒体に転写されるべきトナーとは逆の極性の逆極性トナーが像保持体1表面に残留し、清掃部材5で像保持体1上から清掃された際に清掃部材5に付着していることから、清掃手段4は、像保持体1に対し清掃部材5を接離するための接離機構6を備え、この接離機構6は、清掃部材5に付着した逆極性トナーが像保持体1上の清浄用画像CIとの間に生じる静電気力により像保持体1側へ移動する距離に規制するように清掃部材5を像保持体1から離間させる離間距離規制手段を有することが好ましい。
今、仮に、清掃部材5が板状部材であり、使用するトナーをトナー本来の極性(転写されるべきトナーの極性に相当する)がマイナスである負極性トナーとした場合、清掃部材5から清浄用画像CIにトナーが移動する様子は(a)に示すようになる。すなわち、清浄用画像CIによって形成される電荷はトナー本来の極性であるマイナスであり、この清浄用画像CIの電荷によって清掃部材5に付着したトナーのうち、プラスに帯電したトナーを静電的に吸引できるような距離に清掃部材5と像保持体1との離間距離を規制することにより、清掃部材5に付着したトナーは清浄用画像CIに向かって移動していくことになる。ここで、清掃部材5に付着していたプラスに帯電したトナーは、特に転写手段3での転写時に印加される転写バイアスによって発生し易く、更に、発生したプラスに帯電したトナーは転写時には転写媒体表面と同じ極性となるため転写媒体側へ転写され難いことから、像保持体1上に残留し、清掃部材5によって掻き取られて清掃される。
◎実施の形態
図4は、本実施の形態に係る画像形成装置の概要を示したものである。同図において、本実施の形態の画像形成装置は、装置本体10内に、トナー像が一時保持される像保持体としての中間転写ベルト30を用い、この中間転写ベルト30に対向して、この中間転写ベルト30に転写するためのトナー像を形成する感光体ドラム20を設け、4色のカラー画像を得るために中間転写ベルト30上に4回の多重転写を行う所謂4サイクル方式の画像形成装置である。
また、装置本体10内には、画像形成やベルト清掃装置40を制御する制御装置50が設けられている。
また、トナー受けフィルム43は、ブレード42と同方向に向かって延び且つブレード42より若干大きい幅を有する例えば厚さ0.05mmのPET樹脂等からなる樹脂フィルムで構成され、その自由端側が中間転写ベルト30の移動方向に沿った所謂ワイパー方式に配置されると共に、他端の固定端側が前述のアーム46の一部に取り付けられている。尚、図中符号48は、アーム46の先端に取り付けられたフィルムであり、ブレード42にて中間転写ベルト30から掻き取られたトナーがベルト清掃装置40外に漏れることを防ぐようになっている。
つまり、本実施の形態では、アーム46を清掃位置、付着物除去位置、退避位置の3段階の位置に切り替える駆動機構を有し、この駆動機構が離間距離切替手段の一部を構成している。また、付着物除去位置ではアーム46をこの位置に規制する図示外のストッパ等が設けられ、これが離間距離規制手段を担うようになっている。
記録材搬送路13には、供給された記録材Pを位置決め支持して所定のタイミングで下流側に搬送するレジストロール14が設けられ、このレジストロール14によって所定のタイミングで搬送された記録材Pが二次転写ロール35aとバックアップロール34で構成される二次転写部位に達すると、記録材Pには中間転写ベルト30上で多重化された多重化トナー像が一括転写される。多重化トナー像が一括転写された記録材Pは、例えば加熱ロール15aと加圧ロール15bで構成される定着装置15にて、十分な加熱と加圧が与えられ、多重化トナー像が定着される。定着を終えた記録材Pは、排出ロール16によって装置本体10に開口された排出口から装置本体10の上面に形成された記録材排出部10aに排出される。
付着物除去モードが開始されると、ブレード42が付着物除去位置になるように、ベルト清掃装置40のアーム46がセットされ(ステップS1)、中間転写ベルト30上にY色による吸着用トナー像として中間転写ベルト30の幅方向に亘ってトナーバンドの形成がなされる(ステップS2)。尚、付着物除去位置でのブレード42先端と中間転写ベルト30とは約1mmの間隙が確保できるようになっている。そして、このY色で形成されたトナーバンドは、二次転写ロール35aが中間転写ベルト30から退避した状態で中間転写ベルト30の回転に伴って搬送され、ベルト清掃装置40と対向する位置を通過する(ステップS3)。トナーバンドがベルト清掃装置40を通過した後、ベルト清掃装置40のアーム46を清掃位置に切り替え、ブレード42が中間転写ベルト30に接触するようにさせ(ステップS4)、搬送されてくる中間転写ベルト30上のトナーバンドをブレード42で掻き取る(ステップS5)。ブレード42で掻き取られたトナーバンドの部位は、そのまま中間転写ベルト30の回転に伴って一周し(ステップS6)、この部位がブレード42によって再度掻き取られた後所定の位置で付着物除去モードが終了する(ステップS7)。
これによれば、ベルト清掃装置40のアーム46を、ブレード42の先端が中間転写ベルト30から約4mmの間隙をもって離間する位置であり、付着物除去位置より離間した退避位置にセットする(ステップS11)。そして、中間転写ベルト30上にはY色、M色、C色、K色の順番に中間転写ベルト30の一周毎に各色のトナー像が形成され、中間転写ベルト30上で多重化される(ステップS12〜S15)。そして、多重化されたトナー像が二次転写ロール35aとバックアップロール34との間の二次転写部位にて記録材P上に一括転写されるようになり、この二次転写が開始された後、ベルト清掃装置40のアーム46をブレード42が中間転写ベルト30に接触する清掃位置になるように切り替える(ステップS16)。そして、ブレード42によって中間転写ベルト30上の残留トナーを掻き取った後、アーム46が再び退避位置になるように切り替わる(ステップS17)。以上により、記録材P上にカラー画像が形成される。
更に、本実施の形態では、中間転写ベルト30に対する付着物除去位置でのブレード42の配置をやや交差する方向に位置するようにしたが、ブレード42を中間転写ベルト30に略平行配置するようにしてもよい。前者では、ブレード42のエッジに近い部分にトナーの付着が多く、有効な移動効果をこのエッジ近傍に集中させることができるのに対し、後者では、ブレード42の全体から移動させることができるようになる。尚、このような配置は、ブレード42での実際のトナー付着を考慮して適宜決めるようにすればよい。
同図において、本例の中間転写ベルト30に対するベルト清掃装置40は、ブレード42が中間転写ベルト30の回転方向に沿って中間転写ベルト30と接触するように構成されたものとなっている。
つまり、ブレード42の自由端側が中間転写ベルト30の下流側に位置するようにブレード42を配置し、付着物除去位置ではトナーバンドとの離間距離を保つようにすれば、ブレード42から逆極性トナーを移動させることができるようになる。
本実施例は、トナーバンドの適正なプロセス方向長さを調査したものであり、次のような方法で行った。トナーバンドはY色トナーを用いて、長方形の形状のものとし、中間転写ベルトの幅方向長さについては画像形成領域の全幅に当たる300mm、プロセス方向長さを5mm、10mm、50mm、100mmの4水準として行った。尚、トナーバンドの画像濃度は最大濃度の50%に設定した。
テスト方法は、ブレードを清掃した後に1000枚のプリントを行い、次いでトナーバンドを形成し、このトナーバンドにブレード側からのトナーの移動を行った。ブレードのトナーが移動した段階で、装置を停止させ、その状態でのトナーバンド表面を拡大鏡にて観察し、移動したトナーのトナー点個数(点状の個数)をカウントした。
評価方法は、各水準毎に5回ずつ行ってトナーの点個数の平均を求め、その数字から傾向判断を行うようにした。
本実施例は、トナーバンドの画像濃度の影響を評価するために行ったもので、実施例1のトナーバンドのサイズを固定し、その画像濃度を因子にして調査した。
トナーバンドのサイズは、300mm×100mmとし、画像濃度は最大濃度の20%、40%、60%、80%の4水準とした。
評価方法は実施例1と同様に行い、図12の結果を得た。
本実施例は、ブレードの摩擦帯電効果を確認するために、ブレードの中間転写ベルトとの接触部位を除く領域に、導電性塗料を50μm以下に塗布して、表面抵抗で103〜104Ω/□とした塗布層が形成されたブレードと、ブレード表面に導電性処理を行わないブレードを用いて行った。
評価は、実施例1と同様にして行い、トナーバンドサイズが300mm×100mm、画像濃度が50%のものとした。尚、トナーバンドの形成位置が、ブレードによる1000枚のプリントが掻き取られた直後にブレードに達するようにした。
このことは、導電性処理を行うことで、中間転写ベルトとブレードとの摩擦帯電が発生してもその摩擦電荷がブレードに滞留することがなく、この摩擦電荷の影響を受けないことから、上述の結果に至ったものと判断される。
Claims (12)
- 回転可能に設けられてトナーによる画像が保持される像保持体と、
前記像保持体上にトナーによる画像を形成する像形成手段と、
前記像保持体上のトナーによる画像を転写媒体に転写する転写手段と、
前記像保持体に対し接離自在な清掃部材を有し且つ回転する前記像保持体に前記清掃部材を接触させて前記像保持体表面に残留するトナーを清掃する清掃手段と、
前記像形成手段により転写媒体に転写するためのトナーによる転写用画像とは別に前記清掃部材清浄用のトナーによる清浄用画像を像保持体上に形成し、前記像保持体を回転させることにより前記像保持体と離間している状態の前記清掃部材に前記清浄用画像を対向させた後、更に前記像保持体を回転させ前記像保持体と接触している状態の前記清掃部材に前記清浄用画像を清掃するよう制御する清浄制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記転写手段で転写媒体に転写されるべきトナーとは逆の極性の逆極性トナーが前記像保持体表面に残留し、前記清掃部材で前記像保持体上から清掃された際に前記清掃部材に付着しており、
前記清掃手段は、前記像保持体に対し前記清掃部材を接離するための接離機構を備え、
この接離機構は、前記清掃部材に付着した逆極性トナーが前記像保持体上の前記清浄用画像との間に生じる静電気力により前記像保持体側へ移動する距離に規制するように前記清掃部材を前記像保持体から離間させる離間距離規制手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清掃手段は、前記像保持体に対し前記清掃部材を接離するための接離機構を備え、
この接離機構は、前記像保持体上の前記転写用画像に前記清掃部材が対向している際の前記像保持体と前記清掃部材との離間距離である転写用画像離間距離と、前記像保持体上の前記清浄用画像に前記清掃部材が対向している際の前記像保持体と前記清掃部材との離間距離であり且つ前記転写用画像離間距離より狭く設定される清浄用画像離間距離との少なくとも二段階の離間距離を切り替える離間距離切替手段を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記清浄制御手段は、前記清掃部材が前記像保持体と接触した状態から前記転写用画像離間距離へと離間する状態に切り替わる間または前記転写用画像離間距離に離間している状態から前記像保持体と接触した状態に切り替わる間に、前記清掃部材が前記清浄用画像離間距離に切り替わるように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像保持体に接触した際に前記転写手段で転写媒体に転写されるべきトナーとは逆の極性に摩擦帯電する摩擦帯電特性を有するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5記載の画像形成装置において、
前記清浄制御手段は、前記清掃部材が前記像保持体に接触したことにより前記清掃部材が摩擦帯電している間に前記清浄用画像が前記清掃部材に対向する部位に離間して配置されるように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清浄制御手段は、前記像形成手段によって前記像保持体上に転写用画像が形成されるのに先立って前記清浄用画像を形成するよう制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清浄制御手段は、別々の転写媒体に転写される複数の転写用画像が前記像保持体上に連続して形成される場合、いずれかの転写用画像とその次に形成される転写用画像との間に前記清浄用画像を形成するように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清浄制御手段は、転写用画像を形成後または転写用画像を形成のための動作を行っていない場合に前記清浄用画像を形成するように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清浄制御手段は、前記清浄用画像の形成間隔、画像濃度及び画像サイズの少なくともいずれかを調整する清浄用画像調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像保持体に接触している際にその接触位置よりも前記像保持体の回転方向下流側で前記像保持体に対向している部位があり、
前記清浄制御手段は、前記清浄用画像を前記清掃部材にて清掃した後、更に前記像保持体を一回転させ、清掃された前記清浄用画像の部位に対し前記清掃部材による清掃を行うように制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記像形成手段は、トナーの種類の異なる複数の像形成部を含み、前記像保持体の一回転毎に前記複数の像形成部による画像が形成され重ね合わせられるものであり、
前記清浄制御手段は、前記像保持体の一周長のうち転写用画像が保持される領域外に前記清浄用画像を保持するように制御することを特徴とする画像形成装置。
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