JP3185897B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3185897B2
JP3185897B2 JP13618992A JP13618992A JP3185897B2 JP 3185897 B2 JP3185897 B2 JP 3185897B2 JP 13618992 A JP13618992 A JP 13618992A JP 13618992 A JP13618992 A JP 13618992A JP 3185897 B2 JP3185897 B2 JP 3185897B2
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cleaning
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浩之 杉本
雅人 柳田
美紀 甲斐
隆 美才治
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト状の被クリーニ
ング体を清掃するクリーニング装置を備えた画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタなどの
画像形成装置において、無端ベルト状の潜像担持体、例
えばベルト状感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像
をトナー像として可視像化するものでは、そのトナー像
の転写を行ったのち、転写に寄与しなかったトナーが感
光体表面に残留付着しているので、かかる付着トナーを
感光体から除去して回収するようにしている。
【0003】又、この種の画像形成装置で、感光体上の
トナー像を、無端ベルト状の中間転写回転体に、静電方
式又は粘着方式で転写し、この中間転写回転体上の転写
トナー像を更に、普通紙のような記録媒体に転写するよ
うにした画像形成装置が提案されているが、トナー像転
写後の中間転写回転体上にも、トナーが残留付着してい
るので、これを除去して回収するようにしている。
【0004】かかる感光体や中間転写回転体などのベル
ト状の被クリーニング体をクリーニングするクリーニン
グ装置として、この種の画像形成装置では、クリーニン
グブレードなどのクリーニング部材を用いたクリーニン
グ装置が多用されている。
【0005】図6は、このようなクリーニング装置を備
えた画像形成装置の一例を示し、かつ本発明の一実施例
を示しているが、ここでは、この例の画像形成装置の基
本的な構成と作用を明らかにし乍ら、従来の問題点につ
いて以下に述べる。
【0006】この例の画像形成装置は、カラー画像を得
ることのできるものとなっていて、上部に、カラー画像
読み取り装置1を有している。又、この画像形成装置
は、本体を成すカラー画像記録装置(カラープリンタ)
2や、下側の給紙ユニット体3などをそれぞれ有してい
る。
【0007】カラー画像記録装置2内の中央部の、幾分
上側に設けられたドラム状の感光体5は、図示矢印方向
に回転駆動されるようになっていて、この回転開始に伴
い、その表面が、帯電チャージャ6により一様に帯電さ
れる。
【0008】感光体5の上位に設けられた光書き込みユ
ニット4からは画信号に対応して光変調されたレーザ光
7が出射し、このレーザ光による光書き込みが、帯電さ
れた感光体表面に対して行われることにより、該表面に
は所定の静電潜像が形成される。現像装置8は、4個の
カラー現像器(不図示)を有すると共に、これらをユニ
ット化したものとなっていて、各現像器が選択的に作動
することにより、感光体表面に順次作像される静電潜像
が、異なる色のトナー像としてそれぞれ顕像化される。
【0009】感光体5には、ベルト駆動ローラ12と、
転写ローラ13と、アイドルローラ14との間に掛け渡
された無端の中間転写ベルト11が、転写ローラ13部
分で接している。そして、この中間転写ベルト11は、
図示されない駆動モータにより、図示矢印方向に回転駆
動されるようになっている。
【0010】中間転写ベルト11は感光体5と同期して
等速で矢印方向に回転し、このとき感光体5上の、異な
る色の各トナー像が、転写部9において、中間転写ベル
ト11の同一位置に順次重ね合わせて転写される。転写
ローラ13に所定のバイアス電圧が印加され、これによ
って感光体5上のトナー像が中間転写ベルト11に転写
されるのである。都合、4色のトナー像が中間転写ベル
ト11上に重ね合わされると、該ベルト11上には所定
のカラー像が得られる。
【0011】感光体5に順次形成される各トナー像を中
間転写ベルト11に転写し終えるごとに、感光体5上に
残留するトナーは、クリーニング装置50によって感光
体5から除去され、感光体5が清掃され、次いで感光体
表面は除電ランプ51によって除電作用を受ける。
【0012】手差し給紙部15、給紙部16,17,1
8,19のいずれかからは、記録紙21が、転写部22
に向けて送られる。中間転写ベルト11のうち、ベルト
駆動ローラ12に掛け渡されるベルト部分には、導電性
の転写ローラ10が接していて、これには転写のために
バイアス電圧電源20により、所定極性のバイアス電圧
が印加される。
【0013】今仮に、感光体上に形成されるトナー像の
トナーが負極性(マイナス)に帯電されるものであると
して、この場合は、転写ローラ10には正極性(プラ
ス)のバイアス電圧が印加されるようになっていて、こ
の印加に伴い、中間転写ベルト11上のカラー像を形成
しているトナーが、このベルト11と転写ローラ10と
の間を通る記録紙21に静電的に転移して、そのカラー
像が記録紙21上に一括して転写される。この転写後、
記録紙21は、搬送ベルト23により送られつつ、定着
ローラ対24の部位を通って、カラーコピー紙として、
トレイ25上に収容される。
【0014】中間転写ベルト11上に感光体5から各色
のトナー像が順次転写されるとき、そのトナー像が乱さ
れないように、転写ローラ10は中間転写ベルト11か
ら離間しており、該ベルト11上のカラー像を記録紙2
1に一括転写するとき、転写ローラ10は中間転写ベル
ト11に対して押圧され、上述の如くベルト11上のカ
ラー像が記録紙21に転写される。
【0015】転写部22に対し、中間転写転ベルト11
の回転方向上の下流側には、被クリーニング体である中
間転写ベルト11をクリーニングするためのクリーニン
グ装置26が、ベルト11と対向するように設けられて
いる。このクリーニング装置26は、クリーニング部材
28を備えている。この例のものでは、かかるクリーニ
ング部材がブレード状のものとなっている。以下、これ
を「クリーニングブレード」と称する。かかるクリーニ
ングブレード28は、例えばゴムなどの弾性体より成
る。
【0016】クリーニングブレード28は、中間転写ベ
ルト11の表面に対し接離自在に構成され、中間転写ベ
ルト11上に順次トナー像を転写しているときは、その
トナー像を乱さないように、クリーニングブレード28
は中間転写ベルト11から離隔している。そして転写部
22を通過したトナー像(カラー像)転写後の、中間転
写ベルト11上のカラー像形成領域の先端部が、クリー
ニングブレード28に到達する前に、該ブレード28が
ベルト11に当接するようになっている。この当接状態
で、転写(転写部22における転写)に寄与しなかった
転写残トナーが掻き取り除去される。そして、中間転写
ベルト11上のカラー像形成領域の後端部が、クリーニ
ングブレード28の部位を通過したあと、このクリーニ
ングブレード28は中間転写ベルト11から離隔するよ
うになっている。
【0017】この種の中間転写ベルト11に使われる材
料は、フィルムなどの薄いものとなっているため、クリ
ーニングブレード28を、そのようなベルトに当接させ
たとき、ブレードが当接するベルト部分を、背部から何
らかの部材で押さえるようにしてやらないと、トナーを
巧く掻き取ることができない。符号29で示すものは、
クリーニングブレード28が当接する中間転写ベルト部
分を背部から押さえるバックアップ部材であり、この例
では、かかるバックアップ部材が中間転写ベルト11の
移動に連れ廻りするバックアップローラとなっている。
【0018】ここで、転写ローラ10には、トナーの本
来の帯電極性と反対の極性のバイアス電圧が印加される
のであるが、この印加に伴い、トナー像転写工程後に中
間転写ベルト11上に残留する転写残トナーにはその本
来の極性と反対極性の電荷が注入されて保持されるよう
になる。例えば、トナーの本来の帯電極性、すなわち現
像装置8において帯電されるトナーの極性が負極性であ
る場合には、転写ローラ10へのバイアス電圧の印加に
より、中間転写ベルト11上の転写残トナーに転写電流
が流れ、本来負極性に帯電していたトナーに、正極性の
電荷が注入され、そのトナーは正極性に帯電する状態と
なる。このような転写残トナーがクリーニングブレード
28によって前述のように中間転写ベルト11から除去
されるのである。
【0019】ところで、先にも述べたように、クリーニ
ングブレード28は、被クリーニング体であるベルト1
1の表面上のトナーを掻き取り除去するものであるが、
この一度掻き取ったトナーが、ブレード周辺部に飛び散
り、これが中間転写ベルト表面に再度、付着し易くなっ
ている。このような付着を生じると、画像上の地肌汚れ
などを生じ、画質が悪化する原因になる。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に鑑み
なされたものであって、その目的とするところは、クリ
ーニング部材周辺からの被クリーニング体へのトナーの
再付着を防止できるようにした画像形成装置を提供する
ことにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ベルト状の被クリーニング体と、該被クリ
ーニング体の表面に当接して被クリーニング体の表面を
クリーニングするクリーニング部材と、該クリーニング
部材が当接する被クリーニング体部分を背部から押さえ
るバックアップ部材と、クリーニングすべきトナーと被
クリーニング体表面との間に静電的な反発力を生ぜしめ
るバイアス電圧を、バックアップ部材に印加するバイア
ス電圧印加手段とを具備し、該バイアス電圧印加手段
は、クリーニングすべきトナーが、転写残トナーである
か、未転写トナーであるかの違いによって、バイアス電
圧の大きさとその極性の少なくとも一方の切り換えが可
能な印加手段となっていることを特徴とする画像形成装
置を提案する(請求項1)。
【0024】その際、クリーニング部材は被クリーニン
グ体の表面に対して接離自在となっていて、バイアス電
圧印加手段は、クリーニング部材を被クリーニング体か
ら離隔させる時機に相前後して、静電的な反発力を生ぜ
しめる極性のバイアス電圧の印加から、これと反対極性
のバイアス電圧の印加に、切り換えが可能な印加手段と
なっていると効果的である(請求項2)。
【0025】又、上記請求項1又は2に記載の画像形成
装置において、バックアップ部材の前後の少なくとも一
方に、被クリーニング体に接するアース部材を付設する
と効果的である(請求項3)。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って、詳細
に説明する。
【0033】前述のように図6は本発明一実施例の画像
形成装置を示すものであるが、その基本的な構成と作用
は、従来技術の欄で説明したので、ここではその説明を
省略する。図1はこの画像形成装置のクリーニング構成
部を拡大して示した図である。この図において、バック
アップ部材の一構成例であるバックアップローラ29
は、少なくともその表面部分が金属等の導体より成り、
ベルト状の被クリーニング体の一構成例である中間転写
ベルト11の移動方向に連れ廻りする。このようにバッ
クアップローラ29は、導電性表面を有し、バイアス電
圧の印加が可能となっている。
【0034】ここで図6に示す中間転写ベルト11の表
面上には、4色重ね後にカラー像が形成されるのである
が、このカラー像を作るトナーTの極性が負であるもの
として、転写部22を通るとき、そのトナーには正極性
の電荷が注入され、トナーは正極性に帯電する。
【0035】図1に戻って、中間転写ベルト11上に
は、このようなトナーTが、転写後に残留付着している
のであるが、かかるトナーが、中間転写ベルト11の表
面に当接したクリーニングブレード28により掻き取り
除去され、該ベルト11の表面がクリーニングされる。
符号31で示すバイアス電圧印加手段は、クリーニング
すべきトナーTと、中間転写ベルト11の表面との間
に、静電的な反発力を生ぜしめる極性の電荷が、中間転
写ベルト11に対して注入されるようなバイアス電圧を
バックアップローラ29に対して印加するものである。
このように、バイアス電圧印加手段は、クリーニングす
べきトナーと被クリーニング体表面との間に静電的な反
発力を生ぜしめるバイアス電圧をバックアップ部材に印
加するのである。
【0036】この印加手段31は、正極性の直流バイア
ス電圧電源E1と、負極性の直流バイアス電圧電源E2
を有し、この内の電源E1によって、バックアップロー
ラ29には正極性のバイアス電圧が印加されるのであ
る。結局、バックアップローラ29には、極性を反転さ
れて正極性となったトナーTと同極性のバイアス電圧が
印加され、これにより、転写ローラ10の印加電圧など
によって正極性に帯電されているベルト11には、更
に、正極性の電荷が注入され、これに伴い、トナーとベ
ルト表面との間に静電的な反発力を生じる。この反発力
によって、残留トナーTが中間転写ベルト11から離れ
やすくなってクリーニング性が高められると共に、クリ
ーニングブレード28で掻き取られたトナーが中間転写
ベルト11上に再付着することが防止される。中間転写
ベルト11は、このような点から、注入される電荷の保
持が可能な材質のものとなっている。例えば、108
至109Ωcmの体積固有抵抗率をもつフィルムより成っ
ているのである。
【0037】このように、本例においては、クリーニン
グブレード28自体と、この周辺からの、中間転写ベル
ト11へのトナーの再付着が防止されるため、記録紙2
1上の画像上の地肌汚れなどが生じにくくなり、画質を
悪化させないようにすることができる。又、バックアッ
プローラ29が電極の代わりを成すので、特別な電極が
不要である。
【0038】ところで、この種の画像形成装置では、記
録紙21(図6)を搬送する間で、これにジャムを生じ
ることがある。このようなジャムを生じると、機械は即
座に停止状態にされる。かようなジャムが、転写部22
の前後で生じると、転写されないトナー像のトナーが中
間転写ベルト11の表面に付着したままになる部分を生
じ、かような未転写トナーが、次の画像形成装置の再稼
動時に、クリーニングブレード28によって掻き取り除
去されることとなる。この除去量は相当なものとなり、
一層、中間転写ベルト11へのトナーの再付着が生じ易
くなる。
【0039】図2に示すように、クリーニングブレード
28によって掻き取り除去されるべき、未転写トナーT
は、転写工程を経ないので、負極性のままとなってい
る。バックアップローラ29に対し正極性のバイアス電
圧を印加したままでは、かかるトナーの再付着を防止で
きなくなる。
【0040】本例のバイアス電圧印加手段31(図1)
は、クリーニングすべきトナーが、転写残トナーである
か、未転写トナーであるかの違いによって、極性の切り
換えが可能な印加手段となっている。すなわち、ジャム
などを生じたときは、スイッチ接点32が負極性のバイ
アス電圧電源E2の方に図2に示す如く切り換わるよう
になっている。
【0041】この切り換えによって、バックアップロー
ラ29には負極性のバイアス電圧が印加される。する
と、中間転写ベルト11には、負極性の電荷が注入さ
れ、これに伴い、このベルト11の表面と、トナーTと
の間には静電的な反発力を生じる。これによって、クリ
ーニングブレード28からの中間転写ベルト11へのト
ナーの再付着が防止されるのである。
【0042】このように、バックアップローラ29へ印
加するバイアス電圧の極性を切り換えるほか、そのバイ
アス電圧の大きさを切り換え、或いは極性と大きさを共
に切り換えるようにしてもよい
【0043】なお、クリーニングブレード28に入って
くるトナーが正極性のものであるか、負極性のものであ
るかについては、次に述べるような手段で検出すること
が可能である。
【0044】すなわち、図1に示すようにクリーニング
ブレード28に対し、中間転写ベルト11の移動方向上
の上流側には、中間転写ベルト11の表面の電位を検出
する表面電位検出手段33が設けられている。図2に示
す状態にあっては、ベルト11上に密にある未転写トナ
ーTの極性の検出が、かかる検出手段33の検出機能に
より可能である。これに対し、図1に示す状態にあって
は、転写残トナーTの極性の検出が可能である。
【0045】このような検出の違いによって、スイッチ
接点32の切り換えが可能になる。なお、かかる検出の
違いによって、前述の如く、バイアス電圧の大きさを変
えるようにしても良く、この場合、表面電位検出手段3
3による電位検出値に基づき、その大きさが変えられ
る。極性の切り換えと、バイアス電圧の大きさとを共に
変えるようにしても良いことは前述の通りである。この
ように、バイアス電圧印加手段31は、表面電位検出手
段33による検出に基づき、バイアス電圧の大きさとそ
の極性の少なくとも一方の切り換えが可能となっている
のである。
【0046】なお、感光体5から中間転写ベルト11に
トナー像を転写しているとき、クリーニングブレード2
8はベルト11から離間しているが、このようなベルト
の非クリーニング時には、バックアップローラ29に対
して、例えば、バイアス電圧を全く印加しないようにす
ればよい。
【0047】ところで、先にも述べたように、クリーニ
ングブレード28は、中間転写ベルト11に対し接離自
在に構成されていて、ブレード28がベルト11から離
隔するとき、トナーがクリーニング装置外へ飛散し易く
なる。
【0048】図6に示すように、クリーニング装置26
と中間転写ベルト11との間にはスキマ36,37があ
る。このようなスキマからトナーが飛散するのである
が、これを防止するために、かかるスキマにシール部材
などを設けると、ベルト11上の色の異なるトナー像
が、そのシール部材によってこわされてしまう。このよ
うな点から、どうしてもスキマ36,37を開けざるを
得ないのである。
【0049】クリーニングブレード28によってトナー
を掻き取り除去しているとき、ブレード周辺にはトナー
が飛散浮遊した状態となっている。クリーニングブレー
ド28がベルト11から離隔したとき、このようなトナ
ーの飛散がおさまっていれば良いのであるが、中間転写
ベルト11が回転を続けたりしていると、そのような飛
散が治らず、ベルト11から離れたクリーニングブレー
ドと、ベルト11との間を飛散トナーが通過し、スキマ
37を通してクリーニング装置外にトナーが飛び散るよ
うになる。又、スキマ36からもトナーが飛び散るよう
になる。
【0050】そこで、図3に示すように、クリーニング
ブレード28を中間転写ベルト11の表面から離隔させ
るとき、若しくは、その前に、スイッチ接点32を負極
性のバイアス電圧電源E2の方に切り換え、バックアッ
プローラ29に、負極性のバイアス電圧を印加する。す
ると、ベルト11は正から負に帯電するようになり、ブ
レード周辺に飛散しているトナーTがベルト11の方に
静電的に引き寄せられ、ここに捕獲されるようになる。
このような機能によって、クリーニング装置外へのトナ
ーの飛散が防止され、画像形成装置内をトナーで汚すよ
うなことが回避される。
【0051】上述のように中間転写ベルト11の方にト
ナーが引き寄せられるが、次の画像形成時には、引き寄
せられたトナーが付着している中間転写ベルト部分が画
像領域とならぬように、画像形成動作のタイミングを制
御することによって、記録紙21(図6)上の画像に地
汚れが発生する不具合を阻止できる。
【0052】図1に示すバイアス電圧印加手段31は、
クリーニングブレード28を中間転写ベルト11から離
隔させる時機に相前後して、静電的な反発力を生ぜしめ
る極性のバイアス電圧の印加から、これと反対の極性の
バイアス電圧の印加に切り換えが可能な印加手段となっ
ているのである。
【0053】図4に示すように、バックアップローラ2
9の前後において中間転写ベルト11の背部にそれぞれ
接するアース部材をそれぞれ付設すると、次に述べるよ
うな機能を達成することができる。この例においては、
かかる部材がアースローラ34,35となっていて、こ
れが中間転写ベルト11の移動に連れ廻りする。
【0054】上流側のアースローラ34は、中間転写ベ
ルト11の帯電電位を、クリーニング工程の前におい
て、消去するのに役立つ。バックアップローラ29によ
るバイアス電圧の印加の前に、そのような帯電電位を消
去しておくと、中間転写ベルト11をバックアップロー
ラ29で帯電させるときの電位を安定させることがで
き、クリーニングすべきトナーTを有効的に反発させた
り、トナーの飛散を防止すべく、トナーを有効的にベル
ト側に吸引させたりすることができる。
【0055】特に、クリーニング部材として、図5に示
すような導電性のブラシローラ27を用いた場合、その
ブラシ繊維とベルト表面間のクリーニング電界の大きさ
によって、クリーニング性が大きく影響するので、ベル
トの帯電電位を安定化させれば、クリーニング能力が向
上する。
【0056】なお、この例では、転写残トナーTが正極
性に帯電しているので、そのトナーをローラ状のブラシ
27で掻き取りつつ、静電的に吸着するには、該ブラシ
に、バイアス電圧電源E3により負極性のバイアス電圧
が印加される。
【0057】図4に示すアースローラ35は、バックア
ップローラ29によって注入された電荷をクリーニング
後において消去する働きをする。アースローラ34,3
5のうちの一方だけを設けるようにしてもよく、バック
アップローラ29の前後の少なくとも一方に、中間転写
ベルト11に接するアースローラを設けるのである。
【0058】クリーニング部材として、かようなバイア
ス電圧の印加が可能な導電性ブラシではなく、ゴム等の
弾性体より成るブレード状のものを用いると、クリーニ
ング部材の回転駆動手段が不要であり、又、バイアス電
圧の印加手段を不要にすることが可能である。
【0059】なお、本発明においては、クリーニング対
象となる被クリーニング体として、上述の中間転写ベル
トの他、ベルト状の感光体の如き潜像担持体などにも適
用することができる。またクリーニング部材が被クリー
ニング体に対して常時当接している画像形成装置にも本
発明の適用が可能である。
【0060】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、クリーニング部材周辺から、被クリーニング体への
トナーの再付着が防止されるので、画像上の地肌汚れを
生じにくくすることができ、画質を悪化させないように
することができる。又、バックアップ部材が電極として
の機能を兼ねるので、特別の電極も不要である。しかも
転写残トナーのみならず、未転写トナーの被クリーニン
グ体への再付着を防止することができる。
【0061】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング部材周辺のトナーが被クリーニング体の方
に静電的に捕獲されてしまうため、クリーニング装置外
へのトナーの飛散を防止することができる。
【0062】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
バックアップ部材によって被クリーニング体を帯電させ
るとき、この帯電電位を安定させることができるので、
トナーの被クリーニング体への再付着などを更に有効的
に防止することができ、又、クリーニング後の被クリー
ニング体の電荷の消去が可能になる。
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置のクリーニング
構成部を概略的に示す図である。
【図2】本発明一実施例の画像形成装置のクリーニング
構成部が未転写トナーのクリーニング態勢となっている
状態を示す図である。
【図3】トナー飛散防止態勢にあるクリーニング構成部
を示す図である。
【図4】アースローラを付設した例のクリーニング構成
部を示す図である。
【図5】クリーニング部材に導電性ブラシを用いた例の
クリーニング構成部を示す図である。
【図6】本発明一実施例の画像形成装置の全体構成図で
ある。
【符号の説明】
31 バイアス電圧印加手段
フロントページの続き (72)発明者 美才治 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平5−134560(JP,A) 実開 平3−125372(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/16 - 15/16 103

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト状の被クリーニング体と、該被ク
    リーニング体の表面に当接して被クリーニング体の表面
    をクリーニングするクリーニング部材と、該クリーニン
    グ部材が当接する被クリーニング体部分を背部から押さ
    えるバックアップ部材と、クリーニングすべきトナーと
    被クリーニング体表面との間に静電的な反発力を生ぜし
    めるバイアス電圧を、バックアップ部材に印加するバイ
    アス電圧印加手段とを具備し、該バイアス電圧印加手段
    は、クリーニングすべきトナーが、転写残トナーである
    か、未転写トナーであるかの違いによって、バイアス電
    圧の大きさとその極性の少なくとも一方の切り換えが可
    能な印加手段となっていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 クリーニング部材は被クリーニング体の
    表面に対して接離自在となっていて、バイアス電圧印加
    手段は、クリーニング部材を被クリーニング体から離隔
    させる時機に相前後して、静電的な反発力を生ぜしめる
    極性のバイアス電圧の印加から、これと反対極性のバイ
    アス電圧の印加に、切り換えが可能な印加手段となって
    いる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 バックアップ部材の前後の少なくとも一
    方に、被クリーニング体に接するアース部材を付設した
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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