JP5308978B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式を利用した、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及び、これらの機能を複数有する複合機等の画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる画像形成装置では、帯電器が感光体ドラムを予め帯電させてから、露光器が感光体ドラムの画像形成面に対し、所望する画像データに応じたパターンにて光を照射する。これにより画像形成面には、静電潜像が形成される。そして、現像ユニットがトナー粒子を画像形成面に付与し、トナー粒子が静電潜像に付着してトナー像が形成される。トナー像は直接若しくは間接に用紙に転写され、そして定着させられる。
複数のトナー像を用紙に順次転写するためには、1回転写する度に、画像形成面を清掃し、残留したトナーを画像形成面から除去する必要がある。
また、劣化したトナー粒子を排出するために、現像ユニットは劣化したトナー粒子を感光体ドラムに吐出することがある。劣化したトナー粒子は、用紙に転写されずに画像形成面から除去される(例えば特許文献1参照)。
画像形成面から不要のトナー粒子を除去するために、感光体ドラムの近傍にはドラムクリーニングユニットが設けられる。
具体的には、ドラムクリーニングユニットは、摺擦ローラ及びクリーニングブレードを有し、摺擦ローラ及びクリーニングブレードは、感光体ドラムの回転方向でみて用紙若しくは転写ベルトとの転写位置の下流側に位置している。そして、クリーニングユニットは、摺擦ローラの下方に配置された受け部材を有し、受け部材は、クリーニングブレードによって掻き落とされたトナー粒子を一時的に貯留する貯留部を形成する。
摺擦ローラは、感光体ドラムの画像形成面を擦ることによって、画像形成面に付着している異物を剥がす。異物はオゾン生成物等であり、オゾン生成物は帯電器によって感光体ドラムを帯電させる際に生じ、感光体ドラム表面に付着する。
そして、クリーニングブレードは、画像形成面上からトナー粒子を掻き落とす。掻き落とされたトナー粒子は、貯留部に一時的に貯留されてから、受け部材から流下し、スクリューポンプにてクリーニングユニットから排出される。
なお、貯留部に貯留されているトナー粒子の一部は、摺擦ローラの表面に付着し、画像形成面からトナー粒子を剥がすための研磨剤として利用される。
特開2005−55842号公報
一般に、画像形成装置では、用紙に印字するための画像形成モード及び劣化したトナー粒子を廃棄するためのリフレッシュモードのうち一方が選択的に実行され、ドラムクリーニングユニットの動作は、画像形成モード及びリフレッシュモードでの感光体ドラムの動作に連動している。
このため、リフレッシュモードにて多量のトナー粒子が感光体ドラムに吐出された場合でも、トナー粒子の吐出が終了するとドラムクリーニングユニットの動作が停止し、ドラムクリーニングユニットの貯留部におけるトナー粒子の貯留量が適正な範囲から超過してしまうことがある。
トナー粒子の貯留量が超過した場合、摺擦ローラと感光体ドラムとの間に形成される断面くさび形の領域にてトナー粒子が過度に圧縮される。過度に圧縮されたトナー粒子は、感光体ドラムの表面に一時的に密着してから、感光体ドラムから離れるときに放電し、感光体ドラムにピンホールを生じさせる虞がある。
また、過度に圧縮されたトナー粒子が感光体ドラムに融着し、感光体ドラムから剥がれなくなる虞もある。
一方、リフレッシュモードにて少量のトナー粒子しか感光体ドラムに吐出されなかった場合、ドラムクリーニングユニットにおけるトナー粒子の貯留量が不足することがある。
ドラムクリーニングユニットに一旦貯留されたトナー粒子は、摺擦ローラが感光体ドラムと摺動するときには研磨剤として機能するので、トナー粒子の貯留量が不足するということは、研磨剤が不足していることになる。従って、トナー粒子の貯留量が不足した場合、感光体ドラムの表面に付着したトナー粒子等を摺擦ローラによって十分に擦り落とすことができなくなる虞がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされ、その目的とするところは、ドラムクリーニングユニットにおけるトナー粒子の貯留量が適正範囲に保たれ、貯留量の過不足により生じる不具合が防止された画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、感光体ドラムにトナー粒子を付与する現像ユニットと、前記感光体ドラムから不要のトナー粒子を除去するドラムクリーニングユニットと、前記現像ユニット及び前記ドラムクリーニングユニットの動作を制御する制御ユニットとを備える画像形成装置において、前記ドラムクリーニングユニットは、前記感光体ドラムを摺擦する摺擦ローラと、前記感光体ドラムの回転方向でみて前記摺擦ローラよりも下流にて前記感光体ドラムに摺接するクリーニングブレードと、前記摺接ローラの下方に設けられ、前記クリーニングブレードによって前記感光体ドラムから掻き落とされた前記トナー粒子を一時的に貯留し、貯留されているトナー粒子の一部が前記摺擦ローラに接触することを許容する受け部材と、前記受け部材から流下した前記トナー粒子を排出するためのスクリューポンプとを含み、前記制御ユニットは、トナー像を形成するための画像形成モード及び前記現像ユニットからトナー粒子を吐出するためのリフレッシュモードのうちから選択された一方のモードを前記現像ユニットに実行させることが可能であり、且つ、前記リフレッシュモードにて前記感光体ドラムに吐出される前記トナー粒子の量に基づいて、前記摺擦ローラの動作時間を変更することを特徴とする画像形成装置が提供される(請求項1)。
請求項1の画像形成装置では、制御ユニットが、リフレッシュモードにて感光体ドラムに吐出されるトナー粒子の量に基づいて、摺擦ローラの動作時間を変更する。これによって、ドラムクリーニングユニットでのトナー粒子の貯留量が適正な範囲に保たれ、トナー粒子の貯留量の過不足に起因する問題の発生が防止される。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記リフレッシュモードに続けて前記画像形成モードを実行させるときに、前記リフレッシュモードにて前記感光体ドラムに吐出される前記トナー粒子の量に基づいて、前記現像ユニットから前記感光体ドラムへの前記トナー粒子の付与を停止しながら前記摺擦ローラを動作させる調整期間を前記リフレッシュモードと前記画像形成モードとの間に設ける(請求項2)。
請求項2の画像形成装置によれば、リフレッシュモードの実行後、画像形成モードを実行する前に、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量に基づいて調整期間が設けられる。調整期間では、現像ユニットから感光体ドラムへのトナー粒子の付与が停止されながら、摺擦ローラが動作させられる。当該調整期間を設けることで、トナー粒子の吐出量が多かったとしても、貯留量が適正範囲を超えることが確実に防止される。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記リフレッシュモードを実行させてから前記現像ユニット及び前記ドラムクリーニングユニットを停止させる際に、前記リフレッシュモードにて前記感光体ドラムに吐出される前記トナー粒子の量に基づいて、前記現像ユニットから前記感光体ドラムへの前記トナー粒子の付与を停止しながら前記摺擦ローラを動作させる調整期間を前記リフレッシュモードの終了後に設ける(請求項3)。
請求項3の画像形成装置によれば、リフレッシュモードの実行後、現像ユニット及びドラムクリーニングユニットを停止させる際に、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量に基づいて調整期間が設けられる。調整期間では、現像ユニットから感光体ドラムへのトナー粒子の付与が停止されながら、摺擦ローラが動作させられる。当該調整期間を設けることで、トナー粒子の吐出量が多かったとしても、貯留量が適正範囲を超えることが確実に防止される。
本発明によれば、ドラムクリーニングユニットにおけるトナー粒子の貯留量が適正範囲に保たれ、貯留量の過不足により生じる不具合が防止された画像形成装置が提供される。
本発明の一実施形態のプリンタの概略構成図である。 図1のプリンタに適用された画像形成アセンブリを転写ベルトとともに示す概略的な断面図である。 図1のプリンタに適用された制御システムの概略的な構成を示すブロック図である。 図1のプリンタの連続印字動作を説明するための概略的なタイミングチャートであり、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量が多い場合のタイミングチャートである。 図1のプリンタの連続印字動作を説明するための概略的なタイミングチャートであり、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量が少ない場合のタイミングチャートである。 図1のプリンタの単発印字動作を説明するための概略的なタイミングチャートである。 図1のプリンタの連続印字動作の変形例を説明するための概略的なタイミングチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラー印刷可能なプリンタ10の構造が概略的に示されている。同図に示された断面はプリンタ10の左側面からみたものである。このため、プリンタ10の前面は同図中の右側に、背面は左側にそれぞれ位置する。
同図に示されるように、プリンタ10の装置本体12の上部には排紙トレイ14が設けられ、排紙トレイ14の近傍にはフロントカバー15が設けられている。
また、この装置本体12の下部には給紙カセット16が引き出し可能に挿入され、給紙カセット16内には、枚葉の用紙が積層された状態で収納されている。同図で視て給紙カセット16の右側上方には給紙ローラ18が設けられる。
そして、用紙は、同図において給紙カセット16から右斜め上方に向けて送出され、この送出された用紙は、装置本体12の内部でプリンタ10の前面に沿って上方に向けて搬送される。
また、給紙カセット16は、プリンタ10の前面側、つまり、図1において右方向に向けて引き出し可能に構成されている。給紙カセット16を引き出した状態にて、給紙カセット16内に新たな用紙を補充したり、用紙を別の種類の用紙に入れ替え可能となる。
装置本体12の内部には、給紙カセット16から排紙トレイ14までに渡る用紙搬送経路19が形成されている。用紙搬送経路19に沿って、用紙搬送方向で見て上流側から順に、搬送ローラ対20、レジストローラ対21、二次転写ローラ22、定着ローラ対23及び排出ローラ対24が配置されている。
また、定着ローラ対23と排出ローラ対24との間には、経路切替部材25が配置され、線路切替部材25の近傍にはスイッチバックローラ対26が配置されている。装置本体12の内部にはリターン経路27も形成されており、線路切替部材25及びスイッチバックローラ26は、定着ローラ対23を通過した用紙をリターン経路27に送り込む。
リターン経路27は、レジストローラ対21の上流にて用紙搬送経路19に合流しており、リターン経路27を使用することによって、両面印刷が可能である。
なお、プリンタ10の前面には手差しトレイ28が取り付けられており、手差しトレイ28に置かれた用紙も、用紙搬送経路19に途中から送り込むことが可能である。
二次転写ローラ22は、駆動ローラ30とともに無端形状の転写ベルト32を部分的に挟み、二次転写ローラ22及び駆動ローラ30は、転写ベルト32上のトナー像を用紙に転写するための次転写ニップ部を形成している。
転写ベルト32は、駆動ローラ30とともに、プリンタ10の背面側に配置された従動ローラ34にも架け回されている。従動ローラ34の近傍には、ベルトクリーングユニット36が配置され、ベルトクリーニングユニット36は、転写ベルト32に摺接するファーブラシ(回転ブラシ)38を有する。
ファーブラシ38は、転写ベルト32の表面から不要のトナー粒子を掻き落とし、掻き落とされたトナー粒子は、ベルトクリーニングユニット36のハウジング40内に一時的に貯留される。そして、貯留されたトナー粒子は、スクリューポンプ42によってハウジング40から排出される。
駆動ローラ30と従動ローラ32との間を延びる転写ベルト32の部分に沿って、4つの画像形成アセンブリ44M,44Y,44C44Bが配置されている。なお、4つの画像形成アセンブリ44M,44Y,44C44Bは、使用する現像剤の色においてこそ、マゼンタ、イエロー、シアン又はブラックと異なるけれども、構成においては相互に同一である。このため、以下では画像形成アセンブリ44M,44Y,44C44Bを区別せずに、単に画像形成アセンブリ44ともいう。
画像形成アセンブリ44に現像剤をそれぞれ供給する4つのトナーコンテナ46は、画像形成アセンブリ44の上方、すなわち装置本体12の上部に収容されている。一方、画像形成アセンブリ44の下方には、画像形成アセンブリ44において静電潜像を形成するためのレーザ走査ユニット48が配置されている。
なお、現像剤は2成分系現像剤であり、正帯電性のトナー粒子と、磁性を有するキャリアとからなる。
図2は、一つの画像形成アセンブリ44を転写ベルト32の一部とともに拡大して示している。
画像形成アセンブリ44は、転写ベルト32の外面に摺接する感光体ドラム50を有する。感光体ドラム50は回転自在に設置され、図2でみて時計回りに回転させられる。感光体ドラム50は、その表面に非晶質シリコン系の感光層52を有するa−Siドラムである。
感光体ドラム50の周囲には、除電器54、帯電ユニット56、現像ユニット58、一次転写ローラ60、及び、ドラムクリーニングユニット62が配置されている。
除電器54は、例えばLEDからなり、感光体ドラム50の所定の周方向位置に光を照射する。除電器54の光が照射された感光層52の部分は除電される。
帯電ユニット56は、感光体ドラム50に接する帯電ローラ64、及び、帯電ローラ64の表面を研磨摺擦することによりクリーニングするブラシを備えたローラ66を有する。帯電ローラ64が感光体ドラム50に接触する位置は、感光体ドラム50の回転方向でみて、除電器54が光を照射する周方向位置よりも下流に位置している。帯電ローラ64が接触した感光層52の部分は一様に帯電させられる。
帯電ローラ64が接触する周方向位置よりも下流にて、感光層52には、レーザ走査ユニット48から、所望する画像に応じたパターンにてレーザ光が照射される。レーザ光によって、感光層52には静電潜像が形成される。
現像ユニット58は、図2でみて感光体ドラム50の左方に配置されている。
現像ユニット58のハウジング68の下部には、攪拌スクリュー70及びパドルスクリュー72が配置され、攪拌スクリュー70とパドルスクリュー72との間は、仕切り板74によって部分的に仕切られている。
パドルスクリュー72の斜め上方には供給ローラ76が配置され、更に、供給ローラ76の斜め上方には現像ローラ78が配置されている。現像ローラ78は、図2でみて反時計回りに回転させられる。
トナーコンテナ46のトナー粒子は、ハウジング68の下部の攪拌スクリュー70側に供給される。供給されたトナー粒子は、攪拌スクリュー70でハウジング68内の現像剤と攪拌されてから、パドルスクリュー72によって供給ローラ76の近傍に搬送される。
供給ローラ76は磁性部材を内包しており、搬送された現像剤は供給ローラ76に付着して磁気ブラシを形成する。磁気ブラシを形成している現像剤中のトナー粒子は、供給ローラ76と現像ローラ78との間の電位差によって現像ローラ78に供給され、現像ローラ78の表面に、トナー粒子からなる薄層が形成される。
現像ローラ78は、レーザ走査ユニット48からレーザ光が照射される周方向位置よりも下流にて、感光体ドラム50の近傍に配置されている。現像ローラ78上のトナー粒子の薄層からトナー粒子が感光層52上に移行することによって、感光層52の静電潜像が現像され、トナー像が形成される。
図2でみて感光体ドラム50の上部には、転写ベルト32が接しており、転写ベルト32に接して、一次転写ローラ60が配置されている。感光体ドラム50は、現像ローラ78からトナー粒子を受け取る位置よりも下流にて、一次転写ローラ60と協働して転写ベルト32を挟んでおり、一次転写ローラ60にトナー粒子とは逆極性の電圧(一次転写バイアス)を印加することによって、感光層52上のトナー像が転写ベルト32に転写される。
転写ベルト32には、画像形成ユニット44M,44C,44Y,44Bから各色のトナー像が順次転写される。
図1を参照すると、転写ベルト32に転写されたトナー像は、二次転写ローラ22にトナー粒子と逆極性の電圧を印加することによって、次転写ニップ部にて用紙に転写される。
用紙に転写されたトナー像は、定着ローラ対23にて加熱されることにより用紙に定着させられ、これにより用紙への印刷が完了する。そして、印刷が施された用紙は、そのまま排紙トレイ14に排出されるか、もしくは、裏面に更に印刷されてから排紙トレイ14に排出される。
再び図2を参照すると、ドラムクリーニングユニット62は、感光体ドラム50の右方に配置されている。
ドラムクリーニングユニット62はハウジング79を有し、ハウジング79の上部には、感光体ドラム50に向けて開口した開口部が形成されている。ハウジング79の上部内には摺擦ローラ80が配置されている。摺接ローラ80は、図2でみて反時計回りに回転可能である。摺擦ローラ80は、その表面にスポンジ層82を有し、スポンジ層82は、感光体ドラム50の回転方向でみて、感光層52と転写ベルト32の接触位置よりも下流にて感光層52を摺擦する。
また、ドラムクリーニングユニット62は、クリーニングブレード84を有する。クリーニングブレード84は、ハウジング79の下部の感光体ドラム50側に取り付けられている。
クリーニングブレード84は、例えば、ハウジング79に固定される亜鉛鋼板のブラケット部86と、ブラケット部86に熱溶着されたポリウレタンゴム製のブレード部88とからなる。ブレード部88の先端はカウンタ方向にて感光体ドラム50に摺接し、クリーニングブレード84の先端が感光体ドラム50に摺接する位置は、感光体ドラム50の回転方向でみて、摺擦ローラ80の摺擦位置よりも下流である。
更に、ドラムクリーニングユニット62は受け部材90を有する。受け部材90は、摺擦ローラ80の下方に、摺擦ローラ80の下側を覆うように設けられている。受け部材90は、ハウジング79内を上下に部分的に仕切っており、トナー粒子を一時的に貯留する貯留部を形成している。受け部材90は、クリーニングブレード84によって感光体ドラム50から掻き落とされたトナー粒子を一時的に受け入れて貯留する。
摺擦ローラ80と受け部材90との間隔は、受け部材90に貯留されたトナー粒子が摺擦ローラ80に付着可能なように設定されている。従って、受け部材90に貯留された一部のトナー粒子は、スポンジ層82に付着し、摺擦ローラ80が感光体ドラム50を摺擦するときに研磨剤として作用する。
一方、貯留されたトナー粒子の一部は、受け部材90から溢れてハウジング79の下部に流下する。
また更に、ハウジング79の下部にはスクリューポンプ92が設けられており、ハウジング79の下部に流下したトナー粒子は、スクリューポンプ92によってハウジング79の外に排出され、廃棄される。
図3は、プリンタ10における制御システムを概略的に示すブロック図である。
プリンタ10は制御ユニット100を内蔵しており、制御ユニット100は、MPU(マイクロプロセッサ)、メモリ及び記憶装置等によって構成される。制御ユニット100には、通信ユニット102及び操作キー104が接続され、操作キー104は、各種情報を表示する画面とともにフロントカバー15に設けられている。
制御ユニット100は、記憶装置に格納されたプログラムを実行可能であり、プログラムに従って、通信ユニット102を介してパーソナルコンピュータから受信した命令や操作キー104による使用者からの命令に基づいて印刷等を実行する。
具体的には、制御ユニット100は、用紙搬送経路19及びリターン経路27に沿って設けられたローラ群、則ち、給紙ローラ対18、搬送ローラ対20、レジストローラ対21、二次転写ローラ22、定着ローラ対23、排出ローラ対24、及び、スイッチバックローラ対26の回転を制御するとともに、転写ベルト32の走行を制御する。
また、制御ユニット100は、レーザ走査ユニット48の動作を制御するとともに、画像形成アセンブリ44、則ち、感光体ドラム50、帯電ユニット56、現像ユニット58、一次転写ローラ60、及び、ドラムクリーニングユニット62の動作を制御する。
具体的には、感光体ドラム50の動作を制御するということは、感光体ドラム50を回転駆動する感光体ドラムモータをオン又はオフすることである。
一次転写ローラ60の動作を制御するということは、一次転写ローラ60を回転駆動する転写ローラモータをオン又はオフするとともに、一次転写ローラ60への一次転写バイアスの印加を開始又は停止することである。
ドラムクリーニングユニット62の動作を制御するということは、摺擦ローラ80を回転駆動する摺擦ローラ駆動モータ106をオン又はオフするとともに、スクリューポンプ92を駆動するためのスクリューポンプ駆動モータ108をオン又はオフすることである。なお通常、摺擦ローラ駆動モータ106及びスクリューポンプ駆動モータ108を兼ねる一つのモータ(DCユニットモータ)が使用され、摺擦ローラ80とスクリューポンプ92は連動している。
そして、DCユニットモータの動作速度を高速と低速とで切り替え可能な場合には、ドラムクリーニングユニット62の動作を制御することには、DCユニットポンプの動作速度を切り替えることも含まれる。
制御ユニット100が実行する制御のモードには、少なくとも画像形成モード及びリフレッシュモードの2つがある。
画像形成モードでは、制御ユニット100は、画像形成アセンブリ44全体を動作させ、感光体ドラム50上にトナー像を形成させ、形成されたトナー像を転写ベルト32に転写させる。
一方、リフレッシュモードでは、制御ユニット100は、劣化した現像剤を所定量だけ現像ユニット58から感光体ドラム50に吐出させ、吐出された現像剤をドラムクリーニングユニット62によって回収・排出させる。現像剤の吐出量は、例えば、過去の印字率に基づいて適宜設定される。
リフレッシュモードでは、用紙に転写されるべきトナー像は形成されず、トナー粒子が転写ベルト32に移行するのを防止するため、一次転写ローラ60に一次転写バイアスと逆極性のリフレッシュバイアスが印加される。
なお、劣化した現像剤を所定量吐出するということは、劣化したトナー粒子を所定量吐出することに等しい。
そして、本実施形態のプリンタ10においては、制御ユニット100は、リフレッシュモードで現像ユニット58から吐出された現像剤の量に基づいて、摺擦ローラ駆動モータ106の駆動時間を増減若しくは変更する。
例えば、図4は、プリンタ10の連続印字動作を説明するための概略的なタイミングチャートであり、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量が多い場合のタイミングチャートである。
図4に示したように、連続印字動作中、画像形成モードに続いてリフレッシュモード(RFモード)が実行され、RFモードでのトナー吐出量が多い場合、RFモードと次の画像形成モードとの間において、印刷ユニット100は、ドラムクリーニングユニット62に排出動作を実行させる。
排出動作では、DCユニットモータがオンされて摺擦ローラ80が回転駆動される。この排出動作の間、現像ユニット58から感光体ドラム50への現像剤の供給は停止され、感光体ドラム50も停止させられる。つまり、RFモードと次の画像形成モードとの間に、摺擦ローラ80が回転駆動されながら、現像ユニット58から感光体ドラム50への現像剤の供給は停止される調整期間が設けられる。
次の例として、図5は、プリンタ10の連続印字動作を説明するための概略的なタイミングチャートであり、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量が少ない場合のタイミングチャートである。
図5に示したように、RFモードでのトナー粒子の吐出量が少ない場合、吐出量が多い場合に比べて、調整期間が短くなる。
更に次の例として、図6は、プリンタ10の単発印字動作を説明するための概略的なタイミングチャートである。
単発印字動作の場合、制御ユニット100は、RFモードを実行させてから現像ユニット58及びドラムクリーニングユニット62を停止させる際に、RFモードにて感光体ドラム50に吐出されるトナー粒子の量に基づいて、現像ユニット58から感光体ドラム50へのトナー粒子の付与を停止しながら摺擦ローラ駆動モータ106を動作させる調整期間をRFモードの終了後に設ける。
上述したプリンタ10では、制御ユニット100が、リフレッシュモードにて感光体ドラム50に吐出されるトナー粒子の量に基づいて、摺擦ローラ駆動モータ106の動作時間を変更する。これによって、ドラムクリーニングユニット62の貯留部でのトナー粒子の貯留量が適正な範囲に保たれ、トナー粒子の貯留量の過不足に起因する問題の発生が防止される。
また、上述したプリンタ10によれば、リフレッシュモードの実行後、画像形成モードを実行する前に、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量に基づいて調整期間が設けられる。調整期間では、現像ユニット58から感光体ドラム50へのトナー粒子の付与が停止されながら、摺擦ローラ駆動モータ106が動作させられる。当該調整期間を設けることで、トナー粒子の吐出量が多かったとしても、貯留量が適正範囲を超えることが確実に防止される。
更に、上述したプリンタ10によれば、リフレッシュモードの実行後、現像ユニット58及びドラムクリーニングユニット62を停止させる際に、リフレッシュモードでのトナー粒子の吐出量に基づいて調整期間が設けられる。調整期間では、現像ユニット58から感光体ドラム50へのトナー粒子の付与が停止されながら、摺擦ローラ駆動モータ106としてのDCユニットモータが動作させられる。当該調整期間を設けることで、トナー粒子の吐出量が多かったとしても、貯留量が適正範囲を超えることが確実に防止される。
本発明は、上述した一実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
例えば、上述した一実施形態では、トナー像が感光体ドラム50から転写ベルト32に転写されているが、トナー像が、感光体ドラム50から用紙に直接転写されてもよい。
上述した一実施形態において、調整期間では高速でDCユニットモータを動作させていたけれども、印字率に応じて、図7に示したように、低速でDCユニットモータを動作させてもよい。
上述した一実施形態では、画像形成装置としてプリンタ10に具現化した例を示しているが、本発明の画像形成装置は、複合機、複写機やファクシミリ等にも当然に適用可能である。
10 プリンタ(画像形成装置)
32 転写ベルト
44 画像形成アセンブリ
50 感光体ドラム
58 現像ユニット
62 ドラムクリーニングユニット
79 ハウジング
80 摺擦ローラ
84 クリーニングブレード
90 受け部材
100 制御ユニット
106 摺擦ローラ駆動モータ(DCユニットモータ)
108 スクリューポンプ駆動モータ(DCユニットモータ)

Claims (3)

  1. 感光体ドラムにトナー粒子を付与する現像ユニットと、
    前記感光体ドラムから不要のトナー粒子を除去するドラムクリーニングユニットと、
    前記現像ユニット及び前記ドラムクリーニングユニットの動作を制御する制御ユニットとを備える画像形成装置において、
    前記ドラムクリーニングユニットは、
    前記感光体ドラムを摺擦する摺擦ローラと、
    前記感光体ドラムの回転方向でみて前記摺擦ローラよりも下流にて前記感光体ドラムに摺接するクリーニングブレードと、
    前記摺接ローラの下方に設けられ、前記クリーニングブレードによって前記感光体ドラムから掻き落とされた前記トナー粒子を一時的に貯留し、貯留されているトナー粒子の一部が前記摺擦ローラに接触することを許容する受け部材と、
    前記受け部材から流下した前記トナー粒子を排出するためのスクリューポンプとを含み、
    前記制御ユニットは、
    トナー像を形成するための画像形成モード及び前記現像ユニットからトナー粒子を吐出するためのリフレッシュモードのうちから選択された一方のモードを前記現像ユニットに実行させることが可能であり、且つ、
    前記リフレッシュモードにて前記感光体ドラムに吐出される前記トナー粒子の量に基づいて、前記摺擦ローラの動作時間を変更するとともに、前記摺擦ローラの動作速度を高速又は低速のうちいずれか一方に切り替え可能とする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御ユニットは、前記リフレッシュモードに続けて前記画像形成モードを実行させるときに、前記リフレッシュモードにて前記感光体ドラムに吐出される前記トナー粒子の量に基づいて、前記現像ユニットから前記感光体ドラムへの前記トナー粒子の付与を停止しながら前記摺擦ローラを動作させる調整期間を前記リフレッシュモードと前記画像形成モードとの間に設ける
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御ユニットは、前記リフレッシュモードを実行させてから前記現像ユニット及び前記ドラムクリーニングユニットを停止させる際に、前記リフレッシュモードにて前記感光体ドラムに吐出される前記トナー粒子の量に基づいて、前記現像ユニットから前記感光体ドラムへの前記トナー粒子の付与を停止しながら前記摺擦ローラを動作させる調整期間を前記リフレッシュモードの終了後に設ける
    ことを特徴とする画像形成装置。
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