JP2009083618A - 電子ミラーシステム - Google Patents

Abstract

【課題】車両の後方や側方の様子を随時、運転者に確認させることができる電子ミラーシステムを提供すること。
【解決手段】車両１の後方や側方の様子を撮像する撮像装置１１、１２と、撮像装置１１、１２から出力された映像信号を表示する表示装置２０と、車両１に人が乗車したことを、運転席のシートにかかる重さ、車両の所有者の鍵、または車両の運転席のシートベルトの装着で検知する検知装置３０と、検知装置３０が人の乗車を検知したとき映像の表示を表示装置２０に開始させる制御装置４０とを備えて構成する。
【選択図】図１

Description

本発明は、車両の後方や側方の様子を運転者に確認させる電子ミラーシステムに関する。

昨今、車両に設置されたフェンダミラーやドアミラーなどのサイドミラーの替わりに、車両の後方や側方など運転者の死角になる領域をカメラで撮影し、運転者が確認しやすい位置に設置されモニタに、撮影された映像を表示させる電子ミラーシステムが開発されている。電子ミラーシステムが車両に導入されると、サイドミラーやドアミラーが無くなり、サイドミラーやドアミラーが無くなると、空気抵抗が減るため燃費が向上すると共に、車両デザインの自由度が広がる。

この種の電子ミラーシステムと類似した、車両の後方を確認するシステムとしては、車両の後方を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像した画像を表示する表示手段と、降車時に車両のドアノブへの手の接近及びドアロック解除からドアの開放動作を検出する検出手段と、検出手段によりドアの開放動作が検出されたとき、撮像手段によって撮像された画像を表示手段で表示するように制御を行う制御手段とを具備し、乗員が降車してドアを開放したとき後方の様子が映像として表示され、降車時の安全を確認できるものが知られている（例えば、特許文献１参照）。

しかしながら、自車両の後方から側方を他の車両が通り過ぎるとき、自車両のドアを開放すると、開放したドアと他の車両が接触する場合があるため、このようなシステムでは、ドアの開放前に後方の様子が映像として表示されるものが好ましい。

また、車両の後方を確認するシステムとしては、車両が後退走行する直前の車両状態を検出する車両状態検出手段と、車両後方を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像される映像を表示する表示手段と、車両の変速機レバーが後退走行位置以外にある場合に、車両状態検出手段から車両状態を示す検出信号を受け取ると、表示手段に車両後方の映像を表示する処理を行う制御手段とを備え、さらに、制御手段は、イグニッションキーの位置が車両始動の位置にあることを検出したとき、表示手段に車両後方の映像を表示する処理を行うものが知られている（例えば、特許文献２参照）。
特開平０７−２７４１６１号公報 特開２００３−３１２４０６号公報

しかしながら、電子ミラーシステムでは、イグニッションキーの位置がエンジンの始動の位置にある場合に、車両の後方や側方の様子を映像として表示し、イグニッションキーの位置がエンジンの始動の位置にない場合に映像を表示しないという仕様にしてしまうと、運転者の乗車時や降車時に運転者が車両の後方や側方の様子を確認することができなくなるという問題がある。

本発明は、このような課題を解決するもので、車両の後方や側方の様子を随時、運転者に確認させることができる電子ミラーシステムを提供することを目的としている。

本発明の電子ミラーシステムは、車両の後方や側方の様子を撮像する撮像装置と、前記撮像装置から出力された映像信号を映像として表示する表示装置と、前記車両に人が乗車したことを検知する検知装置と、前記検知装置が前記人の乗車を検知したとき映像の表示を前記表示装置に開始させる制御装置とを備えた構成を有している。
この構成により、人の乗車を検知したとき映像の表示を開始させるため、車両の後方や側方の様子を随時、運転者に確認させることができる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記検知装置が、前記車両の運転席のシートにかかる重さが一定値以上になったとき前記車両に人が乗車したと検知する構成を有している。
この構成により、軽い荷物がシートに置かれた場合には映像は表示されず、人がシートに座った時に映像の表示を開始することができる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記検知装置が、前記車両の所有者の鍵の存在を検知したとき前記車両に人が乗車したと検知する構成を有している。
この構成により、所有者の鍵を持っている人が座席付近に近づいた時に映像の表示を開始することができる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記検知装置が、前記車両の運転席のシートベルトが装着されたとき前記車両に人が乗車したと検知する構成を有している。
この構成により、車を運転しようとするときにのみ映像を表示することができる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記車両の運転席のシートベルトの装着または未装着を検知するシートベルト検知装置を備え、前記表示装置が前記映像信号の表示を開始した際に、前記制御装置は、前記車両のエンジンが始動する場合でかつ前記シートベルト検知装置が前記未装着を検知している場合、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させる構成を有している。
この構成により、車両のエンジンが始動する場合でかつシートベルトが未装着の場合、映像信号の表示を停止させるため、シートベルトの未装着を警告できると共に、運転の安全性を確保できる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記車両は、サイドミラーを有し、前記サイドミラーの開閉状態を検知するサイドミラー検知装置を備え、前記表示装置が前記映像信号の表示を開始した際に、前記制御装置は、前記サイドミラー検知装置が前記サイドミラーの開状態を検知した場合、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させる構成を有している。
この構成により、サイドミラーの開状態を検知した場合、映像信号の表示を停止させるため、サイドミラーの使用時に省電力を図ることができる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記検知装置が、前記車両から人が降車したことを検知し、前記検知装置によって降車が検知されたとき、前記制御装置が、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させる構成を有している。
この構成により、人が降車した後に映像の表示を停止することができるため、降車時の安全性を高めることができる。

また、本発明の電子ミラーシステムは、前記車両のドアのロックを行うドアロック装置を有し、前記検知装置によって降車が検知されたとき、かつ、前記ドアロック装置によって前記車両のドアがロックされたとき、前記制御装置が、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させる構成を有している。
この構成により、人が降車した後に映像の表示を停止することができるため、降車時の安全性を高めることができる。

以上のように、本発明は、車両の後方や側方の様子を随時、運転者に確認させることができる電子ミラーシステムを提供するものである。

以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。

（本発明の第１の実施の形態）
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムを搭載する車両の構成を示した図である。車両１は、撮像装置１１、撮像装置１２、表示装置２０、検知装置３０、および制御装置４０を有している。表示装置２０、検知装置３０、および制御装置４０は、車両１の内部にあるため、破線で表現されている。

撮像装置１１および撮像装置１２は、車両１の側方に設置されている。撮像装置１１および撮像装置１２は、車両１の後方や側方の様子を撮像するものであり、それぞれの撮像範囲を図１に示している。

また、撮像装置１１および撮像装置１２は、運転者の死角を補うように車両１の後方や側方の様子を撮像する位置に設置されることが好ましい。図１では、撮像装置１１および撮像装置１２の２つだけ図示しているが、２つに限定することはない。

表示装置２０は、撮像装置１１および撮像装置１２から出力される映像信号を映像として表示するものである。表示装置２０は、車両１の内部に設定されるが、運転者が表示装置２０の映像を確認しやすい位置に設置されていればよい。

検知装置３０は、車両１に人が乗車したことを検知するものであり、人の乗車を検知することができるものであればよく、設置場所は特に問わない。制御装置４０は、表示装置２０による映像の表示の開始および停止を制御するものである。

図２は、本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムのブロック図である。図２に示した電子ミラーシステムは、撮像装置１１、撮像装置１２、表示装置２０、検知装置３０、および制御装置４０に加えて、図１では図示していなかったバッテリ５１、エンジンなどを始動させるイグニッションスイッチ５２、および車両１のドアのロックおよびアンロックを行うドアロック装置５３を有している。

撮像装置１１および撮像装置１２のそれぞれは、ＣＣＤ（Charge Coupled Device）やＣＭＯＳ（Complementary Metal Oxide Semiconductor）などを備えて構成される。また、撮像装置１１および撮像装置１２は、それぞれ撮像して得られた映像信号を表示装置２０に出力するようになっている。

表示装置２０は、液晶ディスプレイ等で構成されており、撮像装置１１および撮像装置１２から出力される映像信号を映像として表示するようになっている。例えば、表示装置２０は、撮像装置１１および撮像装置１２に対応した映像を、１つの画面に半分ずつ表示するようにしてもよいし、撮像装置１１および撮像装置１２それぞれに対応するように表示装置２０を２つ設けてもよい。

検知装置３０は、車両１に人が乗車したことを検知するようになっている。例えば、検知装置３０は、車両１の運転席のシートにかかる重さが一定値以上になったとき車両１に人が乗車したと検知するセンサでもよい。

また、車両１の所有者の鍵が無線信号を検知装置３０に送信する場合において、検知装置３０は、送信された無線信号を受信したときに所有者の鍵からの信号であると認証したことで、車両１に人が乗車したと検知するセンサでもよい。検知装置３０は、車両１の運転席のシートベルトが装着されたとき車両１に人が乗車したと検知するセンサでもよい。

制御装置４０は、検知装置３０が人の乗車を検知したとき、映像の表示を表示装置２０に開始させるようになっている。例えば、制御装置４０は、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に電力を供給することで、表示装置２０に映像信号を表示させるようになっている。

イグニッションスイッチ５２は、電子機器に対する電源の投入切断およびエンジンの始動の開始停止を操作するものである。例えば、イグニッションスイッチ５２は、電子機器に対する電源を切断するＯＦＦ状態、電子機器に対する電源を投入すると共にエンジンを停止する状態、エンジンを始動する状態に切り替えるようになっている。

以上のように構成された本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作について説明する。図３は、本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作を示すフローチャートである。

図３（ａ）に示すように、制御装置４０は、車両１に人が乗車したことが検知装置３０によって検知されたか否かを判定し（ステップＳ１）、車両１に人が乗車したことが検知装置３０によって検知されたとき、制御装置４０は、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に電力を供給することで、表示装置２０に映像の表示を開始させる（ステップＳ２）。その後、運転者の操作でイグニッションスイッチ５２がＯＦＦ状態でない状態に切り替わり、エンジンが始動した後で運転者は車両１を駆動する。

ステップＳ２以降の動作について説明する。図３（ｂ）に示すように、制御装置４０は、イグニッションスイッチ５２がＯＦＦ状態でない状態からＯＦＦ状態になったか否かを判定し（ステップＳ３）、ＯＦＦ状態になったとき、一定時間を計時する。この一定時間には、イグニッションスイッチ５２がＯＦＦ状態にした時点から、運転者が表示装置２０の映像を確認して降車するまでの予想時間が設定される。

制御装置４０は、ＯＦＦ状態になってから一定時間が経過したか否かを判定し（ステップＳ４）、一定時間が経過したとき、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に対する電力の供給を停止することで、表示装置２０に映像の表示を停止させる（ステップＳ５）。

図４は、図３（ｂ）の動作を代替した場合の動作を示すフローチャートである。

図４（ａ）に示すように、制御装置４０は、イグニッションスイッチ５２がＯＦＦ状態でない状態からＯＦＦ状態になったか否かを判定し（ステップＳ３）、ドアロック装置５３によって車両１のドアがロックされたか否かを判定する（ステップＳ６）。

その後、運転者が降車してドアロック装置５３を作動させ、ドアロック装置５３によって車両１のドアがロックされたとき、制御装置４０は、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に対する電力の供給を停止することで、表示装置２０に映像の表示を停止させる（ステップＳ５）。

また、図４（ｂ）に示すように、制御装置４０は、車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知されたか否かを判定し（ステップＳ７）、車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知された場合、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に対する電力の供給を停止することで、表示装置２０に映像の表示を停止させる（ステップＳ５）。また、制御装置４０は、ステップＳ７で車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知された場合、かつ、ドアロック装置５３によって車両１のドアがロックされたとき、表示装置２０に映像の表示を停止させるようにしてもよい。

なお、検知装置３０は、車両１の運転席のシートにかかる重さが無くなったとき、所有者の鍵から送信されていた無線信号が受信できなくなったとき、または、車両１の運転席のシートベルトが外されたとき車両１から人が降車したとして検知してもよい。

図５は、本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作の変形例を示すフローチャートである。

まず、制御装置４０は、車両１に人が乗車したことが検知装置３０によって検知されたか否かを判定し（ステップＳ１）、車両１に人が乗車したことが検知装置３０によって検知されたとき、制御装置４０は、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に電力を供給することで、表示装置２０に映像の表示を開始させる（ステップＳ２）。

次に、制御装置４０は、イグニッションスイッチ５２の状態やエンジンの状態などからエンジンが始動したか否かを判定し（ステップＳ８）、エンジンが始動したとき、車両１の運転席のシートベルトが装着されているか否かを検知装置３０が検知したか判定する（ステップＳ９）。

シートベルトが装着されていないとき、制御装置４０は、バッテリ５１から表示装置２０、撮像装置１１、および撮像装置１２に対する電力の供給を停止することで、表示装置２０に映像の表示を停止させる（ステップＳ５）。このように、エンジン始動時にシートベルトを装着していないと、電子ミラーシステムを使用できなくすることもでき、シートベルトの未装着を警告できる。

なお、車両１は、電子ミラーシステムの起動および停止を行うためのボタンを設け、制御装置４０は、運転者の操作によるボタンのＯＮ・ＯＦＦで表示装置２０に映像の表示を開始または停止するようにしてもよい。また、走行中において、運転者の操作によるボタンのＯＮ・ＯＦＦは無効とされるのが好ましい。

以上説明したように、本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムは、人の乗車を検知したとき映像の表示を開始させるため、車両の後方や側方の様子を随時、運転者に確認させることができる。

（本発明の第２の実施の形態）
図６は、本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムを搭載する車両の構成を示した図である。本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムを構成する構成要素のうち、本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムを構成する構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、それぞれの説明を省略する。

車両１は、撮像装置１１、撮像装置１２、表示装置２０、検知装置３０、制御装置７０、および電動式のサイドミラー６１とサイドミラー６２を有している。サイドミラー６１およびサイドミラー６２は、車両１の側方に設置されている。サイドミラー６１およびサイドミラー６２もまた、車両１の後方や側方の様子を撮像するものであり、電子ミラーシステムと併用するものである。

図７は、本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムのブロック図である。図７に示した電子ミラーシステムは、撮像装置１１、撮像装置１２、表示装置２０、検知装置３０、および制御装置７０に加えて、バッテリ５１、エンジンなどを始動させるイグニッションスイッチ５２、車両１のドアのロックおよびアンロックを行うドアロック装置５３、および、サイドミラー検知装置６３を有している。

サイドミラー検知装置６３は、サイドミラー６１およびサイドミラー６２の開閉状態を検知するようになっており、サイドミラー６１およびサイドミラー６２が開いた場合、サイドミラーの開状態を表す信号を制御装置７０に出力し、サイドミラー６１およびサイドミラー６２が閉じた場合、サイドミラーの閉状態を表す信号を制御装置７０に出力するようになっている。

制御装置７０は、制御装置４０の構成に加えて、サイドミラー検知装置６３から出力される信号がサイドミラーの開状態を表すものである場合、映像の表示を表示装置２０に停止させ、サイドミラー検知装置６３から出力される信号がサイドミラーの閉状態を表すものである場合、映像の表示を表示装置２０に開始させるようになっている。

以上のように構成された本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作について説明する。図８は、本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作のうちサイドミラーの開閉に係る動作を示すフローチャートである。

図８に示すように、制御装置７０は、車両１に人が乗車したことが検知装置３０によって検知されたか否かを判定し（ステップＳ１１）、車両１に人が乗車したことが検知装置３０によって検知されたとき、制御装置７０は、表示装置２０に映像の表示を開始させる（ステップＳ１２）。

制御装置７０は、車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知されたか否かを判定し（ステップＳ１３）、車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知された場合、表示装置２０に映像の表示を停止させる（ステップＳ１４）。

車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知されない場合、制御装置７０は、サイドミラー検知装置６３から出力される信号がサイドミラーの開状態を表すものであったとき（ステップＳ１５）、表示装置２０に映像の表示を停止させる（ステップＳ１６）。サイドミラーの閉状態であれば、動作はステップＳ１３に戻る。

その後、制御装置７０は、車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知されたか否かを判定し（ステップＳ１７）、車両１から人が降車したことが検知装置３０によって検知されない場合、サイドミラー検知装置６３から出力される信号がサイドミラーの閉状態を表すものであったとき（ステップＳ１８）、表示装置２０に映像の表示を開始させる（ステップＳ１９）。サイドミラーの開状態であれば、動作はステップＳ１７に戻る。ステップＳ１９以降、動作はステップＳ１３に戻る。

以上説明したように、本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムは、サイドミラーの開状態を検知した場合、映像信号の表示を停止させるため、サイドミラーの使用時に省電力を図ることができる。

以上のように、本発明は、車両の後方や側方の様子を随時、運転者に確認させることができるという効果を有し、車両の後方や側方の様子を確認させるサイドミラーに替わった電子ミラーシステム等として有用である。

本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムを搭載する車両の構成を示した図 本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムのブロック図 本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作を示すフローチャート 本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作を代替した場合の動作を示すフローチャート 本発明の第１の実施の形態に係る電子ミラーシステムの詳細な動作を示すフローチャート 本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムを搭載する車両の構成を示した図 本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムのブロック図 本発明の第２の実施の形態に係る電子ミラーシステムの動作のうちサイドミラーの開閉に係る動作を示すフローチャート

符号の説明

１ 車両
１１、１２ 撮像装置
２０ 表示装置
３０ 検知装置
４０、７０ 制御装置
５１ バッテリ
５２ イグニッションスイッチ
５３ ドアロック装置
６１、６２ サイドミラー
６３ サイドミラー検知装置

Claims (8)

1. 車両の後方や側方の様子を撮像する撮像装置と、
   前記撮像装置から出力された映像信号を映像として表示する表示装置と、
   前記車両に人が乗車したことを検知する検知装置と、
   前記検知装置が前記人の乗車を検知したとき映像の表示を前記表示装置に開始させる制御装置とを備えたことを特徴とする電子ミラーシステム。
2. 前記検知装置が、前記車両の運転席のシートにかかる重さが一定値以上になったとき前記車両に人が乗車したと検知することを特徴とする請求項１に記載の電子ミラーシステム。
3. 前記検知装置が、前記車両の所有者の鍵の存在を検知したとき前記車両に人が乗車したと検知することを特徴とする請求項１に記載の電子ミラーシステム。
4. 前記検知装置が、前記車両の運転席のシートベルトが装着されたとき前記車両に人が乗車したと検知することを特徴とする請求項１に記載の電子ミラーシステム。
5. 前記車両の運転席のシートベルトの装着または未装着を検知するシートベルト検知装置を備え、
   前記表示装置が前記映像信号の表示を開始した際に、前記制御装置は、前記車両のエンジンが始動する場合でかつ前記シートベルト検知装置が前記未装着を検知している場合、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させることを特徴とする請求項１に記載の電子ミラーシステム。
6. 前記車両は、サイドミラーを有し、前記サイドミラーの開閉状態を検知するサイドミラー検知装置を備え、
   前記表示装置が前記映像信号の表示を開始した際に、前記制御装置は、前記サイドミラー検知装置が前記サイドミラーの開状態を検知した場合、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させることを特徴とする請求項１に記載の電子ミラーシステム。
7. 前記検知装置が、前記車両から人が降車したことを検知し、
   前記検知装置によって降車が検知されたとき、前記制御装置が、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させることを特徴とする請求項１に記載の電子ミラーシステム。
8. 前記車両のドアのロックを行うドアロック装置を有し、
   前記検知装置によって降車が検知されたとき、かつ、前記ドアロック装置によって前記車両のドアがロックされたとき、前記制御装置が、前記映像信号の表示を前記表示装置に停止させることを特徴とする請求項７に記載の電子ミラーシステム。

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